| 品番 | 内容 | 演奏者 | 
    
      |  DQM-01
 
 | ファン・デル・アー:管弦楽作品集 (1)スペース・オブ・ブランク(2007)
 (2)マスク(2006)
 (3)インプリント(2005)
 
 | (1)クリスティアンヌ・ストーティン(Ms)、 エト・スパンヤールト(指)
 ロイヤル・コンセルトヘボウO
 (2)オットー・タウスク(指)
 アスコ・シェーンベルク
 (3)ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(Vn)、
 フライブルク・バロック・オーケストラ
 
 録音:(1)2009年3月20日、コンセルトヘボウライブ録音(アムステルダム)
 (2)2010年7月3日、ムジークヘボウ(アムステルダム)
 (3)2006年6月3日、ムジークヘボウライブ録音(アムステルダム)
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            | ヨーロッパで今最も活躍する作曲家の一人ミシェル・ファン・デル・アーが、2010年より開始したDISQUIETレーベル注目の第1弾CD。ファン・デル・
            アーが近年作曲した3つの管弦楽曲が収録されています。作曲家としてだけでなく、録音技師、映像や舞台監督としても高い評価を受けているファン・デ
            ル・アー。今回収録された3つの作品からも彼のマルチな才能を窺い知ることが出来ます。スペース・オブ・ブランクは2009年にコンセルトヘボウで行
            われ、好評を博したライブ録音!どこか機械的に鳴らされるオーケストラと情感を抑えたメゾ・ソプラノの歌声のハーモニーが、冷たくも美しい響きを生み
            出しています。ユロフスキやアバドなど世界の著名な指揮者と共演し、今年1月にドゥダメルのマーラー・チクルスでも話題となった歌姫ストーティンの柔
            らかくも研ぎ澄まされた美声にも注目。インプリントではゴルツの卓越したソロに圧倒されます。演奏陣もロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、アスコ・
            シェーンベルク、フライブルク・バロック・オーケストラという錚々たる顔ぶれ。レーベル第1弾にふさわしき名盤です! (Ki) |  | 
    
      | DQM-02 
 | ミシェル・ファン・デル・アー(1970*):ヒヤ・トリロジー ヒヤ【エンクローズド】(2003)
 ヒヤ【イン・サークル】(2002)*
 ヒヤ【トゥー・ビー・ファウンド】(2001)#
 | クラロン・マクファデン(S) ペーテル・エトヴェシュ(指)
 エティエンヌ・ジーベンス(指)*#
 オランダCO
 
 録音:2004年4月6-7日、2005年6月21-22日*、2005年6月23-24日#、MCOスタジオ(ヒルバーサム、オランダ)
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            | 現代音楽界注目のオランダ人作曲家ファン・デル・アーの大作「ヒヤ・トリロジー」!彼の名を一躍有名にした室内オ
            ペラ「One」と同時期に製作された三部作で、「One」と同じく逼迫した孤独感が存分に表現された作品です。プレイヤーが壊れてしまったのかと錯覚す
            るほどに何度も繰り返される短い旋律に、焦燥感を掻き立てられます。2曲目の「イン・サークル」からはクラロン・マクファデンの張り詰めたソプラノの
            歌声によって、曲にさらに緊迫感が与えられます。作曲家だけでなく録音技師としても高い評価を得ているファン・デル・アーの録音&編集技術がフルに
            活かされた作品といえましょう。“自分”
            とは何か――ファン・デル・アーの作品の神髄ともいえるコンセプトに迫る作品となっています! 演奏者も、第1弾(DQM-01)に負けず劣らずの豪華な顔ぶれ。エトヴェシュはアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督も務めた経験もあり、
            現代作曲家としても広く知られる指揮者。マクファデンはW.リームやH.バートウィッスルなど、現代音楽を得意のレパートリートするソプラノ。一切のブ
            レを見せない卓越した歌唱力は圧巻です!前衛音楽に造詣深い名手達の見事な演奏に圧倒される1枚です。 (Ki)
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      | DQM-03 (DVD-PAL)
 
 | ミシェル・ファン・デル・アー(1970-):室内オペラ「One」(2002) | バーバラ・ハンニガン(“私”、S)、 シェイラ・ウィアーサム(年老いた“私”)
 ミシェル・ファン・デル・アー(舞台&映像監督、リブレット)
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            | 今ヨーロッパで最も注目される作曲家であり、映画監督でもあるミシェル・ファン・デル・アーが、自身のレーベルDISQUEITから室内オペラ「One」
            をリリース!2002年にベルリン、パリ、ワルシャワといった諸都市で相次いで上演されるや否やファン・デル・アーの名を一躍有名にした話題作、待望
            のDVD化です。ファン・デル・アーの代名詞とも言える
            “自己” や “孤独” というテーマが強く反映された作品で、“私とは何か”
            とひたすら自問自答し ながら孤独感に苛まれる女性の姿が、美しくも狂気的に描かれます。舞台の殆どが
            “私” の一人演技で構成される本作において、大役である
            “私” を演 じるのはカナダの名ソプラノ、バーバラ・ハンニガン。体当たりの演技で、“私”
            を見事に演じ切っています。また、本作の魅力は随所に施された映像技術
            にもありましょう。舞台と映像が相互的に結びついた、ファン・デル・アー節炸裂の強烈な舞台空間に圧倒されるおすすめDVDです。
             (Ki) ※本DVDはPAL仕様となっており、通常のDVDプレイヤーでは再生できないのでご注意ください。
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      | DQM-04 (DVD-PAL)
 
 | ミシェル・ファン・デル・アー(1970*):アップ・クローズ(2010) | ソル・ガベッタ(Vc)、 ヴァキル・イールマン(老女)、
 カンディダ・トンプソン(芸術監督)、
 ミシェル・ファン・デル・アー(映像&舞台監督、脚本)、
 アムステルダム・シンフォニエッタ
 
 収録:2011年3月15日、ムジークヘボウ(アムステルダム)
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            | 作曲家としてだけでなく、舞台監督としても広く活躍するミシェル・ファン・デル・アー。「自分は音符だけで音楽を作っているのではない」と語る彼にとって、
            「アップ・クローズ」は “聴くこと”
            と “見ること”
            を融合した理想の作品。音楽作品としてみればチェロ・ソロと弦楽アンサンブルによる協奏曲なのです
            が、舞台左側には大きなスクリーンが置かれ、演奏と並行して映像が流されます。演奏者の後ろに映像を置く形態自体は映画音楽の演奏会などでもお馴
            染みですが、流石はファン・デル・アー、凡庸な舞台に留めません!何と、ソリストが演奏中何度も席を立ち、映像の中の
            “年老いた自分” と共に演技を
            するのです。オーケストラも時に立ち上がり、ソリストを圧迫するように演奏。何とも説明し難い摩訶不思議な舞台空間は、強烈なインパクトがあります。
            PAL仕様のため通常のDVDプレイヤーで再生できないのが残念ですが、百聞は一見にしかず!PCなどで是非ご覧頂きたいおすすめ盤です。 ソル・ガベッタはアルゼンチン出身のチェリスト。10歳にしてアルゼンチンのコンクールで第1位に輝き、現在も新進気鋭の若手実力派として世界的に
            活躍するチェロ奏者です。可憐な容姿とは裏腹に、その演奏は力強く情熱的。本DVDでも圧巻の演奏技術と迫力あふれる音色で、作品の雰囲気を見事
            に表現しています。ヴァキル・イールマン演じる
            “年老いたガベッタ” はまさに適役。孤独に苛まれる老女の姿を狂気的に演じています。 (Ki)
 ※本DVDはPAL仕様となっており、通常のDVDプレイヤーでは再生できないのでご注意ください。 (Ki)
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      | DQM-05 
 | ミシェル・ファン・デル・アー(1970-):ヴァイオリン協奏曲(2014) 世界初演 「ヒステリシス」〜クラリネット、アンサンブルとサウンドトラックのための(2013)*
 | ジャニーヌ・ヤンセン(Vn) ウラディーミル・ユロフスキ(指)
 カリ・クリーク(Cl)
 アムステルダム・シンフォニエッタ*、カンディダ・トンプソン(指、芸術監督)*
 
 ライヴ録音:2014年11月6 & 7日コンセルトへボウ(アムステルダム)
 セッション録音:2015年9月20日スタッヘホールザール(ライデン)*
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            | ヨーロッパで今最も活躍する作曲家の一人ミシェル・ファン・デル・アーが2010
            年より開始したDISQUIET レーベル。その第5弾となる当ディスク
            には今をときめく麗しのヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンをソリストにむかえたヴァイオリン協奏曲の世界初演のライヴ録音と、クラリネット、アン
            サンブルとサウンドトラックのための「ヒステリシス」が収録されました。 「ジャニーヌ・ヤンセンとコンセルトヘボウ管との組み合わせは、わたしにとってドリーム・チームのようなもの」と語るファン・デル・アーのヴァイオリ
            ン協奏曲は、その彼女のための、そしてまた、コンセルトヘボウ管委嘱シリーズの一環でもある2014年の作品です。抽象的な第1楽章、より単刀直入
            で旋律的な第2楽章、そして急速のフィナーレからなる伝統的な3楽章の形式を踏襲しつつ、ヤンセンに特徴的なアップ・フロント奏法を表現しようと趣
            向を凝らした力作で、自由自在なテクニックと豊かな音色の持ち主であるヤンセンだからこそ表現のできる世界が広がります。(当録音はRCO
            Liveレー ベル(RCO 15001)からのライセンス盤です。)
 カップリングはクラリネット奏者、カリ・クリークをソリストにむかえた「ヒステリシス」は2015
            年 9月の最新録音です。クラリネットとアンサンブル、
            そしてサウンドトラック(電子音)が立体的に絡み合みあう興味深い内容です。作曲家としてだけでなく、録音技師、映像や舞台監督としても高い評価を
            受けているファン・デル・アーのマルチな才能をうかがい知ることのできる充実の作品です。 (Ki)
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