湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



ENSENBLE MODERN
(ドイツ)


ドイツの現代音楽専門アンサンブル「アンサンブル・モデルン」の自主制作レーベル。アンサンブル・モデルンは1980年にユンゲ・ドイチェ・フィルの有志によりドイツで結成され、20世紀の音楽を専門とする室内オーケストラの走りとして常に注目を集めて来ました。これまでメジャー・レーベルでCDをリリースして来ましたがついに自主レーベルを立ち上げ、自分たちが本当にやりたい音楽をやりたいように発表できるようになりました。


※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
EMSACD-001(1SACD)
ヘルムート・ラッヘンマン(1935-):コンチェルティーニ(2005)
コントラカデンツ(1970/71)
ブラッド・ラブマン(指)アンサンブル・モデルン
マルクス・シュテンツ(指)アンサンブル・モデルン・オーケストラ

録音:2006年、2005年*
EMSACD-002(1SACD)
超絶技巧現代ファゴット作品集
ドラギチェヴィッチ:オートガミー第4 版(2005/06)
ポッペ:ホルツ・ソロ(1999/2005)
ビローネ:Legno. EdreUEDRE(2003)
ドラギチェヴィッチ:piu (もっと) (1994)
ベドロシアン:トランスミッション(2002)
ヨハネス・シュヴァルツ(Fg)
ライヴ・エレクトロニクス

録音:2006年
EMCD-003(2CD)
ヘルムート・ラッヘンマン:アウスクラング(終焉)〜ピアノと管弦楽のための(1984-85)*、
R・シュトラウス:アルプス交響曲
マルクス・シュテンツ(指)
アンサンブル・モデルン・オーケストラ、
ウエリ・ヴィゲット(P)*

録音:2005年10月20日*、2005年9月20日(ともにライヴ)
いつもガリガリ、キコキコと特殊奏法ばかりやらされている鬱憤が溜まってシュトラウスのようなよく鳴るオーケストラ曲をやりたくなったのでしょうか?ラッヘンマン作品は管弦楽とピアノといっても協奏曲ではなく、関係は対等のようであり、オケとピアノの、ぽつぽつといった禁欲的な音のやりとりが続くと思いきや、突然クラスターの楔が打ち込まれるといった、例によって例のラッヘンマン節。東洋の書を思わせるモノクロームの響きには凄惨な美しさがあります。アルプス交響曲は、現代音楽の名手ばかりがそろったオーケストラが、クラシックの、しかも華麗なオーケストラ曲を演奏すると一体どうなるかという好奇心をみたしてくれる大変シャープでクリアな名演。
EMCD-007
ニコス・スカルコッタス(1904-1949):ピアノと室内楽作品集
32のピアノ小品〜《ラグタイム》《スロウ・フォックス》《ブルース》(1940)
管楽とピアノの為の四重奏曲第1番(1943/44)
オーボエとピアノの為のコンチェルティーノ(1939)
ファゴットとピアノの為の協奏的ソナタ(1943)
管楽とピアノの為の四重奏曲第2番(1943/44)
トランペットとピアノの為のコンチェルティーノ(1941-43)
ヴァイオリンとピアノの為の小組曲第1番(1946),第2番(1949)
ウエリ・ヴィゲット(P)
アンサンブル・モデルンのメンバー:【C.ホンメル(Ob) 、J. シュヴァルツ(Fg)、S.ストヤノフ(Trp)、J.ミストリー(Vn)、ほか】

録音:2007/08年
近年再評価が著しいスカルコッタスの室内楽作品集の決定盤。彼は様々な様式を作品によって使い分けていますが、まず32のピアノ小品からの3曲ではジャズのスタイルを取り入れられ、クラスターに近い分厚い和音が激しく叩きつけられてヴァイタリティ溢れる音楽が展開。オーボエとピアノの為のコンチェルティーノは12音技法で書かれ、激しいリズムと前のめりの音楽にギリシャ人の熱い血が感じられます。2つの「小組曲」は生命力が激しく炸裂、ヴァイオリンとピアノが火花を散らしあいます。
EMCD-008
サヴァ・ストヤノフ・ポートレイト「リョールカ」
E.デニソフ:トランペットの為のソロ
G.アンドレーエフ:ロドペ
ジョナサン&サヴァ:即興
C.クリヴェッリ:即興曲第7番「リゲティの思い出」,
 クーテフによる2つのパラフレーズ
I.シャロン:デュオ
今井智景:オスモシス・フォネメ
ベネディクト・メイソン:ヴァレンティン・ガーヴィーの為の「2つのコルネット」,
 サヴァ・ストヤノフの為の「2つのピッコロ・トランペット」
J.ハーヴェイ:リチェルカーレと旋律
ヴィキンタス・バルタカス:リロ
ヴァレリー&サヴァ:リョールカ
C.ミリケン:スリップ・イン・ナイト・タンゴ
リゲティ:死の神秘/サヴァ:...
サヴァ・ストヤノフ(Trp,Hrn,ツィンク,ピッコロTp)、
共演:J.ウィリアムス(Hrn)、M.K.カスパー(Vc)、V.パチョフ(Trb)、U.ヴィゲット(Pf)、R.バルタ(S)、V.ガーヴィー(ピッコロTp、メロディカ)、M. クライン( リコーダー)、N.アンドリヴァ(ブルガリアンVo)、他

録音:2006/2007年
アンサンブル・モデルンの首席トランペット奏者、ストヤノフを中心とした作品集。ストヤノフは即興演奏で自作も披露。収録作品の作風は多種多様で現代音楽が名人演奏家の触発によって開拓されてきたことを改めて認識させられます。日本の若手、今井智景のグラフィック・スコアの作品も収録。
EMCD-009
ヴァレンティン・ガーヴィー・ポートレイト「ウト・スープラ」
ヘンツェ:ソナチネ
E.モギランスキー:リミテス
B.メイソン:2つのピッコロ・トランペット
M.ペルティコーネ:幻影
ヒンデミット:ソナタ
B.メイソン:2つのコルネット
L.マスライア:ウト・スープラ
ヴァレンティン・ガーヴィー(Tp)
共演:サヴァ・ストイアノフ(ピッコロTp)、
L.マスライア(P)ほか

録音:2007年
こちらもアンサンブル・モデルンのトランペット奏者であるガーヴィーを中心とした作品集。モギランスキーのトランペットとアンサンブルの為のリミテスは特殊奏法が頻出する奇怪な曲で思わず耳を傾ける。メイソンの2つのピッコロ・トランペットはバロック風の音楽を奏でながらミニマル風にずれたりパラフレーズしたりと音の戯れが続きます。アルバム・タイトルにもなっているマスライアのウト・スープラはジャズともミニマルともいえるような(今で言ったらグラハム・フィットキンのような)軽いご機嫌な作品。
EMCD-010
1SACDと同価格
同時的音楽の旅
エンノ・ポッペ(b.1969):市場(ユンゲ・ドイチェ・フィル委嘱作品)
ヒンデミット:交響曲「画家マチス」
B.Aツィンマーマン(1918-70):トランペット協奏曲「誰も知らない私の悩み」
スザンナ・マルッキ(指)
ユンゲ・ドイチェPO
マルコ・ブラオウ(Tp)

録音:2009年9月14日デュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)
本CDでは細かな音がすばやく動きながら生き生きとした運動を繰り返す様がまさに「市場」を思わせる俊英ポッペの新作、これまで数々の名演に恵まれてきたものの、これほどまで精緻に作り込まれた演奏もない「画家マチス」、そして悲劇的なピストル自殺を遂げたツィンマーマンのトランペット協奏曲「誰に知らない私の悩み」のデフォルメされた狂気のジャズなど、現代音楽以外の多くのファンをも虜にするでしょう。
指揮は現代音楽のエキスパート、N響にも客演したことのある期待の女性指揮者スザンナ・マルッキです。
EMCD-012
「ネメトン」〜ライナー・レーマー打楽器リサイタル
E.シュティープラー(b.1934):接触(2つの小さいボンゴ)
マティアス・ピンチャー(b.1971):ネメトン(打楽器独奏)
バード(1539-1623):パヴァーヌ(伯爵ソールズベリーより)〜マリンバの為の(ライナー・レーマー編)
G.ミュラー=ホルンバッハ(b.1951):小太鼓の為の練習曲第1、2、3、5番
H.エーリング(b.1961):きつね火3(塩化カリウム)(ヴォブラフォン)
ニコラウス・A・フーバー(b.1939):同じことは同じではない(小太鼓独奏)
ジョン・サーサス(b.1966):フラグメント(ヴィブラフォンとピアノの為の)*
ライナー・レーマー(Perc)、
ウエリ・ヴィゲット(P)

録音:2006-2007年
レーマーはアンサンブル・モデルン創立以来、首席打楽器奏者を勤めています。ヨーロッパの多くの現代音楽演奏コンクールに入賞し、作曲家から絶大な信頼を寄せられています。マティアス・ピンチャーはKAIROSにもアルバムがある若手の代表でマルチ・パーカッションを使った繊細な作品。ヘルムート・エーリング(b.1961):きつね火3(塩化カリウム)はヴィブラフォンで微分音を出させたり音にポルタメントをかけたりと工夫を実験精神に溢れています。ジョン・サーサスのみピアノとヴィブラフォンのデュオで、ミニマルの多分に要素を含んだ抒情的な音楽はギャビン・ブライヤーズを思い出させます。
EMCD-013
「アウト・イントゥ」
チョ・ウンファ(b.1973):弁じつつ次第に観念をつくりあげることについて
バルトーク:無伴奏ヴァイオリンの為のソナタ
スカルコッタス:ヴァイオリンとチェロの為の二重奏*
ジョージ・ベンジャミン:3つの細密画
ジャグディッシュ・ミストリー(Vn)
ミハエル・カスパー(Vc)

録音:2007年
ジャグディッシュ・ミストリーはアンサンブル・モデルンの首席ヴァイオリン奏者の一人で、アンサンブルとともに来日し現代音楽のワークショップなどを行いました。チョ・ウンファは韓国の女性作曲家で、その作品はドライで透徹した意志の強さを感じさせる。バルトーク、スカルコッタスは現代の古典だからという冷めたアプローチとは無縁の熱い演奏。武満が絶賛した才能ジョージ・ベンジャミンは今年50才。大家の風格を感じさせる3つの細密画も聴きもの。
EMCD-015
「ヴァイオリンXX/XXI」
ルトスワフスキ:パルティータ(1984)*
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ(1922)*
アナスタシオ・ミトロプーロス(b.1977):Ea1(2008)
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番*
ラファウ・ザンブルツィキ=パイネ(Vn)、
ウエリ・ヴィゲット(P)*

録音:2009/2010年
ザンブルツィキ=パイネは1978年ポーランド出身のヴァイオリニストでアンサンブル・モデルンのメンバーとしてフランクフルトを中心に活動している。ザルツブルク音楽祭ではベルクの室内協奏曲で参加したこともあります。アルバムは東欧の作曲家の作品で統一され、ルトスワフスキとヤナーチェク、バルトークが深層でしっかりとつながっていることを感じさせる筋の通った内容となっています。
EMCD-016
1SACDと同価格
インパルス〜ウィーン
ツェムリンスキー:シンフォニエッタOp.23
ベアト・フラー(b.1954):ファオス
シェーンベルク(1874-1951):浄夜(弦楽合奏版)
ペーター・ルンデル(指)
ユンゲ・ドイチェPO

録音:2010年9月26日フランクフルト、アルテ・オパー・コンサート・ホール(ライヴ)
ウィーンに関わりの深い新旧3人の作曲家の作品。ツェムリンスキーのシンフォニエッタはもはや後期ロマン派の影響下から脱し新古典主義的な方向へ踏み出した作品で、その機知に富んだ内容はユンゲ・ドイチェの確かなアンサンブルに支えられ、鋭利なナイフのような輝きを見せます。静けさを切り裂くように時折、残酷な響きが屹立するフラーの「ファオス」、そして「浄夜」は激しいコントラスト、ルバート、カンタービレで最後まで聴き手を離しません。
EMCD-017
価格変更再発売
(1)クセナキス:「アラックス」〜3群の同一編成のアンサンブルのための
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
エルネスト・ブール(指)
アンサンブル・モデルン
(1)ハンス・アイスラー新音楽グループ&
アンサンブル・ケルン
(2)トマス・ツェートマイヤー(Vn)
録音:(1)1985年9月15日ケルン音楽大学(初演)、
(2)1987年10月26日ケルン・フィルハーモニー・ホール(ライヴ)
この CD はクセナキスとベートーヴェンをカップリングしたブールの二つの側面を知るのに最適の一枚。クセナキスの《アラックス》は 3 群のオーケストラが絡み合い分岐し衝突しまた合流するプロセスの中で時に官能的ともいえるほど鮮やかで色彩的な音響が立ち上がります。対してトマス・ツェートマイヤーをソリストに迎えてのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲はいわゆる新即物主義による無駄のないスポーティな演奏ですが、第 2 楽章では大変叙情的で歌心あふれる演奏を展開し、終楽章のほとばしるようなエネルギーも忘れがたいものです。
EMCD-018
1SACDと同価格
音楽への探求
メシアン:微笑み
ジョージ・ベンジャミン(b.1960):ピアノと管弦楽のための「デュエット」
ロビン・デ・ラーフ(b.1968):もつれた物語
ストラヴィンスキー:春の祭典
ローター・ツァグロセク(指)
ユンゲ・ドイチェPO
マルティン・ヘルムヒェン(P)

録音:2011年9月18日フランクフルト、アルテ・オパー・コンサート・ホール(ライヴ)
師匠つながりの選曲。ラーフはベンジャミンの弟子でベンジャミンはメシアンの弟子。メシアンはストラヴィンスキーの直接の弟子ではないが同時代のフランスの文化的空気を共有したため、その影響は計り知れず、特にメシアンの特異なリズム語法は「春の祭典」からインスピレーションを得ています。メシアン最晩年の「微笑み」は彼の「異国の鳥たち」と「トゥランガリラ交響曲」の緩徐楽章をうまくダイジェストしたような天国的な小品。ベンジャミンのデュエットはメシアンやらヴァレーズその他の影響を感じさせつつ、ダイナミックな音のエンターテイメントを演出。おしまいの春の祭典は全体に早いテンポを取った、オーケストラの若い情熱が爆発する快演で、各セクションの聴かせ所を確かに押さえ聴き手の期待を裏切りません。
EMCD-019
アルヌルフ・ヘルマン(b.1968): 「ヴァッサー(水)」〜13場からなるムジーク・テアター(2010/11) サラ・マリア・ゾン(S)、
ボリス・グラッペ(Br)、
スコラ・ハイデルベルク(男声四重唱)
ハルトムト・カイル(指)
アンサンブル・モデルン

録音:2012年6月(ライヴ)
アルヌルフ・ヘルマンはドレスデン音楽大学で学んだ後、パリでジェラール・グリゼー、エルンスト・ヌネスに学んだ。またIRCAM の講習にも参加している。《ヴァッサー(水)》は声楽と器楽アンサンブルにコンピュータで制作されたサウンドも加わり、夢とうつつの間を往き来するかのような夢幻的なシアター・ピースでスペクトル楽派からの影響とIRCAM での研鑽の跡が感じられ、その鮮な音響の色彩はさながら21 世紀の「真夏の世の夢」といった趣き。2012 年6 月ミュンヘン・ビエンナーレにおける世界初演ライヴ。
EMCD-020
ハンス・ツェンダー(b.1936):33の変奏による33の変奏〜ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」にインスパイアされたコンポジション(2010/11) ハンス・ツェンダー(指)
アンサンブル・モデルン

録音:2012年8月
ベートーヴェンのディアベリ変奏曲からインスパイアされ、その変奏曲をさらに変奏(あるいはその拡大パラフレーズ)するという、かつて「冬の旅」の偏執狂的オーケストラ編曲版を作ったツェンダーらしい作品。冒頭の主題提示は比較的まともに行われるが、以降はゲンダイ・オンガク的だったり、アイヴズ風のお祭り騒ぎになったり、まじめにベートーヴェンが復活したりと千変万化、変幻自在と次の展開が全く読めない。知的ユーモアにあふれた傑作。
EMCD-021(2CD)
アンサンブル・モデルン国際作曲セミナー
(1)サエド・ハダッド:光の倫理(2004)
(2)マルコ・ニコディイェヴィッチ:対象/空間(2004)
(3)藤倉大:バニシング・ポイント(2004)
(4)トミー・ライサネン:中絶(2005)
(5)アンナ・メレディス:ダウンホール(2005)
(6)シモン・ステーン=アナセン:チェンバード・ミュージック(2007)
(7)今井千景:シムルジェネシス(2009)
(8)伊藤聖子:ゴーイング・フォース・バイ・デイ(2006)
(9)アンソニー・チュン:ハイパー・バトン(2009)
(10)シュテファン・ケラー:スプリング!(2011)
(11)シュタイングリムール・ローロフ:最初の人間(2011)
(12)ヨハネス・クライドラー:カンタータ「今、未来はない」(2008)
(13)シュテファン・バイヤー:信憑性の面で/ある決断(2011)
アンサンブル・モデルン
(1)(3)フランク・オッル(指)
(2)アレホ・ペレス(指)
(4)ジョン・B.ヘッジス(指)
(5)ライアン・ウィッグルズワース(指)
(6)(8)マヌエル・マウリ(指)
(7)(9)(10)(11)(12)ヨハナネス・カリツケ(指)
(13)パブロ・ルス・ブロセタ(指)

録音:2004年-2013年
アンサンブル・モデルン国際作曲セミナーはダルムシュタット夏季現代音楽講習会と同じく、若い作曲家を対象に毎年、講師を招いて行われる教育プログラムでこれまで、講師にはラッヘンマン、ジョージ・ベンジャミン、ヨハネス・カリツケらが招かれています。ここでは若い作曲家の作品がアンサンブル・モデルンとの緊密なディスカッションとリハーサルによって演奏、発表されるのが最大の特色で、このディスクはこれまでのそうしたライヴを集めたもの。日本からは藤倉大、伊藤聖子、今井千景が参加、それぞれの出世作、代表作となりました。2000年代に入ってからの前衛若手・中堅世代の作風を俯瞰する上で最適のセット。
EMCD-023
インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー
(1)ユーグ・デュフール:ユークリッド・アビス(1996)
(2)フリードリヒ・チェルハ:五重奏曲(2007)〜オーボエと弦楽四重奏のための
(3)シュタイングリムール・ローロフ:コロニース(2013)
(4)チン・ウンスク:ファンタジー・メカニーク(1994,rev.1997)
ヴィンバイイ・カズィボニ(指)
IEMA アンサンブル2012/13 (インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー)

録音:2013年
アンサンブル・モデルンは 10年ほど前から「インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー」なる催しを開き、作曲家と演奏家が密に共同作業を行う教育プログラムで自らの前進的な発展を促してきた。このディスクはこれまでの共同作業の中で制作・発表された作品から特に評価の高かった作品をセレクションしたもの。スペクトル楽派の一人と目されるフランスのデュフール、オーストリアの重鎮チェルハ、アイスランド系ドイツ人の若手ローロフ、韓国出身のウンスク・チンと世代も国籍も様々な作曲家たちの創作の最前線を知ることができます。
EMCD-025
アンサンブル・モデルン創立コンサート・ライヴ
ウェーベルン:交響曲Op.21(1927/28)
マティアス・シュパーリンガー(b.1944):木管五重奏曲
(1972)
フリードリヒ・ゴルトマン(1941-2009):トロンボーン協奏曲(1977)〜トロンボーンと3群の器楽グループのための*
シェーンベルク:室内交響曲Op.9(1906)
ディエゴ・マッソン(指)
アンサンブル・モデルン、
ヴィンコ・グロボカール(Tb)*

録音:1980年( マスタリング:2014年)
アンサンブル・モデルンはユンゲ・ドイチェ・フィルを母胎として現代音楽専門のオーケストラ、アンサンブルとして1980 年に結成された。このCD はアルバム・タイトルにもある通り、結成まもなくのコンサートの模様を伝える極めて貴重な録音。現代音楽の古典シェーンベルクとウェーベルンを両外に置き、中心を近作でまとめるプログラミングはアンサンブル・モデルンらしい。シュパーリンガーの木簡五重奏曲はクラシカルな編成から受ける印象を見事に裏切って奏者の語りやわめき声、テープ音響まで入る極めて前衛的な作品。
EMCD-026(2CD)
ホルンのための現代作品集
CD1)独奏作品集
(1)ハインツ・ホリガー:怒り―夢(cynddaredd brenddwyd) (2001,rev2004)
(2)ミロスラフ・スルンカ:コロニー(2009)
(3)藤倉大:ポヨポヨ(2012)
(4)イェルク・ヴィトマン:エア(2005)/
(5)ニーナ・シェンク:ひとつの歌(2012)
(6)ヴァソス・ニコラウ:L.E.A.P.S(2012)
(7)マヤ・ドゥニエツ:フィガロの夢(2012)
(8)デーモン・トーマス・リー:ベント(2008)
(9)今井千景:ドローイング(2012)/
(10)ディトマー・ヴィースナー:テープつきの歌(2008)
CD2)室内楽作品集
(11)トーマス・アデス:ソナタ・ダ・カッチア(狩猟のソナタ)(1993)
(12)ザミール・オデー=タミーミ:フレンチ・ホルンと打楽器のためのデュオ(2011)
(13)キャシー・ミリケン:3ステップ(2010)
(14)ヴィト・ジュラーイ:ウォーム・アップ(2012)
(15)ホーコン・テリン:夢の旋律(2012)
(16)アンソニー・チャン:ホルン独奏と管弦楽のための「霧のモビール」(2010)
(17)ヴァレンティン・ガーヴィー:金管四重奏曲「セロニアス・モンクのレッツ・コール・ディスの変奏曲」(2012)
ザール・ベルガー(Hrn)、
(7)マヤ・ドゥニエツ(P)
(11)クリスティアン・ホンメル
(Ob)、ウエリ・ヴィゲト(Cemb)
(12)ライナー・レーマー(Perc)
(13)ジャグディシュ・ミストリー(Vn)、エヴァ・ベッカー(Vc)
(14)小川留美(Perc)、デヴィッド・ハラー(Perc)
(15)ホーコン・テリン(Cb)
(16)マティアス・ピンチャー(指)フランクフルトRSO
(17)ヴァレンティン・ガーヴィー(Tp)、サヴァ・スイトヤノフ(Tp)、ウーヴェ・ディエルクセン(Tb)

録音:2010-2012年
ザール・ベルガーはイスラエル出身のホルン奏者でエルサレム音楽院で学んだ後、渡独、ベルリンでマリー=ルイーズ・ノイネッカーらに師事した。現在はソリストとして多くのオーケストラに招かれ、また若手作曲家とのコラボレーション、現代の巨匠的作曲家の作品の再演など、現代音楽に並々ならぬ意欲を見せています。このアルバムは全てベルガーの委嘱によって書かれた作品で現代のホルン音楽を知る上で極めて貴重な内容。藤倉大、トマス。アデスら若手・中堅から重鎮ハインツ・ホリガーまで聴き応え十分。特にホルン・マニアは必携!
EMCD-028
「ラウンドアバウト」〜アンソニー・チャン(b.1982)作品集
(1)vis-a-vis(2010)〜アンサンブルのための
(2)ラウンダバウト(2010)〜ピアノのための
(3)ハイパー・バトン(2009)〜アンサンブルのための
(4)フォグ・モビールズ(2010)〜ホルンとオーケストラのための
(5)ディスクリート・アンフィニティ(2011)〜アンサンブルのための
(1)(3)(5)アンサンブル・モデルン
(1)フランク・オッル(指)
(3)(5)ヨハネス・カリツケ(指)
(2)ウエリ・ウィゲット(P)、
(4)ザール・ベルガー(Hrn)、
マティアス・ピンチャー(指)hr響(フランクフルト放送響)

録音:2013年
アンソニー・チャンはサンフランシスコ出身の中華系アメリカ人作曲家で作品はアンサンブル・モデルンのほか、ニューヨーク・フィル、フランクフルト放送響などで演奏されている。中国の民族性とは一切無縁(仮にあったとしても極めて抽象化されている)で音響をとことん抽象化しデザインし構成する力量はかなりのもので音楽を時間軸の上での音響エネルギーの変化としてとらえているヴァレーズや湯浅譲二の音楽を想起させる。音色の色彩感覚、管弦楽法などに卓越した才能を感じさせる若手作曲家の登場。
EMCD-029(2CD)
グバイドゥーリナ:ヴィオラ協奏曲(1996/rev.2015)
ブルックナー:交響曲第9番
ジョナサン・ノット(指)
ユンゲ・ドイチェPO
アントワン・タメスティ(Va)

録音:2015年10月5日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)
2014 年より東京交響楽団の音楽監督に就任し、先ごろ 2026 年まで任期が延長される ことになったジョササン・ノット。ノットはこれまでブルックナーを度々取り上げてきており、も はや彼の得意中の得意レパートリーと言ってよいでしょう。ロマン派の音楽というよりは現 代音楽のような理知的で切れ味の鋭い棒さばきがスコアの隅々までをレントゲン写真のよ うに映し出すクールなブルックナー。ヨーロッパの 18 歳から 28 歳までの優秀な演奏家た ちで構成されたユンゲ・ドイチェ・フィルは精妙なアンサンブルで応えます。TUDOR レー ベルで完成させたノットのマーラー:交響曲全集は高い評価を頂いておりますが、この勢 いに乗ってぜひブルックナーの交響曲全集も完成させてほしいものです。 さてノットにとって現代音楽の初演、再演も彼の重要なライフワークのひとつですが、ロシ アの作曲家グバイドゥーリナのヴィオラ協奏曲は彼女の西側での出世作オフェルトゥリウム に次ぐ傑作。ヴィオラの哀しげなモノローグにオーケストラが様々に干渉し、時に寄り添 い、時に火花を散らした末、圧倒的なクライマックスを迎える 36 分に及ぶ大作です。作曲 者立ち会いのもと行われた迫真の演奏が聴きもの。2015 年10 月ベルリン・フィルハーモニ ー・ザールで行われた指揮者・演奏者・聴衆ともに完全燃焼のライヴをお楽しみ下さい。


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