湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



HCR
HUDDERSFIELD Contemporary Records
(イギリス)


HUDDERSFIELD Contemporary Records はイギリス北部ヨークシャーに新しく設立されたハダースフィールド大学音楽学部 が設立した現代音楽専門レーベルで同大学在籍の作曲科専攻学生、教師の作品、在籍演奏科学生、教師の演奏を広く紹介 することを主な目的としています。作品、演奏はともに高いレベルにあり、最近のイギリスの若手作曲家、演奏家の動向を知る 上で貴重な音源です。なおハダースフィールド大学は音楽以外に技術工学、インターネット・ソフト・ウェア開発にも定評があり、 音楽における様々なテクノロジーの応用はIRCAM 並みの技術力が期待されています。


※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
HCR-09
クラリネット新作集
(1)アーロン・アインボンド:レジスタンス(2012)〜プリペアド・バス・クラリネットとライヴ・エレクトロニクスのための
(2)森下周子:リザード(影) (2011)
(3)マーティン・イッドン:プテレア(2014)〜バス・クラリネットのための
(4)マーティン・レーン・バック:コペンハーゲンの静寂(2014)
(5)ペドロ・アルバレス:その代わりに(2013)
(6)マックス・マリー:Ad Marginem des Versuchs(2015)〜バス・クラリネットとテープのための
ヘザー・ロシェ(Cl/バスCl)
このディスクではライヴ・エレクトロニクス、テープによる作品が収録。また日本から現在大学院に留学中のホープ森下周子さんの意欲作にも注目です。
HCR-10
「覆われた鏡」〜現代ギター作品
マシュー・サージェント:ベット・マルヤム(2011)
ブリン・ハリソン:M.C.E(2010)
マイケル・フィニシー:ナジエ(1982/rev.2002)
ジェームズ・ディロン:覆われた鏡(1987)
ブライアン・ファーニホー:短い影II (1983-89)
ウィーランド・ホバン:ノックラーI (2009)
ディエゴ・カストロ・マガス(G)

録音:2015年8月17-20日
こちらはフィニシー、ディロン、ファーニホーら現代イギリス作曲界の大御所たちの作品を中心に収録。ディエゴ・カストロ・マガスはチリ出身の若手ギタリストでドナトーニ、ファーニホー、ラッヘンマンなど多くの作曲家の作品を演奏している。いずれもギターの可能性の限界に迫る難曲ぞろい。
HCR-01
「拡張されたピアノ」
ベンジャミン・ラング:ABDucensparese
ミハエル・マイアーコップ:スプリッティング16
ジェームズ・ソーンダーズ:#250904-r
トーマス・ヴェンク:レコルダーメ
ヨハネス・クライドラー:ピアノ小品5
ゼバスティアン・ベルヴェク(P, アナログ・エレクトロニクス)
HCR-02
「トランスフェランス」
リザ・リム:インヴィジヴィリティ
 夢で見つけた歌/
ブリン・ハリソン:サーフェイス・フォームズ(繰り返し)
メアリー・ベラミー:トランスフェランス
アーロン・キャシディ:「モメント=メモリアル」
 「そして叫び、ベーコンの叫びは口を通して体全体から逃げる操作である」
 「メメント=メモリアル」
マヌエル・ナウリ(指)
エリシオン・アンサンブル
HCR-03
「奇妙な力」
(1)リザ・リム:野生の翼の生えた何か
(2)リチャード・バレット:オーロラ
(3)クラウス・ヒューブラー:チェルカー
(4)イーヴァン・ジョンソン:アポストロフィ2
(5)A.キャシディ:彼らは力が印象的な過程であるゾーンをマークしているので
(6)A.キャシディ:「これらの目に見える力の可視化は奇妙な笑顔である」
(7)ティモシー・マコーマック:ディスフィックス
エリシオン・アンサンブル
トリスタン・ウィリアムズ((1)
(6)Trp,(2)(4)四分音フリューゲルHr、(7)ピッコロTp)
ベンジャミン・マークス((2)(4)アルトTb、(3)(5)(7)Tb)
HCR-04
(DVD-PAL)
「Nothing but the hours」
(1)ジェフリー・コックス:ノー・エスケープ
(2)ジェフリー・コックス&キース・マーレイ:ア・フィルム・アバウト・ナイス
(3)ジェフリー・コックス&キース・マーレイ:サイダー・メーカーズ
ジェフリー・コックス(P)
(1)フィリップ・トーマス(P)
(2)(3)キース・マーレイ(P)
※ PAL仕様です。国内の通常のDVDプレイヤーでは再生できません。PALのDVDを再生できるプレイヤー、もしくはPCのDVDドライブで再生してください。
HCR-05
「奇跡を求めて」
パウリーナ・スンディン:ハーガのリンギング・ストーン
ステン=オロフ・ヘルストレム:私自身の言葉で
ローズ・ドッド:骨の遊び
バーバラ・エリアソン:奇跡を求めて
ニコラ・ベルニエ:電子突風
ジェイミー・フォーカス:ストゥープ
ドミニク・ティボー:心臓溶融児ロボット
マルク・ボコヴェイツ:アメラ
電子音楽
HCR-06
「エクスポージャー」
(1)A.キャシディ:部屋のフィギュアの画家
(2)ジェームズ・ウィークス:ネーキッドネス
(3)ブリン・ハリソン:8つの声/
(4)スティーヴン・チェイス:ヤンドルの歌/
(5)ジョアンナ・ベイリー:ハーモナイジング
(6)リチャード・グローヴァー:コラディクション
(7)クラウディア・モリトール:ローレム・イプサム
エグザウディ(声楽アンサンブル)
HCR-07
ゼタ・ポテンシャル」〜室内楽作品集
ジュゼッペ・カリファーノ/ベルナルド・マリア・サニーノ/マシュー・サージェント/エミリー・ライト/フイ・タクチョン/アレッシオ・フェランテ/ガエターノ・ネンナ/テレヴァー・グラール/マルチェロ・メッシーナ/フィノラ・メリヴァレ/ヘレン・パパイオアヌウ/ジョナサン・ブリッグ/アンドレア・サルト/マウリツィノ・アッザン/エリザベス・A.ケリー/アレッサンドロ・アナトリーニ/アンナキアラ・ゲッダ/森下周子/ベン・ゴーント/ファティマ・フォンテの室内楽(全21 トラック)
ニュウ・アンサンブル
アンサンブル10/10
イカルス・アンサンブル
HCR-08
「自作の知識」
サイモン・フェル&フィル・ミントン:ノッテッド・プロパティーズ
サイモン・フェル&フィル・ミントン:ストレンジ・コンストラクションズ
サイモン・H.フィル(Cb)
フィル・ミントン(Vo)
HCR-11
ビート・ジェネレーション・バラッズ
マイケル・フィニシー(1946-):初めての政治的議題
ビート・ジェネレーション・バラッズ
フィリップ・トーマス(P)

録音:2015 年9 月10 日、ハダー
ズフィールド、セント・ポール・ホール
イギリスの中堅作曲家マイケル・フィニシーの超絶技巧ピアノ曲の新作! フィニシーは王立音楽院で学んだ後、イタリアで研鑽、現在はイギリスの幾つかの音楽大学で教鞭を執っている。厳しい表現主義的無調音楽で新ウィーン楽派の影響のもと、クラスターの多用など厳しい表現のなかに突然、鳥の鳴き声がテープで流されたり(弦楽四重奏曲第3 番)とアカデミックな現代音楽の作法の中にも独自の詩学が広がる。 今作では、世界初録音となる 2 曲のピアノ曲を収録。現代の超絶技巧ピアノ曲を作り続けているフィニシーならではの激しく超絶技巧で複雑さ極まる楽曲から、静謐で緊張感に満ちた楽曲が収録されている。
HCR-13
The wreck of former boundaries
(1)リザ・リン(1966-):ハウ・フォレス
ト・シンク(森林の考え方)
(2)アーロン・キャシディ(1976-):ザ・レック・オヴ・フォーマー・バウンダリーズ(以前の境界線の残骸)
エリソン・アンサンブル
(1)カール・ロスマン(指)
(1)ウー・ウェイ(笙)
(2)ピーター・エヴァンス(Tp、ピッコロTp)
(2)トリストラム・ウィリアムス(Tp、四本ピストンのフリューゲルホルン)

録音:2016年11月22日、ハダーズフィールド大学、セント・ポール・ホール
エリソン・アンサンブル創立30 年を記念して委嘱した2 曲の新作を録音。オーストラリアの作曲家リザ・リン(Liza Lim)は、アジアの伝統文化やアボリジニの芸術にインスパイアされた作品を多く残している。この作品は、中国の笙とアンサンブルによる演奏で、人と自然の共生、森林の生態を表現しています。アメリカの作曲家アーロン・キャシディの作品は 2本のトランペットのための協奏曲。エネルギッシュで超絶、新しい複雑性の作品。
HCR-25(3CD)
シンギング・イン・タン〜リザ・リム(b.1966): 1993年から/2008年までのオペラと声楽作品
(1)オペラ「オレステア」(1993)
(2)オペラ「チャンO、月へ飛ぶ」(2000)
(3)「母国語」(2005)〜ソプラノと15楽器
のための
(4)オペラ「ナヴィゲーター」(2008)
エリジョン・アンサンブル
(1)サンドロ・ゴルリ(指)、ジュリー・エドワードソン
(MS)、デボラ・ケイサー(MS, Vc)、タイロン・ランドー(T)、ほか
(2)デボラ・ケイサー(S)、サイモン・ヒューイット(指)
(3)ピーア・コムシ(S)、ジャン・ドロワイエ(指)
(4)マヌエル・ナウリ(指)、オマール・エブラヒム
(Br)、フィリップ・ラーソン(B)、アンドルー・ワッツ
(C-T)、ほか

録音:(1)1993年5月31日-6月1日メルボルン(2)2003
年7月20日ブリスベン(Live)、(3)2006年6月11日シドニー(Live)、(4)2008年7月29日ブリスベン
リザ・リムは中国系オーストラリア人の作曲家。彼女はアジアの儀式文化、アボリジニの芸術 に関心を持っており、非西洋音楽と西洋前衛音楽を融合するスタンスを取っています。彼女の作 品はアルディッティ四重奏団、BBC 響などによって度々取り上げられています。彼女の作品は自 分の出自でもあるアジアの儀式文化に影響を受けているとはいえ、その作品は非常に前衛 的、実験的で時にパンク・ロックを思わせる大音響、ノイズに溢れています。このアルバムには3 つ のオペラと1つの声楽作品が収められており、いずれも非常に攻撃的、野心的な内容。中国の 京劇に通じるような極彩色といかがわしさが渾然一体となったシアター・ピースです。
HCR-26
「不可能の時間」〜21世紀の無伴奏ヴァイオリン作品集
クララ・イアノッタ:ジャム瓶の中のスズメバチの死体
ダリオ・ブッチーノ:「歳月人を待たず」第16番
レベッカ・ソーンダース:痛み
リザ・リム:スー・ソン・スター・マップ
エヴァン・ジョンソン:木の上の雲
キャシー・ミリケン:クリー
アーロン・キャシディ:記憶の杖
デヤナ・セクリッチ(Vn)

録音:2021年7月1-2日ブリュッセル
NMC が配給するイギリス、ウェスト・ヨークシャー州にあるハダーズ・フィールド大学音楽学部 の自主制作レーベル。この大学の作曲科学生または関りの深い作曲家の作品を世に出す目的 で設立された。若い才能の発掘の場であり、まことに羨ましい限り。大学の援助を受けて制作さ れているせいか、収益を考えず(?)思う存分、やりたい放題やっている、という作品が多い。 このアルバムでは全てヴァイオリン独奏のための作品が収められているが、ひとつとしてまとも な作品がない。イアノッタの「スズメバチの死体」は電子音のスクラッチ・ノイズにヴァイオリンの 特殊奏法が絡む。このアルバムで最も著名な作曲家ソーンダースの「痛み」も徹頭徹尾ノイズ、 ノイズまたノイズの嵐。全作品そんな調子です。イギリスはビートルズやパンク・ロックを生み出 した精神的土壌があるせいか、ドイツ、フランスの現代音楽界とは全く違った潮流があるようだ。 大友良英、ジョン・ゾーンも顔負けの反骨精神丸出しのノイズ系現代音楽。ストリート・グラフィテ ィのようなノイズ系ミュージックが聴きたい、という人にお薦め。


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