湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



HUNGAROTON
(ハンガリー)



※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
HCD-10104
リスト:ハンガリー狂詩曲集(民族楽器)
第2番/第13番−第15番/第19番]
死のチャルダーシュ
イシュトヴァーン・アルベルト(指)、
ラースロー・ベルキ(指)
ハンガリー国立民俗アンサンブル
HCD-10201
ユリでいっぱいのあなたの庭園で
ハンガリーの歌
ドーリ・ヨージェフ(Vo)、ジプシー・バンド
HCD-10299
ハンガリー歌集
わたしの愛しいお母さん、ノックするわ、他 全24曲
G.H.キシュ(Vo)
D.ラカトシュ・シャーンドル&ジプシー・バンド
HCD-10307
モンティ:チャルダーシュ
フィビヒ:詩曲 
コダーイ:デルヴィッシュ・ダンス
ショパン:ワルツ嬰ハ短調 
ドヴォルザーク:ユモレスク 
チャイコフスキー:ロマンス Op.5
ディニク:雪原の嵐
デジェー・バログ(Cl)、
ラースロー・ベルキ(指)ブダペスト・ジプシーO
HCD-10310
モンティ:チャールダーシュ
ディニク:ひばり
ラーツ:嬰へ長調の歌とカデンツァ付きのチャールダーシュ
ベルキ:センティルマイの旋律による変奏曲
レメーニ:さあお飛びわたしのツバメ
フバイ:チャールダーシュの風景第2番
S.ラカトシュ:プリーマーシュ幻想曲
F.ラカトシュ:ハンガリー民謡による変奏曲
ヤーローカ:ダンシング・フィンガーズ
コーチェ:コンサート・ファスト
ファルカシュ:パンナ・チンカのヴァイオリン
エルネー・カーライ・キシュ&ジプシー・バンド
フェレンツ・サーンタJr.&ジプシー・バンド
ラースロー・ベルキ&ジプシー・バンド
1000人のブダペスト・ジプシーo. 他
HCD-10342
「カフェ・カーライ」
Ugye, hogy nem felejtesz el?
Song Medley
Operetta Songs
Songs
Famous Melodies
Fejem folott kerek eg
Mar megettem a kenyerem java
Hungarian Songs
Mihaly Erdelyi's Hits
Szirba in C major
Hova t?nik el a csillag?
Songs
Azt az egy nyarejszakat
Sose nyiljon kiskertedben
Old Hits
Pista Danko's Songs
Old Hits of Pest
A papai dimbes-dombos
Hungarian Movie Hits
エルネ・カーライ・キシュJr&ヒズ・ジプシー・バンド
エルネ・カーライ・キシュ(Cl)

録音:2014年10月13-17日/フンガロトン・スタジオ
エルネ・カーライ・キシュJr&ヒズ・ジプシー・バンドはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ツィンバロン、ダブルベースからなるグループ。クラリネッ トのエルネ・カーライ・キシュによる本場ハンガリーのロマ音楽の調べをお楽しみください。 (Ki)
HCD-11261
リスト:詩篇集
第13番/第18番/第23番/第125番/第129番
ヨゼフ・レティ(T)
ラーズロー・ヤンボール(Br)
ミクローシュ・ファライ(指)ハンガリー国立O
HCD-11267
リスト:レクイエム アンルフォンツ・バルタ、
シャーンドル・パルチョー(T)
ジョルト・ベンデ(Br)
ペーテル・コヴァーチュ(Bs)
ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー軍男声cho
シャーンドル・マルギッタイ(Org)
ステレオ録音
HCD-11382(2CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲Op.17(全6曲) タートライSQ
HCD-11392
コダーイ:ハンガリー詩篇
 飛べよ孔雀による変奏曲
ヨゼフ・シマンディ(T)
アンタル・ドラティ(指)ハンガリー国立O
ブダペストcho
HCD-11397
コダーイ:ブダヴァリ・テ・デウム(ブダ城のテ・デウム)*
ミサ・ブレヴィス*
エーヴァ・アンドル(S)*
アリス・エケルト、クラーラ・マッカイ、
エーヴァ・モハーチ(S)#
マルタ・シルマイ(A)
ヨージェフ・レーティ(T)
ヨージェフ・グレゴル(Bs)
ヤーノシュ・フェレンチーク(指)ブダペストSO、
ハンガリー放送cho

録音:1969年12月、ステレオ
HCD-11437
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
弦楽のためのディヴェルティメント
アンタル・ドラティ(指)ハンガリー国立O
HCD-11486
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」 カタリン・ラサ(S)
ジェルジ・メリス(Br)
ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブダペストPO
※HCD-11001とは別録音
HCD-11539
モーツァルト:歌劇「魔笛」(抜粋/ハンガリー語) M.ラスロ、K.アガリ、
ミクローシュ・エルデーイ(指)
ハンガリー国立歌劇場O
HCD-11574
ドビュッシー:映像/版画
レントより遅く/喜びの島
エルジェーベト・トゥシャ(P)
HCD-11591(3CD)
バルトークSQ/ブラームス
弦楽四重奏曲第1番−第3番
弦楽五重奏曲第1番/第2番
弦楽六重奏曲第1番/第2番
ジェルジ・コンラード(Va)、エデ・バンダ(Vc)
バルトークSQ[ペーテル・コムローシュ、シャーンドル・デヴィッチ(Vn)、ゲーザ・ネーメト(Va)、カーロイ・ボトヴァイ(Vc)]
HCD-11596
ブラームス:五重奏曲集
ピアノ五重奏曲 Op.34*
クラリネット五重奏曲 Op.115
デジュー・ラーンキ(P)*
ベーラ・コヴァーチュ(Cl)
バルトークSQ
HCD-11618(2CD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
第20番/第28番−第33番
カプリッチョ/変奏曲変ホ長調
ゾルターン・コチシュ(P)
HCD-11625(2CD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ第54−62番
幻想曲 ハ長調/主題と変奏 ハ長調
アンダンテと変奏曲 ヘ短調
デジュー・ラーンキ(P)
HCD-11650(2CD)
リスト:オラトリオ「聖エリーザベトの伝説」 コロシュ・コヴァーチュ(Bs:チューリンゲン方伯へルマン)、
エルジェーベト・コムロッシ(Ms:方伯夫人ゾフィー)、
シャーンドル・ショイオム=ナジ(Br:その息子、方伯ルートヴィヒ)ほか、
ヤーノシュ・フェレンチク(指)スロヴァキアPO&cho、
ブラチスラヴァ放送児童cho

録音:1973年6月14日〜 7月17日スロヴァキア・フィルハーモニー、コンサート・ホール(ステレオ)
リストがワイマール時代に着想し、ローマ時代の1857〜62年に書き上げた大作オラトリオ「聖エリーザベトの伝説」。バイエルン国王ルー トヴィヒ2 世に献呈されたこの作品は、実在したハンガリーの王女エリーザベト(1207-31)の生涯をベースにしています。チューリンゲ ン方伯ルートヴィヒの未来の花嫁として、わずか4 歳でヴァルトブルクに連れてこられた彼女は、その過酷な運命に絶望することなく貧者 への慈善活動にはげみ、死後に聖人の列に加えられています。全曲を通じて特徴的なのがワーグナーを意識したライトモチーフの使用で、 聴き逃せないポイントとなっています。 フンガロトンにリストの作品を多数遺したフェレンチクによる決定的な録音が、2007年の指揮者生誕100周年を機にようやくCD化 されます。 (Ki)
HCD-11653
ヘンデル:世俗カンタータ集
〜愛の妄想/フィッリの夜の思い
マグダ・カルマール(S)
フリジェス・シャーンドル(指)リストCO
HCD-11655
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ集 ギドン・クレーメル(Vn)、
スミルノフ(P)
HCD-11660(3CD)
ハイドン:オラトリオ「トビアの帰還」 ジョルト・ベンデ(Br;トビト)、
クラーラ・タカーチ(A;アンナ)、
マグダ・カルマール(S)*、
アッティラ・ヒュレプ(T;トビア)、
ヴェロニカ・キンチェシュ(S)*、
フェレンツ・セケレシュ(指)ハンガリー国立O、
ブダペスト・マドリガルcho
HCD-11671
ヴィヴァルディ:5つのリコーダー協奏曲 ラーズロ・シドラ(リコーダー)
フリージ・シャーンドル(指)リストCO
HCD-11678
M・ハイドン:教会音楽集
聖アロイジア・ミサ/オッフェルトリウム(2曲)
セクエンツィア
エヴァ・マルトン(S)、
カタリン・セーケファルヴィ=ナジ(S)
ミクローシュ・サボー(指)ジェールPO
HCD-11690
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ
パルティータ第5番/トッカータニ長調/他
アンドラーシュ・シフ(P)
HCD-11695
ヴィヴァルディ:クレド/ベアートゥス
ラウダ・イェルサレム/グローリア
メリンダ・ルゴージ(S)
マリア・ゼンブレーニ(S)
クラーラ・タカーチュ(A)
フェレンツ・シェケレス(指)リストCO
HCD-11744(2CD)
リスト:歌劇「ドン・サンシュ」 ジェラルド・ガリーノ(ドン・サンシュ)
ユリア・ハマリ(エルジル)
イシュトヴァーン・ガーティ(アドリール)他
タマーシュ・パール(指)
ハンガリー国立歌劇場O
ハンガリー放送cho
HCD-11776
ハイドン:弦楽四重奏曲Op.77「ロプコヴィッツ四重奏曲」(全2曲) タートライSQ
HCD-11794(2CD)
モーツァルト:2台のピアノの為のソナタ集(全曲) ゾルタン・コチシュ(P/Cemb)
デジュ・ラーンキ(P/Cemb)
HCD-11809
シューマン:レクィエムOp.148
ミニョンの為のレクィエムOp.98b
アーンドル(S)
ブダイ(A)
HCD-11838(2CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集Op.64(全6曲) タートライSQ
HCD-11854(3CD)
ハイドン:歌劇「報われた真心」 ヴェロニカ・キンチェス(アマランタ)
イローナ・トコディ(ディアーナ)
アッティラ・フュロプ(フィレーノ)
ヨゼフ・グレゴール(メリーベオ)他
フィリジェス・シャーンドル(指)
フェレンツ・リストCO
HCD-11861
リスト:荘厳ミサ(大祝典ミサ) ヴェロニカ・キンチェシュ(S)
クララ・タカーチュ(A)
ジェルジ・コロンディ(T)
ヨージェフ・グレゴル(Bs)
ヤーノシュ・フェレンチーク(指)
ブダペストSO、ハンガリー放送cho
HCD-11885
ベートーヴェン:バガテル集 アンドラーシュ・シフ(P)

※ブロードウッド・ピアノを使用
HCD-11887(2CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲第32番-第42番 タートライSQ
HCD-11928(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集 ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
デジュ・ラーンキ(P)
HCD-11978
ヴィヴァルディ:リュート協奏曲と三重奏曲 ダニエル・ベンコ(Lute)
ラーズロー・バルソニー(Va)
ヤーノシュ・ローラ(指)リストCO

HCD-12038
モーツァルト:レクイエム ヤーノシュ・フェレンチク(指)
ハンガリー国立O
ハンガリー国立放送cho
マグダ・カルマール(S)
クラーラ・タカーチュ(A)
ジェルジ・コロンディ(T)
ヨゼフ・グレゴール(Bs)
HCD-12052
シャーンドル・バラッシャ(1935-):「ザ・マン・アウトサイド」〜5章のオペラOp.27 シャーンドル・パルチョー(T;ベックマン)
イロナ・トコディ(S)*
ラースロー・ポルガール(B;片足の男) 他
ハンガリー放送cho
ジェルジ・レヘル(指)ブダペストSO
HCD-12069(3CD)
バッハ:マタイ受難曲 マグダ・カルマール(S)
ユリア・ハマリ(A)
セーハー・ファンデルステーネ(T)
イシュトヴァーン・ガティ(Br)
エルンスト・シュランム(Bs)
フリジェス・シャーンドル(指)
フランツ・リストCO
ジュネス・ミュジカルcho
HCD-12087
ヴィヴァルディ:イントラーダRV.639
 グローリアRV.588
フェレンツ・シェケレシ(指)ハンガリー国立O
クラーラ・タカーチュ(A)
デーネシュ・グヤーシュ(T)
HCD-12121
ハイドン:チェロ協奏曲〜ニ長調/ハ長調 ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ヤーノシュ・ローラ(指)リストCO
HCD-12123
ブラームス:チェロ・ソナタ第1&2番 ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ゾルターン・コチシュ(P)
HCD-12148
リスト:ハンガリー戴冠ミサR.487 ヴェロニカ・キンチェス(S)
クラーラ・タカーチュ(A)
デーネシュ・グヤーシュ(T)
ラースロー・ポルガール(Bs)
ジェルジ・レヘル(指)ブダペストSO、ハンガリー国立放送cho
HCD-12190
コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」組曲/他 ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O
HCD-12201
ペルゴレージ:スターバト・マーテル マグダ・カルマール(S)
ユリア・ハマリ(A)
ランベルト・ガルデッリ(指)リストCO
ハンガリー放送女声cho
HCD-12252
コダーイ:「飛べよ孔雀」による変奏曲
ガランタ舞曲/マロシュセーク舞曲
ジェルジ・レヘル(指)ハンガリー国立O
HCD-12290(3CD)
ロッシーニ:歌劇「モーゼ」 グレゴル、ナジ、カルマール、ハマリ
ガルデッリ(指)ハンガリー国立歌劇場O
ハンガリー放送cho
HCD-12303
ベートーヴェン:珍曲集
アダージョ変ホ長調WoO.43-2*
ソナチネハ長調WoO.44-1*
ソナチネハ短調WoO.43-1*
アンダンテと変奏曲ニ長調WoO.44-2*
変奏を伴う6つの民謡集(主題と6つの変奏曲)Op.105#
6つのドイツ舞曲(アルマンド)WoO.42#
ラヨシュ・マイエル(マンドリン;*)
イムレ・ローマン(P)*
ベーラ・バンファルヴィ(Vn)#
シャーンドル・ファルヴァイ(P)#
HCD-12317
ラヴェル:ソナチネ/優雅で感傷的なワルツ/夜のガスパール/他 デジュー・ラーンキ(P)
HCD-12326(6CD)
バルトークによるピアノ演奏集
◆ウェルテ・ミニョン・ピアノ・ロール録音〜1920年・HMV(ヒズ・マズターズ・ヴォイス)録音集〜1929年
◆パトリア録音集〜1936年
以上、バルトーク、スカルラッティ、リストの作品
◆HMV(ヒズ・マズターズ・ヴォイス)録音集〜1928年
コダーイ:ハンガリー民謡集
〜マーリア・バシリデシュ(A)、ヴィルマ・メッジャサイ(S)、フェレンツ・セーケイヒディ(T)
◆HMV(ヒズ・マズターズ・ヴォイス)録音集〜1928年
コダーイ:ハンガリー民謡集
〜マーリア・バシリデシュ(A)、ヴィルマ・メッジャサイ(S)、フェレンツ・セーケイヒディ(T)
◆コロムビア録音集
バルトーク:民謡集/ラプソディ/コントラスツ〜ヨゼフ・シゲティ(Vn)ベニー・グッドマン(Cl)
◆コロムビア録音集〜1937年/1940年
バルトーク:ミクロコスモス(抜粋)
◆ワシントン・コンサート〜1940年
ベートーヴェン、ドビュッシー、バルトークの作品〜ヨゼフ・シゲティ(Vn)
◆CBS放送録音集〜1940年
◆コンティネンタル録音集〜1942年
◆放送録音集〜1945年
バルトーク:2台のピアノと打楽器の為のソナタ/子供のために/他
〜ディッタ・バルトーク=パーストリ(P)
ヘンリー・J.ベイカー(Perc)エドワード・J.ラブサム(Perc)
ベラ・バルトーク(P)
HCD-12330
シゲティ&バルトーク〜デュオ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番
 ラプソディ第1番Sz.86
ヨゼフ・シゲティ(Vn)
ベラ・バルトーク(P)
HCD-12352
コダーイ:合唱曲集
ズリニー賛歌/イエスと商人/フランツ・リストに捧ぐ
ヤーノシュ・フェレンチク(指)
ハンガリー放送cho
HCD-12353
J・シュトラウス:序曲/ワルツ/ポルカ集 ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブダペストPO
HCD-12360
ハイドン:ハルモニー・ミサ ヤーノシュ・フェレンチーク(指)
スロヴァキアPO&cho
イローナ・トコディ(S)
クラーラ・タカーチュ(A)
デーネシュ・グヤーシュ(T)
ヨゼフ・グレゴール(Bs)
HCD-12362
コダーイ:弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.2
弦楽四重奏曲第2番Op.10
コダーイSQ
HCD-12397
R.シュトラウス:歌曲集
4つの最後の歌/バラの花輪/わが子に
献身、他
シルヴィア・シャシュ(S)
エルヴィン・ルカーチ(指)ハンガリー国立O
HCD-12399
ハンガリーのクリスマス
ハンガリーのキャロルとクリスマス民族劇(ソコライ編)
モハーチのクリスマス劇(女声合唱とオーケストラのための
民謡カンタータ)
クリスマスの羊飼いたち(女声とオーケストラのためのカンタータ)
クリスマスの牧歌(聖書と宗教的なテキストに基づく)
グローリア
セーケシュフェヘールヴァール少女cho(合唱指揮:ユーディト・ハルティアニ)、
ルテラーニアcho(合唱指揮:イェネ・ヴェルトラー)、ガーボル・トライトラー(Cem)、
シャーンドル・ソコライ(指)ハンガリー国立O

録音:1981年7月7-12日、フンガロトン・スタジオ
「血の婚礼」「ハムレット」「この人を見よ」等のオペラ作品で知られるシャーンドル・ソコライ(1931年生まれ)によるハンガリー民謡編曲と自身の作品によるクリスマス音楽集。児童合唱と女声合唱によるほのぼのとしたアルバムです。 (Ki)
HCD-12400
バルトーク:2台のピアノと打楽器の為のソナタ
2つの映像/前奏曲とスケルツォ
ゾルターン・コチシュ(P)
デジュー・ラーンキ(P)
グスタフ・セール(Perc)
ゾツラーン・ラス(Perc)
HCD-12414
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
 交響曲第5番「宗教改革」
イヴァン・フィッシャー(指)ハンガリー国立O
HCD-12437
クライスラー:オリジナル作品&編曲集 ペーテル・チャバ(Vn)
ゾルターン・コチシュ(P)
HCD-12446
リスト:交響詩集
前奏曲/オルフェウス/タッソ、悲哀と勝利
ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O
HCD-12448
バルトーク:27の合唱曲
春/遊びの歌/指輪を持っているわ
私には誰もいない/鳥の歌他
ミクローシュ・ザボー(指)ジェール少女cho
HCD-12465(2CD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」 ヤーノシュ・ロッラ(Vn,指)
フランツ・リストCO
HCD-12475(2CD)
ブラームス:ドイツ・レクイエム イローナ・トコディ(S)
イシュトヴァーン・ガティ(Br)
ヤーノシュ・フェレンチク(指)
スロヴァキアPO&cho
HCD-12478
ソプラノ・アリア集
「アイーダ」、「運命の力」、「ラ・ボエーム」、
「蝶々夫人」、「トスカ」、「トゥーランドット」、
他からのアリア
イローナ・トコディ(S)
アンドラーシュ・ミハーイ(指)
ハンガリー国立歌劇場O
HCD-12498(3CD)
ヴェルディ:歌劇「第1回十字軍のロンバルディア人」 シルヴィア・シャシュ(S)*
ジョルジー・ロンバルディ(T;オロンテ)
コロス・コヴァーチュ(B;パガーノ)他
ランベルト・ガルデッリ(指)
ハンガリー国立歌劇場O
ハンガリー放送cho
HCD-12502(3CD)
バルトーク:弦楽四重奏曲全集 タカーチSQ
HCD-12525
パイジェッロ:歌劇「セヴィリアの理髪師」 ラキ、クリャーシュ、ガーティ
アダム・フィッシャー(指)ハンガリー国立O
HCD-12531
バルトーク:弦・打楽器とチェレスタの為の音楽
ディヴェルティメント
ヤーノシュ・ローラ(指)F.リスト室内O
HCD-12566
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O
HCD-12569
シュトックハウゼン:ピアノ曲IX
ジョルト・ドゥルコー:音と光
アッティラ・ボザイ:ピアノ小品第7番Op.30b-1
ケージ:ソナタとインターリュードより〜第5番/第13番/第11番/第14番/第15番
クセナキス:霧
クラーラ・ケルメンディ(P)
HCD-12571
ブラームス:ハンガリー舞曲第1-21番 イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭O

HCD-12574
パガニーニ:常動曲Op.11、
シューベルト
(ペレーニ編):楽興の時第3番、
メンデルスゾーン
:無言歌ニ長調、
ポッパー
:マズルカ ト短調Op.11-3、
ショパン
:夜想曲Op.9-2、
グラナドス
(カサド編):「ゴイェスカス」間奏曲、
フォーレ(カザルス編):夢のあとに、
サン・サーンス
:白鳥、
ドビュッシー
(コチシュ編):小組曲〜メヌエット、
フォーレ
:蝶々、
コダーイ
:無伴奏チェロのためのカプリッチョ、
ダヴィドフ
:泉のほとりで、ラフマニノフ:ヴォカリーズ、
R・コルサコフ(ペレーニ編):くま蜂の飛行
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)、
ゾルターン・コチシュ(P)

録音:1985 年1 月23 〜 27 日ブダペスト (0703Ki)
ついにペレーニが弾いたきわめつけのチェロ名曲集が復活!これこそとりわけCD化が待たれていた伝説のアルバムです。内容はもはや説明不要の名曲ぞろい。とてつもなく息の長いフレージングによるヴォカリーズを聴いてしまうと、是が非でも手元に置きたくなるファンのこだわりも頷けます。なお、さらにビッグ・ニュースが!未CD 化の最後の大物「バッハ無伴奏」(81 年)は惜しくも本人の意向でNG ながら、なんと年末に新たなる「バッハ無伴奏」のDVD映像がリリースされる予定となっています! (Ki)
HCD-12580
モンテヴェルディ:宗教的声楽作品集
無伴奏4声のミサ/6声の聖母のリタニア
6声のマニフィカト/主を讃美せよ(詩篇第117篇)
アウレール・ティライ(指)ペーチ室内cho
HCD-12590
モーツァルト:クラリネット協奏曲
フルート協奏曲
ベラー・コヴァーチュ(Cl)
ベーラ・ドラホシュ(Fl)
ヤーノシュ・ロッラ(指)
フランツ・リスト音楽院O
HCD-12612(3CD)
ヘンデル:歌劇「アタランタ」 カタリン・ファルカシュ(S)*
エーヴァ・バールトファイ=バルタ(S)
エーヴァ・ラクス(A)
ヤーノシュ・バーンディ(T)
ヨージェフ・グレゴル(Bs)
ラーズロー・ポルガール(Bs)
ニコラス・マッギガン(指)
カペラ・サヴァリア、
サヴァリア・ヴォーカルEns
HCD-12624
レナータ・スコット〜ヴェルディ:オペラ・アリア集
「ドン・カルロ」、「アイーダ」、「エルナーニ」、
「仮面舞踏会」、「群盗」、「マクベス」から
レナータ・スコット(S)トーマス・フルトン(指)
ブダペストSO
HCD-12648(2CD)
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」(ハンガリー語) エルジェーベト・ハージ(S)
エルジェーベト・コムローッシ(Ms)
ローベルト・イロシュファルヴィ(T)
シャーンドル・パルチョー(T)
ティボル・ケレン(T)
アールパード・キシュヘジ(T)
ジェルジ・メリシュ(Br)
オスカール・マレツキ(Br)
ミクローシュ・ペトリ(Br)
ベーラ・トゥルピンスキ(Br)
シャーンドル・メーサーロシュ(Bs)
ランベルト・ガルデッリ(指)ブダペストSO、
ハンガリー放送cho
HCD-12676
リスト:ピアノ・デュオの為の作品集
クリスマスツリー
レーナウのファウストからの2つのエピソード
エルジェーベト・トゥサ、
イシュトヴァーン・ラントシュ(Pデュオ)
HCD-12684
ヴィヴァルディ:5つのヴァイオリン協奏曲 ヤープ・シュレーダー(Vn,指)カペラ・サヴァリア
HCD-12685
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番
ピアノ第14番変ホ長調K.449
デジュー・ラーンキ(P)
ヤーノシュ・ローラ(指)F.リスト室内O
HCD-12694(3CD)
リスト:オラトリオ「聖エリーザベトの物語」 エヴァ・マルトン(エリーザベト)
コロシュ・コヴァーチュ(ヘルマン)
エーヴァ・ファルカシュ(ゾフィー)
シャーンドル・ショーリオム=ナジ(ルイス)他
アルパード・ヨー(指)ハンガリー国立O、
ブダペストcho、ハンガリー陸軍女声cho、
ニーレジハーザ少年少女cho
HCD-12722
シューベルト:交響曲第9番「グレート」 イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭o
HCD-12734(3CD)
ヘンデル:ブロッケス受難曲 マルティン・クリートマン(T;福音史家)
イシュトヴァーン・ガーティ(Br;イエス)
マーリア・ザードリ(S)*
ギ・ド・メイ(T)他
ニコラス・マッギガン(指)
カペラ・サヴァリア、
ハレ州立cho
HCD-12738(3CD)
ヴェルディ:歌劇「マクベス」 ピエロ・カプチッリ(マクベス)
シルヴィア・シャシュ(マクベス夫人)
ペーター・ケレン(マグダフ)他
ランベルト・ガルデッリ(指)
ブダペストSO、ハンガリー放送cho
HCD-12744(2CD)
リスト:歌劇「ドン・サンシュ、または愛の館」」S.1 ジェラール・ガリノ(T;ドン・サンシュ)
ユリア・ハマリ(Ms;エリジル)他
タマーシュ・パール(指)
ハンガリー国立歌劇場O、
ハンガリー放送cho
HCD-12748
リスト:合唱曲集
カンタータ「ハンガリー1848」S.38*
芸術家にS.70/ハンガリー王室讃歌S.93
7つの秘蹟S.52#
マーリア・テメシ(S)*
タマラ・タカーチュ(Ms;#)他
イシュトヴァーン・ザーンボー(指)(#以外)
ハンガリー国立O(#以外)
ジュジャ・エレケシュ(Org#)
HCD-12767
リスト:ロシアの作曲家によるパラフレーズ集
グリンカ、アリャビエフ、ダルゴムイスキー、
チャイコフスキー、A.ルビンシュテイン、
ヴェリゴルスキー、キュイの原曲による作品
イシュトヴァーン・セーケイ(P)
HCD-12768
リスト:ハルモニウムの為の作品集 エレケシュ(ハルモニウム)
HCD-12789(3CD)
サリエリ:歌劇「ファルスタッフ」 ヨゼフ・グレゴール(ファルスタッフ)
マリア・ゼンブリーニ(フォード夫人)
デーネシュ・グヤーシュ(フォード)
イシュトヴァーン・ガーティ(スレンダー)他
タマーシュ・パール(指)サリエリCO&cho
HCD-12812(2CD)
ハイドン:6つの弦楽四重奏曲Op.76「エルデーイ四重奏曲集」 タートライSQ
HCD-12837(2CD)
コダーイ:歌劇「ハーリ・ヤーノシュ」(全曲) フェレンチーク(指)ハンガリー国立歌劇場O
HCD-12850(2CD)
レスピーギ:歌劇「ベルファゴール」 シルヴィア・シャシュ(カンディダ)
マグダ・カルマール(フィデーリア)
クララ・タカーチュ(オリンピア)
ジョルジョ・ランベルティ(バルド)他
ランベルト・ガルデッリ(指)
ハンガリー国立O
ハンガリー放送cho
HCD-12855
アマディンダ・パーカッション・アンサンブル〜リサイタル
ジョン・ケージ、ライヒの作品
アマディンダ・パーカッション・アンサンブル
HCD-12868
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭O
HCD-12879
マティアス(聖マタイ)教会での荘厳ミサ
ハルマト:ミサ曲「アッスンプタ・エスト(マリアは天に昇らされたまいぬ)」、
グレゴリオ聖歌
「ガウデアムス・オムネス・イン・ドミノ(すべての者よ、主に向かいて喜ばん)」(ラテン語)、
ラヨシュ・バールドシュ
:「マリアは天に昇らされたまいぬ」、ペーテル・パーズマーニュの讃歌、ハンガリー民族讃歌「われらが幸いなる聖母」(オーケストレーション:ジェルジ・ベントシク)、
コダーイ
:オッフェルトリウム「アッスンプタ・エスト(マリアは天に昇らされたまいぬ)」(ラテン語)、
フェレンツ・エルケル
/フェレンツ・ケルチェイ:ハンガリー国歌、
フランク
:詩篇第150 番(ハンガリー語訳:フリジェス・フベル)
ラースロー・タルデュー(指)、
ヤーノシュ・トート(Br)、ベルタラン・ホック(Org)、
マティアス教会cho、マティアス教会O
マティアス教会はブダペストの王城区域にあるゴシック様式建築の歴史ある教会。戴冠式が挙げられるなど、ハンガリーを代表的する建築物として知られています。その由緒ある教会で19-20 世紀の宗教曲を用いて挙げられた荘厳ミサは、教会付属の合唱団&管弦楽団によって、往時を偲ばせる仕上がりとなっています。 (Ki)
HCD-12926
バッハ:ピアノ協奏曲集
第1番ニ短調・第2番ホ長調/
2台のピアノの為の第2番ハ長調/第3番ハ短調
ゾルターン・コチシュ(P)、
アンドラーシュ・シフ(P)
シモン(指)F.リスト音楽院O
HCD-12948
コダーイ:女声合唱曲集Vol.6 M.サボー(指)ジェール少女cho
HCD-12972(2CD)
チマローザ:歌劇「パリの画家」(1781年ローマ初演) マルタ・スーチュ(エルリッラ)
ヴェロニク・キンチシュ(S:チンティア)
ジェラール・ガリノ(クロティニャック氏)
ヨーゼフ・グレゴル(B:クリッカ男爵)
マルティン・クリートマン(T:ブロッカルド)
タマーシュ・パール(指)サリエリCO
HCD-12976(2CD)
ハイドン:6つの弦楽四重奏曲Op.9(弦楽四重奏曲第11番-第16番)
〜第11番ニ短調Op.9-4,Hob.III:22/第12番ハ長調Op.9-1,Hob.III:19/第13番ト長調Op.9-3,Hob.III:21/第14番変ホ長調Op.9-2,Hob.III:20/第15番変ロ長調Op.9-5,Hob.III:23/第16番イ長調Op.9-6,Hob.III:24
フェステティーチSQ
HCD-12991
アマディンダ・パーカッション・アンサンブル〜リサイタル
J.ケージ:4'33"/コンストラクション第3/アモーレス他
アマディンダ・パーカッション・アンサンブル

HCD-16583
ツェラー:喜歌劇「小鳥売り」(部分)、
ミレッカー
:喜歌劇「ドゥバリー伯爵夫人」(部分)
エルセベト・ハジ、マグダ・カルマー(S)、
シャーンドル・コーニャ(T)、
エンドレ・ヴァルハイリ(Bs)ほか、
タマシュ・ブロディー(指)
ハンガリー放送O&cho(すべてハンガリー語歌唱)
ツェラーもミレッカーも、オーストリア出身の作曲家。ともにウィンナ・オペレッタの旗手として、ヨハン・シュトラウスと並んで重要 な人物です。特にツェラーによる「小鳥売り」は、創意に富んだ旋律の表現,声と重唱の見事な取り扱いなどで、オペレッタの古典の一つ として名高い作品です。  (Ki)
HCD-16847
カールマン:「チャールダーシュの女王」,
 「マリツィア伯爵夫人」,
 「モンマルトルのスミレ」、
レハール:「メリー・ウィドウ」,
「微笑みの国」,「フリーデリケ」からの場面,ほか
ヨーゼフ・シマーンディ、
シルヴィア・シャシュ、
イローナ・トコディ、エルジェーベト・ハージ、
ローベルト・イロスファルヴィ、ほか、
アンドラーシュ・セベスチェーン(指)ハンガリーRSO、他
ハンガリー語歌唱。様々な音源を集めています。
HCD-16876
カールマン:「サーカスの女王」(抜粋) エルジェーベト・ハージ、
ヴァレーリア・コルタイ、
アールパード・キシェジ、
ティボール・ウドヴァルディ、
タマーシュ・ブローディ(指)管弦楽団
ハンガリー語の抜粋録音。
HCD-16879
カールマン:「チャールダーシュの女王」,
 「マリツィア伯爵夫人」、
レハール
:「ジュディッタ」,「メリー・ウィドウ」、
ミレッカー:「デュバリー」、
オッフェンバック
:「美しきヘレナ」、
レオ:「ポンパドゥール」、
J・シュトラウス:「ジプシー男爵」からのアリア,他(全15 曲)
シルヴィア・シャシュ(S)、
アンドラーシュ・セベスチェーン(指)
ハンガリー国立放送O、他
ハンガリーの歌姫、シルヴィア・シャシュが歌う、オペレッタのアリアと、ポピュラー名曲のコンピレーション。 (Ki)
HCD-16877
レハール:「ルクセンブルク伯爵」抜粋,
 「ジプシーの恋」抜粋
ジュジャ・ペトレーシュ、ハンナ・ホンティ、
アンナ・ツェンタイ、アールパード・バクシャイ、
カミル・フェレキ、ほか、
タマーシュ・ブレイトナー(指)管弦楽団
ハンガリー語の歌唱。 (Ki)
HCD-16883
チャールダーシュ・フォーエバー
カールマン:喜歌劇「チャールダーシュの女王」〜ハイヤわたしの故郷は山の中、喜歌劇「悪魔の騎手」〜女王のグラン・パロターシュ、喜歌劇「伯爵令嬢マリツァ」〜ジプシーのヴァイオリンが聞こえてくると、
エルケル
:歌劇「フニャディ・ラースロー」〜パロターシュ、歌劇「バーンク・バーン」〜チャールダーシュ、
ブラームス
:ハンガリー舞曲第5番、
ドリーブ:バレエ「コッペリア」〜ハンガリーのチャールダーシュ、
J・シュトラウスT世
:ペストの思い出、
J・シュトラウス
:「こうもり」〜ロザリンデのチャールダーシュ、ポルカ「ハンガリー万歳!」
パトリシア・シーモア(S)、
ヤーノシュ・コヴァーチュ(指)ブダペストPO

録音:2005年4月16−19日ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
固有の民俗舞曲チャールダーシュをテーマにしたハンガリー色満点のアルバムです。ニューヨーク生まれのシーモアは、ブカレスト でピアノと並行して声楽を学び、2001年からブカレスト・ナショナル・オペレッタ劇場のソリストとして活躍しています。 (Ki)
HCD-16884
オレのハープ
ワトキンス:ボレロ、
サルセード
:セギディーリャ/ルンバ、
ウミリアーニ
:海の黄昏、
マロシュ
:トッカータ、
バッハ
:前奏曲ハ長調、
アルビノーニ
:アダージョ、
ピアソラ:リベルタンゴ、
テルサン
:アメリのヴァルス、
アンドレーシュ
:パヴァーヌ、
シュタドラー:水面に、
ヘンソン=コナン
:新ブルース、
フランソワ:ラグタイム、オーブリ:半月、
サティ
:ジムノペディ、
マンシーニ
:ピンク・パンサー
チッラ・グヤーシュ(Harp)、
ノーラ・リエベ(Harp, Piano)、
ジェルジー・ポータ(Cb)、ゾルターン・ヴァルガ(Perc)
ハープ小品集とは言っても、凝った選曲が光るアルバム。バッハからブルース、タンゴ、ラグタイム、ルンバあり、さらにピンク・パンサーまでと曲目も多彩。BGM にも最適ですが、何よりハープの表現力の多様さと深さに驚かされます。 (Ki)
HCD-16885
ラテン・ハ−プ
ボリビア伝承曲:クエカ〜アルゼンチン、
伝承曲
:エル・ガト(2Hps,perc) 、
アルゼンチン伝承曲:ミロンガ(2Hps,perc)、
イラディエル:ラ・パロマ(Trp,Hp)、
グラナドス(サルセード編):アンダルーサ(3Haps)、
オルティス:平原、ギャロップ(2Hps,perc)、
ビロルド:タンゴ「チョクロ」(Hp,Accd)、
ベラスケス
:ベサメ・ムーチョ(ソロ)、
サルセード:タンゴ(Hp,perc)、
アルベニス
:セレナータ、グラナダ(ソロ)、
ピアソラ:悲しきゴルド、リベルタンゴ(Hp,Accd,VnCb) 、
ゲイル・バーバー:スパニッシュ・ブルース(ソロ)、
サルトリ:別れの時(Hp,perc)、
ジョビン
:イパネマの娘(Hp,Vn,perc)、
ニーノ・ロータ
:ゴッドファーザー〜愛のテーマ(Hp,Accd,Cb)
チッラ・グヤーシュ(Hp)、
リエベ・ノーラ、コラリチ・キンガ(Hp)、
デリ・ジョルト(アコーディオン)、
フェケテ=コヴァーチ・コルネール(Tp)、
ポータ・ジェルジ(Vn)、
ステフコー・ミハーイ(Cb)、ヴァルガ・ゾルターン(Perc)
「オレのハープ」に続くハンガリーの美人ハープ奏者グヤーシュの第2弾。今回はラテン系のポピュラー作品を集めた魅力盤。情熱的なリズムの熱さから、むせび泣く歌ごころまでハープで表現。様々な共演楽器が華を添えています。 (Ki)
HCD-16886
アブラハム・パール:オペレッタのハイライト集
サヴォイの舞踏会、ヴィクトーリア、ハワイの花、他〜14ナンバー
エルジェーベト・ハーツィ、
マリカ・ネーメト、アンナ・ゼンタイ、
ジェルジ・メリシュ、ラースロー・メンシャーロシュ、
ラートニ・ローベルト、
タマーシュ・ブロディ(指)ハンガリーRSOほか
ハンガリーのオペレッタ作家アブラハム・パール(1892−1960)の代表作より、選りすぐりのナンバーを収めています。あまく薫るムードがどれも共通していて、お好きなかたにはたまらない内容です。   (Ki)
HCD-16887
ヤーコプ・パツェラー(1869−1957):行進曲集
(1)マニロヴァ・マーチOp.107、
(2)ハンガリー歌曲集ポプリ第1番Op.141
(3)コッシュート・マーチOp.175、
(4)ロック・マーチOp.106、
(5)ヘルクレス行進曲Op.129
(6)英雄行進曲Op.110、
(7)ジュビリー・マーチOp.207、
(8)小伍長行進曲OP.126
(9)ヘルクレスバートの思い出Op.124、
(10)マティアス(マーチャーシュ)・マーチOp.171
(11)勝利の英雄たちの帰還Op.145、
(12)騎兵行進曲Op.183、
(13)結婚行進曲Op.118
(14)前衛行進曲Op.207/B、
(15)行進曲「ハンガリーの若人」Op.203、
(16)「若き血潮」行進曲Op.112、
(17)ハンガリー歌曲集ポプリ第2番Op.142、
(18)行進曲Op.214
(1)-(6)(8)(10)(11)(15)ティボル・コヴァーチュ、
(7)(9)(12)-(14)(16)(18)ヤーノシュ・ぺーンテク、
(17)ジョルト・チズマディア(指)、
ハンガリー共和国軍中央ウィンド・オーケストラ

録音:2008年1月21-24日ブダペスト、RAZスタジオ
オーストリア北東部のバーデン・バイ・ウィーンに生まれたヤーコプ・パツェラー(1869−1957)は、オーストリア=ハンガリー帝国の楽長を務めたハンガリーの作曲家。ウィーンの音楽院で学んだ後、まずフリードリヒ・シュトラウス・オーケストラのコンサートマスターに、さらにはさまざまな劇場で指揮者を務めました。26歳のときにはすでにウィーンのカルル劇場の指揮者の地位にありましたが、1896年に帝国=王国軍(独語でkaiserlichundkoniglich[省略形K.u.K.]。オーストリア皇帝でハンガリー国王の意。)に入隊し、かくしてオーストリア=ハンガリー二重帝国の楽長になりました。この時期、指揮に作曲にと空前の成功を収めますが、ハンガリー語をほとんど話せない彼は帝国の崩壊とともに地位を追われ、この際リヒャルト・フリッチャイ(指揮者フェレンツの父)に身柄を匿われています。以来、ひっそりと暮らしながらブダペストで作曲とオーケストレイションの仕事で生計を立てていましたが、さらなるきびしい政治的騒乱や世界大戦の恐怖は例外なくパツェラーにもおよび、かれの命運もついに尽きます。第2次大戦終結後は、「鉄のカーテン」に覆われたハンガリー国内に留まり創作に専念するものの、不遇な余生を送るうちに作品もすっかり忘れ去られてしまうのです。オペラ1、オペレッタ2曲をはじめ、ワルツ、間奏曲、歌曲そしてマーチと幅広いジャンルにかなりの数に上る作品を残したパツェラー。死後50年を経て再発見された未出版の自筆譜をもとに録音されたマーチの数々は、短期間で彼の名を世界的なものにした「ヘルクレスバートの思い出」など、その栄華を偲ばせるものとなっています。   (Ki)

HCD-31009(6CD)
モーツァルト: ピアノ・ソナタ全集
第9番ニ長調K.311 / 第5番ト長調K.283 / 第3番変ロ長調K.281/第11番イ長調K.331 / 第2番ヘ長調K.280 / 第10番ハ長調K.330/第6番ニ長調K.284 / 第8番イ短調K.310 / 第12番ヘ長調K.332/第16番変ロ長調K.570 / 第17番ニ長調K.576 / 第13番変ロ長調K.333/第1番ハ長調K.279 / 第4番変ロ長調K.282 / 第7番ハ長調K.309/幻想曲ハ短調K.475 / 第14番ハ短調K.457 / 第18番ヘ長調K.533 + 494 /第15番ハ長調K.545
マルコム・ビルソン(フォルテピアノ)
※使用楽器:1977年フィリップ・ベルト製(1780 年頃ウィーン、アントン・ワルター製に基づく)、1979年トーマス&バルバラ・ウォルフ製(1790年頃ミュンヘン、ルイ・ドゥルケン製に基づく)、1989年ポール・マクナルティ製(1795 年頃ウィーン、アントン・ワルター製に基づく)

録音:1988、89年フンガロトン・スタジオ、1990年アムステルダム、聖母マリア教会
ピリオド楽器演奏の草分けビルソンによるソナタが、モーツァルト・イヤーのタイミングに合わせてたいへんお得なセットになりました。ビルソンのモーツァルトというと、ガーディナーとの協奏曲全集での典雅な響きをご記憶の方もおられるはず。ここでも3 つの楽器を弾き分けているように時代考証に基づいた楽器選びに始まり、折り目正しい清潔感あふれる演奏がいつ聴いても新鮮です。演奏内容、録音、価格と三拍子揃ったオススメのモーツァルト。この機会にぜひ! (Ki)
HCD-31022
M・ハイドン:聖フランチェスコのミサ
 レクィエム
イボリャ・ヴェレビチュ(S)
ユディト・ネーメト(Ms)
マルティン・クリートマン(T)
ヨージェフ・モルドヴァイ(Bs)
ヘルムート・リリング(指)
フェレンツ・リスト室内O、
ハンガリー放送cho
HCD-31037
レナータ・スコット〜フランス・オペラ・アリア集Vol.1
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」、
トマ:「ミニヨン」、
マスネ:「ウェルテル」、「マノン」、「エロディアード」、「ドン・キショット」、「サッフォー」、
ビゼー:「カルメン」、
オッフェンバック:「ペリコール」、「ホフマン物語」から
レナータ・スコット(S)
チャールズ・ローゼクランズ(指)
ブダペストSO
HCD-31038
バルトーク:ヴァイオリンとピアノの為の2つのラプソディ
コントラスツ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
Z.セーケイ(Vn)
M.セントヘイ(P)
K.ベルケシュ(Cl)
HCD-31039
バルトーク:2台のピアノと打楽器
管弦楽の為の協奏曲*
ミクロコスモス〜二台ピアノ曲(7曲)#
2台ピアノ組曲*
ディッタ・パストリ=バルトーク(P)
ディッタ・バルトーク=パストリ(P)*
エルジェーベト・トゥサ(P)#
ヤーノシュ・シャーンドル(指)ブダペストSO
HCD-31045
バルトーク:管弦楽の為の組曲第1番&第2番* ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O
ミクローシュ・エルデリ(指)ブダペストSO*
HCD-31046
コダーイ:チェロ・ソナタ/無伴奏チェロ・ソナタ
トリオ・セレナーデ
M.ペレーニ(Vn)、J.ヤンドー(P)
HCD-31047
バルトーク:合唱曲集
古いハンガリー民謡/村の情景/セーケイの歌
A.ドラディ、M.サボー(指)
ハンガリー陸軍男声cho
ジェール少女cho
HCD-31062
シューマン:「詩人の恋」/リーダークライス P.エスウッド(CT)
HCD-31080
バルトーク:2声・3声の無伴奏児童・女声合唱曲集 ドブサイ(指)スコラ・フンガリカ
HCD-31103
リスト:合唱曲集
主の家に我らは進み行く
信頼する主統べたまえS.23/テ・デウムS.27
アヴェ・マリス・ステラS.34-1/ロザリオS.56
アヴェ・マリアIS.20-1
処女マリアへの讃歌S.39
アンドラーシュ・モルナール(T)
ラースロー・レーヴェーシ(Org)
ガーボル・ウグリン(指)ハンガリー国立cho
HCD-31107
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調Op.44-1
弦楽四重奏曲第1番変ホ長調Op.12
バルトークSQ[ペーテル・コムローシュ(Vn)、ゲーザ・ハルギタイ(Vn)、ゲーザ・ネーメト(Va)、ラースロー・メゼー(Vc)]
HCD-31116
レナータ・スコット〜フランス・オペラ・アリア集Vol.2
グルック:「アルミード」、「トーリドのイフェジェニー」、
スポンティーニ:「ヴェスタの巫女」、
ロッシーニ:「ウィリアム・テル」、
ドニゼッティ:「連隊の娘」、「ファヴォリート(ファヴォリータ)」、
マイヤベーア:「北極星」、
ワーグナー:「タンホイザー」、
チャイコフスキー:「ジャンヌ・ダルク」、
マスネ:「ル・シッド」から
レナータ・スコット(S)
チャールズ・ローゼクランズ(指)ブダペストSO
HCD-31130(3CD)
テレマン:ブロッケス受難曲 M.ザードリ(S) 他
マギーガン(指)カペラ・サヴァリア
HCD-31140
ミクローシュ・ペレーニ〜チェロとピアノの為の音楽
バッハ(コダーイ編):3つのコラール前奏曲
ドビュッシー(コチシュ編):小組曲
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
コダーイ:ソナチネ
フォーレ:エレジー
バルトーク:ラプソディ第1番Sz.88(作曲者編)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ゾルターン・コチシュ(P)
HCD-31148(2CD)
パール・エステルハージ(1635-1713):宗教的カンタータ集「天上の調和」(全55曲/1709) マーリア・ザードリ(S)
マールタ・ファルシュ(S)
カタリン・ゲーメシュ(Ms)
カタリン・カーロイ(A)
ガーボル・カーライ(T)
ヨージェフ・モルドヴァイ(Bs)
パール・ネーメト(指)カペラ・サヴァリア
サヴァリア声楽アンサンブル
HCD-31167
バルトーク:管弦楽の為の協奏曲/舞踏組曲 イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭O
HCD-31195
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」/同第12番「四重奏断章」 ケラーSQ
HCD-31197(2CD)
レスピーギ:歌劇「セミラーマ」 エヴァ・マルトン(セミラーマ)
ヴェロニカ・キンチェス(スジアーナ)
ランド・バルトリーニ(メロダーク)
ラヨシュ・ミラー(ファラサール)他
ランベルト・ガルデッリ(指)ハンガリー国立O
ハンガリー放送cho
HCD-31291
コダーイ:合唱作品全集Vol.7
〜女声・児童合唱曲(全31曲)
デーネシュ・サボー(指)
ニレジハーザ・カンテムス
HCD-31292
聖母マリアの祝日の為の聖歌集
第1夜の夕べの祈り
デュファイ:モテット「恵み深き救い主の御母」
朝課(徹夜課)
クレメンス・ノン・パパ:モテット「天のシオンを讃えよ」

ジョスカン・デプレ:セクエンツィア「不妊の女のもとに天使を遣わし」
第2夜の夕べの祈り
デュファイ:3声の為のマニフィカト
ヤンカ・シェンドレイ(指)スコラ・フンガリカ
HCD-31296(2CD)
ハイドン:6つの弦楽四重奏曲Op.9 タートライSQ
HCD-31304(3CD)
ヘンデル:歌劇「フロリダンテ」 W.ザードリ、K.ファルカス(S)
A.マルカート(Ms)、D.ミンター(CT)
マギーガン(指)カペラ・サヴァリア
HCD-31345
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第1番Op.14
ヴィドール:オルガン交響曲第6番Op.42-2
ベルタラン・ホック(Org)
HCD-31348
ヨーゼフ・カライ:合唱曲集 ガボール・ホラールンク(指)
ブダペスト合唱協会cho
HCD-31358
スティーヴ・ライヒ:木づちの為の音楽
声とオルガン/木片の為の音楽/六重奏曲
アマディンダ打楽器アンサンブル
HCD-31443(3CD)
モーツァルト:初期弦楽四重奏曲集〜第1番-第13番 フェステティーチSQ
HCD-31447
18世紀-19世紀/ハンガリーのマーチ集(全16曲) ラースロー・マロシ(指)
ラースロー・ドホシュ(指)
ラースロー・ゲイゲル(指)
ハンガリー軍中央ウィンドO
HCD-31449
ヴィヴァルディ(バッハ編):協奏曲ハ短調RV.565/BWV.596
バッハ:パッサカリアハ短調BWV.582
アーノルド:金管五重奏曲Op.73
ミクローシュ・ツェミツキー:小さなソナタ第1番
ジェルジ・ヴカーン:ハッチバック
ハンガリアン・ブラス五重奏団
[エデ・インホフ、ツォルト・ツェグレーディ(Tp)、カーロイ・アンブルス(Hrn)、ツォルト・セーケイ(Tub)イシュトヴァーン・ペーテル・ファルカシュ(Tb)]
HCD-31459
18世紀-19世紀ハンガリー音楽の楽しみ
パウル・ヴラニツキー:交響曲ハ長調*
アンタル・ジェルジ・ツェルマーク(1774頃-1822):弦楽四重奏曲(1809)/6つの大ハンガリー四重奏曲(1810頃)
マールク・ロージャヴェルギ(1787頃-1848):ハンガリー円舞曲第1番(第1集)(1842)/チャルダーシュ「騒がしい音」(1846)/チャルダーシュ「聞け!聞け!」(1847)
ヴィルモシュ・タートライ(リーダー)
ハンガリー室内O
HCD-31464
大二重奏〜2つのオルガンの為の音楽
ケルビーニ、ガルッピ、ピアッツァ、
パスクィーニ、ベートーヴェン、ブランコ、
他の作品、
16世紀のタブラチュア譜によるハンガリー舞曲集
ルイジ・ギン、イシュトヴァーン・エッラ、
ヤーノシュ・シェヴェスティエーン(Org)
HCD-31474
ハイドン:ヴァイオリンと通奏低音の為の6つのソナタOp.23
〜第1番変ロ長調Hob.VI:3/第2番イ長調Hob.VI:2/第3番ハ長調Hob.VI:6/第4番変ホ長調Hob.VI:5/第5番ニ長調Hob.VI:4/第6番ヘ長調Hob.VI:1
デュオ・オンガレーゼ[イルディコー・ハイデュ(Vn)、ジェルジ・デーリ(P)]
HCD-31478
パガニーニ:ヴァイオリンとギターの為の二重奏 ミクローシュ・シェンテリ(Vn)、
ダニエル・ベンケー(G)、
HCD-31492
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466/ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
 ロンドニ長調K.382
アニー・フィッシャー(P)、
エルヴィン・ルカーチ(指)ブダペストSO
HCD-31493
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番*
モーツァルト:前奏曲とフーガハ長調K.394
シューベルト:即興曲ヘ短調Op.142-1
アニー・フィッシャー(P)
ヘリベルト・エッサー(指)ブダペストSO*
HCD-31494
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960*
リスト:ピアノ・ソナタロ短調#
アニー・フィッシャー(P)

録音:1968年*/1953年(#)
HCD-31503
バルトーク:カンタータ・プロファーナ
コダーイ:ハンガリー詩篇*
ヨゼフ・レティ(T)、ヨゼフ・グレゴール(Bs)
アンタル・ドラティ(指)ブダペストSO
ハンガリー放送cho
ヨゼフ・シマンディ(T)*
アンタル・ドラティ(指)ハンガリー国立O*
ブダペストcho*
HCD-31514
トムキンズ:4声、5声、6声の歌曲集(1622) ヤーノシュ・ドブラ(指)
ブダペスト・トムキンズ声楽Ens
HCD-31517
リスト:巡礼の年(抜粋)
第1年「スイス」より〜第1、2、4、9曲
第2年「イタリア」より〜第1、4、5、6曲
第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」
第3年〜エステ荘の噴水
イレーネ・ポルヤ(P)
HCD-31518
コントラバス・ヴィルトゥオーソ
グルック(クライスラー編):メロディ
マスネ(M.マルシック編):瞑想曲
パガニーニ(T.トシェフ編):G線上の幻想曲
フォーレ:夢の後でOp.7-1
グラナドス(G.カサド編):間奏曲
ショパン(グラズノフ編):夜想曲嬰ハ短調
ショパン:夜想曲嬰ハ短調
メンデルスゾーン:無言歌集〜5月のそよ風Op.62-1
ダニエル・ファン・ゲーンズ(T.トシェフ編):スケルツォOp.12-2
ロッシーニ(P.アザルヒン編):カヴァティーナ
ラフマニノフ:前奏曲ニ長調Op.23-4
モンティ:チャルダーシュ
セルゲイ・クーセヴィツキー(1874-1951):コントラバス協奏曲*
イヴァン・シタンコフ(Cb)
エリカ・トート(P;*以外)
ヤーノシュ・コヴァーチュ(指)ブダペストSO*
HCD-31524
コダーイ:混声合唱の為の無伴奏合唱曲集(全18曲)
誕生日の挨拶/晩歌/聖シュテファン王の歌/トランシルヴァニア人の嘆き/トランシルヴァニア人に/遅すぎた/嘆願して/ノルウェーの娘/老人たち/夕べ/イエスと商人たち/他
アウレル・ティッライ(指)ペーチュ室内cho
HCD-31529
ジェルトレルのタルティーニ
タルティーニ:ヴァイオリン,弦楽と通奏低音の為の5つの協奏曲集〜ヘ長調D.68/ト長調D.83/ニ長調D.30/イ長調D.95/ニ長調D.24
アンドレ・ジェルトレル(Vn)
エドモンド・ド・シュトウツ(指)
チューリヒ室内O
HCD-31540(2CD)
コダーイ:ピアノ曲全集 アーダーム・フェッレーギ(P)
HCD-31544
ドニゼッティ、ロッシーニ:歌曲&デュエット集 アンドレア・ウルブリヒ(Ms)
イングリッド・ケルテシ(S)
イロナ・プルンニ(P)
HCD-31546
エヴァ・マルトン(S)
ボーイト、カタラーニ、マスカーニ、
ポンキエッリ、プッチーニ、
ヴィルフ=フェラーリ、他のオペからのアリア
エヴァ・マルトン(S)
ユリウス・ルーデル(指)ハンガリー国立O
HCD-31547
エンドレ・ヘゲドゥーシュ(P)
リスト、ベッリーニ、ドニゼッティ、パッチーニのオペラからのトランスクリプション集
エンドレ・ヘゲドゥーシュ(P)
HCD-31554
バルトーク:組曲Op.14/野外にて/ピアノ・ソナタ/9つのピアノ小品/コントラスツ エルジェーベト・トゥシャ(P)
HCD-31555
ドホナーニ:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.5/同第2番ロ短調Op.42 ラースロー・マラニャイ(P)
ジェルジ・ジェーリヴァーニ=ラート(指)ブダペストSO
HCD-31560
バルトークSQ&ヘゲデシュ
シューマン:ピアノ五重奏曲*/謝肉祭Op.9
エンドレ・ヘゲデシュ(P)
バルトークSQ*
HCD-31569
シフラ名演集1955&1956
リスト:超絶技巧練習曲集より〜第1、2、8、9番
J・シュトラウス(シフラ編):美しく青きドナウ
 トリッチ=トラッチ・ポルカ
 「こうもり」パラフレーズ
 「ジプシー男爵」パラフレーズ
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー*
ジェルジ・シフラ(P)
ゾルターン・ロズニャイ(指)ハンガリー国立O*
HCD-31579
フランク:3声のミサイ長調Op.12/オフェルトリウム サラモン・カムプ(指)
デブレツェンン・コダーイcho
HCD-31586
シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調Op.53D.850
ピアノ・ソナタ第7番変ホ長調Op.122D.586
マルコム・ビルソン(Fp)
HCD-31588
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集Vol.3
第18番ト長調D.894「幻想」/第11番ヘ短調D.625/アダージョ変ニ長調D.505/第9番ロ長調D.575
マルコム・ビルソン(Fp)
HCD-31589
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集Vol.4
第13番イ長調D.664/第6番ホ短調D.566(未完)/第16番イ短調D.845
マルコム・ビルソン(Fp)
HCD-31590
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集Vol.5
第21番変ロ調D.960/第15番ハ長調D.840(遺作)
マルコム・ビルソン(Fp)
HCD-31592
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集Vol.7
〜第19番ハ短調D.958/第5番変イ長調D.557/第14番イ短調D.784
マルコム・ビルソン(Fp)
HCD-31596
シフラ〜パラフレーズ&編曲集
ワーグナー(リスト編):「タンホイザー」序曲
ヴェルディ(リスト編):リゴレット・パラフレーズ
ヴェルディ(リスト編):トロヴァトーレ
メンデルスゾーン(リスト編):「真夏の夜の夢」より〜結婚行進曲/妖精の踊り
オーベール(リスト編):ポルティチの唖娘
ブラームス(シフラ編):ハンガリー舞曲第5番
リスト:ハンガリー狂詩曲第19番
ジェルジ・シフラ(P)

録音:1954年-1956年、ブダペスト
HCD-31612
現代ハンガリーのブラス作品集
K・レンドヴァイ:チャイコフスキー先生からの最後のメッセージ
F・ヒダシュ:2つで1揃いの組曲
G・ラーンキ:ファーザー・グースのお話
 バレエ組曲「魔法の薬」
L・ドゥブロヴァイ:ブンブンポルカ
I・ボガール:テューバ協奏曲
J・バジン(Tub)、G・ホーナ(Tub)
L・マロシ(指)ブダペスト・シンフォニック・バンド
HCD-31620
リスト:交響詩集ピアノ・デュオ版1
「前奏曲」/「ハンガリー」/「フン族の戦い」
ブダペスト・ピアノ・デュオ
HCD-31626
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.1
第12番Op.26/第6番Op.10-2/第31番Op.110/第13番Op.27-1
アニー・フィッシャー(P)
HCD-31627
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.2
第8番「悲愴」/第3番ハ長調Op.2-3
第1番ヘ短調Op.2-1
アニー・フィッシャー(P)
HCD-31628
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.3
ハ短調Op.111/ト長調Op.49-2/ニ長調Op.10-3/ト長調Op.14-2
アニー・フィッシャー(P)
HCD-31629
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.4
第18番ホ長調Op.31-3
第29番「ハンマークラヴィーア」
アニー・フィッシャー(P)
HCD-31630
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.5
第27番ホ短調Op.90/第9番ホ長調Op.14-1
第14番「月光」/第28番イ長調Op.101
アニー・フィッシャー(P)
HCD-31631
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.6
第23番「熱情」/第17番「テンペスト」
第15番ニ長調Op.28「田園」
アニー・フィッシャー(P)
HCD-31632
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.7
第16番ト長調Op.31-1/第30番ホ長調Op.109
第2番イ長調Op.2-2/第24番「テレーゼ」
アニー・フィッシャー(P)
HCD-31633
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.8
第5番ハ短調Op.10-1/第21番「ワルトシュタイン」
第4番変ホ長調Op.7
アニー・フィッシャー(P)
HCD-31634
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.9
第25番「かっこう」/第19番ト短調Op.49-1第26番「告別」/第11番変ロ長調Op.22
第22番ヘ長調Op.54
アニー・フィッシャー(P)
HCD-31635
バッハ:ヴァイオリン協奏曲
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
アンドレ・ジェルトレル(Vn)
パウル・クレツキ(指)フィルハーモニアO
HCD-31636
トランシルヴァニアの現代音楽
P・セゲー:むかしむかし.../祈願/演奏会用小品/シグナル
Z・サライ:反響(ファゴットと弦楽四重奏の為の)
A・コンチェーイ:オスティナート
A・デメーニ:死の遊戯の舞踏/憧れ
カンフカとチョントヴァーリの出会い/3つの歌
アノニマスEns
ハンガリー国立クルジュ歌劇場cho
G・ディマ音楽アカデミー・パーカッションEns
&トロンボーンQ
I・フィリプ(Fl)
L・シモニシュ、A・デメーニ(P)
A・チェンゲリ(S)、J・シェルメツィ(Vn)G・コーシャ(Perc)
HCD-31637
ドホナーニ:組曲嬰へ長調Op.19
コンチェルトシュテュックOp.12
交響的小品集Op.36
チャバ・オンツァイ(Vc)
ターマシュ・ヴァーシャリ(指)ブダペストSO
HCD-31640
シャイト:カンツィオ・サクラ集(1620)(抜粋)
〜第8曲「来たれ精霊よ主なる神よ」/第11曲「イエス・キリストよ汝ほむべきかな」/第12曲「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」/第16曲「我らの神は堅き砦」/第17曲「父なる神わがもとに留まり給え」/第19曲「主イエス・キリストわが命の光」/第22曲「キリストは死の絆につきたまえり」/第32曲「天にまします我らの父よ」/讃歌第7番「主イエス・キリストわが命の光」(オルガン独奏)
アンナ・バルタ(Vg)
ビルバーラ・ドボジ(ポジティフOrg)
ぺトラ・ヴァルガ(Org/ポジティフOrg)
サラモン・カンプ(指)デブレツェン・コダーイcho
HCD-31642
超絶のチューバ
ヒルブレヒト、ドブロバイ、パーシケッティ、
ペンデレツキ、ラング、クラフト、
スティーヴンス、他の作品
ヨゼフ・バシンカ(Tb)
HCD-31647
ライタ:フルートを伴う室内楽曲集Vol.1
フルート・ソロの為の2つの小品
演奏会用ソナタ
ハープとフルートとチェロの為の三重奏曲Op.22
ハープとフルートとチェロの為の三重奏曲Op.47
イシュトヴァーン・マトゥツ(Fl)
イェネー・ヤンドー(P)
イューリア・シルヴァージ(Hp)
カタリン・ヴァス(Vc)
HCD-31652
ホルン四重奏の為の作品集
ヘンデル、バッハ、ロッシーニ、モンティ、
他の作品
プダペスト祝祭ホルンQ
HCD-31655
20世紀のフルート音楽
ベリオ:セクエンツァ1
ムチンスキ:フルート・ソナタOp.14
クルターク:J.S.B.讃歌他
アンナ・ガルズリ(Fl)
ドリケン・ケルハック(P)
HCD-31658(2CD)
ガルッピ:歌劇「田舎のカフェ」(1761) ゴンザレス、ザント(S) 他
ファビオ・ピローナ(指)カペラ・サヴァリア
(ピリオド楽器)

※世界初録音
HCD-31661
フルートによるヴァイオリン名曲集
ヴィヴァルディ:「四季」
パガニーニ:協奏曲第2番
ヤーノシュ・バーリント(Fl)
ピエルジョルジェ・ラモンディ(指)ブダペストSO
HCD-31662
シューベルト(リスト編):さすらい人幻想曲
ハンガリー風メロディS.425
3つの性格的大行進曲
ジェルジ・オラヴェチュ(P)
HCD-31665
レオポルト・コゼルッチ(1747-1818):3つのトリオ・ソナタOp.12
〜第3番ト短調/第2番イ長調/第1番変ロ長調
クリストファー・トリオ[ペーテル・シューツ(Vn)、バラージュ・マーテー(Vc)、シルヴィア・エレク(Fp)]
HCD-31669
近代ハンガリーの作曲家によるツィンバロン曲集
ドゥブロヴァイ:ツィンバロンと弦楽の為の協奏曲
セミシュキ:二つのツィンバロンと弦楽の為の幻想的協奏曲
レメニ:日没/オーロラ
ランキ:ツィンバロン協奏曲
レンドヴァイ:簡単な協奏曲
アグネス・サカリ(Cimb)
ロスカ・ファルカス(Cimb)
タマーシュ・ガル(指)
ブダペストSO室内合奏団
アンドラーシュ・リゲティ(指)
ハンガリー放送室内O
HCD-31671
イヴァーン・マダラース(1949-):コンチェルトF(L)A
飾りつけられた音/エコー
スピード(2つのフルートの為の)
物語の章
M・コストラーニ(Vo)、E・ペレーニ(Vn)
J・バーリント、Z・ジェンジェッシ、
G・チェンティーニ、I・マトゥズ(Fl)
G・エックハルト(シンセサイザー)
A・ホッロー(Perc)
L・ティハニ、T・サボー、
L・コヴァーチュ(指)ハンガリー国立O
バルトーク・ユースSO、ミシュコルツSO
HCD-31673
バッハ(コダーイ編):前奏曲とフーガ*
ショパン(グラズノフ編):練習曲*
リスト(ブゾーニ編):忘れられたワルツ第1番*
リスト:悲しみのゴンドラ*
ポッパー:妖精の踊り*
シベリウス(コチシュ編):悲しきワルツ*
ドビュッシー(コチシュ編):レントより尚遅く*
ドヴォルザーク:5つのバガテルOp.47#
ドビュッシー:チェロ・ソナタ*
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ゾルターン・コチシュ(P;*/ハルモニウム;#)
アンドラーシュ・ケラー、
ヤーノシュ・ピルツ(Vn)#
HCD-31675
リスト:交響詩集(2台ピアノ版)
「タッソ、悲哀と勝利」/「理想」/「英雄の嘆き」
ブダペスト・ピアノ・デュオ
HCD-31679
シューベルト:即興曲ヘ短調
リスト:アヴェ・マリア/ヴェネツィアとナポリ/夜想曲
ショパン:バラードト短調他
ゾルターン・コチシュ(P)
HCD-31682
コダーイ:オルガノエディア・ソ・ミサ・レクタム/詩篇114/パンジェ・リングァ/オルガン讃歌(1966) ヤーノシュ・フェレンチーク、
ソルターン・ヴァーシャリ(指)ハンガリー放送cho
HCD-31685
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番/トッカータ
リスト:ハンガリー狂詩曲第9番/スペイン狂詩曲他
ラザール・ベルマン(P)
アンドラーシュ・コロディ(指)ハンガリー国立SO
HCD-31687
レオー・ヴェイネル(1885-1960):弦楽四重奏曲全集
〜第1番変ホ長調Op.4(1906)*/第2番嬰へ長調Op.13(1921)/第3番ト長調Op.26「パストラル、幻想曲とフーガ」(1934)
アウアーSQ
HCD-31694
ボッテシーニ:コントラバスの為のオリジナル作品と編曲集
ボッテシーニ:ボレロ*/エレジー/タランテラ*
バッハ(ボッテシーニ編):G線上のアリア*
ボッテシーニ:序奏とガヴォット/ロマンツァ・ドラマティカ*/アレグレット・カプリッチョ/コントラ=バス・ポルカ*
ドニゼッティ(ボッテシーニ編):「愛の妙薬」〜ロマンツァ*,#
ロッシーニ(ボッテシーニ編):「セビーリャの理髪師」〜セレナータ#
ベッリーニ(ボッテシーニ編):「夢遊病の女」〜フィナーレ#
ヴェルディ(ボッテシーニ編):「トロヴァトーレ」〜アリア#
ジェルジ・ヤールダーニ(Cb)
エリザベッタ・デベソコヴィ((Hp)#
ピエル・ジョルジェ・ラモンディ(指)ハンガリー国立SO

*=世界初録音
HCD-31695(2CD)
バッハ:ピアノ協奏曲集 ゾルターン・コチシュ、アンドラーシュ・シフ、
シャーンドル・ファルヴァイ、イムレ・ローマン(P) 他
HCD-31697
コダーイ:合唱曲集3 ミクローシュ・サボー(指)ハンガリー放送cho 他
HCD-31706
M・ハイドン:交響曲集
ニ長調P.41MH.159/イ長調P.6MH.152
ト長調P.8MH.144/ニ長調P.11MH.198
ニ長調P.42MH.272
パール・ネーメト(指)
カペラ・サヴァリア(ピリオド楽器)
HCD-31709
ゴルトマルクピアノ三重奏曲集
〜変ロ短調Op.4/ホ短調Op.33
バルトシュ・トリオ[ガリーナ・ダニロヴァ(Vn)、チャバ・バルトシュ(Vc)、イリーナ・イヴァニツカイア(P)]
HCD-31717
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
交響曲第1番/交響曲第2番
タマーシュ・ヴァーシャリ(指)ブダペストSO
HCD-31718
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
「エグモント」序曲
タマーシュ・ヴァーシャリ(指)ブダペストSO
HCD-31719
ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲
交響曲第4番/交響曲第5番「運命」
タマーシュ・ヴァーシャリ(指)ブダペストSO
HCD-31720
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
「プロメテウスの創造物」序曲
タマーシュ・ヴァーシャリ(指)ブダペストSO
HCD-31721
ベートーヴェン:交響曲第7番
交響曲第8番ヘ長調Op.93
タマーシュ・ヴァーシャリ(指)ブダペストSO
HCD-31722
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 トコディ(S)、ヴィーデマン(A)
モルナール(T) 、ベルツェリ(Br)
タマーシュ・ヴァーシャリ(指)
ブダペストSO、ハンガリー放送cho
HCD-31724
ベルリオーズ(リスト編):イタリアのハロルド
リスト:忘れられたロマンス
エレジー第1番/第2番
悲しみのゴンドラ/修道院にて
チャバ・エルデーイ(Vn)
イアン・ホブソン(P)
HCD-31731
モーツァルト:ソナタK.10-15(フルート版) ゾルターン・ジェンジェッシー(Fl)
アンドラーシュ・ケメネシュ(P)
HCD-31732
クーセヴィツキー:アンダンテOp.1-1
 小さなワルツOp.1-2
 悲しみの歌Op.2/ユモレスクOp.4
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ
R=コルサコフ:くまばちの飛行他
イヴァン・スタンコフ(Cb)
エリカ・トート(P)
HCD-31733
フバイ:ヴァイオリンとピアノの為の作品集Vol.1 フェレンツ・セチョーディ(Vn)
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
HCD-31734
トランペットとハープの為の現代ハンガリー作品集
F・ヒダシュ:オンリー・トゥ
M・ホロシュ:ハープを伴うサイレント・トランペット・ミュージック
M・マロシュ:リラ・ハープの為の3つのスケッチ
M・シュガール:ファンファーレ
G・ラーンキ:詩人の歌
L・ドゥブロヴァイ:悲しく非常に速いワルツ
G・シェルメツィ:協奏的幻想曲
ジェルジ・ゲイゲル(Tp)、エヴァ・マロシュ(Hp)
ゲルゲイ・ヴァイダ(指)スコラ・フンガリカCO
HCD-31736
パッヘルベル:アリア&デュエット集(全13曲) マーリア・ザードリ(S)
ジュディト・ネーメト(A)
ガーボル・カーライ(T)
イシュトヴァーン・コヴァーチ(Bs)
アフェッティ・ムジカーレ
ヤーノシュ・マリナ(監修)
ジョルト・サボー(指)
ムジカ・プロファーナ・ヴィオラ・ダ・ガンバ・アンサンブル
HCD-31741
テレマン:管弦楽組曲集 パール・ネーメト(指)カペラ・サヴァリア
HCD-31742
パール・ヤールダーニ(1920-1966):作品集
ヴァイオリンと管弦楽の為のコンチェルティーノ*
交響曲「ヴェレシュマルティ」
ハープ協奏曲+
生ける者と死にゆく者
プリフィス
ゾーフィア・ヤルダーニ(Vn)*
エリザベッタ・デヴェシュコヴィ(Hp)+
ヤーノシュ・アーチュ(指)
セント・イシュトヴァーン・キラーイSO&オラトリオcho
HCD-31743(2CD)
リスト:ワーグナー作品のトランスクリプション集 エンドレ・ヘゲドゥーシュ(P)
HCD-31745(2CD)
リスト:2台のピアノの為のオペラ・ファンタジー&トランスクリプション集
ベッリーニ、モーツァルト、グリンカ、ベルリオーズの作品
ディオ・エグリ&ペルティス(P)
HCD-31748
シェーンベルク:モノドラマ「期待」Op.17
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
エヴァ・マルトン(S)
ジョン・カルヴェ、ヤーノシュ・コヴァーチュ(指)
ブダペストSO
HCD-31751
リスト:交響詩ピアノ・デュオVol.3
「オルフェウス」/「ハムレット」/「山上にて聞きしこと」
ブダペスト・ピアノ・デュオ
HCD-31752
リスト:交響詩集(ピアノ・デュオ版)Vol.4
「マゼッパ」/「プロメテウス」/「祭典の響き」
ブダペスト・ピアノ・デュエット[タマーシュ・ケレシュケドー、ゾルターン・ポジュガイ(P)]
HCD-31757
ドホナーニ:弦楽三重奏によるセレナードハ長調Op.10、
チェロ・ソナタ変ロ短調Op.8
レオ・ヴェイネル:弦楽三重奏曲
デネーシュ・コヴァーチ(Vn)アンドラーシュ・キシュ(Vn)ラースロー・バールソーニ(Va)カーロイ・ボトヴァイ(Vc)イェネー・ヤンドー(P)
HCD-31758
コントラバスの為のソナタ集
ヘンリー・エックレス(1650-1742):コントラバスとピアノの為のソナタ*
アドルフ・ミシェク(1875-1954):コントラバスとピアノの為のソナタ第1番イ長調Op.5*
パウル・ヒンデミット(1895-1963):コントラバス・ソナタ*
ウィルフリート・イェンツィシュ(1941-):無伴奏コントラバス・ソナタ
ヴィルモーシュ・モンターク(1908-1991):コントラバスとピアノの為のソナタホ短調*
フェレンツ・チョントシュ(Cb)
バラージュ・ソコライ(P)*
HCD-31759
ドホナーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ短調Op.27
ヴァイオリン協奏曲第2番ハ短調Op.43*
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
タマーシュ・ヴァーシャリ(指)ブダペストSO
HCD-31763
ドビュッシー:アラベスク第1&2番/喜びの島
サティ:ジムノペディ第1-3番/グノシェンヌ第2-6番
ラヴェル:ハバネラ/亡き王女の為のバラード他
ナーンドル・ゲッツ(Cl、S-Sax)
バラージュ・ソコライ(P)
HCD-31764
バッハ:ゴルトベルク変奏曲(2台ツィンバロンの為の編曲版) アーグネシュ・サカーイ、ロージャ・ファルカシュ(ツィンバロン)
HCD-31765
M・ハイドン:ミサ・ヒスパニカハ長調(1786) マーリア・ザードリ(S)
ユディト・ネーメト(Ms)
ペーテル・ドルッケル(T)
イシュトヴァーン・コヴァーチュ(Bs)
パール・ネーメト(指)カペラ・サヴァリア、
デブレツェン・コダーイcho
HCD-31766
現代ハンガリーの弦楽アンサンブルの為の作品集
カミッロー・レンドヴァイ(1928-):ムジカ・ラ・ドルチェ(弦楽セレナード)
ヨージェフ・シャーリ(1935-):化石
マーテー・ホッローシュ(1954-):献呈第1番-セゲドに捧ぐ(1992)
アンドラーシュ・セッレーシ:第3協奏曲(1968)
バルナバーシュ・ドゥカイ(1958-):炎のまばゆさ(各3のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの為の九重奏曲)
ペーテル・ガズダ(1948-):生誕の神秘(1997)
ペーテル・ガズダ(指)フェレンツ・リストCO
HCD-31767
ジェルシー・ラーング:ヘブライ風協奏曲
秋の歌/歓喜の花/牧神の死
コオロギの愛の歌
ラソンヴィ(Vn)、マイヤー(P)
ウリ・マイヤー(指)ブダペストSO
HCD-31771
ヨハン・ショーベルト(1735-1767):ヴァイオリン伴奏による鍵盤ソナタ集
〜ニ長調Op.3-1/ト長調Op.3-2/ハ長調Op.1-2
ミクローシュ・シュパーニ(タンジェントP)
ペーター・シュッツ(Vn)
HCD-31772
オブレヒト:ミサ「おお、教会の光」
「アヴェ・レジナ・チェロルム」
「恵み深き救い主の御母」
ミサ「不幸に見舞われ」
ヤーノシュ・バリ(指)A.N.S.cho
HCD-31776
ラースロー・ライタ(1892-1963):ハープを含む室内楽作品集
マリオネットOp.26(フルート、ハープと弦楽三重奏の為の)
トリオ・ノクテュルヌOp.34(ソプラノ、フルート、ハープと弦楽四重奏の為の)*
五重奏曲第2番Op.46
イルディコー・イヴァーン(S)*
イシュトヴァーン・マツ(Fl)
タマーシュ・ローナセギ(Vn)
ペーテル・サーロシ(Vn)*
エミル・ルドマーニ(Va)
カタリン・ヴァシュ(Vc)
ユーリア・シルヴァーシ(Hp)
ゲルゲイ・マツ(指)*
HCD-31777
レオ・ヴェイネル:ピアノ作品集Vol.1
3つのハンガリーの田舎舞曲
ハンガリーの婚礼舞曲
ハンガリー農民歌(全5巻)
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
HCD-31779
ゲオルグ・アントン・ベンダ(1722-1795):声楽作品集
カンタータ「アミュンタの嘆き」*
歌曲集(全20曲)#/3つの宗教歌曲
マールタ・フェルシュ(S)
イシュトヴァーン・コヴァーチュ(Bs)
アニコー・ホルヴァート(Cemb;*/Org;#)
レジェー・ペルトリニ(Vc)
HCD-31780
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番&第2番
ブロークの詩による7つの歌
バルトシュ・トリオ
マリア・アソーディ(S)
HCD-31786
ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ嬰ハ短調Op.21
R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18
ファリャ(コハンスキー編):スペイン民謡組曲
ルッジェーロ・リッチ(Vn)
フェレンツ・ラドシュ(P)
HCD-31789
ボザイ:ピアノ・ソナタ第1番*&第2番*
 ヴァイオリン・ソナタ/チェロ・ソナタ
クラーラ・ヴュルツ(P)*
イムレ・ローマン(P)
エステル・ペレーニ(Vn)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
HCD-31793
イシュトヴァン・ヴァーントゥシュ(1935-):サウンド・グループス/歌劇「黄金の棺」(抜粋)/リフレクションズ/エクローガ/他 アンドラーシュ・リゲティ(指)他
ブダペストSO他
HCD-31795
レスピーギ:歌曲集
6つの抒情詩集第1集/第2集
6つのメロディ(1909)/4つの抒情詩(1920)
ヴェロニカ・キンチェシュ(S)
アニコー・ペーテル=サボー(P)
HCD-31796
J.C.バッハ:6つの鍵盤楽器の為のソナタOp.16 ミクローシュ・シュパーニ(タンジェントP)
ベネデク・チャローグ(バロックFl)
HCD-31797
ヤーノシュ・ヴァイダ(1949-):弦楽四重奏曲第1番
弦楽四重奏曲第2番/ピアノ・ソナタ
ヴァイオリン・ソナタ
新ハイドンSQ
HCD-31802(2CD)
モーツァルト・ピアノ・ソナタ集Vol.1
〜第2番/第4番/第5番/第6番/第15番/第8番/第9番/第12番/第13番
デジュー・ラーンキ(P)
HCD-31804(3CD)
モーツァルト・ピアノ・ソナタ集Vol.2
〜第1番/第3番/第7番/第10番/第11番/第14番/第16番/第17番
ゾルターン・コチシュ(P)
HCD-31810
M.ハイドン:交響曲集
ハ長調P.31BH.478/変ロ長調P.18MH.358/ホ長調P.17BH.340/ニ短調P.20MH.393
パール・ネーメト(指)カペラ・サヴァリア
HCD-31812
フバイ:ヴァイオリンとピアノの為の作品集Vol.2
組曲/ロマンス/花物語/ハンガリーの歌による変奏曲/歌劇「クレモナのヴァイオリン作り」より間奏曲
セチョーディ(Vn)、カシャイ(P)
HCD-31813
レガシーズ〜アマディンダ
A・ホッロー/Z・ヴァーチ:トラディションズパートI/II
Aホッロー:39〜マニ教徒の夢
Z・ヴァーチ:リコンストラクション/ララバイ&イントロダクション黄金時代/白銀時代/青銅器時代/預言/崇拝
ポリネシア伝統音楽:カイラオ/オテア
アフリカ伝統音楽:ムビラ/マゴゴド
アマディンダ・パーカッション・グループ
HCD-31814
ショパン:夜想曲集(ピアティゴルスキー&グリュッツマッハー編曲によるチェロ版) カッドゥーリ(Vc)、モルザ(P)
HCD-31815
リスト:ハンガリー狂詩曲第9番「ペストのス謝肉祭」オルフェウス
「オーベルマンの谷」〜トリスティア
ライタ:協奏三重奏曲(ピアノ三重奏曲)
ヴァイオリンとピアノの為のソナチナ
タカーチ・ピアノ・トリオ
HCD-31817
アッティラ・レメーニ(1959-):作品集キリストは神の前に召され5つのクラリネットの為の12のミニアチュアベル=ゲーム
無伴奏ヴァイオリン・ソナタア詩篇第126
アマディンダの為のクァルテット
カンタート声楽EnsG・レメーニ(Vn)
ジュール・ガルデーニア・クラリネット五重奏団
ジェール・パーカッション・グループ 他
HCD-31821
クルターク:アッティラのテキストによるソプラノ「断章」
ドロスのテキストによる「火のメッセージ」
小節からの情景/告別/S.K.
アンドラーシュ・ミハリ(指)
ブダペスト室内アンサンブル
HCD-31822
クリスマス・ファンタジー
バッハ:前奏曲とフーガト長調BWV541
 トッカータとフーガニ短調BWV565
ヘンデル:オルガン協奏曲Op.4-4
ダカン(レホトカ編):3つのノエル
レホトカ:プロヴァンス教区、シャルル・メリー司祭の為のノエル
ガーボル・レホトカ(Org)
HCD-31824
ジェルジ・オルバーン:ハンガリー語の受難曲 I.チェルナ(S)
X.リヴァデネイラ(T)
A.アンブラシュ(Br)
T.シュレ(Bs)
ガーボル・バロシュ(指)
ベラ・バルトーク大学O&cho
HCD-31826
ミハーイ・モショニ(1815-1870):ミサ曲第3番 ヤーノシュ・フェレンチク(指)フランツ・リストO&cho
HCD-31827
ヤーノシュ・ヴァイダ&ジェルジュ・オルバーン:歌曲集(マジャール語&ドイツ語による歌唱) アンドレア・メラート(Ms)
エメシェ・ヴィラーク(P)
HCD-31833
L・ライタ:フリギア旋法によるミサ「苦難の日に」
L・ヴェイネル:チェロ、ハープと弦楽合奏の為のロマンス
G・ラーンキ:イエスの嘆き、リューベック大聖堂祭壇ヘの献辞
P・モルナール(Vc)
A・ボロニ(Hp)
チャバ・B・ファジェカシュ(Bs)
K・サーボルスキー(指)
セント・イシュトヴァーン・キラーイSO
オラトリオcho
HCD-31834
ルクレール:6つのソナタOp.12 シャーンドル・パッブ、
ヤーノシュ・フェイエールヴァーリ(Vn)
HCD-31835
ハンガリーのチェロ作品集
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
ファルカシュ:バラード
ヴェレシュ:チェロとピアノの為のソナチネ
 無伴奏チェロ・ソナタ
リスト:尼僧院の僧房/悲歌第2番
E.ドホナーニ:ハンガリー牧歌
ヴェイネル:ロマンス/A.ミハーイ:断章
ミクロシュ・ペレーニ(Vc)
デネシュ・ヴァリヨン(P)
HCD-31837(3CD)
ジャルディーニ:弦楽三重奏曲全集 ブダペスト弦楽三重奏団
HCD-31841
リスト音楽アカデミー・チャリティー・アルバム
ペルゴレージ、レスピーギ、モーツァルト、
ヴァイナー、クルターク、バルトーク、
ホローシュ、ハイドンの作品
エヴァ・マルトン(S)
カールマン・ベルケシュ(Cl)
バルトークSQ
タマーシュ・ヴァーシャリ(P,指)
ゾルターン・コチシュ(指)
HCD-31843
ハッセ:イタリア語カンタータ集
〜エウリディーチェとオルフェオ(2声)/クローリ、クローリ、わが命よ(2声)/美しいアウローラ(2声)/他
マーリア・ザードリ、
ノエモ・キッシュ(S)
エヴァ・ラックス(Ms)
ヤーノシュ・マリナ(指)アフェッティ・ムジカーリ
HCD-31844
ジョン・ケージ:打楽器の為の作品集Vol.1 アマディンダ打楽器グループ
HCD-31845
ケージ:パーカッションの為の作品全集Vol.2
第3コンストラクション/クレド・イン・アス/心象風景1・2
18回目の春を迎えた陽気な未亡人
フォーエヴァー・アンド・サンスメル
アモーレス/彼女は眠っている/花
アマディンダ・パーカッション・グループ
カタリン・カーロイ(Vo)
ゾルターン・コチシュ(P)
HCD-31846
ケージ:パーカッションの為の作品全集Vol.3
フォー・4(打楽器の為の)
アマディンダ・パーカッション・グループ
HCD-31847
ケージ:打楽器のための作品全集Vol4
パーカッションのための27’10.554”(1956年)、
アカデミー内のファド(気まぐれ)とファンシー(好み)(1940年)、 I.格言―a.学生というものはとかく勉強好きである、b.学生とは本来なまけものである、c.我々は完全な子供を相手にしているのである、II.簡単な歴史の概観―a.反動主義者、b.革命派(調律されたたたかい)、III.未来の眺望―a.悲観的な見方、b.楽観的な見方、 4 つのダンス(1942.43年)
アマディンダ・パーカッション・グループ、
ゾルタン・コチシュ(P)他
人気シリーズ、ケージの打楽器のための作品全集第4巻の登場です。今回は、1940 年代、そして50 年代の作品を収録しています。1 曲目の「パーカッションのための27’10.554”」は、1956 年に書かれました。50 年代といえば、ケージが易経に傾倒していた頃。偶然性に満ちた音響です。しかし、実際には特定のリズムの構造パターンが繰り返し自在にその長さや組み合わせをかえながらも現れ、打楽器も、皮、金属、木製、そして3者が渾然一体となったグループの4 つのグループに分けられて細かく指示がされているなど、結構厳密にかかれています。これをケージは一人の演奏者のために書きましたが、録音テープなども用いながら一人で演奏するのは「人知を超えた」作業。この録音では、アマディンダの精鋭たちによって、えもいわれぬ易経的世界が見事に実現されています。2 曲目は、学生のテーマ旋律(中国っぽい)が勉強好きな四角四面弾き、怠惰なだらだら弾きなど雰囲気を変えて何度も現れ、その旋律に様々な打楽器や手拍子で合いの手が入ります。II-b の「革命派」は思わず耳をふさぎたくなるような大音響、迫力満点です。3曲目の4 つのダンスは、コチシュの鬼才ぶりが遺憾なく発揮されています。  (Ki)
HCD-31848
ジョン・ケージ:打楽器の為の作品集Vol.5
Six/クァルテット/一の四乗
ダンス・ミュージック*/三の二乗
アマディンダ・パーカッション・グループ
ゾルターン・コチシュ(P/トイP/Perc;*)他
HCD-31849
ジョン・ケージ:パーカッション作品集Vol.6
俳諧(1986)/木の子供(1975)
枝(1976)/ファイヴ4(1991)
コンポーズド・インプロヴィゼーション(1987-90)
同(別ヴァージョン)
バット・フヮット・アバウト・ザ・ノイズ・オヴ・クラムピング・ペーパー…(1985)
アマディンダ・パーカッショ・グループ、
ニュー・ミュージック・スタジオほか
フンガロトンのカタログ中でも静かなロングヒットを続けているのがジョン・ケージのパーカッション作品集。最新の第6巻には、即興や偶然性を中心とした作品が中心。とは言っても厳密な指示のもとに行われるもので、ケージならではの世界が広がります。「バット・フヮット・アバウト…」は音楽史上最も長いタイトルを持つ作品のひとつ。
HCD-31850
テレマン:リコーダーとチェンバロの為の6つの協奏曲集(1734)〜4曲
〜第1番ニ長調/第4番ホ短調/第2番イ短調/第3番イ長調
アンネケ・ブケ(リコーダー)
ミクローシュ・シュパーニ(Cemb)
HCD-31851
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):管弦楽作品集 ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O
HCD-31852
ファルカシュ:カンタータ集
カントゥス・パンノニクス/聖ヨハネの泉
ヴィヴィト・ドミヌス/春を待ちわびて
M・ラースロー(S)、M・メリシュ(Ms)
M・フォライ、A・ファルカシュ、
J・フェレンチーク(指)ブダペストSO、ハンガリー国立O
ブダペストcho
ジュネス・ミュジカルcho
ハンガリー放送cho&児童cho
HCD-31853
フェレンツ・ファルカシュ(1905-):合唱曲集 カタリン・キッシュ(指)アルス・ノヴァEns
HCD-31854
メンデルスゾーン:テ・デウム/詩篇集
マティアス・カーン(1928-):宗教的合唱曲集
I・エッラ(指)ブダペスト・バッハcho
HCD-31855
メンデルスゾーン:2台のピアノと4手の為の作品集
子供の為の小品集Op.72
グラン・デュオOp.3
無言歌集Op.62Nos.1ー6/Op.67-1
協奏的二重奏曲(イグナツ・モシェレスとの共作)
デュオ・エグサ&ベルティス(P)
HCD-31856
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
R・シュトラウス:ホルン協奏曲第1番
チャイコフスキー:交響曲第5番
ミクローシュ・ナギ(Hrn)
カールマン・ベルケシュ(指)武蔵野音大SO
HCD-31857
ヨセフ・サーリ:ヒレルへの問い
4つの呪文/弦楽四重奏曲
遅れた手紙/3つのオマージュ/3つの習作
新ブダペストSQ
イルディコ・ヴェーコニ(ハンマーダルシマー)
アンドラーシュ・ホルン(Cl)他
HCD-31859
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」*
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」#
ペーテル・コチョル(P)*
ジュラ・ネーメト(指)ハンガリー国立O#
HCD-31860
バルトーク:15のハンガリーの農民の歌Sz.71*
15のハンガリーの農民の歌Sz.100#
舞踊組曲Sz.77(作曲者によるピアノ編曲版)*
舞踊組曲Sz.77#
トランシルヴァニアの夕べ+/
トランシルヴァニアの夕べ
熊の踊り+/熊の踊り
ガーボル・ガボシュ(P)*
ヤーノシュ・シャーンドル(指)ブダペストPO#
K.ゼンブレーニ(P)+
M.エルデーイ(指)ブダペストSO+
HCD-31861
リスト:B-A-C-Hの名による前奏曲とフーガS.260*
B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ#
バッハの「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」の主題による変奏曲S.180#
バッハの「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」の主題による変奏曲*
チャバ・キラーイ(Org;*/P;#)
HCD-31862(2CD)
カルダーラ:オラトリオ「われらの主イエス・キリストの受難」
シンフォニア集〜第5番/第6番/第7番/第9番
M・ザードリ(S)
A・フォティアディシュ(CT)
T・ベンチ(T)
I・コヴァーチ(Bs)
パール・ネーメト(指)
カペラ・サヴァリアサヴァリア・バロックO
カペラ・カントールム・サヴァリエンシス
HCD-31864
ジュゼッペ・ヴァレンティーニ(1680頃-1746頃):室内楽団による7つのビッザルリアOp.2 バラージュ・マーテー(指)アウラ・ムジカーレ
HCD-31865
M・ハイドン:聖テレジアのミサ/テ・デウム M・ザードリ(S)
L・M・シュヴァルツ(Ms)
J・ムック(T) L・イェクル(Bs)
D・ヘーヤ(指)エルデーティCO
ジュネス・ミュジカルcho
HCD-31868
ハンガリーのライヴ・エレクトロニク(電子音楽)作品集
エンドレ・オルシュヴァイ(1961-):アレゴリ
ベーラ・ファラゴー(1961-):ルクス・ペルペチュア*
マーテー・ホーロシュ(1954-):L'EAR-A
イヴァーン・マダラース(1949-):J.J'sGames
ラースロー・ティハニ(1956-):ネレイド
イシュトヴァーン・シゲティ(1952-):ChambEAR Music
ミクローシュ・シュガール(1952-):ドリームス
ミクローシュ・シュガール(指)
ベーラ・ファラゴー(指)*、EARアンサンブル
HCD-31869
シャルパンティエ:モロワ氏の為のミサ(1690頃)
5つのレスポンソリウム
A・チェレキエイ H・キシュ
P・バラーニ Z・ガヴォティ 他
ジェルジ・ヴァシェギ(指)
オルフェオO パーセルcho
HCD-31870
シューマン:交響的練習曲
リスト:ピアノ・ソナタロ短調/愛の夢第3番
エンドゥレ・ヘゲドゥーシュ(P)
HCD-31871
レオンツィ・ホーナウアー(1730頃-1790頃):「鍵盤楽器ソナタとヴァイオリン伴奏付き鍵盤楽器ソナタ集」
ヴァイオリン伴奏付き鍵盤楽器ソナタ*
第1番ニ長調/第4番ヘ短調/第6番ハ長調
鍵盤楽器ソナタ第3番ヘ長調/第5番ニ長調
シルヴィア・エレク(Fp)
ラースロー・パウリク(Vn)*
HCD-31872
アンドレ・ハイドゥ(1932-):スペインの夢(スペインから追放されたユダヤ人たちのカンタータ)
ピアノ協奏曲第2番「世紀末の為の協奏曲」
オマー・アリエリ(S)
ナイデン・トドロフ(指)ソフィア祝祭O
HCD-31873
ワーグナー(ザイデル、ブルジョア編):シンフォニック・バンドの為の「指環」 ラースロー・マロシ(指)
ブダペスト・リスト音楽院シンフォニック・バンド
HCD-31874
リスト:バッハの「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」による変奏曲
 王の御旗は進み
 ハンガリーの歴史的肖像
 2つのチャールダーシュ
エルケル:訴えとハンガリー国歌(リスト編曲)
ラヨシュ・ケルテース(P)
HCD-31875
ルーマニアの現代音楽
ルチアン・メティアヌ:インクリート/インプロヴィゼイション
ヴァンサン・シャピュイ:ジレンマ/弦楽四重奏曲第1番
ジャン=クロード・シーゲンタラー:オーボエ協奏曲
ペーテル・セゲー:モザイク
コルネル・ツァラヌ:バルトークの思い出II
マルギット・キンチェシュ(P)
HCD-31876
イェネ・フバイ:ヴァイオリンとピアノの為の作品集Vol.3
ヴァイオリンの為の組曲/マスネの2つのメロディ/「カルメン」による華麗な幻想曲/子供の情景/他
フェレンツ・シェチェディ(Vn)
イシュトヴァーン・カシャイ(P)
HCD-31877
ロベルト・ムチンスキ(1929-):チェロ・ソナタOp.25
バラージュ・スニョフ(1954-1999):トリオ・セレナード
ロベルト・ムチンスキ:タイム・ピーシズOp.43/ファンタジーOp.26
トリオ・デコ[アンドラーシュ・ホルン(Cl)、ジェルジ・デーリ(Vc)、ガーボル・エックハルト(P)]
HCD-31878
ヨハン・フリードリヒ・エデルマン(1749-1794):鍵盤楽器と弦楽の為の4つの四重奏曲Op.13(1784) ミクローシュ・シュパーニ(タンジェント・ピアノ)
エリカ・ペテーフィ(Vn)
ラースロー・パウリク(Vn)
バラージュ・ボザイ(Va)
HCD-31879(2CD)
リスト:ヴァイオリンとピアノの為の作品全集 バルナバーシュ・ケレメン(Vn)
ゲルゲイ・ボガーニ(P)
HCD-31881(2CD)
バルトーク:作品全集〜舞台作品
歌劇「青ひげ公の城」
バレエ「木製の王子」
パントマイム「中国の不思議な役人」
G.メリシュ(Br)、K.カサ(S)
ハンガリー放送cho、
ハンガリー国立歌劇場cho、
J.フェレンチク、A.コーロディ、
J.シャーンドル(指)、ブタペストPO
HCD-31883
バルトーク:作品全集〜管弦楽伴奏声楽作品
カンタータ・プロファーナ
(魔法にかけられた9匹の雄鹿)
3つの村の情景/7つのオーケストラ伴奏つき合唱曲
5つのハンガリー民謡
5つの歌曲(コダーイ管弦楽編曲版)
J.レーティ、A.ファラゴー(Br)、
L.ファラゴー、A.アーダーム(S)
J.ハマリ(Ms)、ブタペストcho、
ジェール少女cho
フェレンツ・リスト音楽院室内cho
J.フェレンチク、A.ドラティ、A.コーロディ、
J.コヴァーチ(指)、ブタペストSO、
ブタペスト室内
アンサンブル、ハンガリー国立O
HCD-31884(8CD)
バルトーク:作品全集〜管弦楽作品
交響詩「コシュート」/2つの肖像
2つの映像/4つの小品/組曲第1番
組曲第2番/「中国の不思議な役人」組曲
「木製の王子」組曲/ルーマニア舞曲
ルーマニア民俗舞曲集
トランシルヴァニア舞曲集
ハンガリーのスケッチ
ハンガリー農民の歌
管弦楽の為の協奏曲
弦楽の為のディヴェルティメント
交響曲変ホ長調〜スケルツォ/舞踊組曲
弦楽器・打楽器とチェレスタの為の音楽
2台のピアノと打楽器・管弦楽の為の協奏曲
ピアノ協奏曲第1番〜第3番
ピアノと管弦楽の為の狂詩曲
スケルツォ(ブルレスク)/狂詩曲〜第1番&第2番
ヴァイオリン協奏曲第1番/第2番
ヴィオラ協奏曲
E.トゥサ、D.バルトーク=パーストリ、
Z.コチシュ、D.ラーンキ(P)
M.スーチ、D.コヴァーチ(Vn)
G.ネーメト(Va)
J.フェレンチク、A.ドラティ、
J.シャーンドル、G.レヘル、M.エルデーイ(指)
ブタペストSO、ブタペストPO、
ハンガリー国立O/他
HCD-31892(6CD)
バルトーク:作品全集〜室内楽作品
アンダンテ
ヴァイオリンとピアノの為の狂詩曲〜第1番第2番
チェロとピアノの為の狂詩曲第1番
ハンガリー民謡集
ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
44の二重奏曲
2台ピアノと打楽器の為のソナタ
ピアノ五重奏曲
弦楽四重奏〜第1番-第6番/コントラスツ
G.パウク、Z.セーケイ、
M.スーチ、V.サバティ、
G.クレーメル、D.コヴァーチ、
M.セントヘイ(Vn)
P.フランクル、I.ムーア、
E.トゥサ、D.ラーンキ、
M.グヤーシュ、Z.コチシュ(P)
L.メゼー(Vc)、F.ぺツ、J.マルトン(Perc)
K.ぺルケシュ(Cl)、タートライSQ/他
HCD-31898(8CD)
バルトーク:作品全集〜ピアノ作品
4つの小品/狂詩曲
チーク県の3つのハンガリー民謡
14のバガテル/10のやさしい小品
2つのエレジー/こどものために
2つのルーマニア舞曲/7つのスケッチ
4つの哀歌/3つのブルレスク
アレグロ・バルバロ
初心者の為のピアノ曲/ソナチネ
ルーマニア民俗舞曲集
ルーマニア・クリスマス・キャロル集
組曲/3つのハンガリー民謡
15のハンガリー農民の歌/練習曲
ハンガリー農民の民謡の歌による8つの即興曲
舞踊組曲/ソナタ/戸外にて
9つの小品/スロヴァキア民謡の旋律による3つのロンド
小組曲/ミクロコスモス(全6巻)
2台のピアノの為のミクロコスモスからの7つの小品
2台ピアノの為の組曲
G.ガボシュ、K.ゼンプレーニ、
L.スーチ、D.ラーンキ、
E.トゥサ、D.バルトーク=パーストリ、
M.コメンショリ(P)
HCD-31906(3CD)
バルトーク:作品全集〜声楽作品
10のハンガリー民謡集Sz.33
ハンガリー民謡集Sz.33a
8つのハンガリー民謡集Sz.64
20のハンガリー民謡集Sz.92
ハンガリー民謡「デブレンツェンには川がある」Sz.109
5つの歌曲Sz.61
E.アディの詩による5つの歌曲Sz.63
ミクロコスモスより5つの歌曲
村の情景Sz.78/スロヴァキア民謡集Sz.69
4つのスロヴァキア民謡Sz.70
ハンガリー民謡集Sz.93
4つの古いハンガリー民謡Sz.50
セーケイの歌Sz.99
過ぎし時よりSz.104
27の2声または3声の合唱曲Sz.103
E.コヴァーチ、T.チャイボーク、
E.シクライ、E.テレク(S)
ハンガリー軍男声cho
スロヴァキア・フィルハーモニックcho
ジェール少女cho
A.フェレギ、L.スーチ、I.ラントシュ、
I.ハイドゥ(P)
Z.ヴァーシャールヘリ、
M.サボー(指)/他
HCD-31909
バルトーク:作品全集〜初期作品集
「ジェルジョーから」〜チーク地方の3つの民謡Sz.35(1907)+
2つのハンガリー民謡Sz.33b(1907)*
セーケイ民謡「赤いリンゴ」Sz.30*
4つのスロヴァキア民謡Sz.35b(1907)&Sz.63a(1916)*
2つのピアノ小品Sz.29(1905)#
4つの歌(ラヨーシュ・ポーシャの詩による)DD67(1902)*
スケルツォまたは幻想曲DD50(1897)#
夕べDD73(1903)*/葬送行進曲DD75b(1903)#
夕べDD74(1903)**
A.メラート(S)*E.ヴィラーグ(P;+,*)
G.カーライ(リコーダー)+
I.カッサイ(P)#
アンドラーシュ・トート(指)**
ホンヴェート男声合唱アンサンブル**
HCD-31910
ドホナーニ:ピアノ作品集Vol.1
演奏会用練習曲集Op.28
アルバムの一葉
E.G.の主題による変奏曲とフーガ
ガヴットとミュゼット/3つの小品
左手の為のフーガ
ドリーブの「コッペッリア」からのワルツ
ドリーブの「ナイラ」からのワルツ
J.シュトラウスの「宝石のワルツ」
あんたとあんた
イローナ・プルーニ(P)
HCD-31911
サン=サーンス:歌曲集 ヴェロニカ・キンチェシュ(S)
アニコー・ペーテル・サボー(P)
HCD-31912
バッハ:ヴィヴァルディ原曲による6つの協奏曲集
イ短調BWV593/ハ長調BWV594
ニ短調BWV596ニ長調BWV972
ハ長調BWV976/ト短調BWV980
ヤーノシュ・シェベシュティエーン(Org)
HCD-31914
ギュラ・フェケテ(1962-):歌劇「ローマの熱狂」(1幕形式)
カンタータ「悲歌」(ハンナ・セネシュの思い出に)
J.ライク(Ms)G.E.シュダール、
I.チェルナ(S)A.アンブルシュ(Br)
Z.ハマル、L.ティハニ(指)
ブダペスト室内シンフォニー
ブダペスト・トムキンズ声楽アンサンブル
HCD-31915
ボッテジーニ:コントラバスと管弦楽の為のオペラ編曲集
ベッリーニの「夢遊病の女」による幻想曲
ベッリーニの「テンダのベアトリーチェ」による幻想曲
ドニゼッティの「ランメルモールのルチア」による大幻想曲
ベッリーニの「異国の女」による幻想曲
パイジェッロの「水車屋の娘」の「わが心もはやうつろになりて」による幻想曲
ベッリーニの「清教徒」による幻想曲
ジェルジェイ・ヤールダーニ(Cb)
ピエル・ジョルジョ・モランディ(指)
ハンガリー国立歌劇場O
HCD-31916
クヴァンツ:フルート協奏曲集
第70番/第161番/第188番/第262番
ベネデク・チャログ(バロックFl)
バラージュ・マーテー(指)
アウラ・ムジカーレ
HCD-31917
ショピニアーナ〜ショパン:2大ピアノの為の作品
ロンドハ短調Op.1
変奏曲ニ長調(4手連弾の為の)
ロンドハ長調Op.73/タランテラ変イ長調Op.43
ショパン(サン=サーンス編):ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調Op.35(2Pの為の)
デュオ・エグリ&ベルティス[モニカ・エグリ、&アッティラ・ベルティス(P)]
HCD-31918
マセク:パルティータ〜ニ長調/イ長調/変ホ長調
ドゥルシェツキー:チェンバロ協奏曲
アニコー・ホルヴァート、
ボルバーラ・ドボジ(Cemb)
カールマン・ベルケシュ(指)
ブダペスト・ウィンドEns
HCD-31919
キルヒナー:ピアノ&ヴァイオリンとチェロの為のノヴェレッテ
ゲッツ:ピアノ,ヴァイオリンとチェロの為の三重奏曲Op.1
マールタ・グヤーシュ(P)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ティトス・ミェチニコフスキ(Vc)
HCD-31920
アントニオ・サリエリ(1750-1825):歌曲集
(14曲)
フランス語3曲/ドイツ語4曲
クラヴィチェンバロの為の行進曲
クリスティーナ・ラキ(S)
ガボール・コーシャ(Fp)
HCD-31923
リスト:男声合唱曲集
四大元素/巨人
労働者の合唱/鍛冶屋
シャーンドル・ボロシュ、
アンドラーシュ・ハイナル(T)
ヤーノシュ・トート、
チャバ・ゲルジェニ(Br)
シャーンドル・パーストル(Bs)
イシュトヴァーン・パールカイ(指)
アンドラーシュ・トート(指)
ホンヴェート男声合唱アンサンブル
ゲルゲイ・ボガーニ(P)
HCD-31924
ボワモルティエ:無伴奏フラウト・トラヴェルソの為の6つの組曲
アントン・スターミツ:フルートの為の8つのカプリース
パール・ネーメト(Fl)
HCD-31925
カルク・エーレルト:ソナタロ長調
エキゾティックな印象
フルートの為のシャンソン/交響的カンツォーネ
ヨージェフ・ガボール(P)他
HCD-31926(2CD)
パガニーニ:24の狂詩曲(チェロ独奏)
ボッタームント(シュタルケル編):パガニーニ変奏曲
ブラームス(ピアッティ編):ハンガリー舞曲〜第1番/第7番
サラサーテ(ローズ編):サパテアード
シューベルト(ピアティゴルスキ編):序奏、主題と変奏
ロストロポーヴィチ:ユモレスク
ドヴォルザーク(シュトゥチェフスキ編):スラヴ舞曲第2番
カサド(ローズ編):緑の悪魔の踊り
ショパン(ローズ編):華麗なるポロネーズ
トゥルトゥリエ:スパイラル
プロコフィエフ(ハイフェッツ、チェルカフスカス編):「3つのオレンジの恋」より
ロッシーニ(カステルヌォーヴォ・テデスコ編):「セビーリャの理髪師」より
タマーシュ・メーレイ(Vc)
ペーテル・コツォル(P)
HCD-31928
サン=サーンス:2台のピアノの為の作品集
ナイル川の岸辺でOp.125
オンファールの糸車Op.131
ファエトンOp.39
ハラルド・ハルファガール王Op.59
子守歌Op.105/メヌエットとガヴォットOp.65
小デュオOp.11/アラブ奇想曲Op.96
ベートーヴェンの主題による変奏曲Op.35
デュオ・エグリ&ペルティス(P)
HCD-31929
ヤーノシュ・ヴァイダ(1949-):ミサイ長調
ジェルジ・オルバーン(1947-):ミサ第1番
ペーター・エルデイ(指)デブレツェン・コダーイcho
HCD-31930
プレイエルと同時代の作曲家の2台ピアノの為の作品集
ショパン(イシドル・フィリップ編):子犬のワルツ
プレイエル:二重奏曲
ロッシーニ:サルタンの行進曲
ショパン:タランテラ
リスト:オルフェウス
メンデルスゾーン:アンダンテとアレグロ・ブリランテ
エルツ:スイスの歌
モシュレス:英雄的行進曲
タールベルク:マイヤベーア「ユグノー教徒」による大幻想曲
デュオ・エグリ&ペルティシュ(P)

※プレイエル製ダブル・グランド・ピアノ使用
HCD-31931
ヴァイオリン音楽集
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/祈り
サパテアード/マラゲーニャ
ドビュッシー:レントより尚遅く/月の光
メヌエット
ヴィエニャフスキ:創作主題による変奏曲Op.15/ラ・カデンツァOp.10-7
ラヴェル:ハバネラ形式の小品/ツィガーヌ
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
マールタ・グヤーシュ(P)
HCD-31932
ツェムリンスキー:6つの歌Op.13
シェーンベルク:6つの管弦楽伴奏の歌Op.8
シュレーカー:永遠の命から
コルンゴルト:へリアーネの奇跡〜彼のもとへ行きました
エヴァ・マルトン(S)
ジョン・カルヴェ(指)ブダペストSO
HCD-31933
ハンガリー作曲家の編纂によるハンガリー民謡
バルトーク:ハンガリー民謡集(10曲)
コダーイ:ハンガリー民謡集(10曲)
ライタ:ハンガリー民謡集(9曲)
アンドレア・メラート(Ms)
エメシェ・ヴィラーク(P)
HCD-31934
ラヨシュ・ミッレル〜ヴェルディ名唱集
「エルナーニ」「ナブッコ」「アッティラ」
「マクベス」「ルイザ・ミラー」「リゴレット」
「椿姫」「仮面舞踏会」「運命の力」
「シモン・ボッカネグラ」より
ラヨシュ・ミッレル(Br)
HCD-31935
ギターとフォルテピアノの為の作品集
ロッシーニ(カルカッシ編):エール・ド・バレ第1番&第2番
メルツ:「リゴレット」の主題によるディヴェルティメント/マズルカ/舟歌/トラワン湖の船旅/他
フンメル:ギターとピアノの為のポプリ
イルッカ・ヴィルタ(G)
ミクローシュ・シュパーニ(Fp)
HCD-31936
アッティラ・ボザイ(1939-1999):独奏ツィターの為の即興曲/協奏風小品第2番
リコーダーの為の独奏曲/即興曲第2番
ツィターとハンマー・ダルシマーの為の「鏡」
ワーグナー:「タンホイザー」「ラインの黄金」「パルジファル」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から
マーラー:さすらう若人の歌
アッティラ・ボザイ(ツィター/リコーダー)
ジェルジ・レヘル(指)ブダペストSO
シャーンドル・ショーヨム・ナジ(Br)
ヤーノシュ・フェレンチク(指)
ハンガリー国立歌劇場O
ジョルジュ・レーヘル(指)ブダペストSO
HCD-31946
オブレヒト:ミサ「眠りを与えず」
ミサ「孔雀の尾」
ヤーノシュ・バリ(指)A:N:Scho
HCD-31948
トロンボーンを伴う現代作品集
イヴァーン・マダラース、ジェローム・ノレ、イシュトヴァーン・ラーング、他全7人の作曲家による作品集
アンドラーシュ・フェイエール(Tb)
ラヨシュ・ブラージ(指) 他
HCD-31949
ドホナーニ:歌曲全集
ハンガリー民謡集(1922)/森のニンフ
V・ハインドゥルによる6つの詩Op.14
青春の時に(コンラッド・ゴモルによる6つの詩)Op.16
イングリド・ケルテシ(S)
マールタ・グヤーシュ(P)
HCD-31950
コルノロジア2(000)〜ホルン四重奏の為の編曲集
ヘンデル、バッハ、ホミリウス、モーツァルト、リムスキー=コルサコフ、リスト、レフ・コーガン、ターマシュ・トート、シャーンドル・バログの作品より
ブダペスト祝祭ホルンQ
HCD-31951
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):6つのソナタ集Op.2
第1番ハ長調/第2番ヘ長調/第3番ニ長調
第4番変ロ長調/第5番ト長調/第6番変ホ長調
ミクローシュ・シュパーニ(タンジェントP)
ラースロー・パウリク(Vn)
バラージュ・マーテー(Vc)
HCD-31952
ジョヴァンニ・ブオナヴェントゥーラ・ヴィヴィアーニ(1638-1692):カプリッチョ・アルモ二コ集Op.4 イシュトヴァーン・ケルテス(Vn)
レジェー・ペルトリニ(Vc)
ユディト・ペーテリ(Cemb)
HCD-31954
ラースロー・キラーイ(1954-):ボズヴィル周遊紀行
歌曲集「愛の糧」
ノスタルジアとスケルツォ
悲しいワルツ/管弦楽組曲「アカシアの都」
L.M.シュヴァルツ(Ms)
J.コヴァーチ、L.コヴァーチ(指)ブダペストSO
カメラータ・トランシルヴァニア
HCD-31955
イシュトヴァーン・シゲティ(1952-):イアヌシュ
K.エルカの思い出/映像/海の歌
常動曲/ゴミの歌/F.オットー・AG.
K.リプタイ、P.ケルテス(語り)
A.チェンゲリ(S)
G.マトゥス、I.マトゥス(Fl)
B.カーントル(Vc)
G.ラカトシュ(Fg)
イシュトヴァーン・
E.オルシュヴァイ(シンセ)
M.シュガール(指)
HCD-31957
ジェルジュ・ラーンキ(1907-1992):歌劇「ポマーデー王の新しい服」〜組曲第1番/第2番
ピアノと管弦楽の為の幻想曲「1514」
エンドレ・ペトリ(P)
タマーシュ・パール、
ヤーノシュ・シャーンドル、
ミクローシュ・エルデーイ(指)ブダペストSO
HCD-31960
リスト:カンタータと讃歌集
アッシジの聖フランチェスコの太陽讃歌R.479*
シュトラスブルク大聖堂の鐘R.482+
伝説曲「聖クリストフォルス」R.483#
伝説曲「チェチーリア」R.480**
楽器が響き(聖チェチーリアの祝日の為のアンティフォナ)R.481++
眠りから目覚めた御子の讃歌##
ジェルジ・メリシュ(Br)*,#
シャーンドル・ショイオム=ナジ(Br)+
リーヴィア・ブダイ(Ms)+,**
クラーラ・タカーチ(A)++
エーヴァ・アンドル(S)*
ジェルジ・ミクローシュ(P)#
ヘーディ・ルピク(Hp)#,##
シャーンドル・マルギッタイ(Org)*,+,++
ガーボル・レホトカ(Org)#,##
ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブダペストSO*,+,++
ハンガリー放送男声cho*
ハンガリー放送cho+,++
ミクローシュ・サボー(指)ジェール少女cho#,##
HCD-31961(6CD)
ベートーヴェン(リスト編):交響曲全集(ピアノ版) ガーボル・チャログ、
アドリエンネ・クラウス、
ギュラ・キシュ、チャバ・キラーイ(P)
HCD-31964
ジュゼッぺ・ヴァレンティーニ:室内合奏の為の7つのピッザーリア バラージュ・マーテー(指)アウラ・ムジカーレ
HCD-31967
ゴルトマルク:歌曲集
12の歌曲Op.18/懇願Op.20/4つの歌曲Op.21/4つの歌曲Op.34/6つの歌曲Op.46
ユッタ・ボコル(Ms)
マールタ・グヤーシュ(P)
HCD-31968
ボッテジーニ:コントラバスの為の作品集Vol.3
「ノルマ」幻想曲
カプリッチョ・ディ・ブラヴィラ
メロディー(悲愴なロマンス)他
ジェルジェイ・ヤールダーニ(Cb)
イシュトヴァーン・ラントシュ(P)
エヴァ・マルトン(S)
HCD-31970
フバイ:ヴァイオリンとピアノの為の作品集Vol.4
ブラームス(フバイ編):ハンガリー舞曲第1番〜第10番
 悲しい思いOp.74-1/舟歌Op.74-2
 無窮動Op.88
 10の性格的な小品Op.79
 愛の歌〜春Op.120
ドホナーニ:1幕喜歌劇「シモーナ伯母さん」
フェレンツ・セチョーディ(Vn)
イシュトヴァーン・カシャイ(P)
HCD-31974(2CD)
ポルディーニ(1869-1957):歌劇「謝肉祭の婚礼」 ユリア・バスティ:ツチカ
ヨゼフ・ホルマイ・ホルヴァート:カルマン
マルギット・ラースロ:地主の娘 他
タマーシュ・ブライトナー(指)
ブダペストSO、ハンガリー放送cho
HCD-31976(2CD)
フバイ:ヴァイオリン協奏曲全集
〜コンチェルト・ドラマティークOp.21
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調Op.91
ヴァイオリン協奏曲第3番ト短調Op.99
古風な協奏曲Op.101
ヴィルモーシュ・サバディ(Vn)
コヴァーチ(指)
ミシュコルツ北部ハンガリーSO
HCD-31979
ライタ:弦楽三重奏の為の作品集
セレナードOp.9(弦楽三重奏曲第1番)
トランシルヴァニアの夕べOp.41
ライタSQ団員
HCD-31989
ハンガリーの協奏曲集
ジュラ・ダーヴィド(1913-1977):ヴィオラ協奏曲(1950)
ティボル・シャーライ(1919-1995):スプリング・コンチェルト(1955)
アンドラーシュ・ミハーイ(1917-1993):チェロ協奏曲(1953)
P.ルカーチ、A.マウトナー(Va)、J.セベニ(Fl)
V.デーネシュ、ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ヤーノシュ・フェレンチク、F.シャーンドル、
ジェルジ・レヘル(指)ハンガリー国立O
ブダペストSO
HCD-31993(2CD)
バルトーク:ミクロコスモス ディッタ・バルトーク=パーストリ(P)
HCD-31995
モーツァルト:ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334*/ディヴェルティメント第7番ニ長調K.205(+行進曲ニ長調K.290) アーダーム・フリードリヒ(Hrn)
イシュトヴァーン・ボルザ(Hrn)
ラースロー・ハラ(Fg)*
ヤーノシュ・ロッラ(指)フェレンツ・リストCO
HCD-31996
エルジェーベト・ハージ〜オペラ・アリア集
「フィガロの結婚」「売られた花嫁」「エフゲニー・オネーギン」「道化師」「マノン・レスコー」「ボエーム」「蝶蝶夫人」「西部の娘」「ハーリ・ヤーノシュ」「マハゴニー」より
エルジェーベト・ハージ(S)
ミクローシュ・エルデーイ(指)
ハンガリー国立歌劇場O、ブダペストPO
HCD-31999
バルトーク:44の二重奏曲
エデ・テレーニ(1935-):バラッサ二重奏曲
ペーテル・チャバ、ヴィルモシュ・サバディ(Vn)

HCD-32000(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)*/パルティータBWV1013(原曲:フルート)+ バラージュ・マーテー(バロックVc;*、ピッコロVc;+)
HCD-32003
ブラームスとその周辺のピアノ・デュオの為の作品&編曲集
シューベルト(ブラームス編):16のレントラー
ブラームス:シューマンの主題による変奏曲Op.23
ヨアヒム(ブラームス編):シェイクスピア「ヘンリー4世」の為の序曲Op.7
シューマン:ゲーテの「ヘルマンとドロテア」序曲Op.136/コンツェルトシュトゥックOp.86
デュオ・エグリ&ぺルティス(P)
HCD-32004
フンメル:ミサニ長調、テ・デウム エヴァ・ボドゥロギ(S)
D.ヘーヤ(指)ジュネス・ミュジカルcho
エルドーディCO
HCD-32005
M・ハイドン:教会音楽集
ミサ曲ハ長調MH.42/6つのサルヴェ・レジナMH.29-34/ミサ曲ハ長調MH.44/テ・デウムMH.28
エディト・カーロイ(S)、エメシュ・ケーテーシ(A)
ペーテル・ゲルゲイ(T)
ペーテル・チェル(Bs)
パール・ネーメト(指)カントゥス・コルヴィヌス
声楽アンサンブル、サヴァリア・バロックO
HCD-32006
アルビノーニ:インテルメッツォ「ヴェスペッタとピンピノーネ」/6つのパントマイム エディト・カーロイ(S)
ヴィクトール・マッシャーニ(Br)
パール・ネーメト(指)サヴァリア・バロックO
HCD-32007
ヴィヴァルディ、カッチーニ、ファルコニエーリ、ジョルダーニ、ファン・エイク、ガストルディ、ヘンデル、バッハ、他の作品(ダニエル・ベンコー編) ダニエル・ベンコー(G、リュート)
D.グヤーシュ(T)
K.ピッティ、E.ヴィアドル(S)
ヤーノシュ・ロッラ(指)リストCO
HCD-32008
ハイドン:「太陽」四重奏曲集Op.20-2/4/5(フルート付き版) アンサンブル・カンパニーレ[イルディコー・ケルテース(Fl)、イザベル・シャウ(Vn)、トマス・イルヴィネ(Va)、マルティン・フリッツ(Vc)]
HCD-32009
ミハーイ・モショニ(1815-1870):宗教作品集
ユビラーテ・デオ(グラドゥアレ)/ミサ曲第4番イ長調/ラウダ・シオン/リベラ
ヴァネッサ・デル(S)、リエゴ・レド(S)
ライナ・ベレンス(S)
マリアンヌ・セルテゲル(A)
シモーヌ・ヴェデル(A)
ルード・フィセリア(T)
ベルト・ヴィッセル(T)
ラルス・テッライ(Bs)
ヤン・ヴァン・ゼルム(Bs)
レオン・ボッシュ(Cl)
ペテル・ショルツ(指)
アムステルダム・フランツ・リストO&cho
HCD-32020(2CD)
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):協奏的三重奏曲Op.1 ブダペスト弦楽三重奏団
HCD-32022
ヴィヴァルディ:歌劇「オリンピアーデ」(抜粋) ジェルジ・カープラーン(アミンタ)
マーリア・ゼンプレーニ(アルジェーネ)
コロシュ・コヴァーチ(クリステーネ)
クラーラ・タカーチ(Ms)他
フェレンツ・セケレシュ(指)ハンガリー国立O、
ブダペスト・マドリガルcho
HCD-32023
ハンガリーの作曲家によるチェロ作品集
ミクローシュ・ロージャ:チェロとピアノの為のデュオOp.8
ゴルトマルク:チェロ・ソナタOp.39
リスト(ジュール・デ・ウェルト(1843-1891)編):慰め*
ペーテル・サボー(Vc)
アドリエンネ・クラウス(P)
HCD-32025
カルロ・テッサリーニ(1690頃-1766頃):コントラスト・アルモニコOp.10
イントロダツィオーネ集Op.11Vol.1
バラージュ・マーテー(指)アウラ・ムジカーレ
HCD-32026
ビゼー:歌劇「カルメン」(抜粋) E.コムロッシ、ティサイ(Ms) 他
ヤーノシュ・フェレンチーク、
アンドラーシュ・コロディ他 (指)
ハンガリー国立歌劇場O、ハンガリー国立O 他
HCD-32028
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集 バルナバーシュ・ケレメン(Vn)
タマーシュ・ヴァーシャリ(P)
HCD-32030
アンドレアス・J.ロンベルク(1767-1821)&ベルンハルト・H.ロンベルク(1767-1841):ヴァイオリンとチェロの為の3つの協奏的二重奏曲
アンドレアス・J.ロンベルク(1767-1821):ヴァイオリンとチェロの為の3つの二重奏曲第1番/ヴァイオリンとチェロの為の3つの二重奏曲第2番
バルナバーシュ・ケレメン(Vn)
クーサイ・H.マーディ・カドゥッリ(Vc)
HCD-32033
カリッシミ:モテット集
「喜び踊れ、シオンのおとめよ」/「わたしたちの魂は奉じます」/「死すべき人」/「喜ばしい賛美の歌を歌おう」/「おお、聖なる火よ」/「主に向かって歌います」/「おお、いとも甘美なるマリアの御名よ」/「しかしながら、理由なく嘆く」/「主よ、私の神よ」/「誉れ高き人々をたたえよう」/「なんという空しさ」
ジェニファー・エリシュ(S)
ノエーミ・キシュ(S)
イゴル・ダヴィドウィチ(アーチリュート/テオルボ)
ジェルジ・ヴァシェギ(Org/Cemb)
アンサンブル・ソラメンテ
HCD-32034(2CD)
レーガー:クラリネットを伴う作品全集
クラリネット・ソナタ変イ長調Op.49-1
同変ロ長調Op.107/同嬰ヘ長調Op.49-2
クラリネット五重奏曲イ長調Op.146
アルバムの綴り/タランテラ/ロマンスト長調
チャバ・クレニャーン(Cl)
ガーボル・チャログ(P)
ペーテル・ショモギ、エーヴァ・ヴィニチャイ(Vn)
マールタ・ベンコー(Va)
ジェルジ・デーリ(Vc)
HCD-32038
ラヴェル:ラ・ヴァルス*/ラ・ヴァルス#
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカの3楽章*
バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1946年版)+
A.フェレギ(P)*
ジェルジ・レーヘル(指)ブダペストSO#
イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭O+
HCD-32039
ヴァイオリンとチェロの為の二重奏作品集
ハイドン:二重奏曲ニ長調Hob.VI:D1
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):6つの二重奏曲
アントン・アルブレヒツベルガー(1729-?):ディヴェルティメントヘ長調
マリア=ジリ・サボー(Vn)
ジェルジ・デーリ(Vc)
アラヨショ・H.ソヴァーティ(Cb)
HCD-32040
フェルディナント・リース(1784-1838):チェロとフォルテピアノの為のソナタ集
〜ハ長調Op.20-1/ト短調Op.125/イ長調Op.21
クーサイ・H.マーディ・カドゥッリ(Vc)
ペーテル・ナジ(P)
HCD-32041
ケルビーニ:レクイエムハ短調(第1番)
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
 エクスルターテ・ユビラーテ*
佐々木典子(S)*
カールマン・ベルケシュ(指)
武蔵野音楽大学O&cho
HCD-32042
アントニオ・ロッティ(1667-1740):キリエロ長調/グローリアニ長調/ミサ第6旋法 マーリア・ザードリ(S)、ユディト・ネーメト(A)
ガーボル・オラー(グレゴリオ聖歌唱)
ドニェツ(Vn)
ミハーイ・ラカトシュ(Ob)
ヘンリク・ヒルシュベルク(Org)
アンタル・パールケヴィ(Vc)
フェレンツ・ロージャ(指)ロッティ室内cho
カメラータ・プロ・ムジカCO
HCD-32043
エデン・ミハロヴィチ(1842-1929):歌曲集
マチルデ・ヴェーゼンドンクの7つの詩
6つの歌/8つの歌/7つの歌
わが心には憂うつと悲しみがII(詞:M.ヴェーゼンドンク)
いたたまれぬ愛(詞:J.W.ゲーテ)/6つの歌
アンドレア・メラート(Ms)
アッティラ・フェケテ(T)
エメシェ・ヴィラーグ(P)
HCD-32045
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 ラースロー・パウリク(Vn)
ジェルジ・ヴァシェギ(指)オルフェオO
(ピリオド楽器)
HCD-32046
モーツァルト:ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246「リュッツォウ」*
2台のピアノの為の協奏曲変ホ長調K.365+
3台のピアノの為の協奏曲へ長調K.242「ロドロン」#
フェレンツ・ラドシュ(P)*
フリジェシュ・シャーンドル(指)*
フランツ・リストSO*
ゾルターン・コチシュ、
デジュー・ラーンキ(P;+/#)
アンドラーシュ・シフ(P)#
ヤーノシュ・フェレンチーク(指)
ハンガリー国立O(+/#)
HCD-32052
クヴァンツ(1697-1773):フルートと通奏低音の為の7つのソナタ ベネデク・チャログ(Fl-tr)
リタ・パップ(Cemb)
HCD-32054
リスト:2台のピアノと4手の為の作品集
ラコッツィ行進曲S.608(2台のピアノの為の)
4つの大行進曲S.632(シューベルト原曲:4手の為の)
メンデルスゾーンの無言歌による大コンチェルトシュテュックS.257(2台のピアノの為の)
デュオ・エグリ&ペルティス[モニカ・エグリ、アッティラ・ペルティス(P)]
HCD-32055
フォルデス/ハンガリー・リサイタル
バルトーク:15のハンガリー農民の歌Sz.7*
ソナチナSz.55+/ピアノ・ソナタSz.80+
コダーイ:7つの小品Op.11#
ドホナーニ:パストラル(ハンガリーのクリスマスの歌)*
フォルデス:2つの小品**/2つのピアノ小品++
コダーイ(フォルデス編):「ハーリ・ヤーノシュ」〜間奏曲/歌/ウィーンの音楽時計##
アンドール・フォルデス(P)

録音:1977年*/1980年+/1982年#、スイス・ドイツ語放送(DRS)*,#,+、1974年、オランダ、ヒルフェルスム、AVRO放送スタジオ**、1955年、ベルリンRIAS++、1957年、ザールラント放送##(一部ステレオ)
HCD-32056
ジェルジ・シフラ/ハンガリー時代の録音集
リスト:半音階的大ギャロップ/忘れられたワルツ第1番/森のざわめき/エステ荘の噴水/小人の踊り/即興的ワルツ
シューマン:夢のもつれ
フンメル:ロンド変ホ長調Op.11
フィールド:ロンド変ホ長調
シューベルト(リスト編):カプリッチョ風ワルツ
F.ヴェチェイ(シフラ編):悲しいワルツ
バラキレフ:イスラメイ
ハチャトゥリアン(シフラ編):剣の舞
R=コルサコフ(シフラ編):くまばちの飛行
シフラ:ルーマニア・ジプシー幻想曲
ジェルジ・シフラ(P)

録音:1954年11月、1955年1月、4月、10月、フンガロトン・スタジオ
HCD-32057
M・ハイドン:ヴァイオリン協奏曲全集
〜変ロ長調P.53MH.36/ト長調P.52MH.52/イ長調MH.207
バルナバーシュ・ケレメン(Vn,指)
エルケル・フェレンツCO
HCD-32058(2CD)
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):クラリネットとピアノの為の6つの二重奏曲(1818) チャバ・クレニャーン(Cl)
イルディコー・Cs・ナジ(P)
HCD-32060
フバイ:ヴァイオリンとピアノの為の作品集Vol.5
チャルダーシュの情景第1番-第4番/悲歌Op.14-1/ラルゲットOp.14-2/瞑想曲Op.14-3/3つの性格的小品Op.46/2つの演奏会用マズルカOp.54/悲歌的幻想曲Op.62
フェレンツ・セチェーディ(Vn)
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
HCD-32061
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112*
ラプソディ第1番Sz.86+
ラプソディ第2番Sz.89(1945年改訂版)#
ゾルターン・セーケイ(Vn)
ヴィレム・メンゲルベルク(指)+
アムステルダム・コンセルトヘボウO*
イソベル・ムーア(P;+/#)

録音:1939年3月23日*
HCD-32062
ディッタースドルフ:オーボエ協奏曲全集
〜ニ長調L.25b/ハ長調L.39/イ長調L.43b*/ハ長調L.24/ト長調L.42/ハ長調L.40a
ラヨシュ・レンチェーシュ(Ob;*以外/Obダモーレ;*)
ヤーノシュ・ロラ(指)フランツ・リストCO
HCD-32063
ホフマイスター(1754-1812):フルート協奏曲ニ長調*
ロゼッティ(1746-1792):フルート協奏曲ト長調/フルート協奏曲ニ長調#
ヤーノシュ・セベニ(Fl)
ヤーノシュ・シャーンドル(指)ジェールPO*
ヴィルモシュ・タートライ(指)ハンガリー室内O#
HCD-32064
カミッロー・レンドヴァイ(1928-):作品集
管弦楽の為の4つの祈り/室内協奏曲
弦楽合奏の為のエクスプレッションズ
静寂の調和/情景
カンタータ「ヨゼフとその兄弟たち」
ヴェロニカ・キンチェシュ(S)、ポルガール(Bs)
ジェルジ・レヘル、
アンドラーシュ・ミハーイ、
フリジェシュ・シャーンドル、
ヤーノシュ・ペトロー(指)ブダペストSO
ブダペスト室内Ens.
フランツ・リストCO、サヴァリアSO
HCD-32066
東洋と西洋〜交響吹奏楽の為の作品集
サン=サーンス、カミーユ・ド・ナルディス、
レスピーギ、カゼッラ、オネゲル、
ミヨーの作品
ラースロー・マロシ(指)
ブダペスト・フランツ・リスト音楽院シンフォニック・バンド
HCD-32067(2CD)
イグナツ・プレイエル(1757-1831):弦楽の為の協奏曲全集Vol.1〜チェロ協奏曲全集
〜ハ長調Ben104(1788-89)/ハ長調Ben106(1797)/ハ長調Ben108/ハ長調Ben101(1782-84)/ニ長調Ben105(1791)
ペーテル・サボー(Vc,指)エルデーディCO
HCD-32071(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のソナタとパルティータBWV.1001〜BWV.1006 ミクローシュ・セントヘイ(Vn)
HCD-32073
20世紀ハンガリーのホルン協奏曲集
フリジェシュ・ヒダシュ:ホルン協奏曲第2番*
マーテー・ホッローシュ:コルノットゥルノ+
ジェルジ・ヴカーン:ホルン協奏曲+
ティボル・コチャーク:コンチェルティーノ・フォー・I.M.+
イムレ・マジャリ(Hrn)
エルヴィン・ルカーチ(指)ショルティCO*
ヤーノシュ・コヴァーチ(指)ニュー・ハンガリーCO+
HCD-32074(4CD)
フンガロトンの半世紀/指揮者篇
(1)ベルリオーズ:ラコッティ行進曲
(2)ロッシーニ:「セヴィリャの理髪師」序曲
(3)ヴェルディ:「椿姫」前奏曲
(4)レオンカヴァッロ:「道化師」間奏曲
(5)Vプッチーニ:「蝶々夫人」より合唱
(6)メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
(7)バルトーク:ハンガリーのスケッチ〜第1曲/第3曲
(8)バルトーク:ディヴェルティメント〜第1楽章
(9)リスト:「キリスト」〜汝はペテロ
(10)ベートーヴェン:「シュテファン王」序曲
(11)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」〜終楽章
(13)ヘンデル:「水上の音楽」第1組曲〜第3曲
(14)ムソルグスキー:「ホヴァンシチナ」前奏曲
(15)ハイドン:オラトリオ「トビアの帰還」〜シンフォニア
(16)ラヴェル:亡き王女の為のパヴァーヌ
(17)ストラヴィンスキー:ラクダイム
(18)ラロ:チェロ協奏曲〜第3楽章
(19)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」第3楽章
(20)ストラヴィンスキー:「春の祭典」〜神聖な踊り
(21)ハイドン:交響曲第100番「軍隊」第2楽章
(22)バッハ:ピアノ協奏曲第6番BWV.1057〜第1楽章
(23)チャイコフスキー:「エフゲニ・オネーギン」〜ポロネーズ
(24)シューマン:交響曲第2番〜第4楽章
(25)マーラー:花の章
(26)ハイドン:交響曲第101番「時計」〜第3楽章
(72)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(28)フェレンツ・エルケル:「フニャディ・ラースロー」〜チャールダーシュ&パロターシュ
(29)リスト:「聖エリザーベトの伝説」/十字軍の合唱&礼拝の合唱
(30)バッハ:管弦楽組曲第4番〜序曲
(31)サリエリ:「ファルスタッフ」/シンフォニア
(32)ヘンデル:「ブロッケス受難曲」〜第1番シンフォニア/独唱と合唱
(33)ストラヴィンスキー:「結婚」〜新郎の部屋で
(34)M・ハイドン:「聖フランシスのミサ」〜キリエ
(35)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番〜1楽章
(36)ヴェイネル:組曲Op.18〜4楽章
(37)ベネデク・イシュトヴァーンフィ:「聖ドロテアのミサ」〜キリエ
(38)ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
(39)M.A.シャルパンティエ:「モロワ氏の為のミサ曲」〜サンクトゥス
(40)フンメル:「グラドゥアーレ」〜主よなぜわれを見捨て給うたか
(1)ラーズロー・ショモギ(指)ブダペストSO/54年
(2)フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指)ハンガリー国立歌劇場O/55年
(3)V.コモル(指)ハンガリー国立歌劇場O/58年
(4)M.ルカーチ(指)ブダペストPO/65年
(5)V.ヴァシイ(指)ハンガリー国立歌劇場O、ハンガリー放送cho/63年
(6)ランベルト・ガルデッリ(指)ブダペストPO/65年
(7)エルデーイ・ミクローシュ(指)ブダペストSO/68年
(8)アンタル・ドラティ(指)ハンガリー国立O/69年
(9)M.フォッライ(指)ハンガリー国立O、ブダペストcho/70年
(10)G.オベルフランク(指)ブダペストPO/70年
(11)ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O/71年
(13)F.シャーンドル(指)フランツ・リストCO/71年
(14)ジュラ・ネーメト(指)ハンガリー国立O/71年
(15)F.セケレシュ(指)ハンガリー国立O/72年
(16)アンドラーシュ・コロディ(指)ブダペストPO/73年
(17)A.ミハーイ(指)ブダペスト室内アンサンブル/74年
(18)チャバ・オンツァイ(Vc)、A.ヤンチョヴィチ(指)ブダペストSO/74年
(19)A.メドヴェッキー(指)ブダペストPO/75年
(20)小林研一郎(指)ブダペストPO/75年
(21)アダム・フィッシャー(指)ハンガリー国立O/75年
(22)ゾルターン・コチシュ(P)A.シモン(指)フランツ・リスト音楽院O/75年
(23)ヤーノシュ・シャーンドル(指)ハンガリー国立歌劇場O/78年
(24)ジュゼッペ・パターネ(指)ハンガリー国立O/80年
(25)イヴァン・フィッシャー(指)ハンガリー国立O/82年
(26)エルヴィン・ルカーチ(指)ハンガリー国立O/83年
(72)ジェルジ・レヘル(指)ブダペストSO/83年
(28)ヤーノシュ・コヴァーチ(指)ハンガリー国立歌劇場O/84年
(29)アルパード・ヨー(指)ハンガリー国立Oほか/84年
(30)パール・ネーメト(Fl)(指)カペラ・サヴァリア/85年
(31)タマーシュ・パール(指)サリエリSO/85年
(32)ニコラス・マギーガン(指)カペラ・サヴァリアほか/85年
(33)ペーテル・エトヴェシュ(指)サヴァリアSOほか/85年
(34)ヘルムート・リリング(指)フランツ・リストCOほか/88年
(35)V.サバディ(Vn)、アンドラーシュ・リゲティ(指)ハンガリー国立Oほか/88年
(36)L.コヴァーチ(指)北部ハンガリーSO/97年
(37)L.ドブサイ(指)リストCOほか/97年
(38)タマーシュ・ヴァーシャーリ(指)ブダペストSO/97年
(39)G.ヴァシェギ(指)オルフェオ管ほか/99年
(40)ドモンコシュ・ヘーヤ(指)エルドーディCO/00年
HCD-32078
アゴスティーノ・ステッファニ(1654-1728):音楽の楽しみ
6つのカンタータ集
ヤノーシュ・マリーナ(指)
アッフッティ・ムジカーリ
HCD-32079
シュトルツァー(1480頃-1526):ミサ曲「キリエ・スンムム」/マリアのモテット集〜めでたし、海の星/喜びたまえ、乙女マリアよ/マニフィカト ヴォーチェス・エクアレス
HCD-32080
ゲオルク・アントン・ベンダ(1722-1795):鍵盤楽器の為のソナタ集 アンドラーシュ・セペシュ(Cemb)
HCD-32088(3CD)
フンガロトンの半世紀/ピアニスト篇
(1)ショパン:前奏曲変イ長調Op.28-17
(2)バッハ:プレリュードとフーガ嬰ハ長調BWV.848
(3)リスト:エステ荘の噴水
(4)バルトーク曲&編:舞踏組曲〜第3曲
(5)プロコフィエフ:トッカータニ短調Op.11
(6)ムソルグスキー:「展覧会の絵」〜第3曲
(7)ショパン:マズルカ変ロ長調Op.7-1
(8)ドビュッシー:前奏曲集〜風変わりなラヴィーヌ将軍
(9)バルトーク:トランシルヴァニアの夕べ
(10)リスト:ハンガリー狂詩曲第18番
(1)ラベートーヴェン:ソナタOp.10-2〜第2楽章
(2)リスト:クリスマスツリーS.186〜子守歌
(3)モーツァルト:ソナタK.570〜第1楽章
(4)/モーツァルト:ソナタK.331〜第3楽章
(5)バルトーク:「子どものために」〜第40番羊飼いの踊り
(6)ドホナーニ:カプリッチョヘ短調Op.28-6
(7)ショパン:エチュードホ長調Op.10-3
(8)バルトーク:ミクロコスモス〜バリ島から
(9)シューベルト:即興曲ヘ短調D.935-1
(10)シューマン:クライスレリアーナ〜第1曲
(11)D.スカルラッティ:ソナタハ短調K.22
(12)ベートーヴェン:バガテル変ホ長調Op.126-6
(13)ショパン:エチュード変イ長調Op.25-1
(14)リスト:チャールダーシュ・オプスティネS.225-1
(15)ドビュッシー:レントよりおそく
(16)ラヴェル:鏡/悲しい鳥たち
(17)バッハ(バルトーク編校訂):アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳〜2つのメヌエット
(18)ハイドン:ソナタハ長調Hob.XVI-21〜第3楽章
(19)ブラームス:ソナタ嬰ヘ短調Op.2〜第1楽章
(20)D.スカルラッティ:ソナタハ長調K.420
(21)シューマン:幻想小曲集Op.12〜第7曲「夢のもつれ」
(22)リスト:忘れられたワルツ第1番S.215-1
(23)シューマン:アラベスクハ長調Op.18
(24)ドビュッシー:映像第2集〜葉ずえを渡る鐘の音/スティリー風タランテッラ
(25)ロッシーニ(リスト編年録音):「音楽の夜会」〜タランテラ・ナポレターナ
(26)ラヴェル:夜のガスパール〜オンディーヌ/ハイドンの名によるメヌエット
(28)ケージ:ソナタとインターリュード〜第5番
(29)カリスト:3つの演奏会用練習曲〜軽やかさ
(30)コダーイ(フォルデス編):「ハーリ・ヤーノシュ」組曲〜ウィーンの音楽時計
(31)シューベルト:ソナタニ長調D.850〜第3楽章
(32)ロベルト・フォルクマン:カヴァティーナOp.19-1
(33)ワーグナー(リスト編):「さまよえるオランダ人」〜バラードS.441
(34)ヴェイネル:マロシュセークのロンドとトランシルヴァニア地方の踊り
(35)ドホナーニ:10のバガテルより真夜中にOp.13-7
(36)サン=サーンス:子守歌ホ長調Op.15
(1)イムレ・ウンガー(1954年録音)
(2)タチアナ・ニコライエワ(1955年録音)
(3)ジェルジ・シフラ(1955年録音)
(4)ジェルジ・シェベック(1956年録音)
(5)ラザール・ベルマン(1956年録音)
(6)エンドレ・ペトリ(1957年録音)
(7)ジェルジ・フィレンツィ(1957年録音)
(8)ペーテル・ショイモシュ(1958年録音)
(9)ペーター・フランクル(1958年録音)
(10)ティボル・ヴェネル(1959年録音)
(1)ラヨシュ・ヘルナーディ(1961年録音)
(2)エルネー・セゲディ(1962年録音)
(3)ガーボル・ガボシュ(1963年録音)
(4)アーグネス・カトナ(1963年録音)
(5)ディッタ・バルトーク・パーストリ(1963年録音)
(6)カタリン・ネメシュ(1963年録音)
(7)ルイス・ケントナー(1966年録音)
(8)ロラーント・スチ(1967年録音)
(9)アニー・フィッシャー(1968年録音)
(10)アニコー・セゲディ(1968年録音)
(11)シャーンドル・ファルヴァイ(1969年録音)
(12)ミハーイ・ベヒェル(1971年録音)
(13)チラ・サボー(1971年録音)
(14)ガブリエッラ・トルマ(1971年録音)
(15)エルジェーベト・トゥシャ(1971年録音)
(16)エリカ・ルクス(1971年録音)
(18)イシュトヴァーン・ラントシュ(1972年録音)
(19)イシュトヴァーン・アンタル(1973年録音)
(20)アンドラーシュ・シフ(1975年録音)
(21)イムレ・ローマン(1975-76年録音)
(22)ジュラ・キシュ(1976年録音)/
(23)フェレンツ・ラドシュ(1978年録音)
(24)ゾルターン・コチシュ(1980年録音)
(25)イェネー・ヤンドー(1982年録音)
(26)デジュー・ラーンキ(1983年録音)
(28)クラーラ・ケルメンディ(1983年録音)
(29)カーロイ・モチャーリ(1989年録音)
(30)アダム・フェッレギ(1992年録音)
(31)マルコム・ビルソン(1994年録音)
(32)イロナ・プルニ(1997年録音)
(33)エンドレ・ヘゲデシュ(1997年録音)
(34)イシュトヴァーン・カッシャイ(1997年録音)
(35)ラースロー・バラニャイ(1999年録音)
(36)モニカ・エグリ&アッティラ・ペルティシュ(1999年録音)
HCD-32091(3CD)
「フンガロトンの半世紀/弦楽器奏者篇」
(1)コレルリ:ラ・フォリア
(2)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータホ長調BWV.1006〜ルール
(3)バッハ:ヴァイオリン協奏曲イ短調BWV.1041〜第3楽章
(4)R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18〜第2楽章
(5)ハイドン:弦楽Qニ短調「五度」Op.76-2〜第1楽章
(6)サン=サーンス:白鳥
(7)バルトーク:ラプソディ第1番
(8)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番〜第1楽章
(9)バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番〜第1楽章
(10ベートーヴェン:弦楽四重奏曲嬰ハ短調Op.131〜第6&7楽章
(11)バルトーク:ラプソディ第2番(1945改訂版年録音)
(12)ゴルドマルク:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.28〜第3楽章
(13)ハイドン:チェロ協奏曲ハ長調Hob.VII:1/第2楽章
(14)クライスラー:ウィーン奇想曲
(15)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「調和の霊感」Op.3-9〜第1楽章
(16)ドヴォルザーク(クライスラー編年録音):スラヴ舞曲第1番
(17)C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲イ長調Wq.172〜第2楽章「ラルゴ」
(18)バルトーク:弦楽四重奏曲第4番より第5楽章
(19)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ロ短調R.390〜第1楽章
(20)コダーイ:弦楽四重奏曲第2番Op.10〜第2楽章
(21)ジモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲イ長調K.219〜第3楽章
(22)シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」〜第4楽章
(23)マールク・ロージャヴェルジ:「舞踏会用舞曲」〜第1ハンガリー・ロンド
(24)ドホナーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番〜第4楽章
(25)バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番〜第1曲
(26)フェレンツ・ファルカシュ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ〜シャコンヌ
(27)フバイ:華麗な幻想曲Op.3-3「カルメン」
(1)エデ・ザトゥレツキ(Vn)、エンドレ・ペトリ(P) (1954年録音)
(2)ユーディ・メニューイン(Vn) (1956年録音)
(3)アンドレ・ジェルトレル(Vn)、ジェルジ・レーヘル(指)ブダペストSO(1962年録音)
(4)ルッジェーロ・リッチ(Vn)、フェレンツ・ラドシュ(P) (1963年録音)
(5)タートライQ(1964年録音)
(6)ヴェラ・デーネシュ(Vc)、ヴァルシャーニ(P) (1964年録音)
(7)メゼー(Vc)、エルジェーベト・トゥシャ(P) (1968年録音)
(8)デーネシュ・コヴァーチ(Vn)、エルヴィン・ルカーチ(指)ブダペストSO(1970年録音)
(9)ギドン・クレーメル(Vn)、ユーリ・スミルノフ(P) (1972年録音)
(10)バルトークQ(1972年録音)
(11)ゾルターン・セーケイ(Vn)、イサベル・ムーア(P) (1974年録音)
(12)アルベルト・コチシュ(Vn)、J.ペトロー(指)サヴァリアSO(1978年録音)
(13)ミクローシュ・ペレーニ(Vc)、ヤーノシュ・ローラ(指)フランツ・リストCO(1979年録音)
(14)ミクローシュ・セントヘイ(Vn)、ユディト・セントヘイ(P) (1979年録音)
(15)ヤーノシュ・ローラ(Vn)、フランツ・リストCO(1979年録音)
(16)ペーテル・チャバ(Vn)、ゾルターン・コチシュ(P) (1981年録音)
(17)チャバ・オンツァイ(Vc)、ヤーノシュ・ローラ(指)フランツ・リストCO(1982年録音)
(18)タカーチQ(1983年録音)
(19)ヤープ・シュレーダー(Vn)、パール・ネーメト(指)カペラ・サヴァリア(1984年録音)
(20)コダーイQ(1984年録音)
(21)ジェルジ・パウク(Vn)、ヤーノシュ・ローラ(指)フランツ・リストCO(1989年録音)
(22)ケラーQ(1989年録音)
(23)フェステティーチQ(1998年録音)
(24)ヴィルモシュ・サバディ(Vn)、タマーシュ・ヴァーシャーリ(指)ブダペストSO(1998年録音)
(25)バラージュ・マーテー(バロック・Vc) (1999年録音)
(26)エステル・ペレーニ(Vn) (1999年録音)
(27)フェレンツ・セチェーディ(Vn)、イシュトヴァーン・カッシャイ(P) (1999年録音)
HCD-32096(3CD)
フンガロトンの半世紀/歌手篇
(1)チャイコフスキー:「スペードの女王」〜第2幕のアリア
(2)ロッシーニ:「セヴィリャの理髪師」〜第1幕のアリア
(3)グノー:「ファウスト」〜第3幕の二重唱
(4)ヴェルディ:「トロヴァトーレ」〜第4幕の二重唱
(5)エルケル:「バーンク・バーン」〜第2幕のアリア
(6)エルケル:「バーンク・バーン」〜第2幕の二重唱
(7)ヨヴェルディ:「リゴレット」〜第4幕の四重唱
(8)コダーイ「紡ぎ小屋」より
(9)コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」〜酒席の歌
(10)コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」〜合唱を伴う二重唱
(11)ヴェルディ:「椿姫」〜乾杯の歌
(12)プッチーニ「トゥーランドット」〜第3幕リューのアリア
(13)モーツァルト:「魔笛」/タミーノのアリア
(14)ワーグナー:「ローエングリン」〜ローエングリンの名乗り
(15)ボイト:「メフィストフェレ」〜第1幕ファウストのアリア
(16)ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」〜第2幕の六重唱
(17)プッチーニ:「トスカ」〜第1幕のフィナーレ
(18)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」〜第2幕章ツェルリーナのアリア
(19)ヴェルディ:「アイーダ」〜第4幕のフィナーレ
(20)プッチーニ:「マノン・レスコー」第2幕〜二重唱
(21)ヴィヴァルディ:オラトリオ「勝利したユーディタ」/アリア
(22)エルケル:「バーンク・バーン」第1幕〜乾杯の歌
(23)コダーイ:「紡ぎ小屋」より
(24)モーツァルト:「魔笛」〜第2幕フィナーレの二重唱
(25)ヴェルディ:「運命の力」〜第2幕の二重唱
(26)モーツァルト:「後宮からの誘拐」第1幕〜ベルモンテのアリア
(27)グノー:「ファウスト」〜第1幕のカヴァティーナ
(28)ハイドン:「裏切られた誠実」〜第2幕のフィナーレ
(29)ヴィヴァルディ:「オリンピュアーデ」〜第2幕のアリア
(30)プッチーニ:「蝶々夫人」第1幕
(31)コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」より
(32)ロッシーニ:「モゼ」〜第2幕の五重唱と合唱
(33)バルトーク:「青ひげ公の城」〜第3の扉
(34)ヴェルディ:「椿姫」〜プロヴァンスの海と陸
(35)ベッリーニ:「ノルマ」〜第2幕の二重唱
(36)ヴェルディ:「第1回十字軍のロンバルディア人」〜第4幕の場面とアリア
(37)ヴェルディ:「マクベス」〜第2幕のアリア
(38)ヴェルディ:「マクベス」〜第4幕の場面
(39)ヴェルディ:「マクベス」〜第4幕の場面とアリア
(40)サリエリ:「ファルスタッフ」〜第2幕フィナーレ
(41)ポンキエルリ:「ジョコンダ」〜第2幕のロマンス
(42)ヘンデル:「忠実な羊飼い」〜第2幕のアリア
(43)ヴィヴァルディ:オラトリオ「勝利したユーディタ」第1部〜アリア
(44)ヘンデル:「フロリダンテ」〜第1幕の二重唱
(44)ヘンデル:「フロリダンテ」〜第2幕の二重唱
(45)ヘンデル:「忠実な羊飼い」のテルプシコーレ〜アリア
(46)ドニゼッティ:「オーロラ」
(47)モーツァルト:「魔笛」第2幕〜「おおイシスとオシリスの神よ」
(1)イムレ・パルロー(Br)[1953年録音]
(2)ミハーイ・セーケイ(Bs)[1953年録音]
(3)イレーン・セチェーディ(S),
ティボル・ウドゥヴァルディ(T)[1953年録音]
(4)パウラ・タカーチ(S),
シャーンドル・シュヴェード(Br)[1954年録音]
(5)ユリア・オシュヴァート(S)[1956年録音]
(6)レージ・デリ(Ms)、ヨージェフ・ヨヴィツキ(T)[1956年録音]
(7)ヨージェフ・シマーンディ(T),
マグダ・ティッサィ(A)、マーリア・ジュルコヴィチ(S)、シャーンドル・シュヴェード(Br)[1956年録音]
(8)エンデレ・レシュレル(T)[1957年録音]
(9)オスカール・マレツキ(Br)[1958年録音]
(10)アンナ・バーティ(S)、ユディト・シャーンドル(S)[1958年録音]
(11)ミクローシュ・サボー(T)、マーリア・マーチャーシュ(S)[1958年録音]
(12)ユーリア・オロス(S)[1960年録音]
(13)アルフォンツ・バルタ[1960年録音]
(14)ゾルターン・ザーヴォツキ(T)[1961年録音]
(15)ガーボル・カレッリ(T)[1961年録音]
(16)ヨージェフ・シマンディ(T)、ヤーンボル(Br)カロラ・アーガイ(S)、ジュラ・ヴェレシュ(Bs)オルガ・セーニ(Ms)、ヨージェフ・レーティ(T)[1961年録音]
(17)ジェルジ・ラドゥナイ(Br)、アールパード・キシェギ(T)[1963年録音]
(18)マルギット・ラースロー(S)[1964年録音]
(19)ガブリエッラ・デーリ(S)、シャーンドル・コーニャ(T)エルジェーベト・コムローッシ(A音][1965年録音]
(20)エルジェーベト・ハージー(S)、ローベルト・イロシュファルヴィ(T)[1965年録音]
(21)ジョルト・ベンデ(Br)[1968年録音]
(22)アンドラーシュ・ファラゴー(Bs-Br)[1968年録音]
(23)ヨージェフ・シマーンディ(T)、ジュジャ・バルライ(A)]エヴァ・アーンドル(S)、エルジェーベト・コムローッシ(A年録音][1970年録音]
(24)ジェルジ・メリシュ(Br)、アドリエンネ・チェンゲリ(S)[1971年録音]
(25)コロシュ・コヴァーチ(Bs)、エヴァ・マルトン(S)[1972年録音]
(26)ヨージェフ・レーティ(T)[1973年録音]
(27)ジェルジ・コロンディ(T)[1973年録音]
(28)マグダ・カルマール(S)、イシュトヴァーン・ロジョシュ(T)、ヨージェフ・グレゴル(Bs)、アッティラ・フュレプ(T)ユーリア・パースティ(S)[1975年録音]
(29)イシュトヴァーン・ガーティ(Bs-Br)[1977年録音]
(30)ヴェロニカ・キンチェシュ(S)、ラヨシュ・ミラー(Br)[1980年録音]
(31)シャーンドル・パルチョー(T)[1979-1981年録音]
(32)ヨージェフ・グレゴル(Bs)、アンドラーシュ・モルナール(Ms)、ユーリア・ハマリ(Ms)、ヤーノシュ・B.ナジ(T)、シャーンドル・ショーヨム=ナジ(Bs-Br)[1981年録音]
(33)エフゲニー・ネステレンコ(Bs)、エレーナ・オブラスツォヴァ(Ms)、[1981年録音]
(34)ラヨシュ・ミラー(Br)[1982年録音]
(35)クラーラ・タカーチ(Ms)、イロナ・トコディ(S)[1983年録音]
(36)シルヴィア・シャシュ(S)ジョルジオ・ランベルティ(T)[1983年録音]
(37)レナータ・スコット(S)[1983年録音]
(38)ヤーノシュ・パーンディ(T)、ペーテル・ケレン(T)[1985年録音]
(39)ピエロ・カプッチッリ(Br)[1985年録音]
(40)マーリア・ゼンプレーニ(S)、デーネシュ・グヤーシュ(T)[1985年録音]
(41)リーヴィア・ブダイ=バツキ(Ms)[1987年録音]
(42)ポール・エスウッド(C.T)[1988年録音]
(43)ユディト・ネーメト(Ms)[1988年録音]
(44)ドルー・ミンター(C.T)、アネッテ・マルケルト(Ms)[1990年録音]
(44)カタリン・ファルカシュ(S)、マーリア・ザードリ(S)[1990年録音]
(45)デレク・リー・レイギン(C.T)[1990年録音]
(46)イングリド・ケルテシ(S)、アンドレア・ウルブリヒ(Ms)、イロナ・プルニ(P) [1996年録音]
(47)ポルガール(Bs)[1997年録音]
HCD-32099
クラリネットの為の演奏会用小品集
バラ:ファンタジー・ロマンティーク/スラヴの歌*
ルフェーヴル:ファンタジー=カプリースOp.118
カユザク(1880-1960):南仏の歌による変奏曲*/無伴奏クラリネットの為の性格的小品「アルルカン」/ビュセール:スペイン民謡による「アラゴン」Op.91
ジャンジャン:前奏曲とスケルツォ
ドートルメル:レチタティーヴォと即興曲
レイボールド:もの思う羊飼い
トマジ:序奏と舞曲
フィル・カーデュー:スケルツォ
アンドラーシュ・ホルン(Cl)
ヨージェフ・ガーボル(P)
HCD-32100
ボッテジーニ:コントラバスの為の作品集Vol.4
ヴァイオリンとコントラバスの為の協奏的大二重奏曲*/ロッシーニの歌曲による幻想曲+/クラリネットとコントラバスの為の二重奏曲#/恋の情熱+/チェロとコントラバスの為の二重奏曲**
ゲルゲイ・ヤールダーニ(Cb)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)*
エデン・ラーツ(Cb)+
カールマン・ベルケシュ(Cl)#
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)**
ヤーノシュ・アーチュ(指)
ブダペスト室内シンフォニー
HCD-32101
A・スカルラッティ:セレナータ「誠実の勝利、またはクピドと誠実」
セレナータ「ウェヌスとアモル」*
モニカ・コンザーレス、アンドレア・ウルブリヒ(S)
アンナ・ヤヌイ(リコーダー;*)
パール・ネーメト(指)サヴァリア・バロックO
HCD-32102
ミシェル・コレット:ハーディ=ガーディ、フルートと通奏低音の為の作品集
6つのファンタジーOp.6〜第3番/「美しきハーディガーディ」〜〜メヌエット/通奏低音付き組曲第1番/通奏低音付きアリエッタ集/コントルダンスト長調/「きらきら星」変奏曲集*/ミュゼットの為の小品集Op.5〜〜組曲第4番/第3番/第1番
ローベルト・マンデル(ハーディ=ガーディ)
ジャン=クリストフ・マイヤール(ミュゼット)
パール・ネーメト(Fl)
アーグネシュ・ラツコー(Cemb)
ノーラ・カーライ(Vc)
ミクローシュ・シュパーニ(Org)
HCD-32103(2CD)
ガルッピ:歌劇「グスタフ1世」 エディト・カーロイ(S):エルネスト
モニカ・ゴンザーレス(S):エルギルダ
ガブリエッラ・レータイ・キシュ(Ms):ドリスベ
マリオ・チェケッティ(T):レアルコ
フィリッポ・ピーナ・カスティリョーニ(T):アルジェーノ
ファビオ・ビローナ(指)
サヴァリア・バロックO
HCD-32106
ラヴェル、ドビュッシー:ピアノ曲から編曲集
ラヴェル:古風なメヌエット/組曲「クープランの墓」/組曲「クープランの墓」(コチシュ編)〜〜フーガ/トッカータ
ドビュッシー:スコットランド行進曲忘れられた映像〜レント、メランコリックにやさしく(コチシュ編)/サラバンド(ラヴェル編)/「いやな天気だから、もう森へは行かない」の諸相(コチシュ編)/忘れられた小唄(コチシュ編)*〜やるせない夢心地/巷に雨の降るごとく/木々の陰/木馬/グリーン/憂鬱/スティリー風タランテラ(ラヴェル編)
ユーリア・ハイノーツィ(S)*
ゾルターン・コチシュ(指)ハンガリー国立PO
HCD-32107
アリアと二重唱曲
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ロッシーニ:「セビーリャの理髪師」
ヴェルディ:「椿姫」
ビゼー:「カルメン」
マスネ:「ウェルテル」
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」から
イルディコー・イヴァーン(S)
イングリト・ケルテシ(S)
アボッローニア・ソノルキ(Ms)
アティッラ・B.キシュ(T)
アティッラ・フェケテ(T)
ヤーノシュ・コヴァーチ(指)マーヴSO
HCD-32108
チェロ〜現代ハンガリーのチェロ音楽
ゾルターン・コヴァーチュ:円卓の騎士
キラーイ:憂うつなセレナード
レヴェンテ・ジェンジェシ:ディヴェルティメント
ヤーノシュ・ヴァイダ:クァジ・ウナ・ファンタジア
マーテー・ホッローシュ:ドディーチェッリ
アーコシュ・パーンラキ:ニンフたち〜ロンド
メリシュ:チェロマニア
ハンガリー・チェロ・オーケストラ
HCD-32109
ヨハン・G.アルブレヒツベルガー(1736-1809):弦楽三重奏曲Op.9〜第1番/第2番/第3番
ヨハン・マティアス・シュペルガー(1750-1812):3つの弦楽三重奏曲
ベルヴェデーレ・トリオ・ウィーン
HCD-32110(4CD)
シューベルト:交響曲全集 ターマシュ・ヴァーシャリ(指)ブダペストSO
HCD-32114
ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):クラリネット作品集
アリア/前奏曲とディヴェルティスマン
プルチネッラ/カプリース/即興曲
祝婚歌/クラリベル/牧歌
イタリア風幻想曲/ブコリク/組曲
ニース狂詩曲
チャバ・クレニャーン(Cl)、やまもと・まき(P)
HCD-32115
レオ・ヴェイネル(1885-1960):ピアノ作品集Vol.3
組曲Op.18(ハンガリー民俗舞曲集)
5つのピアノ小品集
12のやさしいピアノ小品集Op.27(ハンガリー童謡&民謡集)
ハンガリーの民俗音楽Op.42(若者の為の30のピアノ小品集)
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
HCD-32116
デュボワ(1930-1995):クラリネットとピアノの為の作品集
狂詩曲/ロマンス/ソナチネ/墓碑銘/ソナタ・ディ・マディ/符合/短いソナタ*/四重奏曲
チャバ・クレニャーン(Cl)
イルディコー・Cs.ナジ(P)
HCD-32119
シュポア(1784-1859):ヴァイオリン二重奏曲集
〜ヘ長調Op.148(1854)/ニ長調Op.150(1854)
ペーテル・チャバ(Vn)
ヴィルモシュ・サヴァディ(Vn)
HCD-32121
ショパン:マズルカ集(37曲) ジェルジ・フェレンツィ(P)

録音:1956年6月1日/1957年8月12日/1958年8月21日22日28日フンガロトン・スタジオ、モノラル
HCD-32122
コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」*
歌劇「ハーリ・ヤーノシュ」(5曲抜粋)+
舞踊音楽#/マロシュセーク舞曲**
ガランタ舞曲**
マグダ・ティサイ(S)+
イムレ・パルロー(Br)+
ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブダペストPO
ハンガリー国立歌劇場cho+

録音:1964年ブダバール聖母教会(マシャーシュ教会)モノラル(*/**)/1958年エルケル劇場ステレオ+/1965年フンガロトン・スタジオ・モノラル#
HCD-32123(2CD)
シューマン:交響曲全集 ターマーシュ・ヴァーシャリ(指)ハンガリーRSO
HCD-32125(2CD)
ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ(1724-1808):6つのチェロ協奏曲Op.14 バラージュ・マーテー(Vc)
アウラ・ムジカーレ
HCD-32130
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」、
楽劇「ワルキューレ」、
「トリスタンとイゾルデ」、「パルシファル」、
「神々のたそがれ」からのソプラノの為のアリア
ヴェーゼンドンク歌曲集
エステル・コヴァーチュ(S)
アンドラーシュ・モルナール(T)*
アンドラーシュ・ファラゴー(Br;*)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
アンドラーシュ・ミハーイ(指)
ハンガリー国立歌劇場O&cho、
ザグレブPO、ブダペストSO
HCD-32131
ハンガリー時代のシフラ
リスト:「超絶技巧練習曲集」〜第3番/第7番/第10番/第11番
ハンガリー狂詩曲第2番/6番/第12番/第15番
ジェルジ・シフラ(P)

録音:1954年-1956年モノラル
HCD-32132
コダーイ:マロシュセーク舞曲(ピアノ版)
マロシュセーク舞曲(管弦楽版)
セーケイの嘆き歌(合唱版)
セーケイの嘆き歌(ピアノ版)
飛べよ孔雀/ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲
クロネール・ゼンプレーニ(P)
アウレール・ティッライ(指)
ゾルターン・ヴァーシャールヘイ(指)
ラヨシュ・ヴァッシュ(指)
ジェルジ・レヘル(指)
アンタール・ドラティ(指)
ペーチ室内cho
ハンガリー共和国軍男声cho
ヴァシャシュ合唱アンサンブル
ブダペストSO、ハンガリー国立O
HCD-32133
ヴィエトーリス写本からの歌曲と舞曲集
ヴィエトーリス写本より(22曲)
シャイン:「音楽の饗宴」〜アルマンドとトリプラ
プレトリウス:「テレプシコーレ」より
〜バレ/テルメ氏のクラント/ヴォルタ
シュメルツァー:ドイツ風ガヴォット
シャイト:パルガモ風変奏曲
ラースロー・シドラ(バロックFl、指)
クラーラ・ボザ(S)
アティッラ・フェレブ(T)
プリマヴェラ五重奏団、
カメラータ・フンガリカ
HCD-32134
リスト:ピアノ協奏曲第1番*
グリーグ:ピアノ協奏曲+
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー#
ジェルジ・シフラ(P)
ジェルジ・レヘル(指)ブダペストSO*
ゾルターン・ロズナイ(指)ハンガリー国立O+

録音:1956年8月15日*&4月26日+、フンガロトン・スタジオ(*/+)/1955年5月21日フェレンツ・リスト音楽コンサート・ホール#
HCD-32135
バルトーク:ラプソディOp.1*
 ピアノ協奏曲第2番+
フォルデス:弦楽の為の小組曲#
アンドール・フォルデス(P)*,+
ロジェ・デゾルミエール(指)+
ウジェーヌ・ビゴー(指)ラムルーO
イェネー・コッパーンディ(指)ショルティSO#
HCD-32140(2CD)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、第2番*、
 悲劇的序曲、大学祝典序曲*
ペーター・フランクル(P)、
タマーシュ・ヴァーシャリ(指)ハンガリーRSO

録音:1998年5月27日ライヴ、1998年3月10日*ライヴ 
傑出した音楽家を輩出してきたハンガリー楽壇の底力を思い知らされる白熱の名演奏です。ピアノのフランクルは1935年ブダペスト生まれ。15歳でプロデビュー、1957 年にはロン= ティボー・コンクールで優勝し、故ジョージ・セルに抜擢されるなど若くして世界的に活躍しましたが、その後活動の中心を教育界に移していました。このブラームスでは卓越したテクニックに裏付けられた詩情溢れるピアノを聴かせてくれます。まるで晩年のセルが指揮しているような、推進力と潤い豊かな歌を兼ね備えたすばらしいオーケストラの響きにも圧倒されます。 (Ki)
HCD-32143(2CD)
ルイ・クープラン):室内ソナタ全集
鍵盤楽器とヴァイオリンの為の6つの二重奏曲Op.2〜第1番ト長調/第2番ニ長調/第3番ヘ長調/第4番イ長調/第5番ハ短調/第6番ホ長調
3つの三重奏曲Op.3〜第1番ヘ長調/第2番ヘ長調/第3番ト長調
ミクローシュ・シュパーニ(タンジェントP)
エリカ・ペテーフィ(Vn)
チッラ・ヴァーリ(Vc)
HCD-32145
ヨハネス・M.シュペルガー(1750-1812):ホルンの為の作品集
ホルン協奏曲ニ長調
ホルン協奏曲変ホ長調
ホルン二重奏の為の12の狩りの音楽
ホルン四重奏曲変ホ長調*
ミクローシュ・ナジ(Hrn)
マールトン・ラーツ(指)エルデーディCO
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)*
ペーテル・バールショニ(Va)*
ジェルジ・ケルテース(Vc)*
HCD-32146
マルカントワーヌ・シャルパンティエ:8声と8つのヴァイオリン,フルートの為のミサH.3(昇階唱「おお、救いのいけにえよ」H.236
ドミネ・サルヴムH.283
「気で病む男」H.495〜ムーア人のリトルネッロ、ムーア人の入場、を含む)死者の為の8声のモテット
「煉獄の魂の嘆き」〜われを憐れみたまえH.311
マーリア・ザードリ(S)
ガブリエッラ・ヤニ(S)
ペーテル・バーラーニュ(CT)
ゾルターン・ガヴォディ(CT)
レジョー・クティク(T)
アンドラーシュ・レゲンハルト(T)
イシュトヴァーン・コヴァーチュ(Bs)
マーテー・ショイヨム=ナジ(Bs)
ジェルジ・ヴァシュヘジ(指)
オルフェオO、パーセルcho
HCD-32148
ドホナーニ:ピアノ四重奏曲嬰へ長調
結婚行進曲/ピアノ五重奏曲ハ短調Op.1
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
アウアーSQ
HCD-32149(2CD)
J・Cバッハ:初期ソナタ集
〜ニ長調B21/ト長調B22/イ長調B27/ニ長調B25/ヘ長調B26/イ長調B23/ヘ長調B20/ト長調B24/イ長調B47A*
ミクローシュ・シュパーニ(タンジェントP)
エリカ・ペテーフィ(Vn)
チッラ・ヴァーリ(Vc)*
HCD-32151
ジョルジュ・メリシュ/アリア集
「オルフェオとエウリディーチェ」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」「セビリャの理髪師」「マクベス」「椿姫」「トロヴァトーレ」「運命の力」「ファルスタッフ」「ファウスト」「エウゲニ・オネーギン」「ハーリ・ヤーノシュ」より
ジョルジュ・メリシュ(Br)
ヴィルモシュ・コモル(指)
ジュラ・ボルベーイ(指)
ハンガリー国立歌劇場O、同男声cho
ブタペストSO
HCD-32152
ミハーイ・モショニ(1815-1870):ミサ第1番ハ長調/聖別された死/ラヨシュ・バッチャーニ伯爵の思い出に インギド・ケルテシ(S)、マールタ・ルキン(A)
ヨージェフ・ムック(T)、ラースロー・イェクル(Bs)
ペテル・ショルツ(指)リスト・フェレンツO&cho
HCD-32154
タールベルク:ピアノ4手によるオペラ幻想曲集
ウェーバーの「オイリアンテ」による幻想曲と変奏曲Op.1
ロッシーニの「湖上の美女」による大幻想曲Op.40
ロッシーニの「モーゼ」〜私に声さえも
デッサウアーのフェリーチェ・ドンゼッラOp.36-5
ベッリーニの「テンダのベアトリーチェ」による大幻想曲Op.49
ロマネスカ〜16世紀のエアと舞曲Op.36-4
ベッリーニの「カプレーティ家とモンテッキ家」による大幻想曲と変奏曲
デュオ・エグリ&ペルティス(ピアノ・デュオ)
HCD-32155
フバイ:ヴァイオリンとピアノの為の作品集Vol.6
ジプシー風幻想曲Op.4
アラブの嘆きOp.6-1/ポーランドの歌Op.6-2
ハンガリー舞曲(チャールダーシュ)Op.59-1
槍騎兵の歌Op.59-2/10の小品集Op.49
ジプシー風幻想曲Op.55-1&2
カンティレーヌOp.70/バラードOp.104-1
フモレスケOp.104-2
フェレンツ・セチェーディ(Vn)
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
HCD-32156
レオポルド・アウアー:編曲集
チャイコフスキー:メロディOp.42-3/
アンダンテ・カンタービレ歌劇「エフガニー・オネーギン」〜レンスキーのアリア
ドリゴ:火花のワルツ/ドリゴのセレナード
シューマン:予言の鳥/くるみの木
ハイドン(シゲティ編):弦楽四重奏曲「ひばり」〜ヴィヴァーチェ
ショパン:夜想曲第19番ホ短調Op.72
ヴィエニャフスキ:奇想ワルツOp.7
ルビンシテイン:ヘ調のメロディ
アクロン:ユダヤの子守歌/ユダヤのメロディ
パガニーニ:カプリス第24番
アウアー:ハンガリー狂詩曲Op.2
アンタル・ザライ(Vn)
ヨージェフ・バロク(P)
HCD-32158
グルック:トリオ・ソナタ集
〜第1番ハ長調/第2番ト短調/第3番イ長調/第4番変ロ長調/第5番変ホ長調/第6番ヘ長調/第7番ヘ長調
バラージュ・マーテー(指)アウラ・ムジカーレ
HCD-32160
ヴェルナー:対位法的ミサ曲
レクイエム/祝祭ミサ・ブレヴィス
テ・デウム
ヤーノシュ・メゼイ(Org)(指)
スコラ・カントルム・ブタペスティエンシスO&cho
HCD-32169
モーツァルト:クラリネット協奏曲*
ファゴット協奏曲変ロ長調K.191+
協奏交響曲変ホ長調K.297b(*,+,#)
カールマン・ベルケシュ(Cl)*
岡崎耕治(Fg)+
ヨージェフ・キシュ(Ob)#
ラースロー・ガール(Hrn)#
ヤーノシュ・ロッラ(指)フェレンツ・リストCO
HCD-32172
チャイコフスキー:交響曲第4番
大序曲「1812年」*/花のワルツ
カールマン・ベルケシュ(指)
武蔵野音楽大学O&cho*
HCD-32173
オペラ・アリア集
モーツァルト、ニコライ、ヴェルディ、
ウェーバー、J.シュトラウスの作品
イルディコー・イヴァーン(S)
ラースロー・コヴァーチ(指)ドナウSO
HCD-32174
ヴェルディのヒロイン
ヴェルディ:歌劇「マクベス」、「ナブッコ」、
「仮面舞踏会」、「トロヴァトーレ」、
「運命の力」、「ドン・カルロ」からのアリア
ゲオルギナ・ルカーチ(S)
ヤーノシュ・コヴァーチ(指)
ハンガリー国立歌劇場O
HCD-32175
クレンペラー・ライブ・イン・ブタペスト
バッハ:マニフィカト*
 ブランデンブルク協奏曲第5番#
ワーグナー:「ローエングリン」第1幕&第3幕への前奏曲+
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕&第3幕前奏曲**
アンナ・バーティ(S)*
ユディト・シャーンドル(S)*
マグダ・ティサイ(A)*
ラヨシュ・ショモジヴァーリ(T)*
ジェルジ・リッタシ(Bs)*
アニー・フィッシャー(P)#
オットー・クレンペラー(指)
ブタペストSO*,#、
ハンガリー国立歌劇場O+,**、
ブタペストcho*

録音:1950年1月13日フンガロトン放送(?)、ライブ*,#/1948年10月24日+/1949年4月11日ハンガリー国立歌劇場、ライブ**
HCD-32176
Born for Horn
ヴィターリ・ブヤノフスキー:ホルン独奏の為の4つの即興曲(旅の印象による)
ミクローシュ・コチャール:エコー第1番-第4番*
マーテー・ホーローシュ:ホルン四重奏の為の環(サークル)*
ラースロー・ドゥブロヴァイ:独奏曲第13番
ゾルターン・ヴァルガ(Hrn)
シャードル・ベルキ、アッティラ・スーチュ、
ヤーノシュ・ケヴェハージ(Hrn)*
HCD-32182
ヴィヴァルディ:詩篇第70番第2節「主よ、わたしを助けてください」R.593*
クレドト長調R.592*
ミサ曲ハ長調「サクルム」R.586*
詩篇第126(127)番ト短調「ニシ・ドミヌス」R.608#
フェレンツ・セケレシュ(指)
ジョルト・バルタ(Vc)
イシュトヴァーン・バルターニ(Cb)
エルジェーベト・アーヒム(Org)
テュンデ・フランコー(S)*
クラーラ・タカーチ(CA)*/#
ティモシー・ベンチ(T)*
タマーシュ・バートル(Bs)*
ブタペスト・マドリガルcho*
エルケル・フェレンツ室内O*
ラースロー・バールショニ(ヴィオラ・ダモーレ;#)
ハンガリー国立O#
HCD-32183
サボー:室内楽&声楽作品集
3 つのトランシルヴァニアの民謡、
チェロとピアノのためのソナティーナ ハ長調「振り返って」、
ラテン語の古いトランシルヴァニアの詩による5 つのマドリガル、ほか
ラウラ・ファラゴー(S),マールタ・ガール(P)、
ペーテル・サボー(Vc),
デーネス・ヴァーリョン(P)、
ジェルジ・セルメツィ(指)
カメラータ・トランシルヴァニカ、
ヨーゼフ・マクラーリ(指),ラーヨシュ・ヴァス(指)
ハンガリー放送合唱団, 他

録音:1972−1993年
ルーマニア生まれの作曲家、音楽学者、チャバ・サボー(1936-2003)の室内楽と声楽作品集。1961年から1987年までハンガリーで暮らし、ルーマニア、ハンガリー双方の影響が見られる。一部モノラル録音。 (Ki)
HCD-32184
シューベルト:4つの即興曲Op.90
ピアノ・ソナタイ短調D.784
3つのピアノ小品D.946〜変ホ短調/ハ長調
タマーシュ・エルデーイ(P)
HSACD-32187(1SACD)
バルトーク:管弦楽の為の協奏曲
舞踏組曲/ハンガリー農民の歌
ゾルターン・コチシュ(指)ハンガリー国立PO
HCD-32188
サラサーテ:ヴァイオリン作品集
8つのスペイン舞曲(全曲)
バスク奇想曲Op.24/ツィゴイネルワイゼン
カルメン幻想曲Op.25
エドウィン・チェーリ(Vn)
ベーラ・シモン(P)
HCD-32189
ル・ジュヌ:「3、4、5、6声の為の68のエール集」(1608)〜13曲
「ヴェール・ムジュレ(韻律詩曲)による26の詩篇歌集(テ・デウム付き)」(1606)〜5曲
ゾルターン・カルマノヴィチ(指)
コルヴィナ・コンソート
HCD-32191
エルネー・ドホナーニ:ピアノ作品集Vol.2
5つのフモレスケOp.17
ヘドヴィギアナ第1番〜第6番
ハンガリー民謡による変奏曲Op.29
ピアノ上級者の為の12の短い練習曲
イロナ・プルニ(P)
HCD-32192
ヤコブ・オブレヒト(1458-1505):聖ドナツィアヌスのミサ曲
ミサ曲「とげのあるものが薔薇の花を」
ヤーノシュ・バリ(指)A:N:S cho
HCD-32193
フバイ:ヴァイオリンとピアノの為の作品集Vol.7(編曲作品集)
ポッパー:タランテラ
ゲーザ・ジチー:愛の夢
アンドル・メルクレル:幕間のワルツ
マスネ:エロディアード前奏曲
リスト:忘れられたワルツ第1番
グリーグ:ソルヴェイグの歌
ブラームス:サッフォー風の頌歌
アントン・ルビンシテイン:舟歌第1番
ラフマニノフ:道化役者
R.シュトラウス:たそがれの夢
ヴュータン:夢/ヘンデル:ラルゲット、タルティーニ:ソナタ「悪魔のトリル」、
バッハ:エア
フェレンツ・セチェーディ(Vn)
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
HCD-32194
バンキエーリ:シンフォニエ・エックレジアースティケ(1607) ソマ・ディニェス(Org)
アルス・レナータ・ヴォーカル・アンサンブル、
ソナトーレス・バンノニアエ、
アルス・ロンガ室内アンサンブル
HCD-32196(3CD)
コダーイ:チェロの為の作品全集
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8
チェロ・ソナタOp.4/アダージョ
ヴァイオリンとチェロの為の二重奏曲Op.7*
ソナタ楽章/カプリッチョ/ソナチネ
抒情歌/ハンガリー民謡集〜ロンド
諷刺詩集
バッハ(コダーイ編):平均律クラヴィーア曲集第1巻〜第8曲
3つのコラール前奏曲(BWV.743/762/747)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
デネーシュ・ヴァーリョン(P)
ガーボル・タカーチュ=ナジ(Vn)*
HCD-32199
アントニオ・モルターロ(1587-1610頃活躍):カンツォーナ・ダ・ソナーレ集第1巻 ペーテル・シラーク(Org)
HCD-32201
ドラヴィーニュ:「花々」 Op.4、
2つのミュゼットのための小品の6つの組曲 Op.1−第3組曲,第5組曲
録アンサンブル・ル・ベルジェ・フォルチュネ[パル・ネーメト(バロック・フルート) アンナ・ヤヌイ(リコーダー)、ノラ・ボトシュ(リコーダー) モニカ・トート(バロック・ヴァイオリン)、ジャン=クリストフ・マイヤール(ミュゼット) ロバート・マンデル(ヴィエル)、ピロシュカ・ヴィタリウス(バロック・ヴァイオリン)]

音:2003年1月27日,7月1日,9月1日,2004年9月20日
フィリベルト・ドラヴィーニュ(1700 頃−1750)は、ルイ15 世時代のフランスの重要な作曲家。ことに「花々」は、24 曲の二重奏曲からなる堂々たる作品、これはルイ15 世の元帥ビロン公爵の妻に献呈されました。作品としては結構知名度も高く、個々の作品は人気も高いのに、録音がほとんどなかったのは、24 曲を普通に演奏するだけでは単調だからでしょう。この演奏では、リコーダーやフルートを中心にしながら、ヴァイオリン、ミュゼット、ヴィエル(ハーディ・ガーディ)など多彩な楽器を用い、変化に富んだ楽しい音楽になっています。 (Ki)
HCD-32202
M.ハイドン:初期交響曲集
〜ハ長調MH.23/ヘ長調MH.25/ト長調MH.26/ハ長調MH.37
パール・ネーメト(指)サヴァリア・バロックO
HCD-32203
リスト:交響詩集
「前奏曲」(管弦楽版)*/同(ピアノ版)+
「オルフェウス」(管弦楽版)*
同(ピアノ版)++/同(オルガン版)#
ヤーノシュ・フェレンチク(指)
ハンガリー国立O*
ブダペスト・ピアノ・デュオ+,++
シャーンドル・マルギッタイ(Org;#)
HCD-32204(2CD)
ベートヴェン:弦楽三重奏曲全集
〜変ホ短調Op.3/ニ長調Op.8(セレナード)/ト長調Op.9-1/ニ長調Op.9-2/ハ短調Op.9-3
デーネシュ・コヴァーチ(Vn)
ゲーザ・ネーメト(Va)、エデ・バンダ(Vc)
HCD-32207
ラクリメ〜ツィンバロンによるバロック作品集
ダウランド:ラクリメ
バッハ:パルティータロ短調BWV.1002
ヴァイス:ロジ伯の死に寄せるトンボー
バッハ:組曲ニ長調BWV.1012
L.ヴァイス:パッサカリア
イロナ・セヴェレーニ(ツィンバロン)
HCD-32208
ライヒ:18人の演奏家の為の音楽 アマディンダ・パーカッション・グループ
HCD-32211
グリエール:12のアルバムのページOp.51 
ワルツOp.45
グレチャニノフ:チェロソナタOp.113/
子守歌Op.108/夜想曲Op.86
コウサイ・H.マフディ=カッドゥリ(Vc)
ペーテル・ナジ(P)
HCD-32213
ユリア・ハマリ/オペラ・アリア名唱集
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」、
モーツァルト:「フィガロの結婚」、「皇帝ティトーの慈悲」、ロッシーニ:「セビーリャの理髪師」、「シンデレラ(チェレネントーラ)」、「モーゼ」、
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」、
リスト:「ドン・サンシュ」から
ユリア・ハマリ(Ms)
HCD-32217
リスト:金管楽器伴奏付き男声の為の作品集
光を!もっと光を!R.554
主よ王を健やかに渡らせたまえR.504
ミサ曲ハ短調R.485/詩篇番R.490
ハンガリーの神R.214
アッティラ・フェケテ、
ヤーノシュ・ガール、
ヨージェフ・ベーラ・キシュ、
ジュラ・ヴェレシュ(T)
ドモンコシュ・ブラジョー、
レヴェンテ・ボドー、
ラースロー・センチムレイ(Br)
シャーンドル・パーストル、
ゾルターン・フレチ
ラースロー・センチムレイ(Bs)
リヒャルト・リーデルアウアー、
ラヨシュ・ゲイゲル、レヴェンテ・ボドー、
バラージュ・コンコイ、
ラースロー・ランチムレイ、
ゾルターン・フレチ(児童合唱)
ラースロー・アドリアーン・ナジ(Org)
ホンヴェード男声合唱アンサンブル
ラースロー・マロシ(指)
ブタペスト・フェレンツ・リスト音楽院
シンフォニック・バンド
HCD-32218
マーリア・シュルコヴィッチ〜オペラ・アリア集
「ドン・ジョヴァンニ」、「セヴーリャの理髪師」、「ランメルモールのルチア」、「シャモニーのリンダ」、「ドン・パスクァーレ」、「フニャディ=ラースロー」(エルケル作曲)、「ディノラ」(マイアベーア作曲)、「リゴレット」、「仮面舞踏会」、「ファルスタッフ」、「ホフマン物語」から
マーリア・シュルコヴィッチ(S)
HCD-32219
ヨゼフ・アイブラー(1765-1846):弦楽三重奏曲ハ長調Op.2
イグナツ・プレイエル(1757-1831):演奏会用三重奏曲Op.11Nos.1-3
ベルヴェデーレ・トリオ・ウィーン[ヴィルモシュ・サバディ(Vn)、エルマー・ランデラー(Va)、ローベルト・ナジ(Vc)]
HCD-32220
ヨハン・ゲオルク・リックル(1769-1843):弦楽四重奏曲集
〜第1番二短調/第2番ト長調/第3番ハ短調
オーセンティックSQ[ジョルト・カッロー(Vn)、バラージュ・ボザイ(Vn)、ガーボル・ラーツ(Va)、チッラ・ヴァーリ(Vc)]
HCD-32221
ヨゼフ・ラインベルガー(1839-1901):六重奏曲Op.191b*
九重奏曲Op.139#
ゾルターン・ジェンジェッシー(Fl)
イカ・チズマディア(Ob)
チャバ・クレニャーン(Cl)
ガーボル・ピジャーク(Hrn)
イルディコー・Cs.ナジ(P)*
マグドルナ・チェルナ(Fg)*
ジェルジ・ラカトシュ(Fg)#
ペーテル・ジョモジ(Vn)#
マールタ・メリシュ(Va)#
マルセル・ヴァーモシュ(Vc)#
イシュトヴァーン・ルカーチュハージ(Cb)#
HCD-32222
コラール幻想曲集
バッハ:高き天より我は来たり〜BWV.700
BWV.701/BWV.738/BWV.769/我が心の切なる願いBWV.727/暁の星のいと美しきかなBWV.739
レーガー:高き天より我は来たり/暁の星のいと美しきかなOp.40-1
デジェー・アンタルッフィ=ジロシュ(1885-1945):暁の星のいと美しきかな
ラースロー・アドリアーン・ナジ(Org)
HCD-32225(2CD)
バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245 ヨージェフ・レーティ(T:福音史家)
ジェルジ・メリシュ(Br:イエス)
マグダ・カルマール(S)
ユーリア・ハマリ(A)
ブルース・アベ(B:ピラト)
アッティラ・フュレプ(T)
コロシュ・コヴァーチ(B:ペテロ)
ジェルジ・レヘル(指)
ブタペスト・フェレンツ・リストCO
フェレンツ・リスト音楽院室内cho
HCD-32227
ハンガリー最古のオルガン
バッハ:前奏曲とフーガ〜変ホ長調BWV.552/ハ長調BWV.545/ヘ短調BWV.534/フーガト短調BWV.578/トリオ・ソナタ変ホ長調BWV.525/3つのコラール前奏曲/幻想曲とフーガイ短調BWV.561/トッカータとフーガ二短調BWV.565
ガーボル・レホトカ(Org)

※使用楽器:ショプロン、聖ジョージ大聖堂教会のオルガン
HCD-32229
プロコフィエフ:「ピーターと狼」
ラヴェル:「マ・メール・ロワ」
サン=サーンス:「動物の謝肉祭」
エルマ・ブッラ(朗読)
ヤーノシュ・フェレンチク、
アンドラーシュ・コーロディ(指)
ブダペストPO、ハンガリー国立O
HCD-32230
ボッテジーニ: ブラヴーラ協奏曲,
コントラバス協奏曲 ロ短調、
メンデルスゾーン風の演奏会用アレグロ,
コントラバスのための大協奏曲
ゲルゲイ・ヤールダーニ(Cb)、
ヤーノシュ・アーチュ(指)ブダペスト室内シンフォニー(ヴェイネル=サース・オーケストラ)

録音:2004 年1 月12-14 日,4月13-16 日,フンガロトン・スタジオ デジタル録音
によるボッテジーニのコントラバス作品集の第5集。 (Ki)
HCD-32231
フォルクマン:マロートの思い出 Op.6、
ヴィシェグラード Op.21(12曲)、
ハンガリーの歌 Op.20、
セーチェーニ伯爵の墓で Op.41
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)

録音:2004年11月4−6日
ロベルト・フォルクマン(1815-1883)はシューマン(とショパン)より5歳下のドイツの作曲家。もうそれだけでイメージが浮び上がるほどドイツのロマンティシズムが濃厚な作風で、シューマンが好きならきっと気に入ることでしょう。このCDには、ハンガリーに縁のある作品を選んでいます。12曲からなる音楽詩「ヴィシェグラード」は1855年の作品。ヴィシェグラードはハンガリーのドナウ河岸の景勝地で、中世に王宮が置かれ繁栄していたことで知られています。各曲に副題がついて、遺跡の町を散策しているような気分になれる曲集です。イシュトヴァーン・カッサイは、イヴォンヌ・ルフェビュール門下。 (Ki)
HCD-32232
ラウフ:カンタータ「クルス・トリウムファリス・ムジクス」 ヤーノシュ・ドブラ(指)
アルス・ロンガ室内アンサンブル,
ブダペスト・トムキンズ声楽アンサンブル

録音:2004年10月18−27日
埋もれた名作の初録音。アンドレアス・ラウフ(1592-1656)は16 世紀前半の作曲家。生まれはオーストリアですが、30 代の半ばにハンガリーのショプロンに移り、ここで実り豊かな音楽活動をしました。この曲は1648 年の作品。13 曲の小カンタータからなる大曲です。 (Ki)
HCD-32233
パガネッリ:ソナタ第1番ニ長調,
ソナタ第2番イ短調,ソナタ第3番ト長調,
ソナタ第4番ハ長調,ソナタ第5番ホ短調,
ソナタ第6番イ長調
ベネデク・チャログ(バロックFL),
ラースロー・パウリク(バロックVn),
バラージュ・マーテー(バロックVc),
カルメン・レオーニ(Cemb)

録音:2004年4月20−24日
ジュゼッペ・アントーニオ・パガネッリ(1710頃-1763頃)はイタリアのパドヴァ生まれ、ドイツの各都市でかなりの活躍をしたのち、ドメニコ・スカルラッティの後任としてスペイン王室に仕え、ここで亡くなったと考えられています。18世紀前半の人気作曲家の一人だったにもかかわらず、今日の知名度は極端に低いまま。このトリオ・ソナタ集は1740年にパリで出版されたもの。フルートとヴァイオリンを主体としたギャラントなスタイルが気持ち良いものです。ベネデク・チャログは1965年ブダペスト生まれのフルーティスト。ハーグでバルトルド・クイケンに学び、ハンガリーやドイツでバロック・フルート奏者として活躍しています。ラースロー・パウリクは1966年生まれ、ウィーンで学んだヴァイオリニスト。  (Ki)
HCD-32234
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲Vol.2
〜ハ長調D.7/ニ長調D.20/イ長調D.90/ニ長調D.17
ラースロー・パウリク(Vn)
ジェルジ・ヴァシェギ(指)オルフェオCO
HCD-32235
シャルパンティエ:死者の為のミサ
聖木曜日第1夜課のルソン・ド・テネーブル第2番直前のレスポンソリウム第2番/神殿の垂れ幕がH.128/死者の為のミサ(4声)とサンフォニーH.10/降誕祭のカンティクムH.416〜前奏曲/夜/ダヴィデ詩篇第87番「主よ、わが救いの神よ」H.207/サルヴェ・レジナH.24(三重合唱の為の)
マーリア・ザードリ、
アンドレア・チェレクイェイ(S)
ペーテル・バーラーニ、
ゾルターン・ガヴォティ(CT)
ペーテル・ドルッカー、
アンドラーシュ・レゲンハルト、
レジェー・クティク(T)
イシュトヴァーン・コヴァーチ、
マーテー・ショーイオム=ナジ(Bs)
ジェルジ・ヴァシェジ(指)
オルフェオO パーセルcho
HCD-32236
ドルシェツキー:6つのティンパニと管弦楽のための協奏曲、
オーボエ,8つのティンパニとオーケストラのための協奏曲
6つのティンパニと管弦楽のためのパルティータ、
グラン・シンフォニア、ウンガリア
ゾルターン・ラーツ(ティンパニ)、
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)、
ジェルジ・ヴァシェギ(指)エルデーディCO

録音:2004年10月6−11日
ティンパニのための協奏曲といえば、現代作品では存在しますが、このゲオルク・ドルシェツキー(1746-1819)はチェコの作曲家で、ハイドンやモーツァルトの時代の人。いかにもウィーン古典派の風情。ゾルターン・ラーツは「アマディンダ」のメンバーで、ハンガリーを代表する打楽器奏者。シュトゥットガルト放響首席レチェシュのオーボエも魅力的。  (Ki)
HCD-32237
モンドンヴィル:クラヴサン曲集 Op.5、
ソナタヘ長調 Op.3-2
ミクローシュ・シュパーニ(Cemb),
エディト・カーロイ(S),バラージュ・ボザイ(Vn)

録音:2004年6月15−20日
ジャン=ジョゼフ・カサネア・ド・モンドンヴィル(1711-1772)はラモーの後の世代(28 歳下)ではずば抜けた人気を誇った作曲家。1739年にパリに移住しヴァイオリニストとして名声を獲得、またモテやオペラといった声楽作品も大変好評でした。1748年に出版されたクラヴサン曲集 Op.5は極めてユニークな作品。この曲はクラヴサンだけでも演奏可能、そして任意でヴァイオリンもしくは歌を付加して演奏することも可、もちろん両方とも加えても良いという指示があるのです。ここでは両方加えた演奏。パッと聞きはヴァイオリンのオブリガート付きの歌曲といったところ、しかし実際には三者の寄り添いが普通の歌曲にない親密さを帯びていてよいです。1784年出版のソナタヘ長調 Op.3-2は、18世紀後半のヴァイオリン・ソナタを予告させるだけのものになっています。どちらもの曲も、モンドンヴィルの人気をしのばせるだけの「華麗で優しい」音楽です。ハンガリーの古楽鍵盤奏者といえばこの人、ミクローシュ・シュパーニが中心となり、若い演奏者二人を支えています。 (Ki)

HCD-32238
ロッシーニ(カントル編):「セビリアの理髪師」序曲、ラヴェル(クンメルト編):「マ・メール・ロア」、
フランセ
:朝の詩、グリュツマッハー:聖歌、
ロドリーゴ
:騎士的小品、
パク
:キュリスの思い出、
オッフェンバック
:「悪魔ロベール」の回想
ハンガリー・チェロ・オーケストラ(12人のチェリストたち)

録音:2004年8月17−18日
“チェロ・マニア”(HCD.32108)で話題となったハンガリーのスーパー・チェリスト集団、ハンガリー・チェロ・オーケストラの第2弾アルバム。   (Ki)
HCD-32239
グレゴリオ聖歌とポリフォニー
グレゴリオ聖歌
ビクトリア:「死者の為のミサ曲」〜レスポンソリウム「日々罪を犯すわたしを」/モテット「悲しみのうちに引き戻されて」/読誦(レスポンソリウム)「魂は厭う」
ロバート・パーソンズ(1530-70):クレド
ヤンカ・センドレイ(指)
ラースロー・ドブサイ(指)スコラ・フンガリカ
HCD-32240
プッチーニ:歌曲とアリア
あなたに/わが家/ディアナ讃歌/ローマ讃歌/魂の歌/めでたし、天の女王/死とは?/進め、ウラニア!/海と陸/そして小鳥は/太陽と愛/愛の短い物語/歌劇「ボエーム」、「マノン・レスコー」、「トスカ」、「蝶々夫人」、「ジャンニ・スキッキ」からのアリア
エヴァ・マルトン(S)
ラースロー・コヴァーチ(P/Org)(指)
ミシュコルツSO、ミシュコルツCO
HCD-32241
プレイエル:弦楽の為の協奏曲全集Vol.2
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Ben103A
ヴァイオリン,チェロ,弦楽オケと2つのホルンの為のセレナード.ニ長調Ben201AOp.27
ヴィルモシュ・サバティ(Vn)
ペーテル・サボー(Vc)
エルテーディCO(リーダー:ジェルト・セフチク
HCD-32242
エマニュエル・シプルティーニ:チェロと通奏低音の為の6つのソナタ集Op.7〜第1番ニ長調/第2番ヘ長調/第3番イ長調/第4番ト長調/第5番ハ長調/第6番変ロ長調 バラージュ・マーテー(バロックVc)
ルーチア・クロンメル(バロックVc)
ジェルジ・ヤンジェー(Cb)
イシュトヴァーン・ジェーリ(G)
ミクローシュ・シュパーニ(Cemb&Org)
HCD-32243
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」組曲
バレエ「白鳥の湖」組曲
マルク・ゴレンシテイン(指)ブダペストMAV楽団
HDVD-32245(DVD)
バッハ:フーガの技法 ペーテル・エッラ(Cemb)
「フーガの技法」はJ.S.バッハのレクィエムだったのでは?という仮説に基づき構成された映像作品。ここで演奏するエッラの解説には次のようにあります。「1776年、マルティーニ神父は、当時ロンドンで活躍していた、お気に入りの弟子、ヨハン・クリスチャン・バッハに、自身のプラーベート・コレクションのため、彼自身の肖像画を送るよう依頼した。1778年の秋、ゲインズバラの手によるヨハン・クリスチャンの肖像画が、ボローニャに、作曲家の友人のカストラート、フランチェスコ・ロンカッリャによって届けられた。その肖像画は、ボローニャの市民美術館に飾られている。2002年、クリスチャン・バッハの没後220年を記念するため、絵画のリストア(修繕)が行われた。その最中、ヨハン・セバスチャン・バッハの『フーガの技法』に関る、いくつかの質問に答えた手紙が見つかった。イタリア語で書かれており、モーツァルトにあてたものだった。音楽学者によると、ロンドンから故郷へける途中、絵画を届けた歌手は、カイスハイムでモーツァルトに会おうとしたことが判明している。モーツァルトは当時、新作オペラ『ツァイーデ、もしくは後宮』のためにカストラートを探していたから。しかしながら、歌手の到着が遅れたため、オーディションには参加できなかった。この機会のため書かれ、届けられるはずだった、この手紙はキャンバスとフレームの間に挟みこまれ、長い間忘れ去られていたのだ。ここに全文を引用する。
以下手紙。(ちなみに最初のMIOCAROTRAZOMのTRAZOMはモーツァルトを逆から書いたもの)」演奏トラックと手紙のくだりが対照できるつくりになっており、手紙では、「フーガの技法」各部分と、過去のオルガン音楽の巨匠との関係、同じくレクイエム典礼文との関係、カール・フィリップ・エマニュエルが何を知らなかったか、楽器の選択と調性をどう考えるべきか、などが詳細に書かれています。 (Ki)
HCD-32247
アロイジオ・ルイジ・トマジーニ(1741-1808):3つの弦楽四重奏曲集
〜ニ長調Ko5/変ロ長調Ko10/二短調Ko11
ルイジ・トマジーニSQ[ラースロー・パウリク(Vn)、エルジェーベト・ラーツ(Vn)、エーヴァ・ポシュヴァネツ(Va)、パラージ・マーテー(Vc)]
HCD-32248
ヤーノシュ・フス(1777-1819):フォルテピアノの為の作品集
「ごめんなさい、わたしの男爵様」による8つの変奏曲Op.11
歌劇ドン・ファンのメヌエット・ファヴォリによる変奏曲Op.10*
アルマンド〜第1番-第8番
ベルリンのアルマンド*
フォルテピアノの為の12のエコセーズ
ロンド・ファヴォリハ長調/アンダンテ*
6つのレントラー/4つの行進曲
葬送行進曲/スラヴ民俗舞曲集
シラーの悲劇「メッシーナの花嫁」への序曲*
アニコー・ホルヴァート(Fp)
アーグネシュ・ラツコー(第2Fp;*)
HCD-32249
ミクローシュ・マレク(1945-):金管楽器の為の協奏曲集
トランペット協奏曲*
トロンボーン協奏曲#/ホルン協奏曲+
ジェルジ・ゲイゲル(Tp)*
グスターヴ・ヘーナ(Tb)#
ゾルターン・ヴァルガ(Hrn)+
ミクローシュ・マレク(指)ハンガリーRSO
HCD-32250
ソコライ:「血の婚礼」組曲,挽歌,
2つの肖像,4つのバガテル,
クリスマスのミニチュア、音楽の時計,
ピアノ・ソナタ第1番,同第2番,ピアノ協奏曲,他
ゲーザ・オベルフランク(指)ハンガリー国立O、
アンドラーシュ・リゲティ(指)MATAV響,ほか
長年にわたって現代ハンガリー音楽を支えてきた大御所、シャーンドル・ソコライ(1930-)のピアノが用いられている作品を集めています。いずれも現代感覚の優れた、現代音楽の古典とも言うべきものばかり。ピアノ・ソロの曲ももちろんですが、オーケストラ,合唱の入る「挽歌」が、短いながらも鮮烈な作品です。  (Ki)
HCD-32251
現代ハンガリーのトランペット協奏曲集
フリジェシュ・ヒダシュ:トランペット協奏曲第2番*
ミクローシュ・シュガール:ファンファーレ〜第1番-第4番#
エミル・ペトロヴィチ:トランペットと管弦楽の為の小協奏曲+
ラースロー・ドゥブロヴァイ:トランペットと15の弦楽器の
為の協奏曲第2番**
カミッロー・レンドヴァイ:トランペットとシンフォニック・バンドの為の協奏曲##
エルヴィン・イェレブ:トランペット協奏曲++
ジェルジ・ゲイゲル(Tp)
アンドラーシュ・リゲティ(指)*
ジュラ・ヤールマイ(指)+
ラースロー・コヴァーチ(指)++
ハンガリーRSO
ペーテル・ガズダ(指)フィレンツ・リストO**
ラースロー・マロシ(指)ハンガリー軍楽隊##
HCD-32252
ガルッピ:カンタータ「教皇庁の神託」 モーニカ・ゴンザーレズ(S:功績)
エディト・カーロイ(S:謙譲)
タマ-シュ・コーボル(T:正義)
ファビオ・ピローナ(指)サヴァリア・バロックO
HCD-32253
18世紀のイタリアのアリア集
ヨメッリ:「見捨てられたアルミーダ」〜哀れな私!
レオ:「ウティカのカトーネ」、
ペルゴレージ:「シリアのアドリアーノ」、「オリンピアーデ」、パイジェッロ:「オリンピアーデ」、
ピッチンニ:「オリンピアーデ」、
サッキーニ:「中国の英雄」、
ガルッピ:「アンティゴナ」からのアリア
トラエッタ:いとしい人よ、もし私の苦しみが
モニカ・ゴンザレス(S)
ファビオ・ピローナ(指)サヴァリア・バロックO
HCD-32254
ジャコモ・カリッシミ(1604-1674):カンタータ集
「逃げよ、逃げよ、あの喜び」
「私は破滅へと向かう」
「泣きなさい、ああ泣きなさい」
「酷い愛」/「ああ、あの人は帰らない」
「待って、私に話させてください」
「私ち三人は悲嘆にくれて」
「ああ思い出よ」
「どこへ逃げ去るのだ私の希望よ」/「ペテン師」
ジェニファー・エリス、
ノエミ・キーシュ、
アンドレア・チェレクイェイ(S)
イゴール・ダヴィドヴィチ(アルチリュート、テオルボ)
ジェルジ・ヴァシェジ(Org、Cemb)
HCD-32256
ラフ:歌曲集(19曲) アンドレア・メラート(Ms)
エメシェ・ヴィラーグ(P)
HCD-32257(2CD)
モンドンヴィル(1711-1772):独奏ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ集
「調和の響き(倍音)」Op.4(全曲)〜第1番ロ短調/第2番ハ長調/第3番ト長調/第4番イ長調/第5番ヘ長調/第6番ト長調
クリストフォリ・トリオ[ラースロー・パウリク(Vn)、シルヴィア・エレク(Cemb/Org)、バラージュ・マーテー(Vc)]
HCD-32262
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集〜四季/海の嵐/喜び ヤーノシュ・ロッラ(Vn,指)フェレンツ・リスト室内O
HCD-32263
ルシツキ:(1)室内カンタータ「北」 Op.70、(2) 4つの歌曲集 Op.8、(3)新しい歌曲集 Op.59、(4)音楽の力 op.73、(5) 3つの歌曲集 Op.7、(6)チェロとピアノのためのソナタ Op.71 録音:(1)アッティラ・フュレプ(T),アダム・メドヴェツキ(指)ブダペスト交響楽団員,ハンガリー国立民族アンサンブル合唱団、(2)(3)ユッタ・ボコル(Ms),タマーシュ・シャルゴー(P)、(4)ジェルジェリ・メーネシ(指)ヴァーツ・ヴォックス・ウマーナ合唱団、(5)コロシュ・コヴァーチュ(Bs),ゾルターン・ホルシツキ(P)、(6)エデ・バンダ(Vc),エリカ・ルクス(P)

(1)1975 年,(2)−(5) 2004 年,(6)1982 年
ゾルターン・ホルシツキ(1903-1985)による様々な作品。
HCD-32266
ヘンデル:組曲 ニ長調、ヴィヴァルディ:協奏曲 ハ長調,協奏曲 変ロ長調,二つのトランペットのための協奏曲 ハ長調,テレマン:カノン・ソナタ第3番−ヴィヴァーチェ,アレグロ・アッサイ,スケルツァンド、タルティーニ:協奏曲 ハ長調、バッハ:協奏曲 ト短調 BWV1056、アルテンブルク:ビチニウム−プレスト,フーガ,ブーレ、フランチェスキーニ:二つのトランペットのための協奏曲 ジェルジ・ゲイゲル(Tp)、コダーイSQ、
タマーシュ・パル(指)ハンガリーRSO、
ブダペスト弦楽合奏団、他

録音1974−1993年
バロックの作曲家の様々なトランペット曲を集めています。ジェルジ・ゲイゲルは1944 年生まれの、ハンガリーを代表するトランペット奏者。 にも多数の録音を残しています。 (Ki)
HCD-32267
アレクサンデル・アグリコラ(1456頃-1506):ミサ曲集Vol.2
ミサ「尽くす人」(キリエの別ヴァージョン付き)
ミサ「我は求めず」
ヤーノシュ・バリ(指)A:N:S合唱団
HCD-32268
ラヨシュ・ヘルナーディの芸術
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」*
ウェーバー:無窮動Op,24#
リスト:巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」+/ハンガリー狂詩曲第15番「ラコッツィ行進曲」**
バルトーク:15のハンガリー農民の歌Sz.71##/アレグロ・バルバロ++
ピアノ・ソナタSz.80***
ラヨシュ・ヘルナーディ(P)

録音:1961年8月*、1956年7月+、1961年12月**、1959年12月##、一部モノラル
HCD-32269
デュポワ(1930-1995):フルートを伴う室内楽作品集
フルート・ソナタ*/フルートの為の四重奏#
ノヴェレッテ+/ラ・ピッコレッテ**
小四重奏曲##
無伴奏フルートの為の呪文と踊り++
ポップ・ヴァリエーション***
2本のフルートの為の子守歌とロンド・カプリチオーソ###
フルート協奏曲+++
ゲルゲイ・イッゼーシュ(Fl;**以外/ピッコロFl;**)
アレックス・シラシ(P)
テトラヴェルシ・フルート四重奏団#[ユディト・パチョライ(Fl)、エヴェリン・バログ(Fl)、カタリン・ナジ(Fl)]
ジュジャンナ・イッゼーシュ(Fl;##/ピッコロFl;###)
ロランド・セントパーリ(Tub)##
シャーンドル・バップ(Tub)##
フェレンツ・ガーポル(指)ジェルジ・ショルティ室内O+++
HCD-32270
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
スコット・ジョップリン(シャーンドル・バログ編):ラグタイム・ミュージック(11曲)
エルンスト・フィッシャー:アルプスの南〜港町で/海のテラス
 花のプロムナード/タランテラ
ラースロー・コヴァーチ(P,指)
ミシュコルツ北部ハンガリーSO
HCD-32271
ショパン:バラード第1番-第4番
リスト:ピアノ・ソナタロ短調
タマーシュ・ヴァーシャーリ(P)

録音:2003年9月16、18-19日
HCD-32272
ハルラプ:神の私的に収集した絵画(5曲),
 詩篇(3曲)、
アルガツィ
:ヘブライの伝承曲による3つの詩、
バルダナシュヴィリ:愛のボート(4曲)、
ミヨー:ユダヤの詩 Op.34(8曲)、
カドーシャ:ネリー・サックスを偲ぶ、4つの歌
マリア・テレーサ・ウリベ(S)、
アンナ・ルゴーシ(P)
五人の作曲家によるユダヤ、ヘブライにまつわる歌曲集。全27 曲中15 曲がヘブライ語、8 曲がフランス語、4曲がドイツ語。アーロン・ハルラプは194 年カナダ生まれのイスラエルの作曲家。レオン・アルガツィ(1890-1971)はルーマニア生まれのフランスの作曲家。ジョゼフ(もしくはイオシフ)・バルダナシュヴィリは1848 年グルジア生まれのイスラエルの作曲家。パル・カドーシャ(1903-1983)はハンガリーの作曲家。 (Ki)
HCD-32276
ドゥシーク:4手連弾の為のピアノ作品集
ソナタハ長調Op.48/大ソナタ変ロ長調Op.74/3つのフーガOp.64/ソナタハ長調Op.32
アドリエンネ・ソース(P)
イヴォ・ハーグ(P)
HCD-32277
ライネッケ:幻想小品集 Op.22、
三重奏曲 Op.274、六重奏曲 Op.271
チャバ・クレニャン(Cl)、
ガーボル・ビツヤーク(Hrn)、
ガーボル・トート(Hrn)、
ゲルゲイ・イッゼーシュ(Fl),
イローナ・チズマディア(Ob),
ジョルジ・ラカトシュ(Fg),イルディコー・ナジ(P)

録音:2003年11月10-13日
カール・ライネッケ(1824-1910)は、メンデルスゾーンとの交流などで名前は良く知られている割に、作曲家としての実像があまり浮かんでこない人です。このCD には、ライネッケのクラリネット室内楽を収録。幻想小品集はピアノ伴奏のクラリネット曲。三重奏曲はクラリネット、ホルン、ピアノ、六重奏曲はクラリネット、ホルン、フルート、オーボエ、ファゴットという編成。いずれの曲も鬱蒼としたドイツ・ロマン色が豊かで、たしかにブラームスと共通した渋い美しさがあちこちにあります。クレニャーンの滋味あるクラリネットがライネッケの魅力を十全に引き出しています。 (Ki)
HCD-32279
ダルゴムィシスキー: 歌曲集〜私は悲しい(プーシキン詩),私はあなたを愛していた(プーシキン詩)、シェラ・ネバダは霧につつまれて(シルコフ詩),美しい乙女に私は惚れた((,) ヤズィコフ詩),夜のそよ風がそよぎ(プーシキン詩),粉屋(プーシキン詩), 虫けら(クローチキン詩)ほか全30 曲(ロシア語歌唱) アナトーリー・フォカーノフ(Br)、
エメシェ・ヴィラーグ(Pf)

録音:2004 年2 月16 −18 日フンガロトン・スタジオ デジタル録音
歌手は1992年以来ハンガリー国立歌劇場で活躍するロシア人バリトン、フォカーノフによるのもうれしいところ。もちろんロシア語原語歌唱。ロシアのロマンスならではのしっとりと叙情的なものから、ムソルグスキーを先取りしたよう (Ki) 
HCD-32280
ドヴォルザーク:ソナチネ ト長調Op.100(原曲 ヴァイオリンとピアノ)、シューベルト:「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 ホ短調 D.802、フランク(ロベール・カサドシュ編)):フルート・ソナタ イ長調(原曲 ヴァイオリン・ソナタ) ヤーノシュ・バーリント(Fl),
ゾルターン・コチシュ(P)

録音:2003年12月 デジタル録音
ヤーノシュ・バーリントは1961 年生まれのハンガリーのフルーティスト。1981年から10 年間ハンガリー放送交響楽団の、その後2000 年までハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の奏者を勤め、現在はソリストとして活躍しています。 (Ki)
HCD-32282
シュターミッツ:ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲集
ヘ長調,ハ長調 Op.18-1,ニ長調 Op.18-2,
変ホ長調 Op.18-3,イ長調 Op.18-4,
ヘ長調Op.18-5,ニ長調 Op.18-6
ヴィルモシュ・サバディ(Vn),
ペーテル・バールショニ(Va)

録音:2003年12月8-11日,フンガロトン・スタジオ デジタル録音
カール・シュターミッツ(1745-1801)は18世紀後半に活躍した作曲家。父ヨハン・シュターミッツ (1717-1757) はマンハイムの宮廷楽長で、その精神をたっぷり吸って成長した後、1770年からパリで活動し成功を収めています。作品番号1のつけられたヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲集はパリ、アムステルダム、ロンドンで出版され、当時人気のあった曲だったことが分かります。これが世界初録音です。 (Ki)
HCD-32284
コントラバス秘曲集
クーセヴィツキー:アンダンテ/小さなワルツ/悲しみの歌/ユモレスク
フランティシェク・チェルニー(1861-1940):サチュロスの踊り/幻想的なワルツ
グスタフ・ラースカ(1874-1928):子守歌/狂詩曲(フィデリオ、ファンファーレのモチーフ)/演奏会用小品/子守歌
シューベルト(ラースカ編):楽興の時
リスト(ラースカ編):それは素晴らしいことにちがいない
ジョルト・ディバイ(Cb)
福井直昭(P)
HCD-32285
ベロン:五重奏曲第1番ヘ長調、
五重奏曲第2番ハ長調、
五重奏曲第3番イ長調、五重奏曲第4番ホ長調
エワルド・ブラス五重奏団

録音:2004年6月14-20日
ジャン=フランソワ=ヴィクトール・ベロン(1795-1869)は、19世紀半ばのパリで活躍したヴァイオリニスト、指揮者。この4 つの金管五重奏曲集は1850 年頃に作曲されたもの、いずれも4 楽章構成のカッチリとしながらも華やかな曲、どこか第二帝政時代のパリの雰囲気が浮かんできます。エワルド・ブラス五重奏団は1996 年にフランツ・リスト・アカデミーの卒業者によって結成された団体。 (Ki)
HCD-32286
クヴァンツ:6つのフルート四重奏曲〜第1番ニ長調/第2番ホ短調/第3番ト長調/第4番ト短調/第5番ハ長調/第6番変ロ短調 マリア・オレシキェーヴィチ(Fl-tr)
エリザベス・フィールド(Vn)
ダニエル・イライアー(Va)
ステファニー・ヴィアル(Vc)
デイヴィッド・シュレンバーグ(Cemb)
HCD-32287
シェンク:ソナタ集
第1番ニ長調、ソナタ第2番イ短調、
ソナタ第3番嬰ヘ短調、ソナタ第4番変ホ長調
シャーンドル・サースヴァーロシ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
アンジェリカ・チズマディア(Cemb)、
ノーラ・カライ(Gamb)

録音:2004年3月8―11日,6月16−19日28Ki)
オランダ生まれでドイツで活躍したヴィオール奏者、ヨハン・シェンク(1660- 1720頃)のヴィオラ・ダ・ガンバ作品集。シェンクは1696年にデュッセルドルフの選帝侯ヨハン・ヴィルヘルム2世の宮廷楽団に加わり、選帝侯の亡くなる1716年まで務めました。彼は当代一のヴィオール奏者として名を馳せていたといいます。「ドナウのこだま」は1706年の作品で、全部で6つのソナタからなり,そのうちここでは4つを収録。いずれも派手さは控えめなものの、じんわりと伝わるあたたかさがあります。ほぼ同世代のマラン・マレ(1656-1728)と比べるのもまた面白いでしょう。サースヴァーロシの瑞々しいヴィオラ・ダ・ガンバの音色も出色。
HCD-32288
ローザ:トッカータ・カプリッチョーザ、
ホローシュ
:カント・ノスタルジコ、
クルターク
:クリスティアン・スッターへのメッセージ=コンソレーション、
ァイダ
:まさにあなたのために…第1番、
リゲティ
:ソロ・ソナタ、
エトヴェシ
ュ:ポリーのための2 つの詩、
トート:シラノ・ド・ベルジュラックの最後の手紙、
ティハニ:影のない3、
バーンラキ
:タランテッラ、メリシュ:ア・ラ・カルト
ジェルジ・デーリ(Vc)

録音:2004 年1 月
10 人の作曲家による様々なタイプの無伴奏チェロのための作品が集められています。リゲティのソロ・ソナタを除くと、ミクローシュ・ローザのトッカータ・カプリッチョーザの1976 年から最新のものは2003 年という、ごく近年の作品ばかり。ジェルジ・デーリは2004 年のリスト賞に輝くハンガリーのチェリスト。
HCD-32289
エンマ・コダーイ: 歌曲とピアノ曲集
五月が来た,夜の森をさまよう,私は一輪の花を愛する,若きニクラスは海に乗りだし,どこか,私の心の思い全て,小さなバラ,愛なしに,海の歌,明るい太陽が輝く,ピアノのための変奏曲,ウィーン風ワルツ集
イルディコー・チェルナ(S),エリカ・ガール(Ms),
イローナ・プルニ(P)

録音:2004 年2 月、3月 デジタル録音
世界初録音。エンマ・コダーイ(旧姓シュレジンガー 1863-1958)は、ゾルターン・コダーイ(1882-1967)の最初の妻。ハンガリー南部の小さな町の商人の家の生まれ。子供頃から音楽に関心が高く、ブダペストに出てきて最初の結婚をしたころから、彼女の家は音楽家たちの集うサロンになっていたそうです。1905年、エンマの作曲の指導をエルネ・ドホナーニから引き継いだのが若いコダーイで、20歳近くも年の違う二人は恋に落ち、エンマは離婚しコダーイと結ばれたのです。 (Ki)
HCD-32290
ドルシェツキー:協奏五重奏曲ヘ長調、
弦楽五重奏曲ト短調、
弦楽五重奏曲変ホ長調、
弦楽五重奏曲ニ長調
フェステティーチSQ
クリスタ・ヴァーゲイ(Va)

録音:2004年2月6-8日
オルク・ドルシェツキー (1745-1819)は、1783年にウィーン音楽家協会に参加し、ウィーン古典派の作風をしっかり吸収しています。この弦楽五重奏曲集も、モーツァルト的な要素が顕著で、もう少し素朴な味わいが勝っているようなもの。リラックスした愉悦の音楽は、数の多くはない弦楽五重奏のジャンルでも貴重なものです。演奏するは、ハイドンのカルテット演奏で名を馳せたフェステティーチSQが中心、もちろんピリオド楽器です! (Ki)
HCD-32291
シューベルト:八重奏曲ヘ長調D.803 カールマーン・ベルケシュ(指)
東京ブタペスト・アンサンブル
[ガーポル・タカーチ・ナジ(Vn)、砂川涼子(Vn)、シャーンドル・ナジ(Va)、ティボル・レーニ(Vc)、カールマーン・ベルケシュ(Cl)、岡崎耕治(Fg)、、ラースロー・ガール(Hrn)、ジョルト・ティバイ(Cb)]
HCD-32292
クラフト:チェロ・ソナタ.ハ長調 Op.1/1、
チェロ・ソナタ ト長調 Op.1/2、
チェロ・ソナタ ニ長調 Op.1/3、
二つのチェロの為のグランド・デュオ ト短調 Op.5
バラージュ・マーテー(Vc) 
ミクローシュ・シュパーニ(Fp) 
デーネシュ・カラッソン(Vc) 
イシュトヴァーン・ギョーリ(G)

録音:2004年7月22−25日,8月3日
アントン・クラフトは、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの時代の高名なチェリスト。1749 年、ボヘミアのロキツァニで生まれ。法律を勉強しにプラハに出たものの、ここで音楽家になることを決意、チェロを勉強し、1778 年にエステルハージ家のオーケストラに所属、当然ハイドンの下で働いていました。1789年4月にはドレスデンでモーツァルトと共演。1796年から、ベートーヴェンの擁護者として有名なウィーンのフランツ・ヨーゼフ・ロブコヴィッツ伯爵に仕え、ベートーヴェンの三重協奏曲でソリストを務めています。1820年ウィーン没。作風は、ハイドンに近い感じで、しかしさすがはボヘミア人、土の匂いはずっと強いもの。ト長調のソナタの第3 楽章なんて、実に御陽気です。バラージュ・マーテーは1965 年ブダペスト生まれのハンガリーのチェリスト。ことに古楽の分野で活躍している人で、ミンコウスキのレ・ミュジシャン・ド・ルーヴルなどで活動したことも。この録音では、伴奏にシュパーニの奏でる見事なフォルテピアノに、さらに第2 チェロを加えています。しかもト長調のソナタではギターまで持ち出して、創意に満ち溢れています。古楽ファンにお勧めです! (Ki) 
HCD-32293
ボッシ:ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.107、
交響的三重奏曲 Op.123
ハンガリー・ピアノ三重奏団
イタリア人作曲家の室内楽というだけでも珍しいですが、聞けばさらにビックリ。マルコ・エンリーコ・ボッシ(1861-1925)はガルダ湖畔の町にうまれたれっきとしたイタリア人の作曲家、オルガニスト。しかしこの2曲を聞けば誰もがドイツ人の曲?と思わずにいられない作風。しかも交響的三重奏曲は40分を越す大作。実際ボッシはドイツ・ロマン派、特にブラームスに私淑していたといいます。先入観なしに聞けば、2 曲とも情熱の迸りが大変魅力的な曲です。室内楽ファンは要注目です。 (Ki)
HCD-32295
ピエトロ・ラッピ(1575-1630):23のカンツォーネ ソナトーレス・パンノニアエ
HCD-32296
ポール・ボノー(1918−95):アルト・サクソフォンとピアノのための組曲、
ワルツ形式による2 つのカプリス、
ジャズのエスプリによる協奏的小品、
ポール・クレストン
(1906−85):アルト・サクソフォンとピアノのための組曲、
アルト・サクソフォンとピアノのための狂詩曲Op.108b、
アルト・サクソフォンとピアノのための協奏曲
シャーンドル・リゴー(アルトSax)、
バルバラ・ランチャリチョヴァー(P)

録音:2004 年11 月25 −27 日フンガロトン・スタジオ
映画や劇伴などの実用音楽を数多く書いたフランスのボノー。その作風はジャズや軽音楽の影響だけでなく、はっきりと純音楽の要素もみせています。一方、ほとんど独学で作曲を学び、リズムありきの音楽でアメリカを代表する人気作曲家にまでなったクレストン。このふたりが残したサキソフォンの貴重なレパートリーを、1999年以来のデュオによる優れた演奏で。 (Ki)
HCD-32297
バルトーク:2つのヴァイオリンのための二重奏曲第1番「縁結びの歌」,第8番「スロヴァキアの歌」,76’13” 第9番「遊び」,第15番「兵士の歌」,第17番「行進の歌」,第18番「行進の歌」,第20番「歌」,第22番「蚊の踊り」,第23番「花嫁を送りだす歌」, 第35番「ルテニアのコロメイカ」,第36番「バグパイプ」,第37番「前奏曲とカノン」, 第38番「ルーマニアの輪舞」,第44番「トランシルバニアの踊り」,ラプソディ第1番,ラプソディ第2番、
ルーマニア民謡
:太陽がいつもと違うところから昇る,僕は父のいない孤児だ,緑の嘆き、
スロヴァキア民謡
:やあ、こんばんは,樽は小さい,ペテルファルヴァの魚の沼で、
ハンガリー民謡
:僕は明りに火を点けた,二輪のシャクヤク,私は炉辺に座る,蚊を
フォノ・アンサンブル[ タマーシュ・ゴンバイ(Vn),ヴィルモシュ・サバディ(Vn),アグネス・ヘルツク(Vo)]

デジタル録音
バルトークがハンガリーやルーマニアなどの民謡を採収し、それらがバルトークの音楽の源泉となったことはよく知られています。しかし、実際伝承されている民謡とバルトークの曲の比較はなかなか出来ないものです。このCD では、全31 トラック中、バルトークの曲が16 トラック、残りが各種伝承曲。しかもそれらを別々の団体が演奏しているのではなく、タマーシュ・ゴンバイとヴィルモーシュ・サバディの二人のヴァイオリニストが中心となって同じグループで演奏しているのです。これによって二つの音楽が同じ地平で眺めることができるようになっているのです。バルトークのルーツを体験するにはうってつけ。また7 曲を歌っているアグネス・ヘルツクの歌声は一度聞いたら忘れられないほど素朴で瑞々しい美と力強さを持ったもの、伝承音楽ファンにも歓迎されること間違いなしです。  (Ki)
HCD-32299
ムーケ:パンの笛、
フランセ
:ディヴェルティメント、
フェルト
:ソナタ、ドホナーニ:アリア、
ダマーゼ
:ラプソディ、
リーバーマン
:ソナタ
ドーラ・セレシュ(Fl)、エメシェ・マリ(P)

録音:デジタル録音
フルート好き垂涎。6人の作曲家の素敵なフルート作品が集められています。ジュール・ムーケ(1867-1946)はフランスの作曲家。1896年にローマ大賞を受賞しています。「パンの笛」は、 牧神(パン)を題材とした可愛らしい作品。ジャン・フランセ(1912 - 1997)もフランスの作曲家。ディヴェルティメントは1953年の作品。第2楽章の夜想曲が絶美!自身ピアニストとしても知られた人だけに、伴奏ピアノの鮮やかさも注目の曲です。インドジフ・フェルト(1925-)はプラハ生まれ。ソナタは1954年、まだ20代の時の作品。第3楽章にバルトークの影響を残しつつも、独自の作風もあちこちで芽吹いています。ドホナーニのアリアは後にドホナーニが最後の作品となったパッサカーリアに無伴奏に書きなおして転用した曲の原曲。ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928- )は作曲家(1947 年にローマ大賞受賞)、ピアニスト(コルトーの弟子)のどちらでも知られています。パリ風の伊達で洒落た音楽を堅持した人物です。ラプソディは1992年のフルート音楽祭のために作曲されたもので、オリジナルはオーケストラ伴奏、そのピアノ伴奏編曲版です。この中で唯一のアメリカ人、ニューヨーク生まれのロウェル・リーバーマン(1961-)のフルート・ソナタは、1987年の作品。2楽章から成る曲で、第2楽書のプレスト・エネルジコがカッコイイ。ドーラ・セレスはここ数年に頭角を現してきたまだ若いフルーティストです。技巧の誇示に溺れることなく、あくまでセンスの良い音楽性を主眼に置いていて、只者じゃありません。 (Ki)
HCD-32300
エルネー・ドホナーニ(1877−1960):弦楽六重奏曲変ロ長調、ミハーイ・モショニ(1815−1870):六重奏曲ハ短調 ブダペスト六重奏団[べーラ&ゾルターン・バーンファルヴィ(Vn)、ペーテル&ラースロー・バールショニ(Va)、チャバ&ゾルターン・オンツァイ(Vc)]

録音:2005年1月9−19日
ともに自筆譜使用による世界初録音。ドホナーニ16歳の作、六重奏はブダペスト音楽院の入学試験に提出した作品のひとつ。ソナタ形式による厳粛な第1楽章。ウィットに富んだスケルツォ。大きくうねるフレーズをもったメロディによる抒情的なアダージョ。ロンド形式のフィナーレ。伝統的な4 楽章形式に基づき、ブラームス以後の「室内楽の大家」の若さと早熟とを示す力作です。しかし自身は出来栄えに満足しなかったため数度の改訂を重ねており、ここでは1896 年改訂版(最終稿は現存せず)での演奏となっています。一方、1844年にペストで作曲されたモショニも若さいっぱい。ほかの初期作品と同じくベートーヴェンの明らかな影響を感じさせつつも、3楽章ではすでにハンガリー固有の民俗様式も覗かせるつくり。演奏は各パートが親子同士の組み合わせによるアンサンブル。父親たちはいずれもリスト音楽院の教師で、息子たちは卒業したばかりの新人たちです。 (Ki)
HCD-32302
フリードリヒ・エルンスト・フェスカ(1789 − 1826):弦楽四重奏曲集Op.1から
第1番変ホ長調、第2番嬰へ短調、第3番変ロ長調
オーセンティックQ(オリジナル楽器使用)

録音:2005年10月1−4日ブダペスト
‘味わい豊かなスタイルと細心にして綿密な作曲技法’とウェーバーが大絶賛した、フェスカの弦楽四重奏が初登場。ハイドンやモーツァルトの流れを汲みながら、ロマン的な香りも漂わせた四重奏。当時絶大な人気を誇っていたとの記録は確かで、このドイツの作曲家兼ヴァイオリニストによる最高傑作とされています。ピリオド楽器のアンサンブルが魅力を余すところなく引き出しており、ウェーバーの指摘がよく分かる素晴らしい演奏。 (Ki)
HCD-32303
テッサリーニ:4声のためのイントロダツィオーニOp.11 11(第2 〜 4 巻) アウラ・ムジカーレ(ピリオド楽器使用)、
バラージ・マーテー(芸術監督)

録音:2006年4月 ハンガリー、トルダシュ、ルター派教会
生前は卓越したヴァイオリニストとして名を馳せながら、いまやほとんど語られることがなくなってしまったカルロ・テッサリーニ (1690-1766)。作曲家としては目をみはるほどたくさんの作品、70曲ほどの交響曲と管弦楽曲、90の協奏曲、室内楽曲も140曲を残 しました。1748年に出版され、それぞれ3曲づつ全4巻からなるイントロダツィオーニ。マーテー率いるアンサンブルによる演奏は、 同じく第1巻を収めた6年前の録音(HCD.32025)の続編にあたるものでこのたび完結となります。第11番ただひとつを除いてすべて 3楽章形式による12のシンフォニアは、ヴィヴァルディの影響があるともいわれる数多くの作品の中心に位置するものです。ようやく すべてを音で確かめられる時がやってきました。 (Ki)
HCD-32304
トゥンダー:宗教曲集
〜主はわたしの光,主が家を建てられるのでなければ(ニシ・ドミヌス)、シュロの葉を撒け,ダビデの子を讃えよ,ああ主よ、あなたのかわいい天使たちに、神を讃えることを手伝ってください,バビロン川のほとりで、愛する主よ、あなたの怒りを恵みで取り去ってください、
マリア・ザードリ(S),ペテル・バラニ(CT),
ティモシー・ベンチ(T),
イシュトヴァーン・コヴァーチュ(Bs),他

録音:2004 年3 月 デジタル録音
フランツ・トゥンダー(1614-1667)は、リューベックのマリエンキルヒェのオルガニストとしてブクステフーデの前任者であり、世襲制だったこの職を得るためにブクステフーデがトゥンダーの娘と結婚したので、トゥンダーはブクステフーデの義父でもあります。当然、ブクステフーデをはじめとするドイツのルター派の作曲家に大きな影響を残しています。その作品には素晴らしいものが多数あり、数年前にアンドレアス・ショルがドイツ・バロック・カンタータ集を録音(HMF)した時も、トゥンダーの作品の素晴らしさが話題になったものです。まとまったCDはおそらくこれが初めて、全て世界初録音です。 (Ki)
HCD-32305
ガブリエル・イラニ:ピアノ連作曲集
「パウル・クレーへのオマージュ」、
ピアノのための3つの後奏曲、
ヴァイオリン,クラリネット,テノールサキソフォンとピアノのための「サウンドグリッド/ 声/エピローグ」、
パウル・ツェランのテキストによる16声の賛美歌、
弦楽のための「内なる時間 T」、
24本のフルートオーケストラとフルート独奏による協奏曲
ヨリコ・イケヤ(P)、アントン・ウェーベルンSQ、
ピエール=イーヴ・アルトー(Fl)、他
いずれの曲も1998年から2003年までに作曲されたものですが、シュプレッヒ・シュティンメを取り入れた合唱曲やクラスターミュージック、さらには武満風のフルート協奏曲ありと多彩な響きを楽しめます。まるで20 世紀現代音楽の図鑑といった趣きなので、特に現代音楽ファンには歓迎される内容です。  (Ki)
HCD-32306
オルバーン:ミサ曲第6番、第9番、
スターバト・マーテル
エヴァ・ボドロージ(S),
アンナマリア・ブチ(Ms),
ルチア・メギェシ=シュバルツ(Ms),
メルセデス・ハイム(A)、ペテル・バラトーニ(P),
アグネシュ・トート(P)、
ジュジャンナ・グラーフ(指)
アンジェリカ少女cho,室内アンサンブル

録音:2000年5月6日,2003年4月3日,2004年3月6−7日
ジジェルジ・オルバーンは1947 年、ルーマニアのトランシルヴァニア地方に生まれた作曲家。1979年にハンガリーに移住。1990 年代に合唱作品でブレイクし、11 のミサ曲、4 つのオラトリオ、3 つのスターバト・マーテル、レクイエム、テ・デウム、マニフィカトと多くの作品を書いています。日本の合唱団体でもしばしば取り上げられれます。このCD に収録された3 曲はいずれも優しさと温かさにに満ちた心安らぐ音楽です。ジュジャンナ・グラーフは世界的に高名な合唱指導者、日本にも度々指導に来日しています。アンジェリカ少女合唱団はグラーフが1989 年に設立した団体。水準は非常に高いものです。 (Ki)
HCD-32307
ラフマニノフ:晩祷 ヤーノシュ・ドブラ(指)
ブダペスト・トムキンズ声楽アンサンブル

録音:2003年12月3日(ライヴ録音)
HCD-32309
ベルマン:ベッリーニの思い出、
ミルッチョ
:無伴奏クラリネットのためのラプソディ、
プリンツ
:クラリネット・ソナタ、
ベルマン
:ベッリーニの思い出、
ミルッチョ
:無伴奏クラリネットのためのラプソディ、
プリンツ
:クラリネット・ソナタ
アンドラーシュ・ホルン(Cl)、
アンナ・グラニク(P)

録音:2005年3月9−14日
19世紀ヴィルトゥオーゾ調のイワン・ミュラー(1786-1854)とカール・ベルマン(1810-1885)の作品や、印象派調のポール・ジャンジャン(1875-1929)の美しい小品、グッと時代が下がってクラリネットの哀愁のある音色を活用したジャコモ・ミルッチョ(1929-)の無伴奏作品も面白いとはいえ、やはり注目は20 世紀後半の最高のクラリネット奏者といって良い、アルフレート・プリンツ(1930-)のクラリネット・ソナタ。引き締まった曲想の力感ある名曲です。アンドラーシュ・ホルンは1954 年ブダペスト生まれのクラリネット奏者。 (Ki) 
HCD-32312
フバイ:バラトン湖の波Op.33,
黄色いコフキコガネOp.34,
五月の歌Op.37/1,昔の頃からOp.37/2,
彼女の肖像画の前でOp.38/1,
彼女の窓の下でOp.38/2,
夜鶯の歌Op.39,コシュートの歌Op.41,
そう言われているOp.60,
3つの小品 Op.66,
ワルツのパラフレーズ Op.105
フェレンツ・セチェーディ(Vn) 
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)

録音:2004年4月26、27日,5月13、14日
世界初録音!伝説的な大ヴァイオリニスト、イェネー・フバイの作品シリーズ、第8弾です。いずれも、美しい旋律と、ハンガリーの民族色のある音楽を巧みに盛り込んだ、親しみやすい曲ばかり。なかでも「夜鶯の歌」の歌は、トリルを多用が幻想的で美しく、ヴァイオリン小品マニアなら聞く価値大です!セチェーディのヴァイオリンもこの上ないもの、作曲家フバイの真骨頂を知らしめています。  (Ki)
HCD-32313(2CD)
エッカルト:クラヴィーア・ソナタ集
ソナタ変ロ長調 Op.1-1,ソナタ.ヘ短調 Op.1-3,
ソナタホ長調 Op.2-2,ソナタ.ト短調 Op.1-2,
ソナタ.ハ長調 Op.1-5,ソナタ イ長調 Op.1-4,
ソナタ.へ長調 Op.2-1,ソナタ変ホ長調Op.1-6,
メヌエット
ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード&タンジェント・ピアノ)

録音:2004 年4 月、5月フィンランド デジタル録音
モーツァルトへの影響もしばしば指摘されるヨハン・ゴットフリート・エッカルト (1735-1809)のクラヴィーア作品集。エッカルトはオーストリアのアウグスブルク生まれ。1758年パリに進出、当時まだ新しい楽器だったピアノの普及に貢献しました。ピアノ独自の機構を生かした豊潤さとダイナミックな作風が、新しい時代を導こうとする姿勢がうかがわれます。演奏はこの種の作品を弾かせたら当代随一のシュパーニ。 (Ki)
HCD-32315
ボクシャイ:聖ヨハネ・クリソストムの聖体礼儀 エフライム・ビザンチン男声cho

録音:2004年5月7-9日
聖ヨハネ・クリソストム(紀元前340-307)は別名「金口ヨハネ」と呼ばれるほど雄弁だった、コンスタンチノーブルの総大司教。この曲も正教のスタイルによる、無伴奏男声合唱だけの典礼曲です。ヤーノシュ・ボクシャイ(1874-1940)はウクライナで生まれハンガリーで活躍。男声合唱の豊かな響きが耳に心地よい作品です。 (Ki)
HCD-32316
詩篇の歌〜グレゴリオ聖歌,
アンブロジオ聖歌とバッハの音楽
スコラ・フンガリカ

録音:2004年6月27日,7月4日
詩篇に基づいたグレゴリオ聖歌、アンブロジオ聖歌、さらにバッハの音楽を全部で26曲収録。スコラ・フンガリカのちょっとひなびた味が生きています。 (Ki)
HCD-32317
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」,
「タンホイザー」,「ローエングリーン」,
「トリスタンとイゾルデ」,「ワルキューレ」,
「ジークフリート」,「神々の黄昏」
マリア・テメーシ(S)、
ユーリ・シモノフ(指)ハンガリー放送SO

デジタル録音
1941年生まれの大ベテラン、日本にもファンが多いユーリ・シモノフが、なんとに登場!ハンガリーには過去10年以上に渡って毎年客演して、やはり大人気だそうです。シモノフのワーグナーは英COLLINSへもフィルハーモニア管と共に録音しており、そこでも恰幅の豊かな素晴らしい演奏を聴かせてくれました。今年の4月に手兵モスクワ・フィルと来日の予定。マリア・テメーシは1982年にハンガリー歌劇場で「ローエングリーン」のエルザを歌ってデビューしセンセーションを巻き起こしたたという人物。以来ヨーロッパを中心に20年以上活躍している大プリマです。オルトルートも歌えるソプラノ兼メッゾで、ブリュンヒルデを含むたいていのワーグナーのソプラノ役を歌っています。またヴェルディやチャイコフスキーも得意としています。なお、具体的な曲目は確認中です。  (Ki)
HCD-32318
リスト:セクサールド・ミサ、
カンタータ「プロメテウス」*
イシュトヴァーン・キシュ(指)
ホンヴェード・アンサンブル男声cho
ガーボル・レホトカ(Org)
エヴァ・アンドール(S)*,
エルゼーベト・コムローシ(Ms)*,ほか、
ミクローシュ・フォライ(指)ハンガリー国立O*
リストの非常に珍しい声楽作品を2 つ収録。セクサールド・ミサは、1848年に書かれた男声合唱のためのオルガン・ミサを1869 年に改訂したもの。リストがハンガリーの友人、アンタール・アウグスの家があったハンガリー東部の町、セクサールドの教会のために作曲したもの。一方、プロメテウス・カンタータは、ヘルダーの「解き放たれたプロメテウス」に基づいた作品。当初はオーケストレーションは弟子のヨアヒム・ラフが担当し、1850 年にワイマールで初演。その後リスト自身が改訂し、1857年に初演。この録音は改訂版を使用しています。録音はもうだいぶ前のものになってしまいましたが、それでもリスト・マニアにはうれしいCD 化です。 (Ki)
HCD-32319
オブレヒト:ミサ曲「今はただ死を待つばかり」、
ミサ曲「私の彼女はいいところばかり」、
ミサ曲「そのことはもう」
ヤーノシュ・バリ(指)A:N:S合唱団

録音:2004年9月17−24日
ヤーコプ・オブレヒト(1458頃−1505年)は、ベルギーのゲント出身、15 世紀後半の最も重要な作曲家の一人です。A:N:S 合唱団はオブレヒトを集中的に録音しており、これで6 枚目のCD となります。「今はただ死を待つばかり」はオケゲムの、「私の彼女はいいところばかり」はエーヌ・ヴァン・ギゼゲムの、「そのことはもう」は、ペトルッチの印刷譜にあるコリネット・デ・ランノイの歌に基づいています。いずれも高度な作曲技法に基づいたもので、A:N:S合唱団の精緻な演奏が生きています。 (Ki)
HCD-32320
ヴィヴァルディ:歌劇「ティグラーネ(愛と憎しみに勝つ徳)」(現存する第2幕のみ) アルトゥール・ステファノヴィツ(CT:ティグラーネ)
ティモシー・ベンチ(T:ミトリダーテ)
モニカ・ゴンザレス(S:クレオパトラ)
ジョルト・モルナール(Br:オロンテ) 他
パール・ネーメト(指)サヴァリア・バロックO
HCD-32321
ドホナーニ:ワルツの組曲op.39a
 ピアノ連弾のためのワルツop.3、
バルトーク
:中国の不思議な役
デュオ・エッリ&ペルティス(P)

録音:2004年11月
ほぼ同時代に活躍した20世紀ハンガリーの代表的作曲家、ドホナーニ(1877〜1960)とバルトーク(1881〜1945)の2台もしくは連弾によるピアノ作品集です。ドホナーニの作風は後期ロマン派的で甘く爛熟した味わいのもので、「ラ・ヴァルス」やクレンペラーの「メリーワルツ」と共通する雰囲気を持っています。一方バルトークの作品は他の誰とも異なる孤高のオンリーワン・ワールド!音楽史や民族を突き抜けた純粋な響きの世界に圧倒されます。モニカ・エッリとアッティラ・ペルティス夫妻は、先にリストのオペラファンタジー作品等の録音で注目を集めたことからわかるように素晴らしいテクニックを誇るピアノデュオです。 (Ki)
HCD-32322
コダーイ:男声合唱曲集
飛べよ孔雀、ナーンドルの見張り番、廃墟、
盗賊ビュンゲスディ、囚われの国の息子、
神の慈悲、夕べの歌、独り者、おてんば娘、
カラート地方の歌、兵士の歌、イエスの顕現、
聖イシュトヴァーン王の歌、フランスの変転、
A.フェイのアルバムより、
ナショナル.ソング〜シャンドル・ペトフィの詩による、
アピール、エルサレムとテナ、チェム、
ラ.マルセイエーズ、忠誠の歌
タマーシュ・ラクネル(指)ベラ・バルトーク男声cho

録音:2004〜 2005年
合唱ファンにはこたえられない、コダーイの合唱曲から男声作品ばかりを集めた1 枚です。オスマン.トルコやオーストリア帝国に抑圧されていたハンガリーの解放の願いをこめた曲からおどけた民謡、そしてハンガリー語による「ラ・マルセイエーズ」まで多彩な曲を創立60余年の伝統を誇るバルトーク合唱団の精緻な合唱で楽しめます。 (Ki)
HCD-32323
戦慄!「魔王」がズラリ11態!!
《ゲーテの詩による歌曲集》
シューベルト:魔王,糸を紡ぐグレートヒェン,
 グレートヒェンの祈り、
ワーグナー
:わたしの安らぎは去り,
 メロドラム、
ヴェルディ
:わたしの安らぎは去り,
 ああ悲しみの聖母様、
レーヴェ:魔王,わたしの安らぎは去り,
 ああ悲しみの聖母様、
シュポア:魔王、
バッハマン
:魔王、
シュレーター:魔王、シュナイダー:魔王、
ツェルター
:魔王、トマシェク:魔王、
マテュー:魔王、マウンジー:魔王、
シュロットマン
:魔王
アンドレア・メラート(Ms),
アナトーリ・フォカノフ(Br),
エメーゼ・ヴィラージュ(P)、
カタリン・コカーシュ(Vn),エヴァ・シューベルト(語り)

録音:2004年8月22日−9月30日
ゲーテの詩の中でも「魔王」、「糸を紡ぐグレートヒェン」、「ああ悲しみの聖母様」の3 つだけに絞って選曲しているところがミソ!しかも、「魔王」のオンパレードは壮観!ほとんどの曲を歌っているアンドレア・メラートは、近年人気のハンガリーのメッゾ。 (Ki)
HCD-32324
ファルカシュ:マニフィカト,ミサ・ブレヴィス,
アド・ムジカム,朝,バスクの歌,
リルケを讃えて,他
ズザナ・ミンドセンティ,
アーコシュ・エルデーシュ(指)ムジカ・ノストラcho,
ブダペスト、ELTE科学大学女声cho,
プロ・ムジカ・フンガリカ,ブダペス、
トELTE科学大学混声cho,ほか

録音:2004年5月,6月
20世紀のハンガリー合唱界の重鎮、フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000)の作品集。さすがレスピーギに学んだだけあって、端麗でありながら色彩的です。 (Ki)
HCD-32325
ヒンデミット:クラリネットを伴う室内楽曲集
3つの小品、ヴァイオリンとクラリネットのための2つのデュエット クラリネットと弦楽のための変奏曲、ルードゥス・ミノール、クラリネット・ソナタ、管楽七重奏曲
クサバー・クレニャン(Cl)、
ぺテル・ソモギ(Vn)、イルディコ・Cs・ナジ(P)、
ブダペスト室内SO、他

録音:2004年6月
脱ロマン派、即物主義を標榜し20 世紀中頃に活躍した作曲家ヒンデミット(1895 〜 1963)ですが、ここではいつもながらのクールな作風の奥底に作曲者の本音がにじみ出ているような作品が収められています。作曲者の心情が端的に表れる室内楽、そして歌う楽器クラリネットが中心的役割を果たす楽曲ということもあってか、ヒンデミットの数多い作品のなかでもみずみずしい抒情が際立っていていずれも聴きやすい作品ばかりです。 (Ki)
HCD-32326
シュガール:モザイク,音楽の翼,
ディゾルブ,雲変奏曲,,思い出,
バラード,舞踏病,邂逅
ブダペスト金管五重奏団、
アマディンダ打楽器団、
ガボール・エックハルト(Cl)、
ミクローシュ・シュガール(指)サヴァリアSO

録音:1982-2004年
現代ハンガリーを代表する作曲家の一人、ミクローシュ・シュガールの作品集。いずれも1980 年代の作品で、20 年前のモダニズムといった感じです。編成はまちまち。 (Ki)
HCD-32327
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23
練習曲ヘ短調/同変ニ長調/同変イ長調/ワルツ変イ長調Op.69-1「別れ」/同ロ短調Op.69-2/同ホ短調
夜想曲ホ短調Op.72-1/同ハ短調/同嬰ハ短調
幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
子守歌変ニ長調Op.57
アンダンテ・スピアナート変ホ長調Op.22
タマーシュ・エールディ(P)
HCD-32328
フォーク・ソングズ、エロティックな汚染、
ミのための小品、間奏曲、マリアの歌
ベア・パルヤ(歌),
マーリア・ホルヴァート(歌)、アンサンブル
マールトン・レヴェンテ・ホルヴァートは1983 年生まれというから、まだ22 歳。いずれも2001 年から2004 年の作品です。
HCD-32329
モーツァルト:「フィガロの結婚」、
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,
 「グリエルモ・テル」、グノー:「ファウスト」、
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」、
ヴェルディ:「リゴレット」,「シモン・ボッカネグラ」,
 「オテロ」、
ワーグナー:「タンホイザー」,
 「ワルキューレ」からのアリア,場面
アレクサンドル・シュヴェード(Br)
ラーズロー・プレス(指),
アンドラーシュ・コーロディ(指),
ミコローシュ・ルカーチ(指),
ヴィルモシュ・コモル(指),
ヴィクトル・ヴァシ(指)パール・ヴァルガ(指),
ヘルマン・アーベントロート(指)
ハンガリー国立歌劇場O

録音:1954、55年
アレクサンドル・シュヴェード、もしくは西欧風にアレクサンダー・スヴェッド(1904-1979)は、世が世なら世界的大バリトンとして広く活躍したであろう、ハンガリーの偉大なバリトンです。どれくらいの人だったかというと、30 代にしてウィーン国立歌劇場のトップバリトンになり、ワルター、フルトヴェングラーらと共演、南北アメリカでも活躍し、メトでも絶賛されたほど。しかし1948 年以降、ハンガリー政府が西側への出国を禁じてしまい、1956 年まで活動が制限されてしまったのです。このCD はその時期の録音。アーベントロートが客演しての「ワルキューレ」の幕切れが貴重。「ファウスト」,「リゴレット」,「シモン」はハンガリー語の歌唱。 (Ki)
HCD-32330
ハンガリー音楽のモザイク
コダーイ:アダージョ、
レショフスキ:前奏と小奇想曲、
コーシャ:バガテル、
ガールドニ:古い様式の組曲第1番、
ラヨシュ・モンタグ:エクストレーメ,ユーモレスク、
ヴィルモシュ・モンタグ
:シルエット、
マロシュ
:アルバムの一葉、
ヤールダーニ
:調べ、
アーブラーニ:ハンガリー奇想曲、
ファルカシュ
:ハンガリー民謡に基づいたソナティーナ
フェレンツ・チョントシュ(Cb) 
ジュジャ・バウエル(P) 他

録音:2005年
1882年生まれのコダーイから、1920 年生まれのヤールダーニまで、ハンガリーの近現代の作曲家によるコントラバス作品を集めています。フェレンツ・チョントシュは1946 年ブダペスト生まれ、1967年からハンガリー国立歌劇場のコントラバス奏者を務め、ソリストとしても活躍している名手です。 (Ki)
HCD-32334
ジャン・オットテール:田舎の結婚、
ジャック・オットテール
:ニ調の前奏曲〜前奏曲の技法(1719)、
ト調のトリオ・ソナタop.V第6番、
ホ調の前奏曲〜前奏曲の技法(1719)、
2つの高音楽器のための組曲集第3巻op.[、
ト調の前奏曲〜前奏曲の技法(1719)、
戦争、ニ調の前奏曲〜前奏曲の技法(1719)
アンサンブル・ル・ベルジェ・フォルテュネ
優れた音楽家を輩出したオットテール一族のなかでも、ローマのオットテールとして知られているジャックはルイ14 世(太陽王)の大のお気に入りでした。木管楽器奏法の理論家としても一家を成し、多くのフルート作品を残しています。このCD ではブルボン家の宮廷音楽家らしい典雅な作品に加えて、ハーディ・ガーディ(手回しオルガン)やミュゼット(袋に風を送りパイプを鳴らす楽器)など風変わりな楽器が加わった愉快な作品も収録されているのが魅力です。とくに彼の兄ジャンが書いた「田舎の結婚」はハーディ・ガーディやミュゼットが大活躍する野趣豊かな舞曲集で、これを聴けば誰でも愉快な気分になること請け合いです。 (Ki)
HCD-32331
ハンス・ケスラー(1853−1926):ヴァイオリン,ヴィオラと ピアノのためのトリオ組曲イ短調(1922)、
 ピアノ五重奏曲ヘ長調(1913)、
エマヌエル・モール
(1863−1931):チェロ・ソナタ第2番Op.55
デイヴィド・フリューヴィルト、
クリストフ・エーレンフェルナー(Vn)、
ジェヌヴィエーヴ・シュトロッサー(Va)、
ペーテル・サボー(Vc)、ジュジャ・コラール(P)

録音:2004年8月6−11日フンガロトン・スタジオ
ドイツに生まれたケスラーはレーガーのいとこ。のちにブダペスト音楽院で作曲の教師を務め、弟子にはバルトーク、コダーイらがいます。親友エルネー・ドホナーニに献呈されたトリオ組曲は、ピアノ五重奏ともども、傾倒していたブラームスの影響が濃厚です。一方、モールは生地ハンガリーからヨーロッパ、アメリカへと活躍の場を広げた作曲家・ピアニスト・発明家。名ソプラノ、リリー・レーマンの伴奏者として知られ、作曲家としてはカザルス、イザイ、クライスラー、フレッシュら錚々たる顔ぶれから絶大な人気を集め、とくにカザルスは彼の大ファンでした。1900 年ごろで書かれたチェロ・ソナタは後期ロマン派をはっきりと感じさせる美しい作品。すべて世界初録音です。 (Ki)
HCD-32332
ニコラウス・ズメスカル:弦楽四重奏曲集ト短調、
弦楽四重奏曲集ニ長調
オーセンティックQ(ピリオド楽器使用)
レシュティン(当時ハンガリー領、現スロヴァキア)生まれ、ベートーヴェンの親友だったズメスカル。弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」を献呈されたことで音楽史に名を残しています。彼はまたアマチュアの音楽愛好家でもあり、チェリストとして、さらに作曲家として15 ないし16 曲の弦楽四重奏曲とピアノの小品を残しています。さて、その最晩年に書かれたふたつの四重奏。ともに絶品で、憂いを湛えたト短調と穏やかな表情が魅力のニ長調。リックル(HCD.32220)も見事だったオーセンティック四重奏団の演奏でどうぞ。 (Ki)
HCD-32333
ヴェチェイ:夢,悲しいワルツ,シャンソン,
メヌエット,前奏曲とフーガ,思い出,君に,
墓の前で,北国の夜,ユモレスク,
ヴァルス・レント,幻想的奇想曲,ほか全19曲
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)、ズザナ・ホモル(P)

録音:2004年10月、11月
フェレンツ・ヴェチェイ(1893-1935)は、ハンガリーが生んだ偉大なヴァイオリニストの一人で、フバイの筆頭弟子でした。しかし40 歳あまりという若さで亡くなってしまい、残された録音も少なく、幻のヴァイオリニストとなっています。彼は多くのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト同様、小曲を多数作曲し、「悲しいワルツ」などは良く知られています。しかしこれだけの曲が集まってCD になったのは初めてでしょう。耳に親しみやすい曲から、パガニーニの「鐘」を編曲した技巧バリバリの曲まで多彩です。ヴィルモシュ・サバディが鮮やかに弾きこなしています。 (Ki)
HCD-32335
レスピーギとライタの合唱曲
(1)レスピーギ:主の降誕への讃歌(1930)
(2)ラースロー・ライタ:その歌はどこへ行ってしまったの?Op.32(1940)〜無伴奏混声合唱のための
(3)同:T夕べの対話Op.16(1932).無伴奏混声合唱のための
(4)同:U.山岳民族Op.16(1932).無伴奏混声合唱のための
(5)同:2つの合唱曲Op.23(1936)よりシャンソン
(6)同:2つの合唱曲Op.23よりロンデル
(1)トゥンデ・サボーキ(S)、エヴァ・ラクス(A)、
ティモシー・ベンチ(T)、
(5)アンドレア・モルナール、マールタ・ステファニク、アンドレア・バラート・ナジ(S)、
(1)室内アンサンブルカタリン・ロージャ、ヴィクトーリア・ドムヤーン(Fl)、ハイナルカ・キシュ、ガーボル・ビチュケイ(Ob)、ヨージェフ・ヴィターニ、クラーラ・クバッシ(Fg)、ラースロー・グリュンヴァルト(Perc)、シャーンドル・ラク、シャーラ・アポストル(P)、
(1)ペーテル・エルデイ、
(2)-(5)イシュトヴァーン・エッラ(指)デブレツェン・コダーイcho

[歌唱:(1)イタリア語・(2)-(4)ハンガリー語歌唱・(5)フランス語]

録音:(1)2004年9月15-16日(2)-(6)2008年6月9-12日デブレツェン、デーリ・ミュージアム
コダーイの混声合唱曲シリーズでおなじみ、ハンガリーきっての精鋭コーラスによる最新アルバム。「ローマ三部作」を経て、レスピーギが書いたのはクリスマスを題材にした田園劇の性格をもつカンタータ。独唱者が天使(ソプラノ)、マリア(コントラルト)、羊飼い(テノール)をそれぞれ担い、マドリガル風の合唱、モンテヴェルディ様式のアリオーソ、グレゴリオ聖歌などおおくの特徴がみられます。いっぽうのライタは、バルトークやコダーイと共同で民謡の録音や研究をおこなった経緯があるものの、民俗色に染まりきらずフランスやラテンの文化にも重要性を見出しているところがユニーク。ここに収められたものはどれも珍品の部類に属する作品といえますが、合唱学習者にとってライタはなかでも貴重といえるでしょう。なお、レスピーギはヤーコポーネ・ダ・トーディの詩、ライタではOp.16と最後の無伴奏合唱作品であるOp.32が、ともにラヨシュ・アープリの詩に拠り、緩−急と対照的な性格をもつOp.23はシャルル・ドルレアンの詩によるものとなっています。   (Ki)
HCD-32336
ヴァイダ:シンフォニエッタ、
交響詩「タイタニック」、
オラトリオ「一度、でなければ決して」
イムレ・コラール(指)デブレツェンPO

録音:2005年2月15−18日
ヤーノシュ・ヴァイダは1949 年生まれのハンガリーの作曲家。シンフォニエッタは2002 年の作品で、4 楽章25 分ほどの弦楽オーケストラのための曲。小ぶりで纏まりの良い、聞きやすい作品です。全体にハンガリー情緒が滲んでおり、とりわけアダージョ、ハンガリー風に、と指示のある第3 楽章が情感たっぷりの名曲です。 (Ki)
HCD-32337
ヨハン・ジギスムント・クッサー(1660-1727):管弦楽組曲「ミューズの祭り」〜第1番、第2番、第3番 バラージ・マーテー(指)
アウラ・ムジカーレ(ピリオド楽器使用)

録音:2004 年ハンガリー、トルダシュ・ルター派教会
ブラチスラヴァ生まれのクッサーは、ドイツのちにイギリス、アイルランドで活躍したハンガリー系の作曲家。パリではあのリュリと親交があり師事もした彼の代表作、管弦楽組曲「ミューズの祭り」。一口にいって華美壮麗な内容で、このアルバムでは全部で6 つある組曲のうち3 番までを収録しています。 (Ki)

HCD-32338
マーラー:交響詩「巨人」(交響曲第1番の初期稿=1893年の「花の章」つき5楽章版) ジョルト・ハマル(指)パンノンPO

録音:2004年9月13−16日
マーラーの「巨人」がもともと交響曲ではなく、連作交響詩として作曲され、2 部からなる5 楽章構成で、全体に「巨人」の表題と、各楽章にも題がついていました。1896 年のベルリン初演の際、第2 楽章の「花の章」を外し、細かい改訂を加え、表題も一切省かれて現在普通に聞ける4 楽章構成の交響曲へと変貌したわけです。1889 にブダペストで初演された楽譜は失われており、現存する最初期の段階は1893 年に改訂し翌年ワイマールで初演された第2 稿(通称ワイマール版)。この第2 稿は、オーケストレーションも一般的なものに比べ明かに素朴で、若き日のマーラーの姿がよりストレートに伝わってきます。CD には楽譜の出典が明記されていませんが、ジョルト・ハマル自身の解説文には、手稿譜についての言及もあるので、かなり研究して指揮にあたったことと思われます。ジョルト・ハマルは1968 年生まれの若い世代の指揮者。既存の第1 交響曲の伝統から離れ、ワイマールの楽譜から若きマーラーの姿を蘇らせています。パンノン・フィル(旧ペーチ交響楽団、2004 年に改称)は南ハンガリーの代表的オーケストラ。ジャケットもカッコイイ!                    (05.03.10)
HCD-32341
ヴァンハル:コントラバス協奏曲ニ長調、
シュペルガー:コントラバス協奏曲ニ長調
ジョルト・フェイエールヴァーリ(Cb)、
エルケル・フェレンツ室内O(リーダー;エステル・レシュターク・ベデー、
音楽監督;リリ・アールドル)

録音:2005年3月1−4日フンガロトン・スタジオ
ボヘミアに生まれ、一時期ハンガリーの貴族社会に活動拠点を置いていた点が共通するウィーン古典派ふたりによるコントラバス協奏曲。ほとんどあらゆるジャンルに膨大な作品を残したヴァンハルと、18世紀後半のもっとも有名なコントラバス奏者であったシュペルガー。なかでもシュペルガー作はこのたび世界初録音。緩除楽章でのコクのある深い響きは低音楽器ならでは。凝ったカデンツァもヴィルトゥオーゾの手になるからでしょうか、小回りの利かないようにみえるあの大きな楽器が意外にも軽快な調べを奏でるさまはなんともユニークです。 (Ki)
HCD-32343
モーツァルト(プレイエル編曲):弦楽四重奏曲変ロ長調(原曲:ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570)、
弦楽四重奏曲ト長調(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調K.526)、
弦楽四重奏曲変ホ長調(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第41番変ホ長調K.481)
ルイジ・トマジーニQ[ラースロー・パウリク、エルジェーベト・ラーツ(Vn)、エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)バラージュ・マーテー(Vc)、以上ピリオド楽器使用]

録音:2004年10月20−24日ハンガリー、トルダシュ、ルター派教会
18世紀末葉のヨーロッパ。多くの中産階級と貴族がハウスムジークに興じた時代に、弦楽四重奏のジャンルに最初のブームが訪れました。湧きに湧く楽譜出版ビジネスにこぞって各社が乗り出す中にいたのが、有力な音楽出版者ヨハン(ジャン)・アンドレ(1741−99。作曲家&指揮者でもあった彼が、「モーツァルト作曲、3つの新しい弦楽四重奏曲Op.64、プレイエルによる復活蘇演」と銘打って1798年に出版したのがこちら。編曲者プレイエル(1757 −1831)は作曲家ですぐれたピアニスト、指揮者。そしてまた音楽出版社とピアノ工房の経営者として大成功を収めたことでも有名。さすがは当時絶大な人気を誇っていたプレイエル。並みの作曲家とは仕事の出来栄えが違います。編曲の過程でシンプルな各パートの再編だけでなく、さりげなく声部の追加・形式の変更(おもに省略)を行っています。天才モーツァルトの魅力はそのままに、作品に新たな生命を吹き込んだプレイエルの名編曲。 (Ki)
HCD-32344
ジュラ・バーンケヴィ(1966):銀翅の蝶々(1999)〜バーンケヴィ・ドモンコシュの詩によるサウンド・ファンタジー
ミゼレーレ(2001)*
地獄の門〜オーギュスト・ロダンの彫刻による弦楽四重奏とエレクトロニクのためのサウンド・フレスコ**
意識(Consciousness)〜レーリンツ・サボーの詩による歌曲集#
アコーディオン協奏曲(Accord(ion)Concerto)##
イシュトヴァーン・マトゥズ(Fl)、
バラージュ・カーントル(Vc)
ヴォーチェス・エクァレス*
ベンチェ・ガズダ(Vn)**、
バラージュ・ゲルゲイ(Vn)** 
ジェルジ・グヤーシュ=ナジ(Va)**、
バラージュ・カーントル(Vc)**、
イシュトヴァーン・ホルヴァート(バランス・エンジニア)**、
アーコシュ・アンブルシュ(Bs)#、
ジョルト・シェレイ(指)コンポナンサンブル#
エルニエイ・ラースロー(アコーディオン)##、
ゲルゲイ・ヴァイダ(指)ハンガリーRSO##

録音:2000−2002年(ハンガリー放送収録)
1966年ハンガリー中西部フェイェール県ドゥナウーィヴァーロシュに生まれたジュラ・バーンケヴィの作品集。彼は作曲をベーラ・バルトーク音楽院のミクローシュ・コチャール、フェレンツ・リスト音楽院のアッティラ・ボザイに学び、2000年に「銀翅の蝶々」でベネデク・イシュトヴァーンフィ賞、2004年にはエルケル賞を獲得しています。小編成の室内アンサンブルや合唱団、独奏楽器から、バレエや大規模な交響楽団のためにも作品を書いており、その音楽世界は広範囲に及びます。   (Ki)
HCD-32346
シルヴィア・シャシュ
ケルビーニ
:「メデア」、
ヴェルディ:「アッティラ」,「マクベス」,「ロンバルディ」,
エルケル:「フニャディ・ラースロー」、
グノー:「ファウスト」、
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」、
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」、
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」、
カタラーニ:「ワリー」、からの場面,アリア
シルヴィア・シャシュ(S)、
ランベルト・ガルデッリ,ヤーノシュ・コヴァーチュ,
アダーム・メドヴェツキ(指)ブダペストSO,
ハンガリー国立SO,ハンガリー国立歌劇場O
1970 年代後半に一世を風靡したハンガリーのプリマドンナ、シルヴィア・シャシュ。1980 年代を中心に に録音したオペラ全曲盤とアリア集から再編集したCD です。 (Ki)
HCD-32350
ロッシ:ヘブライ語による聖歌集「ソロモンの雅歌」 コルヴィナ・コンソート

録音:2004年6月
サラモネ・ロッシ(1570〜1630)はマントヴァのゴンツァーガ家に仕えたユダヤ系作曲家で、初期バロックの作風を持つマドリガルや器楽を数多く残しています。いまでは同時代の大作曲家モンテヴェルディの陰に隠れてしまった格好になっていますが、この「ソロモンの雅歌」を聴くだけでも並外れた感性と技巧の持ち主であったことが理解できます。ヘブライ語の聖歌集といっても音楽はこの時代のモテットの様式にしたがっていて特にユダヤ風の色合いはあまり感じられません。2000年から国際的に活躍しているコルヴィナ・コンソートの多声合唱の美しさも特筆ものです。 (Ki)
HCD-32351
ラムゼー:金管四重奏曲集
四重奏曲第1番op.20、四重奏曲第2番op.29、四重奏曲第4番op.37、四重奏曲第5番op.38
エヴァルド金管四重奏団

録音:2005年6月
ヴィルヘルム・ラムゼー(1837 〜 1895)は金管作品の作曲家として知られた存在で、19 世紀のロシア・ペテルブルクで活躍しました。ここに収められた金管四重奏曲は穏やかで明朗な作風の曲が揃っていて、聴き手をとても平和な気分にしてくれます。1996年に結成されたエヴァルド金管四重奏団も難しいパッセージをそれと感じさせずにさらりと演奏する素晴らしいテクニシャンぶりです。 (Ki)
HCD-32352
モーツァルト:フルート五重奏曲 ト短調(原曲;弦楽五重奏曲第4番 ト短調 K.516)、フルート五重奏曲 ニ長調(原曲 弦楽五重奏曲第5番 ニ長調 K.593) アンサンブル・カンパニレ〔イルディコー・ケルテース(Fl),ハーヨ・ベス(Vn),イザベル・シャウ(Va),トーマス・アーヴィン(Va),グイド・ラリシュ(Vc)〕

録音:2005年1月3−5日
このCDに収録されているのは、モーツァルトの弦楽五重奏曲2曲を、フルートとヴァイオリン、ヴィオラ×2、チェロという編成に編曲したもの。ウィーンの音楽商、ヨハン・トレークが扱った筆者譜(現在はザルツブルクのモーツァルト資料館に収蔵)をトーマス・アーヴィンが校訂したものです。実際に編曲した人物は分かりませんが、1792年頃、つまりモーツァルトの死の前後の時期の、同時代の編曲です。出来ばえは上々で、原曲の良さを損なうことなく、フルートの哀愁が浮かび上がっています。特に明記がないのですが、はっきりピリオド楽器による演奏。ケルテースのトラヴェルソのスラリとした音色が映えています。ハーヨ・ベスは、ムジカ・アンティクヮ・ケルンでラインハルト・ゲーベルの片腕として活躍したヴァイオリニスト。 (Ki)
HCD-32355
シャンドル・バラッサ:太陽の息子op.54、
牧歌とロンドop.66、
ヴァイオリオン協奏曲第3番
マルタ・アブラハム(Vl)、
ペテル・フュゼス(Hrn)、
アダム・メドヴェチュキー(指)ハンガリーRSO

録音:1999年、2000年
例えていうなら12音技法に進む前のシェーンベルク、あるいはフランス5人組の明晰な筆致による楽曲が集められています。徒に技法に走らなかったことが災いして一時は冷や飯組になっても自分の道を貫いてきた孤高の保守派バラッサ(1935年生まれ)の作品集です。 (Ki)
HCD-32356
シュポア:2 つのヴァイオリンのための二重奏曲 ハ長調 Op.9-1、
二重奏曲 イ長調 Op.9-2、
二重奏曲 ハ長調 Op.153
ペーテル・チャバ(Vn) 
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)

録音:2002年2月7−10日,2005年12月21日
ベートーヴェンより一世代下のドイツの作曲家、ルイス・シュポア(1784-1859)の、ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲を3曲。作品番号から分かる通り、シュポアの作曲活動の初期と晩期の作品で、印象もかなり違います。可愛げなOp.9の2曲に対して、Op.153の充実した音楽は、とてもヴァイオリン2つで演奏されているとは思えない豊かさがあります。25分もかかるこの作品は、シュポアの代表作に数えられてもおかしくない名作です。ペーテル・チャバは1952年ルーマニア生まれのハンガリー系ヴァイオリニスト、現在はリヨン在住、さすがハンガリーの弦の美しさに満ちています。 (Ki)
HCD-32358
古いローマの典礼音楽集
朝課(全2曲)、第1の夜想曲(全8曲)、
第2の夜想曲(全8曲)、
第3の夜想曲(全7曲)、賛美歌(全2曲)、
ミサ(全10曲)
スコラ・フンガリカ[バリント・キス、イシュトヴァン・ツティ、イヴァン・エレード(Org)]
中世初期に演奏されていた古代ローマスタイルの典礼音楽曲集というと、すこしややこしく聞こえますが、古いローマの装飾音を多用した独自の作風とグレゴリオ聖歌の様式が渾然とした音楽史的に興味深い作品集です。後の世には消えてしまった独特の節回しの単旋律の合唱と、オルガンによるファンタジーに耳を傾ければきっと7 世紀、8 世紀頃の中世初期にさまよい込んだような不思議な感覚に襲わることでしょう。 (Ki)
HCD-32359
平均律ツィンバロン
メリス:平均律ツィンバロン、
ホリス
:抒情的トッカータ、
ドゥルコ:ショート・ストーリー、
コンチェイ
:サクソフォンとツィンバロムのための時、
タレル
:良き日々のための響き、
ラング
:モノローグ、
セミツキー:中断された奇想曲、
ルカーチ
:サムサーラ、
ラサール
:小さな二人への哀願、SMS
ローザ・ファルカス(ツィンバロン)、
ラスロ・キス・ギ(alt.sax)、ペテル・ソモギ(Vn)、他

録音:2005年4月
ハンガリーとその周辺で演奏されている打弦楽器ツィンバロンといえば、コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」で使用されていることでおなじみの楽器ですが、ここではツィンバロン独奏から声楽、弦、管楽器などとの組合せによるアンサンブルなどさまざまな編成でこの楽器の持つ可能性が追求されています。曲調はあたかも武満徹風のものや、プログレッシブジャズ風などそれこそバラエティに富んでいて、全編を通じて心地よい緊張感が貫かれています。ブダペストに生まれ、今もハンガリーで教鞭をとりつつヨーロッパ中で活動しているファルカスの目くるめくようなテクニックにも唖然とさせられます。 (Ki)
HCD-32360
シゲティ:フルート室内楽作品集
リトルネッロ、なぜだめ?、
三重奏曲、あなたのため、
三重協奏曲、無呼吸、他
イシュトヴァーン・マトゥツ(Fl),
ゾルターン・ジェンジェッシー(Fl),
ヤーノシュ・バーリント(Fl)、
マルカート・アンサンブル、
ラーズロ・ティハニ(指)エルケルCO、他

録音:2005年9月
現代ハンガリーの作曲家、イシュトヴァーン・シゲティ(1952-)のフルート室内楽作品集。叙情性に飛んだ作風で、ことに2 つのツィンバロンを伴奏に用いた「三重奏曲」がユニーク。 (Ki)
HCD-32361
ハイドン:ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ集
第1番ヘ長調Hob.VI:1、第2番イ長調 Hob.VI:2、
第3番変ロ長調 Hob.VI:3、第4番ニ長調 Hob.VI:4、
第5番変ホ長調 Hob.VI:5、第6番ハ長調 Hob.VI:6
ヴィルモシュ・サバディ(Vn) 
ペーテル・バールショニ(Va)

録音:2004年12月20−23日
シュターミッツのヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲集(HCD-32282)が好評だったヴィルモシュ・サバディとペーテル・バールショニのデュオ、今回はハイドンのソナタ集です。ヴァイオリンとヴィオラだけという恐ろしくシンプルな編成ですが、聞けばこれはまごうことなくハイドンの愉悦に満ちた佳曲。ことに明るく人の良さそうなヴァイオリンの旋律の美しさは、ハイドンの弦楽四重奏曲がお好きな方なら間違いなく気に入ることでしょう。 (Ki)
HCD-32362
ゲサ・フリード:合唱作品集
ピアノと合唱のための協奏曲op.14、
無伴奏混声合唱のための「ことわざと引用」op.36a、
無伴奏混声合唱のための「ことわざと引用」op.36b、
4 つの無伴奏混声合唱曲、
無伴奏女性合唱のための10 の哀歌op.35、
混声合唱とピアノのための組曲op.48
ペテル・ショルツ(指)フランツ・リストcho、
ハンナ・デビッヒ(P)
録音:2005年5月
フランツ・リスト音楽院に学び、バルトーク、コダーイの薫陶を受けたフリード(1904 〜 1989)の合唱作品集です。1948年にはオランダに帰化し、戦後のオランダを代表する作曲家として長期にわたり活躍しました。ここに収録された曲目では若い頃に書かれたユーモラスな1曲目以外は、宗教的色彩に富んだ敬虔な雰囲気の作風が印象的です。  (Ki)
HCD-32363
クシェネク:クラリネットつきの室内楽集
木管五重奏とパーカッションのためのアルプバッハ五重奏曲Op.180(1962)、
無伴奏クラリネットのためのモノローグOp.157(1956)、
フルートとクラリネットのためのソナチネOp.92./2b(1942)、
クラリネットとピアノのための小組曲Op.28(1924)、
フルートとクラリネットのためのインヴェンションOp.127a(1951)、
ヴァイオリン,クラリネットとピアノのための三重奏曲Op.108(1946)、
クラリネットと弦楽のための組曲Op.148a(1955)
チャバ・クレニャーン(Cl)、
ゾルターン・ジェンジェッシ(Fl)、
ベーラ・ホルヴァート(Ob)、
アッティラ・ヤンコー(Fg)
ガーボル・ビジャーク(Hrn)、
ラースロー・テメシュケジ(Perc.)
ペーテル・ショモジ(Vn)、
イルディコー・Cs・ナジ(P)、弦楽オーケストラ
世界初録音。シュレーカーの弟子で19 世紀最後の年に生まれたクシェネクは、ナチによって退廃音楽家のレッテルを貼られた作曲家。生涯にわたり、新古典主義、無調、十二音音楽、セリー主義、ジャズ、偶然性の音楽、電子音楽といった20 世紀の音楽史に起こった多彩な様式を膨大な作品のなかで網羅するという類まれな活動を展開しました。ここではおもに無調や十二音のクラリネット音楽を、ハンガリーの名手クレニャーンが鮮やかに吹いて聴かせます。 (Ki)
HCD-32364
コダーイ:混声合唱作品集
ミゼレーレ,晩,
チーズをムシャムシャ食べるジプシーを御覧,
クリスマス・キャロル,誕生日の挨拶,
マートラの絵,お年より,遅すぎる,
イエスと商人たち,トランシルヴァニアの嘆き,
アニー・ミラー,リストへの頌歌,誠実の歌,他
ピーター・エルデイ(指)
デブレツェン・コダーイcho

録音:2004年6月、9月
コダーイの混声合唱の曲を網羅的に録音していこうというプロジェクトの第1 弾です。ここには1903年から1936年までの作品が14 曲収録されています。デブレツェン・コダーイ合唱団は1955年創立の伝統ある合唱団。 (Ki)
HCD-32365
コダーイ:混声合唱曲集
孔雀は飛んだ / われらが父よ
聖イシュトヴァーン王への賛歌(同名異曲2種)
夕べの歌/ 聖ヨハネの祝日の賀詞
泣くのはおよし / ノルウェーの娘たち
初聖体拝領
バーリント・バラッシの忘れられた歌
高潔の徒 / 待降節の歌 / ジュネーヴ詩篇121
心からの嘆願 / ゲメルの歌
トランシルヴァニアの民へ / いくさ歌
ハンガリー民族 / 哀歌
ペーテル・エルデイ(指)
デブレツェン・コダーイcho

録音:2005年6月6−13日
フンガロトンの大企画コダーイ混声合唱アルバム・シリーズ第2 弾が登場です。今回は1937年から1947年までの19 曲を収録しています。ハーモニーの透明感と味わい。 (Ki)
HCD-32366
コダーイ:混声合唱作品集 第3集
歌う若人たちへ(1962)、太陽賛歌(1946)、平和への願い(1953)、ハンガリー国歌へ、 モハーチ、わたしたちは死のただ中に生きている(1960)、自由の賛歌−ラ・マルセイエーズ(1948)、標語(1948)、スターバト・マーテル(1892、1962)〜イムレ・シュイオクによる混声合唱版 、シャーンドル・シークのテ・デウム(1961)、来たれ精霊よ(1961)、ズリーニの訴え(1954)、わたしは死を追い求めてゆく(1959)/ 音楽に寄せるオード(1963)/ ジュネーヴ詩篇50(1948)
イシュトヴァーン・パールカイ(指)
デブレツェン・コダーイcho
コダーイの業績といえば膨大な数に及ぶ民謡のフィールドワークとともに、質量ともにもっとも重要なのが合唱音楽。ハンガリーの 実力派コーラスの優れた演奏で聴くシリーズの第3 弾は1948 年から亡くなる2 年前、1965 年までの作品を収めています。今回は指揮者が前2作のエルデイからパールカイに代わっています。 (Ki)
HDVD 32371(DVD)
バッハ:イギリス組曲(全6曲) アンドラーシュ・シフ(P)

収録:2003年2月11日ブダペスト音楽院(ライヴ)
シフのコンサートのライヴ映像の登場です!その美しい音色と明晰な解釈で一世を風靡し、「若きバッハの担い手」としての称号を見事にかちとった1988年(DECCA) 盤以来の再録音。白眉は第6 番ニ短調の終曲フーガ。かなりの難曲ですが、しっかりとしたテンポで、ピアニスティックな技巧を展開、聴くものをうならせます。第2番イ短調の前奏曲は、映画「シンドラーのリスト」で、ゲシュタポに追い詰められたユダヤ人が殺される前に半狂乱になって弾くシーンでも印象的な曲ですが、シフは協奏曲的なドラマティックな内容を感情に流されることなく、かちっと演奏しています。 (Ki)
HCD-32374
フバイ:5つの歌曲Op.8、5つの歌曲Op.17、
4つの歌曲Op.23、バラの歌Op.36、
5つの歌曲Op.53
アンドレア・メラート(Ms)、
アンドラーシュ・モルナール(T)、
ガーボル・ブレッツ(Bs)、エメシェ・ヴィラーグ(P)

録音:2005年12月3−5日フンガロトン・スタジオ
フバイといえばヴァイオリン。シゲティらを輩出するハンガリー楽派を興した、世界的に有名なヴィルトゥオーゾ。これまでに8 集を数えるフンガロトンの作品集シリーズもベスト・セラー。そのイメージが強烈なためか、オペラや交響曲そして歌曲まで作品ほとんどは未知のままで研究もようやく始まったばかり。ヨアヒムの弟子だった1870 年代半ばのベルリン時代にゲーテやメーリケらの詩で歌曲を書いているように、歌曲はごく初期からずっと創作の中心にあり、ヴァイオリン作品の数に匹敵する100 以上の作品を残しています。大別すると民俗様式の芸術歌曲と、ハンガリーにとらわれないロマンティックな内容のものとがあります。ここに収められているのは後者にあたり、なかでも目をひくのがブダペスト時代の2 つの歌曲集Op.36 とOp.53。どちらもフバイの婚約者、伯爵令嬢ロージャ・セブリアンとの愛の結晶というべきもの。彼女がフバイに宛てた詩に曲をつけた、恋人の名を冠したバラ(ROSE)の歌。彼女の父親からの強硬な反対を押し切って結婚したのち、若き妻に捧げられたOp.53。ともに甘く切ない想いが込められた美しい曲です。Op.8、36 と53 がドイツ語、Op.17と23 がフランス語による歌唱。 (Ki)
HCD-32376(2CD)
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲変ロ長調KV.424、M・ハイドン:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ハ長調MH 335/ニ長調MH 336/ホ長調MH 337/へ長調MH 338、モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調KV.423 バルナバーシュ・ケレメン(Vn)、
カタリン・コカシュ(Va)

録音:2006年5月ブダペスト、アカデミー・オブ・ミュージック
あのレクイエムにも認められるように、おもに宗教作品でアマデウスに多大な影響を与えたミヒャエル・ハイドン。モーツァ ルトによるふたつの二重奏曲は、ザルツブルク滞在中の1783年に病のために大司教の依頼を果たせなかったM. ハイドンに代 わって書かれました。これにハイドンはいたく感謝して、両曲を絶賛して生涯総譜を大切に保存していたといいます。アマデウ スとミヒャエルのふたりによるデュオは、様式上の相違がまったくなく、すべて典型的な急−緩−急の3楽章形式で書かれてい るのも特徴です。 演奏はともに1978年生まれ、ハンガリーの若手によるもの。切れ味鋭く、「ハンガリーのクレーメル」の異名をとるケレメンの ヴァイオリンも印象に残ります。  (Ki)
HCD-32378
ヴェルディ:オペラ・アリア集
「ナブッコ」,「ロンバルディ」,
「エルナーニ」,「マクベス」,「リゴレット」,
「トロヴァトーレ」,「トラヴィアータ」,
「シチリアの晩鐘」,「シモン・ボッカネグラ」,
「仮面舞踏会」,「運命の力」,「ドン・カルロ」,
「アイーダ」からのアリア
ゲオルギーナ・ルカーチ(S)、
シルヴィア・シャシュ(S)、カロラ・アーガイ(S)、
ステファーニア・モルドヴァーン(S)、
ガブリエッラ・デーリ(S)、
ヴェロニカ・キンチェシュ(S)、
イロナ・トコロディ(S)、エヴァ・マルトン(S)、
ヤーノシュ・コヴァーチ(指),
ランベルト・ガルデッリ(指),
ヴィルモス・コモル(指),
ゲーザ・オベルフランク(指),
リッコ・サッカーニ(指),
ジュゼッペ・パタネ(指),
アンドラーシュ・ミハーリ(指),
アンドラーシュ・コーロディ(指)
ハンガリー国立歌劇場O,ブダペストPO,
ブダペストSO

録音:1962-2002年
音源の様々なヴェルディのソプラノのアリアを集めています。歌手王国ハンガリーは多数の名ソプラノを輩出しており、ここでもシャシュ、トコディ、キンチェシュ、マルトン、ルカーチあたりは日本でもおなじみの人たち。いずれもイタリア語の歌唱。 (Ki)
HCD-32379
ヴェルディ:オペラの有名テノール・アリア集
2人のフォスカリ、アッティラ、マクベス、リゴレット、イル・トロヴァトーレ、椿姫、シモン・ボッカネグラ、仮面舞踏会、運命の力、アイーダ、オテロ、ファルスタッフ、「レクイエム」〜われは嘆く
ヤーノシュ・B・ナジ、ティボル・ケレン、デーネシュ・グヤーシュ、ヨージェフ・シマーンディ、ローベルト・イロシュファルヴィ、シャーンドル・コーンヤ、アルフォンツ・バルタ(T)、アッティラ・フュレプ(T)、ヴァレーリア・コルタイ、マルギット・ラースロー(S)、アンドラーシュ・ファラゴー、タマーシュ・メーサーロシュ(Bs)、アーダーム・メドヴェツキー、ランベルト・ガルデッリ、ヤーノシュ・フェレンチーク、アンドラーシュ・コーロディ、ミクローシュ・エルデーイ、ヤーノシュ・ケレケシュ(指)ハンガリー国立歌劇場男声cho、ハンガリー放送cho、ハンガリー国立歌劇場O、ハンガリー国立O、ハンガリーRSO
HCD-32382
スヴェーリンク:前奏曲、
半音階的ファンタジア(ドリア調)、
わが青春はすでに過ぎ去り、
エオリア調のトッカータ、涙のパヴァーヌ、
詩篇140番、エオリア調のファンタジア“B-A-C-H”、
エコー・ファンタジア(エオリア調)、
エコー・ファンタジア(ドリア調)、
緑の菩提樹の下で、
ハ調のトッカータ(イオニア調)、
それはマルスの神、天にいますわれらの父よ
テル・エッラ(クラヴィコード)

録音:2001年6月
初期バロックの偉大な作曲家スヴェーリンク(1562〜1621)のクラヴィコード音楽作品集。彼自身はネーデルランドでオルガニスト、作曲家として活躍しましたが、その門下からはシャイトなど北ドイツ学派のオルガン音楽家が多数巣立っていきました。雲のたち込めた北ヨーロッパの風土さながらのほの暗い音楽がクラヴィコードの響きを通じて染み渡ってくるような孤高の音楽世界です。 (Ki)
HCD-32383
イタリアン・カンタータ集
いとしい森心地よい風、やさしい私の恋人よ、
私が別れを告げたとき、ジャスミンの花、、
別れた私の恋人、心の平和を奪ったのはだれ、
G.B.との別れ「星よ、不実な星よ」
アンナ・コロンディ(S)、
レジェ・ペルトリーニ(Vc)、ユーディット・ペテリ(Cemb)

録音:2005年2月
17世紀から18世紀にかけての時期にイタリアで一番人気が高い室内声楽曲はカンタータでした。アレッサンドロ・スカルラッティなどは600曲以上もこのジャンルの作品を残しているほどです。イタリアの中心ローマでは教皇のお膝元で、オペラの上演が禁じられていたこともあり、その代替としてカンタータが人気を集めたようです。そんなローマに1700年代の初めに留学したヘンデルはあっという間にローマ中の人気を集め、貴族や枢機卿から作曲依頼が殺到しました。このアルバムに収録された作品も、編成こそ小ぶりなものの、オペラではないというほうが難しいぐらい表現の幅が大きく、ドラマティックな内容です。 ブダペスト生れで、現在ドイツオペラ界で活躍しているコロンディは近年ゾフィー(薔薇の騎士)やズデンカ(アラベラ)を歌っていますが、バッハから現代まで幅広いレパートリーを持つ容姿に恵まれたソプラノです。  (Ki)
HCD-32385
ハイドン:ディヴェルティメント集
第1番〜第6番、第109番、第113番
ベルヴェデーレ・トリオ・ウィーン[ヴィルモス・ザバディ(Vl)、エルマール・ランデラー(Va)、ローベルト・ナズィ(Vc)]

録音:2005年2月このトリオ・デi)
ディヴェルティメントは18世紀にオーストリアや南ドイツで愛好されていたヴィオラ・ダ・ガンバに似た楽器バリトンを好んで演奏したエステルハージ候ニコラウスのために書かれたものです。このCDはモダン楽器の演奏なのでチェロがバリトンの役目を務めています。1999年結成のベルヴェデーレ・トリオの若い3人の生き生きとした演奏で、ハイドンならではの明晰で愉悦を呼び覚ます音楽が楽しめます。 (Ki)
HCD-32387
ゴルトマルク:性格的小品集、アラベラ,
移り気な女、メルヘン、嘆き、出会い、
焦燥−ノヴェレッテ、ピアノ小品変ニ長調、
ハンガリー幻想曲、ピアノ小品ニ短調
ティハメール・フラヴァチェク(P)
世界初録音。特にヴァイオリン協奏曲で知られるハンガリーのカール(カーロイ・ゴルトマルク。ヴァイオリン奏者であったためピアノ作品の存在は意外で貴重です。記録によると教師を務めていたほどの腕前にもかかわらず、ピアノ作品に関心が向かうようになったのはようやく70 歳を過ぎてから。その理由としては、20 歳の頃に独習した楽器に対する演奏の知識が不足していたこと、さらにヴァイオリニストとしての活動とオペラ作品が成功した時期と重なっていたことなどが考えられています。ところが、晩年に書かれた性格的小品集(1903 −1909)を聴いてまずビックリ!このまま知られずにおくのは惜しい、じつに素敵な作品ぞろいです。 (Ki)
HDVD-32388(DVD)
バルトークのドキュメンタリー「ルーツ」
【第1部】
赤いリンゴ(ハンガリー民謡)/ リディ・ドーシャ
交響詩「コシュート」/ ジェルジ・レヘル(指)ハンガリーRSO
赤いリンゴ(ハンガリー民謡編曲)/ トゥンデ・フランコー(Vo) イェネー・ヤンドー(P)
ピアノと管弦楽のための狂詩曲Op.1 / イェネー・ヤンドー(P)
美しい祖国を後にして, わたしの窓に月の光が差し込む(ハンガリー民謡編曲)/ トゥンデ・フランコー(Vo) イェネー・ヤンドー(P)
子供のために〜円舞 / デジェー・ラーンキ(P)
子供のために〜踊りの歌 / デーネシュ・ヴァーリョン(P)
3 つのチーク県の民謡 / ゾルターン・コチシュ(P)
10 のやさしいピアノ小品〜トランシルヴァニアの夕べ / イェネー・ヤンドー(P)
子供のために〜アンダンテ(白い豆の花)/ クラーリ・ヴュルツ(P)
10 のやさしいピアノ小品〜クマの踊り / イェネー・ヤンドー(P)
ヴァイオリン協奏曲第1 番 / アンドラーシュ・キシュ(Vn) アルド・チェッカート(指)ハンガリー国立O
14 のバガテル〜ワルツ「踊るわたしの恋人 」/ ゾルターン・コチシュ(P)
スケッチ集Op.9b 〜少女の肖像 / アドリエンネ・クラウス(P)
弦楽四重奏曲第1番Op.7 / ケラーQ
2 つの映像〜花ざかり / エルヴィン・ルカーチ(指)ブダペスト・フィル
ルーマニア民俗舞曲集 / デジェー・ラーンキ(P)
ルーマニアのクリスマス・キャロル集 / ゾルターン・コチシュ(P)
アレグロ・バルバロ / ベラ・バルトーク(P)
【第2部】
歌劇「青ひげ公の城」/ シルヴィア・シャシュ(S) コロシュ・コヴァーチ(Br) サー・ゲオルグ・ショルティ(指)管弦楽団
組曲Op.14 / デジェー・ラーンキ(P)
弦楽四重奏曲第2 番Op.17 / ケラー四重奏団
8 つのハンガリー民謡〜神よ、神よ / エテルカ・チャヴレク(Vo) イェネー・ヤンドー(P)
ソナチネ / デジェー・ラーンキ(P)
8 つのハンガリー民謡〜大きな森に道がつけられる / デーネシュ・グヤーシュ(Vo) イェネー・ヤンドー(P)
4 つのスロヴァキア民謡 / アーコシュ・エルデーシュ(指)オーブダ室内Cho. アドリエンネ・クラウス(P)
バレエ「木製の王子」Op.13 / クリスティナ・ケヴェハージ、カタリン・ヴォルフ、ゾルターン・ナジJr.、チャバ・ショルティ、
ラースロー・シェレギ(振付)
3つのロンド / ベラ・バルトーク(P)
15 のハンガリー農民の歌〜Borbala Angoli / イェネー・ヤンドー(P)
バレエ「中国の不思議な役人」Op.19 / カタリン・ヴォルフ、ジェルジ・サカーイ、ラースロー・シェレギ(振付)
ヴァイオリン・ソナタ第1番 / ジェルジ・パウク(Vn) イェネー・ヤンドー(P)
D. スカルラッティ:ソナタ ト長調 / ベラ・バルトーク(P)
舞踏組曲 / エルヴィン・ルカーチ(指)ブダペスト・フィル
【第3部】
戸外にて〜夜の音楽 / イェネー・ヤンドー(P)
ピアノ・ソナタ(1926)/ デジェー・ラーンキ(P)
ピアノ協奏曲第1番 / ゾルターン・コチシュ(P)
狂詩曲第1 番 / ジェルジ・パウク(Vn) イェネー・ヤンドー(P)
カンタータ・プロファーナ / ヨージェフ・レーティ(T)、ジェルジ・レヘル(指)ハンガリー放送SO. & Cho.
ピアノ協奏曲第2番 / ゾルターン・コチシュ(P) ユーリ・シモノフ(指)ハンガリー国立O.
弦楽四重奏曲第5番 / ケラー四重奏団
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 / ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O.
2 台のピアノと打楽器のためのソナタ / イェネー・ヤンドー、イロナ・プルニ(P) ヤーノシュ・アンタル、ゾルターン・ミハーイ・ヴァルガ
コントラスツ / ベニー・グッドマン(Cl)ヨージェフ・シゲティ(Vn) ベラ・バルトーク(P)
ヴァイオリン協奏曲第2番 / ゾルターン・セーケイ(Vn) ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O.
ディヴェルティメント / フェレンツ・リスト室内O.
モーツァルト:2 台のピアノのための協奏曲変ホ長調 / ゾルターン・コチシュ、デジェー・ラーンキ(P)
子供のために〜輪舞 / デジェー・ラーンキ(P)
2 台のピアノと打楽器のための協奏曲 / ゾルターン・コチシュ、デジェー・ラーンキ(P)ハンガリー国立O.
管弦楽のための協奏曲 / タマーシュ・ヴァーシャリ(指)ハンガリー国立O.
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ / ユーディ・メニューイン(Vn)
ピアノ協奏曲第3番 / アンドラーシュ・シフ(P) イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭O
製作:2000 年ハンガリーTV /ステレオ/180分/NTSC 4 : 3/リージョン・コード0/音声:ハンガリー語・英語 / 字幕:ハンガリー語・英語・独語・仏語
ハンガリーTV が2000 年に制作した入魂のドキュメンタリー「ルーツ」。時にハンガリーの豊かな田園風景が織り込みながら、バルトークの生涯を、貴重な写真や自筆譜、演奏当時のパンフなどの豊富な資料映像と作品演奏シーンで辿ろうという意欲的な内容です。三部構成による3 時間の大作で見るにも気力と体力が要りますが、バルトークの人と音楽がハンガリーの大地に深く「根ざしている」ことを改めて分からせてくれます。 (Ki)
HCD-32389
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集Vol.9
フバイ:ハンガリー幻想曲Op.1 / 夜想曲第1番Op.42
アテア〜5章からなる音楽小説Op.47
オペラ「村の与太者」よりヴァイオリン独奏Op.50a
夜想曲第2番Op.73 / バラード「月光」Op.86-1
エルフの踊りOp.86-2
2つの小品Op.87-1 & 2(つかの間の太陽 /夜想曲第3番)
ロマンツェとギターレOp.108(輝かしい太陽 / 淡い月の光)
ヴュータン(フバイ編):哀歌
演奏会用奇想曲Op.86-3
フェレンツ・セチェーディ(Vn)、
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)

録音:2005年4月21−25日、2003年4月26日、2001年4月25−28日フンガロトン・スタジオ
フンガロトンきっての人気シリーズ、フバイのヴァイオリン曲集もついに9作目。今回は3つの夜想曲をはじめ、さしずめ‘陽光と月光’とでも題すべき内容の作品が集められています。愛を語り、セレナードの背景を演出する夜の闇は、19世紀のサロンでとくに好まれたテーマ。フバイのヴァイオリン音楽は時に甘く、時に情熱的な調べで迫ります。世界初録音。 (Ki)
HCD-32390
アムトマン:フルート作品集
ノルマ幻想曲、羊飼いの横笛、
マルタ幻想曲、ラコツキー、幻想曲、
エール・ヴァリエ
ゾルタン・ジェンジェッシー(Fl)、
アンドラーシュ・ケメネス(P)

デジタル録音
プロスペル・アムトマンは1809年、南ハンガリーのクロアチア国境まで間近のセリエという町に生まれたフルート奏者、作曲家。1829年から1835年までウィーンの宮廷歌劇場の第1 フルーティストを務め、フランスを始めとする各地でソリストとして活躍。1840年にハンガリーに帰国し、祖国やオーストリアで暮らし、1854年に亡くなっています。典型的な19世紀前半のヴィルトゥオーゾ系ソリストで、華やかな音楽が楽しめます。ゾルタン・ジェンジェッシーは、ヨーロッパ室内管弦楽団やブダペスト祝祭管弦楽団にも在籍したハンガリーの名手。アンドラーシュ・ケメネスとのコンビで、既にモーツァルトのソナタ集(HCD-31731)で名技を披露しています。 (Ki)
HCD-32391
プッチーニ:「トゥーランドット」〜この宮殿の中で、
プッチーニ
:「トスカ」〜歌に生き愛に生き、
プッチーニ
:「マノン・レスコー」〜捨てられてひとり寂しく、ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」〜私の亡くなった母が、
チレア
:「アドリアーナ・ルクブルール」〜私は神の卑しい僕、ポンキエッリ:「ジョコンダ」〜自殺、
マスカーニ
:「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜ママも知るとおり、
ボイト
:「メフィストーフェレ」〜いつかの夜暗い海のそこで、
カタラーニ
:「ラ・ワリー」〜遠くへ行かないで
ゲオルギーナ・ルカーチ(S)、
ゲルゲリー・ケッセリャク(指)ハンガリー国立歌劇場O

録音:2005年2月
いわずと知れたハンガリーが誇る世界的ソプラノ、ルカーチのベルベットにも例えられる美しい声を堪能できるオペラ・アリア集です。ご覧のように収録曲目も文句なし!声質の美しさはもちろんですが、強さ、弱さ、健気さを演じる豊かな表現力の幅にも圧倒されます。世界の頂点を目指すソプラノの魅力を凝縮したアルバムです。 (Ki)
HCD-32400
エレ:ピアノ作品集
ポロネーズ Op.132-1,Op.132-2,即興曲 Op.129-1,Op.129-2,バラード Op.121-1,Op.121-2,物語 Op.121-2,ゴンドラの夢 Op.121-3,協奏的間奏曲 Op.135-1,Op.135-2,舟歌 Op.141-1,Op.141-2,セレナード Op.56
イローナ・プルーニ(P)

録音:2005 年8月22−25日
ステファン・エレ(Stephen Heller)は、1813年にペストに生まれたユダヤ系ハンガリー人ヘレル・イシュトヴァーンです。12歳でウィーンに出てツェルニーやアントン・ハルムの弟子となり、1828年にデビューするや瞬く間に人気ピアニストになりました。数年間ドイツでシュテファン・ヘラーとして活躍した後、1838年、25歳の時にパリに移住、1888 年に亡くなるまでの半世紀を過ごしています。ショパンやリストとほぼ同世代の人ですが、ショパンほど情熱的ではなく、リストほど超絶技巧でもない、そのかわり彼らにない独特の温かみのある柔らかい味わいがあり、当時エレが大人気だったことが良くわかります。名手プルーニのピアノも万全。 (Ki)
HCD-32401
グリエール:弦楽四重奏曲第1番イ長調Op.2、
第2番ト短調Op.20
プルズシュQ[ヤーノシュ・ピルツ、エステル・レシュターク・べデー(Vn)、イシュトヴァーン・ラインチャーク(Va)コウサイ・H.マフディ・カッドゥリ(Vc)]

録音:2005年7月29日−8月5日フンガロトン・スタジオ
アレンスキーとタネーエフの弟子にしてプロコフィエフやパステルナークの師であったレインゴリト・グリエール (1875-1956)。彼の作品は美しいメロディが特徴で、ここに収められた2つの初期弦楽四重奏曲もロシア民謡のようなメロディが全篇にあふれています。また、彼の音楽はロシアの自然を描写したような絵画性も魅力です。 (Ki)
HCD-32402
フス:歌曲集
6 つの新しい歌 Op.6,
友情から愛への道 Op.24,歌曲集 Op.16,
夢 Op.21,歌曲集 Op.22,歌曲集 Op.23,他
マーリア・ザードリ(S)、
ティモシー・ベンチュ(T)、
アニコー・ホルヴァート(フォルテピアノ)

録音:2005 年10月4 −10日
ヤーノシュ・フス(1777−1819)は、ドイツ系ですが、ハンガリーで生まれハンガリーで没した作曲家。ウィーンにも度々滞在して、作品を出版しています。ここに収録されているのはいずれもドイツリート、楚々とした美しさが光ります。ハンガリーの誇る名古楽ソプラノ、マーリア・ザードリをメインに、フォルテピアノで伴奏するなど、こだわりの世界初録音です。 (Ki)
HCD-32403
ヴェイネル:ピアノ曲全集Vol.4
セレナード Op.3 〜作曲者による4手連弾版、
弦楽四重奏曲第1番変ホ長調 Op.4 〜作曲者による4手連弾版、
バレエ音楽「チョンゴルと悪魔」Op.10c 〜作曲者によるピアノ独奏版、
交響詩「トルディ」 Op.43c〜作曲者によるピアノ独奏版
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
ショルティの恩師でもあったハンガリーの作曲家レオー・ヴェイネル (1885-1960)。 レーベルによる彼のピアノ曲全集 も第4弾となりました。今回は自作編曲を集めています。「セレナード」と「弦楽四重奏曲第1番」は4手連弾、「チョンゴルと悪魔」 と「トルディ」は独奏用編曲ですが、ヴェイネルの編曲技法はまさに神業、どちらもまるでオリジナルのごとく自然なピアノ曲に仕立 て上げられています。連弾作品はカッシャイが一人多重録音を行なっています。 (Ki)
HCD-32405
マチアス・シェイベル(シャイバー)室内楽と歌曲集
古風なサラバンドとジーグ、詩人のために、
4 つのフランスの有名な歌、
4つのギリシア民謡、
ヴァイオリンとチェロのための室内ソナタ、
ヴァイオリンとピアノのための演奏会小品、
チェロとアコーディオンのための序奏とアレグロ、
ペテフィの歌
レスリー=ジェーン・ロジャース(S)、
アンドレア・メラート(Ms)、
ダーヴィド・フリューヴィルト(Vn)、
ペテル・サボ(Vc)、
ラスロ・エルニェイ(Accod)、ズザ・コラー(P)
12音技法からポピュラーな映画音楽まで多彩な技法を使いこなした作曲家マチアス・シャイバー(1905〜1960)の素晴らしい小品集です。ゲーテの詩や人類が残した最も美しいフレーズの一つとされるシェークスピアのソネット18番をテキストに採った歌曲集「詩人のために」や、ユーモラスな「4つのフランスの有名な歌」、珍しい編成の「序奏とアレグロ」など、確かに様々な技法が駆使されていても技法の使用自体を目的とした作品は皆無であり、そこにはかならず「歌」があります。作曲家としての絶頂期に南アフリカで交通事故に斃れさえしなければ、まだまだ素晴らしい作品を残してくれたことは間違いありません。  (Ki)
HDVD 32406(1DVD)
ディッタースドルフ:歌劇「ロッカ・アンティカの男爵」 タマーシュ・コーボル(T)、
ベアトリクス・フォドル(S)、
エディト・カーロリ(S)、ガーボル・ブレツ(Bs)、
パル・ネーメト(指)
サヴァリア・バロック(ピリオド楽器使用)
大変珍しい、ディッタースドルフ(1739-1799)のオペラ!ディッタースドルフは、確認されているだけで35のオペラを書いています。しかし上演、録音は極めて稀。この「ロッカ・アンティカの男爵」は、1776 年にヨハニスベルクで初演されたイタリア語のオペラブッファ。ディッタースドルフは当時ブレスラウ(現在のポーランドのヴロツワフ)の司教君主だった、シャフゴッチュ伯爵フィリップ・ゴットハルトに仕えており、1770年から76年の間に九つのオペラブッファを作曲していました。ディッタースドルフでは、後年ウィーンに戻ってからのドイツ語のオペラの方はいくつか復活しましたが、イタリア語のオペラ・ブッファはようやく陽の目を浴びてきたところ、この映像は貴重です。もちろんこれが世界初録音。ハンガリー古楽界の重鎮、ネーメトを中心とした充実の演奏です。なんと、かの皇妃エリーザベトもお気に入りだった、ハンガリーの名城ゲデーレー王宮での上演のライヴ。  (Ki)
HCD-32408
モーツァルト:3つのソナタ集K.Anh.166〜ヨハン・アンドレによる弦楽四重奏用編曲
弦楽四重奏曲ト長調Op.32-1(〜ピアノ三重奏曲ト長調KV.564)、弦楽四重奏曲ハ長調Op.32-2(〜4手のためのソナタハ長調KV.521)、弦楽四重奏曲ヘ長調Op.32-3(〜4手のためのソナタヘ長調KV.497)
ルイジ・トマジーニQ(ピリオド楽器使用)、
ラースロー・パウリク、
エルジェーベト・ラーツ(Vn)、
エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)
バラージュ・マーテー(Vc)

録音:2007年3月7−10日ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
プレイエル編曲(HCD.32343)につづいて、トマジーニ四重奏団がまたもやモーツァルト作品の編曲アルバムをリリース。ここで編曲を手掛けているのは、プレイエルとも親交があり、彼の作品の楽譜出版を任されていた有力な音楽出版者ヨハン・アンドレ(1741−1799)。作曲家としてのかれは、“アマチュアの独創的才人”ともいうべきかなりの腕前の持ち主であったと伝えられ、ここに聴く1793年に出版された3曲もパートの巧みな置き換えほかアレンジのセンスも冴えています。インマゼール率いるアニマ・エテルナにも参加するパウリクをはじめ、ピリオド一線の名手で構成されたアンサンブルの力もあり、モーツァルトのオリジナルを知らなくても、また聴き比べでは一段と楽しみも膨らみます。演奏にあたってはブダペストにあるフェレンツ・リスト音楽院のアーカイヴに所蔵されていた、初版楽譜を使用しています。  (Ki)
HCD-32410
メンデルスゾーン:4手&2台ピアノのための作品集
ソナタ ニ長調、ソナタ楽章 ト短調、「真夏の夜の夢」*〜序曲/スケルツォ/妖精の行進/まだら模様のお蛇さん/間奏曲/夜想曲/結婚行進曲/葬送行進曲/道化役者たちの踊り/終曲、アンダンテと変奏曲Op.83a*
デュオ・エグリ・ペルティシュ(P)

録音:1999年2月26&27日、2005年12月5、6、8、9 &11日*
ヴィルトゥオーゾとして知られたメンデルスゾーンですが、ピアノ・デュオ作品はごくわずかしか残していません。ここに収められたすべての曲は生前未出版。このたびアンダンテと変奏曲を除いてすべて初録音となれば、ファンには堪えられないところでしょう。聴きものはやはり代表作「真夏の夜の夢」の4 手版。持ち前の華麗なる技巧を駆使した目くるめく色彩感にはビックリ。メンデルスゾーンはシェイクスピアの原作にすっかり夢中になったため、こちらもオケ版と並行して書き進められたと考えられています。序曲の初演をともに行なった姉のファニー=ヘンゼルも“弟にとってとびきりのお気に入り”と触れています。さらにカップリングの2 台ピアノ用作品では、まず同名のピアノ独奏曲からの改作となる作品83a。第8 変奏でオリジナルにはない主題の回帰があり単なる編曲の域を超えて新たな魅力を加えています。若書き(10、11 歳くらい)の2 つのソナタも、先人モーツァルトとクレメンティをお手本としつつオリジナリティも盛り込まれていて、神童ぶりを存分に感じさせるものです。 (Ki)
HCD-32411
グノー:歌劇「ファウスト」ハイライト(ハンガリー語) 録シルヴィア・シャシュ(S マルゲリート),
ジェルジ・コロンディ(T ファウスト),
コロシュ・コヴァーチ(Bs メフィスト),ほか
エルヴィン・ルカーシュ(指),
ヤーノシュ・シャーンドル(指)
ハンガリー国立歌劇場O

録音:1973,78年
ハンガリーの名ソプラノ、シルヴィア・シャシュがグノーの「ファウスト」を録音していました!1973 年ということは、彼女がチャイコフスキー国際コンクールの声楽部門で1 位なしの第2 位になって注目を集めた直後。シャシュはまだ21か22歳! 普通なら音大生の年齢ですが、「宝石の歌」など驚異的な完成度の歌唱!1976 年に西側に登場してたちまち大センセーションを巻き起こしたのも当然というものです。ファウストを歌うジェルジ・コロンディは1936 年生まれ、ティート・スキーパにも学んだレッジェーロなテノール。コロシュ・コヴァーチは1940 年生まれのハンガリーを代表するバス・バリトン。この3 月に日本フィルの「青ひげ公の城」に出演し絶賛されたばかり。ハンガリー語の歌唱。オリジナルの抜粋に、1978 年録音のヤーノシュ・シャーンドル指揮によるバレエ音楽が加えられています。  (Ki)
HCD-32412
バクファルクの声〜ルネサンス名曲のリュート編曲集
バクファルク:1「ああ、いかに」、3 ファンタジア第8 番「深い悲しみに浸る私を見て」、5「バイアの木陰で昼寝をしている」、7「何が、ますます私に火を」、9「金のないのが何よりつらい」、11「愛ゆえに苦しみ」、16「あまりにも大きな悲しみが」、18「陽気な羊飼い」
セルミジ:2 シャンソン「ああ、いかに」、20 シャンソン「ああ、いかに」
アルカデルト:4「深い悲しみに浸る私を見て」、8「何が、ますます私に火を」、17「あまりにも大きな悲しみが」
ヴェルドロ:6「バイアの木陰で昼寝をしている」
ジョスカン・デプレ:10 シャンソン「金のないのが何よりつらい」
パティ:12 シャンソン「愛ゆえに苦しみ」
クレキヨン:13 キリエ(ミサ「愛ゆえに苦しみ」より)、19 シャンソン「陽気な羊飼い」
ムトン:14 サンクトゥス(ミサ「金のないのが何よりつらい」より)
クレメンス・ノン・パパ:15 アニュス・デイ(ミサ「ああ、いかに」より)
ヴォーチェス・エクァレス(声楽アンサンブル)、
イシュトヴァーン・ジェーリ(Lute)

録音:2005年6月2-4日ジャームベーク、アポル・ヴィルモシュ・カトリック教員養成大学礼拝堂、2006年7月17-19日トルダス、改革派教会
バーリント・バクファルク(1507-1576)は、ハンガリーのリュート奏者、作曲家。活躍当時、全ヨーロッパにその名が知られていた同時代最高のヴィルトゥオーゾ。ハンガリー国王ヤーノシュ・サポヤイの治下に活躍しましたが、国王の死後、宮廷が衰微したため、7年ほど、パリでトゥルノン伯の庇護を受け、その後、ポーランド宮廷に長らく仕えました。17 年にわたったポーランド時代は拘束が緩く、独仏伊を旅し、名声を高めました。その後、故郷トランシルヴァニアのヤーノシュ・ジグモント・サーポヤイ王子に3 年仕えた後、パドバで5年ほど活躍しましたが、ペストに罹り世を去りました。この録音では、リュート編曲と原曲を、ほぼ交互に収録し、高度な技能に裏打ちされたバクファルクの作品の持つ、原曲とはまた違った味わい深さを堪能させてくれます。 (Ki)
HCD-32413
ミヒャエル・ハイドン:ノットゥルノ集
ハ長調MH.187, P.108 / ヘ長調MH.185, P.106 / ト長調MH.189, P.109
サヴァリア・バロック・オーケストラ(ピリオド楽器使用)、
パール・ネーメト(芸術監督)

録音:2006年1月14-17日フンガロトン・スタジオ
おもに教会音楽の作曲家として名高いミヒャエル・ハイドン。彼が仕えたザルツブルク大司教の命で宮廷行事用に娯楽的な性格の作 品もまた数多く残しています。ここに収められているノットゥルノもそうしたもののひとつ。ひとくちにノットゥルノといっても3曲 の形態はさまざまで通奏低音のほかに、2つのヴィオラを伴う弦楽五重奏によるハ長調、2つのヴィオラを伴う弦楽四重奏によるト長 調、のこりのヘ長調が2本のホルンと弦楽四重奏のためにという具合。聴きどころはそれぞれ中間2楽章に置かれたアダージョとメヌ エットで、明るくのびやかな空気がえもいわれぬ魅力を放っています。ネーメトらによる演奏は、交響曲集の録音などでの豊富な経験 が活かされたもの。 (Ki)
HCD-32414
モーツァルト:大五重奏曲(原曲:セレナード変ロ長調K.361「グラン・パルティータ」〜C.F.G.シュヴェンケによる編曲)、
弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516(C.D.シュテグマンによるフォルテピアノ4手編曲版)*
マルコム・ビルソン(フォルテピアノ)、
アビゲイル・グレアム(Ob)、
モーニカ・トート(Vn)、
ラースロー・モーレー(Va)、
チッラ・ヴァーリ(Vc)、
ツヴィ・メニケル(フォルテピアノ)*

録音:2005 年11 月7 − 9 日、2006 年1 月31 日− 2 月1 日フンガロトン・スタジオ
奏者の数が13から5へとコンパクトになった「グラン・パルティータ」。編曲はモーツァルトの友人のクラリネット奏者アントン・シュタードラーのそのまた友人で、C.P.E. バッハのあとハンブルクのカントルを務めたシュヴェンケ(1767 − 1822)。基本は原曲に忠実でも、第4 楽章のメヌエットでは自筆譜にはない第3 のトリオが含まれていたりする仕掛けもあってビックリ。ただ、この追加には不自然さがなく「ひょっとしてオリジナルを書いた後に、モーツァルトが作曲したのではないか」とビルソンも推理するほど。そして、ビルソンがどうしても弾きたくて過去に自ら四手用に編曲し演奏もしたというK.516。あえてここでは同時代のシュテグマン(1721 − 1826)による版を採用しています。彼は1789 年に独語で初めてドン・ジョヴァンニを歌ったバリトン歌手で作曲家、鍵盤奏者。後年につれて作曲とモーツァルトやベートーヴェン、グルックの編曲を数多く手がけたことで知られます。そもそも編曲作品はもとが傑作でないとちっともサマにならないところですが、その点今回はバッチリ!第一人者ビルソン、その直弟子メニケルほかピリオド演奏に通じた名手たちの演奏が楽しさいっぱいで、お祭りムードを大いに盛り上げる素敵なアルバムに仕上がっています。 (Ki)
HCD-32419(2CD)
ファルカシュ:歌劇「魔法の箪笥」
歌曲集〜マレーシアの白日夢、3 つの歌、
ユージェーヌ・ギルヴィックの詩による歌曲集、
アルプバッハ讃、忘れられた調べ、
トランシルヴァニアの詩人の詩による5 つの歌曲、
カレンダー
マルギット・ラーズロー(S スレイカ),
アルフォンツ・バルタ(T ハッサン),
ヨーゼフ・デン(Br カーディ),
ジェルジ・ラドナイ(Br ヴィツィエル),
ヨーゼフ・グレゴール(Bs ムフティ),ほか、
ヴィクトル・ヴァシ(指)ハンガリー放送O&cho
20世紀ハンガリーを代表する作曲家の一人、フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000)の出世作となったのが、このオペラ「魔法の箪笥」。千一夜物語を元にした愉快な物語で、1942 年にハンガリー国立歌劇場で初演されました。夫が不当に逮捕されて嘆いている、若く美しいスライカに、カーディ、ムフティ、ヴィツィエルといった男たちが、助けの手を差し伸べる代わりに彼女の愛を見返りに求めます。そこで彼女は、夜になって一人一人男たちを彼女の家に呼んで、一人ずつ箪笥の中に閉じ込め、赦免の書類を持って彼女は夫を救う、というお話。ハンガリーではかなり人気のあるオペラです。その他ファルカーシュの歌曲を収録。「忘れられた調べ」と「トランシルヴァニアの詩人の詩による5 つの歌曲」だけステレオ、他はモノラル。 (Ki)

HDVD-32421(DVD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲) ミクローシュ・ペレーニ(Vc)

収録:1996年ハンガリー放送12Ki)
これはもう心が騒がない方はいないはず!ファンには伝説と化した一回目の全集録音(81年)からおよそ20 年。一作ごとに大きな話題を提供しているペレーニの新作は、なんと、なんと「バッハの無伴奏」!しかもDVD での登場です。バッハの無伴奏は、チェリストなら幾度となく挑まずにはいられない決して辿り着けない永遠の高み。そのためか旧作のCD はペレーニ自身が決して首を縦に振らなかったため、一番大事な曲目がディスコグラフィから空白という状態が続いていました。そのような中で、1996年にペレーニが無伴奏全曲をTV 放送用に収録した映像があるという知らせが から届いたのが5年前。以来、代理店と とがともに、粘り強い交渉の末にペレーニを口説き落としてようやくリリースが実現しました!演奏内容は、他ならぬペレーニがリリースに同意したということだけで、もはや何の説明も要らないでしょう。 (Ki)
HCD-32422
ランツェッティ:チェロのための気楽で優雅な趣味による6 つの独奏曲(ソナタ)集[全曲] バラージ・マーテー(バロックVc)、
デーネシュ・カラッソン(バロックVc)、
イゴル・ダヴィドヴィチ(バロックG、テオルボ、アーチLute)、
ジェレミー・ヨゼフ(Cemb,Org)

録音:2005年9月7-9、12-13日トルダシュ、ルター派教会
ナポリに生まれトリノで没したサルヴァトーレ・ランツェッティ(1710-1780)は、ボッケリーニの一世代前にあたり、先駆けて 初めてチェロの黄金時代を築いたヴィルトゥオーゾで作曲家。生地の音楽院で学び、1723年以前はルッカの宮廷音楽家を務め、1727年以降はおそらく亡くなるまでの間ずっと、トリノでサルデーニャ王室に仕えました。そのかたわらシチリア、パリ、フランクフルトと 幅広く演奏旅行を行なっています。バーニーら当時の著名な音楽評論家たちもその演奏を絶賛し、作曲家として36以上のチェロ・ソ ナタ、チェロを伴う室内楽を残しています。 ここに収められたソナタは、演奏者のマーテーが指摘するように、ある意味、超絶技巧と創意よりはむしろタイトルが示すとおり、まずロココ調の軽快さと優雅さを狙った内容となっています。さらにマーテーは続けています“この作品の最大の利点はちょうどこうし たギャラントの音楽語法と新古典主義的な抑制で、それによって間違いなくこの作品には1760年あたりに登場した最大の出来事である風貌が与えられている” サヴァール、ミンコフスキほかのバロック・オケでソリストを務めるマーテーは1965年生まれ。自らはコンチェルト・アルモニコ、ト リオ・クリストフォリ、トマジーニ・カルテットの設立メンバーでもあり、古楽アンサンブル、アウラ・ムジカーレの芸術監督として 活動を続ける第一人者。 (Ki)
HCD-32424
ヴェイネル:管弦楽作品集
ディヴェルティメント第3番Op.25(1949)、第4番Op.38(1951)、第5番Op.39(1951)、ハンガリー民謡による変奏曲Op.30(1949)、セレナード ヘ短調Op.3(1906)、謝肉祭Op.5(1907)
ラスロー・コヴァーチ(指)
ミシュコルツ北部ハンガリーSO

録音:2005年10月23-27日
「指揮者ショルティのピアノの先生」ヴェイネルは、コダーイやバルトークと同時代のハンガリーを代表する作曲家・音楽教師。その作風は革新的な同輩に対して、民俗音楽をベースにしながらあくまでベートーヴェンやブラームスといった古典・ロマン派の流れを汲んでいるのが特徴です。登竜門エルケル賞の栄誉を受けた出世作で最初の管弦楽作品「セレナード」、小管弦楽のためのユモレスクと題された謝肉祭、第3番、第5番がともに‘ハンガリーの印象’という副題を持つディヴェルティメント。これらの代表的な作品をポイントよくまとめたアルバムはヴェイネル入門編としてうってつけの内容で、新録で聴けるのも嬉しいところ。 (Ki)
HCD-32425
フランク:歌曲集
回想/愛する/天使と子供/行列/もしそれが美しい芝生なら/こわれた甕/夕べの鐘/ばらの結婚/リート/ニノン/夜想曲/日ごとに過ぎてゆけ/ロビン・グレイ/ばらと蝶/ベンガドールのエミール/シルフ(空気の精)*
ガブリエッラ・レータイ・キシュ(S)、
アドリエンヌ・ハウザー(P)、
ティボル・ボガーニ(Vc)*

録音:2005年12月
ヴァイオリン・ソナタや交響曲ニ短調が傑作として名高いフランク。その珍しい歌曲に光をあてるアルバムが登場します。逡巡するかのように複雑で重厚な交響作品や室内楽曲とは対照的に、文豪ユーゴー、シャトーブリアンらの詩作にもとづく歌曲は美しくも至ってシンプルで異彩を放っています。ハンガリー勢による演奏はそれぞれスコット、ハマリに学んだソプラノと、コチシュ、クルターグに師事したピアノという顔合わせ。すべてフランス語による歌唱。 (Ki)
HCD-32426
デンツァ:サロン音楽集〜歌曲、二重唱曲集
あなたの声、偶像に、あこがれ、わかってくれていたら!、金の星、彼のこと好きみたい、理想の光!、オンリー・ユー、五月の朝、肖像に寄す、さようなら!、もはやあなたは私を愛してはいない!、ジュリア!他全22 曲
アンドレア・メラート(Ms)、
レオナルド・デ・リジ(T)、
ピエールルイジ・ルッジェーロ(Vc)、
グイド・ガルテリオ(P)
「フニクリフニクラ」の作曲者、ルイージ・デンツァ(1846-1922)によるサロン音楽集。フニクリフニクラはヴェスヴィオス火山鉄道が開通した年(1880)に作曲され、デンツァの名はナポリを中心に一気に広まりました。 しかしデンツァはナポリ・ソングばかりを書いていたわけではありません。ここに収められている麗しいサロン音楽を多く残し、イタリア・ リコルディ社のトップ作曲家的存在でした。また、作曲家としてのみならず、歌手として、そして音楽教師としても活躍していました。ト スティと比較してもひけをとらないくらいにいわゆる「大物」だったのです。4曲目の「わかってくれていたら!」は、今をときめくヴァ イオリニスト、ローラン・コルシアのアルバム「ドゥーブル・ジュー(KDC 5018)」にも収められています。コルシアのアルバムでは、歌 唱はフランス語、しかも歌手はロック歌手であやしげな魅力に溢れていますが、ここではチェロ、ピアノとイタリア語歌唱のテノールによ る演奏で極めてノーブルかつノーマル。  (Ki)
HCD-32429
シルヴィア・シャシュ/アリア集
ワーグナー:「タンホイザー」、「さまよえるオランダ人」、「トリスタンとイゾルデ」よりアリア/ヴェーゼンドンク歌曲集、
R・シュトラウス:オーケストラつき歌曲集〜東方の聖なる三博士/春の祝祭/冬の霊感/愛の賛歌/森の喜び/憩え、私の魂/あすの朝
シルヴィア・シャシュ(S)、
ヤーノシュ・ボウス(Vn)、
アンドラーシュ・コロディ、
ヤーノシュ・コヴァーチュ(指)
ハンガリー国立O、国立歌劇場女声cho
ブタペスト出身のベテランソプラノ、シャシュによるアリア集。ヨーロッパ各地の劇場で、ワーグナーからプッチーニまで、実に幅広い 役柄で活躍し高い評価を受けているだけに、どれも極めて安定した歌唱。ヴェーゼンドンク歌曲集は、ワーグナーと愛人マティルデによる 愛の結晶のようなもので、ワーグナーのうねるような官能和声、深い旋律など、すべてが凝縮された作品です。シャシュの安定した歌唱は 実に見事です。 (Ki)
HCD-32437
バルトーク:ハンガリー農民の歌にもとづく即興曲、
アレグロ・バルバロ、
ブルガリアのリズムによる6つの舞曲、
リスト:婚礼、葬送、森のざわめき、
メフィスト・ワルツ、ハンガリー狂詩曲第6番
タマシュ・エルディ(P)
ハンガリー出身の盲目のピアニスト、エルディ(1979 年生まれ)による第3 弾は、自国のリストとバルトークを弾いた注目の内容。アルバムに“マイ・フェイヴァリット・リスト&バルトーク”と題されているとおり、当然ながら暗譜のためすっかりレパートリーを自分のものとしているのは驚くべきばかり。 (Ki)
HCD-32438
ジューラ・ピンター:エキデとモニーチ、
カメレオン・ファンタジア、不平の多い天使、
薔薇の炎の鐘、魔術師たちの夜、
もし東方が輝いているなら、夜明けの練習曲
ジューラ・ピンター(P、Kyd))、
ゲルゲリー・マートゥス(Fl)、スザンナ・スコッフ(S) 
ベーラ・サライ(Sax) 他

録音:1997年〜 2004年
アルテュール・ランボーの詩を題材としながらも抽象的な味わいが印象的な表題作のほか、アコースティック楽器と電子楽器のコラボによる典型的な20世紀後半様式の現代音楽と言うべき内容です。ジャズ風味の作品、楽器と声楽をコラージュ化して用いた作品など曲趣はさまざまですが、いずれも無機的響きから不思議な情感が仄かに漂ってくるようなところがピンター(1954〜)の魅力といえそうです。 (Ki)
HDVD-32440(DVD)
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」 デレク・リー・レイギン(CTオルフェオ)、
アドリエンネ・チェンゲリ(Sエウリディーチェ)、
アンナ・パーンティ(Sアモーレ)、
ジェルジ・ヴァシェジ(指)
コンチェルト・アルモニコ、
ブダペスト・トムキンス・ヴォーカル・アンサンブル

収録:1991年4月,ブダペスト
グルックの傑作「オルフェオとエウリディーチェ」の映像が登場。1991年4月にブダペスト室内歌劇場が上演した折りに収録されたもの。オルフェオ役は、当時のトップ・カウンターテナー、リー・レイギン。エウリディーチェ役は、ブダペスト歌劇場のプリマドンナ、チェンゲリ。初演当時を思わせる衣装と、ウィーン高等音楽院教授エヴァ・カンピアヌによる18世紀のスタイルの舞踊など、復古を主眼に置いた舞台も見ものです。 (Ki)
HDVD-32441(DVD)
ハイドン:カプリッチョ ト長調Hob. XVII:1、
ソナタ ホ短調Hob. XVI:34、
ファンタジア ハ長調Hob. XVII: 4、
ソナタ ハ短調Hob. XVI:20、
変奏曲ヘ短調Hob. XVII:6、
ソナタ 変ホ長調Hob. XVI:52、
シフによる「ヨーゼフ・ハイドンとエステルハージ家」解説映像つき
アンドラーシュ・シフ(P)

収録:2005年9月21日フェルテード、エステルハージ城(ライヴ)、解説映像:フンガロトン・スタジオ
ここ数年で急速に円熟味を深め、大家の道を着実に歩むシフがこのたび取り上げたのはハイドン。有名な「ヘ短調変奏曲」のほか、短調作品の比率が急激に高まる、いわゆる疾風怒濤期の代表作とされるハ短調ソナタに、その発展型としてのホ短調ソナタなどいずれ劣らず洗練された美に浸ることが出来ます。活き活きとした演奏のためにライヴにこだわり、じっくりと吟味したアルバム制作を続けるシフ。ハイドンからこれだけ多くの表情を引き出し、アルバム一枚を聴かせてしまうとはさすがというほかありません。 (Ki)
HCD-32442
クリスチャン・パルマー(1811-1875):ピアノ三重奏曲集
第2番イ長調 / 第3番ヘ長調 / 第5番ハ長調 / 第1番変ホ長調
ハンガリー・ピアノ・トリオ[ヨージェフ・モドリアーン(Vn)、イルディコー・ラーディ(Vc)、ガブリエッラ・セントぺーテリ(P)]

録音:2006年6月26日−7月1日フンガロトン・スタジオ
産業革命以後、19世紀の中産階級にとって、家庭で楽しむことを目的に作曲し演奏する行為は日常的なものとなりました。チュービ ンゲン大学の神学教授で、作曲家、音楽ライター、また音楽教育と普及に情熱を傾けていたパルマーが書いたピアノ・トリオもまさし く家族のために書いたもの。終始くつろいだムードで家庭用とはいいながら、その実バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェ ンといった、まぎれもなくドイツ音楽の伝統との関わりを示しています。演奏するのは、メンバー全員がフェレンツ・リスト音楽院の 卒業生で1989年に結成されたアンサンブル。 (Ki)
HCD-32444
マスネ:舞踏会の情景 Op.17(全7曲)、過ぎし年(全12曲)、フランク:前奏曲,フーガと変奏 Op.18 〜2台ピアノ版、イギリス国歌による二重奏曲第1番 Op.4 デュオ・エグリ&ペルティス[モニカ・エグリ、アッティラ・ペルティス(ピアノ・デュオ)]

録音:2006年4月5-8日フンガロトン・スタジオ
19世紀には量産されたというプレイエル社のダブル・グランドピアノ。2台のピアノが対面で合体した形になっています。2度の大戦で大半が焼失し、現存数が極めて少ないこの楽器による演奏で評判となっているデュオ・エグリ&ペルティス。ハンガリーの実力 派おしどり夫婦デュオです。今回はマスネとフランクの珍品という嬉しい内容。マスネはオペラ作曲家として知られていますが、ピア ノも巧く、非常に効果的な作品を残しています。「舞踏会の情景」、春夏秋冬から成る「過ぎし年」ともに4手連弾曲で、マスネならで はの旋律美と華やかな雰囲気に満ちたおしゃれな世界が広がります。フランクの「前奏曲、フーガと変奏」はオルガンが原曲ですが、 フランク自身の2台ピアノ版による演奏。マスネやフランクの時代のプレイエル・ピアノの響きが、当時の華やかな情景を髣髴させて くれます。 (Ki)
HCD-32445
グリーグ:ノルウェー舞曲集Op.35、
2つの交響的小品Op.14、
2つのノルウェーの旋律Op.63、
通りゆく婚礼の行列Op.19-2、
ワルツ・カプリスOp.37、
古いノルウェーのロマンスと変奏Op.51
デュオ・エグリ&ペルティス[モニカ・エグリ、アッティラ・ペルティス(ピアノ・デュオ)]

録音:2006年4月21〜28日フンガロトン・スタジオ
2台のピアノが対面で合体した形に特徴があるプレイエル社のダブル・グランドピアノ。現存数が極めて少ないこの楽器による演奏 で評判となっているデュオ・エグリ&ペルティス。最新アルバムはアニヴァーサリーにふさわしくグリーグの作品集。自身すぐれたピ アニストでもあり、また全10巻からなる抒情小曲集に代表される数多くの作品が物語るように、ピアノ曲は歌曲と並んでつねに創作 の中心にありましたが、デュオ作品ともなると貴重。グリーグのほとんど全作品を録音しているBIS にさえないほど。のちに管弦楽編 曲されてポピュラーになったOp.35、交響曲ハ短調の中間2 楽章の編曲版であるOp.14 など大半が網羅された当アルバム、これまであ りそうでなかっただけにたいへん価値あるリリースといえます。 (Ki)
HDVD-32446(DVD)
ドホナーニ:交響的ヴァルス、
メンデルスゾーン
(作曲者編):無言歌〜春の歌/ヴェネツィアの舟歌/朝の歌/出発、
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲、
プレイエル:二重奏曲 変ロ長調、
サン・サーンス
:ベートーヴェンの主題による変奏曲、
ドビュッシー:リンダラハ、
チェイシンズ
:「美しき青きドナウ」によるパラフレーズ、
グリーグ
:ノルウェー舞曲第2番、
ブラームス
:ワルツ変イ長調、
 ハンガリー舞曲第6番変ニ長調
デュオ・エグリ&ペルティス(P)
普通2台ピアノのコンサートでは奏者が向かい合うように楽器を配置しますが、その形状で最初から作られたキテレツなピアノが存在しました。それもフランスのブランド、プレイエル社特製で、19世紀に50台ほど作られたという珍品中の珍品。この楽器を用いて名物になっているハンガリーのおしどり夫婦デュオ、エグリ&ペルティス。彼らのCDはフンガロトン・レーベルに数枚ありますが、誰しも見てみたかった映像がついに登場します。ブラームスやサン=サーンスの定番作品から、シュルツ=エヴレルの超絶的な「美しき青きドナウによる演奏会用アラベスク」をアブラム・チェイシンズが2台用に再編曲したものまで盛りだくさん。記録的な価値ももちろん、ピアノ・デュオならではの華やかな楽しみもたっぷりです。 (Ki)
HCD-32448
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番、
コンチェルト・ロンド ニ長調K.382、
ピアノ協奏曲第23番
タマシュ・エルディ(P)、
タマシュ・ヴァーシャリ(指)ブダペスト室内SO
盲目のピアニストが奏でる感覚美と抒情の極致。1979年生まれとまだ若いエルディですが、その生み出す響きは感覚美の極致ともいえるほど。極限まで高められた聴覚が幼くして視力を失いながらも音楽の才能に恵まれ、ヨーロッパ、アメリカを中心にすでに24 カ国でコンサートを行っています。ヴァーシャリ指揮ブダペスト室内響のきびきびとした音楽運びにのって、透徹したモーツァルトの世界を構築しています。 (Ki)
HCD-32451
ヨハン・クリストフ・ペーツェル(1639-1694):5 声部の金管音楽(1685)、
ゴットフリート・ライヒェ
(1667-1734):24 の新しいカルテット集(1696)
エヴァルド金管五重奏団

録音:2007年1月4-6日フンガロトン・スタジオ
町音楽師(Stadtpfeifer は直訳すると、町の笛吹き)は、市民生活のいろいろな機会で音楽を提供するのがその務めでした。結婚式で、教会で、地元の祝祭日に演奏したり、さらには一日に二回、町の塔から時を告げる音楽(タワー・ソナタ、タワー・ミュージック)も重要な仕事でした。コルネット、トランペット、トロンボーンなど、4あるいは5つの金管楽器で演奏されました。ここに収められた音楽はまさにそうしたもの。ペーツェルとライヒェは、だいたい17世紀から18世紀ごろの間に、ライプツィヒで町音楽師の地位にあった音楽家たち。とくに、ここに聴く色彩豊かなファンファーレを書いたライヒェは、ライプツィヒに着任して以降のJ.S.バッハのカンタータにおける超絶トランペット・パートは、その腕前を見込んで書かれたといわれるほどの名手でした。 (Ki)
HCD-32452
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集Vol.10
フバイ:チャールダーシュの情景第9番、
パンナ・ツィンカの調べOp.65、
3 つの小品Op.10、物語Op.15-1、
5月の歌Op.15-2、
チャールダーシュの情景第10番、
サラトナの回想録Op.69、
ヴュータン(フバイ編):カンティレーナ、
2つのマズルカOp.45、3つの小品Op.58、
チャールダーシュの情景第11番、
柳の枯れた枝Op.82
フェレンツ・セチェーディ(Vn)、
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
ハンガリーのヴィルトゥオーゾ、フバイのヴァイオリン曲に光をあてるシリーズの第10集。彼の名を世界中に知らしめた代表作 「チャールダーシュの情景」からの3 曲ほか、親交のあったヴュータンの編曲作品など今回もヴァイオリン好きには見逃せない内容と なっています。第9番の副題にある、パンナ・ツィンカとはロマ楽団のスタイルを創始したと伝えられる、ハンガリー・ロマの女流ヴァ イオリニストの名前。 (Ki)
HCD-32453
シュターミッツ:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集Vol.2
二重奏曲ハ長調Op.10-1/イ長調Op.10-2
ハ長調、6つの二重奏曲(ディヴェルティメント)Op.34 第1番イ長調 / 第2番ニ長調 / 第3番ニ長調 /第4番ハ長調 /第5番変ホ長調 /第6番ト長調
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)、
ぺーテル・バールショニ(Va)

録音:2006年5月29日− 6月1日フンガロトン・スタジオ
いわゆるマンハイム楽派の第2世代を代表するカール・シュターミッツ(1745-1801)は多作家として知られますが、有名なのはおもに管弦楽作品。室内楽曲のアルバムはたいへん珍しく、ヴァイオリニストでヴィオラ奏者でもあった彼の本領がうかがえるアルバム第2弾は、Op.18を収めた第1集(HCD.32282)に次いでこのたびも世界初録音。1773年パリで出版され、豊かな旋律と器楽作品に通じたテクスチュアが光るOp.10の2曲ほか、ロンドンで1785 年に出版されたOp.34の6 つのディヴェルティメントなどを収めています。 (Ki)
HCD-32454
リチャード・ジョーンズ(?− 1744):ハープシコードのための組曲集
第1組曲ニ短調 / 第3組曲変ロ長調
第5組曲ロ短調
ユディト・ぺーテリ(ハープシコード;パリ1980 年ウィリアム・ダウド製作、フレミッシュ・モデルによる)

録音:2006年6月17−22日フンガロトン・スタジオ
リチャード・ジョーンズは18 世紀英国の作曲家、ヴァイオリニスト。といっても、かれについて唯一の確かなことといえば1730 年 にドゥルリー・レーン劇場のオーケストラのコンサートマスターに就任したということくらいです。かれが出版した3 つの曲集のひと つ、鍵盤楽器のための組曲またはレッスン曲集(1732)は、全部で6 つ。この組曲は最初の5つまでがどれもみな6 〜8楽章からなり、 前奏曲で開始されたあと、サラバンド、ブーレ、クーラントといった舞曲が続きます。すぐれたヴァイオリニストであった彼のヴァイ オリン曲でもみられた斬新な技法はそのまま鍵盤曲にもあてはまります。快活なリズム、鮮烈な和声、奇抜な跳躍といった特徴のほか、 ソロとトゥッティを鮮やかに対比させる書法は、コレッリやヴィヴァルディのコンチェルト・グロッソの編曲を聴いているかのようで す。世界初録音。 (Ki)
HCD-32455
ヨハン・フリードリヒ・ルーエ(1699-1776):ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ ハ長調*、
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ イ短調*、
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェロのための組曲ニ長調、
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ト長調*、
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ短調*
シャーンドル・サースヴァーロシ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、コウサイ・H. マフディ・カッドゥリ(バロックVc)
アンゲリカ・チズマディア(ハープシコード)*

録音:2006年6月6−11日フンガロトン・スタジオ
1733 年から1776 年の間マグデブルク大聖堂のカペルマイスターという要職にありながら、死後はすっかり音楽史から消え去ってしまっ たルーエ。おそらく1740年から1750年の間に書かれたと考えられるガンバのための作品の数々はとても優雅。これはチューリンゲンのアー カイヴのグライツ・コレクションにかろうじて残存していた、ごくわずかにしか知られていないルーエの貴重な録音となります。 (Ki)
HCD-32456
バスのためのカンタータ集
A・スカルラッティ:「恐怖の絵姿」、
「美しき顔に輝いていたのは」、「西風が」、
「その思いがわたしを苦しめる」、
「ブルトゥスの心、何を決意する」、
「恩知らずの暴君よ、わたしはどうすればいいのだ」、
「希望と不安の間で」
パル・ネーメト(指)、
ペーテル・フリード(Bs)、
サヴァリア・バロックO
スカルラッティがバスのために書いたカンタータ集を、ネーメト率いるベテラン演奏陣が丁寧に仕上げています。 (Ki)
HCD-32459
「ハンガリー万歳!ハンガリー人よ、とこしえに!」
フェレンツ・エルケル:祝典序曲、
ヨージェフ・ミュラー:コッシュート・マーチ、
ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンドOp.9 〜 Va と管弦楽のための*、
J・シュトラウス
:ポルカ「ハンガリー万歳!」、
エルケル
:歌劇「フニャディ・ラースロー」〜パロターシュの踊り、
ドリーブ:「コッペリア」〜チャールダーシュ、
スッペ
:喜歌劇「軽騎兵」序曲、
ヤカブ・パツェラー
:ヘルクレシュフュルデーの思い出、
ツィーラー
:ポルカ「ペストへようこそ」、
べーラ・ケーレル
:演奏会用序曲「ハンガリーの喜劇」Op.108、
ランナー
:ぺシュト・ワルツ、
ベルリオーズ
:ハンガリー行進曲
ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O、
ラースロー・バールショニ(Va)*

録音:1977&1979年ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
その名も「ハンガリー万歳!」と題されたアルバム。ハンガリーゆかりの作曲家または作品を、往年の巨匠フェレンチクの指揮によるオケで聴くというハンガリーづくしの内容です。コッシュートは民族の年1849年に決起した国民的英雄。現ルーマニアのヘルクレシュフュルデーはトランシルヴァニアとの南境沿いに位置し、19世紀末は保養地として知られた場所。 (Ki)
HCD-32461
エルジェーベト・コムロッシ〜アリア集
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」、
ヴェルディ
:「仮面舞踏会」、「イル・トロヴァトーレ」、「アイーダ」、エルケル:バーンク・バーン、
サン=サーンス
:サムソンとダリラ、
ワーグナー
:ラインの黄金、
ムソルグスキー:ホヴァンシチナ、
ビゼー:カルメン、よりノアリアと場面
エルジェーベト・コムロッシ(Ms)、
ヤーノシュ・フェレンチク(指)、
エルヴィン・ルカーチ(指)
ハンガリー国立歌劇場O&cho

録音:1967、1968年(ステレオ)
ハンガリーが誇る往年のメッツォ、コムロッシのアリアと重唱集。
HCD-32462
エマヌエル・モール(1863−1931):チェロ・ソナタ集
第1番ハ短調Op.22/第2番イ短調Op.53/第3番イ短調Op.76
ペーテル・サボー(Vc)、
アドリエンネ・クラウス(P)

録音:2007年1月29日−2月2日ハンガリー、フンガロトン・スタジオ
かのリリー・レーマンが欧米で演奏旅行する際に、伴奏者、ピアニスト、指揮者として同行したのがモール。作曲家としては8つの交響曲、3つのピアノ協奏曲、4つのヴァイオリン協奏曲のほかオペラもいくつか書くほど、かなりの多作家でもありました。彼はまたカザルスのお気に入りで、才能を高く買っていた師をはじめ、クライスラー、イザイ、フレッシュらからも作曲を依頼されています。その‘カザルスの楽器’のために書かれたソナタは、急−緩−急の3楽章形式、ロマン派の様式、ピアノ・パートに比重を置くところが共通していて、すべて世界初録音。名手アルフレート・ピアッティに捧げられた第1番は、アダージョがブラームスの間奏曲のねっとりした世界観を思わせるもの。これも名手ルートヴィヒ・ルベルに献呈された第2番は、作品番号がかぶる、未出版の同じ調性による交響曲と主題、着想が同じだと考えられています。正式には“ピアノとチェロのためのソナタ”というタイトルをもち、ピアノが主役となっている第3番は、カザルスの一番弟子でマネージャーとなる、チャールズ・キースゲンに捧げられています。リスト音楽院でクルターグ、ラドシュに同じく師事したデュオによる息の合った演奏でどうぞ。  (Ki)
HCD-32463
ヨーゼフ・シマーンディ〜アリア集
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」、
ワーグナー
:「ローエングリーン」、
エルケル
:「バーンク・バーン」、
ヴェルディ
:「アイーダ」、
チャイコフスキー
:「エウゲニ・オネーギン」、
マスカーニ
:「カヴァレリア・ルスティカーナ」、
レオンカヴァッロ
:「道化師」、
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」、からのアリア,場面
ヨーゼフ・シマーンディ(T)
ミクローシュ・ルカーチ(指),
ヴィルモシュ・コモル(指),
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指),
ハンガリー国立歌劇場O、他

録音:1954-1964年
ハンガリーの往年の名テノール、ヨーゼフ・シマーンディのアリア,重唱集。モリナーリ=プラデッリが伴奏をしている、「アイーダ」の二重唱を除き、全てハンガリー語での歌唱。 (Ki)
HCD-32465
ジャン=グザヴィエ・ルフェーヴル(1763-1829):クラリネット・ソナタ集
〜第1番変ロ長調/第2番ト短調/第3番ヘ長調/第4番変ホ長調/第5番ハ短調/クラリネット二重奏曲〜ヘ長調*/変イ長調*
チャバ・クレニャーン(Cl)
ホリア・ドゥミトラヘ(Cl)*
ペーテル・キッシュ(P)
HCD32466
フーゴー・ヴォルフ:ピアノ曲集
ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」によるパラフレーズ、
ワーグナーの「ワルキューレ」によるパラフレーズ、
変奏曲Op.2、フモレスケ、
幼年時代より(1878)
エメシェ・ヴィラーク(P)
リートの世界に名作を残したフーゴー・ヴォルフ。歌曲伴奏部の念入りかつ雄弁なピアノ書法を考えれば、おのずとピアノ独奏曲にも興味が行きますが、何故かほとんど音源が存在していませんでした。その待望のアルバムが登場です。ヴォルフは多数のピアノ曲を手掛けはしたものの、途中で熱が冷めてしまう気質ゆえか、大半が未完で、演奏可能なものはここに収められた位しかありません。しかも音楽の勉強を始めた15歳から20歳までの初期作品のみ。なかでもワーグナーのオペラの主題に基づくパラフレーズは、熱烈なワグネリアンだったヴォルフの思いが込められた力作。「ワルキューレ」によるパラフレーズは演奏時間27分の大作で、おなじみの動機が次々と現れます。ハンガリーの名伴奏者ヴィラークの説得力に満ちたピアノが魅力です。  (Ki)
HCD-32467
ハンガリーのハープ協奏曲
ドホナーニ:コンチェルティーノ Op.45、
バラッシャ
:幻想曲 Op.76、
ファルカシュ
:コンチェルティーノ、
ヒダシュ
:ハープ協奏曲
メリンダ・フェッレタール(Hp)、
ベーラ・ドラホシュ(指)ハンガリーSO
20 世紀のハンガリー人作曲家による魅力的なハープ協奏曲集。美しい旋律に満ちながらも恐ろしく難しいドホナーニ晩年の作品をはじめ、ツィンバロン的民俗色よりウィーン風の優雅な響きを楽しめます。ハンガリーの若手女流フェッレタールの上品極まりない演奏が癒してくれます。 (Ki)
HCD-32468
ショパン:19のワルツ集、3つのエコセーズ アレックス・シラシ(P) 
※プレイエル・同時代ピアノ使用

録音:2006年9月ハンガリー、ディオーシュド、フェニックス・スタジオ
生誕200周年記念にあたる2010 年に向けて、フンガロトンによるショパン全集プロジェクトがスタート。その第1弾はプレイ エル製作の同時代楽器を使用したワルツ集。ちょうどショパンの生きた19世紀初めは、中産階級が台頭してピアノがポピュラー な楽器となりつつあった時期。そのおかげで空前の規模で作品も生み出され、飛躍的に楽器の需要も拡大しましたが、当時エラー ルとならぶ代表的なピアノ製作工房がプレイエル。やわらかい音色にほかにはない魅力があります。 1968年イタリアのパルマに生まれたシラシは、ブダペストのフェレンツ・リスト音楽院でフェレンツ・ラドシュらに師事、シフ とは同門になります。仏フュゾー社によるファクシミリ版の自筆譜を使用。つづいてソナタとマズルカのリリースも予定されて います。 (Ki)
HCD-32469(2CD)
ショパン:マズルカ集(49曲・作品番号つき)
Op.6 / Op.7 / Op.17 / Op.24 / Op.30 / Op.33 /
Op.41 / Op.50 / Op.56 / Op.59 / Op.63 /
Op.67 / Op.68
アレックス・シラシ(P)
※プレイエル・同時代ピアノ使用

録音:2008年ハンガリー、ディオーシュド、フェニックス・スタジオ
ワルツ集(HCD.32468)につづく、プレイエルの同時代ピアノを使用したショパン・シリーズ第2弾。当時のサロンのムードを引き立てる独特のやわらかい音色は、現代のコンサートで一般的なスタインウェイなどとはかなりちがった印象を与えて新鮮です。使用楽器は同時代プレイエル(Fabric-.38E694,withoutopus,cca.1886-90)。 (Ki)
HCD-32473
ショパン:子守歌 Op.57
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
即興曲第1番 変ニ長調 Op.29
即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36
即興曲第3番 変ト長調 Op.51
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
アルバムの綴り
ラルゴ 変ホ長調
葬送行進曲 ハ短調 Op.72
カンタービレ変ロ長調
アレックス・シラシ(1886/90製プレイエル・コンサートグランド)

録音:2014年5月19-21日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ(ハンガリー)
1968年イタリア生まれのピアニスト、アレックス・シラシによるショパンのピアノ作品全集録音。2014年5月に収録された当ディスクは子守歌、舟歌、 即興曲などが収録されました。シラシはブダペストのリスト音楽アカデミーでラドシュ、ファルヴァイに師事。フランスのフゾー社のショパン全集楽譜の責 任者もつとめております。当アルバムでは1886-90年頃に製作されたプレイエルのコンサート・グランドで演奏。ショパンの美しさを際立たせた柔らか なタッチが印象的です。 (Ki)
HCD-32471(2CD)
ショパン:ポロネーズ全集
ポロネーズ第1ー第16番
マズルカ第52ー59番、第49番Op.68-4
アレックス・シラジ(P、1886/90製プレイエル・コンサートグランド)
1968年イタリア生まれのピアニスト、アレックス・シラジによるショパンのポロネーズ全集。シラジはブダペストのリスト音楽アカデミーでラドシュ、ファルヴァイに師事。フランスのフゾー社のショパン全集楽譜の責任者でもあります。当アルバムでは1886-90年頃に製作されたプレイエルのコンサート・グランドで演奏しているのに注目。ショパンの最初の作といわれるト短調のポロネーズと、最後の作といわれるマズルカ第49番の両方が収録されているのも注目です。 (Ki)
HCD-32474
ショパン:歌曲全集
乙女の願い/春/悲しみの川
酒宴/彼女の好きな/私の見えぬ所へ
使者/美しい若者/メロディ/闘士
二人の死/いとしい人/望みなく
指輪/花婿/リトアニアの歌
舞落ちる木の葉/魅惑/ドゥムカ
乙女の願い(初版)/酒宴(初版)
舞落ちる木の葉(フォンタナ再構築版)
アリツィア・ヴェンゴジェフスカ=ウィスカード(Ms)、
アレックス・シラジ(P、1886/90製プレイエル・コンサートグランド)
ショパンはほとんどピアノ曲だけを作曲しましたが、全部で19曲の歌曲を残しています。いずれもポーランド語の歌詞に基づき、華麗でもオシャレでもありませんが、ピアノ曲以上に祖国への思いや暗い心情を綴った、彼の真実の言葉に満ちています。さらにこのアルバムは3つの作品の異版が収められているのも貴重です。ポーランドの若手メゾのヴェンゴジェフスカ=ウィスカードは非常に美しい声で、民俗音楽起源の作品での表現の巧さは絶品です。19世紀製エラール・ピアノの響きの美しさも特筆。 (Ki)
HCD-32480
ゲオルク・リックル(1769−1843):ミサ・ソレムニス.ハ長調(愛好者のミサ曲)、
オッフェルトリウム“わが愛する慈悲深き神よ”*、
ミサ・ソレムニス.ニ短調#
マーリア・ザードリ(S)、
エステル・ヴィエルドゥル(S)*、
ジタ・ヴァーラディ(S)#、
カタリン・ハルマイ(Ms)、
ルーチア・メジェシ=シュヴァルツ(A)#、
ゾルターン・メジェシ(T)#、
クリスティアーン・チェル(Bs)#、
サボルチュ・サモシ(Org)、
ジョルト・セフチク(Vn)*#、
オルショイア・モード(Vc)#、
パーセルcho、
ジェルジ・ヴァシェギ(指)
エルデーディCO

録音:2007年10月15−20日フンガロトン・スタジオ
オーストリアのコルノイブルクに生まれたリックルは、1785年あたりにウィーンへ出てアルブレヒツベルガーとハイドンに師事し、まず、数多くのジングシュピールによって成功を収めます。けれども、1805年に当時ウィーンの強い影響下にあったフュンフキルヘン(現ハンガリーのぺーチュ)大聖堂の聖歌隊長に任命されて以後は、死ぬまで同地に留まりミサ曲やレクイエムなどの教会音楽を多数書き上げました。リックルは例を見ないほど多作家であったことが分かっていますが、結果として、現在135の作品がぺーチュ大聖堂の音楽書庫で発見されています。当初モーツァルトの作品とされていたハ長調ミサは、オルガンと木管の扱いにリックルの卓抜なる書法が開花していて、なかでも第5曲、独唱4人を擁するベネディクトゥスが美のきわみ。そして、現存する29のオッフェルトリウムのうち、非典礼のテキストに作曲されたものは3曲あり、そのひとつがこの“わが愛する、慈悲深き神よ”。オペラ風の曲調が過日の劇音楽作家リックルとは決して無縁でないことをうかがわせる内容です。1823年に作曲された荘厳ミサは、1820年代に教会音楽の作曲家としてピークを迎えたリックルの最も記念碑的な作品。管弦楽は木管とホルンとが2管編成をとり異例に大規模。さらに特徴的な作風として、ハーモニーの多様性と自然なのに大胆な転調という単調にならない工夫が施されています。この曲の質の高さはそのまま当時のぺーチュ大聖堂で繰り広げられていた音楽活動の高いレベルを反映しているといって間違いないでしょう。これは教会音楽に特別な関心を抱いていたリックルの本領がうかがえる貴重なアルバム。リックルでは先の美しいカルテット(HCD.32220)と同様にこのたびもすべてが世界初録音です。ラテン語による歌唱。 (Ki) 
HCD-32484
ティハニ:空想旅行
エンバンクメント埠頭からの帰り道
夜の節々/海王星通過
衛星トリトン/アティス
マーラーの不思議な角笛
アンサンブル・インターモデュレーション
ジグモンド・サットマリー(Org)、
ガーボル・エックハルト(P)、
ジェルジ・ラカトシュ(Fg)、
ペーテル・ショモジ(Vn)、
アンドレア・メラート(Ms)、
ゾルターン・メジェシ(T)
ラースロー・ティハニ(1956)は、ハンガリーの中堅作曲家。このアルバムは聴き手を約1時間の空想旅行に誘う好企画。ショルティ未亡人と散策したロンドンのエンバンクメント埠頭に始まり、ティハニ幼少期の悪夢の思い出から、宇宙に出て、ピアノ独奏による海王星と、ファゴットが主役の衛星トリトンを巡った後、時空を超えて古代ギリシャのアティスに会い、さらに20世紀初頭でマーラーにも会います。ここでは、詩集「子供の不思議な角笛」になかでマーラーが作曲しなかった詩に附曲するという興味深い試みを行っています。 (Ki)
HCD-32487
レジェー・シュガール(1919-1988):弦楽オーケストラのためのパルティータ(1967)、
メタモルフォジ(1966)#、組曲(1954)*
ジェルジ・レヘル(指)、エルヴィン・ルカーチ(指)*、ハンガリーRSO

録音:1968年4月18日(モノラル)、1969年10月4日#、1974年12月27日*ハンガリー放送スタジオ(ハンガリー放送収録)
コダーイに師事し、コッシュート賞にも輝きハンガリー現代音楽史に重要なポジションを占めるレジェー・シュガール(1919−1988)のオーケストラ曲を集めたもの。序奏−アリア−ドラマティコ−ネニア(嘆きの歌)−パッサカリアの全5楽章で構成されるパルティータ。同じく5つの楽章からなる組曲は、シュガールによる管弦楽のための最初期の作品のひとつで、バルトークの影響がいたるところにみられるのが特徴。テンポによって7つの部分に分かれるメタモルフォジは、管弦楽のための大規模な変奏曲。バルトークへのオマージュとして「管弦楽のための協奏曲」にインスパイアされて書かれたものです。   (Ki)
HCD-32488
カール・ゴットリープ・ライシガー(1798−1859):ピアノ三重奏曲集
第7番ホ長調Op.85/第15番ト長調Op.164
トリオ・アール・ヌーヴォー
[オルシャヤ・ヴィンクラー(Vn)、
ジェルジ・デーリ(Vc)、
エルヴィン・ナジ(P)]

録音:2007年6月25日-7月1日フンガロトン・スタジオ
ウェーバーの後任としてドレスデン歌劇場管弦楽団のカペルマイスターに就任したカール・ゴットリープ・ライシガー(1798−1859)は、亡くなるまでの在任中にワーグナーの「リエンツィ」を初演したことでも知られ、「ドレスデン歌劇場こそドイツにおけるオペラの最高峰」という評判を築いた立役者。かれはまた、かのクララ・シューマンを教えた師のひとりでもありました。指揮者として多忙をきわめたにも拘わらず作曲家としても多作でしたが、23曲を数えるピアノ・トリオは、およそ80曲のピアノ独奏曲とともに、当時、このジャンルが流行していたことを物語るものです。ここでの2曲もメンデルスゾーンの抒情的な小品の世界や、いっぽうでメロディはウェーバーのオペラから影響を感じさせ、なにより魅力という点ではシューマンがその構成を「模範的」と評したことからも確かです。世界初録音。 (Ki)
HCD-32489
ヨハン・B. シュペヒ:ソナタ ヘ長調Op.5、
恋の陶酔Op.33、
6つの歌曲Op.27〜第4番/第6番、
6つの歌曲Op.23〜第1番/第2番/第4番、
3つのフーガOp.39、ロマンス、
3つのイタリア語歌曲Op.34、主題と変奏
アニコー・ホルヴァート、
アーグネシュ・ラツコー(フォルテピアノ)、
カタリン・ハルマイ(Ms)

録音:2006年11月13−17日フンガロトン・スタジオ
現ブラチスラヴァ(当時のハンガリー領ポジョニ)に生まれ、ウィーンでハイドンに学んだシュペヒ。フェステティチQ. による弦楽四重奏曲集(HCD.31945)につづく第2弾では、ロマン派様式をハンガリーに送り込んだことで、もっとも重要とされる歌曲を多く含んでいます。 (Ki)
HCD-32491
ドルシェツキー:オーボエ四重奏曲集
ヘ長調/ト短調/変ホ長調/ハ長調
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)、
ジョルト・セフチク(Vn)、
アーグネシュ・チョマ(Va)、
バーリント・マロート(Vc)

録音:2006年12月6−7日、2007年3月24日ハンガリー、フンガロトン・スタジオ
チェコの作曲家ゲオルク・ドルシェツキー(1746−1819)はオーストリアで25年間、そののち30年以上に渡ってハンガリーで活躍しています。世代的にはハイドンとモーツァルトとの間にあたり、ウィーン古典派の作風が特徴。これはドレスデンで若いころにオーボエを学んだ経歴をもつかれが晩年に書いたオーボエ四重奏を集めたもの。ト短調をのぞいてすべてが世界初録音。ここでは名手レンチェシュがソロを受け持ち魅力満点。弦はすべてエルデーディ管のメンバーでオリジナル楽器使用です。 (Ki)
HCD-32492
モシェレス:大ソナタ変ホ長調Op.47、
ウェーバー
:8つの小品Op.60
アドリエンネ・スース&イヴォ・ハーグ(ピアノ・デュオ)

録音:2007年9月21−23日フンガロトン・スタジオ
ドゥシークのアルバム(HCD.32276)でみごとなテクニックを披露したピアノ・デュオによる新作はこのたびもヴィルトゥオーゾとして活躍したふたり、モシェレスとウェーバー。ともに世界初録音です。モシェレスの作は、ほかのいくつかの作品と同じく、ベートーヴェンのパトロンかつ弟子として有名なルドルフ大公に献呈されたもの。大規模な4楽章形式による内容は、技巧的なピアノの扱いに加え、はなやかで魅惑的な調べで惹きつけます。1818〜19年にかけてウェーバーが円熟期に達してからの8つの小品。家庭で楽しむために書かれたものながら、名曲「舞踏への勧誘」ばりに華麗な音色のセンスが冴え渡り、3つ残した連弾曲のうち技術的にも表現の幅がいっそうの拡がりをみせています。第4曲でのハンガリー風のリズムと味わいもスパイスが効いています。 (Ki)
HCD-32493
カール・ゴルトマルク:ピアノ曲全集 Vol.2
4つの小品 Op.29、3つの小品、
疾風怒濤(9つの性格的小品)Op.5
ティハメール・フラヴァチェク(P)
魅力的な「ヴァイオリン協奏曲」で知られるカール・ゴルトマルクは、優れたヴァイオリニストでしたが、ピアノ独奏曲もかなり残して います。彼のピアノ曲はシューマンとメンデルスゾーンの影響の濃いドイツ・ロマン派音楽で、美しいメロディにも事欠きません。ゴルト マルクのピアノ曲全集という前人未到の企画に挑むハンガリーの若手フラヴァチェクの温かな演奏が光ります。 (Ki)
HCD-32495
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736−1809):3つの弦楽四重奏曲集
ハ長調Op.7-4/ト短調Op.7-5/変ホ長調Op.7-6
オーセンティックQ(ピリオド楽器使用)

録音:2007年1月11−14日フンガロトン・スタジオ
ハイドンが作曲教師としての手腕を高く評価し、ベートーヴェンを弟子入りさせたことで知られるアルブレヒツベルガー。教会オルガニストとして聖シュテファン大聖堂の楽長にまで登りつめたかれはまた、ウィーン古典派有数の教師、理論家でもありました。たいへんな多作家ながら今日その作品のほとんどは忘れ去られたまま。アルブレヒツベルガーの弟子リックルのカルテットを録音(HCD.32220)した極上のアンサンブルが再発見するのは、1787年に書かれたカルテット。いずれにも配された優美なメヌエットと力の入った緩徐楽章が聴きどころとなっています。 (Ki)
HCD-32497
パレストリーナ:「聖母への祈り」
5声の宗教的マドリガーレ集第2巻(1594年刊)[「不滅の父からお生まれになった不滅のみ子」「もしここからの声が」「今やあなただけが」「お与え下さい、天への階段と門を」「かつて私の汚れた手で」「お与え下さい、紅色のばら」「もし未来の死への懸念が」「選び抜かれた没薬」「崇高なヒマラヤ杉」「生き生きと輝くあなたの水で」「もし苦々しい胆汁と」「あなたが閉じこもり」「もしみだらに燃え上がる火で」「邪悪な地獄のヒュドラに勝った方」「神の都」「聖なる祭壇」「あなたは砦の塔」「鏡よ、お前はとてもなめらかでくもりがなく」「ギデオンの羊毛」「生まれたばかりの暁」「この聖霊」「無数のベッド、無数の罪から」「石の祭壇の上で常に」「あなたの慈悲が」「この確かな希望」「それどころか火と鉄が」「あなたの明るく輝かしい火で」「乙女たちの女王」「神のみ母よ、最後には」「御身、主よ」]、
聖母マリアのための連祷(5声の)、聖母マリアのための連祷(6声の)
ゾルターン・カルマノヴィツ(指)
コルヴィナ・コンソート

録音:2007年フンガロトン・スタジオ
パレストリーナの最晩年に刊行されたこの曲集は、収録曲に聖母マリアに関わりのあるものが多いことと宗教的な意味合いから、パレスト リーナ作品の特質である明瞭なテクスチュアを、最も効果的な形で具えています。演奏するコルヴィナ・コンソートはド・ラリューのシャン ソン(HCD 32018)、ル・ジュヌの詩篇歌(HCD32189)、S.ロッシのソロモンの雅歌(HCD32350)と、この分野の曲を得意とする中堅の団体。 曲の特質を生かした深みのある演奏をしています。 (Ki)
HCD-32498
トンマーゾ・ジョルダーニ(1733−1806):フルート・トラヴェルソ,ヴィオラとチェロのための6つのトリオ集Op.12
第1番ニ長調/第2番ト長調/第3番ニ長調/第4番ト長調/第5番ハ長調/第6番ヘ長調
オルショイヤ・カチャンデル(木製Fl;クリストファー・アベル2006年製作)、
ペーテル・バールショニ(Va)、
ペーテル・サボー(Vc)

録音:2007年6月15−21日フンガロトン・スタジオ
ナポリに生まれ、ロンドンとダブリンで活躍したトンマーゾ・ジョルダーニは、同時代のJ.C.バッハとおなじく、ギャラント・スタイルを代表する多作家でした。オペラ作曲家として成功を収めるかたわら、ソノリティの秀逸なセンス、確信に満ちた様式の扱いから、管弦楽組曲やチェンバロやフォルテピアノのための協奏曲やソナタも人気を博していたと伝えられています。おそらく弟子や学習者のために書かれたであろう6つのフルート・トリオは、ロンドンでキングズ・シアター・カンパニーを率いていたころに書かれた作品。金銭的に高いリスクを抱えることの多いオペラ製作との釣り合いをとるため、多くの音楽家と同じくジョルダーニもまた教えることで生計の下支えをしていたと考えられます。6曲は2楽章形式の第4番をのぞいて、第1、第3&第5番が急−緩(ラルゴまたはラルゲット)−急の、そして第2と第6がフィナーレにメヌエットのテンポ指定のある3楽章形式となっています。とりわけセレナードのような、美しくやわらかい緩徐楽章はリラグゼーション効果満点。世界初録音です。 (Ki)
HCD-32499(2CD)
マッダレナ・ラウラ・ロンバルディーニ・シルメン(1745-1818):ヴァイオリン協奏曲集Op.3
第1番変ロ長調 / 第2番ホ長調 / 第3番イ長調/第4番ハ長調 / 第5番変ロ長調 / 第6番ハ長調
ピロシュカ・ヴィターリウシュ(Vn)、
サヴァリア・バロック・オーケストラ(ピリオド楽器使用)、
パール・ネーメト(芸術監督)

録音:2006年10月14-18日フンガロトン・スタジオ
ヴィヴァルディにおけるピエタ養育院の例からもわかるように、18世紀にヴェネツィアの養育院で授けられていた音楽教育の水準は たいへん高いものでした。作曲家、ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、歌手として活躍したロンバルディーニ・シルメンも、彼女 自身は孤児ではありませんでしたが、輝かしい楽才の持ち主ゆえに少女時代の13 年間ヴェネツィア有数の養育院で学んでいます。記 録によれば、そののちヴァイオリニストの夫とのロンドンやパリそのほかへの演奏旅行を通じて国際的名声を固め、作品の多くが幅広 い人気を得ていたとも伝えられています。彼女はまた1760年代初めに、ヴァイオリンの技巧に完璧なまでの磨きをかけるためパドゥ アに3度出かけ、かのタルティーニに師事しています。1760年代の終わりから1770年代の初めにかけて書かれたヴァイオリン協奏曲 は、師タルティーニの影響をはっきりと示すもの。優雅で技巧的な内容はヴァイオリン好きを必ずやとりこにするはず。 (Ki)
HSACD-32502(1SACD)
バルトーク:交響詩「コッシュート」、
バレエ「かかし王子」全曲
ゾルターン・コチシュ(指)ハンガリー国立PO
オケコン(HSACD.32187)に続く、コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるバルトーク・シリーズ第2弾は、「かかし王子」全曲とコッシュート。このたびもSACDハイブリッド仕様によるリリースとなります。 「コッシュート」は、バルトークが1903 年に音楽院の課程を終えたばかり、当時ブダペストに支配的なムードであった愛国的な 熱狂ムードに興奮して、ハンガリー固有の民俗色への傾倒をはっきりと強めつつある時期に書かれた作品。内容的には「民族の年」1848年に決起したハンガリーの英雄を扱ったもので、R・シュトラウスの「ツァラトゥストラ」を聴き衝撃と影響を受けた と自ら認めるように、オーケストレーションとアイデアはシュトラウス、メロディとハーモニーはリストにつづく作風に特徴が あります。 オペラ「青ひげ公の城」の脚本と同じくベラ・バラージュが“ほかならぬバルトークのために”書き下ろしたバレエ「かかし王 子」。こちらはストラヴィンスキーの影響が濃厚で、全体がグロテスクで原始的、ときに幻想的な雰囲気に包まれていますが、「青 ひげ公」で見落としたことがきっかけとなって「かかし王子」は生まれたともいわれ、いっそう意欲的な試みが盛り込まれてい ます。ストラヴィンスキーのバレエ「火の鳥」もそうですが、組曲よりもオリジナル全曲版のほうが作品の面白さをじっくり味 わうことができるといえるでしょう。 コチシュの明晰な指揮とともに、「チェコ・フィルのドヴォルザーク」、「ヘルシンキ・フィルのシベリウス」と並んで、このオ ケがバルトーク演奏に傾ける情熱と説得力はやはり特別のものがあり、ささくれ立った響きが見事にマッチしています。 (Ki)
HSACD-32504(1SACD)
バルトーク:ラプソディOp.、
スケルツォOp.2*、
ヴァイオリン協奏曲第1番#
ゾルターン・コチシュ(P)、
イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭O、
バルナバーシュ・ケレメン(Vn)#、
ゾルターン・コチシュ(指)ハンガリー国立PO#

録音:1986年12月、1985年4月15−20日*、2006年10月11日#
コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるバルトークSACD シリーズ最新盤。今回は初期の3作品を収録しています。まず、“ハンガリーのクレーメル”の異名をとるケレメン独奏のヴァイオリン協奏曲。しっとりと美しく歌い上げる第1楽章から一転、第2楽章では火花散る激しさがなるほどあだ名のとおり。ソリストはもちろん、指揮者そしてオケともに全編を彩る民俗主題の扱いもじつに堂に入っています。使用楽器は1742 年製グァルネリ・デル・ジェス。さらに、コチシュ自身のピアノ、フィッシャー&ブダペスト祝祭管という顔ぶれによるカップリング。注目は「スケルツォ」。タイトルに反して、演奏時間30分とあまりに大規模、あまりに複雑な内容は、録音のめずらしさと理想的な演奏陣からまさにきわめつけといえるものです。なお、ラプソディとスケルツォはフィリップスとの共同制作で、録音スタッフはプロデューサーがヴィルヘルム・ヘルヴェーク、エンジニアがイシュトヴァーン・ベレーニのコンビ。 (Ki)
HSACD-32505
(1SACD)
バルトーク:組曲第1番Op.3(1905,BB39,Sz31)
2つの映像Op.10(1910,BB59,Sz46)*
トランシルヴァニア舞曲(1931,BB102b,Sz96)*
ハンガリー農民の歌(1933,BB107,Sz100)#
ゾルターン・コチシュ(指)ハンガリー国立PO

録音:2007年10月8−9日ブダペスト・パレス・オブ・アーツ・バルトーク・ナショナル・コンサートホール(セッション)、2009年7月7日ブダペスト・パレス・オブ・アーツ・バルトーク・ナショナル・コンサートホール(セッション)*、2002年9月16日ブダペスト・イタリアン・インスティテュート(セッション)#
コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによる注目のシリーズ最新作。バルトークが初めて農民の歌と芸術音楽との統合を試みた画期的作品「2つの映像」をはじめ、初期から中期にかけての4曲を取り上げています。「第1組曲」は、1903年の「コシュート」(HSACD32502)、1904年の「ラプソディ」(HSACD32504)と相次いで管弦楽作品を手がけたバルトークが、その経験を踏まえて1905年にウィーンで作曲した、大管弦楽のための本格的作品。楽章間の密接な主題の関連と、急−緩−急−緩−急の5楽章形式のシンメトリカルな構造が変化とアクセントを生み出しているのも特徴的です。1905年にバルトークは、以後の創作の鍵となるふたつの出来事に遭遇します。すなわち、パリでドビュッシーの作品を知り、いっぽうでハンガリー民謡に目覚め、急速に関心を強めてゆきます。「2つの映像」は、そのドビュッシーの印象主義的音楽語法の影響が見逃せない第1曲「花ざかり」と、同時期の作「ルーマニア舞曲」との類似性を持ち、旋法の扱いにあらたな可能性を見出した第2曲「村の踊り」からなる内容で、ひときわ色彩感豊かな傑作です。これまでのシリーズを通じて、コチシュのアプローチは、なるほどオケのサウンドカラーなどに十分に民俗色を感じさせつつも、そこにあえて拘泥しないシャープな仕上がりが印象的で、結果としてこれからのバルトークのスタンダードにふさわしい普遍性を獲得しているといえるでしょう。なお、「トランシルヴァニア舞曲」(原曲:ソナチネ)と「ハンガリー農民の歌」(原曲:「15のハンガリー農民歌」より第6、7曲)については、同じコチシュが弾くオリジナルのピアノ版による録音(HCD32527)も存在するため、同一アーティストによる聴き比べができるのも当シリーズならではのユニークな趣向。収録曲中「ハンガリー農民の歌」のみ既発の内容(HSACD32187)と同一となります。 (Ki)
HSACD-32506(1SACD)
バルトーク:組曲第2番Op.4, BB40,Sz.34(1942年版)、
ルーマニア舞曲 BB61,Sz.47a
ルーマニア民俗舞曲 BB76,Sz.68、
舞踏組曲 BB86,Sz.77、
組曲第2番(1921年版)〜第3曲/第4曲
ゾルターン・コチシュ(指)ハンガリー国立PO

録音:2002-2008年
HUNGAROTONが推し進める大事業、バルトーク新全集で柱を務めるコチシュ。指揮者として手兵ハンガリー国立フィルを率いての第6集は、初期のオーケストラ作品を収めています。当初セレナードと題され、すぐに自筆譜では組曲と改められた「組曲第2番」は、初期の最重要作に数えられるもの。ここでは改訂版のほかに、オリジナル版の第3、第4楽章も別に収めており、大全集ならではのこだわりといえるでしょう。長年ピアニストとしてバルトークの研究に取り組んできたコチシュのアプローチは的を射たものといえ、また、オケのひびきとリズムの冴えも抜群です。なお、舞踏組曲のみ既出の録音(HSACD.32187)と同一となります。   (Ki)
HSACD-32509
(1SACD)
バルトーク:ラプソディ第1番BB94b,Sz87
 T.ラッシュー/U.フリッシュ(第1稿)
ラプソディ第2番BB96b,Sz90
 T.ラッシュー/U.フリッシュ(第2稿)
ヴァイオリン協奏曲第2番

■ボーナス・トラック
ラプソディ第1番〜U.フリッシュ(第2稿)
ヴァイオリン協奏曲第2番〜V.アレグロ・モルト(第1稿)
ラプソディ第2番〜U.フリッシュ(第1稿)[*世界初録音]
バルナバーシュ・ケレメン(Vn)
ゾルターン・コチシュ(指)ハンガリー国立PO
収録時期:2010年8月31日(ラプソディ第1番)、2010年8月31日-9月1日(ラプソディ第2番)、2010年9月2-3日(ヴァイオリン協奏曲第2番)
コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるシリーズ最新作は、傑作「ヴァイオリン協奏曲第2番」と2つの「ラプソディ」。独奏ヴァイオリンには、ハンガリーきっての名手バルナバーシュ・ケレメンを迎えています。
■バルトークとハンガリーの名ヴァイオリニストたち
ピアノを除けば、ヴァイオリンはバルトークにとって生涯ゆかりのあった楽器で、バルトークの周囲にはいつもすぐれたヴァイオリニストたちがいました。バルトークが14歳のとき、ブダペスト音楽院の学生時代に書いた最初のヴァイオリン・ソナタ作品5は、同窓のシャーンドル・ケーセギによって初演され、すぐに伝説的ヴァイオリン奏者フバイによっても演奏されています。シュテフィ・ゲイエルは、初期のヴァイオリン協奏曲の創作の源泉となり、バルトークから作品の献呈を受けてもいますし、さらに、最晩年の無伴奏ヴァイオリン・ソナタはイェフディ・メニューインとの交流のなかで生み出されたものです。また、ピアニストとしてバルトークは、室内楽のパートナーとしてフバイ門下のフェレンツ・ヴェチェイ、ティヴァダル・オルサーグ、アンドレ・ジェルトレル、エデ・ザトゥレツキと共演を重ねてもいます。そうしたなかでもバルトークと特別親密な関係にあったのが、ヨーゼフ・シゲティとゾルターン・セーケイのふたりでした。
■シゲティ、セーケイ初演による2つのラプソディ
もともとはヴァイオリンとピアノのために書かれ、ほどなくオーケストラ用に編曲された2つのラプソディは、このふたりのヴァイオリニストのために書かれたもの。1929年11月、それぞれ順にヴァイオリン独奏と指揮を、シゲティ&シェルヘン、セーケイ&ドホナーニの顔合わせによって初演されています。ラプソディは、マジャール語で“ゆっくり”を意味する「ラッシュー」と、“速い”を意味する「フリッシュ(英語のFast)」とによる緩−急の2部形式をとっているのが特徴で、すなわち、リスト以来の「ハンガリアン・ラプソディ」の配置を踏襲したものとなっています。いずれも、民俗音楽をベースにした数あるバルトークの作品のなかでも、もっとも洗練され大規模な内容で親しまれています。また、第1番ではバルトークの全作品のなかで唯一、ツィンバロンが使用されているのも楽しみな聴きどころといえます。
■セーケイによって委嘱・初演された傑作ヴァイオリン協奏曲第2番
第1ラプソディのほかに、シゲティがクラリネットのべニー・グッドマンとともに「コンストラスツ」をバルトークから献呈されたのに対して、ヴァイオリン協奏曲第2番は、バルトークとより親密なるセーケイとのコラボによって生み出されたもの。ヴァイオリン・ソナタや、上記ラプソディの作曲を通じて得たもののほか、独奏ヴァイオリンならびにオーケストラ楽器の用法、独創的なオーケストレーションと、それまでの経験のすべてが盛り込まれた内容は、まさに傑作と呼ぶにふさわしい出来ばえです。ヴァイオリン協奏曲第2番は、1939年にセーケイの独奏、メンゲルベルク指揮のコンセルトヘボウ管によって初演されています。
■フバイの流れを汲む名手ケレメン
ヴァイオリン独奏を担当するバルナバーシュ・ケレメンは、1978年生まれのハンガリーのヴァイオリニスト。1999年、ザルツブルクのモーツァルト国際ヴァイオリン・コンクールで第1位を獲得し、2002年にインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールでゴールド・メダルを獲得して、2006年にハンガリー共和国騎士十字勲章を授与されるという華々しいキャリアの持ち主です。ケレメンは6歳でヴァイオリンをヴァレーリア・バラニャイに師事して、11歳でフェレンツ・リスト音楽院への入学を許可され、エステル・ペレーニのクラスに入っており、2001年にディプロマを取得し、音楽院在籍中に、アイザック・スターン、ジェルジ・クルターグ、トーマス・ツェートマイアーらのマスタークラスに参加しています。ちなみに、ケレメンの師であるエステル・ペレーニはエデ・ザトゥレツキに師事しているので、ケレメンもまたフバイの系譜に連なるヴァイオリニストということになります。
■世界初録音を含む異稿も収録
なお、本アルバムにはボーナスとして、ヴァイオリン協奏曲、ラプソディとも、現行版とは別に異稿も収められています。CDプレーヤーのトラックをプログラミングすることで、自由に作品を楽しめるようになっており、このあたり、バルトークの作品すべてを網羅すると自負する当シリーズならではのうれしい配慮といえるでしょう。 (Ki)
HSACD-32510
(1SACD)
コチシュ〜「弦チェレ」他
バルトーク:弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽BB114,Sz106
ディヴェルティメントBB118,Sz113)*
ハンガリーの風景BB103,Sz97#
ゾルターン・コチシュ(指)ハンガリー国立PO

録音:2008年10月11−13日(セッション)、2008年10月29−30日(セッション)*、2008年10月30日(セッション)#
コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるシリーズに屈指の人気曲「弦チェレ」が登場します。しかも、この「弦チェレ」と「ディヴェルティメント」については、弦楽セクションがハンガリーを代表するソリストたちを擁する特別編成という、超強力なオマケ付き。指揮のコチシュ以下、オール・スター・キャストの顔ぶれは、第1ヴァイオリンに売り出し中の気鋭バルナバーシュ・ケレメン、同じく第2ヴァイオリンにカタリン・コカシュ、コントラバスにイヴァーン・スタンコフ。そして、なんとチェロには大家ペレーニも参加しており、いつも以上の凄みをきかせるスーパー・ヴィルトゥオーゾ・オケへと変貌を遂げています。ほかに、初期のピアノ曲からの編曲作である「ハンガリーの風景」も、オリジナルのピアノ曲を熟知しているコチシュだけに、表現意欲の旺盛なアプローチが聴きものとなっています。 (Ki)
HSACD-32513(2SACD)
バルトーク:弦楽四重奏曲全集(全6曲) ミクロコスモスSQ[ガーボル・タカーチュ=ナジ(第1Vn)、ゾルターン・トゥシュカ(第2Vn)、シャーンドル・パップ(Va)、ミクローシュ・ペレーニ(Vc)]

録音:2008年1月11-17日、3月3-5日、4月20-26日、6月15-19日フェニックス・スタジオ(セッション)
HUNGAROTONの壮大なるプロジェクト「バルトーク・ニュー・シリーズ」に、いよいよ最重要作品、弦楽四重奏曲全曲が登場します。演奏を手がけるのは、大家ペレーニが率いる注目のアンサンブル、その名もミクロコスモス・クァルテット。自らの語法を確立しつつあった頃の第1番に始まり、最盛期の最後にあたる第6番まで、バルトークが27歳から58歳までのおよそ30年間に書き綴られた6つの弦楽四重奏曲は、それぞれがその時期の異なる作風を代表することや、内容の重要性からもしばしばベートーヴェンのそれに比較され、このジャンルの金字塔と呼ぶにふさわしいものです。屈指の名作だけに新旧さまざまな団体による個性豊かな名盤が目白押しですが、ペレーニ以下ハンガリーのベテラン勢によるアプローチは、たとえば第2番や第5番では民俗調の主題やリズムの扱いにバルトークと同じ絶対的な血の強みを感じさせるいっぽう、第3番、第4番あたりでの切れ味にも不足しておらず、この先のスタンダードとして通用する強力な内容といえるでしょう。 (Ki)
HSACD-32515
(1SACD)
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番BB 84, Sz 75
ヴァイオリン・ソナタ第2番BB 85, Sz 76
無伴奏ヴァイオリン・ソナタBB 124, Sz 117
バルナバーシュ・ケレメン(Vn)
ゾルターン・コチシュ(P)

録音:2010年12月9-13日、2011年1月13日フェニックス・スタジオ(セッション)
ンガロトンの目玉プロジェクト「バルトーク・ニュー・シリーズ」に、いよいよ最重要作「ヴァイオリン・ソナタ」が登場。ヴァ イオリンに気鋭バルナバーシュ・ケレメン、ピアノがベテラン、ゾルターン・コチシュという、当代ハンガリーきっての名手の顔合わせです。 【ヴァイオリン・ソナタ第1番】 1921年作曲。作曲者のピアノ、イェーリ・ダラーニのヴァイオリンによりロンドンで初演、ダラーニに献呈。急・緩・急の古典的3楽章様式に拠りながらも、 バルトークがより抽象的な様式、普遍的な創作へと踏み出した時期の作品。従来の民俗色を留めつつ、ヴァイオリンのラプソディックな旋律と打楽器的な ピアノの扱いを主調に、ときに印象派をおもわせる独特のやわらかい響きも顔をのぞかせます。 【ヴァイオリン・ソナタ第2番】 1922年作曲。作曲者のピアノ、ダラーニのヴァイオリンによりロンドンで初演、ダラーニに献呈。第1番と同傾向の内容ながら、全曲の構成はアタッカ で結ばれた緩・急の2楽章形式となり、独創的で複雑な味わいがさらに増しています。 【無伴奏ヴァイオリン・ソナタ】 アメリカ亡命後の1944年に作曲。メニューインの勧めで着手された全4楽章からなる内容は、バルトークが最晩年に辿り着いた、シンプルにそぎ落と された線的作風が特徴的なもので、熟達の書法が際立つ難曲。いわゆる「バルトーク・ピツィカート」奏法が登場する作品としても有名。 【コチシュとケレメンによるバルトーク】 当シリーズでのケレメンとコチシュの共演は、やはり重要作である「ヴァイオリン協奏曲第1番(2006年)」、「ヴァイオリン協奏曲第2番(2010年)」 でもすでに実現ずみ。“ハンガリーのクレーメル” の異名をとるケレメンと、手兵ハンガリー国立フィルを率いて指揮を務めたコチシュとのやりとりには鬼気 迫るものがあったので、ここでの演奏内容にもおおいに期待の高まるところです。 【フバイの流れを汲む名手ケレメン】 ヴァイオリン独奏を担当するバルナバーシュ・ケレメンは、1978年生まれのハンガリーのヴァイオリニスト。1999年、ザルツブルクのモーツァルト国際ヴァ イオリン・コンクールで第1位を獲得し、2002年にインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールでゴールド・メダルを獲得して、2006年にハンガリー 共和国騎士十字勲章を授与されるという華々しいキャリアの持ち主です。 ケレメンは6歳でヴァイオリンをヴァレーリア・バラニャイに師事して、11歳でフェレンツ・リスト音楽院への入学を許可され、エステル・ペレーニのクラ スに入っており、2001年にディプロマを取得し、音楽院在籍中に、アイザック・スターン、ジェルジ・クルターグ、トーマス・ツェートマイアーらのマスター クラスに参加しています。 ちなみに、ケレメンの師であるエステル・ペレーニはフバイ門下のエデ・ザトゥレツキに師事しているので、ケレメンもまたフバイの系譜に連なるヴァイオ リニストということになります。 (Ki)
HSACD-32516(1SACD)
バルトーク:44の二重奏曲〜2つのヴァウイオリンのためのBB104,Sz98*、「ジェルジョーから」(チーク県の3つのハンガリー民謡)〜bfl&PのためのBB45a,Sz35
バルトーク(シゲティ編):ハンガリー民謡集(「子供のために」第1、第2巻より7曲)〜Vn&PのためのBB53add
バルトーク(ティヴァダル・オルサーグ編):ハンガリー民謡集(「子供のために」第1、第2巻より9曲)BB109,Sz42
バルナバーシュ・ケレメン(Vn)、
カタリン・コカシュ(Vn)*、
ゾルターン・ユハース(フルヤ;※ハンガリーのリコーダー)、
ゾルターン・コチシュ(P)

録音:2007年
最新の研究成果を盛り込んであらたにスタートした、フンガロトンの看板「バルトーク・ニュー・シリーズ」。当アルバムにおけるケレメンとコカシュのように、ハンガリーの若い世代の演奏家を積極的に起用しているのも新シリーズの特色となっています。そのふたりのフレッシュな感性が開花した「44の二重奏曲」。あたらしいヴァイオリンのメソッドを研究していたエーリヒ・ドーフライン博士の依頼で書かれた全4巻の内容は、ほぼすべてがハンガリー、ルーマニアほかの民俗音楽から素材が採られ、あえてオリジナルを損なわない形で書かれているのが特徴。巻が進むに従い、演奏難易度が上がってゆく仕組みになっています。ほかに民謡編曲の作品集でピアノを受け持つのはコチシュ。「バルトーク大全集」では若手だったからもいまや押しも押されぬ大ベテラン、時代も変わったものです。  (Ki)
HSACD-32522
(1SACD)
バルトーク:合唱曲T
4つのスロヴァキア民謡(混声合唱とピアノ)
5つのスロヴァキア民謡(無伴奏男声合唱)
4つの古いハンガリー民謡(無伴奏男声合唱)
4つのハンガリー民謡(無伴奏混声合唱)
セーケイ民謡集(全6曲)(無伴奏男声合唱)
過ぎ去った時より(全3曲)(無伴奏男声合唱)
夕べ(無伴奏男声合唱)
2つのルーマニア民謡(無伴奏女性合唱)
4つのハンガリー民謡(初版)(無伴奏混声合唱)
ゾルターン・コチシュ(指)
ハンガリー国立Cho
スロヴァキア・フィルCho
クリスチアーン・コチシュ(P)

録音:2015 年 8月11-13日、10月21-22日、11月17日/フェニックス・スタジオ
バルトークの合唱作品は、コダーイの同種作品ほど人気がありませんが、内容的には勝るとも劣らぬ素晴らしさ。ハンガリーやスロヴァキアの民俗音楽 を用いながら、ピアノとは異なる声ならではの表現力を駆使した世界を作り上げています。このアルバムは、大ピアニストのコチシュが合唱を指揮するユニー クなアルバム。バルトークの音楽を熟知するコチシュならではの行き届いた演奏が魅力です。「4つのハンガリー民謡」は2種の版を併録するこだわりも 聴きもの。SACDにより合唱の微妙なニュアンスと迫力を、あますところなくとらえています。 (Ki)
HCD-32524
バルトーク:ピアノ曲全集Vol.1
4つのピアノ曲BB27、葬送行進曲BB31、
狂詩曲Op.1(ピアノ独奏版)、2つの小品BB38、
3つのチーク地方の民謡BB45b(ピアノ独奏版)、
2つの悲歌Op.8b
ゾルターン・コチシュ(P)
バルトークのピアノ曲は高度な技巧に加え、激しさとハンガリー的なリズム感が必要とされます。それらをすべて兼ね備えた理想的演奏家といえば、やはりゾルターン・コチシュと申せましょう。当アルバムは、1990年代後半に彼がフィリップス社で行なった録音をフンガロトン社がライセンス、さらに「2つの小品BB38」を最新録音で加えました。バルトーク演奏の極限が味わえます。  (Ki)
HCD-32525
バルトーク:ピアノ曲全集Vol.2
14のバガテルOp.6、
10のやさしいピアノ小品BB51、
7つのスケッチOp.9b、
3つのブルレスカOp.8c、
2つのルーマニア舞曲Op.8a、
4つの哀歌Op.9a
ゾルターン・コチシュ(P)
コチシュのバルトーク・ピアノ曲全集の第2巻。いずれも1990年代後半にフィリップス社で行なわれた録音をフンガロトン社がライセンス発売。狂的なまでに研ぎ澄まされた感性が光ります。  (Ki)
HCD-32526
コチシュ/ピアノ独奏曲全集Vol.3
バルトーク:子供のためにSz.42, BB53 (1908-09,1943年改訂版, 79曲)
ゾルターン・コチシュ(P)

録音:1994年4月6日(第2巻)、1994年4月7日(第1巻)ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ/リマスタリング:2009年(ヤーノシュ・ジェーリ)
「全2巻からなる易しい民謡編曲」という副題を持つ「子供のために」は、ハンガリー民謡を編曲した第1巻40曲と、スロヴァキア民謡を編曲した第2巻39曲、計79曲からなるピアノ曲。ちょうど本格的な民謡採集を開始していたバルトークは、この作品で「ミクロコスモス」(HCD.32529)と同様に自国の音楽教育の独自性を模索するいっぽう、あらたな和声進行などのさまざまな実験を試みています。結果的に「子供のために」は以後の音楽語法を確立する上でも重要なポジションを占めるものとされています。当代きってのバルトークのエキスパート、コチシュの代表的録音(Philips[デッカ])に、このたびも2009年最新リマスタリング(エンジニア、ヤーノシュ・ジェーリ)が施され、さらなる音質の向上がはかられています。  (Ki)
HCD-32527
バルトーク:ピアノ曲全集Vol.4
(1)アレグロ・バルバロ BB63,Sz49、
(2)ルーマニアのクリスマスの歌(コリンダ) BB67,Sz57
(3)6つのルーマニア民俗舞曲 BB68,Sz56、
(4)ソナチネ BB69,Sz55
(5)組曲Op.14 BB70,Sz62、
(6)15のハンガリー農民歌 BB79,Sz71
(7)3つのハンガリー民謡 BB80b,Sz66、
(8)3つの練習曲Op.18 BB81,Sz72
(9)民謡による3つのロンド BB92,Sz84、
(10)アンダンテ(組曲Op.14のオリジナル第2楽章)
ゾルターン・コチシュ(P)

録音:(1)1993年8月20日、(2)(9)1993年8月17日、(3)(4)(7)1991年9月2日、(5)1993年8月18日、(8)1993年8月19日 以上ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ、(6)1980年2月10−11日ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール、(10)2007年10月23日フェニックス・スタジオ
1980年から1999年にかけて、バルトーク演奏の第一人者コチシュが行ったピアノ独奏曲全集。がPhilips(デッカ)のライセンスを得て、組み替え新装リリースするシリーズの第4集は、2007年最新録音のアンダンテを収めているのが大きなポイント。その8枚組の全集には未収録のこの曲は、当アルバムに収録されている「組曲」第2曲のオリジナル。ほぼ演奏時間は一緒ですが、現行ではスケルツォとなっています。  (Ki)
HCD-32528
バルトーク:ピアノ曲全集Vol.5
ハンガリー農民歌による8つの即興曲Op.20 BB83,Sz74、
舞踏組曲 BB86b,Sz77*、
ピアノ・ソナタ BB88,Sz80**、
戸外にてBB89,Sz81#、
9つのピアノ小品 BB90,Sz82##、
小組曲 BB113,Sz105#
ゾルターン・コチシュ(P)

録音:1980年2月10−11日ロンドン・ヘンリー・ウッド・ホール、1999年8月21日*、1996年6月16日**、1996年6月17日#、1996年6月18日##、以上ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ
Philips(デッカ)のライセンスによる組み替え再発売。バルトークの持ち味である、民謡素材をふんだんに扱った民俗的旋律と打楽器を思わせるリズムを理想的にまとめあげたコチシュの代表的録音。音質も優秀です。 (Ki)
HCD-32529(2CD)
バルトーク:ピアノ独奏曲全集Vol.6
ミクロコスモス BB105,Sz.107 (1926 / 1932-39・153の段階的練習曲集)
ゾルターン・コチシュ(P)、
マールタ・ルキン(Ms)、カーロイ・モチャーリ(P)

録音:(第1巻&第3巻)1997年7月7日、(第2巻&第4巻)1997年7月8日、(第5巻+声楽とピアノのための作品、2台ピアノのための作品)1997年10月6日、(第6巻)1997年10月7日以上ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ
「ミクロコスモス」は、バルトークの創作意欲がもっとも旺盛であった中期、1926年(45歳)から1939年(58歳)までの都合14年間にわたって書かれた、全6巻153曲からなるピアノ作品。この段階的な練習曲集は次男ペーテルがピアノを学習し始めたのをきっかけに書き始められ、巻末の“ペーテルに”の表記が自筆譜から外れる第3巻あたりから難度の高い曲が現れ、第6巻では演奏会用小品としても通用する曲にまで発展してゆくという傾向がみられます。また、練習曲らしくシンコペーション、半音階、三連符、和声練習など音楽の構造に関わるものから、テクニカルなもの、性格的な小品、民俗調なものまでとじつに多様な内容となっていることも特徴といえるでしょう。コチシュの名を不動にした録音(Philips[デッカ])に、2008年最新リマスタリング(エンジニア、ヤーノシュ・ジェーリ)を施して、さらなる音質の向上がはかられています。(Ki)
HCD-32536
現代ハンガリーのオーボエ協奏曲
フリジェシュ・ヒダシュ(1928 − 2007):オーボエ協奏曲(1953)、
シャーンドル・バラッシャ
(b.1933):オーボエ,ホルンと弦楽オケのための二重協奏曲(2002)*、
ヨージェフ・ショプロニ(b.1930):オーボエ協奏曲(2001)*
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)、
ヴォルフガング・ヴィフラー(Hrn)、
アラン・ギルバート(指)SWR シュトゥットガルトRSO、
べーラ・ドラホシュ(指)ブダペスト・ストリングス*

録音:1996年9月19日SWR シュトゥットガルト放送スタジオ、2006年6月12-14 日カールスルーエ放送スタジオ*
HCD-32538(2CD)
ガルッピ:歌劇「ティートの慈悲」 ゾルターン・メジエシ(Tティート)、
モニカ・ゴンザレス(Sヴィテッリア)、
ジタ・ヴァーラディ(Sセルヴィーリャ)、
アンドレア・メラート(Msセスト)、
バルナバーシュ・ヘジ(CTアンニョ)、
タマーシュ・コーボル(Tポブリオ)、
ファビオ・ピローナ(指)
サヴァリア・バロック・オーケストラ(ピリオド楽器使用)

録音:2007年7月8−14日,ブダペスト
「ティートの慈悲」と言えば、モーツァルトのオペラが有名。その元となったメタスタージョの台本は、多くの作曲家によってオペラ化されたことが知られています。オリジナルのカルダーラのオペラ(BONGIOVANNIGB23602CD)に続いて、バルダッサーレ・ガルッピ(1706−1785)のオペラが世界初録音。1760年の謝肉祭シーズンにトリノで初演され、大変大きな人気を博しました。およそ30年後のモーツァルトのオペラと比べると、違いはあるものの、物語の大筋は変わりません。ガルッピの音楽は、初期古典派ならではの新鮮な魅力を湛えたもの。アリアはどれも魅力的です。ハンガリーを代表する古楽系ソプラノのモニカ・ゴンザレスを始め、比較的若い世代の優秀な歌手が集められています。ファビオ・ピローナは、ヴェネツィアのベネデット・マルチェッロ音楽院出身。ガルッピの権威として知られています。サヴァリア・バロック・オーケストラは、ハンガリー古楽界の大御所、パール・ネーメトが芸術監督を務めるオーケストラ。   (Ki)
HCD-32540
ニコラ・シェドゥヴィル(1705−1782):こころみ(レ・ドゥフィ)、または音楽愛好家の練習曲〜ハーディ・ガーディと数字付低音のための作品集Op.9 ローベルト・マンデル(ハーディ・ガーディ)、パール・ネーメト(バロックFl)、アンサンブル・ル・ベルジェ・フォルチュネ、ピロシュカ・ヴィタリウス(バロックVn) ゾルターン・セープラキ(リコーダー)、オットー・ナジ(Vc、ヴィオラ・ダ・ガンバ) アーグネシュ・ヴァーライアイ(Cemb)、ガーボル・トコディ(Lute、バロックG)

録音:2007年4月3-5日フンガロトン・スタジオ
ミシェル・コレット(HCD.32102)、ドラヴィーニュ(HCD.32201)、ジャン&ジャック・オットテール(HCD.32334)につづく、ハーディ・ガーディ(手回しオルガン)およびミュゼット(袋に風を送りパイプを鳴らす楽器)のシリーズ第4弾。18世紀の初めにパリ・オペラ座管のオーボエとミュゼット奏者を務めたニコラ・シェドゥヴィル(1705−1782)。かれはみずからミュゼット製作までおこない、当時の記録に「フランスの貴婦人たちのミュゼット教師」と呼ばれ、名家のミュゼット教師として高い人気を得るとともに、ラ・ボルドより「フランス音楽史上最高のミュゼット奏者」とまで絶賛されたほど。全部で30曲からなる作品9は、当時はやっていた、素朴なひなびた様式を試みに取り入れ、タイトルが示すように演奏の難易度もそれぞれが献呈された弟子たちのテクニックに見合ったものとなっており、一世を風靡したこの風変わりな楽器の魅力が詰まっています。   (Ki)
HCD-32541
レハール:ヴァイオリン曲集
ロマンティックなセレナード*、
ロマンス ニ長調 Op.5、コンチェルティーノ ロ短調
セレナード イ短調、珊瑚色の唇(ポルカ・マズルカ)Op.7、ラインラント・ポルカ〜喜歌劇「フリーデリケ」より
フォックストロット、鏡の歌、
ハンガリー幻想曲 Op.45
喜歌劇「パガニーニ」のヴァイオリン・ソロ、
「魔女の踊り」によるパラフレーズ〜喜歌劇「パガニーニ」より
チャルダーシュ〜喜歌劇「ひばりの鳴く所」より、
ジプシーの恋のワルツ〜喜歌劇「ジプシーの恋」より
レイラ・ラーショニ (Vn)、
フランツ・リスト音楽大学CO*、
ガブリエラ・ジェケール(P)
「メリー・ウィドウ」やワルツ「金と銀」で有名なフランツ・レハールは、膨大な作品を残しながら、大半は聴くことができませんでし た。彼はもともとヴァイオリンを学び、劇場の奏者を務めていたので、魅力的なヴァイオリン曲がかなりあります。ここに収められた13曲 中11曲が世界初録音。いずれもレハールならではのとろけるように甘いメロディとオトナの色気に満ちていて、まさに世紀末ウィーンの雰 囲気に満ち満ちています。さらに「コンチェルティーノ」などに示されるヴィルトゥオーゾ的な技巧、「ハンガリー幻想曲」や「チャルダー シュ」などに見せるハンガリー人としての顔も見られ、いろいろな点からも興味たっぷりの一枚です。意外に多い「レハール・ファン」必 携の超オススメ盤です。
HCD-32542
ラースロー・ライタ(1892−1963):弦楽四重奏曲全集Vol.1
第1番[二重フーガとロンド]Op.5(1923)、第3番Op.11(1929)、第4番Op.12(1930)
アウアーQ[ヴィルモシュ・オラー、ガーボル・ベラーン(Vn)、チャバ・ガールフィ(Va)、アーコシュ・タカーチュ(Vc)]

録音:2007年11月15−20日ハンガリー、フンガロトン・スタジオ
HCD-32543
ラースロー・ライタ(1892−1963):弦楽四重奏曲全集Vol.2
第5番Op.20(1934)[弦楽四重奏のための5つのエチュード]、第7番Op.49(1950)、第9番Op.57(1953)
アウアーQ[ヴィルモシュ・オラー、ガーボル・ベラーン(Vn)、チャバ・ガールフィ(Va)、アーコシュ・タカーチュ(Vc)]

録音:2007年ハンガリー、フンガロトン・スタジオ
20世紀前半のハンガリーにおけるずば抜けた作曲家、民俗音楽学者、教師のひとりと考えられているライタ(1892−1963)。バルトークの親密な仲間で、ハンガリー音楽の研究に多大な影響を及ぼしました。総数69の作品は映画音楽にいたるまで全ジャンルにおよび、パリでダンディに師事した経験もあり、作風はみずから公言するようにフランス印象派に、また同様にハンガリーや東欧の民俗音楽にも通じたもの。このたび全集シリーズとして2枚同時リリースとなる弦楽四重奏は、創作活動を通じてひんぱんに書かれ、1953年の作品58まで全部で10曲を数えます。時期もほとんど重なることからバルトークの弦楽四重奏に大いにインスパイアされて書かれ、ハンガリー内外のアンサンブルによって演奏されてきました。ちなみに1920年代にライタはまたアメリカのロート、自国ではヴェーグ、タートライといったカルテットを指導しています。ライタの国際的名声を得るきっかけをつくった弦楽四重奏第3番。アメリカン・エリザベス・スプラーグ=クーリッジ財団から賞金を授与され、欧米の多くの都市で初演されています。このほか息子のアベル夫婦に捧げられた第9番では、フィナーレにトランシルヴァニアの舞曲による主題が聞こえるなど、じつに多彩。バルトークが書いた不滅の6曲に次ぐ充実の内容となっています。演奏を手がけるアウアー四重奏団は1990年リスト音楽院の学生たちによって結成されたアンサンブルで、幾多のコンクール入賞歴のほかすでに録音も多数。  (Ki)
HCD-32545
ラースロー・ライタ:弦楽四重奏曲全集Vol.4
弦楽四重奏曲第2番Op.(1926)
ピアノ五重奏曲(音楽劇)Op.4(1922)
アウアーSQ
[ヴィルモシュ・オラー、ガーボル・ベラーン(Vn)、チャバ・ガールフィ(Va)、
アーコシュ・タカーチ(Vc)]、
アンナ・グラニク(P)

録音:2009-2010年、フンガロトン・スタジオ
ラースロー・ライタ(1982-1963)は、バルトーク、コダーイと並ぶ才能として国際的にも高い評価を受けながら、1956年ハンガリー動乱を機に共産主義体制にその音楽活動を抹殺されてしまった不遇の作曲家。このアルバムでは比較的初期のアヴァンギャルド時代から、ライタ本人も実験的な作品として出版しなかった二曲が収録されています。しかしバッハの受難曲を思い起こさせる厳格な対位法とフーガは圧倒的なメッセージを感じさせ、ライタ再評価に相応しい傑作といえます。アウアー弦楽四重奏団は1990年結成。1997年の第7回国際弦楽四重奏コンクールでメニューヒンの高い評価を得て優勝して以来、世界の音楽シーンで活躍しています。 (Ki)
HCD-32547
シューマン:謝肉祭Op.9
ロマンス嬰ヘ長調Op.28の2
幻想曲ハ長調Op.17
子供の情景Op.15
タマーシュ・ヴァーシャリ(P)

録音:2008年5月
最近は指揮の評価も高いハンガリーのピアニスト、ヴァーシャリ。アニヴァーサリー・イヤーのシューマンによる最新録音の登場です。彼は若いイメージがありますが、この録音時75歳。円熟の極みで、全く巧まずして大きな音楽を作り出しています。 (Ki)
HCD-32549
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集2
チャールダーシュの情景Op.83第12番「わたしの小さなキジバト」、3つの小品Op.48、
3つの小品Op.52、
ハンガリー歌曲集Op.67-1「深い森の暗い日陰で」
常動曲Op.11(原曲:パガニーニ)、
カプリス第13番(原曲:パガニーニ)
ハンガリー幻想曲(遺作)‘なぜ、あなたは優しくささやくの?’、
短詩[瞑想](遺作)、
即興的ワルツ(原曲:リスト)、
エレジー(原曲:ラフマニノフ)、5つの演奏会用練習曲Op.115
フェレンツ・セチェーディ(Vn)、
イシュトヴァーン・カシャイ(P)

録音:2007年6月14-17日フンガロトン・スタジオ
ヴァイオリン・ファンから注目を浴びる、フバイのシリーズ第12集。作曲家としてももっとも成功したジャンルがヴァイオリン曲だけに、今回もいずれも聴きもの揃い。収録内容は3種に大別され、まず、ハンガリーの民俗主題に題材を得たもの。3つの歌曲と2つの民俗舞踊の旋律を超絶技巧に改作した、チャールダーシュの情景第12番などがこれにあたります。つづいて、3つの小品や演奏会用練習曲といった、ヨーロッパのロマン派様式で書かれた性格的小品。そして、パガニーニやラフマニノフ曲からの、さまざまなトランスクリプション。リストの即興的ワルツは、1931年のクリスマスに若きメニューインのためにアレンジされたものです。なお、いよいよ当シリーズも次回第13集をもって堂々完結の予定です。
HCD-32552
ヨハン・ジギスムント・クッサー(1660−1727):管弦楽組曲「ミューズの祭り」〜第4番ハ長調/第5番変ロ長調/第6番イ短調 バラージ・マーテー(指)
アウラ・ムジカーレ(ピリオド楽器使用)

録音:2007年6月27−30日ハンガリー、トルダシュ・ルター派教会
当時ハンガリー領ブラティスラヴァで活躍していた著名なカントルで作曲家の息子として生まれたクッサー。リュリと親交のあったかれはのちにオペラでも名をあげますが、まず人気を博したのは器楽曲。壮麗なるひびきに満ちた「ミューズの祭り」はこのジャンルの代表作で、これは第3番までを収めた第1集(HCD.32337)につぐ完結篇となるアルバムです。 (Ki)
HDVD-32553(2DVD)
モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集
ヴァイオリン協奏曲第1番〜第5番、協奏交響曲変ホ長調KV.364、コンチェルトーネ ハ長調KV.190、ロンド ハ長調KV.373、ロンド 変ロ長調KV.269、アダージョ ホ長調KV.261
バルナバーシュ・ケレメン(Vn & 指)、
カタリン・コカシュ(Vn & Va)、
フェレンツ・エルケルCO

収録:2006年5月12& 24日 ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、 ベラ・バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール(ライヴ)/PCM ステレオ ドルビー・デジタル5.1 97’ 141’50” /音声:ハンガリー・英・独・仏/ 字幕:ハンガリー・英・独・仏/ カラーNTSC 4 : 3/ Region All
HCD-32555(2CD)
コダーイ:歌唱集〜民俗伝承詞による16の連作歌曲集Op.1
ベーラ・バラージュの詩による3つの歌曲
4つの歌曲、7つの遅れてきたメロディーOp.6
ヒムフィの歌(詞:シャーンドル・キシュファルディ)
2つの歌曲Op.5、5つの歌曲Op.9、3つの歌曲Op.14
エピグラム〜9つのヴォカリーズ(テクスト:メリンダ・キシュテーテーニ)
ヨアンニシュ・フニャディの墓碑銘(ヤヌス・パンノニウス)
アンドレア・メラート(Ms)、アンナ・コロンディ(S)、
ジュラ・オレント(Br)、サボルチュ・ブリックネル(T)、
チャバ・セゲディ(Br)、
イシュトヴァーン・コヴァーチュ(Bs)、
ユディト・ネーメト(Ms)、
イェネー・ヤンドー、エメシェ・ヴィラーグ(P)

録音:2007年11月21日−2008年9月1日フンガロトン・スタジオ
わずか4歳で即興的に歌を作ったといわれるコダーイ。のちにすぐれた合唱作品を残すかれの本分は終生、声楽にありました。このアルバムでは、コダーイが創作活動の最初の20年間に、器楽による室内楽と並行して取り組んだ、ピアノ伴奏つきの芸術歌曲を収録しています。民俗詩による作品1のハンガリー語原題Enekszo(エーネクジョー)は、強いて英訳するとSong−wordあるいはSinging−wordとなることが象徴的なように、そしてまた詞をアラニ、モーリツ、ベルジェニ、ケルチェイ、チョコナイ・ヴィテーズ、アディ、バラッシらハンガリー人による詩作に付曲していることから、じっさい、どのナンバーにおいてもハンガリー語と、そこに根ざしたゆたかな旋律美の関係性を見て取ることができます。   (Ki)
HCD-32557(3CD)
コダーイ:歌曲全集 ガーボル・ブレッツ(B-Br)、サボルツ・ブリクネル(Ten)、ユーリア・ハイノーツィ(Sop)、カタリン・ハルマイ(CA)、
アンナ・コロンディ(Sop)、アンドレア・メラート、ユディト・ネーメト(Ms)、ギュラ・オレンド(Br)、
ベルナデット・ヴィーデマン (Ms)、タマーシュ・ヴァーシャリ、エメシェ・ヴィラーク(Pf)
【ハンガリー語歌唱】
コダーイは素晴しい合唱曲の影に隠れた美しいピアノ伴奏付歌曲も残しています。それをすべて収録した3枚組。ハンガリーを代表する歌手陣に加え、 ピアノを名手ヴァーシャリが務めているのが超ぜいたく。大半が民謡編曲で、力強い生命力あふれる世界が広がります。 (Ki)
HDVD-32560(DVD)
モーツァルト:フルート協奏曲第1番/第2番、
アンダンテハ長調KV.315、
フルートとハープのための協奏曲ハ長調KV.299

◆特典映像…グルック:オルフェオとエウリディーチェ〜「精霊の踊り」〜フルートとハープによる演奏(アンコール)、
ドラホシュとヴィグのインタビュー
アンドレア・ヴィグ(Hp)、
ベラ・ドラホシュ(Fl&指)ブダペストSO

収録:2006年12月23日ブダペスト、フェレンツ・リスト音楽院(ライヴ)
クリスマス・シーズンに首都ブダペスト有数の会場で行われたコンサートの模様が収められた映像作品。ハンガリーきっての名手ドラホシュの演奏でたっぷりとモーツァルトの名曲を楽しめます。画質、音質ともすぐれています。 (Ki)
HCD-32561
カール・フィリップ・シュターミッツ(1745−1801):クラリネット四重奏曲
イ長調Op.14-6、ニ長調Op.14-3、
変ホ長調Op.19-1、変ロ長調Op.19-2、
変ホ長調Op.19-3
ラヨシュ・ロズマーン(Cl;L.ロッシF537)、
オーセンティックQのメンバー(ピリオド楽器使用)、
ジョルト・カッロー(Vn)、
ガーボル・ラーツ(Va)、チッラ・ヴァーリ(Vc)

録音:2007年10月フンガロトン・スタジオ
ボヘミアからドイツに出て、いわゆるマンハイム楽派の中心メンバーとして18世紀後半のヨーロッパを席巻したシュターミッツ一族。マンハイム楽派随一の多作家と云われるカール・フィリップ・シュターミッツは、父ヨハンに引き続きマンハイム楽派第2世代を代表する作曲家として活躍しました。かれの作品では50曲もしくはそれ以上の交響曲に、少なくとも60の協奏曲、そして当時のはやりだった、8曲のサンフォニ・コンセルタントのほか、ぼうだいな数に及ぶ室内楽が残されたことがわかっています。ここでは当時最新の楽器だったクラリネットを主役に据えた四重奏を収録。快活なロンドが特徴的な作品14の3も素敵ですが、“協奏的四重奏”とよばれる作品19になると、より規模も大掛かりでソリスティックな見せ場もふんだんです。現代作品に至る幅広い活動を展開する注目の若手ロズマーンのテクニックはもちろん、当時を思わせるオリジナル楽器による演奏がまた魅力いっぱい。世界初録音。  (Ki)
HCD-32562
ウジェーヌ・ワルキエ(1793−1866):協奏的大四重奏曲嬰ヘ短調Op.46、
三重奏曲ニ長調Op.35*、
大四重奏曲ヘ長調Op.70
テトラヴェルシ・フルート・カルテット[エヴェリン・バログ、カタリン・ナジ、ユディト・パチョライ、ゲルゲイ・イッゼーシュ]、ジョルト・カッロー(Vn)*、ディッタ・ローマン(Vc)

録音:2007年10月1−3&7日フンガロトン・スタジオ
世界初録音。ワルキエはベルギーに生まれ、19世紀前半に活躍したフランスのフルート奏者。時代が求めたフルート教師であり、ベーム式以前の古いフレンチ・システム(指で穴を押さえる)のフルートの擁護者でもあり、そしてまた作曲家としても成功を収めていますが、必然的にフルートつきの作品、なかでも室内楽曲にその本領が発揮されています。R.S.ロックストロは『フルート論』のなかで「その音楽は比類なく孤高なる様式に拠り、想像力に富み新鮮。衝動変化の多様な感情表現に充ち…さらに、デュオ、トリオ、カルテットはフランス芸術の最高のものである」と絶賛していることからも、そのすばらしさがいくぶん想像できるでしょう。アルバム一曲目、さっそうとした軍隊行進曲調で第1楽章が開始される作品70は、つづくスケルツォに、悲痛かつ美しいアダージョを経て、フィナーレはロンドで閉じられます。なかでも演奏時間が30分を越える協奏的大四重奏はじつに個性的で、熱いパッションがほとばしり、聴きごたえ満点。これらは長らく楽譜も未出版であったため、わずかにフルート関係者のあいだで知られるのみのまぼろしの作品でしたが、楽譜の再出版を契機に世界初録音となりました。まさにフルート・ファン大注目のアルバム。  (Ki)
HCD-32563
A・スカルラッティ:インテルメッツィ「ペリッカとヴァッローネ」、「レオンツィオとエウリッラ」[イタリア語歌唱] ベルナデット・ヴィーデマン(Msペリッカ、エウリッラ)、
ラースロー・イェクル(Bsヴァッローネ、レオンツィオ)、
サヴァリア・バロック・オーケストラ(同時代楽器使用)、
アーグネシュ・ヴァーライアイ(Cem)、パール・ネーメト(指)

録音:2008年4月14-16日、5月7-8日フンガロトン・スタジオ
舞台用のインテルメッツィは、オペラ・セリアの幕間に、あるいは幕中の舞台転換の間じゅうに演奏された、2名または3名を伴う形の、1幕乃至3幕の室内オペラのこと。その目的はオペラ・セリアの悲劇的な筋書きにコメディの要素を加えたり、舞台上で繰り広げられる出来事の劇的な連鎖に、短い“間奏”をただ挿入したりするためのものでした。ありふれたキャラクターに、日常的なシチュエーションの親しみやすさから、しばしばオペラ・セリア本編以上の人気を集めたといいます。のちのオペラ・ブッファを準備する意味で重要な役割を担うインテルメッツィ。このジャンルを発展させた代表的な巨匠には、群を抜いた数のオペラとカンタータの創作で知られたアレッサンドロ・スカルラッティもいました。使用人ふたりの発展してゆく恋愛模様を描いた「ペリッカとヴァッローネ」と、恋人たちの口げんかがコミカルな「レオンツィオとエウリッラ」。世界初録音となる2曲は、順にドランマ・ペル・ムジカ(音楽のための劇)「スペインのスキピオ」、「マルクス・アティリウス・レグルス」のインテルメッツィとして書かれたもので、各ナンバー長くても4分半、短いものは15秒というレチタティーヴォの間にアリアと二重唱が挟まれる形で進み、最後は二重唱で閉じられます。古楽ファンにはおなじみのネーメトらによる演奏は新鮮な息吹を感じさせ、その魅力をいまに伝えるすぐれた内容。 (Ki)
HCD-32564
ル・ムニュ・ド・サン=フィリベール:6つのカンタティユ集
(「アリアーヌ(アリアドネ)」、
「ハーディ=ガーディ」、
「イポメーヌ(ヒッポメネス)とアタラント(アタランタ)」、
「いらだち」、「輝き」、「結婚」)
モーニカ・ゴンザーレス(S)、
ゾルターン・メジェシ(T)、
ローベルト・マンデル(ハーディ=ガーディ)、
パール・ネーメト(Fl)、
ピロスカ・ヴィターリウス(Vn)、
オットー・ナジ(Vc、Gamb)、
アーグネシュ・ヴァーラリャイ(Cemb)、
ガーボル・トコディ(Lute)

録音:2008年5月7-9、18、19日フンガロトン・スタジオ
フランスのカンタータは、ルイ14世期の末期から栄え始め、ラモーに代表されるパリのオペラの活性化のあと、衰退しました。その後出てきたのがカンタティユ。その名の示すとおり、短いカンタータというのが、もともとの意味ですが、実質は、バロック・カンタータのロココ版。バロックの劇的効果ではなく、ロココの優美さが特徴です。クリストフ・ル・ムニュ・ド・サン=フィリベール(1720頃−74)は、作曲家で楽譜出版業者。自身の作品を刊行するため出版業を始めました。彼の短い生涯については、史料もあまり残されてなく、出版された作品や著作から得られる情報がほとんど全てです。今回収録された「6つのカンタティユ集」は、1740年代初期に出版されたもので、数度にわたって刊行されていることから、当時、人口に膾炙したものと推定されるル・ムニュの代表作です。ロココの優美さが感じられる佳作です。 (Ki)
HDVD-32565(DVD)
バルトークのピアノでT
バルトーク:「ミクロコスモス」〜短6度音程での平行進行(ピアノ演奏:ベラ・バルトーク)、はじめに(案内役:カウツキー・アルマンド)、ピアノの修復、レッスン風景〜父ゾルターンから息子クリスティアーンへ、
バルトーク:「ミクロコスモス」〜短6度音程での平行進行(ピアノ演奏:クリスティアーン・コチシュ)、
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番、
リスト:アヴェ・マリアR.194,S.545、
バルトーク:「ミクロコスモス」〜オリエンタル風に/和音練習/小練習曲/スケルツォ/夜想曲/民謡風に/倍音/歌/5度の和音/農民舞曲/交互に弾かれる3度/4度/ユニゾン、「子供のために」〜アンダンテ(子供の歌)/アンダンテ(バラード)/アレグレット/アンダンテ・ノン・トロッポ(兵士の歌)/アレグロ(お酒の歌)/アレグロ・ロブスト
ゾルターン・コチシュ(P)

制作:2000年ハンガリーTV/ドルビー5.1chステレオ/64’/NTSC16:9
リージョン・コードAll/字幕:洪,英,独,仏,伊,日本語
ブダペストのチャラーン通りには、バルトークがハンガリー時代の最後に過ごした邸宅がいまも残されています。1981年より記念館となっていますが、2006年の生誕125周年に向けて家の改築と同時に古いピアノの修復がはかられました。このDVDには、仕事部屋に置かれていた作曲用の小型のべーゼンドルファーの修復の模様と、バルトークのピアノ独奏曲全集の録音でも知られる第1人者コチシュによる‘バルトークのピアノ’を弾いたコンサートが収められています。邸宅のもとのダイニングとリビングの空間を利用しておこなわれた、ささやかな修復記念のお披露目コンサート。メイン・イベントはやはり後半のバルトーク。1930年代にバルトークの住まいで、バルトークのピアノで、バルトークの作品がどんな響きがしていたのか。ファン必見の内容です。うれしい日本語字幕つき。  (Ki)
HCD-32566
クリストフ・シャフラート(1709−1763):ハープシコードのための6つのソナタ集Op.2
ソナタ第1番ヘ長調、ソナタ第2番ホ短調、
ソナタ第3番ト長調、ソナタ第4番ハ短調、
ソナタ第5番変ロ長調、ソナタ第6番ト短調
ボルバーラ・ドボジ(Cem:キルンベルガーV415Hz)

録音:2007年11月17−18日、2008年4月8日フンガロトン・スタジオ
クリストフ・シャフラートは18世紀に活躍したドイツのチェンバロ奏者、作曲家、教師。フリードリヒ大王に仕え、1740年に王の即位にともないベルリン宮廷楽団のチェンバロ奏者に任命されています。作曲家としてのジャンルは器楽曲に集中しており、とりわけ重要なのが鍵盤作品。このアルバムでは1749年にニュルンベルクで出版された作品2の6曲を収録しています。シャフラートの書法はシンプルで、ほとんど(このアルバムでは第6番をのぞくすべて)が急−緩−急の3楽章形式により、分散和音と音階的なパッセージの効果的な使用に特徴がみられます。また様式上は、旋律の美しさ、短いフレーズ、単純なテクスチュア、緩やかな和声リズムと三連符の多用など、いわゆるギャラント・スタイルの特徴をみせています。しかも第6番第2楽章のフーガ楽章に明らかなように、すぐれた対位法書法をも垣間見せます。演奏は名手ズザナ・ルージイチコヴァに師事したドボジ。使用楽器は1733年パリ、フランソワ・エティエンヌ・ブランシェにもとづく、1987年レムヒンゲン、エッケハルト・メルツドルフ工房による製作のチェンバロ。 (Ki)
HCD-32567
M・ハイドン:四旬節用ミサMH553,KT/19,(1794)、
四旬節のためのミサMH551,KT/20,(1794)、
四旬節ミサMH552,KT/3,(1794)、
枝の主日のためのグラドゥアーレ MH695,KUa/27,(1798)、
聖十字架ミサMH56,KT/16,(1762)
パーセルcho、ジェルジ・ヴァシェギ(指)、
オルフェオ・オーケストラのメンバー(ピリオド楽器使用)、
レヴェンテ・ジェンジェッシ(Org)、
チッラ・ヴァーリ(Vc)、ジェルジ・ヤンジョー(Cb)

録音:2007年11月2−6日フンガロトン・スタジオ
世界初録音。その生涯にラテン語とドイツ語で35のミサと3つのレクイエムを遺したミヒャエル・ハイドン。ほかならぬ彼の最期の仕事となったのも未完のレクイエムでした。E.T.A.ホフマンは未完のレクイエムに宛てて「かれは宗教音楽の作曲家として時代と国を越えて最高の芸術家に位置づけられることは、現在では音楽を解するものであれば誰しも疑いようがない。」と述べています。ミヒャエル・ハイドンが当時のナジヴァーラド(現ルーマニアのオラデア)の司教座でキャリアをスタートさせた経緯から、ハンガリーゆかりの作曲家と位置づけフンガロトンが録音に力を入れるこのシリーズ。最新作では宗教音楽、なかでも四旬節(受難節)にまつわる作品を収めています。ここで注目される特徴がパレストリーナ様式として知られる対位法書法。そして聞こえてくる音楽の約やかな美しさ。教会での典礼に相応しいようにという配慮から、グレゴリオ聖歌の旋律を定旋律に用いたり、またトランペットやホルン、打楽器などの鳴り物はあえて避けています。なお合唱の編成はソプラノ6、アルト(カウンターテナー)4、テノール4、バス4。ラテン語歌唱。  (Ki)
HCD-32568
リスト歌曲集(異版も含む)
3つのペトラルカのソネット(1847)☆
喜びに満ち苦しみに満ち(ゲーテ詞)#(初版(1844)/第2版(1848)/第3版(?))
優しく響け、わが歌よ(ノルトマン詞)#(初版(1848)/第2版(1860))
天上から来たあなた(ゲーテ詞)#(初版(1843)/第2版(1856)/第3版(1860))
おお、わたしがまどろむとき(ユゴー詞)*(初版(1844)/第2版(1860))
3つのペトラルカのソネット(1883)☆
サボルチ・ブリクネル(T)
ベルナデット・ヴィーデマン(Ms)、
エメシェ・ヴィラーグ(P)
☆=イタリア語歌唱、#=ドイツ語歌唱、*=フランス語歌唱

録音:2009、2010年フンガロトン・スタジオ(デジタル・セッション)
リストは生涯にわたって歌曲も多数作曲していますが、ピアノ曲と異なり、割とシンプルにメロディを朗々と歌わせるものが多いのが特徴。さらに改訂魔だったリストらしく、歌曲もいくつか版が存在するものがあり、ここではそれらがすべて収録されています。なかでも興味深いのが「巡礼の年第2年」の「ペトラルカのソネット」の原曲。これも1847年版と1883年版があり、ノクターン風でナイーヴな前者と、より複雑化された後者でリストの向上と進歩の過程がみてとれます。 (Ki)
HCD-32570
クルーセル:クラリネット四重奏曲集
第2番ハ短調Op.4/第1番変ホ長調Op.2/第3番ニ長調Op.7
ラースロー・ホルヴァート(Cl)、
トリオ・ドゥマシュ
[ヨゼフ・プーリア(Vn)、
チャイム・ステッラー(Va)、
エルシュ・ケーセギ(Vc)]

録音:2008年7月7-11日フンガロトン・スタジオ
ベートーヴェンと同時代に生きたベルンハルト・ヘンリク・クルーセル(1775−1838)はフィンランドの名クラリネット奏者、作曲家。シベリウス以前のフィンランドで最も重要な作曲家とされていますが、技巧的な協奏曲をはじめとするクラリネット作品はみな、よほど演奏意欲を掻き立てるらしく、名人と謳われる奏者がこぞって取り上げる傾向にあります。マイナーキーで劇性とメロディアスな魅力が引き立つ第2番を含む、カルテットの新録音で名乗りを上げるラースロー・ホルヴァートは1945年ハンガリー生まれの名手。 (Ki)
HCD-32571
ハンガリー近現代の声楽曲
(1)ジェルジ・オルバーン:マニフィカト
(2)ペーテル・トート:大ハンガリーの女王のための讃歌
(3)コダーイ:わたしの心は痛む(1917)、(4)カールロー村の対舞(1950)
[歌唱;(1)(2)ラテン語・(3)(4)ハンガリー語]
(1)イルディコー・チェルナ(S)、
ジュジャ・エレケシュ(Org)、ゼーノー・ラーング(Perc)、
(1)(3)アンドレア・メラート(Ms)、
(3)(4)アーグネシュ・サカーイ(ツィンバロン)、
(4)オルショヤ・サカーイ(ツィンバロン)、
ブダペスト・エトヴェシュ・ロラーンド大学、
ガーボル・バロシュ(指)
ベーラ・バルトークcho&大学O

録音:2008年4月、5月フンガロトン・スタジオ
大御所オルバーンによるマニフィカトは、大作「クリスマス・オラトリオ」(HCD.32546)以前に書かれたもので、ハンガリー語の聖ルカ福音書によるおなじみのカンティクル。現在のラテン語版は8楽章構成で、演奏時間30分ほど。起伏に富み、静謐な美しさにもあふれています。トートの作品は2007年11月に当大学アンサンブルの依頼によって書かれたもの。前衛色とは無縁でシンプルでたいへんわかり易い内容です。音楽が進むに連れて、テクスチュアは次第に厚みを増してゆきます。4声の合唱と弦5部という編成。民俗楽器ツィンバロンの採用がユニークなコダーイの2曲は、ジプシーバンドに興味を示したあとがうかがえます。1957年に設立され半世紀以上の歴史を誇る大学オケと、バルトーク家の許しを得てその名を冠して活動する学生コーラスによる演奏は、アマチュア離れした出来栄え。ブダペストの春音楽祭の常連であるかれらは、共通の創設者でもあり、以来監督を務めるバロシュのもと、2度のアメリカ・ツアーを含む海外楽旅も回数を重ね、すでににいくつものアルバムを発表しています。合唱大国ハンガリーを象徴する合唱関係者注目のアルバムといえるでしょう。   (Ki)
HCD-32572
プレイエル:弦と管のための室内楽曲集
五重奏曲変ホ長調Op.10-3Ben282〜フルート,オーボエ,ヴァイオリン,ヴィオラとチェロ
四重奏曲ト長調Ben391〜オーボエ,ヴァイオリン,ヴィオラとチェロ
四重奏曲ニ長調Ben381〜フルート,ヴァイオリン,ヴィオラとチェロ
四重奏曲ト長調Ben394〜オーボエ,ヴァイオリン,ヴィオラとチェロ
オルショイヤ・カチャンデル(Fl) 
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob) 
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ペーテル・バールショニ(Va) 
ペーテル・サボー(Vc)

録音:2007年12月11−14日ハンガリー、フンガロトン・スタジオ
当時もっともポピュラーだった室内楽のジャンルは弦楽四重奏、五重奏でしたが、プレイエルは、弦楽にひとりもしくはふたりの管という形で4、5人のメンバーが混成するグループのための室内楽曲を作曲しています。それらを収めたのがこちらのアルバムで、いずれも世界初録音。軽快かつ感傷的なムードをたたえたところが共通し、管のパートは協奏的四重奏風に書かれていて、ヴァイオリンとのソリスティックな掛け合いが楽しめます。シュトゥットガルト放送響首席レンチェシュをはじめ、演奏陣も粒揃い。おすすめです。  (Ki)
HCD-32573
イヴァーン・マダラース(b.1949):オペラ「ザ・ラスト・ワルツ」
〜ガーボル・ゲルゲイによる一幕の戯曲「アフタヌーン・ティー」にもとづく
イルディコー・イヴァーン(女性)
ペーテル・フリード(夫)
タマラ・タカーチュ(料理人)
アッティラ・ヴェンドレル(息子)
ガーボル・ホッレルング(指)ハンガリー国立歌劇場O

*ハンガリー語歌唱
録音:2009年1月5-11日フンガロトン・スタジオ(セッション)
「ザ・ラスト・ワルツ」は、1965年にガーボル・ゲルゲイが著した脚本をもとに、1999年マダラースが作曲した、前奏と全18場からなるオペラ。登場人物は4人のみ、中流家庭の居間を舞台に繰り広げられる状況劇で、これから起こるドラマを予感させるような劇的な前奏以下、音楽自体は比較的聴きやすいものとなっています。1949年生まれのマダラースは、バルトークやコダーイに次ぐ世代のエンドレ・セルヴァーンスキの弟子。ラジオドラマ風ともミュージカル風ともとれる「音楽物語集」(HCD.32349)なども発表しています。 (Ki)
HCD-32574
レンドヴァイ:天国〜ヨハネの黙示録より(2004)
レクイエム(2003)*
ラースロー・イェクル(Bs)、
イングリート・ケルテシ(S)、
ラースロー・ティハニ(指)、
ラースロー・コヴァー(指)*
MR響、同cho
カミルロー・レンドヴァイ(1928-)はフランツ・リスト音楽院名誉教授を務める長老作曲家。主にオペラで知られますが、宗教曲も胸に迫るもののある逸品です。
HCD-32578
ハンガリー・フルートの近過去
ヤーノシュ・デチェーニ(1927):田園風ソナチネ〜フルートとピアノのための
マーチャーシュ・シェイベル(1905−1960):パストラーレとブルレスケ〜フルートと弦楽のための
ジェルジ・コーシャ(1897−1984):ノットゥルノ
チャバ・サボー(1936−2003):舞踏のリズムによるソナタ〜フルートとピアノのための
エンドレ・セルヴァーンスキー(1905−1960):ソナチネ〜フルートとピアノのための
カミッロー・レンドヴァイ(1928):4つの二重奏曲〜フルートとピアノのための
フェレンツ・ファルカシュ(1905−2000):瞑想〜フルートとピアノのための
パール・ヤールダーニ:(1920−1966):ソナチネ〜フルートとピアノのための
ゾルターン・ジェンジェッシ(Fl) 
ジュジャンナ・コッラール(P)

録音:2008年2月28日−4月3日ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
共産体制下のハンガリーで生み出された、フルート作品の数々がいかに高い水準であったかを実証するアルバム。ヤールダーニとセルヴァーンスキーのソナチネは1952年に作曲。ともに当時の高名なフルート教師ゾルターン・イェネイ(1915−1981)に献呈されています。それらのソナチネに関連付けて1956年に作曲されたのが、デチェーニの田園風ソナチネ。すべてフルートを専攻する学生への教育的見地に立って書かれているのが特徴。このほかにも、トランシルヴァニア生まれという背景を感じさせるサボー、2楽章からなるシェイベルではジャズに対する志向が聞かれたりと、思いのほか多彩なつくりとなっています。フルートは1958年生まれのジェンジェッシ。ピアノは、ブダペストのフェレンツ・リスト音楽院でカタリン・ネメシュとイェネー・ヤンドーに師事し、アルフォンス・コンタルスキーやジェルジ・セボクにも師事したコッラール。   (Ki)
HCD-32579
トランスフィギュラティオ(TRANSFIGURATIO)
ヤーノシュ・ヴァイダ(1935):インテルメッツォ(弦楽オーケストラ伴奏つきターロガトー独奏のための)
アールパード・ケンチェイ(1959):セーケイの黒魔術(ターロガトー、3弦ヴィオラとコントラバスのための)*
アルマンド・トート(1955):4つのピンダロス歌曲(ターロガトーとハープのための)#
アールパード・ケンチェイ:トランスフィギュラティオ(Transfiguratio)〜.ターロガトーと弦楽四重奏のための
シャーンドル・バラッシャ(1935):ターロガトーの聞こえるとき
マティアス・カダル(1977):夢(弦楽オーケストラとターロガトーのための)
マティアス・カダル:Merimes-ターロガトーと弦楽オーケストラのための協奏曲
べーラ・コヴァーチュ(1937):アイネ・クライネ・バルカンムジク
ラースロー・Gy.キシュ(ターロガトー)
ペーテル・アーレンダーシュ(Va)*、
アンドラーシュ・レルケシュ(Cb)*、
ベアータ・シモン(Hp)#、
アウアー四重奏団、
ゲーザ・テレク(指)ブダペスト・チェンバー・シンフォニー

録音:2008年5月&7月クラシック-サウンド・スタジオ
アジア発祥でハンガリー固有の民俗楽器ターロガトー。シングル・リードでクラリネット属のマウスピースを用い、キーワークはオーボエ風、ほの暗くもよく通る音色はイングリッシュ・ホルンのようという特徴があります。ターロガトーとトランスフィギュレーション(変容)の造語から名付けられたとも思われる、ケンチェイの曲をアルバム・タイトルに持つこのアルバムでは、20世紀生まれのハンガリーの作曲家たちがこの楽器にさまざまな組み合わせで曲をつけています。  (Ki)
HCD-32580
ヴェルフル:3つの弦楽四重奏曲集Op.4
ハ長調Op.4-1、ヘ長調Op.4-2、ハ短調Op.4-3
オーセンティックQ(ピリオド楽器使用)[ジョルト・カッロー、バラージ・ボザイ(Vn)、ガーボル・ラーツ(Va)、チッラ・ヴァーリ(Vc)]

録音:2008年1月11−13日フンガロトン・スタジオ
ベートーヴェンとほぼ同時代のヴィルトゥオーゾ・ピアニストで、長身のイケメンだったことから、当時はベートーヴェンよりも人気を集めたというヨーゼフ・ヴェルフル(1773−1812)。作曲家としてレオポルト・モーツァルトとミヒャエル・ハイドンに学び、ウェーバーを先取りしたようなロマン的で技巧的なピアノ曲を数多く残しています。こういうわけで、もっぱらピアノ・マニアのあいだで名高いヴェルフルですが、このたび登場するのは世界初録音の四重奏。まず第1番が1796年11月に、つづいて第2、第3番が翌1797年7月に出版されています。成立年代からみてちょうどよりリリースされたモーツァルト作品の編曲(HCD.32408、32343、32352)と同様の傾向がみられます。つまり、簡潔で明解な構造にメロディアスで美しい反復進行による3曲は、いずれもアマチュアによる私的な演奏を念頭に置いて、聴き手と奏者といずれにも歓びを与えるように作られています。もちろん、技巧的なパッセージと楽器間の対話にもじゅうぶん配慮がなされ、ヨーロッパ各地で再版を重ねたというのも頷けます。使用楽譜は1796−97年ウィーン、コジェルフ手稿譜(聖シュテファン王博物館セケシュ・フェーエルヴァル収蔵)。  (Ki)
HCD-32581
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集Vol.11
6つのハンガリーの詩曲Op.27、
5つの小品Op.51、
フランソワ・コぺのための3つの詩曲Op.56、
6つの新しいハンガリーの詩曲Op.76、
秋の詩(1924)、アルルカン−スケルツォOp.81、
2つの小品Op.110
フェレンツ・セチェーディ(Vn)、
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)

録音:2007年4月14−17日フンガロトン・スタジオ
ヴァイオリン好きが注目するフバイのシリーズ第11弾。リストの高弟で、フバイとも親交のあったカーロイ・アッグハージによる同名のピアノ・デュオ作品に触発された作品27に始まり、未出版で公開演奏された記録もない「秋の詩」まで、このたびのテーマは“詩(poemes)”。ふたつの「ハンガリーの詩曲」は、タイトルに反して民俗色は薄めでドイツ・ロマン派風。それぞれ6曲は緩と急とが交互に配置され、全体にリズムを与えています。このほか、大自然の目覚めと生茂る草木の再生を呼び起こす、うきうきとした気分あふれる「春のロンド」。対照的に「スズメバチ」はある種常動曲の性格を持つ超絶技巧曲で、青春の日のサロン音楽に比して複雑で成熟した筆致がみられます。これまでとあわせて、ヴィルトゥオーゾ、フバイによるヴァイオリン音楽の真髄に迫る内容となっています。   (Ki)
HCD-32582
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 Vol.13
チャルダーシュの風景第13番 Op.102
ジルバーシュヴィンゲンから
リスト(フバイ編):「3人のジプシー」によるハンガリー狂詩曲
4つの小品 Op.95
ハンガリー主題による変奏曲(無伴奏)
ハンガリー行進曲(ピアノ連弾)
チャルダーシュの風景第14番(ラヴォッタの主題による) Op.117
さようなら Op.111
フェレンツ・セチューディ(Vn)、
イシュトヴァーン・カッシャイ(Pf)
ハンガリー出身の大ヴァイオリストで作曲家のフバイ作品集の最終巻。これまでほんの一部しか聴くことのできなかった彼のヴァイオリン曲がこれです べて揃いました。今回のアルバムは珍品が集められていますが、いずれもハンガリー風味濃厚な魅力作ばかり。さらにフバイの非常に珍しいピアノ連弾曲 も収められているのが注目。現存する彼唯一のピアノ曲で興味津々です。 (Ki)
HCD-32583
ティンクトリスとストーケムの作品集
ティンクトリス:「祝福されしベアトリクス」、
ミサ曲「ロム・アルメ」、
「おお、処女よ、我らを憐れみたまえ」、
「主はその腕で力をふるい」、
「エレミアの哀歌」、
「崇高なる玉座の処女」
ストーケム:「めでたし海の星」、
「祝福されし聖母のグロリア」
作曲者不詳:ミサ曲「ロム・アルメ」より第6曲「サンクトゥス」(冒頭)
ヴォーチェス・エクァレス(声楽アンサンブル)、
ゾルターン・ミセイ(Org)

録音:2008年1月ブダペスト歴史博物館、城砦博物館、ゴシック礼拝堂
1458年に即位したハンガリー王マーチャーシュ1世は、ハンガリー王国最大の版図を獲得。文化振興を奨励し、首都ブダをルネサンス文化の一大中心地として、中世ハンガリー文化の最盛期を築きました。ストーケムはこの王に仕えた楽長でした。1508年に死去した、その后ベアトリクスは、ナポリ王フェルディナンド1世の娘で、ティンクトリスの愛弟子。同時代の様々な資料に、素晴らしいハープ奏者として記録され、中世ハンガリーの文化に並々ならぬ貢献をしました。ハンガリーの視点から、ヨーロッパ盛期ルネサンスの音楽を見つめ直し演奏することを、活動目的の1つとしているヴォーチェス・エクァレスが、王と王妃の記念年(即位550周年、没後500周年)である2008年に、互いに親交の深かった、ティンクトリスとストーケムという、ハンガリーと深い関わりを持ち、かつ、ヨーロッパ音楽史の中で重要な位置を占める作曲家の作品を録音したことは、非常に意義深く、その真摯な演奏は、録音の決して多くない2人の作曲家の作品の真価を伝えてくれます。 (Ki)
HCD-32584
ピエール・マクス・デュボワ(1930−1995):サキソフォンとピアノのための作品集
ディヴェルティスマン(1953)、
アルト・サキソフォンとピアノのためのコンツェルトシュテュック(1955)
アルト・サキソフォンとピアノのためのソナタ(1954)、
アルト・サキソフォンとピアノのための組曲形式による性格的小品集Op.77(スペイン風/ロシア風/フランス風/ハンガリー風/パリ風)、
アルト・サキソフォンとピアノのためのソナチネ
シャーンドル・リゴー(Sax)、
クリスティナ・レープ=グリル(P)

録音:2008年8月13-15日フンガロトン・スタジオ
クラリネット(HCD.32116)、フルート(HCD.32269)同様に、師ミヨーゆずりの鮮烈でウィットに富んだ作風が相通じるデュボワの第3弾はサキソフォン作品集。「クラシック・サキソフォン」と訊いてまず挙げられるのはクラシック・サキソフォン界の大立役者で、サキソフォンのフランス楽派の創始者マルセル・ミュール(1901−2001)でしょう。1944年にミュールはそれまで休止状態にあったパリ音楽院クラシック・サキソフォン科の主任教授に任命されています。ディヴェルティスマンは若きデュボワが憧れのミュールに献呈した作品。ほかにも、コンツェルトシュテュックはダニエル・ドゥファイエ(1922−2002)に、性格的小品はジャン=マリー・ロンデックスに、ソナチネはフランソワ・ダニエルズという具合に、それぞれミュールの弟子たちに捧げられています。多作家のデュボワは60曲ものサキソフォン曲をひっきりなしに書いていますが、青少年向けの作品を含むこのアルバムはデュボワへのオマージュとなっています。演奏は1965年ブダペスト生まれで、ジャン=マリー・ロンデックスのマスタークラスを受講したこともあるリゴー。 (Ki)
HCD-32585
シャーンドル・バラッシャ(b.1935):交響作品集
ビハール県での旅Op.93(2005)、
デブレツェンのチヴィシュ町Op.91(2005)
騎士道の誉れOp.100(2007)
アーダーム・メドヴェツキー(指)
MR響(ハンガリー放送交響楽団)

録音:2008年2月28日フンガロトン放送第6スタジオ
1935年ブダペスト生まれ、ボストン響やクーセヴィツキー財団、BBC響などの委嘱で作品を発表し、現代のハンガリーを代表する作曲家として知られるバラッシャの管弦楽作品を収めたアルバム。2005年12月に完成した「ビハール県での旅」は、ヴァーラドとビハール県の風景に捧げられた曲。フルオケのための4つの楽章からなる組曲で、ナジヴァーラド・フィルハーモニー管弦楽団のためにカルヴァン派の主教ラースロー・テーケーシュが委嘱し、2006年12月メドヴェツキーの指揮、ナジヴァーラド・フィルによって初演されました。現実の時間における景色と、青春時代の記憶の中の心象風景とを旅するという、バラッシャの自叙伝ともいうべき内容となっています。ほかに、ビハール県の中心都市で、作曲者と長年に渡りゆかりの深いデブレツェンを題材にした「デブレツェンのチヴィシュ町」、ティボル・エルケルに献呈され、同時にまたハンガリー最初の大作曲家フェレンツ・エルケルへのオマージュでもある「騎士道の誉れ」を収録。   (Ki)
HCD-32586
フリジェシュ・ヒダシュ(1928−2007):管楽器のための室内楽曲集
8+1〜8つの管楽器とコントラバスのための(2006)
5つのミニアチュール〜管楽器のための(1986)
オクラバ−トリオ(2006)
ゾゾのための絶望的な祈り(2004)[ゲーザ・フューケ編]
ディヴェルティメント〜木管八重奏のための(1985)
ラースロー・マロシ(指)
ジェール・ボレロ・ウインド・アンサンブル

録音:2008年3月9−11日ジェール、リヒテル・ホール
管楽器のための協奏曲と吹奏楽作品の数々でとりわけ人気を集め、ハンガリー国内にとどまらず、その名を海外にも知られたフリジェシュ・ヒダシュ(1928−2007)。実力も認められて、2度(1959年、1980年)にわたり栄誉あるフェレンツ・エルケル賞を授与され、1993年にはバルトーク=パーストリ賞を授与されています。楽器編成をそのまま表す「8+1」は、作曲家と特別な関係にあったボレロ・ウインド・アンサンブルの委嘱作。三部構成で単一楽章、スケルツォ風の作品で、ヴィヴァーチェのあと、“ビッグ・バンド”音楽を思わす大きくアーチ状を描くモデラートを経て、効果的なコーダで結ばれます。名手カールマン・ベルケシュのアンサンブルのために書かれた「ディヴェルティメント」は中央に緩徐楽章、2つのスケルツォを有するブリッジ構造の5楽章形式の作品。そして、風変わりなタイトルを持つ「オクラバ(Oclaba)」。このかろうじて自筆譜で残されていた作品名はトリオを構成する楽器の、短縮された英語表記(oboe,clarinetandbassoon)に由来します。20世紀前半のフランス新古典主義のミヨー、フランセを思わせるディヴェルティメント風の内容で、7つの楽章間に独奏楽器が交替するのも特色となっています。   (Ki)
HCD-32587
クリスティアン・ガイスト(c.1650 − 1711):教会コンチェルト集
(1) Alleluia − Surrexit pastor bonus
(2) Beati omnes qui timent Dominum
(3) Pastores dicite quidnam vidistis
(4) Altitudo, quid hic jaces
(5) Dixit Dominus Domino meo
(6) Vater unser, der du bist im Himmel
(7) Schopfe Hoffnung, meine Seele
(8) Es war aber an der Statte − O Traurigkeit
(9) Domine, ne secundum peccata nostra
(10) Die mit Tranen saen
(1)(3)(4)(5)(7)(10)マリア・ザードリ(S)、(1)(3)(4)(6)(7)(9)(10)アーグネシュ・ピンテール(S)、
(5)(7)(8)(9)(10)ペーテル・バラーニ(C-T)、
(1)(5)(7)ゾルターン・メジェシ(T)、
(1)(9)(10)ラースロー・カールマン(T)、
(2)(3)(5)(7)(9)(10)クリスティアーン・チェル(Bs)、
オルフェオ管弦楽団室内アンサンブル、
ジェルジ・ヴァシェギ(芸術監督、Cem、Org)、

(1)−(5)(9)ラテン語歌唱、(6)−(8)(10)ドイツ語歌唱

録音:2008年2月11−16日フンガロトン・スタジオ
コペンハーゲンで没したガイストは、17世紀後半のスカンジナビアで活躍したドイツの作曲家、オルガニスト。ストックホルムのス ウェーデン宮廷でオルガニストの職を得たガイスト。かの地で残した現存する作品のほとんどがラテン語の歌詞による宗教コンチェルト 集。このアルバムでは、復活祭にちなんだ色彩的なものから、葬儀のためのしめやかな内容のものまでその真髄をたっぷりと聴くことが できます。名花ザードリら声楽陣と、インマゼール率いるアニマ・エテルナに参加するラースロー・パウリクのヴァイオリンほかハンガ リーの精鋭アンサンブルがその魅力をいまに伝えます。   (Ki)
HCD-32588
ヴァンハル:3つのピアノ五重奏曲Op.12
ソナタ第1番ト長調、ソナタ第2番ニ短調、
ソナタ第3番変ロ長調
ミクローシュ・シュパーニ(フォルテピアノ;アントン・ワルターにもとづく、2003年クリス・マーネ製作)
オーセンティックQ(ピリオド楽器使用)、
ジョルト・カッロー、バラージ・ボザイ(Vn)、
ガーボル・ラーツ(Va)、チッラ・ヴァーリ(Vc)

録音:2008年2月21−24日フンガロトン・スタジオ
ボヘミア生まれでウィーン古典派の中心作曲家として、当時、人気を博したヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739−1813)。当時のハンガリー領のポジョニ(現在のブラチスラヴァ)に居住していたこともあるかれは、ウィーンに出たモーツァルトの「小ト短調」交響曲成立に大きな影響をあたえたと云われています。1784年にベルリンで出版された作品12は、別名“2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロ伴奏つきの(任意指定)クラヴサンのためのトリオ・ソナタ集”といい、ここでの演奏はその弦楽四重奏を伴う形となっています。これにより表現の幅も大きく拡がり、協奏曲風の趣きさえ感じさせます。また、心地よいハーモニー、雄雄しく自由な様式はヴァンハルのほかの作品とおなじで、アダージョの序奏つきで急−緩−急の3楽章形式というところが3曲に共通しています。フォルテピアノはBISのC.P.E.バッハのシリーズでおなじみ、名手シュパーニ。   (Ki)
HCD-32589
J.S.バッハ:オルガン曲集
前奏曲とフーガロ短調BWV.544*、同ニ長調BWV.532、同ハ短調BWV.546、同ト長調BWV.541*、トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV.525、パルティータハ短調BWV.767
ガーボル・レホトカ(Org)、
[ケチュケメート、コダーイ・ミュージック・センターのイェームリッヒ・オルガン、ヴァーツ・ミュージック・スクールのイェームリッヒ・オルガン*]

録音:1985年ケチュケメート、1978年ヴァーツ*
現代ハンガリーを代表する作曲家でもあるガーボル・レホトカ(1938年ヴァーツ生まれ)が弾くバッハのオルガン作品集。 (Ki) 
HCD-32590
エルネスト・カヴァッリーニ(1807−1874):30のカプリス集より(22曲)〜独奏クラリネットのための
第2番ハ長調/第3番ハ短調/第6番ニ長調/第8番ヘ長調/第9番ハ長調/第10番イ短調/第11番ヘ長調/第12番ニ短調/第13番ト長調/第14番ホ短調/第15番ハ長調/第16番ハ長調/第17番イ短調/第20番ニ長調/第21番ロ短調/第22番ト長調/第24番ハ長調/第25番変ロ長調/第26番変ロ長調/第27番ト長調/第28番ト長調/第29番変ロ長調
チャバ・クレニャーン(Cl)

録音:2008年3月25-30日フンガロトン・スタジオ
イタリアのミラノで生没したカヴァッリーニは、ロッシーニとヴェルディのお気に入りだった、超絶クラリネット吹きで作曲家。ミラノ音楽院でベネデット・カルッリに師事して、イタリアをひろく旅したのち、ミラノに戻りスカラ座管のメンバーとなります。当時、その腕前から英国のクラリネット奏者ヘンリー・ラザルスは「クラリネットのパガニーニ」と呼んだほど。また、ソリストしても、自作のクラリネットとオケ(またはピアノ)のための練習曲と演奏会用小品を携えて、ヨーロッパ各地で数多くのコンサート活動を行いました。そのなかでもっともひんぱんに取り上げたのが、その名もまさしくパガニーニの同名曲を思わせる「カプリス」。内容的には純粋に技術の練習から、イタリア様式のメロディアスで、とびきり美しい‘ベル・カント’ファンタジアまでを幅広くカバーしています。古典派からロマン派、現代作品までこなす名手クレニャーンを得て、ここに現代によみがえりました。   (Ki)
HCD-32592
妖精の踊り〜珠玉のチェロ作品集
R=コルサコフ:熊蜂の飛行、
チャイコフスキー
:気まぐれな小品ロ短調Op.62
ダヴィドフ:泉のほとりでOp.20-2、
サン=サーンス
:白鳥、
バルトーク
:ラプソディ第1番、
コダーイ:叙情的なロマンス、
ポッパー
:妖精の踊りOp.39、
ドヴォルザーク
:森の静けさ、
カサド:愛の言葉、
シューマン
:アダージョとアレグロOp.70、
ポッパー
:紡ぎ歌Op.55-1
イルディコー・サボー(Vc)、アーゴタ・レーナールト(P)

録音:2008年3月18日、4月1−2日フンガロトン・スタジオ
1993年生まれ、ハンガリー期待の若手サボーによる、きわめつけのチェロ名曲集。彼女はフェレンツ・リスト音楽院で名門バルトーク四重奏団の創立メンバーのひとりラースロー・メゼーに師事しており、メゼーの師事したカザルス、ピアティゴルスキーの孫弟子にあたります。 (Ki)
HCD-32593
プレイエル:3つの弦楽四重奏曲集Op.11
第1番ト長調/第2番ハ短調/ニ長調
ルイジ・トマジーニ四重奏団(ピリオド楽器使用)

録音:2008年4月1−4日ジュレー改革派教会
めったにほかの作曲家のことを誉めたりしないモーツァルトが、1784年4月24日付父レオポルトに宛てた手紙の中で、プレイエルの作品1、エルデーディ四重奏曲についてつぎのように触れています。「ぼくは、ヨーゼフ・ハイドンの弟子プレイエルが作曲して、発表されたばかりのいくつかのカルテットのことをどうしてもあなたに伝えなくてはなりません。もし、ご存知ないなら、ぜったい押さえておくべきです。つまり、骨を折ってもさがす価値があることがわかるでしょう。このカルテットはとてもよく書かれていて、聴いてたいへん楽しいものだからです。」まさに作曲家プレイエルについて、これ以上たしかな言葉はないといえるでしょう。このアルバムに収められた3曲は、プレイエルがもっとも充実していたストラスブール時代に古典派の様式で書かれたもので、すべて世界初録音。旋律、和声と様式のすべてにおいて、ハイドンやモーツァルトのそれをほうふつとさせる内容となっています。ただし、両大家とはちがい、第1番と第3番が急−緩−急の3楽章形式、短調の第2番はモデラート−モデラートの2楽章というのが興味深いところ。 (Ki)
HCD-32594
ハンガリー若手作曲家たちによるツィンバロン作品集
イローナ・メシュコー:水車小屋の歌
3つの小品/ポエジー
ペーテル・ゾムボラ:前奏曲/インスチチューチオI/A
マーテー・ベッラ:メッセージ/メッセージ02
バラージュ・ホルヴァート:砂利道〜Z.イェネイ65周年のために/さらなるシリーズ
ダーニエル・ディニェーシュ:序曲、エアとドゥーブル
マールトン・ケレークフィ:ラプソディ
ベアータ・モーリ(ツィンバロン)
ハンガリーの民俗楽器ツィンバロン。ここでは6人のハンガリーの若い作曲家たちが、ツィンバロンの効果と可能性に着目して書き下ろした新作を集めています。演奏はモデルばりの美貌を誇るハンガリーの女流ツィンバロン奏者ベアータ・モーリ。いずれもモーリのために書かれ、名人芸と不思議な表現力を発揮させています。
HCD-32595
カプリスの芸術
ギャヴィニエ:24の練習〜4,7,16,20,22,23,24番
ローデ:24のカプリス〜4,5,7,11,13,21,24番
ドント:24のカプリス〜1,2,4,5,13,18,24番
ミクローシュ・セントヘイ(Vn)と弟子達【ラースロー・ニャーリ、ジェルジー・ラカトシュ、タマーシュ・リゴー、チャバ・ツェンケ、ヤーノシュ・ボドル、ヨージェフ・レンドヴァイ、ロマーン・オセチンスキ】
ハンガリーの名演奏家でありながら、リスト音楽アカデミーの名教師としても知られるセントヘイ。ヴァイオリンを学ぶ人々の多くが手がける無伴奏曲 集を、彼が弟子達と競演。セントヘイの老練な芸は絶品ですが、弟子達の真摯な姿勢も感動的です。参考用CDとしても有益です。 (Ki)
HCD-32596
M・ハイドン:聖週間のためのレスポンソリウム集MH276−278(1778)
聖木曜日/聖金曜日/聖土曜日(※ラテン語歌唱)
パーセルcho、
オルフェオ・オーケストラのメンバー(ピリオド楽器使用)、
バーリント・マロート(Vc)、ジェルジ・ヤンジョー(Cb)、
レヴェンテ・ジェンジェッシ(Org)、
ジェルジ・ヴァシェギ(指)

録音:2008年4月22-24日、27-28日フンガロトン、スタジオ
世界初録音で注目を集めるシリーズの最新作。ローマ・カトリックの典礼で歌われるレスポンソリウムは、「応唱」と訳されるように、もともとは先唱者に呼応して短い句を会衆が唱えるというスタイルがその始まり。やがて時代が下るなかで膨大な作品が残され、16世紀後半のビクトリアやインジェニェーリ、ジェズアルド、18世紀中葉のヨンメッリ、ゼレンカが、旋律と高度の芸術性を加えて独立した宗教曲へと発展させてゆきます。そして、この流れに連なるのが、“ザルツブルクのハイドン”とも呼ばれ、18世紀後期に活躍した宗教音楽の大家ミヒャエル・ハイドン。このアルバムにはア・カペラ、オルガン伴奏つきの合唱、そしてオルガンとヴィオローネ伴奏つきの合唱という3つの版、全部で27のレスポンソリウムを収められ、パレストリーナを模倣した厳かで格調高い古様式(Stileantico)による声楽の扱いが秀逸のきわみ。こころ静かに深く沁み渡ります。   (Ki)
HCD-32597
イン・メモリアム〜ホロコーストの犠牲になったハンガリーの作曲家たち
ラースロー・ヴェイネル(1916−1944):デュオ
パル・ブダイ(?−1945):バレエ「人形医者」〜短い踊り(5曲)
シャーンドル・クテ(1908−1945):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
ジェルジ・ユストゥス(1898−1945):ジャズ組曲
エレメール・ジュライ(1904−1945?):子守歌〜A.キヴィ作、G.ケーペシュによるハンガリー語訳の詩による
シャーンドル・ヴァーンドル(1901−1945):エア
エレメール・ジュライ:エア、
シャーンドル・クティ
:セレナード〜弦楽三重奏のための
ヴィルモシュ・サバディ(Vn) 
ペーテル・バールショニ(Va)、
エメシェ・マリ(P)、マールタ・グヤーシュ(P)、
ベルナデット・ヴィーデマン(Ms)、
ディッタ・ローマン(Vc)、
ペーテル・バールショニ(Va)

録音:2008年7月7−11&17日フンガロトン・スタジオ
このアルバムは、第2次世界大戦によってなんらかの形で未来を絶たれた、ハンガリーの作曲家たちの作品を収めたものです。英国に渡り世界的に人気を博した歌手ヴェラ・ロージャの夫であったことで、今日かろうじて記憶されるラースロー・ヴェイネル。作曲家として同窓のショルティと肩を並べる才能とみなされていたクティ。彼らのほとんどは、悲運にもナチによるホロコーストの犠牲になっています。ほとんどデータが残っておらず、おそらくは教師として、合唱団を指揮したことくらいしか分かっていないブダイ。鉛の兵隊の行進−コサックの踊り−ワルツ−羊飼いの歌−ファランドールの5曲からなるピアノ曲は、すばらしく技巧的で表現力ゆたかであり、いま聴いても一級のエンターテインメントとして通用するもの。20世紀前半はハンガリー音楽にとって躍進のときでしたが、世界的名声を獲得しているバルトークやコダーイのみならず、ほかにもすぐれた多くの才能を生み出しました。このアルバムを通じて、戦渦による損失がいかに大きなものだったかを思い知らされます。 (Ki)
HCD-32598(2CD)
20世紀の響き
シェーンベルク:月に憑かれたピエロ
ラヴェル:マダガスカル土民の歌
ストラヴィンスキー:バリモントによる2つの詩/日本の3つの抒情詩/シェイクスピアによる3つの詩/4つのロシアの歌/ふくろうと子猫ちゃん
アルマンド・トート:喜びの鳥(14の俳句)
クリスティナ・メジェリ:瞬間イメージ
カミロ・レンドヴァイ:森の歌
マーテー・ホローシュ:上に落ちる葉
ペーテル・トート:ロルカ歌曲集
イルディコー・イヴァーン(S)、
ゲルゲーイ・マツトゥズ、
ゾルターン・コヴァーチ(指)
器楽アンサンブル、アウアーSQ、
ブダペストSQ
ハンガリーの中堅ソプラノ、イルディコー・イヴァーンのリサイタル・アルバム。歌唱はドイツ語@、フランス語ADE、ロシア語B、英語Bのシェイクピアのみ、ハンガリー語CFGと国際的。興味深いのはハンガリーの女性作曲家メジェリの「瞬間イメージ」。2002年の作で、石川啄木や正岡子規の俳句の仏語訳が歌詞となっています。 (Ki)
HCD-32600
ダンツィ:ヴィオラとチェロのための4つの二重奏曲集
二重奏曲ハ長調/二重奏曲第2番ト短調Op.9
二重奏曲第3番ヘ長調Op.9
二重奏曲第1番ニ長調Op.9
エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)、
バラージュ・マーテー(Vc)[オリジナル楽器使用]

録音:2008年5月ジューロー、カルヴァン派教会
15歳でマンハイム宮廷楽団のチェリストに就任し、選帝侯がミュンヘンに移ったのちは、父の跡を継いで宮廷楽団でやはりチェリストを務めたフランツ・ダンツィ(1763−1826)。おそらく1800年ごろに書かれたと思われ、世界初録音となる4つの二重奏曲は、チェロのパートが際立って雄弁。木管五重奏をはじめ、とにかく数の多いことでも知られるダンツィの室内楽作品ですが、生前はジングシュピールの作曲家としておおいに評判を取り、また、ウェーバーのよき理解者として「魔弾の射手」「オイリアンテ」のカールスルーエ初演などを手がけていることから、ここでも共通する特徴として歌心にあふれているところも魅力です。オリジナル楽器ですぐれた演奏を聴かせるのは、ブリュッヘンの18世紀オーケストラ、サヴァールのコンセール・デ・ナシォンなど古楽団体に参加するポシュヴァネツと、同じくサヴァールの団体やミンコフスキのルーヴル宮音楽隊などに参加するマーテーという顔合わせ。 (Ki)
HCD-32601
ホルンとツィンバロンのためのハンガリー現代作品集
ミクローシュ・コチャール:レプリーチェ第2番(1976)
ペーテル・ノーグラーディ:やかましい銅鑼、
 さもなくばうるさいシンバルと同じ(2007)
イロナ・メシュコー:Adom burkolt cimu…(2007)
イシュトヴァーン・シゲティ:ホルンとツィンバロンの為のC.C.(2004)
ベーラ・ファラゴー:ザゼン(2005)、
 ザゼンU.(2008)
ミクローシュ・シュガール:ツィンコール(2005)
イヴァン・マダラース:5つのケース(2004)
ペーテル・トート:Scirocco(2006)
ゾルターン・ヴァルガ(Hrn)
アーグネシュ・サカーイ(ツィンバロン)

録音:2008年9月25日-10月3日フンガロトン・スタジオ
ときに琴をおもわせ、どことなく怪奇なたたずまいを漂わせるツィンバロンの存在感。これに乗せて朗々とホルンが歌い上げてゆくさまがさらにまた不気味で、未知の世界が拡がっています。アルバム・タイトルにも選ばれ、応答、異議そして反復を意味するイタリア語から取られたコチャールの曲は、おそらくこの編成のために書かれた最初の作品。フェレンツ・タルヤーニとマールタ・ファービアーンというハンガリーの名手ふたりに献呈されています。構成がバロックの模倣にもとづくシゲティ、ふたつの楽器名cimbalomとhorn(=cor)の造語(Cimcor)をタイトルとするシュガール、そして、ミステリアスなタイトル「ホルンとツィンバロンのためのデュオ」のアナグラム(文字の入れ替え遊び)によるミステリアスなタイトルのメシュコー、そしてアタッカでつながり物語風の音楽であるマダラースの作品は、いずれもここで演奏するふたりのために書かれたもの。ほかに、愛の聖歌として有名な、コリントの信徒への手紙13章第1節の引用にもとづくタイトルを持つノーグラーディ、ハンガリーの世界的ツィンバロン奏者アラダール・ラーツの思い出に捧げられたトート、仏教の坐禅にインスパイアされたファラゴーなど、ハンガリー固有の民俗楽器ツィンバロンと、フレンチ・ホルンという異色の組み合わせによる現代作品を集めたアルバムは、フンガロトン色が全面に出たユニークなものです。 (Ki)
HCD-32602
ロシアの金管の宝箱
アントン・シモン:ソナチネ形式による金管四重奏曲Op.23の1
金管アンサンブルのための22の小品Op.26(全曲)
四重奏(行進曲/フゲッタ/小ロンド/アンダンテ/ファンファーレ/インド人の行進/スケルツェット/ショティッシュ)
五重奏(ディヴェルティスマン/悲しきワルツ/スケルツォ/メロディ/間奏曲/即興曲)
:六重奏(おお救いの/夢想/小行進曲/エレジー)
七重奏(バラード/ロマンツェ/メヌエット/アダージョ)
エヴァルト金管アンサンブル
フランス人ながら、成人以降の生涯をロシアで過ごした作曲家アントン・シモン(1850-1916)。彼の作品は今日ほとんど聴く機会がありませんが、金管アンサンブルのための作品に優れたものがあり、そこから復活が起き始めています。22曲から成る小品集は編成の異なる4つのかたまりに分けられ、いずれもバレエ音楽のようにオシャレで華やか、さらにロシアの香りにも欠けていません。金管演奏家・学習者にとって好個のレパートリーの発見があると申せましょう。エヴァルト金管アンサンブルの名人芸が光ります。 (Ki)
HCD-32607
ラースロー・ヴェイネル:ヴィオラつきの室内楽曲
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲(1939)、
ヴィオラ・ソナタ(1938)**
弦楽三重奏曲〜セレナード(1939?)*、
フルート,ヴィオラ、ピアノと室内オーケストラのための協奏曲(1941?)#
モニカ・ヘルスキ=ヴィーデマン(Vn)、
ディルク・へーゲマン(Va)
ディルク・へーゲマン(Va)**、
ラルス・ヨンソン(P)**
モニカ・ヘルスキ=ヴィーデマン(Vn)、
ディルク・へーゲマン(Va)、エリク・ボルジル(Vc)
タチヤナ・ルーラント(Fl)、
ディルク・へーゲマン(Va)、
ラルス・ヨンソン(P)
ユリアン・クエルティ(指)
SWRシュトゥットガルトRSOおよびザールブリュッケンRSOのメンバー

録音:2007年7月8日シュトゥットガルト・SWR室内楽スタジオ、2007年10月21日シュトゥットガルト・プラークサッテル・テアーターハウス*、2007年5月1日シュトゥットガルト・SWRフンクスタジオ#
リスト音楽院でヤーノシュ・シュタルケルと同窓であったラースロー・ヴェイネル(1916−1944)は、20世紀初頭のハンガリー音楽界で大いに将来を嘱望された指揮者、ピアニスト、作曲家。チェリスト、10代前半にコダーイのオペラ「ハーリ・ヤーノシュ」を観て作曲家になる決意をし、1934年にはコダーイのもとで作曲を学び始めました。ところが、1942年に結婚し将来を嘱望された矢先、反ユダヤ法によって、公的活動は制限され、コダーイの助けもむなしく強制労働に送られ、ルッカウの強制収容所でわずか28歳の若さで亡くなっています。そのためか、ヴェイネルの作品は序曲1、歌曲3、男性合唱のための作品、そしてヴィオラが決定的な役割を担う4つの曲がそのすべて。古典派の様式とバルトークのヴァイオリン・デュオとを同時に思わせる二重奏曲、作曲家としての大きな成功を収めたソナタといったヴィオラ曲は、いずれもヴェイネルと同時代の名手パル・ルカーチにインスパイアされたもの。不運にも若くして散った才能の豊かさを知らしめる内容となっています。ヴィオラは、ブカレスト生まれでリカルド・オドノポゾフとハンス・カラフスに師事、1983年以来シュトゥットガルト放送響メンバーのへーゲマン。 (Ki)
HCD-32608
レオー・ヴェイネル:交響詩「トルディ」Op.43〜ヤーノシュ・アラニの叙事詩にもとづく12の管弦楽的情景 ラースロー・コヴァーチュ(指)
ミシュコルツ・北部ハンガリーSO

録音:2008年6月30日−7月4日ミシュコルツ、ハウス・オブ・アーツ
1952年から1957年にかけて、ヴェイネルが足掛け6年の歳月を費やした交響詩「トルディ」は全12部からなる大作。ヤーノシュ・アラニの叙事詩にもとづくその内容は、シュトラウスの「英雄の生涯」を思わせるように、‘詩人は瞑想する’に始まり‘ミクローシュは母に再会する’まで、各曲にはそれぞれ標題が付けられています。また、国民的ロマン主義に根ざした作風という点では、有名な「チョンゴルと悪魔」とも共通する親しみ易さがあります。なお、創作上最後の時期に属するこの作品を、ヴェイネル自身も代表作と考えていましたが、交響詩のほかに、管弦楽組曲、そしてピアノのための描写音楽と、3つの版が存在します。このたび作品の全容と真の魅力を伝える新録音が登場となります。  (Ki)
HCD-32610
イシュトヴァーン・アンタル/リストのピアノ曲を弾く
リスト:3つの演奏会用練習曲〜「軽やかさ」、
パガニーニによる超絶技巧練習曲〜「狩り」、
4つの忘れられたワルツ〜第2番*/第3番*、
ハンガリー狂詩曲第4番#/6番#/7番#/10番#
リスト(ブゾーニ編):モーツァルトの「フィガロの結婚」と「ドン・ジョヴァンニ」の動機による幻想曲S.697
イシュトヴァーン・アンタル(P)

録音:1968年(ステレオ)、1958年(モノラル)*、1961年(モノラル)フンガロトン・スタジオ
2009年に生誕100年と歿後30年を同時に迎えるイシュトヴァーン・アンタル(1909−1979)は、ハンガリーのピアニスト。ブダペストに生まれた彼は、当時としては例外的に16歳でウィーン音楽アカデミーへの入学を許され、さらにベルリンで矢代秋雄、フジコ・へミングを教えたレオニード・クロイツァーに師事しています。1936年にブダペストに戻ってから本格的な演奏活動を開始。カドシャ、ヴェレシュといった作曲家から初演を任され、戦後1946年にはバルトークの傑作「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」の歴史的というべきハンガリー初演も手掛けています。そのアンタルのピアノを語る上でもっとも重要な作曲家とされるのがベートーヴェンとリスト。このアルバムでは栄誉あるリスト賞に輝いた腕前を確かめることができます。   (Ki)
HCD-32611
テレマン:田園風序曲ヘ長調#、
クリスマス・カンタータ集〜Hosianna!
 Dieses soll die Losung sein
O Jesu Christ, dein Kripplein ist
Uns ist ein Kind geboren
クリストフ・ベルンハルト(1628−1692):クリスマス・コンチェルト Furchteteuchnicht*
マリア・ザードリ(S)、ユディト・ネーメト(Ms)、
ガーボル・カーライ(T)、
クラウス・メルテンス(Br)、
パール・ネーメト(指)
カペラ・サヴァリア(ピリオド楽器使用)

録音:1988年#、1983年* 以上フンガロトン収録、以上1991年クィンターナ収録
バロック音楽の大家テレマンは1000曲をこえる宗教カンタータを書いています。これらはオペラ作曲家としての豊かな経験を踏まえて、テクストの意味を音楽にのせるセンスも冴えており、また、ひびきも華美にすぎないところがまた絶妙。ここに収められた降誕節にちなんだ内容は、かつてクィンターナ・レーベルで出ていたもので、久々のカタログ復活。カップリングにはドレスデンにて大家シュッツのもとで学んだベルンハルトのクリスマス協奏曲を収録。4つのアダージョによる器楽ソナタの間に、交互にソプラノのナンバーが挿入されるのが特徴です。すべてドイツ語歌唱。  (Ki)
HCD-32612
ゴルトマルク:ピアノ曲全集Vol.3
序曲「シャクンタラー」Op.13
ジョージナOp.52(全6曲)、ピアノ小品変ロ長調
フーガヘ短調、微妙な秘密、黒人の踊り
おお陽光よ、ピアノ小品変ホ長調
フーガイ短調
ティハメール・フラヴァチェク(P)

録音:2008年11月24-26日、2009年4月16-19日フンガロトン・スタジオ
ヴァイオリン協奏曲で知られるハンガリーの作曲家カール・ゴルトマルク(1830-1915)。これまでほとんど知られなかった彼のピアノ曲をすべて録音するシリーズも第3弾となりました。今回の目玉は代表作のひとつ「シャクンタラー」の彼自身によるピアノ版が含まれていること。また、ダリアの花を描いた「ジョージナ」は一見親しみやすそうながら、初期シェーンベルクを思わす超半音階的和声が斬新。想像以上に時代に先んじていたことを納得できます。 (Ki)
HCD-32614
ミハーイ・ハイドゥ(1909−1990):室内楽,合唱&ピアノ作品集
紡ぎ歌(1960)*、
ハンガリーの牧童の歌(1953・3曲)、
ブダペストの歌(1970・3曲)**、
5つのピアノ小品(1955)#、
春のモテット(1969・4曲)##、
ヴァイオリン・ソナタ第1番(1953)+、
木管五重奏のための4つの楽章(1979)+
フェレンツ・シャプソン(指)ハンガリー放送女性cho*
ゾルターン・イェネイ(Fl)、
ペーテル・ヒディ(Ob)、クラーラ・セーチ(Va)、
イシュトヴァーン・チュルガイ(Vc)、
アーグネシュ・サカーイ(ツィンバロン)
ジョルト・ベンデ(Br)**、
ジュジャ・エーリ(P)**、
コルネール・ゼンプレーニ(P)#
ゾルターン・ヴァーシャールヘイ(指)ハンガリー放送cho##
デーネシュ・コヴァーチュ(Vn)+、
エンドレ・ペトリ(P)+
ベーラ・ドラホシュ(Fl)++、
イシュトヴァーン・ヴィラーグ(Ob)++、
イシュトヴァーン・ヴェエール(Cl)++、
イェネー・ケヴェハージ(Hrn)++、
ヨージェフ・ヴァイダ(Fg)++

録音:1953-1979年ハンガリー放送による収録
すべてハンガリー語歌唱。2009年に生誕100年を迎えるハイドゥの作品集。作曲をコダーイに学んだハイドゥの音楽語法は、ハンガリーの民俗音楽や師コダーイの強い影響下にあり、調性構造や輪郭のはっきりしているところにその特徴があります。このアルバムには、1970年の首都解放25周年をきっかけに行われたコンクールで1等賞に輝いた「ブダペストの歌」をはじめ、代表作とされる「紡ぎ歌」「春のモテット」も収められていて、ハイドゥを知る格好の一枚となっています。 (Ki)
HCD-32615
ギター三重奏曲集
アントニオ・ヒメネス(1751-1826):ギター三重奏曲第1番ニ長調
イシドロ・デ・ラポルタ(1750-1808):ギター三重奏曲第2番変ロ短調、
 ギター三重奏曲第4番ホ長調
ヒメネス:ギター三重奏曲第2番イ長調、
ラポルタ:ギター三重奏曲第3番ト長調、
 ギター三重奏曲第5番ト短調、
ヒメネス:ギター三重奏曲第3番ヘ長調
ラポルタ:ギター三重奏曲第1番ハ長調、
 ギター三重奏曲第6番イ長調
トリオ・コンセルタンド
[ルカ・トラブッキ(G)、
マヌエル・ギジェン(Vn)、
ピエルルイジ・ルッジェーロ(Vc)]

録音:2008年10月27-29日フンガロトン・スタジオ
ギターは、弦の数が4コースから5コース、そして、6コースへと移行してきた楽器です。このアルバムに収録された曲が書かれた18世紀後半が、5コースから6コースへと移行した時期で、これが、そのまま、19世紀に確立したクラシック・ギターへとつながっていきました。この確立されたギターを使って名曲を生み出したのが、19世紀のソル、カルッリ、ジュリアーニなどですが、6コースギターが出始めた、移行期にあたるこの時期、書かれた曲は少なく、また、作曲家についての残された情報も少ないため、この、ヒメネスとラポルタが作曲した、これらのギター三重奏曲は貴重な録音となります。 (Ki)
HCD-32616
ファルカシュ:民謡作品&民俗舞曲集
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):ドナウ川流域の花飾り(1978)〜スロヴァキア、クロアチア、ルーマニア&ハンガリー民謡のテクストによる
トランシルヴァニア舞曲(1954)、2つのハンガリー舞曲(1940)、
カルパチア狂詩曲(1941)、ハンガリー舞曲風に(カールローの舞曲・1931)
ハンガリー風奇想曲(1939)、フィンランド民俗舞曲(7曲・1938)
ケレメン・ケーミーヴェシュのバラード(1960)*
*スロヴァキア語、クロアチア語、ルーマニア語&ハンガリー語による歌唱
イロナ・トコディ(S)、
シャーンドル・パルチョー(T)、
エルジェーベト・テレク(S)*、
アンドラーシュ・ファルカシュ(指)、
フェレンツ・ファルカシュ(指)*、
MR響

収録:ハンガリー放送 (*=モノラル)
フェレンツ・ファルカシュはクルタークとリゲティの師として知られ、ブダペスト音楽アカデミーの名物作曲科教授として、また作品の美しさと和声により若い頃から人気を博した作曲家。かれもまたコダーイやバルトーク同様、ハンガリーに戻ってから民謡の収集を試み、ここに聞かれるような民謡編曲作品を数多く発表しましたが、ローマに赴きレスピーギに師事した経歴を反映して、すぐれた器楽書法と色彩感の豊かさが特徴ともなっています。当アルバムに収録されている民俗舞曲や、ドナウ川流域で生活する3つの異なる民族の言語による連作歌曲はそのことを裏付けるもの。同郷の偉大なる先輩たちとの違いを聴き比べてみるのも楽しみのひとつといえるでしょう。
HCD-32617
クヴァンツ:7つのフルート・ソナタ
フルートと通奏低音のためのソナタイ長調QV1:145
同ト長調QV1:111/同ホ短調1:71
同ニ長調1:33/同ハ短調QV1:14
同ヘ長調QV1:89
フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタト長調QV2:35
マリー・オレスキェヴィチ(トラヴェルソ)、
デイヴィド・シューレンバーグ(Cem)、
ステファニー・ヴィアル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:2009年4月、ボストンWGBHスタジオ
プロイセン王フリードリヒ大王のお気に入りフルート奏者で、バロック時代を代表する名著「フルート奏法試論」の著者クヴァンツ(1707-1773)の作曲家としての魅力を現代に蘇らせるオレスキェヴィッツとシューレンバーグのコンビによる新発見!フリードリヒ大王が所有していたクヴァンツの自筆譜から未刊行の七曲のソナタです。使用楽器はクヴァンツが大王のために制作したトラヴェルソの正確なコピー。ピッチがフレンチ(a'=385Hz)なことに注目!プロイセン宮廷音楽のスペシャリスト、オレスキェヴィチと名著「バッハの鍵盤音楽」で知られるシューレンバーグの演奏はすでに定評のあるもの。 (Ki)
HCD-32618
ヨハン・ヘルマン・シャイン:金管楽器のための室内楽
金管のための音楽 
組曲[カンツォーナ/組曲/イントラーダ(3曲)/カンツォーナ]、組曲、
バンケット・ムジカーレ(音楽の饗宴)〜4声の舞曲集、小組曲、ブラス・アンサンブルのためのコラール集
ガーボル・コムロッシ(Tp)
エヴァルト金管五重奏団、
レヴェンテ・バコー、
タマーシュ・タルコー(Tp)、
アンドラーシュ・コヴァルチク(Hrn)、
ペーテル・マジャル(Tb)、
アッティラ・ペレステジ(Tub)

録音:2008年9月10-14日フンガロトン・スタジオ
17世紀の音楽ライター、プリンツによると、J.S.バッハ以前にドイツで活躍したもっとも重要な作曲家であるシュッツ、シャインとシャイト。3人はほぼ同時期(1585〜1587年)に生まれ、地理的に近い場所で活躍し、互いに面識もあり、なかでもシュッツとシャインは親友ともいえる間柄であったと伝えられています。シュッツがおもに教会音楽の作曲家とすれば、シャインのほうは大雑把に言って、等しく宗教作品と世俗作品とに分けられるという特徴があります。その大部分を占めるのが声楽曲であり、器楽のみの作品はごくわずかしかなく、内容的には初期の世俗声楽曲(ウェヌスの花環、シオンのシンバル)に添えられたもの、または独立した付随的な小品集(結婚式のための音楽)として、あるいは「音楽の饗宴」の一部として出版されたものです。このアルバムは、変奏組曲史上の最高傑作のひとつとされる「音楽の饗宴」ほか、すべて4楽章からなる「組曲」など器楽作品のエッセンスを収めたもので、世界初録音を含む貴重な内容。演奏は1996年にブダペストのフェレンツ・リスト音楽院のかつての学生たちで結成されたアンサンブル。やわらかい音色が美しく溶け合い、あたかもコーラスをほうふつとさせます。 (Ki)
HCD-32619
ジグモンド・サットマリー:ヤヌシュ
管弦楽のための3つの小品/談話
弔辞/振動
イーディコー・チェルナ(S)、
エッケハルト・アベレ(Br)、
アニコー・カタリナ・サットマリー(Vn)、
フランク・サットマリー=フィリピッチュ(Tb)、
ジグモンド・サットマリー(Org、指揮)
MR響、同cho
今日最も優れたオルガン奏者のひとりジグモンド・サットマリー(1939-)は、即興演奏の名手という点からもわかる通り、ひとかどの作曲家でもあります。当アルバムは彼のオーケストラ曲をあつめた本格的な作品集。独唱、合唱も含む大編成の大曲に彼の構成力が発揮されています。サットマリー自身、作曲家のほか指揮者、オルガン奏者としても参加しています。 (Ki)
HCD-32620
エルケル:「バートリ・マーリア」
「フニャディ・ラースロー」
「バーンク・バーン」
「ドージャ・ジェルジュ」
「ブランコーヴィツ・ジェルジェ」
「無名の英雄たち」からのアリア,場面
シルヴィア・シャシュ(S) 
ユーリア・オスヴァート(S) 
マーリア・ギュルコヴィツ(S)
カロラ・アーガイ(S) 
ユディト・シャーンドル(S)
ローベルト・イロシュファルヴィ(T) 
ヨーゼフ・シマーンディ(T) 
ヨーゼフ・ヨヴィツキ(T) 
ミクローシュ・サボー(T)
ジェルジュ・ラドナイ(Br)
ヴィルモシュ・コモル(指)ハンガリー放送O
O,フォルライcho
ヴィルモシュ・コモル(指)ブダペストSO
ヤーノシュ・コヴァーチュ(指)ハンガリー国立歌劇場O
ミクローシュ・エルデーリイ(指)ハンガリー国立歌劇場O
ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立歌劇場O
ティボール・ポルガール(指)ハンガリー国立歌劇場Oほか
フェレンツ・エルケル(1810−1893)は、ハンガリーのオペラの祖と讃えられる作曲家。ハンガリー国歌の作曲家でもあります。エルケルはおよそ10のオペラを書いていますが、「フニャディ・ラースロー」と「バーンク・バーン」がハンガリーで上演されるくらいで、音楽は滅多に聞くことができません。このCDには、HUNGAROTONの様々な音源からエルケルのオペラのアリアや重唱などを集めたもの。各々の作品について簡単に触れている解説(英仏独洪)も含め、非常に貴重な資料です。 (Ki)
HCD-32623
フランツ・クロンマー(1759−1831):3つの弦楽四重奏曲集Op.7
3つの協奏的四重奏曲第1番ハ長調Op.7-1
3つの協奏的四重奏曲第2番ホ短調Op.7-2
3つの協奏的四重奏曲第3番イ長調Op.7-3
オーセンティックQ(ピリオド楽器使用)
[ジョルト・カッロー、バラージ・ボザイ(Vn)、
ガーボル・ラーツ(Va)、チッラ・ヴァーリ(Vc)]

録音:2008年1月11-13日フンガロトン・スタジオ
モラヴィアのカメニツェに生まれ、ウィーンに出て大成功を収めたクロンマーは、一時期ハンガリーで活動していた経歴があります。シモントルニャ(現在のハンガリーのトルナ県)で、シュテュルン公の宮廷オーケストラのヴァイオリニストとして雇われ、まもなく音楽監督に就任。こののち、ペーチュの大聖堂のヴァイオリニスト、さらに聖歌隊指揮者にも就任しています。こうしたいきさつもあって、ハンガリーのHUNGAROTONからクロンマーの世界初録音が登場します。クロンマーは300を超える作品を残し、今日では主に管楽器の協奏曲で知られていますが、じつに72曲におよぶ弦楽四重奏曲を残していることから、当時ハイドンにならぶ大家とみなされていました。正式なタイトルを協奏的四重奏曲(QuatuorsConcertans)という作品7は、3曲でワンセットというところが、かれによるほかの弦楽四重奏と同じで、ソナタ形式による第1楽章で開始され、ロンドもしくはソナタ形式のフィナーレで閉じられる全4楽章形式の構造も共通しています。ほかに、陽気な調子だったり(第1番)、厳格な対位法が用いられていたり(第2番)、がちゃがちゃとぜんまい仕掛けのよう(第3番)だったりと、それぞれの性格的なメヌエット楽章もまた、おもいがけない魅力にあふれています。 (Ki)
HCD-32624
ハンガリーの重鎮オルバーンの作品集
ジェルジ・オルバーン(1947):太陽の讃歌(1996)
ミサ曲第11番−ベネディクトゥス(1996)
ラズモフスキー・トリロジー(2000)
ジュジャ・アルフェルディ(S) 
カーロイ・ガール(Vn)、レメーニ・エデCO

録音:2005年1月ミシュコルツ、ヨーロピアン・ハウス(セッション)
ミサ曲をはじめ、おもに声楽曲を数多く手掛けてきたジェルジ・オルバーンは1947年生まれのハンガリー作曲界の重鎮。弦楽オーケストラに乗せて、説いて聞かせるようなソプラノが印象深い「太陽の讃歌」、「ベネディクトゥス」につづく「ラズモフスキー三部作」は第1部7曲、第2部7曲、第3部5曲という構成で演奏時間50分を越える大曲。ベートーヴェンの名を連想させずにおかないタイトルを冠したこの作品は、“作曲の頂点に位置づけられる、シンプルかつ完成された弦楽四重奏”という形態に対して、じっさいに弦楽四重奏曲を4曲書いたオルバーンが自分なりに試行錯誤を重ねて示した回答。オルバーンの導きだした結論は、短くて、軽快で、ダンス・ミュージックのような楽章を作曲すること。ここでは、オルバーン曰く、よりしっくりくる弦楽オケ版での演奏となっています。なお、「太陽の讃歌」はイタリア語歌唱、ミサ曲はラテン語歌唱。 (Ki)
HCD-32625
プレイエル:2つのヴァイオリンのための二重奏曲Op.23(1789)
第1番変ロ長調/第2番ニ長調/第3番イ長調/第4番ヘ長調/第5番ハ長調/第6番ホ短調
ヴィルモシュ・サバディ、
ベーラ・バーンファルヴィ(Vn)

録音:2009年10月16-18日フンガロトン・スタジオ(セッション)
低地オーストリアのルッパースタール生まれで、モーツァルトよりちょうど一つ年下のプレイエルはパリに定住後、音楽出版者、サプライヤー、ピアノ製作者として、マルチに音楽シーンをリードする存在でした。後世のパリジャンたちによって、その功績に感謝と敬意を表して名付けられたコンサートホール(サル・プレイエル1927年落成)にも名残りがあります。18世紀後期、マンハイム楽派の作曲家たちによる活動のおかげで、時代遅れの通奏低音をカットしたバロック・ソナタの簡易版としてのデュオに大流行が訪れます。ヨーゼフ・ハイドンに学び、生涯に2000もの作品を書いた作曲家プレイエルもまた、中産階級のサロンでのごく一般的な演奏行為に供されるべく、さまざまな楽器の組み合わせのために64曲ものデュオ作品を書いています。作品23のヴァイオリン二重奏曲(1789年)は、すでにHUNGAROTONよりリリースされている、ヴァイオリン協奏曲とセレナード(HCD.32241)や弦楽四重奏曲(HCD.32593)、弦と管のための室内楽作品(HCD.32572)などと同じく、プレイエルが30代前半の最充実期、ストラスブール時代に作曲されたもの。これらは、激しいパッセージや効果的なスタッカート装飾楽句、驚異的なアクセントや跳躍、そして数少ない緩徐楽章での、いくつかのたまらなくチャーミングでエモーショナルなカンティレーナを備えたもので、卓越した構成が印象的な仕上がりとなっています。世界初録音。 (Ki)
HCD-32626
フバイ:ヴィオラのための作品全集
ヴィオラ協奏曲Op.20
彼女の絵の前にOp.38-1
おとぎ話Op.15-1/陽光Op.87-1
マッジョラータOp.15-2/ロマンスOp.25
バラードOp.104-1a/悲歌Op.14-13
夢想Op.49-9/ハンガリーの詩曲Op.27-1
ハンガリーの詩曲Op.27-6
ペーテル・バールショニ(Va)
ゲルゲイ・ヴァイダ(指)エルケルCO
マールタ・グヤーシュ(P)

録音:2010年2月フンガロトン・スタジオ(セッション)
【ヴィオラにも精通していたヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、フバイ】
ヴィオラは、音楽作品で昔からずっとあまり重要な役割を演じてこなかった地味な存在でしたが、フバイはこの楽器のより深みのある音色を好み、19世紀のヴァイオリニストのなかでも例外的に関心を寄せていたひとりでした。フバイのヴィオラへの興味は、幼少期に培われたハンガリー音楽や、おそらくは1870年代中頃のベルリン音楽大学時代、ヨアヒムに師事していた数年間、時折ヨアヒムに代わり師を務めたエドゥアルト・ラポルディ(ヨアヒム四重奏団のヴィオラ奏者)に根ざしています。フバイがパリに出ておおきな名声を獲得したのち、ブリュッセル音楽院のヴァイオリン科教授に任命された際には、同僚とともにカルテットを結成し、ヴィオラのジャン=バティスト・コリンズとは第1ヴァイオリンとヴィオラのパートを交代で弾いたりもしていました。また、リストの要請でブダペストに戻り後進の育成にあたると、ブラム・エルデリング、グスターヴ・セレーミ、ヤーノシュ・テメシュヴァーリ、ティヴァダル・オルサーグ、エデン・パールトシュ、エゴン・コルンシュタイン、デーネシュ・コロムザイ、ナーンドル・ジョルト、そして若きゾルターン・セーケイ(バルトークの第2ヴァイオリン協奏曲被献呈者&世界初演者)や、ティボル・シェルイ(バルトークのヴィオラ協奏曲補筆完成者)など、いくつものすぐれたヴィオラ奏者として活躍する名前を輩出しています。
【復元された「ヴィオラ協奏曲」の世界初録音】
アルバムには、ヴィオラのためのオリジナル作品のほかに、自作ヴァイオリン曲からの編曲作なども含まれていますが、なかでも“完全な形”での初録音となる「ヴィオラ協奏曲」は一番の聴きもの。1884年にブリュッセル音楽院の校長フランソワ・ジュヴェールに委嘱された「ヴィオラ協奏曲」は、その年の9月までに全曲を書き上げたものの、1885年1月に第1楽章のオーケストレーションが完了した時点でなぜか中断されています。1890年に、フバイは「演奏会用小品」というタイトルで、あらたにオーケストラの演奏部分や大規模なカデンツァを挿入するなど、現在の第1楽章に何箇所かいくつか改訂を施しており、この1楽章版はピアノ伴奏つきで、1891年にハイナウアーによって出版されています。なお、「演奏会用小品」はヴィオラのほかにチェロでも演奏され、フバイの友人で室内楽のパートナーであったポッパーが改訂をおこなっています。いっぽうで、フバイはその後も、ちょっとした改訂を重ね、1929年にはチェリスト、アルノルド・フォルデシのために部分的に再編曲しています。このたびの録音では、ヴィオラとピアノ版の自筆譜をもとにフバイの様式にあわせて、後半2楽章にラヨシュ・フサールがオーケストレーションを施しています。ちなみに、第1楽章は上記1884年版で聴くことができますが、演奏者たちは1890年頃に追加されたカデンツァや管弦楽の移行部を、コーダの前に入れて演奏したりしていて、こちらのオーケストレーションは1929年版から再構成されています。ヴィルトゥオーゾ、フバイ自らが何度も手を入れていることから思い入れの強さが窺い知れる「ヴィオラ協奏曲」。初めてオリジナルの姿に迫る注目の内容といえるでしょう。 (Ki)
HCD-32627
ポッパー:チェロとピアノのための作品集
組曲 Op.69/演奏会用ポロネーズ Op.14
演奏会用ポロネーズ Op.28/夜想曲
演奏会用練習曲「狩」Op.55の2
マズルカ Op.11の3/マズルカ Op.12
ハンガリー狂詩曲 Op.68
ラースロー・メジューJr(Vc)、
ガーボル・ファルカシュ(P)
ハンガリー出身の大チェリストにして、リストの「ハンガリー狂詩曲」のオーケストレーションでも知られるポッパー (1843-1913)。彼のチェロ曲は華 麗でメロディアス、演奏効果の高いものばかりですが、ここに収められた諸作はそのなかでもとりわけ魅力的なもの。たっぷりとしたチェロの音の世界に 浸れます。 (Ki)
HCD-32628
ペーテル・ノーグラーディ(b.1952):声楽&室内楽作品集

(1)フォーク歌手,クラリネット,ピアノとパーカッションのためのカンタータ(2000)

(2)子羊の婚礼(D.ZSの思い出に〜1997)

(3)ハンガリアン・レクィエム.1956年の犠牲者のための(2006)

(4)木管五重奏のためのエレジー(2006)

(5)室内ミサ(2001-2003)
(1)エステル・パール(A)、アンナ・グラニク(P)、
アンドラーシュ・ホルン(Cl)、ベネデク・トート(Perc)
(2)ラースロー・ティハニ(指)UMZE室内アンサンブル
(3)アンドレア・メラート(Ms)、アンドラーシュ・モルナール(T)
カールマーン・シュトラウス(指)MR響&cho
(4)マーチャーシュ・アンタル(指)MR響、木管五重奏団
イムレ・コヴァーチュ(Fl)、ベーラ・コッラール(Ob,ehr)、イシュトヴァーン・ヴェール(Cl)、
イェネー・ケヴェハージ(Hrn)、アンドレア・ホルヴァート(Fg)
(5)ロージャ・キシュ(S)、エルジェーベト・バルドーチ(A)、イシュトヴァーン・バシュキ(T)、フェレンツ・コルパーシュ(Bs)
Componensemble室内アンサンブル、ジョルト・ロモシュ(Lute)、バーリント・サボー(Cl)、ゼーノー・ラーング(Perc)、ジュジャ・コッラール(P)、ジョルト・シェレイ(指)

*ハンガリー語&ラテン語歌唱
収録&音源所有:ハンガリー放送
1952年生まれのノーグラーディによる作品をまとめたもの。1956年に起きたハンガリー革命(動乱)をテーマにした力作「ハンガリアン・レクィエム」をはじめ、カーゲルの作品を念頭に書かれたドライで過激な「子羊の婚礼」、民謡調の素朴な味わいが印象的な「カンタータ」など多彩な内容です。 (Ki)
HCD-32629
ハンガリー現代の「受難曲」
ラヨシュ・フサール(b.1948):我らが主イエス・キリストの受難と死Op.33
ラースロー・ホニンゲル(T福音史家)
ベンツェ・アスタロシュ(Bsイエス)
ルーチア・メジェシ・シュヴァルツ(Aマリア)
クリスティアーン・チェー(Bsユダ、ピラト、バス独唱)
ラースロー・アッティラ・アルマーシ(Org)
ゼーノー・ラーング、ジョルト・ナジ、チッラ・ジェーレ(Perc)
マーチャーシュ・アンタル(指)ハンガリー国立cho

*ラテン語歌唱
録音:2009年7月1-2日、9月7-10日フンガロトン・スタジオ
J.S.バッハの不滅の傑作に代表されるように、キリスト受難の物語は創作意欲を強く掻き立てるテーマ。戦後1948年生まれのラヨシュ・フサールは1968年、19歳のときに作曲した「受難曲」を、当時を振り返り“実験精神にみちたものであった”とライナーノートで述懐しています。特定の福音書に拠らず、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4つの福音書を自由にブレンドするというアイデアは、著作「われらが主イエス・キリストの生涯〜4つの福音書のテクストにもとづく」(1925年シャーンドル・シネク&セント=イシュトヴァーン・タールシュラト編纂)を古物収集家より入手したことがそのきっかけ。キリスト受難の物語を3部構成、すなわち、第1部「ゲッセマネの花園におけるキリスト苦難の前夜とユダの裏切り」、第2部「ピラトの面前のイエス」、そして第3部「十字架の道筋、キリストの死と奇蹟の前兆」で描いているのも特徴的です。器楽パートはオルガンと打楽器といういたってシンプルなものですが、そのぶん工夫を凝らしてドラマを効果的に盛り上げており、また、合唱の迫力が引き立つ結果にもつながっています。 (Ki)
HCD-32631
ヴィクトル・トゴビツキー(1952−1999):「孤独の歌」

(1)木管五重奏曲(1988)
(2)告白〜無伴奏チェロのための(1986)
(3)ヴァイオリンとピアノのためのアリア(1972.1990)
(4)組曲〜フルートとギターのための(1986〜1989)
(5)碑銘(1979年完成)
(6)孤独の歌(1991)
(1)MR響木管五重奏団

(2)タマーシュ・コー(Vc)

(3)マーチャーシュ・ビュキ(Vn)、カタリン・フリーデツキ(P)

(4)ゾルターン・ジェンジェッシ(Fl)、シャーンドル・シルヴァージ(G)

(5)カタリン・フリーデツキ(P)

(6)ラースロー・コヴァーチュ(指)MR響

収録&音源所有:ハンガリー放送
シベリアでロシア=ウクライナ系の家族に生まれ、ハンガリーで亡くなったヴィクトル・トゴビツキー(1952−1999)の作品集。レニングラードのリムスキー=コルサコフ音楽大学作曲学部に進み、ショスタコーヴィチの生徒であったオレスト・エヴラーコフのクラスで学び、1975年にエヴラーコフの死後は、やはりショスタコーヴィチの弟子であったボリス・ティシチェンコの指導を受けています。アルバム・タイトルにある、大管弦楽のための「孤独の歌」は、悲痛なまでに透徹した弦や、演奏開始9分過ぎあたりに現れるリズムなどに、ショスタコーヴィチ色が感じられる作品。1977年、トゴビツキーはディプロマに交響曲第2番を作曲し最高位の評価を得て、将来を嘱望されていましたが、ハンガリーのピアニスト、カタリン・フリーデツキとの結婚を当局が承認しなかったため、やむなくブダペストに移住。世を去る前年の1998年には栄誉あるフェレンツ・エルケル賞を授与されています。 (Ki)
HCD-32632
ブラス5
ドブロヴァイ:金管五重奏曲第3番
マダラース:ハシッド物語
ティハニ:情景
ラーング:前奏曲、3モービルと後奏曲
ペルティス:セレナーデ・イン・イエロー
ホローシュ:パヴァーヌとガリアルド
エヴァルト金管五重奏団【レヴェンテ・バコー(Trp)、アンドラーシュ・コヴァルチク(Hrn)、ペーテル・マジャル、ローベルト・カーイプ(Trb)、タマーシュ・ケレメン、アッティラ・ペレステギ(Tub)】
現代ハンガリーの作曲家による金管五重奏曲集。いずれも親しみ易いものばかりで、フンガロトン社社長マーテー・ホローシュの作品も入っているのがお茶目です。1996年にリスト音楽アカデミーの学生たちで結成したエヴァルト金管五重奏団は、いずれもソリスト級の奏者の集まりで、舌を巻く巧さです。 (Ki)
HCD-32633
ヨハン・ジギスムント・クッサー(1660−1727):ダブリン宮廷のための2つのセレナータ
4声のセレナータ〜ウィリアム三世の戴冠記念のための
5声の劇場用セレナータ〜ユトレヒト条約の祝典ための
*英語歌唱
スーザン・ハミルトン(S名声、勝利)、
アンドレア・チェレキエイ(Sアルバニア、至福)、
ヨージェフ・チャポー(Sアポロ)
マリアム・サルキシャン(Ms平和)、
エーヴァ・ラクス(Ms豊穣)
ガーボル・カーッライ(T不調和)、
ペーテル・メーサーロシュ(Tマーキュリー)
ドミニク・ヴェルナー(Bsネプチューン)、および合唱
アウラ・ムジカーレ(ピリオド楽器使用)
バラージュ・マーテー(芸術監督)
アンタル・サボー(Org&Cem.)

録音:2010年4月6-9日ジューロー、カルヴァン派教会(デジタル・セッション)
世界初録音。「セレナータ」とは17、18世紀に、一般に宮廷もしくは貴族社会で、王侯貴族の慶事や政治的行事を祝って、疑似演劇的に演奏された大規模なカンタータ風の作品を指します。内容は決まって田園的、寓話的、あるいは神話人物的であるか、場所、川、自然界の物の擬人化であり、オペラより短いけれど独唱カンタータよりは長く、重要な機会には合唱が導入されることもありますが、基本的にレチタティーヴォとアリアから構成されています。こうした特徴にピッタリあてはまるふたつの「セレナータ」は、順に1707年から1714年の間、そして1713年に作曲されたもので、ブラチスラヴァ(当時のハンガリー領ポジョニ)に生まれたクッサーがオペラ作家としてすでに成功したのち、ダブリンで歿するまでの、イギリスとアイルランドで生活していた時期にあたります。いずれも、クッサーが10代半ばから20代初めにかけて師事したリュリゆずりの輝かしいオーケストラ・サウンドの魅力に加え、すぐれたオペラ監督としての資質と経験が活かされた内容で、全体合唱で幸福なムードのうちに閉じられる様はひときわ感動的。クッサー作の管弦楽組曲「ミューズの祭り」全曲(HCD.32337、32552)をリリースしているマーテー率いる古楽器アンサンブルによる続篇アルバムです。 (Ki)
HCD-32634
ヴェイネル編〜リストのソナタ
リスト(ヴェイネル編):ピアノソナタロ短調(オーケストラ版)
ヴェイネル:前奏曲,夜曲と悪魔的スケルツォ
 パッサカリア
 おもちゃの兵隊
ラースロー・コヴァーチ(指)
北ハンガリー・ミシュコルチSO
ドラティやショルティの師でもあったハンガリーの作曲家レオー・ヴェイネル(1885-1960)。近年フンガロトン・レーベルが力を入れているため、かなりの作品に接することができるようになりました。当アルバムはいずれもピアノ版の存在する作品を収めていて、ヴェイネルの卓越したオーケストレーションの手腕を示しています。1955年に編曲されたロ短調ソナタはCAviにも録音がありますが、今回はハンガリーのオーケストラが演じているのが魅力です。 (Ki)
HCD-32635
J.B.ヴァンハル(1739−1813):3つのチェロ協奏曲集
ハ長調/イ長調/ハ長調
ペーテル・サボー(Vc&指)
シンフォニエッタ・パノニカ 
マールタ・アーブラハーム(リーダー)

録音:2010年5月25-28日フンガロトン・スタジオ(デジタル・セッション)
ボヘミアに生まれウィーンで活躍したヴァンハルは、ハイドン、モーツァルト、ディッタースドルフとともに弦楽四重奏を演奏したことがあり、その際にチェロを担当していたといいます。世界初録音となるチェロ協奏曲は、この楽器とヴァンハルとの相性の良さをうかがわせる内容で、バロック・コンチェルトを思わせる非常に明快なソロ・パートや、極上の緩徐楽章が3曲に共通する特徴。洗練されたスタイルや変化に富む主題からは、シューバルトが「音楽美論集」(1784)のなかで“ウィーン古典派きってのすぐれもの”と絶賛したヴァンハルの腕前をはっきりと確かめられます。1963年ルーマニアに生まれたサボーは、1993年以降ブダペスト祝祭管首席奏者を務めるいっぽう、ソリストとしても活躍する名チェリスト。シンフォニエッタ・パノニカは、この録音のために2010年に特別に設立された室内オーケストラ。メンバーは、ハンガリー国立フィル、ブダペスト祝祭管、ハンガリー放送管といったハンガリーのトップ・オーケストラの器楽奏者たちによって構成され、芸術監督にはサボーが就任しています。録音に際して、オーストリアのザイテシュテッテンのベネディクト派修道院と、プラハのナショナル・ミュージアムにそれぞれ所蔵されている自筆譜に、サボーが校訂した楽譜を用いています。 (Ki)
HCD-32636
バラッシャ:室内管弦楽曲集
序曲と情景Op.103(2008)#
セゲド協奏曲Op.88(2004)#
夏の音楽Op.89(2004)*
ナプヘジへのハイキングOp.81(2003)
ベーラ・ドラホシュ(Fl)*、
リハルト・ヴェニンゲル(指)ヴェイネル・レーオ室内O#、
ベーラ・ドラホシュ(指)ブダペスト・ストリングス
シャーンドル・バラッシャ(1935-)は現代ハンガリー作曲界を代表する大物のひとり。彼が2003-2008年に作曲した新作オーケストラ曲を集めたアルバムの登場です。バロック、古典派の音楽形式をふまえつつ、ハンガリーの民族色や独特の調性感を示しています。 (Ki)
HCD-32637
FLOATATION / ElectroAcoustic Research
ミクローシュ・シュガール:ノクチュルヌ(2005.2006)
イシュトヴァーン・ラーング:フローテーションFloatation(1997)
イシュトヴァーン・シゲティ:マザー・アンド・ファーザー(2003)
ベーラ・ファラゴー:カディッシュとショーファ(2004)
マーテー・ホッローシュ:クラヴィノーヴァ・ファンタジア第2番(2001)
[オリジナル・レコーディング]マールタ・ファービアーン(ツィンバロン)
イシュトヴァーン・ラーング:スオニトラスコロリ第1番(2005)
ジュラ・ピンテール:アーマード・スマイル(1991)
イシュトヴァーン・シゲティ:トッカータ・ノスタルジカ(2001.2002)
ミクローシュ・シュガール:夜明け(2007)
ヤーノシュ・デチェーニ:コンチェルト(2006)
[オリジナル・レコーディング]
アーダーム・フェレギ(P)
ジェルジ・レヘル(指)MR響
ハンガリーの現代音楽シーン、とりわけライヴ・エレクトロニクを知る好企画「ハンガリーの電子音楽探求」(HCD.32449)の続篇にあたる内容が登場。このたびもハンガリー音楽家連盟における中心的存在シュガール(1952年生まれ)、ハンガリーのライヴ・エレクトロニク界の草分けシゲティ、ファラゴーらによる多様な作品が収められており、アルバム一曲目、ソプラノがゆらゆらと漂うミステリアスな雰囲気のものから、再生装置が故障したかのような無機的なノイズが散りばめられたもの、いまにもオバケが出てきそうなおどろおどろしいものと、ユニークなサウンドの博覧会的なつくりとなっています。くれぐれも再生時には音量にご注意ください。 (Ki)
HCD-32639(2CD)
アッティラ・ボザイ(1939−1999):歌劇「チョンゴルと悪魔」Op.31(全3幕)
[ミハーイ・ヴェレシュマルティの詩劇にもとづくアッティラ・ボザイ編纂による台本]
アンドラーシュ・モルナール(Tチョンゴル)
エテルカ・チャヴレク(S悪魔)
エヴァ・ヤブロンカイ(A魔女) 
イシュトヴァーン・ガーティ(Br農夫バルガ)
マグダ・カルマール(Sバルガの妻イルマ)
マルギット・ルカーチ(シュプレッヒシュティンメ)ほか
アンドラーシュ・ミハーイ(指)
ハンガリー国立歌劇場O&cho

録音:1985年1月29日ハンガリー国立歌劇場のプロダクション(ハンガリー放送によるライヴ収録・ステレオ)
※ハンガリー語歌唱
ミハーイ・ヴェレシュマルティ(1800−1855)が1830年に書いた詩劇、「チョンゴルと悪魔(1830)」は、ハンガリー・ロマンティシズムの至宝であり、ハンガリー劇文学の土台のひとつ。シェークスピアによる民間伝承やモーツァルトの魔笛からヨーロッパのロマンティシズムにまで及ぶ膨大な文化遺産を包括するもので、もともとは、アルベルト・ゲルゲイ作の16世紀後半の“ロマンス”、アーギウスという名の王子とある妖精の乙女の物語にもとづくものです。いっぽうで、「チョンゴルと悪魔」は例外的にオリジナリティある作品で、その魅力に憑かれた同じくハンガリーのレオー・ヴェイネルもまたおなじ原作にもとづき同名のオペラを書いています。アッティラ・ボザイによる「チョンゴルと悪魔」は、代表的な戯曲にもとづくオペラを手掛けた、ほとんどの20世紀の作曲家たちがそうしたように、ヴェレシュマルティの作品をしっかり遵守したもので、十二音技法とクラスターを駆使した音楽は、冷え冷えとした抒情に彩られた独自の世界観を構築することに成功しています。 (Ki)
HCD-32641(2CD)
コダーイ:男声合唱曲全集
スターバト・マーテル/夕べの歌
イエス自らを示したもう/泣くのはおよし
聖イシュトヴァーン王への賛歌
ナーンドルの夜警/カンティオ・オプティマ
農夫たちの合唱/呪文/美系のトミー
来い、盗賊よ/二年か三年の間
ブドウが熟し/私を妬む者かくも多く
誰と結婚しよう/仔馬に
カラード地方の歌
へい、ビュンゲジディ・バンディ
酒飲み歌/居酒屋の歌
4つの兵士の歌/4つの軽騎兵の歌
兵士の歌/正しくかたくななものを
ファーイ・アンドラーシュの思い出
フスト/ハンガリー民族に
孔雀は飛んだ/標語
自由の賛歌(マルセイエーズ)
フランスの変容に向けて
囚われの国の息子/国民の歌
1848年の精神による3つの民謡
生か死か/神の奇跡
イシュトヴァーン・ホルヴァート、
サボルチ・チャヤーギ(T)、
サボルチ・ボグナール(Br)、
ペーチ打楽器アンサンブル、
タマーシュ・ラクネル(指)
ベーラ・バルトーク男声cho

録音:2010年ドラ・スタジオ(ペーチ)
フンガロトン・レーベルのカタログ中、最も人気が高く問い合わせの多いのがコダーイの合唱曲。ようやく最新録音が登場、それも男声合唱曲全集という合唱関係大喝采のアルバムです。コダーイの合唱曲はプロ・アマを問わず日本の合唱団で愛唱され、隠れたヒット曲となっています。コダーイの音楽は骨太ながら、バルトークと比べて温和で陽性、合唱としての生理にかなった書法が光ります。民謡やフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」のコダーイ風編曲も非常に面白く、合唱好きにはたまらない内容となっています。1945年創設のベーラ・バルトーク男声合唱団1990年にタマーシュ・ラクネルが指導するようになってめきめきと頭角を現し、ヨーロッパのコンクールに多数入賞している実力派。お国ものならではの素晴らしさです。 (Ki)
HCD-32643(2CD)
ハイドン:歌劇「漁師の娘たち」Hob.XXVV:4 ラムテ・トゥムリアウスカイテ(Sレスビーナ)
ヨランタ・チウリライテ(Sネリーナ)
ライマ・ヨヌティテ(Aエウリルダ)
ジュラ・リタイ(Tフリセッリーノ)
アレクサンドル・アガミルゾフ(Tブルロット)
ヴィタウタス・ユオザパイティス(Brリンドロ)
ゲネジー・ベルゴルルコ(Bsマストリッコ)
オリガ・ゲーチ(指)リトアニア歌劇場O&cho
*イタリア語歌唱

録音:1993年リトアニア(ハイドン=シューベルト音楽祭)
1776年にハイドンがレオノーレ・レヒナーへ宛てた手紙のなかで、「報われぬ不実」や「突然の出会い」とともに、もっとも大当たりしたオペラとして挙げている「漁師の娘たち」。1769年に作曲され、前作「薬剤師」と同じく、ゴルドーニの台本によるドラマ・ジョコーソは、後年のオペラに顕著である、ブッファとセリアの双方の特徴の融合の始まりに位置する重要作として今日位置づけられています。どういうわけか初演以来、ほとんど取り上げられる機会に恵まれず、完全に忘れられかけていたところへ、全容をあきらかにする貴重な音源がハイドン・イヤーにちなんでフンガロトンよりリリースされます。 (Ki)
HCD-32645
リヴカ・ゴラニ/アンコール集
ブラームス:ハンガリー舞曲第3番/第1番
クライスラー:愛の悲しみ、愛の喜び、
 美しきロスマリン
R.ホイベルガー(クライスラー編):真夜中の鐘
E.ゲルトナー(クライスラー編):ウィーンのメロディ(ウィーンより)
パガニーニ(プリムローズ編):ラ・カンパネッラ
グルック:精霊の踊り
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンド
フォーレ:夢のあとに
ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリス第4番
マスネ:タイスの瞑想曲
ゴドフスキー(ハイフェッツ編):懐かしきウィーン
ディニク(ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート
ブルッフ:コル・ニドライ
リヴカ・ゴラニ(Va)、ミシェル・レヴィン(P)

録音:2003年5月14&15日トロント、カナダCBC放送、グレン・グールド・スタジオ
65曲の協奏曲を含めた250曲以上の作品を献呈されている、現代屈指の名ヴィオラ奏者リヴカ・ゴラニ。みずからヴィオラ用にほんのすこし手を入れた愛奏曲の数々を、ヴァイオリンともチェロともちがう、しっとりと落ち着いた音色でじつに味わい深く聞かせます。 (Ki)
HCD-32647
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736−1809):フルートを伴う娯楽音楽
4声のディヴェルティメントハ長調(1777)
パルティータハ長調(1772)*
4声のノットゥルノ(1777)
4声のディヴェルティメントト長調(1761)
パルティータニ長調(1773)
五重奏曲(1801)
パール・ネーメト(Fl)
サヴァリア・バロックO団員
アンドレア・ヴィグ(Hp)*

録音:2010年1月7-10日フンガロトン・スタジオ(セッション)
アルブレヒツベルガーの作品は、聖シュテファン大聖堂の楽長に就任した経歴も示すように、そのほとんどが教会音楽に集中しています。そのアルブレヒツベルガーもウィーンに移住する以前には、「ガランテリアスgallanterias」と呼ばれる、後世が独創性を高く評価する作品の数々を残しています。もともとは「小間物」を意味する、この楽しい小曲は、さまざまな社交イベントでの演奏を目的とした、いわゆる「ライトミュージック」で、独奏楽器または小さなアンサンブルのために作曲され、いくつかの楽章から構成されているのが通例。このアルバムでは、こうした娯楽音楽のうち、すべてフルートをフューチャーした作品ばかりを集めています。若き作曲家がメルク修道院時代に書いたト長調のディヴェルティメントは、フルート四重奏の編成による5楽章形式の作品。ウィーン時代初期の作である2つのパルティータは、フルート、ハープとチェロ、そしてフルート、ヴィオラ・ダモーレとヴィオローネと、それぞれトリオ・アンサンブルのために書かれています。同じくウィーン時代初めに作曲されたハ長調のディヴェルティメントとノットゥルノはともにフルート四重奏用の作品。通常フルート、ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロを要する五重奏曲は5楽章形式で、1801年に作曲されています。すべてが世界初録音の資料的価値に加えて、なにより聴いて楽しい仕上がりとなっています。 (Ki)
HCD-32648
リスト:4手のためのハンガリー狂詩曲
第1番ヘ短調(原曲・第14番)
第2番嬰ハ短調(原曲・第12番)
第3番ニ長調(原曲・第6番変ニ長調)
第4番ニ短調(原曲・第2番嬰ハ短調)
第5番ホ短調(原曲・第5番)
第6番変ホ長調(原曲・第9番)
デュオ・エグリ&ペルティス(P)
リストはピアノ独奏のためのハンガリー狂詩曲を19曲残しましたが、そのなかから6曲を弟子のドップラーの協力で管弦楽化しています。それに基づきリスト自身が4手連弾にも編曲していますが、何故かあまり知られていません。音も厚くなり、興味深い対旋律など連弾の効果を最大限に発揮しています。ハンガリーのおしどり夫婦デュオ、エグリ&ペルティスは1902年製の珍しい箱型のプレイエル・ピアノ演奏で有名となりましたが、ここでは通常のスタインウェイでリストならではの豪快な響きを生み出しています。またハンガリー的な味わいも絶妙で、むせかえるような民族色を楽しめます。
HCD-32649
シャルル・グノー:歌曲集
ボレロ/春ばかりとは限らず
愛の女王
おお!私達は二人で春の花を摘めますように
気をつけて!/天使の魂
私の服/若い娘に
その花をぼくに/春の歌/春
痛手/木陰での宴/奨学金で
子供が祈る時/セシルに
漁夫の歌/若いギリシャの女に
メドジェの返事
ベルナデット・ヴィーデマン(Ms)、
ジュラ・オレント(Br)、エメシェ・ヴィラーグ(P)

録音:2009-2011年、フンガロトン・スタジオ
歌劇「ファウスト」や「アヴェ・マリア」で有名なグノー(1818-1893)は、メンデルスゾーン姉弟の影響を受け、フランス版リート=メロディを創始しました。100曲を超えるフランス語、30曲を超える英語とイタリア語の歌曲は、ラヴェルも「17・18世のクラヴサン奏者たちが持っていた感覚的な美しさの秘密についに至った」と評するほど洗練された魅力に富んでいます。ヴィーデマンの安定した歌唱、2010年のバルセロナ・ヴィニャス歌唱コンクールの優勝者で、ベルリン国立歌劇場他で活躍するオレント(1985年生まれ)の瑞々しい美声が聴きものです。 (Ki)
HCD-32651
ファルカーシュ:ハープ作品集
ハープ小協奏曲(1937/1994)**
古いハンガリーの旋律(1937)
ソナチネ(1972)/羊飼いの踊り(1975)
シェイクスピアの「十二夜」4つの歌(1954-83)*
シェイクスピアの「お気に召すまま」組曲(1939-69)#
4つの前奏曲(1987)
アレグロ・インペトゥオーソ(1991)
17世紀のハンガリー舞曲集(1939-69)
メリンダ・フェッレタール(Hp)、
クリスティナ・コーニャ(S)*、
ペーテル・ショモジ(Vn)、
バラージュ・トート(Va)#、
ベーラ・ドラホシュ(指)ブダペスト・コンチェルトO**
フェレンツ・ファルカーシュ(1905-2000)は20世紀ハンガリーの大作曲家のひとり。ハンガリー人の手による最初のハープ協奏曲は、第2次世界大戦でパート譜が消失したため、1956年から新しい伴奏を作り直し、約半世紀後に完成しました。そのほか、古い伝承舞曲の改編やシェイクスピア劇の付随音楽まで多彩かつ美しく効果的なものとなっています。独奏のメリンダ・フェッレタールはモスクワ音楽院でヴェラ・ドゥーロワに師事した名手。現在はセゲド音楽院で教鞭もとっています。 (Ki)
HCD-32652
ジェンナーロ・マンナ(1715−1779):聖週間のためのレスポンソリウム集(1741)
聖木曜日のためのレスポンソリウム
聖金曜日のためのレスポンソリウム
聖土曜日のためのレスポンソリウム
*ラテン語歌唱
パーセルcho
オルフェオ・オーケストラのメンバー
チッラ・ヴァーリ(Vc)
レヴェンテ・ジェンジェシ(Org)
ジェルジ・ヴァシェギ(指)

録音:2010年3月19-26日フンガロトン・スタジオ(セッション)
自筆譜による世界初録音。18世紀を通じてナポリで活躍した音楽家一族の出身として、ナポリに生まれ育ち、ナポリで歿したジェンナーロ・マンナは、オペラ・セリエと宗教音楽で知られる作曲家。代表作「ティート・マンリオ」を含むたくさんのオペラ・セリエと一握りの小さな舞台作品で成功を収めたマンナは、ナポリ大聖堂の楽長に就任後しばらくは舞台作品の作曲を続けていましたが、後半生のほとんどを宗教音楽の作曲と、ふたつのナポリ大聖堂、サンティッシマ・アンヌンツィアータと聖ジェンナーロの楽長としての活動に専念するようになります。マンナの宗教音楽は非常に数も多く、変化に富んでいて、10のオラトリオのほかに150を越える作品が伝えられています。それらはおもに自筆譜で残され、10のミサ曲、いくつかのマニフィカト、2つのテ・デウム、リタニ、詩篇、聖歌、ゼクヴェンツ、哀歌などが含まれます。「聖週間のためのレスポンソリウム集」は1741年、マンナが26歳のときの作品。限られた短い楽章の中で、瞑想的なパートからキリスト受難のもっとも劇的な瞬間まで表現のすべてをカバーした内容からは、マンナの生きた時代、すでに2世紀に及ぶレスポンソリウムの伝統を誇っていたイタリアの高度な音楽事情を垣間見ることができます。 (Ki)
HCD-32653
グレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナー:6つの4声のフーガ
第1番ヘ長調/第2番ニ短調/第3番ハ短調/第4番ハ短調/第5番ニ短調/第6番ト短調
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー:6つの四重奏曲Op.16
第1番イ長調/第2番ニ短調/第3番ト長調/第4番ハ短調/第5番ヘ長調/第6番変ロ長調
J.G.アルブレヒツベルガー:ソナタハ長調(復活祭のための)Op.11a[1792]
オーセンティックQ(ピリオド楽器使用)

録音:2010年1月15-17日フンガロトン・スタジオ(セッション)
アルブレヒツベルガーのカルテット(HCD32495)をリリース済みのオーセンティック四重奏団が、こんどはアダージョ(第5番のみアンダンティーノ)とフーガの2楽章形式に特徴がある「四重奏曲」を世界初録音。先だってもやはりピリオド楽器のアンサンブル、リンコントロ四重奏団がほとんど同種のコンセプトによるアルバム(「フーガの四重奏」ZZT091003)をリリースしたばかり。ここではアルブレヒツベルガーとヴェルナーに絞り、さらにマニアックな内容となっています。ウィーン古典派の時代にもっとも成功したオルガニストで、理論家、対位法の教師であったアルブレヒツベルガー(1736−1809)は、二重奏から八重奏までにわたる、弦楽器のための140曲を含む、さまざまな器楽アンサンブルのための2楽章形式の教会ソナタ(前奏曲とフーガ)を159曲も作曲しています。オーストリア皇帝ヨーゼフ2世直々に、ウィーンの宮廷礼拝堂のオルガニストに任命されたアルブレヒツベルガーですが、そもそもフーガという作曲技法はヨーゼフ2世が非常に好んだ形式といわれ、アルブレヒツベルガーは1780年代以降、献身的に多くの時間をフーガの作曲に費やしています。このアルバムにはそれぞれ演奏時間4分から7分弱ほどの「四重奏曲」のほかに、(このアルバムでは省略されていますが)ハープシコードの通奏低音つきで、やはり2楽章からなるソナタも収録。ゆっくりとした前奏曲はJ.S.バッハのコラールのスタイルによるコラール「キリストはよみがえりたまえり」の音楽。つづくフーガは復活の喜びを表現した、快活なバロック様式の楽章という構成になっています。なお、カップリングには、ヨーゼフ・ハイドンの前任のエステルハージ宮廷楽長ヴェルナー(1693−1766)によるフーガが収められています。6つのフーガはいずれも自作オラトリオ用に作曲したフランス風序曲から弦楽四重奏へのトランスクリプション。 (Ki)
HCD-32654(2CD)
グレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナー:音楽カレンダー
1月に/2月に/3月に/4月に/5月に/6月に(水無月)/7月に(乾草月)/8月に/9月に(秋月)/10月に(酒月)/11月に(冬月)/12月に(降臨月)
バラージ・マーテー(指)
アウラ・ムジカーレ
グレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナー(1693-1766)はバロック末期から初期古典派のオーストリアの作曲家。エステルハージ候の宮廷楽団を高い水準に引き上げましたが、ハイドンに引き継がれたことを逆恨みし、陰口を言いまくり「へぼ歌作り」とまで罵倒したサイテーさで音楽史に名を留めています。典型的な「負け組」作曲家で、今日その作品を聴く機会はほとんどありませんが、「音楽カレンダー」は一年12カ月を描写したもので、ヴィヴァルディの「四季」に匹敵する巧みさに満ちています。各月は4-5曲の小品から成り、それぞれに季節感あふれるタイトルが付いています。いろいろなBGMにもピッタリで、非常に日本人好みと申せましょう。アウラ・ムジカーレはハンガリーを代表する古楽器団体。 (Ki)
HCD-32656
シュガール作品集
礼拝堂の2つの花*/寸法**
虎(ブレイク詩)#/思い出##/
派動+/万華鏡/5つの練習曲++
エレクトロカリナ/
ティリンコーの歌/ミニコンサート
リグヌム木管三重奏団*、
チャバ・クレニャーン(Cl)、
アンタル・バビッツ(コントラナス・クラリネット)**、
ズザーンナ・ミンドセンティ(指)ムジカ・ノストラcho#、
ジェルジ・ラカトシュ(Fg)##、
イシュトヴァーン・マトゥズ(Fl)、
シャム・グリュシュ(ベースギター)、
ベーラ・ファラゴー(シンセサイザー)+、
ガーボル・エックハルト(P)++、
マールク・ヒュレプ(オカリナ、ティリンコー)、
ミクローシュ・シュガール(指)
合奏団、
イシュトヴァーン・ホルヴァート(電子機器)
フンガロトン・レーベルが力を入れる作曲家ミクローシュ・シュガール(1952-)。このアルバムのほとんどの作品が、アコースティック楽器を電子機器で増幅して、独特の効果を生んでいます。バス・クラリネットのための「寸法」など、ちょっと聴くとモンゴルのホーミみたいです。 (Ki)
HCD-32657
現代ハンガリーのトロンボーン音楽
フェケテ:パルラト
ラーング:スリー・ショート・ドラフツ
カライ:ブルレスケ
ドゥルコー:ソロ、対話、エコー
シュガール:ワン・ミニッツ・ムーヴメンツ
シュトッラール:セ・ラ・ヴィ〜ル・グラン・マヨーの思い出
メシュコー:COnceRtino oPpUre fantaSia
マダラース:三連祭壇画
フェケテ:トリオ
アンドラーシュ・フェイェール(Trb)、
オルショヤ・ユハース(S)、
アーグネシュ・ユハース(C.A)
カタリン・プレーレ(Vn)、
クセニア・シュトッラール(ヴィオラ・ダ・ガンバ、
ライヴ・エレクトロニック)、
ガーボル・アダミク(Tub)、
カタリン・シャルカディ、アンナ・アダミク(P)

録音:2010年6月28-30日、7月1-3日、フンガロトン・スタジオ
ベルリン・ドイツ交響楽団のソロ・トロンボーン奏者で、今や金管王国とまでいわれるハンガリーを代表する存在アンドラーシュ・フェイェールによる現代ハンガリーのトロンボーン独奏曲集。ラーングとカライ以外はすべてフェイェールによる委嘱作か、彼に献呈された作品。超絶技巧の無伴奏から、ジブシーヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、電子楽器、歌を絡めたメランコリックな作品まで、トロンボーンの魅力と可能性を極めています。 (Ki)
HCD-32658
悪魔のクラリネット/ブダペスト・クラリネット・クァルテット
フリジェシュ・ヒダシュ:クラリネット四重奏曲
ゾルターン・コヴァーチュ:ドリーム・ダンス第3番
イヴァーン・マダラース:RE-petition*
ジュラ・フェケテ:クラリネット四重奏曲
ティボル・ブリュナウアー:スケルツォ・ディアボリコ
イェネー・タカーチュ:3本のクラリネットのための5つの小品(Op.112)
ラースロー・ドゥブロヴァイ:クラリネット四重奏曲
ヤーノシュ・ジュライ・ガール:4つのロマンティックな遊戯
ブダペスト・クラリネット・クァルテット[ヤーノシュ・セペシ、ジェルジ・レー、ラースロー・マイエル、アーコシュ・パーパイ(Cl)]
オットー・ラーツ(Ob)*
ミハーイ・ゾルターン・ヴァルガ(vib,marim)*
 イヴァーン・マダラース(P)*

録音:2010年2月22-24日、3月2日フンガロトン・スタジオ、2003年-2006年ハンガリー放送
現ハンガリー放送響首席奏者のヤーノシュ・セペシがリーダーを務めるブダペスト・クラリネット・クァルテットは、この特殊な編成による室内楽の様式に聴衆をなじませる目的で1995年に設立されたアンサンブル。メンバー全員がフェレンツ・リスト音楽院の卒業生で、これまでに4度のアメリカ・ツアーも敢行ずみという実績を持っています。ここでクラリネット四重奏という形式のために、現代ハンガリーの作曲家たちが手掛けた作品の数々は多種多様。ハンガリーの民俗音楽の舞曲や、レントラーなども現われるタカーチュ。変ホ管やバス・クラも使用し、さまざまな特殊奏法でクラリネットの可能性を模索したドゥブロヴァイ。ファンファーレ風の主題で開始され、のちにハンガリー民謡に似せた構造をみせるコヴァーチュの曲は、リズミカルで躍動感あふれる音楽。“反復”というタイトルのマダラースの曲は29の短い1小節の主題から構成され、5から15までの範囲で適宜、楽器編成のサイズが変更可能となっています。しかも個々の動機は、一定の範囲内で任意に繰り返しも可能といった具合。このほか、セペシの演奏に触発されたフェケテをはじめ、ヒダシュ、ガールの作品も当アンサンブルのために書かれたもの。さらに、当アンサンブルの委嘱作となるブリュナウアーでは“悪魔の”と付く演奏至難な内容にも、目の醒めるようなテクニックとアンサンブルの高い実力を聴かせてくれます。 (Ki)
HCD-32659
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
ヴィルジニー・ロビヤール(Vn)
ペーテル・サボー(Vc)
フレデリク・ヴァイセ=クニッテル(P)

録音:2009年7月21-24日フンガロトン・スタジオ(セッション)
世界的に活躍する3つの個性が集い、それぞれ傑作として名高いブラームスとドヴォルザークのピアノ三重奏曲に取り組みました。2009年のセッション録音。ヴィルジニー・ロビヤール…1970年リヨン生まれのヴァイオリニスト。1987年に、17歳でロン=ティボー国際コンクール第5位、1990年インディアナポリス国際コンクール第4位入賞。1993年にドロシー・ディレイ奨学生としてジュリアード音楽院を卒業。使用楽器は1869年製作ジャン=バティスト・ヴィヨーム(Jean-Baptiste Vuillaume)。ペーテル・サボー…1963年ルーマニア出身のチェリスト。ブダペスト音楽院でラースロー・メジェー、フェレンツ・ラドシュ、ジェルジ・クルターグに師事。1993年以降ブダペスト祝祭管第1チェロ奏者。フレデリク・ヴァイセ=クニッテル…1975年生まれのポーランド系フランス人ピアニスト。13歳でパリ国立高等音楽院に入学。ピアノと室内楽でプルミエ・プリを取得。1989年から継続的にクリスティアン・ツィメルマンに助言を受ける。ジェルジ・シェべクとアレクシス・ワイセンベルクのマスタークラスに参加。レオン・フライシャー、フー・ツォン、ディミトリ・バシュキロフにも学ぶ。 (Ki)
HCD-32660
ゲーザ・フリド(1904−1989):室内楽曲集
ポディウム〜ヴァイオリンとピアノの為の組曲Op.3
12の音楽的戯画〜ピアノの為のOp.8
5つの小品からなるソナタ〜チェロとピアノの為のOp.9
三重奏曲〜ピアノ,ヴァイオリンとチェロのためのOp.27
マルティン・チバ(P) 
ビルテ・ブロム(Vn) 
ディッタ・ローマン(Vc)

録音:2009年6月12-14日、7月24-27日ドイツ、フェルベルト=ランゲンベルク、クライアーシーペン音楽工房
アルバムの副題“ブダペスト−アムステルダム”が示すように、ハンガリー生まれのオランダの作曲家ゲーザ・フリド(1904−1989)の室内楽を収めたアルバムです。フリドはリスト音楽院でバルトークにピアノを、作曲をコダーイに学んだのち、1929年にアムステルダムに移り、1948年にオランダ国籍を取得しています。ピアニストとしてフリドはまた、バルトークとのピアノ・デュオや、ヴァイオリニスト、ゾルターン・セーケイのパートナーとしても有名です。フリドがまだブダペスト在住の頃、1928年の作である組曲ポディウムは、ハンガリーの名ヴァイオリニスト、アンドレ・ジェルトレルに献呈された作品。1930年の音楽的戯画と1931年のソナタは、ともにフランス滞在中の作品で、音楽的戯画はリリー・クラウスに献呈されています。そして、1948年にオランダの市民権を得たフリドが、その前年1947年に書いた三重奏曲は、大戦後のアムステルダムで作曲家としてあらたなスタートを切るべく書き上げた意欲作。フィナーレのダイナミックなロンドが、いくども繰り返される8分音符とメロディアスな主題が特徴的で、耳に残ります。 (Ki)
HCD-32661
ハンガリー歌劇場のスターたち 第1集
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
プッチーニ:「トゥーランドット」
マイヤベーア:「ユグノー」
グノー:「ファウスト」
ドリーブ:「ラクメ」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
モーツァルト:「後宮からの誘拐」,
 「コジ・ファン・トゥッテ」,「魔笛」
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ワーグナー:「ローエングリーン」,
 「トリスタンとイゾルデ」,「ラインの黄金」
エルケル:「バーンク・バーン」
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」からのアリア
エルジ・シャーンドル(S) 
マーリア・ネーメト(S)、
アンナ・バーティ(S)
マーリア・バシリデス(A)
ベーラ・クルニェイ(T)、
フェレンツ・セーケリヒディ(T) 
ヤーノシュ・ハルモシュ(T)
シジスムンド・ピリンスキ(T)
ゾルターン・ザーヴォジュキ(T)
コロマン・フォン・パタキ(T)、
パール・フェケテ(T)
ラヨシュ・ローザ(Br)、
イムレ・パロー(Br)、
オスカール・マレツキ(Br)、
アンドル・レンドヴァイ(Br)
ネイ・ダーヴィド(Bs)、
オスカール・カールマーン(Bs)
ミハーリ・セーケリ(Bs)

録音:1905-1958年
HUNGAROTON社が4巻に渡って、ハンガリー国立歌劇場で活躍した名歌手たちの記録をCDにします。これは第1巻で、活動記がほとんど19世紀という録音に残された最も早い世代の歌手になりそうなネイ・ダヴィド(1842−1905)から、1901年生まれまでの歌手を扱っています。おそらく最も有名な歌手は、バイロイト音楽祭でトスカニーニの指揮のもとタンホイザーを歌ったピリンスキ・ジグモンド(ドイツではシギスムント・ピリンスキ1884−1960)でしょう。その他の歌手も皆ブダペストを中心に活躍した人たちばかりです。 (Ki)
HCD-32662
ハンガリー歌劇場のスターたち第2集
エルケル:「フニャディ・ラースロー」,
 「バーンク・バーン」
モーツァルト:「後宮からの誘拐」,
 「魔笛」
ワーグナー:「ローエングリーン」,
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」,
 「ワルキューレ」
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」,
 「ホヴァーンシチナ」
ヴェルディ:「マクベス」,「リゴレット」,
 「トロヴァトーレ」,「オテッロ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
ビゼー:「真珠採り」
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」
ボロディン:「イーゴリ公」からのアリア,場面
ルイーサ・サボー(S) 
ユーリア・オスヴァート(S) 
ユーリア・オロス(S) マグダ・リゴー(S)
マーリア・ギュルコヴィツ(S) 
パウラ・タカーチ(S) 
イレーン・セツェディ(S)
ローズィ・デリ(Ms)
マグダ・ティサイ(A)
エンドレ・レスラー(T) 
ティボル・ウドヴァルディ(T) 
ヨゼフ・シマンディ(T) 
アンドラーシュ・ヨヴィツキ(T)
シャーンドル・シュヴェード(Br) 
ラースロー・ヤンボル(Br) 
ジェールジ・ラドナイ(Br)
ジェルジュ・ロションツィ(Bs-Br) 
ヤーノシュ・フォドル(Bs-Br) 
アンドラーシ・ファランゴー(Bs-Br)
エンドレ・コーレー(Bs)
ハンガリー歌劇場のスターたち、第2集では20世紀の最初の20年に生まれた歌手を収録。バリトンのシャーンドル・シュヴェード(1906−1979)は、西側ではアレクサンダー・スヴェッドという名前でウィーン国立歌劇場やメトロポリタン歌劇場で活躍、ワーグナーやヴェルディで大きな評判を得ましたが、戦後ハンガリーからの出国を禁じられてしまい、幻の名バリトンになってしまいました。ヨゼフ・シマンディ(1919−1997)は、長年に渡ってハンガリー国立歌劇場のトップテノールだった名歌手。その他の歌手もハンガリーで活躍した人たちばかりです。 (Ki)
HCD-32669
ウィリアム・シールド(1748−1829):弦楽三重奏曲集
ヘ長調/ト長調/イ長調/
第1番変ホ長調/第2番ニ長調
第3番イ長調/第5番ハ長調
トリオ・サバディ
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
シルヴィア・コヴァーチュ(Va)
ジェンジ・ウーイハージ(Vc)

録音:2010年4月19-21日フンガロトン・スタジオ(セッション)
世界初録音。ヨーゼフ・ハイドンの友人で、コヴェント・ガーデンの座付きを務めるなど、生前英語によるオペラがいくつか大当たりを出した、イギリスの作曲家ウィリアム・シールド。現在ではほとんどその名を忘れ去られていますが、キャリアを造船会社の見習いからスタートしたシールドは、やがて国王付き楽団のメンバーを経て、そこの楽長(大英帝国初の音楽家)に任命され、最後の宮廷オードを作曲するまでに登り詰めています。ウェストミンスター・アビーの墓地に埋葬され、人々に愛され広く人気を博したシールドはいっぽうで、つねに民謡やエキゾチックなものに関心を示していて、さまざまな機会に自ら民謡を収集しては出版したり自作に取り入れたりしています。2つのシリーズからなる、シールドの弦楽三重奏曲は、国王付き楽団に迎えられる以前、コヴェント・ガーデンの支配人と不和から大陸に渡っていた時期、1792年から1796年の間に作曲されたもの。各々2楽章から4楽章形式を採り、いずれもアマチュア向けに書かれているところが共通しますが、なかには5/4拍子のメロディというテンポがユニークだったり、また、スラヴ民謡への興味と18世紀後半の異国趣味といった、シールドの実験的スタイルを証明するものも含まれています。全曲を通じて、得意のヴァイオリン演奏を足がかりに異例の出世を遂げたシールドの経歴を思い起こさせ、美しいメロディに対する嗅覚に長けたシールドのセンスに新鮮な驚きを覚える内容となっています。 (Ki)
HCD-32670
アルフレード・ピアッティ:歌曲集
娘と私/恋人の哀願/乙女よ語れ
シェイクスピアのソネット/夜曲Op.20
起きろ起きろ!/遠く、ずっと遠くに
別れ/おお、つばめ/シチリアーナOp.19
カルメラ/田舎のシルヴィア/物乞い
私を覚えていて/追憶
私は天使にあったと思う
愛のためいき/夕べの歌/悲しみ
イ・ブリッコンチェロ
【クラウディア・ニコレ・バンデラ(Ms)、レオナルド・デ・リジ(T)、ピエルルイージ・ルッジエロ(Vc)、アンドレア・バッジョーリ(P)】

録音:2010年4月/フンガロトン・スタジオ
アルフレード・ピアッティ(1822-1901)と言えば、チェロのヴィルトゥオーゾとして、ヨアヒム率いる伝説の「ベートーヴェン四重奏団(ヨアヒム、エルンスト、ヴィエニャフスキ、ピアッティ)」のメンバーとして知られ、今日でもその教則本や練習曲は愛用されています。当CDは、ピアッティ作品集ながらチェロ曲ではなく歌曲集というのが驚き。それも正真正銘のオリジナル作品で、歌詞もイタリア語詩だけでなく、シェイクスピアやテニスン、ワイアットらイギリスの大詩人の英語詩もあり興味津々。チェロのオブリガーロ付きのものが多いのも名手の作ならでは。彼はヴェルディの友人でしたが、作風はオペラ的でなく、トスティを思わせます。加えて独特のメランコリーに翳り絶美な世界を作り上げています。 (Ki)
HCD-32671
ベンダ兄弟:フルートソナタ集
ゲオルク(イジー)・ベンダ:フルートソナタヘ長調/変ロ長調/イ長調/ト長調
フランツ(フランティシェク)・ベンダ:フルートソナタニ長調/ホ短調
ヴェロニカ・オロシュ(Fl)、
コウシャイ・マハディ(バロックVc)、
アンゲリカ・チズマディア(Cem)
ボヘミアの音楽一族ベンダ家からは多くの作曲家が輩出されていますが、なかでもフリードリヒ大王に仕えたフランツ(1709-1786)と、その弟で教会音楽とメロドラマの作曲で知られたゲオルク(1722-1795)のフルートソナタ集。独奏者オロシュはフランツ・リスト音楽院でローラーント・コヴァーチとヤーノシュ・バーリントに師事、数々の室内楽コンクールに入賞した実力派。現在ブダペスト・コンチェルト管の第一奏者を務めています。 (Ki)
HCD-32673
ゴルトマルク:ピアノ作品全集Vol.4
オペラ『シバの女王』(ピアノ・デュオ版)より シバの女王の入場行進Op.27-2
同曲〜バレエ音楽Op.27-4
管弦楽のためのスケルツォ.ホ短調Op.19(ピアノ・デュオ版)
3つの小品 op.12/舞曲集Op..22 
管弦楽のためのスケルツォ.イ長調Op.45(ピアノ・デュオ版)
ティハメール・フラヴァチェク(P)、
バラージュ・ソコライ(P)

録音:2011年9月、2012年1月、フンガロトン・スタジオ
ひそかに注目を集めているゴルトマルクのピアノ作品全集シリーズ、待望の最新盤!専らオペラやヴァイオリン協奏曲などで知られるゴルトマルクのピアノ 作品を全曲録音するという前人未到のシリーズも、早くも第4弾をむかえました。今回収録されたのは、代表作のオペラ『シバの女王』ほか、管弦楽曲 の編曲作品を中心としたピアノ二重奏曲集!序曲「シャクンタラー」のピアノ独奏版を収録した第3弾(HCD 32612)に引き続き、編曲作品を収録した 注目必至のアルバムです。シリーズを通して、独奏曲以外の作品が収録されるのは今回が初めて。クラヴェチェクと演奏を共にするバラージュ・ソコライは、 1961 年ブタペスト生まれのピアニスト。フランツ=リスト音楽院でカドシャ、コチシュ、クルターグ、ラドシュらに師事した後、各地の国際コンクールで 賞を獲得し、今日もなお世界的に活躍している名手です。
1875年にウィーンで初演された「シバの女王」は、ゴルトマルクのオペラ作品の中で最も大きな成功を収めたオペラ。本アルバムに収録されているピアノ・ デュオ版は、彼がスコア出版と同時に多く手掛けた編曲作品の中の1つで、メンデルスゾーンを思わせるドイツ・ロマン派の美しい旋律と、時折現れる半 音階の響きが印象的。1860年半ばからの一連の舞曲を集めた舞曲集からは、当時の華やかなサロンの流行を感じ取ることができます。いずれの作品も 没後は忘れ去られ、現在では殆ど演奏の機会に恵まれないものばかり。これまでのシリーズに違わず、今回も魅力的なアルバムに仕上がっています。 (Ki)
HCD-32674(2CD)
ラースロー・ドゥブロヴァイ:ソロNo.1-5《新しいサウンド》
ソロ第1番(ピアノのための)
第2番(トロンボーンのための)
第3番(チューバのための)
第4番(チェロのための)
第5番(フルートのための)
第6番(コントラバス・フルートのための)
第7番(ファゴットのための)
第11番(トランペットのための)
第8番(フルートのための)
第9番(クラリネットのための)
第10番(コントラバスのための)
第12番(バス・トロンボー
ンのための)/第13番(ホルンのための)
第14番(ターロガトーのための)
第15番(ツィンバロンのための)
アンドラーシュ・キッシュ(Vn)、
フランシス=マリー・ウィッティ(Vc)、
イヴァーン・スタンコフ(Cb)、
ゲルゲイ・イッゼーシュ(Fl)、
エーベルハルト・ブルーム(B-Fl)、
ヘルムート・エルトマン(Cb-Fl)、
チャバ・クレニャン(Cl)、
ラースロー・キッシュ・ジ(ターロガトー)、
ジェルジ・ラカトシュ(Fg)、
ジェルジ・ゲイゲル(Tp)、
ゾルターン・ヴァルガ(Hrn)、
グスターヴ・ヘーナ(Trb)、
チャバ・ワーグナー(B-Trb)、
ヨージェフ・バジンカ(Tub)、
ヴィクトリア・ヘレンチャール(ツィンバロン)

録音:2010年、ハンガリアン・スタジオ、ベルリン工科大学、ハンブルク音楽大学、フンガロトン・スタジオ
挑戦的な作風で知られる現代ハンガリーの作曲家ラースロー・ドゥブロヴァイ(1942年生まれ)の「ソロ」は、優れた演奏者達の協力を得て各楽器の最新のテクニックをリサーチ、それらを駆使して新しい響きと表現力の可能性をデモンストレーションしたもの。ハンガリーの民族楽器ターロガトー(クラリネットに似たシングル・リードの楽器で、音色はイングリッシュホルンとソプラノ・サクソフォーンの中間のような独特なもの)とツィンバロンのための作品が特に聴きもの。演奏はハンガリーを中心に現代音楽の名手たちが集結、作曲家の挑発するような難曲に嬉々として挑戦しています。 (Ki)
HCD-32676
ゾルターン・コヴァーチ&ペーテル・トート作品集
ゾルターン・コヴァーチ(1969‐):トランペットとトロンボーンのための二重協奏曲
ペーテル・トート(1965-):弦楽オーケストラのための「冬物語」
 シャーンドル・ペテーフィに詩による「村の鍛冶屋」
ベンツェ・ホルヴァート(Tp)
イシュトヴァーン・ペーテル・ファルカシュ(Tb)
デブレツェン・コダーイcho
ゾルターン・パド(合唱指揮)
バラージ・コチャール(指)デブレツェンPO

録音:2010年9月14-17日、ホテル・アラニビカのデブレツェン・バルトーク・ホール
出来立ての21世紀ハンガリーの音楽から、過去にインスパイヤーされた3つの異なる作品を収録。コヴァーチの作品は、バロック時代のコンチェルトからお馴染みの緩‐急‐緩の楽章構成を取りながら、パーカッションの即興的なイントゥラーダ、バルトーク風の複雑なリズム、三度のハンマーの打ち込み、ソロ楽器の名技を尽くした演奏効果満点の作品。トートの「村の鍛冶屋」はハンガリーの19世紀ロマン派の詩人シャーンドル・ペテーフィ(1823‐1849)の英雄譚に基づく「コラール・オペラ」。主役のビックヘッド、内気なリジー、靴職人はソリストではなく合唱で演じられている非常にユニークな作品。2006年に作曲された「冬物語」はシェイクスピアの同名の作品とは関係なく、「冬」という言葉のもつ、時の移ろい、死、終焉・・・のイメージを弦楽オーケストラで描いた4部構成の作品で、コヴァーチ指揮ブダペスト弦楽オーケストラによって初演されています。 (Ki)
HCD-32677(2CD)
コダーイ自作自演集
ハンガリー詩篇Op.13【1957年3月録音モノ】
ミサ・ブレヴィス(1944)【1956年8月録音モノ】
ブダヴァーリ・テ・デウム 【1958年10月録音モノ】
夏の夕べ*【1960年7月録音ステレオ】
管弦楽のための協奏曲*【1960年7月録音ステレオ】
マーリア・ギュルコヴィチ、エディト・ガーンチ、
ティーメア・チェル、イレーン・セチェーディ(S)、
マグダ・ティサイ(C.A)、
エンドレ・レスレル、
ティボル・ウドヴァルディ(T)、
ジェルジィ・リッタシー、
アンドラーシュ・ファラゴー(Bs)、
ブダペストcho、
ゾルターン・コダーイ(指)
ハンガリー国立SO、ブダペストPO*
ハンガリーの大作曲家コダーイが自作を指揮した貴重な記録を2枚組発売。彼は同郷のバルトークやドホナーニのような演奏家でなかったものの、1927年、35歳の時にアムステルダムで「ハンガリー詩篇」を指揮して成功して以来、自作品の指揮をとりました。彼の指揮ぶりはクリアで正確、過度の思い入れや誇張のないすっきりしたもので、作風とよくマッチしています。この演奏に接すると、他の音源が不自然に感じてしまう説得力に満ちています。 (Ki)
HCD-32679
C.H.グラウン:受難カンタータ「イエスの死」(1755) ティン・クリートマン(T)、クラウス・メルテンス(Bs)
パール・ネーメト(指)カペラ・サヴァリア
ハレ・カンタムス室内cho
*ドイツ語歌唱

録音:1991年10月ハンガリー、ケーセグ、セント・ジェームズ教会(デジタル・セッション)
C.H.グラウンはフリードリッヒ大王に仕えた、ハッセと並ぶイタリア・オペラの大家で、この受難曲はバッハの死後、18世紀後半を通じて、最も上演された作品です。18世紀後半の宗教観は、イエスを人の友、手本として、受難を人にとっての救いがもたらされた喜びとするもの。また、上演場所も、それまでの教会中心から、劇場中心へと変化しており、多感様式による優美で叙情的な旋律が時代の趣味を物語っています。聖書の原文ではなく、ラムラーの自由詩を歌詞として用い、印象的な場面を瞑想的に描き、感傷的に追想することで、宗教的な感情を喚起させるこの曲は、時代の趣味を反映し、バッハなどの受難曲が持っていた劇的性格は省察的なものへと変化しています。 (Ki)
HDVD-32680(DVD)
バルトークのピアノでU/デーネシュ・ヴァーリョン
バルトーク:「小組曲」〜第6曲「バグパイプ」(ピアノ演奏:べラ・バルトーク/1936年録音)
◆はじめに(案内役:カウツキ・アルマンド)
◆ディッタ・パーストリとの思い出(話し手:エルジェーベト・トゥシャ、聞き手:デーネシュ・ヴァーリョン&ミクローシュ・ペレーニ)
◆コンサートのまえに(案内役:カウツキ・アルマンド)
◆バルトーク:ハンガリー農民の歌による即興曲Op.20,BB83
◆バルトーク:ミクロコスモスBB105(ハイライト)[歌/変拍子/田舎のブルレスク/道化師/オスティナート]
バルトーク:15のハンガリー農民の歌BB79第7曲-第15曲古い舞曲
◆コダーイ:セーケイの嘆き歌/小さなワルツ/マロシュセーク舞曲
◆コダーイ:チェロ・ソナタOp.4
◆バルトーク:チェロとピアノのためのラプソディ第1番Sz88,BB94c
◆さいごに(案内役:カウツキ・アルマンド)
デーネシュ・ヴァーリョン(P)、
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)

収録:2007年12月16日バルトーク記念館、ピアノ修復:タマーシュ・レンドヴァイ/ドルビー5.1ch/ステレオ/87’/NTSC16:9/リージョン・オール/字幕:日本語・英・独・仏・伊
コチシュによる第1集(HDVD.32565)が評判を呼んだ「バルトークのピアノ」に続編が登場。コダーイ生誕125周年記念日にあたる、2007年12月16日にバルトーク記念館で行なわれたコンサートの模様を中心に、このたびも充実の作りとなっています。まず初めに、同じステージに幾度となく立ったこともあるエルジェーベト・トゥシャによって、バルトークの第2夫人でピアニストのディッタ・パーストリとのエピソードが語られます。出会いから演奏や人柄まで、ゆかりの人物の言葉だけに重みがあり、貴重な写真の数々も織り込まれて、このあたりバルトークに関心があるかたには必見の内容といってよいでしょう。そして、恒例の‘バルトークのピアノ’によるコンサート・パート。ピアニストにはハンガリーの若い世代を代表するヴァーリョンが選ばれています。ヴァーリョン自らも話すように、ここでかれの弾くバルトークやコダーイは‘本当の楽器’を相手に対話しているかのようです。さらに、俄然盛り上がるのがペレーニ登場以降のくだり。わずか2曲だけとはいえ、陰影ゆたかな音色で紡がれる音楽は白眉で、この部分を見るためだけにこのDVDを入手する価値があるといっても言い過ぎではありません。  (Ki)
HCD-32681
デーネシュ・グヤーシュ/テノール・アリア集
サリエリ:「ファルスタッフ」〜フォードのアリア“ああ、悪者よ”
ドニゼッティ:「愛の妙薬」〜ネモリーノのアリア“なんと美しく、なんと可愛い”,“人知れぬ涙”
ドニゼッティ:「ラ・ファヴォリータ」〜フェルナンドのアリア“天使のような乙女”
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」〜エドガルドのアリア“わが祖先の墓よ”
ドニゼッティ:「ドン・パスクァーレ」〜エルネストのアリア“哀れなエルネスト!…誰も知らない、遠く、寂しいところを”
エルケル:「フニャディ・ラースロー」〜ースローのアリア“ついにすこしばかりの平穏な時が”,ラースローとマーリアの二重唱“何たる幸せ!ようやくわたしのそばにあなたを迎えられて”*
ヴェルディ:「リゴレット」〜マントヴァ公爵のアリア“あれか、これか”,“さらわれてしまった!…彼女の涙が見えるようだ
…強き愛の力がわれに命ずる”,“風のなかの花のように(女心の歌)”
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」〜ガブリエーレのアリア“わが心に炎が燃える”
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」〜リヌッチョのアリア“フィレンツェは花咲く樹のように”
デーネシュ・グヤーシュ(T)
マグダ・カルマール(S)*
タマーシュ・パル(指)サリエリCO
ヤーノシュ・フェレンチーク、
ヤーノシュ・コヴァーチュ(指)
ハンガリー国立歌劇場O
ハンガリー国立歌劇場cho

録音:1983-1995年
ハンガリーを代表する世界的テノール、デーネシュ・グヤーシュのアリア集。デーネシュ・グヤーシュは1954年ブダペスト生まれ。1978年にリスト音楽院オペラ専攻を修了後、ハンガリー国立歌劇場と契約。1979年にInternationalGiovanniCantantiLiricivocalcompetitionで第2位を獲得して以降、スカラ座、コヴェント・ガーデンをはじめとするヨーロッパの劇場やコンサートホールに活躍の場を拡げる。1982年フィラデルフィアで開催されたルチアーノ・パヴァロッティ国際コンクールで第1位獲得。1989年にはグヤーシュはハンガリー国立歌劇場におけるグノーの「ロメオとジュリエット」でプロデューサー・デビューも果たし、1995年よりリスト音楽院声楽科で教鞭をとっています。ここでは、ソプラノのカルマールがゲストで参加するエルケル曲のハンガリー語を除き、ほかはすべてイタリア語歌唱。
HCD-32683
エルケル:合唱曲集
ハンガリー国歌
第1ハンガリー王国国歌
輪舞/歌手の行進
誰のために杯を干すか
あなたがくれるなら、結婚するわ
ペスタロッチの記念年祝典のための合唱曲
熱望して/死へ
第2ハンガリー王国国歌
イシュトヴァーン王〜歌劇の合唱曲
ハンガリー・カンタータ
サビナ・シュネーレル(S)、
メルセデス・ハイム(C.A)、
バマ・コヴァーチ、
シャーンドル・ケチケーシュ(T)、
ヤーノシュ・ファートライ、
ラースロー・イェクル(Br)、
デメテル・ピンテール(Bs)、
ベーラ・バルトーク男声cho、
ペーチ大学女声cho、
ムジカ・ノストラ女声cho、
イシュトヴァーン王歌劇cho、
MAV響、
タマーシュ・ラクネル、
アーコシュ・ショモジヴァーリ(指)
フェレンツ・エルケル(1810-1893)はリストと同時期のハンガリーの作曲家。本領はオペラですが、何と言ってもハンガリー国歌の作曲者として記憶されます。ここではハンガリーの合唱団が、主に彼の愛国的な作品をとりあげていますが、さすがの巧さと熱い思いが感動的。ハンガリー色濃厚な国歌も本当に名作と聴き惚れてしまいます。 (Ki)
HCD-32684
ドホナーニ若き日の幻の交響曲
ドホナーニ:交響曲ヘ長調(1895)
ズリーニ序曲/ワルツの組曲Op.39
ラースロー・コヴァーチ(指)ミシュコルチSO
エルネ・ドホナーニには2篇の交響曲(Op.9と40)がありますが、ここに収められたものは、彼がブダペスト音楽院の学生だった1895年の作で、世界初録音。「ズリーニ序曲」とともに1896年のハンガリー建国千年を記念した作曲コンクールの管弦楽部門で優勝しました。初演は成功したものの、ドホナーニ自身が封印してしまったため、これまで幻の作品となっていました。作風はドイツ流の堅固な構成によりながらも、旋律は甘口で、バレエ音楽のようなオーケストレーションが光る親しみやすさに満ちます。オスマン・トルコを破った16世紀の英雄ズリーニを描いた交響詩的な序曲もハンガリー色濃厚、楽しめます。 (Ki)
HCD-32685
リスト:宗教合唱曲集
十字架(舟乗りの賛歌)S.35
十字架の道S.53*/至福S.25
教皇にT&US.59
おお、高貴なローマS.54
いざ、すべての者は神に感謝せよS.61
主はその聖徒の魂を守りS.48
カールメン・セレシ、
アンドレア・モルナール(S)、
テュンデ・ジェルフィ・ホヴァンツェク(C.A)
タマーシュ・クルジス(T)、
フェレンツ・シュツ(Br)、
ジョルト・フェニヴェシ(Bs)*、
デジェー・カラッソン(Org)、
ゾルターン・パド(指)
デブレチェン・コダーイcho
リスト生誕200年を記念して、華麗なピアノ曲とは一線を画した宗教合唱曲集がリリース。いずれも聖職者リストならではの敬虔な祈りに満ちていますが、「十字架の道」はお経のような男声合唱が延々と続く奇作。ハンガリーの名門コダーイ合唱団の美声を堪能できます。 (Ki)
HCD-32688
フリジェシュ・ヒダシュ:ブラス・アンサンブルのための作品集
5つの楽章
管楽五重奏のためのトレーニング・パターン
管楽六重奏のためのトレーニング・パターン
5×5
ナーンドル・カサ(Tb)
エヴァルト金管五重奏団
レヴェンテ・バコー(Tp)
アンドラーシュ・コヴァルチク(Hrn)
ペーテル・マジャル(Tb)
アッティラ・ペレステギ(Tub)

録音:2011年3月12-17日、フンガロトン・スタジオ
フリジェシュ・ヒダシュ(1928-2007)は、ブダペストのリスト音楽院でヤーノシュ・ヴィシュキに学んだ後、ハンガリー国立劇場、ブダペスト市立オペレッタ劇場の音楽監督、聖シュテファン大聖堂の合唱指揮者などの要職を歴任。その後はフリーランスの作曲家として幅広い活動を展開。あらゆる種類の作品を残してますが、特に管楽器のために優れた作品を書いたことで知られ、吹奏楽作品はプロ・アマを問わず世界中で愛奏されています。「5つの楽章」(1973)は、三本のトランペット、二本のトロンボーンにチューバという編成で、時を告げるファンファーレ、イントゥラーダ、パルティータ、ディヴェルティメントという構成のルネサンス・初期バロック音楽を思わせる佳曲。「トレーニング・パターン」という奇妙な名前のついた二曲は、特に若い器楽奏者のために書かれた作品。演奏に必要な基本的なテクニックを退屈せずにマスターできるとともに、室内楽を演奏する喜びも体験できるように書かれています。「5×5」は金管五重奏のための5楽章形式の作品(1983)。ブダペスト音楽院のホルン教授ラースロー・サボーとその優秀な弟子たちに献呈されています。エヴァルト金管五重奏団は1996年結成。国際コンクールの入賞者でソリストとしても活躍するメンバーから成るこのアンサンブルは世界の名だたるコンクールを制覇、世界のブラス界を牽引するアンサンブルとして注目を集めています。 (Ki)
HCD-32690
A・カルダーラ:オラトリオ「聖ステファノ−ハンガリーの最初の王」 聖ステファノ(イシュトヴァーン1世):ランダル・スコッティング(Ct)、
王妃ギーゼラ:モニカ・ゴンサレス(S)、
アナスタシオ:ダーヴィド・シゲトヴァーリ(T)
エラスト:ラースロー・イェクル(Bs)、
パール・ネーメト(指)
サヴァリア・バロック・オーケストラ(オリジナル楽器)

録音:2011年1月14-18日、フンガロトン・スタジオ
アントニオ・カルダーラ(1671-1736)が1712年に初代ハンガリー国王・聖イシュトヴァーン(イタリア名:ステファノ)の信仰と慈悲を描いたオラトリオ。旧約聖書上の人物を題材にしない珍しいオラトリオで、当時奉職を希望していた神聖ローマ皇帝カール6世の意図を受けて作曲されたとされてます。カール6世は、ハンガリーのキリスト教化に尽くしたことでローマ教皇から祝福とともに王冠を贈られたという故事で有名なイシュトヴァーン1世を描いた作品をローマで上演することで、当時ハプスブルク家と関係が悪く、戴冠して神聖ローマ皇帝になった後も公式にそれを認めようとしなかった教皇クレメンス11世から祝福を得ようという政治的な意図があったようで、この試みは二年後の1714に成功しています。作品は、聖シュテファノ、王妃ギーゼラ、聖職者アナスタシオ、貴族エラストを演じる歌手による華麗なダ・カーポ・アリアとコンチェルト・グロッソ形式による充実した器楽アンサンブルが聴きもの。ヘンデル歌手としてめきめきと頭角を現しているアメリカのカウンターテナー、ランダル・スコッティングを起用した、知られざる傑作の注目録音です。 (Ki)
HCD-32691
シャーンドル・ヴェレシュ:弦楽四重奏曲第1番(1931)
同第2番(1937)
弦楽三重奏曲(1954)
アンサンブル・デ・ゼキリブル
【アニエス・ピカ、セシル・グイロン(Vn)、マガリ・ドムセ(Va)、ヤンニク・カリエ(Vc)
世界初録音。シャーンドル・ヴェレシュ(1907-1992)は交響曲第1番を皇紀2600年に献上したことで、日本人には特別な存在です。彼の弦楽四重奏曲は世界初録音ですが、バルトークの傑作を思わす辛口の作風で、ハンガリー弦楽四重奏史上の重要作に数えられます。戦後の弦楽三重奏曲は十二音技法に基づく野心作。2006年創設のフランスの弦楽四重奏団アンサンブル・デ・ゼキリブルは、同時代の知られざる作品の開拓に力を入れる実力派。 (Ki)
HCD-32692
ミハーイ・モショニ(1815-1870):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番イ長調
弦楽四重奏曲第2番ト短調
弦楽四重奏曲第5番ヘ短調
フェステティチQ(ピリオド楽器使用)

録音:2011年8月1日-4日 フンガロトンスタジオ
ピリオド楽器使用のパイオニア的存在ともいえる世界的演奏楽団、フェステティチ四重奏団が待望の新譜をリリース!ミハーイ・モショニはハンガリーを代表する音楽家。リストと交流が深く、彼の作品の編曲もいくつか残しています。今回収録された四重奏は比較的初期に作曲されたもので、モショニが音楽家としてのキャリアを積み始めた頃の作品。この後、モショニはハンガリー初の独立音楽家として名を馳せてゆくことになります。演奏するフェステティチ四重奏団はハンガリーの名手達からなるアンサンブル団体。ハンガリーを代表する作曲者と演奏者の豪華コラボレーションが生み出した名盤です! (Ki)
HCD-32694
ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):3つのバセットホルンのためのディヴェルティメント.ヘ長調
3つのバセットホルンのためのディヴェルティメント変ロ長調
3つのバセットホルンのためのディヴェルティメント.ヘ長調
クラリネット,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロのための四重奏ヘ長調
ガボール・ヴァルガ(バセットホルン、Cl)、
ロランド・チャッロー(バセットホルン)、
ジェルジ・シャラモン(バセットホルン)、
ヤーノシュ・ローラ(Vn)、
マーテー・スーチ(Va)、
イシュトヴァーン・ヴァールダイ(Vc)

録音:2011年、7月4-5日、24日-25日、フンガロトンスタジオ
ドルシェツキーはボヘミア出身の音楽家。ハイドンやモーツァルトらと同時代に活躍し、リンツやブラチスラヴァ(スロヴァキア)などで幅広く音楽活動を行いました。ティンパニ協奏曲などで有名なドルシェツキーですが、今回はバセットホルンのためのディヴェルティメントを中心に収録。貴族の晩餐会で演奏されるために作られており、クラリネットに比べて落ち着いた音色をもつバセットホルンの魅力が見事に活かされた作品といえましょう。クラリネット四重奏は全体的に軽やかな雰囲気。ヴァルガを始め、名手達の息の合ったアンサンブルにも注目です。 (Ki)
HCD-32695
ボッケリーニ:3つのフルート四重奏曲G260op.5〜第1番ニ長調/第2番ト長調/第3番ニ短調
フルート,オーボエ,ヴィオラと低音楽器のための2つの五重奏曲G443〜第1番(21’45”)
ゲルゲイ・イッゼーシュ(Fl)、
ラースロー・ハダディ(Ob)、
マルタ・アブラハム(Vn)、
ペーテル・バールショニ(Va)、
ディッタ・ローマン(Vc)

録音:2011年6月24-26日、8月23日、フンガロトン・スタジオ
チェロ奏者としてヨーロッパ各地で活躍し、作曲家としても大きな活動をしていたボッケリーニ。18世紀ラテン派を代表する器楽作曲者ともいわれ、室内楽曲を中心に多くの作品を残しています。とりわけチェロソナタやチェロ協奏曲など、伴奏楽器であったチェロを全面に出す音楽を多く生み出したことで有名な音楽家ですが、今回はフルートと弦楽器の室内楽曲を中心に収録。ボッケリーニ特有のトリルやシンコペーションによる装飾豊かなメロディが、フルートの華やかな響きに映えます。弦楽器だけでなく、管楽器においても彼の豊かな音楽性が発揮されているといえましょう。収録曲は全体的に前向きで軽やかな雰囲気ですが、『メヌエットの王』とも呼ばれるボッケリーニらしい、優雅で美しいメヌエットも堪能できます。収録曲はもちろんのこと、ヨーロッパ各地でソリストとして活躍する名手たちの共演にも注目されるおすすめ盤です! (Ki)
HCD-32696
ロッラ:ヴァイオリン二重奏曲集
アレッサンドロ・ロッラ:2台のヴァイオリンのための二重奏曲第1番変ホ長調第2番ヘ長調/第3番イ長調
2台のヴァイオリンのための協奏的二重奏曲第2番ヘ長調 op.17-2
ヴィルモーシュ・サバディ(Vn)、
チェン・ジュウ(Vn)

録音:2011年9月24-28日、フンガロトン・スタジオ
ロッラ・ファンの方々に必聴の新譜!「HUNGAROTON」レーベルより、アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841)のヴァイオリン二重奏曲を集めたア ルバムがリリースされました!ロッラ・アルバムというだけでなかなか希少ですが、ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲やヴィオラ二重奏曲集などの演奏・ 録音が盛んに行われる中、ヴァイオリン二重奏曲のみを収録した本アルバムはまさに希少盤!技巧的でありながらも上品さを失わないロッラ独特の典雅な 響きを、ヴァイオリン2台という華やかなアンサンブルでより一層堪能することができます。
モーツァルトとほぼ時を同じくして生まれ、ベートーヴェン、パガニーニらと同時代に活動し、彼らの音楽を生で体感していたロッラ。後期古典派の響 きと初期ロマン派の響きを併せ持つロッラの音楽は、親しみやすくも多くの魅力を含んだものといえましょう。ベートーヴェン的な響きも垣間見える3つ の二重奏曲は、愛好家のために作曲された作品ではありますが、愛好家の域に留まらない難易度と聴き応えのある作品。ロッラらしい高音域を駆使した 旋律や、コンチェルトのカデンツァを思わせるような華やかな旋律が魅力的です。ヨーロッパを中心に世界的に活躍するハンガリーの名手ヴィルモーシュ・ サバディと、中国出身の名手チェン・ジュウの卓越したアンサンブルにも注目の希少盤です! (Ki)
HCD-32698
フリードリヒ2世:フルートと通奏低音のためのソナタ
第21番イ短調/第40番ハ長調
第76番変ロ長調/第78番ト短調
第83番ロ短調/第118番ヘ長調
第107番ニ短調
マリー・オレスキェヴィチ(トラヴェルソ)、
デイヴィッド・シューレンバーグ(Cemb)
バラージュ・マーテー(Vc)

録音:2009年、7月18-20日、サン・スーシ宮殿(ドイツ)
プロイセン大王フリードリヒ2世生誕300年を記念し、フルートと通奏低音のためのソナタ7曲を収録。プロイセン宮廷音楽を数多く再発見し、クヴァンツのフルートソナタ集(HCD-32617)も好評のオレスキェヴィチが、今度はフリードリヒ2世のソナタ集に挑みます!フリードリヒ2世がフルート・トラヴェルソの名手であり、当時のサン・スーシ宮殿で盛んな音楽活動を展開していたことは有名でしょう。彼が作曲したフルートと通奏低音のためのソナタは全121曲にわたりますが、そのうち出版されているものはわずか25曲。今回収録された7曲は全て未出版のもので、世界初録音となります!a'=385Hzのフレンチピッチで演奏されていることにも注目。これまでプロイセン宮廷音楽再発見に尽力してきたトラヴェルソの名手オレスキェヴィチ、「バッハの鍵盤音楽」で有名なシューレンバーグ、サヴァールやミンコフスキの音楽隊で活躍するチェロの名手マーテーという豪華トリオの名演が光ります! (Ki)
HCD-32699
ブラームス:ハンガリー舞曲(全21曲) マーチャーシュ・アンタル(指)
ハンガリー国立O

録音:1987年6月3-4日、ブダペスト・イタリア・インスティテュート
ブラームスが若いころに出会い、その激しく情熱的な内容に惹かれ、生涯に亘り強い関心を寄せていたハンガリーのロマの音楽。ブラームスのハンガリー趣味はさまざまな形で作品に姿を現わしますが、なかでも、もっとも有名で独創的なものがこの「ハンガリー舞曲集」といえるでしょう。このアルバムは本場ハンガリー勢による演奏というところがポイント。どのように再現されているか聴きものです。マーチャーシュ・アンタル…1945年ブダペスト生まれ。リスト音楽院を卒業後、ハンガリー国立歌劇場にフルート奏者として入団するが、指揮の実力を認められ現代音楽のレパートリーを中心に同劇場で活躍。1984年にブダペスト合唱団の指揮者に任命され、合唱の世界でも高い評価を得る。1986年にはハンガリー国立Oの副指揮者となり、東ヨーロッパ、ドイツ、オーストリア、ギリシャ等で活発な演奏活動を行っている。 (Ki)

HCD-32700(3CD)
リスト:オラトリオ「キリスト」(ラテン語歌唱) シャーンドル・ショーヨム=ナギ(Br)、エーヴァ・アンドル(Sop)、ズザ・ネーメト(Ms)、
ヨージェフ・レーティ(Ten)、ヨージェフ・グレゴル(Bs)、
ラヨシュ・バースティ(語り)、ブダペスト合唱団、ブダペスト・コダーイ少女合唱団、
シャーンドル・マルギッタイ(Org)、ミクローシュ・フォルライ(指)ハンガリー国立管弦楽団
リストの3つのオラトリオ中の2作目で、1867年に完成した畢竟の大作「キリスト」。演奏時間は2時間半で、キリストの生涯の有名な場面を描いています。リストの聖職者としての面を代表する力作で、崇高で感動的。このアルバムが1970年に初発売された際は、フランス国立ディスク・アカデミー賞をはじめ、各国のレコード賞を受賞した名盤で、リスト記念年にCD復活しました。 (Ki)
HCD-32703
ヴェロニカ・キンチェシュ/アリア集
(1)グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』〜3幕「なんという恐ろしいひととき」(エウリディーチェ)
(2)モーツァルト:『フィガロの結婚』より4幕「ああ、遅れないで来てちょうだい」(スザンナ)
(3)『コジ・ファン・トゥッテ』〜2幕「許して、いとしいあなた、お願いよ」(フィオルディリージ)
(4)『皇帝ティトの慈悲』より「もはや花飾りを編むために」(ヴィテッリア
(5)ヴェルディ:『シモン・ボッカネグラ』〜1幕「この暗い時間に」(アメーリア)
(6)ゴルトマルク:『シバの女王』〜1幕「私のアッサートは帰ってくる!」(スラミト)
(7)プッチーニ:『蝶々夫人』〜1幕「魅力に満ちた目の乙女」(蝶々さん、ピンカートン)
(8)2幕「ある晴れた日に」(蝶々さん)*
(9)レスピーギ:『セミラーマ』〜3幕「悲しいかな」(セレウキア)
(10)『エジプトのマリア』〜2場「あなたの怒りは激しく昂り」「ああ、白い大鷹よ」(マリア)
ヴェロニカ・キンチェシュ(S)
ペテル・ドヴォルスキー(T)(7)
指揮:エルヴィン・ルカーチ(1)
ゲザ・オーバーフランク(2)(3)(4)
ジュゼッペ・パタネー(5)(7)(8)
アダム・フィッシャー(6)
ランベルト・ガルデッリ(9)(10)

ハンガリー国立歌劇場O(1)(5)(6)(7)(8)
ハンガリー国立歌劇場cho(6)
ブダペストSO(2)(3)(4)
ハンガリー国立O(9)(10)


録音:(1)1978年
(2)(3)(4)(5)1983年
(6)(7)(8)1980年
(9)1990年、(10)1988年
ハンガリーの名ソプラノ、ヴェロニカ・キンチェシュがフンガロトンに録音してきたオペラ全曲録音から彼女の最も得意とするアリアを集めたアルバム。ブダペストとローマで学び、ハンガリー国立歌劇場はもとより世界各地の歌劇場で活躍するキンチェシェは、よく響くリリックな声と滑らかなフレージングでどの役も魅力的に歌い、演じきっています。ルカーチ、パタネー、フィッシャー、ガルデッリという共演している実力者揃いの指揮者陣をみればその実力がわかるというもの。キンチェシュの実力を再確認し、全曲録音が聴きたくなる充実したアリア・コンピレーションです。お薦め! (Ki)
HCD-32704
ハンガリーの伝説的ピアニストによるリスト作品集
(1)コンソレーション第3番変ニ長調
(2)巡礼の年第3年〜「心を高めよ」
(3ピアノソナタロ短調
(4)2つの演奏会用練習曲/ラ・カンパネラ
(5)半音階的大ギャロップ/エステ荘の噴水
 ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調
 忘れられたワルツ第1番
 ハンガリー狂詩曲第15番「ラコッツィ行進曲」
(1)エルネ・ドホナーニ(P)、1956年録音
(2)ベーラ・バルトーク(P)、1936年録音
(3アニー・フィッシャー(P)、1953年録音
(4)ルイス・ケントナー(P)、1966年録音
(5)ジュルジュ・シフラ(P)、1955、56年録音
リスト生誕200年を記念して、同郷の偉大な後輩たちの演奏を集めたコンピレーション盤。いずれも劣らぬ名手揃いで、ドホナーニの羽毛のようなタッチ、バルトークの意外にも柔らかな演奏は超貴重。さらにリストの精神性に視点をそえたアニー・フィッシャーの深み、リストの外面的華麗さに視点をそえたケントナーとシフラなど多士済々。ことにシフラの超絶技巧ぶりとアクの強さは強烈。リストはこうした演奏で聴きたいと興奮します。 (Ki)
HCD-32705
エマニュエル・アロイス・フェルスター(1748-1823):3つの弦楽四重奏曲op.21
[第1番ハ長調、第2番ニ短調、第3番イ長調]
オーセンティックQ(ピリオド楽器使用)
[ジョルト・カッロー(Vn)、バラージ・ボザイ(Vn)、ガーボル・ラーツ(Va)、チッラ・ヴァーリ(Vc)]

録音:2011年3月31日-4月4日、フンガロトン・スタジオ
オーストリアに生まれた音楽家であり理論家でもあるE.A.フェルスター。モーツァルトやシューベルトらと同時代を生き、その作品はベートーヴェンも高く評価していたといわれます。器楽曲が隆盛し、人気を博すようになった19世紀ウィーンでは、作曲家たちはこぞって聴衆に曲を最初から最後まで聞いてもらうために奮闘していました。当時の室内楽曲に深い造詣を持っていたフェルスターの作品からもその工夫が垣間見えます。彼の作品はアンサンブルや楽器の可能性が最大限に活かされており、3曲ともリズム感にあふれる舞曲の如き快活な雰囲気が魅力の作品です。演奏するオーセンティック四重奏団はピリオド楽器の演奏を得意とする演奏団体。今回の演奏もピリオド楽器で収録されています。17世紀〜18世紀にわたる定番の名曲はもちろん、歴史の影に埋もれてしまった作品を再発見することにも積極的に取り組む今注目の演奏団体です。(Ki)
HCD-32706
アントニオ・マリア・ナヴァ:フルートとギターのために作品集
メルカダンテ「エリザとクラウディオ」の主題によるセレナータOp.63
セレナータ作品16
3つの二重奏曲
サルヴァトーレ・ヴィガーノのバレエ「エジプト王プサンミ」の主題と変奏Op.40
ディアローグ・デュオ
ノエーミ・ジェーリ(Fl)
カタリン・コルタイ(G)

録音:2011年6月20-25日、フンガロトン・スタジオ
アントニオ・マリア・ナヴァ(1775-1826)は、19世紀イタリアでもっとも活躍したギター奏者&作曲家。スラノ・スカラ座から程近い一角に生まれたナヴァは少年時代からこの劇場に出入りし、後に絶大な影響力をもつ劇場支配人・出版人となるジョヴァンニ・リコルディと知り合います。またミラノで最初のギター専門店を開いたアントニオ・モンジーノによって(6弦の)ギターに見ざめ、その息子ジャコモの手助けによってテクニックを磨き、ギター奏者として活動を始めます。ギター・デュオは当時大変人気のあった編成で、リコルディは1808年から1826年の間に28曲のナヴァ作品を出版し大いに利益をあげています。現在約100曲が確認されているナヴァの作品は当時のベル・カント様式を色濃く反映し、また同時代のオペラ作曲家たちを思わせるロマンティックな味わいを持ち、イタリアのギター音楽を代表するレパートリーとなっています。演奏をする「ディアローグ・デュオ」は、フルート奏者ノエーミ・ジェーリとギター奏者カタリン・コルタイによりブダペスト音楽院在学中の2002年に結成。スタンダードなレパートリーで定評を得る一方で、ハイドンやモーツァルト作品の編曲、現代の作曲家たちとの共同作業にも情熱を燃やしています。 (Ki)
HCD-32711(3CD)
コダーイ:ハンガリーのビチニウム(全180曲)
トリチニウム(全29曲)
3つのゲメル民謡ほか全225曲
イロナ・アンドル(指)
ブダペスト・ゾルターン・コダーイ少女Cho
ヴァラーリア・セベレーディ(指
)マニフィカト児童Cho
エステル・ウヘレツキー&チラ・オェーリ(指)ブダペスト・ゾルターン・コダーイ学校児童Cho
フェレンツ・シャプソン(指)ゾルターン・コダーイ・ハンガリー合唱学校、
ラースロー・ドゥラーニク(指)ミラクルム児童Cho、アウリン少女Cho、
ズザンナ・グラーフ(指)アンゲリカ少女Cho、アッティラ・ケルテス(指)ペーチ・ベーラ・バルトーク少女Cho

録音:1970年、2012年/フンガロトン・スタジオ
コダーイはさまざまな名作を残していますが、合唱曲はそのなかでもとりわけ重要で、彼の真骨頂を発揮しています。全4巻180曲から成る「ハンガリー のビチニウム(ビチニア・フンガリカ)」は、コダーイが若者の教育に関心を持ったことが発展して生まれた連作で、1937年から42年にかけて作曲されました。 「ビチニウム」の名称が示すようにすべて2声で、素材は民俗音楽と民謡様式の作品から採られ、各曲は非常に短いながら個性的で効果に富んでいます。 コダーイは1954年に同趣向の3声用「トリチニウム」(全29曲)も手掛けました。番号順に手がければ技術向上していくように作られているので、合 唱団の訓練用にも最適。 ★日本でも合唱界では知らぬ者なき名曲ですが、本場ハンガリーの団体による演奏はお手本用としても大歓迎。ハンガリー語の響き、ハンガリー独特のリ ズムなど流石の巧さ。コダーイならではの合唱書法の効果も光り、鑑賞用としてもたっぷり満足できます。ワールドミュージック・ファンにも超オススメです。 (Ki)
HCD-32716
エルネー・ドホナーニ(1877−1960):ハンガリー祝典序曲op.31(1923)
 「ピエロのヴェール」組曲(1910)
レジェー・コーカイ(1906−1962):セーク地方の狂詩曲(1952)*
コーカイ:ヴェルブンコシュ組曲(1950)
アーグネシュ・サカーイ(ツィンバロン)*
ラースロー・コヴァーチ(指)
ミシュコルツSO

録音:2010年12月9-13日、2011年1月13日フェニックス・スタジオ(セッション)
ハンガリーの近現代を代表するふたり、ドホナーニとコーカイによるオーケストラ曲を収めたアルバム。バルトークが「ハンガリーの音楽界が今日あるの はすべて彼のおかげ」と語ったドホナーニは、初期にシューマンとブラームスの影響を受けながら、後期ロマン派の最良の部分を受け継ぎ独自の作風に活 かした作曲家で、ロシアのグラズノフにも似て、対位法を用いた甘美な旋律のセンスに魅力があります。 いっぽう、そのドホナーニの影響を受け、ブラームス風の手法で作曲を始めたコーカイは、一時期グルリットに音楽学を師事し、ドビュッシーやストラヴィ ンスキーに傾倒するものの、同世代のバルトークやコダーイによるあたらしい方向に背を向け、1930年代にはリストや、19世紀のヴェルブンコシュ音楽(ハ ンガリー固有の舞踊音楽の様式のひとつ)と結びついた独自のハンガリー様式を確立した人物。いずれも、地元勢による新録音の登場はたいへん価値あ る内容といえるでしょう。 (Ki)
HCD-32717
ジェルジ・コーシャ(1897-1984):ヴィオラを伴う室内楽作品集 Vol.1
(1)ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲
(2)6つの小品
(3)イン・メモリアム
(4)小品集【ヴィオラとハープ版】
(5)2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲
ディルク・へー ゲ マン(ヴィオラ )
(1)(5)マイケル・スー(Vn)
(2)(4)レニー・ヤマハタ(Hp)、
(5)シモーネ・リニカー・マイアー(Vn)

録音:2012年5月29日-6月1日/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)
19世紀後半から20世紀中ごろに活躍したハンガリーの作曲家といえばドホナーニ(1877-1960)、バルトーク、コダーイ(1882-1967) ですが、彼らから薫陶を受けた作曲家の一人にジェルジ・コーシャ(1897-1984)がいます。ブダペスト出身のコーシャは10歳でバルトーク門下となりピアノ を師事、さらにドホナーニのもとでも研鑽を積み、同郷の名手フバイやシゲティ、フーベルマンらの伴奏を務めたピアノの名手として活躍すると同時にコダーイに 作曲を師事しました。大戦間期の1920年代にピアニストとして、同時に作曲家としてヴェイネル(1885-1960)やライタ(1892-1963)とともに独創的な 才能を開花させ、自国ハンガリーではバッハ演奏の権威としても知られています。9つの交響曲、8つの弦楽四重奏曲、その他声楽作品などを作曲しましたが、 ここに収録されているヴィオラを伴う室内楽作品も多く残しました。
第1弾にはピツィカートで始まる印象的なヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲、ハープとヴィオラの掛け合いが魅力の6つの小品、朗々とした旋律が特 徴の無伴奏ヴィオラ作品の「イン・メモリアム」、各曲1分前後の全16曲からなる小品集(原曲はピアノ独奏)、そして独特な和声進行が印象的な2つのヴァ イオリンとヴィオラのための三重奏曲を収録。ディルク・へーゲマンの素晴らしい演奏とともにコーシャのヴィオラ作品を堪能することができます。同時発売の第 2弾(HCD 32718)と併せてお楽しみください。 (Ki)
HCD-32718
ジェルジ・コーシャ(1897-1984):ヴィオラを伴う室内楽作品集 Vol.2
(1)「聖ブライセへの祈祷」
(2)フルート、ヴィオラとチェロのための三重奏曲
(3)「聖歌」
ディルク・へーゲマン(Va)
(1)(3)ローラント・ナイバウアー(Br)、
(3)ダーニエル・パタキー(T)、
(1)(2)タチアナ・ルーラント(Fl)、
(1)マルク・エンゲルハルト(Fg)、
(2)フィオン・ボッケミュール(Vc)

録音:(1)2014年10月29日、(2)2012年5月10日、(3)2015年4月7-9日/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)
20世紀のハンガリーを代表する作曲家の一人にジェルジ・コーシャ(1897-1984)によるヴィオラを伴う室内楽作品集第2弾には、声楽を伴う「聖ブライ セへの祈祷」「聖歌」、そしてフルート、ヴィオラとチェロのための三重奏曲を収録しました。ブダペスト出身のコーシャは10歳でバルトーク門下となりピアノを師事、 さらにドホナーニのもとでも研鑽を積み、同郷の名手フバイやシゲティ、フーベルマンらの伴奏を務めたピアノの名手として活躍すると同時にコダーイに作曲を師 事しました。大戦間期の1920年代にピアニストとして、同時に作曲家としてヴェイネル(1885-1960)やライタ(1892-1963)とともに独創的な才能を開 花させ、自国ハンガリーではバッハ演奏の権威としても知られています。9つの交響曲、8つの弦楽四重奏曲、その他声楽作品などを作曲しましたが、ここに収 録されているヴィオラを伴う室内楽作品も多く残しました。名手ディルク・へーゲマンが熱意をこめて録音したコーシャの作品をご堪能ください。 (Ki)
HCD-32721(2CD)
知られざるヴィオラ作品集
ルビンシテイン:ヴィオラ・ソナタ.ヘ短調op.49
ヴュータン:ヴィオラ・ソナタ.変ロ長調op.36
エネスコ:演奏会用小品(ヴィオラとピアノのための)
ボーエン:ヴィオラとピアノのための幻想曲 op.54
メンデルスゾーン:ヴィオラ・ソナタ.ハ短調
パールトシュ:イン・メモリアム
ジンバリスト:サラサーテアーナ
リヴカ・ゴラニ(Va)、
ミカエル・ハンプトン(P)

録音:2012年1月11-13日&5月5-6日、フンガロトン・スタジオ
65曲の協奏曲を含めた250曲以上の作品を献呈されている現代屈指のヴィオラ奏者、リヴカ・ゴラニ。J.S.バッハから現代音楽まで幅広いレパートリー を弾きこなす世界的名手が、歴史の影に埋もれてしまったヴィオラ・ソナタの数々を収録した注目の新譜をリリースいたしました!メンデルスゾーンやエネ スク、ルビンシテインといったお馴染みの大家たちが作曲した知られざるヴィオラ作品から、ジンバリストやパールトシュといった未だ知名度の低い作曲家 たちの珠玉の作品まで、2枚にわたって目から鱗の希少プログラムが組まれています。バルトークやヒンデミット、ブラームスといった大家たちが残した知 名度の高い作品は一切収録せず、あくまで「隠された宝Hidden Treasure」の再発見に全力を尽くした意欲的なアルバム。希少な蘇演プログラムを、ヴィ オラ界の第一線で活躍するゴラニの演奏で堪能できるのは嬉しい限りです。ヴィオラ奏者の方、そしてヴィオラを愛する全ての方は必携といえましょう!
ヴァイオリンよりもやや低い音域を持ち、深い艶のある音色が魅力的なヴィオラ。現代作品では技巧性を全面に押し出したものも多い中、本アルバムに 収録されている作品は全体的に抒情性ゆたかな曲調が印象的で、ヴィオラの音色を存分に堪能できるプログラムとなっています。とはいえ、エネスクやジ ンバリストの作品は低音域から高音域までを駆使した難曲で、ゴラニのエネルギッシュな弾きぶりに圧倒されます。現在は後進の指導にも積極的なゴラニ 女史ですが、今後の活躍にも多大な期待を持たせてくれる熱演で魅せてくれます! (Ki)
HCD-32723
トスカニーニとの親交から生まれたコダーイ作品
管弦楽のための協奏曲(1939−40)
交響曲ハ長調(1961)
夏の夕べ(1906/1930)
ラースロー・コヴァーチ(指)ミシュコルツSO

録音:2012 年 5月21-25日ミシュコルツ、ハウス・オブ・アーツ(セッション・デジタル)
コダーイのオーケストラ作品集。演奏はハンガリー北東部の街、ミシュコルツで活動する歴史あるオーケストラ、ミシュコルツ交響楽団。 「管弦楽のための協奏曲」はシカゴ交響楽団の創立50周年記念として作曲を依頼された作品でフレデリック・ストックの指揮で初演されています。ジプシー 音楽の要素が強く、魅力的な旋律と構成によりコダーイ独特の世界が描き出されています。 コダーイ唯一の「交響曲」。「アルトゥーロ・トスカニーニの思い出のために」という副題が付けられているように、この作品はトスカニーニの勧めにより 1930年頃から楽想のスケッチをしていましたが、長い間完成されることなく構想はストップしていました。トスカニーニの死後、トスカニーニと所縁のあ るルツェルン祝祭管弦楽団からの依頼で完成され、フリッチャイにより初演されています。古典的な3楽章からなる様式で、シリアスな旋律で重厚感のあ る聴きごたえのある作品です。 「夏の夕べ」は1906年10月王立音楽院でのディプロマ授与式で初演されましたが、後にトスカニーニの助言により改訂され1930年5月ニューヨーク・ フィルのブダペスト公演にて演奏されました。コダーイ独特の教会旋法の旋律と印象主義的な曲調、落ち着いた雰囲気で描かれていく民謡風のメロディー が印象的。 (Ki)
HCD-32724
パガニーニ:24のカプリースop.1全曲(フルート版) ドラ・シェレシュ(Fl;ムラマツフルート18k金製)

録音:2012年、ハンガリー
ヴァイオリンの超絶技巧曲の一つに数えられる、パガニーニの24のカプリースをハンガリー美形フルーティスト、ドラ・シェレシュがフルート独奏で演 奏!ヴァイオリンでも難しいアルペッジョや音域の跳躍も自由自在で、彼女の巧みなタンギングと驚くべき技巧で難曲に挑戦しています。実際の演奏を聴い てみるとパガニーニの美しいメロディが際立ち、フルートはヴァイオリンにくらべて柔らかい音のため、原曲よりも聴きやすい曲もあります。これだけの難 曲をいとも簡単に演奏してしまうシェレシュがただものではないことを実感してしまいます。 演奏のドラ・シェレシュは1980年ハンガリー生まれの女流フルーティスト。4歳よりフルートをはじめ早くから才能を開花させました。ブダペストのリ スト音楽院にて本格的にフルートを学び、その後ドイツのミュンヘン音楽・演劇大学にて研鑽を積み、ソロ、室内楽、オーケストラなど様々演奏形態につ いて学びました。またエマニュエル・パユなど世界的フルーティストのマスタークラスにも積極的に参加し、独奏者としての演奏法を学びました。コンクー ル受賞歴も華々しく2001年の神戸国際フルート・コンクール第2位をはじめ数々のコンクールで高い評価を得ています。このアルバムではムラマツフルー トの18k金製を使用しております。非常にのびやかなで美しい音色です。 (Ki)
HCD-32725
ドホナーニ:6つのピアノ曲 op.41
 パストラーレ「ハンガリーのクリスマスの歌」
シューベルト(ドホナーニ編):高雅なワルツ集
 4つのピアノ曲 op.2
テリー・エデル(P)
※Hamburg Steinway D
のアルバムはブダペストの王立音楽院で学んだのち、ダルベールからピアノを学び、ピアニストとして名声を博したドホナーニが作曲した美しきピアノ 作品集です。どの作品も煌めくような旋律ですが、とりわけパストラーレ「ハンガリーのクリスマスの歌」は心に染みる曲で温かみを感じます。 演奏のテリー・エデルはブダペストのリスト音楽院にてゾルターン・コチシュのもとハンガリー作曲家のピアノ作品について長年研究していたピアニスト です。とりわけドホナーニの作品研究では有名で、演奏会においてもドホナーニの作品を積極的に取り上げ高い評価を得ています。 (Ki)
HCD-32726
ヤーノシュ・ヴェーグ(1845-1918):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 ヘ長調
弦楽四重奏曲 ト短調
弦楽四重奏曲 ニ長調
オーセンティックQ
【ジョルト・カッロー(1st Vn)、バラージュ・ボザイ(2nd Vn)、ガーボル・ラーツ(Va)、チッラ・ヴァーイ(Vc)】(オリジナル楽器使用 a’=430Hz)

録音:2013年6月7-10日、フンガロトン・スタジオ
ハンガリーの作曲家、ヤーノシュ・ヴェーグによる弦楽四重奏曲の世界初録音です。ヴェーグはピアノを学び、指揮活動もした作曲家で、1881年から ブダペスト音楽院の学長もつとめた人物です。フランツ・リスト(1811-1886)とも親交が深く、リストの半音階的大ギャロップの4手ピアノ版、ダンテ 交響曲の2 台ピアノ版などを編曲しております。またリストはヴェーグのワルツを編曲しており、その作品についてリストは「ヴェーグのワルツは最も素晴 らしく、またチャーミングな作品」と激賞したと言われております。世界初録音となったこの3つの弦楽四重奏はロマン派らしい美しい作品です。
演奏はオリジナル楽器を得意とするオーセンティック四重奏団で、第1ヴァイオリンはカペラ・サヴァリアの指揮、コンサートマスターもつとめるジョルト・ カッローです。これまでフンガロトン・レーベルには数多くの録音を残し、17世紀〜 18世紀にわたる定番の名曲はもちろん、歴史の影に埋もれてしまっ た作品を再発見することにも積極的に取り組んでいる演奏団体です。 (Ki)
HCD-32727
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル:フルート四重奏曲集
フルート四重奏曲 ハ長調 Ben319
フルート四重奏曲 ト長調 Ben320
フルート四重奏曲 ヘ長調 Ben321
フルート四重奏曲 イ長調 Ben322
フルート四重奏曲 変ロ長調 Ben323
フルート四重奏曲 ニ長調 Ben324
パル・ネーメト(Fl)
ピロシュカ・ヴィターリウシュ(Vn)
ゲルゲイ・バラージュ(Va)
デネーシュ・カラッソン(Vc)

録音:2012年4月16-19日、ブタペスト
イグナツ・ヨゼフ・プレイエルは、マルティン・プレイエルという名の教師の息子として生まれ、幼少の頃よりその音楽的な才能を開花させ、ヴァニュハ ルにピアノを学び、1772年からアイゼンシュタットにてヨーゼフ・ハイドンに師事しました。以後、作曲者として成功しましたが、パリに定住後の1807 年にピアノ製造会社を興し、あの “プレイエル・ピアノ” の名を世界に広めました。古典派の器楽曲を多数作曲したプレイエルですが、当時は人気・実力 ともに第一線で活躍しましたが、今日では演奏機会に恵まれておりません。当アルバムでは6つのフルート四重奏曲が収録されております。非常に親しみ やすいメロディと古典派らしい美しい作品です。 (Ki)
HCD-32728
エマニュエル・モール(1864-1931):2つのチェロのための協奏曲 ニ長調 Op.69
チェロ協奏曲嬰ハ短調 Op.64
チェロとオーケストラのための前奏曲 ホ長調 Op.123
ペーテル・サボー(Vc)
ジョルト・ハマル(指)、
ミシュコルツ・ハンガリーSO
イルディコー・サボー(Vc)

録音:2013年9月16-19日、2014年1月14-16日、ミシュコルツ、ハンガリー
あのパブロ・カザルスが激賞したことで、その作品の素晴らしさが注目されたハンガリーのエマニュエル・モール(1863-1931)。ピアニスト、オルガ ニストとして活躍したモールでしたが、作曲にも力を入れ様々な作品を生み出しました。その中にはカザルスをはじめ、イザイ、クライスラー、カール・フレッ シュといった名だたる演奏家からのオファーによる作品もあります。ここにおさめられたチェロのための協奏曲集は、モールらしい美しいメロディと雄大な オーケストレーションに富んでおり、とりわけ2つのチェロのための協奏曲はチェロの高音と低音とが絡み合い、美しい旋律を奏でます。これぞ隠れた名 曲と言えましょう。 (Ki)
HCD-32729
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV222
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 RV237
ジョルト・カッロー(独奏Vn)、
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a’=415Hz)

録音:2013年5月18-20日、バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ、ハンガリー
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリアによる最新アルバムは「四季」を含む、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 集です。カペラ・サヴァリアはハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立されハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も 歴史のある団体です。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」 に選出されるなど、高水準の演奏には定評があります。独奏ヴァイオリンは1999年より当団の指揮も務める名手ジョルト・カッローです。奇抜で過剰な 演出は控え、アンサンブルと溶けあうような美しいソロを奏でます。当団体の代表盤がまた一枚誕生しました。 (Ki)

HCD-32731
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
ディッタ・ローマン(Vc;JB Salomon 1770年)

録音:2013 年 7 月、フンガロトン・スタジオ
麗しきチェリスト、ディッタ・ローマンによるバッハの無伴奏組曲第1集(第1、3、5番)がリリースされます。ディッ タ・ローマンは 7 歳よりチェロをはじめました。これまでにイヴァン・モニゲッティ、ミクローシュ・ペレーニなど世界的チェ リストに師事。とりわけペレーニの秘蔵っ子として知られ、ヨーロッパ各地で演奏会を成功させています。2012年にはラ イプツィヒで行われたバッハ国際コンクールのチェロ部門第2位受賞し、一躍話題となりました。レパートリーは広く、バッ ハから現代まで様々な作品を演奏しています。
ローマンのバッハは、優しく語りかけてくるような女性らしい可憐な演奏が魅力です。当演奏ではいわゆるバロック奏法 を取り入れ、弓は無駄な力が抜けて柔らかな音色を奏でます。正統的で端正なスタイルの中にも内なる秘めた情熱が演奏 に好印象を受けます。今後の活躍も非常に楽しみな演奏者と言えましょう。なお、第2集(第2、4、6番)も今秋リリー ス予定とのことです。 (Ki)

HCD-32732
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008
無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV.1010
無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012
ディッタ・ローマン(Vc/JB Salomon、1770年製)

録音:2014年1月25-28日/ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
麗しきチェリスト、ディッタ・ローマン。好評のバッハの無伴奏組曲の第1、3、5番を収めた第1集(HCD 32731)に続き第2、4、6番を収めた 第2集が早くも登場致します。これまでにイヴァン・モニゲッティ、ミクローシュ・ペレーニなど世界的チェリストに師事したローマンはとりわけペレーニ の秘蔵っ子として知られ、現在はヨーロッパを中心に活躍しております。2012年にはライプツィヒで行われたバッハ国際コンクールのチェロ部門第2位 受賞し、バッハ弾きとして確固たる地位を築きました。満を持してのバッハ無伴奏全曲録音となりましたが、ローマンは演奏法について研究に研究を重ね、 いわゆるバロック奏法を取り入れ、弓は無駄な力が抜けて柔らかな音色を奏でます。端正で正当的なスタイルで優しく語りかけてくるような女性らしい可 憐な演奏が魅力です。特に難曲として知られる第6番。二つの弦で同じ音を交互に同音を弾きリトルネッロ形式で書かれているとても印象的な前奏曲で すがローマンは自身の描いたバッハ演奏を見事に表現しており、組曲の最後にふさわしい名演を聴かせてくれます。 第1弾は、HCD-32731(Ki)
HCD-32733
ヨゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792):交響曲集&ヴァイオリン協奏曲
交響曲 ハ長調「ヴァイオリン・オブリガート」 VB138
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 VB151
交響曲 嬰ハ短調 VB140
ジョルト・カッロー(独奏Vn)、
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a’=430Hz)、
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2013年9月21-23日、バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ、ハンガリー
のアルバムはスウェーデンで活躍したドイツの作曲家、ヨゼフ・マルティン・クラウスによる交響曲と協奏曲です。クラウスの特徴である豊かな和音は、 マンハイム楽派からの影響によるもので、とりわけ交響曲では初期ロマン派の感覚を示しており「スウェーデンのモーツァルト」の異名をもちます。ウィー ンにてハイドン、グルックに会っており、両者ともその才能を高く評価したと言われております。演奏はオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリ アによるもので、当時のスタイルを再現したような美しい演奏です。 (Ki)
HCD-32735
バッハ:オルガン名曲集
前奏曲とフーガ.ロ短調 BWV544
オルガン小曲集より「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV622
前奏曲とフーガ.ト長調 BWV541
トリオ・ソナタ第1番 変ホ長調 BWV525
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
ミクローシュ・テレキ(Org)

録音:2013年11月15&16日、聖ジョン教会、ブタペスト、ジャンベーク
このアルバムは、ブタペストの聖ジョン教会のオルガンを使用したバッハのオルガン傑作集で、後期の傑作である前奏曲 とフーガ ロ短調 BWV544、オルガン小曲集の中でもひと際美しい「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV622、 華やかな前奏曲とフーガ ト長調 BWV541、ペダルが大活躍するトリオ・ソナタ第1番 変ホ長調 BWV525、そして様々 な技巧が散りばめられた難曲、パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582と充実の内容となっております。演奏に使用され たオルガンは1770年に作られ、2つのマニュアル、20のストップ、そしてペダルの歴史的な楽器で、現在に至るまで幾 度も修復され、今もなお当時の響きを誇ります。演奏のミクローシュ・テレキはリスト音楽院で学び、1993年リスト記念 国際音楽コンクールにおいて特別賞などコンクール歴受賞歴もあるオルガニストで、バッハから現代、そして母国ハンガリー の作曲者の委嘱作品など積極的に演奏しております。 (Ki)

HCD-32736
リスト:超絶技巧練習曲集
(1.ハ長調「前奏曲」/2.イ短調/3.ヘ長調「風景/4.ニ短調「マゼッパ」/5.変ロ長調「鬼火」/6.ト短調「幻影」/7.変ホ長調「英雄」/8.ハ短調「荒野の狩」/9.変イ長調「回想」/10.ヘ短調/11.変ニ長調「夕べの調べ」/12.変ロ長調「雪あらし」)
ヨージェフ・バログ(P)

録音:2014年9月30日-10月2日、11月7日/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)
ハンガリーが誇る若き巨匠ヨージェフ・バログ、期待のソロ・アルバムはリストの超絶技巧練習曲集です。ヨージェフ・バログは1979年ブダペスト生 まれ。リスト―バルトーク国際ピアノ・コンクール優勝(2000)、ブラームス国際音楽コンクール第2位(2004)など輝かしいコンクール歴の持ち主です。 確固たるテクニックと抜群の表現力で、超絶技巧曲作品もなんのその!驚くべき完成度の演奏を聴かせてくれます。近年のディスクは室内楽の伴奏モノが 多かっただけに久々のソロ・アルバム発売は嬉しい限りです。 (Ki)
HCD-32737
ラフマニノフ:交響詩「死の島」 Op.29
交響的舞曲 Op.45
ヴォカリーズ Op.34-14
ラースロー・コヴァーチュ(指)
ミシュコルツ・ハンガリーSO

録音:2013年8月30日~9月3日、2014年1月10日、ミシュコルツ
このアルバムはラフマニノフの交響詩「死の島」を含む管弦楽曲集です。「死の島」はスイスの画家アルノルト・ベックリンの同名の油彩画に基づく標題 のついた音楽ですが、作曲した当時、ラフマニノフは原画を知らず、マックス・クリンガーの「死の島」というモノクロの銅版画からインスピレーションを 得て作曲されました。極めて写実的に描かれているので、実際の光景であるかのように思われますが、現実離れした不気味な光景を表現しています。一方、 ラフマニノフ最後の作品である、交響的舞曲 Op.45は、ラフマニノフ自身、出来栄えに満足していたと言われております。最後は言わずと知れた名曲ヴォ カリーズ。ラフマニノフの天才的なメロディを堪能することができます。 (Ki)
HCD-32738
超絶技巧無伴奏チェロ作品集
ピアッティ:12のカプリース
ハチャトゥリアン:幻想ソナタ
ワディム・パヴロフ(Vc)

録音:2012年12月15,16日/スタジオ“ミュージック・サービス”S.R.L(メッシーナ)
このディスクはチェロの名手、ワディム・パヴロフによるピアッティとハチャトゥリアンの無伴奏チェロ作品集です。ピアッティは音楽一家に生まれ、若く して才能を開花させたイタリアのチェリスト及び作曲家で、生涯残した作品のほとんどがチェロのための作品です。12のカプリースは演奏技術の極限とも 言える超絶技巧作品で、まるでチェロ版のパガニーニのようです。ピアッティの代表作ながら高度な演奏技術を要すため、実演が少ないだけに当録音は大 歓迎と言えましょう。一方、ハチャトゥリアンの幻想ソナタはアルメニアの民族的要素を取り入れたメロディアスな魅惑的な作品で、こちらも高度な技術が 要求される難曲です。 (Ki)
HCD-32739
ソプラノとバリトンによるアリア集
(1)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」―酒で頭が熱くなるまで
「フィガロの結婚」―少し目を開けてみるんだ
「魔笛」―かわいい娘か女房がいれば
ベッリーニ:「清教徒」―ああ!私は永久にあなたを失った
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」―町の何でも屋
マスネ:「マノン」―選ぶ!なぜ?
ドリーブ:「ラクメ」―ラクメよ、お前の優しい眼差しは曇り

(2)
モーツァルト:「ツァイーデ」―安らかお休みなさい、私のいとしい愛する人
ベッリーニ:「夢遊病の女」―ああ花よ、こんなに早く萎れてしまうとは
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」―あの騎士のまなざしを
ヴェルディ:「リゴレット」―麗しいお名前
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」―愛するお父さん
サン=サーンス:「パリサティス」―夜鶯と薔薇
グノー:「ロメオトジュリエット」―私は夢に生きたい
(1)フィリップ・ブロカール(Br)
(2)ヴィクトリア・マルカリャン(S)
シャ ーンドル・ギュディ(指)セゲドSO

録音:2013年6月、セゲド
2008年からハンガリーのブダペストで行われているアルメル・オペラ・フェスティヴァルでは、同時にコンクールも行っています。このCDには、 2012年の最優秀男声歌手のフィリップ・ブロカールと、最優秀女声歌手のヴィクトリア・マルカリャンの歌うアリアが収録されています。ヴィクトリア・ マルカリャンはグルジア出身。トビリシ、モスクワで学んだ後、国際パリ・オペラ・コンクールで優勝して知名度を上げました。フィリップ・ブロカールは フランスのバリトン。2008年にピカルディでの第15回ヨーロッパ音楽コンクールで第2位。二人とも今後の活躍が期待される歌手です。シャーンドル・ギュ ディは1959年、ハンガリー南部のセクサール生まれの指揮者。1999年からセゲドSOの首席指揮者、2008年からセゲド国立劇場の総監督およ びセゲドSOの音楽監督を務めています。 (Ki)
HCD-32741
イシュトヴァーン・ヴァールダイ
シューマン:リーダークライスより「月の夜」Op.39-5
シューマン:リーダークライスより「たそがれ」Op.39-10
メンデルスゾーン:アルバムの綴り
スーク:セレナード Op.3-2
マーラー:さすらう若人の歌より(チェロ&ピアノ版)
ラフマニノフ:2つの小品 Op.2
ファリャ:スペイン民謡組曲
リスト:忘れられたロマンス
フォーレ:夢のあとに Op.7-1
シューマン:リーダークライスより「悲しみ」Op.39-9
シューマン:リーダークライスより「古城にて」Op.39-7
クライスラー:愛の悲しみ
イシュトヴァーン・ヴァールダイ(Vc)
ジュリアン・カンタン(P)

録音:2015年4月17-19日/フンガロトン・スタジオ
近年、新進気鋭のアーティストの録音に積極的なフンガロトン・レーベル。最新盤で紹介するのは俊英チェリスト、イシュトヴァーン・ヴァールダイです。 ヴァールダイは1985年ハンガリーのペーチ生まれ。リスト音楽院で学んだのちウィーン、クロンベルクにてグートマンやシュタルケルらの薫陶を受けまし た。これまでに2007年開催の第13回チャイコフスキー国際コンクール第3位、翌2008年開催のジュネーヴ国際音楽コンクールでは優勝するなど華々 しいコンクール歴を誇ります。
ヴァールダイのデビュー盤は、エルガーのチェロ協奏曲(NS 06 / Ysaye Records)で、美しくのびやかな音色とスケール豊かな音楽で高い評価を得 ました。期待の新録音では実演でも頻繁に取り上げるアンコール・ピースが集められました。共演のジュリアン・カンタンとともに深い音楽性、透明感の ある明快な音色で表現力豊かな演奏を披露しております。 (Ki)
HCD-32742
ヴィヴァルディ:協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 RV.332
ファゴット協奏曲 ホ短調 RV.484
フルート協奏曲 ト長調 RV.437
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 RV.241
ファゴット協奏曲 ハ長調 RV.472
フルート協奏曲 ニ長調 『ごしきひわ』RV.428
フルート,ヴァイオリン,ファゴットと通奏低音のための室内協奏曲 ニ長調 RV.91
ジョルト・カッロー(Vn)
アンドレア・ベルタラン(Fl)
ラースロー・フェレンチク(Fg)
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a'=415Hz)

録音:2017年/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。フンガロトン・レーベルから積極的なリリースが続く中、当ディスクではヴィヴァ ルディの協奏曲に焦点を当てヴァイオリン、フルート、ファゴットの協奏曲をそれぞれ2篇とフルート、ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のための室内 協奏曲を収録しました。
当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体で す。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、 高水準の演奏には定評があります。
コンサートマスターおよびヴァイオリン独奏をつとめるのはジョルト・カッローです。カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は 控え、アンサンブルと溶けあうような美しいソロを奏でます。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32761)、ハイドンのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32771)、J.S.バッハのブランデンブルク協奏曲(HCD 32786)、J.S.バッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32749)、ヴィヴァルディのヴァイオリン 協奏曲集(HCD 32729)などの録音でも高い評価を得ております。 (Ki)
HCD-32743(2CD)
「ロシアン・コンサート」
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ Op.147
ラフマニノフ:ソナタ ト短調 Op.19
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット(続き)*
リヴカ・ゴラニ(Va)
ジョン・レネハン(P)
ダグラス・ペリー(Va)*

録音:2006年3月28日/CBCグレン・グールド・スタジオ(ライヴ)
ヴカ・ゴラニは1946年生まれのイスラエル人ヴィオラ奏者で、世界各国のオーケストラと共演している大御所ソリストです。新曲の発表にも力を注 いでおり、これまで約70曲の協奏曲を含む300曲もの作品が彼女のために書かれています。 ヴィオラ奏者にとって特別な作品であるショスタコーヴィチの名品ソナタと、ラフマニノフのチェロ・ソナタ(ヴィオラ版)をプロコフィエフの「ロミジュ リ」(ヴィオラとピアノ版)で挟んだコンサートの録音です。ラフマニノフとプロコフィエフはヴィオラ奏者ワディム・ボリソフスキーによる編曲。プロコフィ エフの最後には2台目のヴィオラが加わります。 (Ki)
HCD-32745(2CD)
J. S. バッハ:クラヴィア練習曲集第3部(ドイツ・オルガン・ミサ)&コラール集合唱付き
前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552
「キリエ、とこしえの父なる神よ」BWV 669
「キリエ、世の人すべての慰め」BWV 670
「キリエ、聖霊なる神よ」BWV 671
「キリエ、とこしえの父なる神よ」BWV 672
「キリエ、世の人すべての慰め」BWV 673
「聖霊なる神よ」BWV 674
「いと高きところでは神にのみ栄光あれ」BWV 675、676、677
「これぞ聖なる十戒」BWV 678、679
「われら皆一なる神を信ず」BWV680、681
「天にましますわれらの父よ」BWV682、683
「われらの主キリスト、ヨルダンの川に来れり」BWV684、685
「深き淵より、われ汝に呼ばわる」BWV686、687
「われらの救い主なるイエス・キリストは」BWV688、689
※コラールの原曲、合唱付き
バーリント・カロシ(Org)
カント・アルモニコ、ウルフ・ヴェルナー&シェリル・ライダー(リーダー)

録音:2013年9月9日&10月13日、ファースト・ルーテル教会、ボストン
このアルバムはバッハのクラヴィア練習曲集第3部の前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552、さまざまなコラール集、そしてそれぞれのコラールの 原曲が合唱で収録されております。
前奏曲 変ホ長調は全205小節に及ぶ雄大な前奏曲で、フランス序曲風の付点リズムとシンコペーション、そして急速な下行句を主体とする、3つの主 題に基づいており、バッハのオルガン作品の中でも最も華やかな作品です。技巧的にはもちろん、随所にバッハらしさが表れております。このほか収録さ れているコラール作品はドイツ語によるキリエ、グローリア、クレドに基づく作品など全21作品が収録されております。当アルバムの魅力はこれらのコラー ルの原曲が合唱で収録されているところです。合唱のカント・アルモニコの澄み切った歌声が教会に響き渡り、その美しさを際立たせます。
オルガンのバーリント・カロシは1979年、ブタペスト生まれ。6歳でピアノとクラリネットを学び、オルガンは17歳よりはじめました。リスト音楽 院で学んだ後、リオネル・ロッグに師事、その後2008年第16回、ヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクールのオルガン部門にて優勝、さらに 2012年ミシガン大学における即興コンクールで優勝するなど、その才能は瞬く間に開花しました。現在は欧米諸国を中心に演奏活動をする一方で作曲 家としても才能を発揮しております。今後の活躍も注目です。 (Ki)
HCD-32748
イムレ・セーチェーニ作品集
ピアノ4手…3つの小品/マリエッテに
歌曲…愛の喜び/栄光の言葉を話す時/女の愛と生涯/乙女の問い/悲哀/葦の歌/静かな嵐であるあなた/愛の言葉/悩ましい宵/3人のジプシー
ピアノ独奏…ポルカ「期待」/ポルカ・マズルカ幻想曲/ポルカ「ハンガリー」
室内楽…子守歌(チェロとピアノ)/セレナード
カッシャイ・イシュトヴァーン、ラーザール・ジェルジ(ピアノ・デュオ)、
カタリナ・ルックガーバー(S)、
ヴィラーグ・エメセ(P)、
カッシャイ・イシュトヴァーン、
パールケヴィ・アーグネシュ(Vc)、
ネーメト・トゥンデ(P)、
ドムビ・ライムンド(Vn)、
リピ・タマーシュ(Cb)

録音:2014年3月13-31日/フンガトトン・スタジオ
イムレ・セーチェーニ伯爵(1825-1898)は、ハンガリー革命期の政治家イシュトヴァーン・セーチェーニの甥で、貴族の嗜みとして作曲や詩作を行い ました。1840年代にロシアのペテルブルグに滞在し、そこでワルツ王ヨハン・シュトラウス二世と知り合い、終生の親交を結びました。1864年にはロー マでリストと知り合い、ともにブダペスト音楽アカデミー創設に尽力しています。 彼の作曲は歌曲中心で、歌詞はドイツ語、フランス語などさまざま。いずれも最良のサロン音楽で、当時のヨーロッパ上流階級の趣味の良さを示してい ます。 (Ki)
HCD-32749
バッハのヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041
ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052R
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV1056R
ジョルト・カッロー(Vn)
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a' =415Hz)

録音:2014 年 4 月19-20 日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ(ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。前作『四季』を含むヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集(HCD-32729)に続く最新アルバムはバッハのヴァイオリン協奏曲集です。当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおい て常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体です。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、 幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、高水準の演奏には定評があります。独奏ヴァイオリンは1999年より当団の指揮 も務めるジョルト・カッローです。カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控え、アンサンブルと溶けあうような美しいソロを 奏でます。今回のバッハは付番されているヴァイオリン協奏曲に加え、消失してしまったとされるヴァイオリン協奏曲(BWV1052RとBWV1056R)が 収録されております。全体的に速めのテンポ設定で非常に見通しのよいクリアな演奏です。 (Ki)

HCD-32752
モーツァルト:ディヴェルティメント.ニ長調 KV136
ディヴェルティメント 変ロ長調 KV137
ディヴェルティメント ヘ長調 KV138
アイネ・クライネ・ナハトムジーク KV525
ラースロー・G・ホルヴァート(指、コンサートマスター)
アニマ・ムジケCO

録音:2014年9月7-10日/フンガロトン・スタジオ
このディスクはリスト音楽院の首席メンバーにより2010年に創設されたアニマ・ムジケCOによるデビュー盤です。当団は古楽から現代まで、 ジャンルはハンガリーの伝統音楽からクラシックの室内楽の主要なレパートリーを網羅し、定期演奏会をはじめ各地での音楽祭に参加し国内では定評のあ る若手アンサンブルとして注目されています。満を持しての録音はモーツァルトの名曲ディヴェルティメントとアイネ・クライネ・ナハトムジークを選曲。ア ンサンブル力と音楽性が求められるモーツァルトの最高傑作を素直な解釈で演奏します。 (Ki)
HCD-32754
『鍛冶屋』〜ジャン=ジャック=バティスト・アネ(1646-1755):ァイオリン・ソナタ集
ソナタ第1番イ長調/ソナタ第2番ロ短調
ソナタ第4番ト長調/ソナタ第5番ハ長調
ソナタ第8番ニ短調/第3ソナタ ホ短調
第6ソナタ ハ短調/第2ソナタ ト短調
サボルチ・イッレーシュ(バロックVn)
キンガ・ガーボルヤーニ(バロックVc)
ファンニ・エドーチャ(Cemb)
フランスの作曲家、ヴァイオリニストだったジャン=ジャック=バティスト・アネ(1646-1755)。アネは1695年-96年頃にローマへ旅行し、コレッリに師事 しました。コレッリの作品を華麗に演奏したことにより、コレッリはまるで自分の息子のように支援したと言われております。ここに収録されたヴァイオリンと 通奏低音のためのソナタ集はアネの代表作。聴衆を引きつける能力に長けていたアネらしく華麗な旋律が魅力です。 (Ki)
HCD-32755
オルバーン:ルクス・エテルナ
ペーテル・トート:世のできごとについて
カールマーン・オラー:ドナウの顔
ラースロー・コヴァーチ(指)
エトヴェシュ・ロラーンド大学ベーラ・バルトークCho
大学オーケストラ

録音:2014年5月29-30日、6月1-2日/フンガロトン・スタジオ
エトヴェシュ・ロラーンド大学ベーラ・バルトーク合唱団はアマチュアながら高い演奏水準を示すハンガリーの合唱団。1948年創設で、1957年には 併設のオーケストラも誕生しました。ここでは彼らのために作曲された3篇を披露。力強くも美しい合唱を聴かせてくれます。 (Ki)

HCD-32756
ゲルゲイ・デヴィチ〜デビュー
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
フォーレ:エレジー Op.24
コダーイ:抒情的ロマンス
メンデルスゾーン:無言歌 ニ長調 Op.109-4
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート
ラフマニノフ:ヴィカリーズ Op.34-14
コダーイ:アダージョ
フォーレ:蝶々 Op.77/夢のあとに Op.7-1
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ゲルゲイ・デヴィチ(Vc)
マリア・コヴァルスキ(P)

録音:2014年10月3-5日、24-26日、12月2&3日/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)
ハンガリーからの期待のチェリスト、ゲルゲイ・デヴィチがデビューです。1998年ブダペスト生まれのゲルゲイは、父がコダーイ四重奏団のチェリスト、 ヤーノシュ・デヴィチ、母がピアニストのマリア・コヴァルスキという音楽家の間に生まれたサラブレッドで、天才チェリストとして幼少の頃より演奏活動 を行っております。現在16歳ながら音楽は実に堂々たるもので大家を予感させます。近年は様々なコンクールを受けつつ、音楽祭にも多数出演しており、 2015年のブダペスト・スプリング・フェスティヴァルでは、ヴィオラ奏者のマクシム・リサノフらとともに演奏し好評を博しております。当ディスクではゲ ルゲイの母であるコヴァルスキとの母子共演が実現しました。
収録曲はシューマンの幻想小曲集、フォーレのエレジー、コダーイのアダージョなど名曲を並べました。細身の体から想像もつかないほどのパワーと情 熱的な演奏を聴かせてくれます。ラフマニノフのヴォカリーズではまだ10代とは思えないほどの語り口で涙を誘います。ゲルゲイの今後の活躍に大期待と 言えましょう! (Ki)
HCD-32757(3CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
デーネシュ・ヴァーリョン(P)
アンドラーシュ・ケラー(指)
コンチェルト・ブダペスト

録音:2014年9月10&11日、11月30日-12月1日、2015年6月19-24日/ハンガリー
1968年ハンガリーが生まれのデーネシュ・ヴァーリョンがベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を録音しました。シューマン、モーツァルト、ベートーヴェ ンのピアノ独奏曲の録音で正統的な解釈により高評価を得ているヴァーリョン。近年リリースされたハインツ・ホリガー指揮ケルンWDRSOとのシュー マンのピアノ協奏曲の録音(AU 97717)ではシューマンの作品への造詣の深さを感じられる演奏を披露しました。今回満を持して録音したベートーヴェ ンのピアノ協奏曲は長いキャリアの中で頻繁に演奏してきた重要な作品。これらの傑作をヴァーリョンは繊細なタッチで表現力に富んだベートーヴェンを 描いております。アンドラーシュ・ケラー率いるコンチェルト・ブダペストの好サポートも光ります。 (Ki)

HCD-32760
バラーティが奏でるアンコール愛奏曲集
サラサーテ:アンダルシアのロマンス op.22
 マラゲーニャ op.21/サパテアード op.23
ヴィエニャフスキ:伝説曲 op.17
 スケルツォ・タランテラ op.1
エルンスト:夏の名残りのバラ
 シューベルトの「魔王」による大奇想曲op.26
チャイコフスキー:「なつかしい土地の思い出」op.42
パガニーニ:無窮動 op.11
 カンタービレ op.17/モーゼ幻想曲
クリストフ・バラーティ(Vn;1703年製ストラディヴァリウス“レディ・ハームズワース”)ガーボル・ファルカシュ(P)

録音:2015年2月22-24日/フンガロトン・スタジオ
1979年ブダペスト生まれの俊英ヴァイオリニスト、クリストフ・バラーティが、最も得意とするサラサーテ、ヴィエニャフスキ、チャイコフスキー、パガニー ニの愛奏曲を録音しました。両親も弦楽奏者という音楽一家のもとに生まれたバラーティ。幼少期はヴェネズエラで過ごし、8歳の時にマラカイボ交響楽 団と共演を果たすなど神童として注目されてきました。1996年ロン・ティボー国際音楽コンクールの際にストラディヴァリウス協会のディレクターである エドワード・ウルフソンに見出されたのち、2010年の第6回パガニーニ・モスクワ国際ヴァイオリン・コンクールの優勝。その後、世界的ヴァイオリニス トとして各地で公演を行っております。2015年5月にはNHK交響楽団の定期演奏会に登場し、母国ハンガリーの作曲家バルトークのヴァイオリン協奏 曲第2番を演奏。圧倒的なテクニックと雄弁な語り口で聴衆を沸かせたのも記憶に新しいところです。
冒頭のサラサーテからバラーティの表現力の豊かさに驚かされます。流れるようなボーイングから奏でられるヴァイオリンの音色が最大の魅力ですが、 技巧的なパッセージをものともせず美しく歌い上げます。特にサパテアードは脱帽です。 無伴奏作品エルンストにも大注目。夏の名残りのバラ(「無伴奏ヴァイオリンのための重音奏法の6つの練習曲」より)とシューベルトの「魔王」によ る大奇想曲は、技術の限界に挑戦した作品とも言え音楽的にも充実させて弾くのは至難の業です。ことに左手による連続するピツィカートや2オクターヴ 高い音で旋律を弾くフラジオレット奏法、そして伴奏パートも書かれた「魔王」は難曲中の難曲ですが、バラーティは自由自在なテクニックでこの作品を 見事に弾きこなしております。
歌心にもあふれた演奏家バラーティ。哀愁に満ちたチャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」、情熱的に歌い上げるヴィエニャフスキ「伝説曲」そして、 まさに “歌うように” 弾くパガニーニの作品と、バラーティの魅力にあふれたアルバムとなっております。なお、使用楽器はストラディヴァリウス協会貸与 による1703年製ストラディヴァリウス “レディ・ハームズワース” です。まるでビロードのような美しい音色が魅力の名器です。 (Ki)
HCD-32761(2CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲(全曲)
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調K.207(18’40”)
(2)ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K.211(18’32”)
(3)ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調K.216(20’33”)
(4)ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218(21’58”)
(5)ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219(29’21”)
(6)アダージョ ホ長調 K.261(6’34”)
(7)ロンド ハ長調 K.373(6’02”)
(8)ロンド 変ロ長調K.269(261a)(5’35”)
【カデンツァ;(1)-(4)(6)(8)ジョルト・カッロー、(5)ニコラス・マギーガン】
ジョルト・カッロー(Vn)
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a'=430Hz)、
ニコラス・マギーガン(指)

録音:(1)-(3)2016年9月17-19日、(4)-(8)2017年2月3-6日/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。ハイドンのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32771)、J.S.バッハのブランデ ンブルク協奏曲(HCD 32786)、J.S.バッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32749)、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32729)など、 リリースが続く中、期待の最新アルバムはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集がリリースされます。
当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体で す。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、 高水準の演奏には定評があります。 独奏ヴァイオリンはジョルト・カッローです。カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控え、アンサンブルと溶けあうような美 しいソロを奏でます。このモーツァルトでも非常に見通しのよいクリアな演奏を披露。また、カデンツァはカッロー、マギーガンによるもので非常に興味 深い内容となっております。 (Ki)
HCD-32763
ルターの宗教改革、500年記念アルバム

【待降節】
(1)コラール『神の御子は来たれり』 BWV724
【クリスマス】
(2)マニフィカト ニ長調 BWV243より第1曲
【公現祭】
(3)カンタータ第58番『ああ神よ、いかに多き胸の悩み』 BWV58より第1曲
【復活祭】
(4)ヨハネ受難曲 BWV245より第13、16、17、18、19、20、58、68曲
(5)マタイ受難曲 BWV244より第12、26、47、72、77、78曲
【聖霊降臨祭】
(6)カンタータ第59番『人もしわれを愛せば、わが言を守らん』BWV59より第2、3曲
【三位一体】
(7)カンタータ第169番『神にのみわが心を捧げん』 BWV169より第5曲
(8)カンタータ第56番『喜びて十字架を担わん』 BWV56より第5曲
(9)モテット『来たれ、イエスよ、来たれ』 BWV229よりアリア
(10)コラール『天にいますわれらの父よ』 BWV683
(3)(6)マリア・ザードリ(S)、
(4)(5)マグダ・カルマール(S)、
(4)ヨージェフ・レーティ、
(4)アッティラ・フュレプ(T)、
(5)セジェール・ヴァンデルシュテーネ(T)、
(4)(5)(7)ユリア・ハマリ(A)、
(3)ラースロ・ポルガール(Bs)、
(4)コロシュ・コヴァーチ(Bs)、
(5)エルンスト・シュランム(Bs)
(2)ブダペストcho、
(4)ブダペスト・リスト音楽院室内cho、
(5)国際青少年音楽協会cho
(6)サヴァリア声楽アンサンブル、
(9)ハンガリー・ラジオ&テレビcho
 フェレンツ・シャプソン(指)
(1)ミクローシュ・シュパーニ(Org)、
(7)(10)ガーボル・レホトカ(Org)
(2)ブダペストSO、
(2)オットー・クレンペラー(指)
(3)(6)カペラ・サヴァリア(ピリオド楽器使用)、
(4)(5)フランツ・リスト室内O、
(7)ブダペスト・フランツ・リスト室内O、
(8)ハンガリー国立O、
(4)ジェルジ・レヘル(指)、
(5)(7)(8)フリジェス・シャンドール(指)
2017年はルターの宗教改革(1517)から500年記念にあたる年。これを記念して各レーベルからリリースされておりますが、フンガロトン・レーベ ルからは『宗教改革とバッハ』と題し、クレンペラー指揮のモテット、カペラ・サヴァリアによるカンタータなど、1枚に凝縮された内容となっております。 (Ki)
HCD-32764
弦楽セレナード第1集
ドホナーニ:セレナード ハ長調 Op.10(D.シトコベツキーによる管弦楽版)
チャイコフスキー:弦楽セレナード Op.48
アニマ・ムジケ室内O

録音:2017年11月12-13日、24-26日/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)
スト音楽院の首席メンバーにより2010年に創設されたアニマ・ムジケ室内O。当ディスクでは弦楽セレナードの第1集としてドホナーニとチャ イコフスキーに挑みました。
当団は古楽から現代まで、ジャンルはハンガリーの伝統音楽からクラシックの室内楽の主要なレパートリーを網羅し、定期演奏会をはじめ各地での音 楽祭に参加し国内では定評のある若手アンサンブルとして注目されています。デビュー録音となったモーツァルトの名曲ディヴェルティメント集(HCD 32752)でも抜群のアンサンブル力で高く評価されました。当演奏でもさらに磨きのかかった演奏を聴かせます。 (Ki)
HCD-32765
「コレッリの遺産」
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調Op.5
ヴィラーフ:組曲「月の様子」
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
コレッリ:ソナタ ハ長調 Op.5-3
ヴィスコンティ(1683-1713):ソナタ ハ短調
ジェミニアーニ(1687-1762):ソナタ ニ短調 Op.1-12
ソミス(1686-1763):ソナタ ニ短調 Op.2-1
モッシ(1680-1742):ソナタ ト長調 Op.1-3
カストルッチ(1679-1752):ソナタ ニ短調 Op.2-
サボルツシュ・イーレシュ(Vn)
ダリボール・ピメク(Vc)
オンドレイ・マチェク(Cemb)(オリジナル楽器使用 a' =415Hz)

録音:2015年4月22-24日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ(ハンガリー)
後期のバロック音楽におけるトリオ・ソナタなどの器楽形式の形成期に最大の役割を果たしたコレッリ。「コレッリの遺産」と題された当ディスクにはコレッ リと同時代に生きたヴィスコンティ、ジェミアーニ、ソミス、モッシ、カストルッチのヴァイオリン・ソナタが収録されております。時代楽器による演奏で響 きの美しさが印象的です。 (Ki)
HCD-32766
ヨーゼフ・ランナーとシューベルト
ヨーゼフ・ランナー(1801-1843):饗宴ポロネーズ Op.135(アレクサンダー・ヴァイマン編曲による弦楽四重奏版)
シュタイアー風舞曲 Op.165(アレクサンダー・ヴァイマン編曲による弦楽四重奏版)
求婚者たち Op.103(アレクサンダー・ヴァイマン編曲による弦楽四重奏版)
2つの楽章
シューベルト:イタリア風序曲 ニ長調 D.591(弦楽四重奏版)
36のオリジナル舞曲 Op.9 D.365より抜粋(ガボール・シェルメツイによる弦楽四重奏版)
楽興の時 Op.94 D.780より第3番 ヘ短調(アルフレート・プフォルトナーによる弦楽四重奏版)
音楽に寄せて Op.88 No.4 D.547(シェルメツイによる弦楽四重奏版)*
ランナーQ
エリカ・ミクローシャ(S)

録音:2015年4月20-22日ウィーン・コンツェルトハウス・スタジオ(オーストリア)
このディスクはウィンナ・ワルツの初期の作曲家の一人、ヨーゼフ・ランナーとシューベルトの作品がおさめられました。ランナーはM.パーマーの楽団 で J.シュトラウス1 世とともにヴァイオリンを弾いていましたが、やがて自身の楽団を作りました。その楽団のヴァイオリニストであったJ.シュトラウス1 世もまもなく独立の楽団を作り、ランナーに対抗して “ワルツ合戦” をくりひろげました。当ディスクに収録された作品はランナーの代表作で、当時の華 麗な舞踏会を思わせる作品が並びます。 (Ki)
HCD-32767
シューベルト(ゴールウェイ編曲):アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821(フルート版)
ライネッケ:フルート・ソナタ ホ短調 Op.167水の精」*
フランク(グラーフ編曲):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(フルート版)*
ノエーミ・ジェーリ(Fl)
カタリン・シーラグ(P)

録音:2014年4月15日、2015年9月7-10日*
故ゾルターン・コチシュも認めた逸材、フルート奏者のノエーミ・ジェーリが、ジェームズ・ゴールウェイが編曲したアルペジョーネ・ソナタを録音しました! 威厳に満ちたチェロの音色とは異なる、軽やかで透き通るようなフルートの音色が意外にもマッチしており、アルペジョーネの新たな魅力に気付かされます。 次に収録のライネッケのフルート・ソナタ「水の精」は、フリードリヒ・フーケの同名の戯曲に着想を得て作曲した4楽章構成の作品です。最後に収 録されたフランクのソナタは言わずと知れたフランクの代表作。ジャーリの温かい音色でフランクの傑作に挑みます。 (Ki)
HCD-32768
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調Op.5
ヴィラーフ:組曲「月の様子」
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
バラージュ・フュレイ(P)

録音:2015年7月6-8日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ(ハンガリー)
ハンガリーの俊英ピアニスト、バラージュ・フュレイが「月」をテーマにしてブラームス、ヴィラーフ、ドビュッシーの作品を収録しました。フュレイは 1984年ハンガリーのケチケメート市生まれ。バルトーク音楽院でコチシュやクルターグなどに師事。現在はハンガリーを代表するピアニストとして世界 各国で演奏しており、2014年の来日リサイタルではリストを披露し聴衆を沸かせたことも記憶に新しいところです。
最初はブラームスのピアノ・ソナタ第3番。第2楽章の冒頭でブラームスは詩人シュテルナウの「若き恋」という詩の一節を標題として掲げており、そ の詩に“月は光り輝く”という一節があります。次に収録されたのはヴィラーフ作曲の「月の様子」は2012年に作曲された4つの組曲からなるピアノ作品。 月に魅せられたヴィラーフの美しき小品です。そして、最後はドビュッシーのベルガマスク組曲。なんとも美しい「月の光」を披露しております。 (Ki)
HCD-32769
ヴェルディ、R・シューマンの歌曲集
1. リスト:「ミニョンの歌」S. 370
ヴェルディ:2.「6つのロマンス(1838)」より第6曲「ああ悲しみの聖母様」/3.「6つのロマンス(1845)」より第2曲「ジプシー娘」/4.「哀れな男」/5.「流刑者」/6.「6つのロマンス(1838)」より第三曲「孤独の部屋で」
R.シュトラウス:7.「素朴な歌」より「あなたは私の心の王冠」Op.21-2/8.「素朴な歌」より「ぼくの考えのすべては」Op.21-1
9.「4つの歌」より「バラの花環」Op.36-1/10.「最後の花びら」より「何もない」Op.10-2/11.「5つの歌」より「私の愛を運ぶ」Op.32-1/12.「4つの歌」より「明朝」Op.27-4
13-20.シューマン:「女と愛の生涯」Op. 42
クララ・タカーチ(Ms)
1.ハンガリー国立O
アンドラーシュ・コロディ(指)
2.-6.シャンドール・ファルヴァイ(P)
7.-20.イェネ・ヤンドー(P)

録音:1.1985年イタリア文化会館(ハンガリー)、2.-6.1979年/フンガロトンスタジオ、
7.-20.1984年/イタリア文化会館
1970?80年代においてメゾ・ソプラノ歌手として音楽界を牽引したタカーチは、歌曲、オペラのジャンルで活躍した多才な才能を持つ歌手です。このディ スクにはタカーチの数々の名録音から彼女の最盛期の代表録音を選びました。ハンガリー国立管弦楽団によるオーケストラ伴奏によるリストの「ミニョン の歌」にはじまり、ヴェルディが1838年から1847年に作曲された歌曲から選び抜いた歌曲そして、リヒャルト・シュトラウスの歌曲集からの抜粋に加えて、 シューマンの「女と愛の生涯」を最後に収録しています。発音が非常に明確でありつつも、声に深みを持っているタカーチのメゾ・ソプラノとしての声は、 言語化することの難しい複雑な愛を、巧みに表現しています。 (Ki)
HCD-32770
フェレンツ・ファルカス(1905-2000):歌曲集
5つのトルヴァドゥール歌曲(1947)
歌曲集「エスターの鎖」(1936)
3つの歌曲集(1923-1925)
「静かな深い夕暮れに」
「その精」(1939)/「真珠」(1939)
「回転」(1939)/「炎」(1941)
「ルイーズ・ラベのソネット7」(1944)
「晩夏の星々」(1940)
「どのように?」(1996)
「イザベルのために」(1996)
「憂鬱」(1997)
シャーンドル・キスファルディによる詩による2つの歌曲
「シューマン風に」/「二つのベンチ」
シェイクスピア「十二夜」による歌曲集より第3番「離れて」
「花園」(1989-1990)/「古い墓地」(1955)
.歌曲集「ロザリウム」(1933-1976)
シェイクスピアの喜劇「お気に召すまま」より「3つの歌」(1937)
アンドレア・メラース(Ms)、
ティンデ・ザーボ(S)
イシュトヴァーン・ドミンコ(P)

録音:2015年6月29、30日フンガロトンスタジオ
1905年に誕生したハンガリーの作曲家フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000)は、作曲家でありながらも、合唱指揮者、音楽教師、ピアニストなど、様々 な方面で活躍しました。作品においてもそのマルチな才能が生かされ、あらゆるジャンル、形式の作品を作曲しています。ファルカシュは、詩の翻訳よりも、 原語に音楽をつけることに意味を見出しました。このディスクでもハンガリー語だけでなく、フランス語や英語の原文への音楽付けがなされています。フラ ンスの詩人ポール・ヴァレリーや、ボードレールの詩、イギリスの劇作家でもあり詩人のシェイクスピアの戯曲からの引用など、古典的に有名な作品を歌 曲に使用しています。すでに知られたテキストが、ファルカシュによってどのような音楽表現となるのか、その比較だけでも楽しめます。ドミンコのピアノ、 アンドレア・メラースとティンデ・ザーボの美声とともに、どうぞお楽しみください。 (Ki)
HCD-32771
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 Hob.VIIa:1
ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Hob.VIIa:3
ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Hob.VIIs:4
ジョルト・カッロー(独奏Vn)、
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a'=415 Hz)、
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2015年4月18-19日/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。J.S.バッハのブランデンブルク協奏曲(HCD 32786)、J.S.バッハのヴァ イオリン協奏曲集(HCD 32749)、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32729)など、精力的にリリースが続く中、期待の最新アルバムはハ イドンのヴァイオリン協奏曲集です。 当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体で す。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、 高水準の演奏には定評があります。 独奏ヴァイオリンはジョルト・カッローです。カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控え、アンサンブルと溶けあうような美 しいソロを奏でます。このハイドンでも非常に見通しのよいクリアな演奏を披露しております。 (Ki)
HCD-32772
J.S.バッハ:リュート作品集(ギターによる演奏)
組曲 イ短調 BWV995(原曲 ト短調)
組曲 ホ短調 BWV996
組曲 イ短調 BWV997(原曲 ハ短調)組曲 ホ長調 BWV1006a
アンドラーシュ・チャーキ(G)

録音:2016年1月18-21日/フンガロトン・スタジオ
世界が注目するギタリスト、アンドラーシュ・チャーキが満を持してバッハのリュート作品集をリリースします。チャーキはリスト音楽院で学んだのち、 南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校にてさらなる研鑽を積みました。その間師事したヨジェフ・エトヴェシュ、ペペ・ロメロ、ウィリアム・カネンガイザー、 スコット・テナントなどから多くの影響を受け独自のスタイルを確立。第51回東京国際ギターコンクール(2008年)、第42回ミケーレ・ピッタルーガ 国際クラシック・ギター・コンクール(2009年)、ユリアン・アルカス国際クラシック・ギター・コンクール(2011年)などの優勝により、一躍世界的 ギタリストの仲間入りを果たしました。日本にもファンの多いチャーキの紡ぐギターの調べは絶品の響き!バッハと真摯に向き合い心をこめて奏でます。
組曲BWV995は無伴奏チェロ組曲第5番BWV1011の編曲した作品。ギターで奏でることにより哀愁に満ちた旋律がより引き立ちます。組曲 BWV996はバッハのリュート曲の中では最初期の作品。流麗で即興的なパッサッジョと、きびきびしたプレストのフーガからなります。組曲 BWV997は「前 奏曲とフーガ」のあとに組曲の後半につなげた変則的な楽章構成の作品。繊細な音の綾が紡がれる美しい作品です。組曲 BWV1006aはかの有名な無 伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番の編曲作品。チャーキはデビュー盤でも当作品を取り上げておりますが、さらに充実の演奏を聴かせてくれます。 (Ki)
HCD-32773
The Great Book of Flute Sonatas Vol.1〜「18世紀」
バッハ:フルート・ソナタ ロ短調 BWV1030*
 フルート・ソナタ ホ短調 BWV1034
 フルート・ソナタ ホ長調 BWV1035
ヘンデル:フルート・ソナタ ホ短調 Op.1 HWV 359b
C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ ト長調 Wq.133 H.564
 フルート・ソナタ ホ短調 Wq.124 H.551
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第8番 ヘ長調 K.13(フルート版)*
ゲルゲイ・イッツェーシュ(Fl)、
アレックス・シラシ(P)、
アンソニー・ニューマン(Cemb)

録音:2011年3月12日ジェール・ヤーノシュ・ホール(ハンガリー)*、2006年8月15&16日ベッドフォード(イギリス)
ハンガリーを代表するフルート奏者、ゲルゲイ・イッツェーシュ(イッゼーシュ)による一大プロジェクト “The Great Book of Flute Sonatas” が始 動します!当シリーズはフルート・ソナタの必須レパートリーを網羅していく好企画で、年代を追いながらテーマ毎に全7集をリリース予定です。第1集 は18世紀に活躍した作曲家、J.S.バッハ、ヘンデル、C.P.E.バッハ、モーツァルトを収録。当演奏では現代のフルートを演奏しておりますが、古楽器の 演奏法を紹介しております(解説はハンガリー語、英語のみ)。バロックから現代まで幅広いレパートリーを誇るイッツェーシュだからこその見事な解釈で、 フルートの愛好家はもちろん、シリーズでお楽しみいただける充実の内容となっております。 (Ki)
HCD-32774
The Great Book of Flute Sonatas Vol.2〜「ロマン派のソナタ」
ドニゼッティ:フルート・ソナタ ハ短調
クーラウ:フルート・ソナタ イ短調 Op.85*
ライネッケ:フルート・ソナタ ホ短調「水の精」 Op.167*
カルク=エーレルト(1877-1933):フルー・ソナタ 変ロ長調 Op.121#
ゲルゲイ・イッツェーシュ(Fl)
ペーテル・ナジ(P)

録音:2008年9月20日、2008年6月19&20日*、2010年6月19日#/ジェール・ヤーノシュ・ホール(ハンガリー)
ハンガリーを代表するフルート奏者、ゲルゲイ・イッツェーシュ(イッゼーシュ)による一大プロジェクト “The Great Book of Flute Sonatas”。第2 集は「ロマン派のソナタ」です。19世紀は実に多彩な作品が生まれました。ドイツ生まれのデンマークの宮廷音楽家でロマン派初期の室内楽を多数作曲 したクーラウ、ピアニストとしてヨーロッパ各地で活躍したライネッケ、70曲にもおよぶオペラを作曲したドニゼッティ、オルガニストとしても活躍したカ ルク=エーレルトと、それぞれの作曲家の個性を示した作品が収められました。イッツェーシュによる実に力強くカラフルな演奏を聴くことができます。
HCD-32775
The Great Book of Flute Sonatas Vol.3〜「フランス音楽」
ドゥヴィエンヌ:フルート・ソナタ第1番 ホ短調
ガボール(1879-1941):フルート・ソナタ第1番 イ長調
ムーケ(1867-1946):フルートとピアノのためのソナタ Op.15「パンの笛」
ピエルネ:フルート・ソナタ Op.36
プーランク:フルート・ソナタ FP164
ゲルゲイ・イッツェーシュ(Fl)、
アレックス・シラシ(P)

録音:2007年8月15-19日/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)
ハンガリーを代表するフルート奏者、ゲルゲイ・イッツェーシュ(イッゼーシュ)による一大プロジェクト “The Great Book of Flute Sonatas”。当シ リーズはフルート・ソナタの必須レパートリーを網羅していく好企画で、年代を追いながらテーマ毎に全7集をリリース予定です。第3集は「フランス音楽」 に焦点を当て、ドゥヴィエンヌ、ガボール、ムーケ、ピエルネそしてプーランクのフルート・ソナタを収録しました。個性豊かなフランス人作曲家の色彩に 富むきらめく世界が広がります!フルートの愛好家はもちろん、シリーズを通してお楽しみいただける充実の内容となっております。  (Ki)
HCD-32776
The Great Book of Flute Sonatas Vol.4〜「印象派」
ジョンゲン(1873-1953):フルート・ソナタ Op.77
ピラティ(1903-1938):フルート・ソナタ
ペイペル(1894-1947):フルート・ソナタ
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 遺作(フルート編)
ゲルゲイ・イッツェーシュ(Fl)、
ペーテル・ナジ(P)

録音:2009年3月11-13日/リヒター・ホール(ジェール)
ハンガリーを代表するフルート奏者、ゲルゲイ・イッツェーシュ(イッゼーシュ)による一大プロジェクト“The Great Book of Flute Sonatas”。当シリー ズはフルート・ソナタの必須レパートリーを網羅していく好企画で、年代を追いながらテーマ毎に全7集をリリース予定です。第4集は「印象派」と題し、 ジョンゲン、ピラティ、ペイペル、ラヴェルのソナタを収録しました。 ピラティは、ナポリ生まれのイタリアの作曲家。1926年に作曲されたフルート・ソナタは、音楽パトロンとして知られていたクーリッジ夫人のコンクー ルで賞を得た作品です。フランス印象派の影響を色濃く呈したピラティの代表作で繊細かつ堂々たる旋律が魅力的です。
■ゲルゲイ・イッツェーシュ(Fl)
1969年ハンガリー生まれ。リスト音楽院にてフルートを専攻し博士号を取得。卒業後は国際プラハ・モーツァルト・アカデミー、カナダのバンフ音楽祭 に参加し好評を博す。ハンガリーのフンガロトン・レーベルよりリリースしはじめた「The Great Book of Flute Sonatas」は、フルート・ソナタの重要 なレパートリーをテーマ毎にリリースしていく好企画を遂行中(全7集の予定)。これまでに日本をはじめブラジル、アメリカ、カナダ、中国およびヨーロッ パ各地で演奏、マスタークラスをおこなっている。また世界のフルート音楽祭に出演し好評を得ている。2017年8月の来日公演も話題となる。
HCD-32777
“The Great Book of Flute Sonatas”Vol.5〜「旧ソビエト&ハンガリーの音楽」
(1)ライタ・ラースロー(1892-1963):演奏会用ソナタ Op.64
(2)オタール・タクタキシヴィリ(1924-1989):フルート・ソナタ
(3)デニソフ(1929-1996):フルート・ソナタ
(4)プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 Op.94
ゲルゲイ・イッツェーシュ(Fl)、
(1)(4)ペーテル・ナジ(P)、
(2)(3)ヨーゼフ・ガーボル(P)

録音:(1)(4)2008年9月19日&2010年6月19日、(2)(3)2008年1月20-21日/ペーテル・ホール(ジェール)
ハンガリーを代表するフルート奏者、ゲルゲイ・イッツェーシュ(イッゼーシュ)による一大プロジェクト “The Great Book of Flute Sonatas”。当シリーズ はフルート・ソナタの必須レパートリーを網羅していく好企画で、年代を追いながらテーマ毎に全7集で構成されております。第5集は「旧ソビエトとハンガリー」 に焦点を当て、ラースロー、タクタキシヴィリ、デニソフ、プロコフィエフのフルート・ソナタを収録しました。 ブダペスト出身のライタ・ラースローはパリでダンディに師事した作曲家で9つの交響曲をはじめ様々な演奏形態の作品を残しました。バルトーク、コダーイと ともにハンガリー民謡の録音の写譜及び分析にあたったことでも知られます。 トビリシ出身の作曲家タクタキシヴィリは、トビリシ音楽院在学中にグルジア・ソビエト社会主義共和国の国歌を作曲したことでも知られます。フルート・ソナ タはタクタキシヴィリの代表作です。
モスクワ音楽院でシェバリーンに学び、12音階技法による前衛作曲家として知られるデニソフのフルート・ソナタは1960年の作品。ちょうど西ヨーロッパで その名が知られることとなった時期の意欲作です。プロコフィエフのフルート・ソナタはヴァイオリン・ソナタ第 2 番の原曲。フルート奏者の重要レパートリーの一つに数えられる名曲です。ゲルゲイ・イッツェー シュは圧倒的な技術で難曲を見事に演奏しております。 (Ki)
HCD-32778
“The Great Book of Flute Sonatas”Vol.6〜「チェコ&アメリカの音楽」
(1)シュルホフ(1894-1942):フルート・ソナタ
(2)マルティヌー:フルート・ソナタ H.306
(3)インドルジフ・フェルド(1925-2007):フルート・ソナタ
(4)ロバート・ムチンスキー(1929-2010):フルート・ソナタ Op.14
(5)リーバーマン(1961-):フルート・ソナタ Op.23
ゲルゲイ・イッツェーシュ(Fl)、
ヨーゼフ・ガーボル(P)

録音:(1)(4)(5)2008年1月28日-2月1日、(2)2008年9月20日、(3)2009年6月2日/ペーテル・ホール(ジェール)
ハンガリーを代表するフルート奏者、ゲルゲイ・イッツェーシュ(イッゼーシュ)による一大プロジェクト “The Great Book of Flute Sonatas”。当シリーズ はフルート・ソナタの必須レパートリーを網羅していく好企画で、年代を追いながらテーマ毎に全7集で構成されております。第6集は「チェコとアメリカ」に 焦点を当て、E.シュルホフ、マルティヌー、フェルド、ムチンスキー、リーバーマンのフルート・ソナタを収録しました。 チェコの作曲家エルヴィン・シュルホフは19世紀の大ピアニスト、ユリウス・シュルホフの甥っ子。第1次世界大戦後にドイツのダダイズム・グループに参加 し、新ウィーン楽派の音楽を紹介したことで知られます。 生涯200曲をこえる作品を残したものの、ナチス・ドイツにより廃退音楽の烙印を押され、1942年にヴュルツブルク収容所で命を落としました。シカゴに生 まれのムチンスキーは、チェレプニンの助言のもと作曲家としての道を選び、アリゾナ大学の作曲科の主任として長きに渡り教職を務めました。30代で発表した フルート・ソナタは彼の代表作に数えられます。 ニューヨーク生まれの現代作曲家リーバーマンは、16歳の時に自作のピアノ・ソナタ 作品1をカーネギーホールで演奏し注目を集め、その後ジュリアード音 楽院でD.ダイアモンド、V.パーシケッティに師事し研鑽を積みました。1987年作曲のフルート・ソナタは彼の代表作です。ゲルゲイ・イッツェーシュが卓越し た技術と高い音楽性で聴き手を魅了します。 (Ki)
HCD-32779
“The Great Book of Flute Sonatas”Vol.7〜「20世紀西ヨーロッパの音楽」
(1)ヨーク・ボーエン(1884-1961):フルート・ソナタ Op.120(1946)
(2)デュボワ(1930-1995):フルート・ソナタ(1960)
(3)アンドリーセン(1939-):フルート・ソナタ(1956)
(4)ジョリヴェ(1905-1974):フルート・ソナタ(1958)
(5)ヒンデミット:フルート・ソナタ(1936)
ゲルゲイ・イッツェーシュ(Fl)、
(1)(2)バラージュ・ヴィターリョス(P)、
(3)(4)ヨーゼフ・ガーボル(P)、
(5)ペーテル・ナジ

録音:(1)(2)2009年9月27日、(3)2009年6月2日、(4)2009年1月20日、(5)2010年6月19日/ペーテル・ホール(ジェール)
ンガリーを代表するフルート奏者、ゲルゲイ・イッツェーシュ(イッゼーシュ)による一大プロジェクト “The Great Book of Flute Sonatas”。当シリーズ はフルート・ソナタの必須レパートリーを網羅していく好企画で、年代を追いながらテーマ毎に全7集で構成されております。最終巻となる第7集は「20世紀西ヨー ロッパ」に焦点を当て、ボーエン、P.M.デュボワ、アンドリーセン、ジョリヴェ、ヒンデミットのフルート・ソナタを収録しました。
ロンドンのクラウチ・エンド出身のボーエンは、王立音楽アカデミーに学び、後に母校の教授となった作曲家。後期ロマン派のスタイルが特徴でピアノ曲、室 内楽曲を多く残しました。 20世紀フランスを代表する作曲家、ピエール・マックス・デュボワはパリ音楽院に学び、ミヨー、プロコフィエフらの音楽の影響を受けました。新古典主義 的な作風、傾向の強い作品が多く、フルート・ソナタは彼の代表作の一つです。 ユトレヒトの音楽一家に生まれたオランダを代表する現代作曲家ルイ・アンドリーセン。オランダでもっとも歴史のある室内楽音楽祭「オーランド音楽祭」(1982 年設立)の2018年メイン・コンポーザーとして特集されるなど、母国オランダを中心にヨーロッパで注目される作曲家です。 この他、ジョリヴェ、ヒンデミットのフルート・ソナタをゲルゲイ・イッツェーシュが作曲家ごとの個性を示した演奏を披露しております。 (Ki)
HCD-32782
J.S.バッハ:オルガン作品集 Vol.2
オルガン協奏曲 ニ短調 BWV596
パルティータ「おお神よ、慈しみ深き神よ」 BWV767
小フーガ ト短調 BWV578
前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552「聖アン」
ミクローシュ・テレキ(Org)

録音:2015年11月28&29日ルーテル教会、シオーフォク(ハンガリー)
若き名手ミクローシュ・テレキによるバッハの録音集。前作(HCD-32735)に続く、バッハのオルガン作品集第2弾には、オルガン協奏曲 ニ短調 BWV596、パルティータ「おお神よ、慈しみ深き神よ」 BWV767、小フーガ ト短調 BWV578、そして前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552が収録され ました。ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ニ短調 RV 565をオルガン独奏に編曲したバッハの協奏曲 ニ短調 BWV596は、極めて高度な技術と表現力が要 求される作品。ソロとトゥッティの対比や立体的な響きを構築するのが難しい作品ですが、テレキは見事なテクニックで演奏しております。 演奏のミクローシュ・テレキはリスト音楽院で学び、1993年リスト記念国際音楽コンクールにおいて特別賞などコンクール歴受賞歴もあるオルガニスト。 バッハから現代、そして母国ハンガリーの作曲者の委嘱作品など積極的に演奏しております。 (Ki)
HCD-32783
プレイエル:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.41-1Ben.334
弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.41-2 Ben.338
弦楽四重奏曲 ト長調 Op.42-1 Ben.332
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.42-2 Ben.331
オーセンティックQ(オリジナル楽器使用)

録音:2015年8月24&25日/ペーツェル・カトリック教会(ハンガリー)
あのショパンも愛した “プレイエル・ピアノ” の名を世界に広めた作曲家プレイエルの弦楽四重奏曲集。ヴァニュハルにピアノを学び、さらにJ.ハイド ンに師事したプレイエルはピアニストとして活躍しましたが、ハイドンと同じく、器楽曲を多数作曲したことでも知られます。ここに聴く弦楽四重奏曲はプ レイエルの特徴である美しい旋律が魅力の作品です。演奏のオーセンティック四重奏団が奏でる時代楽器の演奏でお楽しみください。 (Ki)
HCD-32784(2CD)
バッハ:フーガの技法 BWV1080 バーリント・カロシ(オルガン、チェンバロ、クラヴィコード)
2008年のバッハ国際コンクールのオルガン部門の覇者、バーリント・カロシが満を持してフーガの技法を録音しました。バッハの最高傑作にして謎の 多いこの作品は楽器指定がなく、演奏・解釈ともに難曲として知られます。今回カロシはオルガン、チェンバロ、クラヴィコードを弾き分け、多彩な音色 でこの大作に挑みました。 バーリント・カロシは1979年、ブタペスト生まれ。6歳でピアノとクラリネットを学び、オルガンは17歳よりはじめました。リスト音楽院で学んだ後、 リオネル・ロッグに師事、その後バッハ国際コンクールにて優勝、さらに2012年ミシガン大学における即興コンクールで優勝するなど、その才能は瞬く 間に開花しました。現在は欧米諸国を中心に演奏活動をする一方で作曲家としても才能を発揮しております。HUNGAROTONレーベルからJ.S. バッハ のクラヴィーア練習曲集第3部(HCD 32745)をリリースしており、硬派な解釈が光る秀演を披露しております。 (Ki)
HCD-32786(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)
ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調BWV1046
ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調BWV1047
ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調BWV1049
ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調BWV1050
ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
ジョルト・カッロー(指、Vn)
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a' =415Hz)

録音:2015年6月14-19日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ(ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。前作のバッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD-32749)に続く最新アルバ ムはバッハのブランデンブルク協奏曲全曲です。当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル 楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体です。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レ コード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、高水準の演奏には定評があります。1999年より当団の指揮も務めるジョルト・カッローは極めて端正で 硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控えたアンサンブルを奏でます。全体的に速めのテンポ設定で非常に見通しのよいクリアな演奏を披露しており ます。 (Ki)

HCD-32788(2CD)
シルヴィア・シャシュ/アニバーサリー・エディション
■CD1
モーツァルト:《イドメネオ》K. 366 - 第3幕〜
どうしてあなたを忘れられよう…心配しないで、愛する人よ K. 505
ああ、私は予想していた…ああ、私の目の前から消えて K. 272
ああ、狂いそうだ...オレステスとアイアスの苦悩を
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
R・シュトラウス:4つの最後の歌
■CD2 Total time : 73:18
ワーグナー:《タンホイザー》〜
愛する殿堂よ(エリザベト、第2幕)
ヴェルディ:《仮面舞踏会》〜
ここがあの恐ろしい場所【アメリア、第2幕】
あの草を摘みとって【アメリア、第2幕】
わたしの最後の願い【アメリア、第2幕】
ヴェルディ:《オテロ》〜
私のお母様に【デズデモーナ、第4幕】
泣きぬれて野のはてにひとり(柳の歌) 【デズデモーナ、第4幕】
アヴェ・マリア【デズデモーナ、第4幕】
ヴェルディ:《運命の力》〜
8.神よ、平和を与えたまえ【レオノーラ、第4幕】〜
カタラーニ:《ラ・ワリー》
さようなら、故郷の家よ【ワリー、第1幕】
マスカーニ:《カヴァレリア・ルスティカーナ》〜
ママも知る通り【サントゥッツァ】
チレア:《アドリアーナ・ルクヴルール》〜
私は創造の神の卑しいしもべ【アドリアーナ、第1幕】
哀れな花よ【アドリアーナ、第4幕】
ボーイト:《メフィストフェレ》〜
暗い海の底へ【マルゲリータ、第3幕】
グノー:《ファウスト》〜
あのお若いお方は−トゥーレ王の歌‐石の歌【マルグリート、第3幕】
シルヴィア・シャシュ(S)
エルヴィン・ルカーチ(指)ハンガリー国立歌劇場O (CD1:1-3)
アンドラーシュ・コロディ(指) ハンガリー国立歌劇場O
アンドラーシュ・シフ(P)
エルヴィン・ルカーチ(指) ハンガリー国立O
アダム・メドヴェツキー(指) ブタペストSO

イタリア語歌唱(CD1:1-3, CD2:2-13)
ドイツ語歌唱(CD1:4-12, CD2:1)
フランス語歌唱(CD2:14)

録音:1975-1986年
1970年代後半〜80年代前半に一世を風靡したソプラノ、その美貌とドラマティックな歌唱力で “マリア・カラスの再来” とまで呼ばれたハンガリー のプリマドンナ、シルヴィア・シャシュ。1975年〜86年、出身国のレーベルHUNGAROTONに録音した5枚のアルバムからシャシュ自らコンセプト を決め選曲したCD2枚組ベスト、“歌手生活45周年” のアニバーサリー・アルバムです。
CD1はモーツァルトのコンサート・アリア、ワーグナーの「ヴェーゼンドンク」、R.シュトラウスの「4つの最後の歌」といった名歌曲を配し、シャシュ がドイツ・リートにも愛着を持っていたことをうかがわせます。きめこまやかな心理描写から官能的なロマンまで歌い上げる、その陶酔的な美声はきく人 のハートをぞくぞくさせてくれます!
CD2には名ドラマティック・アリアの記念すべき録音を選んでいます。鋭美な高域はともかく、骨太の低域はマリア・カラスにそっくりで、いま聞いて も鳥肌ものです!
シャシュは1971年ブタペスト国立歌劇場でプロ・デビュー。76年コヴェントガーデン、77年メトロポリタン、78年スカラ座にも進出するなど華々し い活躍をみせましたが、95年にオペラステージからは引退、いまはコンサート、リサイタル、マスタークラスでの指導にあたっている様子はインタビュー に答えてオリジナルブックレットに記載されています。 (Ki)
HCD-32790(2CD)
ピアニスト・バルトーク
■CD1
バルトーク:ピアノ曲集
(1) アレグロ・バルバロ
(2) 10のやさしい小品〜トランシルヴァニアの夕べ/熊の踊り
(3) ルーマニア民俗舞曲(全6曲)
(4) 2つのルーマニア舞曲Op.8〜第1曲
(5) 14のバガテルOp.6〜第2曲;3つのブルレスカOp.8c〜ほろ酔い
(6) 組曲Op.14
(7) 15のハンガリー農民の歌〜第7-10, 12, 14, 15曲
(8) ソナチネ
(9) 小組曲(全6曲)
(10) 3つのハンガリー民謡
(11) 子供のために〜第3, 4, 6, 10, 12, 13, 15, 18, 19, 21曲
(12) ミクロコスモス〜第100, 142, 140, 133, 149, 148, 94, 152, 153曲
(13) ハンガリー農民の歌による即興曲〜第1, 2, 6, 7, 8曲
■CD2
(1) スカルラッティ:ソナタ ト長調L.286/イ長調L.135/イ長調L.293/変ロ長調L.50
(2) ブラームス:カプリッチョ ロ短調Op.76の2
(3) コダーイ:ハンガリー民謡集〜第7-9, 20, 21, 42曲
(4) バルトーク:8つのハンガリー民謡〜第1, 3, 2, 5曲
(5) 同:8つのハンガリー民謡〜第6, 7, 8曲
(6) 同:2台のピアノのためのミクロコスモス〜和音とトリルの練習/新ハンガリー民謡/半音階的インヴェンション
(7) 同:ラプソディ第1番
(8) 同(セーケイ編):ルーマニア民俗舞曲(全6曲)
(9) 同:コントラスツ
(10) リスト:巡礼の年第3年〜心を高めよ
ベーラ・バルトーク(P)
マーリア・バシリデシュ(C.A)CD2の(3)(4)、
ヴィルマ・メデジャサイ(S)CD2の(3)、
フェレンツ・セーケイヒディ(T)CD2の(3)(5)、
ディッタ・バルトーク・パーストリ(P)CD2の(6)、
ヨーゼフ・シゲティ(Vn)CD2 の(7)‐(9)、
ベニー・グッドマン(Cl)(9)

録音:CD1 : 1929年ブダペスト(1)(2)(4)‐(6);1920年頃ベルリン(3)(8);1936年ブダペスト(7);1942年アメリカ(9)(10)(13);1945年(11);1940年ニューヨーク(12)、CD2 : 1929年ブダペスト(1);1939年ブダペスト(2);1928年ブダペスト(4)(5);1942年アメリカ(6);1940年ニューヨーク(7)(9);1930年ロンドン(8);1936年ブダペスト(10)
バルトークは1905年にパリで行われたルビンシュタイン音楽コンクール、ピアノ部門で2位入賞を果たします。この時の優勝はヴィルヘルム・バック ハウスで、彼と互角に戦えるほどの技量の持ち主でした。このアルバムはバルトークのピアニストとしての芸術をたっぷり味わえます。2枚組で、CD1は 自作の独奏曲が中心。代表作「アレグロ・バルバロ」や「ミクロコスモス」もさすがですが、何と「ルーマニア民俗舞曲」全6曲を弾いているのが狂喜。 さらにCD2では同曲のセーケイ編曲によるヴァイオリンとピアノ版を、シゲティとバルトークが合奏しているのも奇跡の記録。独特のリズムと歌い回しが 絶妙で、説得力満点。 CD2にはバルトーク自編によるスカルラッティのソナタやブラームス、リストまで弾いているのに注目。さらに愛妻とのピアノ・デュオ、シゲティのみな らずジャズの大御所ベニー・グッドマンと共演した「コントラスツ」など盛りだくさん。バルトークの名人ぶりに脱帽させられます。 (Ki)
HCD-32792
リスト(タウジヒ編):ファウスト交響曲(ピアノ独奏版) イシュトヴァーン・ライコー(P)

録音:2016年4月25-29日/フンガロトン・スタジオ
世界初録音。リストのファウスト交響曲は1857年完成の合唱を含む大作。ゲーテの小説に基づき、各楽章で「ファウスト」「グレーチェン」「メフィスト フェレス」の性格を描こうとしました。リスト自身による2台ピアノ版もありますが、彼の愛弟子カール・タウジヒが17歳の時に驚くべきピアノ独奏用編曲 を試みていました。タウジヒの編曲は見事でしたが、あまりに破天荒な難しさゆえ、師リストが一部をより合理的に手直ししています。いずれにせよ恐る べき編曲で、名作「ピアノ・ソナタ ロ短調」以上に感動させられます。イシュトヴァーン・ライコーはマッティ・ラエカッリョ門下の若手。
HCD-32793
ディッタ・ローマン〜父イムレと共演
(1)バルトーク:ラプソディ第1番 Sz.88, BB.94c
(2)ドビュッシー:チェロ・ソナタ
(3)ファリャ:7つのスペイン民謡
(4)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
(5)バルトーク:ラプソディ第2番 Sz.89, BB.96a
(6)バルトーク:ルーマニア民族舞曲 Sz.56,BB.68

【(3)-(6)イムレ&ディッタ・ローマンによるチェロ&ピアノ編曲版】
ディッタ・ローマン((1)-(3)(5)(6)Vc/(4)5弦Vc)、
イムレ・ローマン(P)

録音:2016年5月25-28日/ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
フンガロトン・レーベルの注目アーティストであるチェロ奏者のディッタ・ローマン。好評を博したバッハの無伴奏組曲(第1集HCD 32731、第2集 HCD 32732)に続く新譜は父イムレとの共演で、ドビュッシーのチェロ・ソナタを主軸にバルトーク、ファリャ、ラヴェルを収録。父娘ならではの阿吽の 呼吸から生み出される演奏は精緻にして迫力に満ちた輝かしさを呈します。注目はイムレ&ディッタ編曲によるラヴェルのヴァイオリン・ソナタ ト長調です。 この作品では5弦チェロを使用。終楽章の無窮動のパートも見事なまでの完成度で演奏しております。また、バルトークのルーマニア民族舞曲の編曲も 秀逸で、セーケイ編曲の有名なヴァイオリン版ともまた違う新たな魅力に満ちております。イヴァン・モニゲッティ、ミクローシュ・ペレーニなど世界的チェリストに師事したディッタ・ローマンはとりわけペレーニの秘蔵っ子として知られ、現在 はヨーロッパを中心に活躍しております。2012年にはライプツィヒで行われたバッハ国際コンクールのチェロ部門第2位受賞し、バッハ弾きとして確固た る地位を築きました。正当的なスタイルで優しく語りかけてくるような女性らしい可憐な演奏が魅力のチェリストです。 (Ki)
HCD-32794
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲 ニ長調 D.345
ヴァイオリンと弦楽合奏のためのロンド.イ長調 D.438
ポロネーズ 変ロ長調 D.580
ジョルト・カッロー(独奏Vn)、
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a'=415Hz)
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2016年1月22-24日/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。ハイドンのヴァイオリン協奏曲(HCD-32771)、バッハのブランデン ブルク協奏曲(HCD-32786)、バッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD-32749)、ヴィヴァルディなど、積極的なリリースが続く中、期待の最新アル バムはシューベルト・アルバムがリリースされます。 当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体で す。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、 高水準の演奏には定評があります。独奏ヴァイオリンはジョルト・カッローです。カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控え、 アンサンブルと溶けあうような美しいソロを奏でます。 (Ki)
HCD-32795
ドビュッシー:歌曲集
星の夜/麦の花
パントマイム/秘めやかに
マンドリン/月の光
操り人形/艶なる宴
美しき夕暮れ/鐘
感傷的な風景/春が来た
まぼろし/ロンドー
音楽/ロマンス
アリエルのロマンス
虚ろな心/庭の色彩
アンジェラスの鐘
ビリティスの3つの歌
エメーケ・バラート(S)
エメシュ・ヴィラーグ(P)

録音:2016年7月4-9日/フンガロトン・スタジオ
ハンガリーが生んだ期待のソプラノ歌手、エメーケ・バラートがいよいよ本格的なソロ・ディスクをリリースします。バラートはインスブルック古楽国際 声楽コンクール(2011年)で優勝したことで注目され、その後ハンガリー国立歌劇場、パリ・シャンゼリゼ劇場などに登場。ヘンデルの『ジューリオ・チェー ザレ』(OP 30536)のセスト役、ヴィヴァルディの『ウティカのカトー』(OP 30545)のアルバーチェ役などの録音にも参加しております。期待のソロ・ ディスクはドビュッシーの歌曲集です。さまざまな表情をみせるバラートは澄み切った、透き通るような美声でドビュッシーを歌い上げます。 (Ki)
HCD-32796
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ホ長調 BWV1016(ローマン&ラスロによる5弦チェロ・ピッコロ&オルガン編曲版)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006(ローマンによる5弦チェロ・ピッコロ編曲版)
無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013(ローマンによる5弦チェロ・ピッコロ編曲版)
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 BWV1015(ローマン&ラスロによる5弦チェロ・ピッコロ&オルガン編曲版)
ディッタ・ローマン(チェロ・ピッコロ)、
ファッサン・ラスロ(Org)

録音:2016年8月23-26日/ツェグレード福音教会(ハンガリー)
麗しきチェリスト、ディッタ・ローマン。好評を博しているバッハの無伴奏組曲の第1、3、5番を収めた第1集(HCD 32731)、第2、4、6番を収 めた第2集(HCD 32732)に続くバッハの第3弾は、ヴァイオリン・ソナタ第2&3番、無伴奏フルートのためのパルティータそして、無伴奏ヴァイオ リン・パルティータ第3番を5弦チェロ・ピッコロによる編曲版での録音しました!
イヴァン・モニゲッティ、ミクローシュ・ペレーニなど世界的チェリストに師事したローマンはペレーニの秘蔵っ子として知られ、現在はヨーロッパを中 心に活躍しております。2012年にはライプツィヒで行われたバッハ国際コンクールのチェロ部門第2位受賞し、バッハ弾きとして確固たる地位を築きまし た。ローマンは演奏法について研究に研究を重ね、いわゆるバロック奏法を取り入れたバッハの演奏では弓は無駄な力が抜けた柔らかな音色を奏でます。 端正で正当的なスタイルで優しく語りかけてくるような女性らしい可憐な演奏が魅力です。共演のファッサン・ラスロはパリ国立高等音楽院にてオリヴィエ・ ラトリー、ミシェル・ブヴァールに、即興演奏をロイク・マリエに師事した実力派で、札幌のKitaraの専属オルガニストをつとめたことで日本でも知られ るオルガニストです! (Ki)
HCD-32797
シューマン(ドビュッシー編曲):カノン形式による6つの練習曲 Op.56
シューベルト:アレグロ イ短調D.947「人生の嵐」
モーツァルト:フーガ ト短調K.401 (375e)
ベートーヴェン(作曲者編):大フーガOp.134
イザベッラ・シモン & デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ・デュオ)

録音:2016年8月29-31日/フランツ・リスト音楽アカデミー大ホール
ハンガリーの実力派中堅ピアニスト、イザベッラ・シモンとデーネシュ・ヴァーリョンがひと味違ったピアノ・デュオ・アルバムをリリース。シューマンの 「カノン形式による6つの練習曲」は美しい作品ですが、ペデル・ピアノというオルガンのような足鍵盤を持つ楽器に作られているため演奏されることが 少なく、かのドビュッシーが内容を変えずに2台のピアノ用に編曲しました。モーツァルトのフーガはほとんど知られていない作品ですが、何の楽器のた めなのかが不明確で、ピアノで弾くととてつもなく難しいが要求されます。同様にベートーヴェン自編の「大フーガ」も、原曲そのものが複雑難解なため、 ピアノ連弾版もおいそれとは近づけない存在となっています。 イザベッラ・シモンとデーネシュ・ヴァーリョンは、ともにリスト音楽アカデミーでフェレンツ・ラドシュとジェルジ・クルタークに師事、曖昧さのない技 巧と楷書的な演奏で作品の音の綾をときほぐしてくれます。 (Ki)
HCD-32798
シューマン:謝肉祭 Op.9
アラベスク.ハ長調 Op.18
交響的練習曲 Op.13
ガーボル・ファルカシュ(P)

録音:2016年10月10-13日/フンガロトン・スタジオ
2017年5月より東京音楽大学の教授をつとめるガーボル・ファルカシュがシューマン・アルバムをリリースしました!ファルカシュはリスト音楽院卒業後、 修士課程、更に博士課程を故ゾールタン・コチシュ、タマーシュ・ヴァーシャーリをはじめとする演奏家の指導の元に修了。数々の国際コンクール歴を誇り、 なかでも2009年ワイマールで開催された第6回国際リストコンクールにて第1位、併せて聴衆賞、ハイドン・ソナタ・ベストパーフォーマンス賞を受賞し、 世界的に注目されるようになりました。また、2011年より母校であるリスト音楽院の教授もつとめました。ソロ活動はもちろんのこと、室内楽にも積極 的に取り組み、クリストフ・バラーティとのサラサーテ、ヴィエニャフスキなどをおさめたアルバム(HCD 32760)もリリースしております。
2016年10月に収録された当ディスクは、オール・シューマン・プログラムに挑戦。謝肉祭、アラベスク、交響的練習曲の3篇が収録されました。 高度なテクニックに裏付けされた明晰で確かなピアニズムを聴くことができます。正統的にしてロマン的なファルカシュの圧巻の演奏。今後大注目のピアニ スト、ファルカシュの充実の演奏をご堪能ください! (Ki)
HCD-32799
ホフマイスター:ヴィオラ協奏曲 ニ長調
シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲第1番ニ長調
モーツァルト:ヴィオラ協奏曲イ長調 K.622(原曲:クラリネット協奏曲)
アニマ・ムジケ室内O、
マテ・スーチュ(Va)

録音:2021年フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)
2011年よりベルリン・フィルの第1ソロ・ヴィオラ奏者を務めるハンガリー出身のマテ・スーチュがアニマ・ムジケ室内Oとの共演でウィーン古典派のヴィ オラ協奏曲を録音しました。同時代、ヴァイオリンやチェロに比べてヴィオラの協奏曲は極端に少なく、それはヴィルトゥオーゾがいなかったと考えられます。当アル バムではその数少ない作品の中からフランツ・アントン・ホフマイスターとカール・シュターミッツ(1745-1801)の2つの代表的なヴィオラ 協奏曲に加えて、モーツァルトのクラリネット協奏曲 イ長調をヴィオラ用に編曲したもの(編曲者不詳/1802年ヨハン・アンドレ出版)を収録しました。
スーチュは、ハンガリーとベルギーで学び、国際的な様々なコンクールに入賞。その後、バンベルクSO、ドレスデン・シュターツカペレで活躍し、2011年に ベルリン・フィルに第1ソロ・ヴィオラ奏者として入団した逸材です。美音が魅力のスーチュは音の立ち上がりが素晴らしく、一音一音、活気にあふれたエネルギッ シュな演奏を披露しております。
アニマ・ムジケ室内Oは古楽から現代まで、ジャンルはハンガリーの伝統音楽からクラシックの室内楽の主要なレパートリーを網羅し、定期演奏会をはじ め各地での音楽祭に参加し国内では定評のあるユース・オーケストラです。 (Ki)

HCD-32803(2CD)
ゾルターン・コチシュ追悼アルバム
■Disc 1(ピアニスト篇)
(1)コダーイ:トランシルヴァニアのラメントOp.11の2
(2)リスト:執拗なチャールダーシュR.45
(3)ラフマニノフ:前奏曲ホ長調Op.32の3
(4)ショパン:バラード第1番ト短調Op.23
(5)バッハ(コダーイ編):ああ、われらの人生とはBWV743
(6)ドビュッシー(コチシュ編):小舟にて
(7)ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34の14
(8)シベリウス(コチシュ編):悲しきワルツ
(9)ドヴォルザーク:ソナチネOp.100B〜第3楽章スケルツォ
(10)ラフマニノフ(クライスラー編):ひなぎく
(11)グレインジャー(クライスラー編):浜辺のモリー
(12)モーツァルト:ピアノ協奏曲第6番変ロ長調K.238
(13)ワーグナー(コチシュ編):「パルジファル」〜花の乙女たちの場
■Disc 2(指揮者篇)
(1)ドビュッシー(コチシュ編):忘れられた小唄(全6曲)
(2)ラヴェル:古風なメヌエット
(3)ラフマニノフ:聖金口イオアンの聖体礼儀Op.31〜真の光を見た
(4)バルトーク:ヴァイオリンと管弦楽のための狂詩曲第1番Sz.87
(5)同:混声合唱のための4つのスロヴァキア民謡Sz.70
(6)同:男声合唱のための4つの古いハンガリー民謡Sz.50
(7)同:2つのハンガリー農民歌Sz.100
(8)同:ルーマニア民俗舞曲Sz.68
(9)同:舞踊組曲Sz.77
Disc1
ゾルターン・コチシュ(P)、
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)(5)-(8)、
ヤーノシュ・バーリント(Fl)(9)、
ペーテル・チャバ(Vn)(10)(11)、
ヤーノシュ・ロッラ(指)
フランツ・リストCO(12)

Disc2 :
ハンガリー国立PO(1)(2)(4)(7)(8)(9)、
ユーリア・ハイノーツィ(S)(1)、
トムキンス・ヴォーカル・アンサンブル(3)、
バルナバーシュ・ケレメン(Vn)(4)、
スロヴァキア・フィルcho(5)、
クリスティアーン・コチシュ(P)(5)、
ハンガリー国立cho(6)、
ゾルターン・コチシュ(指)
2016年11月6日に64歳で歿したハンガリーの大ピアニスト、ゾルターン・コチシュの追悼アルバム。若い頃はラーンキ、シフとならび「ハンガリー三羽烏」 として日本でも絶大な人気を誇りました。ピアニストとしては独特な感性と高度なテクニックで鋭すぎる演奏を聴かせてくれましたが、後年は指揮者として も活躍、さらに編曲家としてワーグナーやラフマニノフ作品のピアノ編曲や、ドビュッシー作品のオーケストラ編曲でも高く評価されました。ここではコチシュ のピアニストとしてと指揮者としての業績を、これまでの録音から選りすぐり各1枚ずつにまとめました。 祖国の天才バルトークは狂気と兇暴性を見せる凄みにみちていますが、ショパンとラフマニノフも辛口で絶品。さらにペレーニの味わい深いチェロでコ ダーイ編曲によるバッハのコラール前奏曲、ラフマニノフのヴァカリーズやシベリウスの「悲しきワルツ」が聴けるのも贅沢。いずれも過去に発売されてい たものですが、現在入手困難。コチシュの偉大な芸風をしのんでいただければと思います。 (Ki)
HCD-32806
リスト風のガーシュウィン
ガーシュウィン:リアルト・リップルズ・ラグ
サマータイム/ソングブックより【天国への階段/フー・ケアーズ/ノーバディ・バット・ユー/ドゥ・イット・アゲイン/スワニー/ス・ワンダフル/ストライク・アップ・ザ・バンド】
3つの前奏曲/ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ・ソロ版)
アール・ワイルド:ガーシュウィンによるヴィルトゥオーゾ・エチュード【ライザ/誰かが私を愛している/君を抱いて/レディ・ビー・グッド/魅惑のリズム/私の彼氏/アイ・ガット・リズム】
ヨージェフ・バログ(P)

録音:2017年1月9日-12日/フンガロトン・スタジオ
リスト、ドホナーニ、バルトークと連なるハンガリー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニストに属するヨージェフ・バログ。高度な技巧を駆使した演奏に定評が ありますが、現代音楽やジャズも得意としています。その本領を発揮した絶品ガーシュウィン。嬉しいのが、名ピアニストのアール・ワイルドがガーシュウィ ンの名メロディを超絶技巧練習曲に仕立てたものが収められていること。リストが長生きしたら、きっとガーシュウィンの音楽を好んでトランスクリプショ ンしたであろうと想像させる世界を味あわせてくれます。
HCD-32807
イシュトヴァーン・ヴァールダイVol.2
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ Op.3
カサド:無伴奏チェロ組曲
バルトーク:ラプソディ第1番 Sz.88 BB94c
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
ラヴェル:ハバネラ形式による小品
イシュトヴァーン・ヴァールダイ(Vc)
ジュリアン・カンタン(P)

録音:2017年1月28-31日/フンガロトン・スタジオ
“生まれついてのチェリスト” と絶賛される1985年生まれのハンガリーの俊英チェリスト、イシュトヴァーン・ヴァールダイ。2016年7月の来日公演 でのリゲティ、バッハ、コダーイの無伴奏リサイタルが大きな話題となりました。ヴァールダイはリスト音楽院で学んだのちウィーン、クロンベルクにてグー トマンやシュタルケルらの薫陶を受けました。これまでに2007年開催の第13回チャイコフスキー国際コンクール第3位、2008年開催のジュネーヴ国 際音楽コンクール優勝、2014年開催のミュンヘン国際音楽コンクールで優勝など、華々しいコンクール歴を誇る今世界が最も注目するチェリストのひと りです。
アンコール・ピースを集めたフンガロトン・レーベル第1弾の「シンギング・チェロ」(HCD 32741)に続く期待の第2弾「ダンシング・チェロ」で は19世紀から20世紀にかけての作曲家に焦点をあて、ストラヴィンスキー、ショパン、カサド、バルトーク、ピアソラそしてラヴェルという実に多彩な プログラム構成です。ヴァールダイの演奏は正確な技巧とおおらかで男性的な演奏が魅力で、美しくのびやかな音色とスケール豊かな音楽を聴かせてくれ ます。
共演のジュリアン・カンタン(ジュリアン・クエンティン)は深い音楽性、透明感のある明快な音色で魅了するピアニスト。ソロはもちろんのこと室内楽 奏者としても幅広く活躍し、世界各地の主要音楽祭に招聘されております。当録音でもヴァールダイともに深い音楽性と透明感のある明快な音色で豊かな 音楽を披露しております。
HCD-32808
ブラームス・プロジェクト〜ヴィオラ・ソナタと歌曲
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
アルトのための2つの歌 Op.91
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
ペーテル・バールショニ(Va)、
イルディコ・コムロージ(A)、
ペーテル・フランクル(P)

録音:2016年12月1-4日/フンガロトン・スタジオ
フンガロトン・レーベルの看板アーティストの一人、ヴィオラ奏者のペーテル・バールショニによるブラームス・プロジェクト。当アルバムはブラームス の晩年の傑作クラリネット・ソナタ(ブラームス自身によるヴィオラ版)とアルト、ヴィオラ、ピアノのための2つの歌を収録しました。 1891年に知り合ったクラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトの演奏を聴いたことに創作意欲がわき、クラリネットの作品を連続して書いた晩年 のブラームス。後期作品ならではの成熟の内容で聴き手の心に残る名作といえます。そしてアルトのための2つの歌。温かく安らぎに満ちた美しい旋律が 魅力の第1曲「秘めたるあこがれ」と深みあるヴィオラも印象的な第2曲「聖なる子守歌」は、ともにブラームスらしい旋律美で聴かせます。コムロー ジの歌唱にも注目です。 (Ki)
HCD-32809
テレキ〜オルガン作品傑作集
バッハ:前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第4番 変ロ長調 Op.65-4
シューマン:バッハの名による6つのフーガ Op.60より第2番
フランク:前奏曲,フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18
ヴィドール:交響曲第5番より第1楽章&第5楽章
ミクローシュ・テレキ(Org)

録音:2017年/聖ミハーイ教会、ドゥナケシ(ハンガリー)
俊英オルガニスト、ミクローシュ・テレキ。バッハのオルガン作品を集めた2枚のアルバム(HCD 32735、HCD 32782)では正統的な演奏で好評 を博しました。当アルバムではバッハ、メンデルスゾーン、シューマン、フランク、ヴィドールのオルガン作品傑作集です!ミクローシュ・テレキはリスト音 楽院で学び、1993年リスト記念国際音楽コンクールにおいて特別賞などのコンクール受賞歴もあるオルガニスト。バッハから現代、そして母国ハンガリー の作曲者の委嘱作品など積極的に演奏しております。 (Ki)
HCD-32810
ソロ・チェロ・ポートレート
(1)コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8
(2)クルターク(1926-):民謡風に
(3)リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
(4)クルターク:クリスティアン・ズターへのメッセージ=コンソレーション(チェロのためのサイン、ゲーム、メッセージより)
(5)エトヴェシュ(1944-):ポリーへの2つの詩
(6)クルターク:ソクラテスの別れ(チェロのためのサイン、ゲーム、メッセージより)
(7)ドゥカイ(1950-):信仰の贖罪
(8)クルターク:ヤーノシュ・ピリンスキ、ジェラール・ド・ネルヴァル〜ゾルターン・コチシュに捧げる(チェロのためのサイン、ゲーム、メッセージより)
(9)ドゥカイ:私は私の心で見た
(10)クルターク:シャドウ
ディッタ・ローマン(Vc)

録音:2017年11月18-21日/フンガロトン・スタジオ
イヴァン・モニゲッティ、ミクローシュ・ペレーニなど世界的チェリストに師事したローマンはペレーニの秘蔵っ子として知られ、ヨーロッパを中心に活躍して おります。2012年にはライプツィヒで行われたバッハ国際コンクールのチェロ部門第2位受賞し、バッハ弾きとして確固たる地位を築きました。これまでは端正 で正当的なスタイルで優しく語りかけてくるような女性らしい可憐な演奏が魅力でしたが、当ディスクでは自国の作品を朗々と奏でております。
トランシルヴァニアの民俗楽器の手法を用いたコダーイの無伴奏チェロ・ソナタは1923年にザルツブルクで開かれた第1回国際現代音楽祭にて初演された 作品で、現在ではチェロ奏者の必須レパートリーに数えられます。
ローマンはフンガロトン・レーベルよりバッハの無伴奏組曲の第1、3、5番を収めた第1集(HCD 32731)、第2、4、6番を収めた第2集(HCD 32732)、ヴァ イオリン・ソナタ第2&3番、無伴奏フルートのためのパルティータそして、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番を5弦チェロ・ピッコロによる編曲版(HCD 32796)、そしてドビュッシー、ベルトーク、ファリャ、ラヴェルの作品集(HCD 32793)をリリース。いずれも好評を博しております。 (Ki)
HCD-32811(2CD)
ヴィオラ・ロマンス〜クライスラー、エルガー、ドヴォルザーク、ブラームス、シューマン
CD 1
クライスラー:ウィーン風小行進曲
 真夜中の鐘/シンコペーション
 中国の太鼓 Op.3
グラナドス(クライスラー編):スペイン舞曲
チャイコフスキー(クライスラー編):アンダンテ・カンタービレ
シャミナード(クライスラー編):スペイン風セレナーデ Op.150
クライスラー:道化役者のセレナード
 おもちゃの兵隊の行進曲
 愛の悲しみ
 ボッケリーニのスタイルによるアレグレット
グルック(クライスラー編):メロディ
エルガー:ロマンス Op.1
 気まぐれな女 Op.17
 ヴィルレー Op.4-3
 マズルカ Op.10-1
 夕べの歌 Op.13-1
 パストゥレイユ Op.4-2/怪奇Op.13-2
ため息 Op.70
ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ幻想曲
 インディアンの子守歌
 スラヴ舞曲第1番ト短調 Op.46-2
 スラヴ舞曲第2番ホ短調 Op.72-2
 森の静けさ Op.68
ドルドラ:幻影 Op.28
 セレナード第1番/トロイメライ Op.21
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第6番
 ハンガリー舞曲第20番
フバイ:ボレロ Op.51-3
シューマン(アウアー編):献呈 Op.25-1
 予言の鳥 Op.82-7
ゲルトナー(クライスラー編):ウィーンにて
リヴカ・ゴラニ(Va)、
ジュジャ・コラール(P)
リヴカ・ゴラニは1946年生まれのイスラエル人ヴィオラ奏者で、世界各国のオーケストラと共演している大御所ソリストです。新曲の発表にも力を注いで おり、これまで約70曲の協奏曲を含む300曲もの作品が彼女のために書かれています。 当アルバムではクライスラー、エルガー、ドヴォルザーク、ブラームス、ドルドラ、シューマンなどのヴァイオリン小品集をヴィオラで演奏しました。朗々とした ヴィオラの音色で聴く珠玉の名曲集がここに完成しました。 (Ki)
HCD-32813
「遺産」
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
エトヴェシュ:ポリーに贈る 2 つの詩
クルターク:信仰
クルターク:「ヤーノシュ・ピリンスキー、ジェラール・ド・ネルヴァル」(コチシュ編)
クルターク:シャドウズ(ペレーニ編)
クルターク:ジョン・ケージへ のオマージュ
クルターク:「ザ・ヒラリー・ジグ」(ヒラリー・ベーレンス90歳のお祝い)【世界初録音】
チャバ・サボー:カウベル付きの無伴奏チェロ組曲【世界初録音】
コダーイ無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
イルディコ ー・サボー(Vc)

録音:2019年/ハンガリー
完璧なテクニックと類まれな音楽性を備えたチェリスト、イルディコー・サボーは1993年ハンガリー生まれ。フェレンツ・リスト音楽院で名門バルトーク 四重奏団の創立メンバーのひとりラースロー・メゼーに師事しており、メゼーの師事したカザルス、ピアティゴルスキーの孫弟子にあたります。そして、巨 匠アルフレッド・ブレンデルは、彼女の音楽的知性と想像力を激賞しています。期待のソロ・アルバムには、リゲティ、エトヴェシュ、クルターク、コダーイ、 そしてイルディコーの祖父チャバ・サボーという母国ハンガリーの無伴奏チェロ作品を収録。このアルバムの完成までにはエトヴェシュ、クルタークの強力の もと、ついに録音・完成に至りました。この中で、クルタークの「ザ・ヒラリー・ジグ」とチャバ・サボーのカウベル付きの無伴奏チェロ組曲は世界初録音 です。 (Ki)
HCD-32814(3CD)
ザ・マスターズ・コレクション〜ジョルジュ・シフラ
(1)リスト:ピアノ協奏曲第1番
(2)同:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
(3)同:ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調
(4)同:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
(5)ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー#
(6)リスト:オーベールの「ポルティチの唖娘」による幻想曲
(7)ブラームス(シフラ編):ハンガリー舞曲第5番嬰ヘ短調
(8)J・シュトラウス(シフラ編):美しき青きドナウ
(9)J・シュトラウス(シフラ編):トリッチ・トラッチ・ポルカ
(10)J・シュトラウス(シフラ編):こうもり
(11)J・シュトラウス(シフラ編):ジプシー男爵
(12)ワーグナー(リスト編):「タンホイザー」序曲
(13)リスト:リゴレット・パラフレーズ
(14)ヴェルディ(シフラ編):イル・トロヴァトーレ
(15)リスト:ハンガリー狂詩曲第15番イ短調「ラコッツィ行進曲」
(16)同:ハンガリー狂詩曲第19番ニ短調
(17)リスト:超絶技巧練習曲(第1曲〜11曲)
(18)メンデルスゾーン(リスト編):「真夏の夜の夢」〜結婚行進曲と妖精の踊り
ジョルジュ・シフラ(P)
ジェルジー・レヘル(指)ブダペストSO*
ゾルターン・ロジュナイ(指)ハンガリー国立O#

録音: 1954-56年 ブダペスト
シフラは国大脱出に失敗したかどで1950年から53年まで収監され、56年のハンガリー動乱の際に出国、その後の活躍で世界的なスターとなりまし た。ここに収められたものは、彼が出獄してから出国するまでの2年間に祖国ハンガリーで録音したもので、ディスク3枚全てが難曲というシフラならで はのアルバムとなっています。
リストのピアノ協奏曲第1番とガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」も独特の大時代的な濃さが魅力ですが、シフラ自身によるシュトラウスやヴェ ルディのとてつもなく難しい編曲で、まさに本人にしかできないすさまじさを発揮しています。ただただ唖然とするしかない凄さ、ピアノ好きなら血沸き肉 踊ること間違いなしです。 リストの「超絶技巧練習曲」も曲芸ばりの妙技で、当時の頭の固い評論家から攻撃されましたが、今日ならば聴衆を熱狂させたはず。50年早く生まれ すぎたシフラの先見的芸術をお楽しみください。 (Ki)

HCD-32817(3CD)
ザ・マスターズ・コレクション〜タートライSQ
CD 1(63’34”)
(1)ハイドン:弦楽四重奏曲第67番ニ長調Op.64-5「ひばり」
(2)ハイドン:弦楽四重奏曲38番変ホ長調 Op.33-2「冗談」
(3)モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
CD 2(66’58”)
(4)バルトーク:弦楽四重奏曲第4番Sz.91
(5)バルトーク:弦楽四重奏曲第6番Sz.114
(6)コダーイ:弦楽四重奏曲第2番Op.10
CD 3(67’32”)
(7)ボッケリーニ:ギター五重奏曲第4番ニ長調「ファンタンゴ」
(8)ドホナーニ:ピアノ五重奏曲第2番変ホ短調 Op.26
(9)ライタ・ラースロー:弦楽四重奏曲第10番 Op.58
タートライSQ
(3)ベーラ・コヴァーチ(Cl)、
(7)ラースロー・センドレイ=カルパー(G)
(8)エルネー・セゲディ(P)

録音:1957-1978年/ハンガリー
20世紀のハンガリーを代表するクァルテット、タートライSQ。現在入手困難となっているフンガロトンの名録音が当レーベルの「ザ・マスター ズ・コレクション」シリーズで復活しました。
ブダペストSO、ハンガリーRSO、ブダペスト・フィルハーモニーのコンサートマスターをつとめたヴィルモシュ・タートライにより1946 年に結成されたタートライSQは同年10月8日に初コンサートを開き大成功をおさめました。その後1948年にはブダペスト国際音楽コンクー ルで第1位を受賞、1952年および1972年にはリスト賞、1958年にはコシュート賞を受賞するなど極めて高い評価を得てきました。フンガロトン・レー ベルより多くの録音を手掛け、中でもハイドンの弦楽四重奏曲全集は誉れ高き録音として有名なほか、ハンガリーの作曲家の作品も積極的に演奏してきま した。ここに収録されたライタ・ラースロー(1892-1963)の作品もその一つです。ブダペスト出身のラースローはライプツィヒ、ジュネーヴ、パリで学び、 パリではダンディに師事しました。第一次世界大戦後にはブダペスト音楽院および国立アカデミーで教鞭をとり、バルトーク、コダーイと共同でハンガリー の民謡の録音の写譜と分析にあたりました。弦楽四重奏曲第10番は彼の最後の弦楽四重奏曲です。
HCD-32820(3CD)
ザ・マスターズ・コレクション〜ヤーノシュ・フェレンチク
(1)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
(2)モーツァルト:ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.447
(3)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(4)バルトーク:舞踊組曲
(5)コダーイ:ハーリ・ヤーノシュ組曲
(6)コダーイ:マロシュセーク舞曲
(7)バルトーク:カンタータ・プロファーナ(魔法にかけられた9 匹の雄鹿) Sz.94 BB 100
(8)エルケル:祝典序曲
(9)エルケル:歌劇「バーンク・バーン」より抜粋
(10)エルケル:パロターシュ
(11)ドリーブ:チャルダーシュ
(12)J・シュトラウス:「美しく青きドナウ」
(13)ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
(14)リスト:交響詩「前奏曲」
(2)アーダーム・フリードリヒ(Hrn)、
(7)ヨージェフ・レティ(T)、
(7)(9)アンドラーシュ・ファラゴー(Br)、
(7)ブダペストcho、
(7)ミクローシュ・フォライ(合唱指揮)、
(9)ヨージェフ・シマーンディ(T)、
(9)カロラ・アーガイ(S)、
(9)エルジェーベト・コムロッシ(Ms)、
(9)ハンガリー国立歌劇場cho、
(9)アマデー・ネーメト(合唱指揮)、
(1) -(4)(8)(10)- (14)ハンガリー国立SO、
(5)(6)(9)ブダペストPO、
(7)ブダペストSO

以上、ヤーノシュ・フェレンチク(指)
録音:1964年、1967年、1969年、1978-79年、1981-83年/ハンガリー
ブダペスト生まれのフェレンチクは、ワルターやトスカニーニのもと指揮者としての研鑽を積み、戦後ウィーン国立歌劇場で活躍。その後は母国の主要オーケストラと蜜月の関係を続け、ハンガリーのクラシック界の重鎮として長きに渡り活躍しました。録音も多くフンガロトン・レーベルに残したベートーヴェンの交響曲全集や、母国ハンガリー、コダーイ、フィレンツ・エルケル(1810-1893)などの作品が誉れ高き名盤として知られます。このアルバムにはこれらの名録音が集められており、「ヤーノシュ・フェレンチクの芸術」といえる充実の作品が収められております。ベートーヴェンでは丁寧な音楽づくりが印象的。またハンガリーの作品では特有のリズムとアクセントを母国の指揮者ならではの名演を聴かせます。 (Ki)
HCD-32823
ハイドン:交響曲集
交響曲第79番ヘ長調 Hob.I:79
交響曲第80番ニ短調 Hob.I:80
交響曲第81番ト長調 Hob.I:81
ニコラス・マギーガン(指)
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用)
ジョルト・カッロー(コンサートマスター)

録音:2017 年/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。シューベルトの交響曲第5番(HCD 32794)など、フンガロトン・レー ベルから積極的なリリースが続く中、当ディスクではハイドンの交響曲第79番-第81番を録音しました。1784年に作曲された3つの交響曲。第79 番ヘ長調の第2楽章は一種の変奏曲のような形をとる作品。第80番 ニ短調は全体的には諧謔的な軽さを備えた作品。第81番 ト長調はとりわけ第2 楽章の美しさが傑出した作品です。
当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体で す。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、 高水準の演奏には定評があります。
コンサートマスターをつとめるのはジョルト・カッローです。当団とともにモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32761)、ハイドンのヴァイオリ ン協奏曲集(HCD 32771)、バッハのブランデンブルク協奏曲(HCD 32786)、バッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32749)、ヴィヴァルディ のヴァイオリン協奏曲集(HCD 32729)などの録音でも高い評価を得ております。 (Ki)
HCD-32824
弦楽セレナード第2集
スーク弦楽セレナード 変ホ長調 Op.6
ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 Op.22
アニマ・ムジケ室内O

録音:2017年11月12-13日、24-26日/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)
リスト音楽院の首席メンバーにより2010年に創設された新進気鋭の名人集団アニマ・ムジケ室内Oによる弦楽セレナード集。第1集としてリリース されたドホナーニとチャイコフスキー(HCD 32764)に続く期待の第2弾はチェコの作曲家スークとドヴォルザークを録音しました。
ドヴォルザークの作品はわずか11日間で書かれ、1876年に初演され大成功を収めた作品。一方スークの作品は1892年に作曲され、ブラームスに絶賛され た出世作。その後の評判もよくドヴォルザークとブラームスの勧めによりジムロック社から出版されました。両作品とも作曲者の個性をあらわした温か味のあ る作品です。
アニマ・ムジケ室内Oは古楽から現代まで、ジャンルはハンガリーの伝統音楽からクラシックの室内楽の主要なレパートリーを網羅し、定期演奏会を はじめ各地での音楽祭に参加し国内では定評のあるユース・オーケストラとして注目されています。デビュー録音となったモーツァルトの名曲ディヴェルティメ ント集(HCD32752)でも抜群のアンサンブル力で高く評価されております。当演奏でもさらに磨きのかかった演奏を聴かせます。 (Ki)
HCD-32825(3CD)
モーツァルト:ピアノ三重奏曲全集
(1)ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 K.254(ディヴェルティメント 変ロ長調)
(2)ピアノ三重奏曲第2番ニ短調 K.442
(3)ピアノ三重奏曲第3番ト長調 K.496
(4)ピアノ,クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調 K.498(ピアノ,ヴァイオリン,ヴィオラ版)
(5)ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 K.502
(6)ピアノ三重奏曲第5番ホ長調 K.542
(7)ピアノ三重奏曲第6番ハ長調 K.548
(8)ピアノ三重奏曲第7番ト長調 K.564
マールタ・グヤーシュ(P)、
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)、
(1)-(3)(5)-(8)チァバ・オンツァイ(Vc)、
(4)マテ・スーチュ(Va)

録音:2016年11月2-5日、2017年1月6日、2017年2月5-7日/フンガロトン・スタジオ(ブダペスト)
HUNGAROTONレーベルでもおなじみのハンガリーの名手、マールタ・グヤーシュ、ヴィルモシュ・サバディ、チァバ・オンツァイがモーツァルトのピアノ三 重奏曲全集を録音しました。モーツァルトのピアノ三重奏曲は全部で8曲書かれており、K.254を除きすべて1783年から88年の短期間に作曲されました。 ピアノが他楽器とあるときは対照を生み、あるときは調和するという変化を楽しむことができる三重奏曲集です。
ヴァイオリンのヴィルモシュ・サバディはリスト音楽院でフランツ・ハラースに師事、25歳で同院史上最年少の講師として起用された逸材。これまでにハン ガリー・ラジオ・コンクール第1位、フバイ・コンクール第1位、シベリウス国際ヴァイオリン・コンクール第3位などの華々しいコンクール歴を持ちます。 HUNGAROTONレーベルから数多くのディスクをリリースし、国内はもとよりヨーロッパでも高い評価を集めております。
原曲がピアノ、クラリネットとヴィオラのために書かれた三重奏曲 変ホ長調 K.498ですが当録音ではクラリネットではなくヴァイオリンで演奏しております。ヴィ オラを演奏しているのは、2011年よりベルリン・フィルの第1ソロ奏者を務めるマテ・スーチュです。スーチュは、ハンガリーとベルギーで学び、国際的な様々 なコンクールに入賞。その後、バンベルクSO、ドレスデン・シュターツカペレで活躍し、2011年にベルリン・フィルに第1ソロ・ヴィオラ奏者として入団 した逸材です。調和のとれたアンサンブルで聴くモーツァルトのピアノ三重奏曲全集がここに完成しました。 (Ki)
HCD-32829
ショパン:バラード集&即興曲集
バラード第1番ト短調 Op.23
バラード第2番ヘ長調 Op.38
バラード第3番変イ長調 Op.47
バラード第4番ヘ短調 Op.52
即興曲第1番変イ長調 Op.29
即興曲第2番嬰ヘ長調 Op.36
即興曲第3番変ト長調 Op.51
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
ガーボル・ファルカシュ(P)

録音:2018年11月4-8日/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)
2017年5月より東京音楽大学の教授をつとめるガーボル・ファルカシュ。シューマン・アルバム(KKC 5776 / HCD 32798)に続く期待の新録音はショ パンのバラード&即興曲集です。ファルカシュはリスト音楽院卒業後、修士課程、更に博士課程を故ゾールタン・コチシュ、タマーシュ・ヴァーシャーリをはじ めとする演奏家の指導の元に修了。数々の国際コンクール歴を誇り、なかでも2009年ワイマールで開催された第6回国際リスト・コンクールにて第1位、併 せて聴衆賞、ハイドン・ソナタ・ベストパーフォーマンス賞を受賞し、世界的に注目されるようになりました。また、2011年より母校であるリスト音楽院の教 授もつとめました。ソロ活動はもちろんのこと、室内楽にも積極的に取り組み、クリストフ・バラーティとのサラサーテ、ヴィエニャフスキなどをおさめたアルバム (HCD 32760)もリリースしております。
ショパンのバラードと即興曲はファルカシュが最も得意とする作品。高度なテクニックに裏付けされた明晰で確かなピアニズムで美しいショパンを歌い上げ ます。現在、日本とハンガリーで活躍の場を広げている期待のピアニスト、ファルカシュに今後も注目です! (Ki)
HCD-32836
バッハ:二重&三重協奏曲集
(1)3つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 BWV1064R【復元版】
(2)2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
(3)ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
(4)フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲 イ短調(三重奏曲) BWV1044
ジョルト・カッロー((指)ヴァイオリン)、カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a' =415Hz)
(1)(2)ラースロー・パウリク(Vn)、(1)ダニエル・パップ(Vn)、(3)ベッティーナ・シモン(Ob)、
(4)アンドレア・ベルタラン(Fl)、(4)リタ・パップ(Cemb)

録音:2018年8月17-19日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ(ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。バッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32749)、ブランデンブルク協 奏曲(HCD 32786)に続くバッハの協奏曲第3弾は有名なドッペル・コンチェルトやヴァイオリンとオーボエのための協奏曲など全4篇を収録し ております。
3つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 BWV1064は1713年から14年にヴァイマルで作曲された、ブランデンブルク協奏曲第3番の前提になっ たものです。ヴァイオリンの華麗な独奏が魅力です。
当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体で す。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、 高水準の演奏には定評があります。
コンサートマスターをつとめるのはジョルト・カッローです。当団とともにモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32761)、ハイドンのヴァイオリ ン協奏曲集(HCD 32771)、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32729)などの録音でも高い評価を得ております。このバッハの録音でも 非常に快活にそして見通しのよい演奏を聴かせます。 (Ki)
HCD-32837(3CD)
ザ・マスターズ・コレクション〜フェレンツ・リスト室内O
(1)バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068
(2)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」より「春」
(3)ヘンデル:組曲「水上の音楽」第2番ニ長調 HWV349
(4)ヘンデル:組曲「水上の音楽」第3番ト長調 HWV350
(5)コレッリ:コンチェルト・グロッソ ヘ長調 Op.6-2
(6)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番
(7)モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 D.136
(8)モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」
(9)ハイドン:交響曲第45番「告別」
(10)バッハ:マタイ受難曲より第1曲「来たれ、娘たちよ、われとともに嘆け」
(11)バルトーク:弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽
(12)アンドラーシュ・セールレーシ(1921-2007):コンチェルトV
(13)ワーグナー:ジークフリート牧歌
(1)トランペットアンサンブル・エドワード・H・タール、
(1)(3)(4)ペーテル・ポングラーチ(Ob)
(1)(3)(4)ガーボル・ディエネス(Ob)、
(1)(3)(4)ラースロー・ハラ(Fg)
(1)(3)(4)ミハーイ・カサーシュ(ティンパニ)、
ジュジャ・ペルティシュ((2)-(4)(6)Cemb、(11)チェレスタ)、
(3)(4)ラースロー・ツィドラ(リコーダー)、
(3)(4)ベーラ・ドラホス(Fl)
(5)カールマーン・コストヤール(Vn)、
(5)(6)マーリア・フランク(Vc)、
(8)デジュー・ラーンキ(P)、
(10)ジュネス・ミュジカルスcho、
(10)フリジェス・シャンドール(指)
(13)エルヴィン・ルカーチ(指)
フェレンツ・リスト室内O、
ヤーノシュ・ロッラ((1)(2)(5)独奏Vn、(6)Va)

録音:1976年-1997年
1963年に当時フランツ・リスト音楽院教授を務めていたフリジェス・シャンドールの呼びかけて集まった同学院の学生達によって設立されたフェレンツ・リス ト室内O。その名団体がフンガロトン・レーベルに録音してきた選りすぐりの録音を3枚組でリリースしました。
結成当時より基本編成は弦楽アンサンブルですが作品によって管楽器も加わる形をとっている当団は編成の大きな作品でない限り指揮者を置かずに芸術監督も 務めるコンサートマスターのヤーノシュ・ロッラのリーダーシップにより演奏を行っています。非常に精度の高いアンサンブルには定評がありバロックからハンガリー の近現代まで幅広く演奏しております。現在廃盤となっているタイトルからの音源も多数なだけに注目のリリースといえましょう。 (Ki)
HCD-32840(3CD)
ザ・マスターズ・コレクション〜ゾルターン・コチシュ
(1)バルトーク:子供のために Sz.42, BB 53より第1巻第16曲、同第17曲、第4巻第26曲、同第27曲
(2)ドビュッシー:チェロ・ソナタ L.135
(3)コダーイ:ソナチネ
(4)バルトーク:コントラスト〜ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための Sz.111 BB 116
(5)バルトーク:ラプソディ第1番〜チェロとピアノのための Sz.88 BB 94
(6)バルトーク: 2台のピアノと打楽器のためのソナタSz.110 BB 115
(7)ハイドン:カプリッチョ Hob.XVII:1
(8)モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
(9)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K. 457
(10)シューベルト:ピアノ五重奏曲「鱒」 イ長調 D.667より第4楽章
(11)モーツァルト:3台のピアノ協奏曲第7番「ロードローン」 ヘ長調 K.242
(12)クルターク:8つの小品 Op.3
(13)ケージ:4つの舞曲「What So Proudly We Hail」より第1曲、第3曲
(14)バルトーク:交響詩「コシュート」
(15)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番
(16)バルトーク:ディヴェルティメント
(2)(3)(5)ミクローシュ・ペレーニ(Vc)、
(4)ミクローシュ・セントヘイ(Vn)、
(4)カールマーン・ベルケス(Cl)、
(6)(11)デジュー・ラーンキ(P)、
(6)グスタフ・セール(パーカッション)、
(6)(13)ゾルターン・ラス(パーカッション)、
(10)ガーボル・タカーチ=ナジ(Vn)
(10)ガーボル・オルマイ(Va)、
(10)アンドラーシュ・フェイエール(Vc)、
(10)フェレンツ・チョントシュ(Cb)
(11)アンドラーシュ・シフ(P)、
(15)バルナバーシュ・ケレメン(Vn)、
(11)ハンガリー国立O
(11)ヤーノシュ・フェレンチク(指)
(14)-(16)ハンガリー国立PO
ゾルターン・コチシュ((1)-(13)ピアノ、(14)-(16)指)

録音:1970年-2008年
2016年11月6日に64歳で歿したハンガリーの大ピアニスト&指揮者のゾルターン・コチシュ。母国ハンガリーのフンガロトン・レーベルの名録音が『ザ・ マスターズ・コレクション〜ゾルターン・コチシュ』として3枚組で登場しました。
コチシュは1970年にハンガリー放送が主催したベートーヴェン・ピアノ・コンクールで優勝。以後、ラーンキ、シフとならび「ハンガリー三羽烏」として日本 でも絶大な人気を誇りました。独特な感性と高度なテクニックで鋭い演奏を聴かせてくれたコチシュですが、音楽家としての後年から晩年にかけては指揮者とし ても成功し、ハンガリー国立POの音楽監督兼指揮者として演奏・録音活動を行ってきました。
コチシュを語るうえでバルトークなくしては語れず、ピアノ作品はもちろんのこと管弦楽曲さらに声楽作品まで数々の名録音を残してきました。ここにその業績 を凝縮した形で1970年から2008年までに録音された代表的な演奏が収録しました。現在廃盤となっているタイトルからの音源も多数なだけに注目のリリース といえましょう。 (Ki)
HCD-32843
「フレンチ・コレクション」
(1)ラモー:新しいクラヴサンのための組曲(27'09)
(2)ドビュッシー:映像第1集(16'36)
(3)ドビュッシー:映像第2集(14'44)
(4)ピエール・ブーレーズ:アンシーズ(2001年版)(11'25)
ヨージェフ・バログ(P)

録音:2019年/ハンガリー
ハンガリーが誇る俊英ピアニスト、ヨージェフ・バログ。「フレンチ・コレクション」と題した当アルバムではラモー、ドビュッシー、ブーレーズをとりあげました。 実に3世紀をまたぐフランスの作品で異なる時代を音楽で旅するコンセプトで選曲しております。
ヨージェフ・バログは1979年ブダペスト生まれ。リスト―バルトーク国際ピアノ・コンクール優勝(2000)、ブラームス国際音楽コンクール第2位(2004) など輝かしいコンクール歴の持ち主で、確固たるテクニックと抜群の表現力で聴き手を魅了しております。驚くべき完成度の演奏には定評があります。
HUNGAROTONレーベルからリストの超絶技巧練習曲集(HCD 32736)、ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルー(HCD 32806)などをリリー スしております。 (Ki)
HCD-32850
モーツァルト:セレナード第7番ニ長調 K.250/248b「ハフナー・セレナード」
セレナード第6番ニ長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a'=430Hz)、
ジョルト・カッロー(Vn)、
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2019年/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。モーツァルトの第2弾はセレナードです。
当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体です。 フンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、高水準の演 奏には定評があります。これまでにハイドンのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32771)、バッハのブランデンブルク協奏曲(HCD 32786)、バッハの ヴァイオリン協奏曲集(HCD 32749)、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32729)、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32761/62) などがリリースされています。
指揮を務めるのはニコラス・マギーガンです。マギーガンは極めて端正でこのモーツァルトのセレナードでも非常に見通しのよいクリアな演奏を披露してお ります。 (Ki)
HCD-32860
テレマン:二重&三重協奏曲
(1)リコーダーとフルートのための協奏曲 ホ短調 TWV 52:e1
(2)2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 TWV 52:C2
(3)2つのヴィオラのための協奏曲 ト長調 TWV 52:G3
(4)フルートとヴァイオリンのための協奏曲 ホ短調 TWV 52:e3
(5)2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 TWV 52:G2「ダルムシュタット・コンチェルト」
(6)3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 TWV 53:F1
ジョルト・カッロー((指)(2)(4)(5)(6)ヴァイオリン、(3)ヴィオラ)、
(2)(5)(6)ラースロー・パウリク(Vn)、
(6)ダーニエル・パップ(Vn)、
(3)ガーボル・ラーツ(Va)、
(1)ガーボル・プレホファー(リコーダー)、
(1)(4)アンドレア・ベルタラン(Fl)、
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用a'=415Hz)

録音:2020年8月20-22日バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ(ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。HUNGAROTONレーベルより積極的なリリースが続いておりますが当アルバムでは テレマンを取り上げました。多作で知られるテレマン。ここでは2つまたは3つの独奏楽器のための協奏曲を録音しました。テレマンは複数の楽器を独奏させるこ とで聴衆を楽しませる創意工夫をしており、ここに聴く協奏曲でもそれぞれの独奏楽器の個性が光ります。
当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体。これまで に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなどその高水準の演奏には定評があります。カッロー率 いる当団は極めて端正で硬派な演奏スタイルが特徴で溶け合うようなアンサンブルが魅力です。
近年はモーツァルトのセレナード集(HCD-32850)、バッハの二重&三重協奏曲集(HCD-32836)、ハイドンの交響曲第79-81番(HCD-32823)、 バッハのブランデンブルク協奏曲(HCD-32786)などをリリースしております。 (Ki)

HCD-41001(23CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲全集 タートライSQ

録音:1970年代後半-1980年代前半
HCD-41002(29CD)
バルトーク大全集(全112曲)
劇場作品(2CD)、管弦楽伴奏歌曲、管弦楽曲(8CD)、室内楽曲(6CD)、ピアノ曲(8CD)、声楽曲(3CD)、

ジェルジョー村から BB45a/2つのハンガリー民謡 BB44
セーケイ民謡 BB34/4つのスロヴァキア民謡 BB46,73
ピアノのための小曲 BB38/4つの歌 BB24
スケルツォまたは幻想曲 BB11/夕べ BB29
葬送行進曲 BB31/夕べ BB30
ヤーノシュ・フェレンチーク、
アンタール・ドラティ 他 (指)
ゾルターン・コチシュ、
デジュー・ラーンキ(P)
ギドン・クレーメル(Vn)
ユリア・ハマリ(A)
タートライSQ 他

※分売=HCD-31881〜31909
HCD-41003(9CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 アニー・フィッシャー(P)
HCD-41005(4CD)
リスト:ピアノ・デュオ版交響詩全集
「前奏曲」/「ハンガリー」/「フン族の戦い」「タッソ」/「英雄の嘆き」/「理想」/「オルフェウス」「ハムレット」/「山上にて聞きしこと」「マゼッパ」/「プロメテウス」/「祭典の響き」
ブダペスト・ピアノ・デュオ
HCD-41006(7CD)
ビルソン/シューベルト:ピアノ・ソナタ集
第17番ニ長調Op.53 D.850、第7番変ホ長調 Op.122 D.568、第4番イ短調Op.164 D.537、第20番イ長調D.959、第18番ト長調D.894、第11番ヘ短調D.625、第9番ロ長調D.575、第13番イ長調Op.120 D.664、第6番ホ短調D.566、第16番イ短調Op.42 D.845、第21番変ロ長調D.960、第15番ハ長調D.840「レリーク」、第3番ホ長調D.459、第8番嬰へ短調D.571、第2番ハ長調D.279、第19番ハ短調D.958、第5番変イ長調D.557、第14番イ短調D.784
マルコム・ビルソン(フォルテピアノ)

=使用楽器=
[CD 1]コンラート・グラーフ(1835 年頃ウィーン)製作 /エドウィン・ボインク&ヨハン・ヴェニンク1994 年修復
[CD 2]サルヴァトーレ・ラグラッセ(1815 年頃ウィーン楽派)製作 /エドウィン・ボインク&ヨハン・ヴェニンク1994 年修復
[CD 3、4 & 5]ゴットリープ・ハフナー(1830 年頃ウィーン)製作 /エドウィン・ボインク&ヨハン・ヴェニンク1993 年修復
[CD 6 & 7]トーマス&バルバラ・ウルフ1998 年製作6 オクターヴ・フォルテピアノ〜ナンネッテ・シュトライヒャー(1814 年ウィーン)にもとづく
[CD 7]ヨゼフ・シモン(1830 年ウィーン)製作6 オクターヴ半・フォルテピアノ /イタリア、パレルモのウーゴ・カジーリア2002 年修復
フォルテピアノ演奏の草分けビルソンによるシューベルトのソナタ集。これまでに発売された7枚のアルバムがすこしお得なセット になって登場します。演奏そのものの素晴らしさはもちろんのこと、楽譜の補完(第15番終楽章、未完の第8番の第1&4楽章、第2番終楽章)や使用楽器の入念な検証に至るまで、著名な研究者でもあるビルソンの豊富な経験が反映された内容となっています。 (Ki)
HCD-41007(6CD)
フェレンチク生誕100周年記念!
ベー
トーヴェン:交響曲全集、
 「エグモント」序曲
エヴァ・アンドル(S)、マールタ・シルマイ(A)、ジェルジ・コロンディ(T)、ャーンドル・ショイオム=ナジ(Br)、ブダペストCho、ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O

録音:1969年(第5番)、1971年(第3番)、1974年(第9番、エグモント)、1975年(第6番&第7番)、1976年(第1番、第2番、第4番、第8番)
ハンガリーが生んだ世界的な指揮者ヤーノシュ・フェレンチク(1907-1984)。自らをフルトヴェングラー、クレンペラー、トスカニーニといった偉大な巨匠たちの継承者と位置づけていたフェレンチクにとって、ベートーヴェンは生涯演奏活動の中心としていたレパートリー。ちなみに“ハンガリー動乱”の起きた1956年、ニュー・イヤー・イ ヴの午後に音楽院でフェレンチクが指揮をした演奏会。それはソ連軍により民主化運動が鎮圧されて以後初めてとなる当オケのコンサー トでしたが、そこで彼らが取り上げたのはエロイカでした。第2 楽章葬送行進曲に込められたメッセージを、総立ちになって聴き入っ た観客の誰一人として理解しないものはいなかったといいます。上記のエピソードをほうふつとさせる、決然とした意思に貫かれたエロイカをはじめ、当セットは巨匠のもとハンガリーのオール・キャ ストが総力を結集した記念碑的なベートーヴェン演奏です。「第9」はドイツ語による歌唱。旧品番はCLD.4013。 (Ki)


HCD-41011(3CD)
アニー・フィッシャーの芸術
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
(2)同:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
(3)同:ロンド ニ長調K.382
(4)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(5)モーツァルト:幻想曲とフーガ ハ長調K.394
(6)シューベルト:即興曲ヘ短調Op.142の1
(7)シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
(8)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
アニー・フィッシャー(P)
エルヴィン・ルカーチ(指)、
ヘリベルト・エッセル(指)
ブダペストSO

録音1965年3月7-11日(1)(2)、4月5日(3)、1966年6月2-5日(4)、1965年4月5日(5)、3月28-31日(6)、1968年3月28-31日(7)、1953年1月9日(8) フンガロトン・スタジオ]
2014年に生誕百年を迎えるアニー・フィッシャー。それを祝い、長く入手困難となっていた音源を3枚組にしてお手頃価格でご提供いたします。 リストのソナタを除くと、いずれもフィッシャー50代初めの演奏で、得意のモーツァルトとベートーヴェンの協奏曲を聴かせてくれます。モーツァルトの 伴奏指揮は日本でもお馴染みのエルヴィン・ルカーチ。フィッシャーの独奏ともども音楽を楽しんでいるのが伝わってくる、聴いていて幸せな気持ちになれ るアルバムです。一方ベートーヴェンは力強く颯爽とした快演。さらに、シューベルトの大作、ピアノ・ソナタ第21番とリストのピアノ・ソナタ ロ短調も 充実の名演。虚飾の一切ない、切りつめられたピアニズムながら、これほど豊かな音楽を引き出し、聴き手を魅きつけてしまうのはフィッシャーならでは の魔術。まさに奇跡のピアノ演奏と申せましょう。 (Ki)


このページのトップへ


このサイト内の湧々堂オリジナル・コメントは、営利・非営利の目的の有無に関わらず、
これを複写・複製・転載・改変・引用等、一切の二次使用を固く禁じます
万一、これと類似するものを他でお見かけになりましたら、メール
でお知らせ頂ければ幸いです




Copyright (C)2004 WAKUWAKUDO All Rights Reserved.