湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



INTEGRAL
(フランス)



※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
010-601
ギター名品集
ロドリーゴ:アランフェス
アルベニス:アストゥリアス(デュオ&ソロ)、
 グリーンスリーヴス変容、
ヘンデル:サラバンド、
カルロ・ドメニコーニ:コユンババ、
タレガ:アルハンブラの思い出、
バリオス
:カテドラル、他
アルノー・デュモン(G)
INTEG-201102
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ 第12番ニ短調 「ラ・フォリア」の主題と変奏 Op.5-12
ロカテッリ:12の協奏曲 第6番変ホ長調 「アリアドネの嘆き」Op.7-12
ダッラーバコ:4声の教会協奏曲 第4番イ短調Op.2-4
コレッリ:合奏協奏曲 第3番ハ短調 Op.6-3
ヴィヴァルディ:協奏曲ト長調 「田舎風(アラ・ルスティカ)」RV.151
スカルラッティ:シンフォニア第3番
ロカテッリ:12の合奏協奏曲と12のフーガ 第3番ヘ長調 Op.1-3
ジル・コリアール(ソロVn)
※用楽器:1732年製ストラディヴァリウス)、
トゥールーズCO

録音:2009 年 6 月29 日 -7月1日、トゥールーズ
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のオケパートにバンドネオン、ティンパノンを加えた珍しい編成による演奏(INTEG-201103)が話題となったジル・ コリアール率いるトゥールーズ室内管弦楽団が待望の新譜をリリース!今回は18世紀イタリア・バロックに焦点を当て、コレッリやヴィヴァルディら当時 を代表する作曲家たちによる珠玉のヴァイオリン協奏曲を収録しています。いずれの作品も技巧的な旋律とふんだんに装飾が散りばめられた典雅な曲調が 美しく、当時のイタリアで高い人気を誇ったというヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾたちの活躍が垣間見えるよう。コレッリの「ラ・フォリア」では、ヴァイ オリン・ソロだけでなく他パートにも技巧的な旋律が散りばめられており、ラストの盛り上がりは圧巻です。ピリオド楽器からモダン楽器まで弾きこなす鬼 才ジル・コリアールは、今回も1732年製のストラディヴァリウスの輝かしい音色と共に、熱のこもった華やかなソロを魅せてくれます。トゥールーズ室内 管弦楽団の演奏も溌溂としており、全体的にすっきりとしたテンポによる清々しいアンサンブルに聴き入る1枚に仕上がっています。 (Ki)
INTEG-201103
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(カデンツァ;第1楽章ヨーゼフ・ヨアヒム)
ロマンス第1番ト長調Op.40
ロマンス第2番ヘ長調Op.50
ジル・コリアール(Vn)、
トゥールーズCO、バルバロックSQ
【ジル・レイモンド(ティンパノン)、
アラン・テリート(バンドネオン)、
パトリック・マティス(メカニック・オルガン)、
ディディエ・カペイユ(Cb)】

録音:2011年4月25-29日、ポンピニャン城の礼拝堂
これはおもしろい!なんと、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のオケ・パートにバンドネオン、ティンパノンが加わった珍しい編成での演奏が登場!それは、鬼才ヴァイオリニスト、ジル・コリアール率いるトゥールーズ室内管弦楽団とティンパノン(2本の撥で真鍮弦を叩く打弦楽器でツィンバロンに近い楽器)、バンドネオン、メカニック・オルガンそしてコントラバスから成るバルバロック四重奏団との演奏によるものです。ヴァイオリンのコリアールはジャンルにとらわれず、また演奏する曲の時代に合わせピリオド楽器もモダン楽器も弾きこなすマルチなヴァイオリニストです。バルバロック四重奏団とはたびたび共演しておりヴァヴァルディ「四季」では録音しそのユニークな編成と斬新なアンサンブルで話題をよびました。ベートーヴェンの音楽に民俗楽器入ってくると、いっけん違和感がありそうにも思えますが、驚くほど自然に調和しオルガンやバンドネオンの音がバロック時代の響きを作り出し、さらにティンパノンがよいスパイスを与えてくれます。コリアールの独奏もこれらの楽器に合わせた奏法で演奏しており見事なまでにアンサンブルをコントロールしています。クラシック・ファンだけでなく、ワールドミュージック・ファンにも聴いていただきたい1枚です! (Ki)
INTEG-221101
サン・ジョルジュ:弦楽四重奏曲Op.1-2〜5、
モーツァルト:弦楽四重奏曲第3番〜第2楽章(改訂版)
アンタレスQ
INTEG-221105
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
ロパルツ:チェロ・ソナタ第1番
ジョルジュ・ミゴ(1891-1976):チェロとピアノの為の3つの作品
ジャン=マリー・トロトゥロー(Vc)
ジェフリー・グライス(P)
INTEG-221106
フルートとピアノの為のフランス音楽
フランセ:ディヴェルティメント
エネスコ:カンタービレとプレスト
ルーセル:笛吹きたち Op.27
フランク:ソナタ.イ長調
工藤重典(Fl)
ジェフリー・グライス(P)
INTEG-221108
ミゴ:Fl, Vn, Cl, Hp の為の四重奏曲
Ob, Cl, Fg の為の三重奏曲
Fl, Vc, Hp の為のコンセール
Ob, Cl の為のデユオ・ソナタ
アンサンブル・ピラミッド
INTEG-221109
ラヴェル:2台のピアノの為の作品集
スペイン狂詩曲/序奏とアレグロ
口絵(5手版)*
「ダフニスとクロエ」〜第2組曲(ルシアン・ガルバン編曲)
鐘が鳴る中で(「耳で聞く風景」から)
ラ・ヴァルス/ボレロ
デュオ・ベンザクン
[ダニエル・ベンザクン(P)
ロランス・カルセンティ(P)]
アンナ・ベンザクン(P)*
INTEG-221111
オーベール・ルムラン(1867-1949):ギター伴奏の歌曲集 ジャン=フランソワ・
ギャルデイユ(Br)
アラン・プレヴォスト(G)
INTEG-221112
バッハとフルート
バッハ
:管弦楽組曲第2BWV.1067
フルート・ソナタ ロ短調BWV.1030
ブランデンブルク協奏曲第5番
ガブリエル・フュメ(Fl)
ベルナール・トマ(指)
オルケストル・ド・シャンブル
INTEG-221114
ミゴ:小さな寓話
小さな羊飼いのカレンダー
ジョン・ホイランド(P)
INTEG-221116
リスト:聖セシリア讃歌(原曲:グノー)
シバの女王たち〜子守歌(原曲:グノー)
ロミオとジュリエット〜別れ(原曲:グノー)
愛の夢(全3曲)/オーベルマンの谷
バラード第2番 ロ短調/6つのコンソレーション
ジェフリー・グライス(P)
INTEG-221117
ピアソラ:リベルタンゴ/スル
 アディオス・ノニーノ/タンゴ組曲
 オブリビオン/グラン・タンゴ
エドゥアルド・ロヴィーナ:エヴァリスト・カリエーゴに
ヒナステラ:パンパネア第2番
ドゥブセー:アストル
ベルトラン・ブラヤール(Vc)
ピエール・ドゥブセー(P)
INTEG-221118
オンスロウ:チェロ・ソナタ[第2番/第3番]
ジャン=ルイ・デュポール:夜想曲
ジャン=マリー・トロトゥロー(Vc)
INTEG-221120
クープラン:クラヴサン奏法の実例
マルシャン:クラヴサン作品全集
アリーヌ・ダンブリクー(Cemb)
INTEG-221121
ディナム・ヴィクトル・フュメ(1867-1949):ピアノ作品集 海老彰子(P)
INTEG-221123
F・プーランク:2台ピアノの為の作品集
2台ピアノの為の協奏曲 ニ短調(2台ピアノのみの為の編曲版)
カプリッチョ/ソナタ/エレジー
連弾の為のソナタ
デュオ・ベンザクン
[ダニエル・ベンザクン(P)
ロランス・ベンザクン(P)]
INTEG-221124
ミシェル・メルレ(1939-):24の前奏曲集(1981) エリック・ハイドシェック(P)
INTEG-221125
サン=ジョルジュ&モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.2
サン=ジョルジュ(1739頃-1799):弦楽四重奏曲[変ロ長調G.067/ト短調G.068/ハ長調G.002/ニ長調G.007]
モーツァルト:弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 K159
アンタレ SQ
[ルッジェーロ・カプラニーコ、
ダニア・ドラーガ(Vn)
エレーヌ・プラトーヌ(Va)
セシル・ニコラ(Vc)]
INTEG-221129
コレッリ:リコーダー・ソナタOp.5 から
[第1番−第6番]
ムジカ・アンティクワ・プロヴァンス
[クリスティアン・
マンドーズ(リコーダー)
フィリップ・フロン(Vc)
ブリジット・トラミエ(Cemb)
ジャン=ミシェル・ロベール(テオルボ&G;*)]

録音:1997年2月
INTEG-221130
コレッリ:リコーダー・ソナタOp.5 から*
[第7番−第12番「ラ・フォリア」]
ムジカ・アンティクワ・プロヴァンス
[クリスティアン・
マンドーズ(リコーダー)
フィリップ・フロン(Vc)
ブリジット・トラミエ(Cemb)
ジャン=ミシェル・ロベール(テオルボ&G;*)]

録音:1997年2月
コレッリの作品の中でも特に人気の高いop.5 の後半の6 曲を集めたもの。最終曲の「ラ・フォリア」の有名な旋律も、リコーダーで聴くとまた新鮮に響きます。  (Ki)
INTEG-221131
ピエリク・ウディ(1929-):ハープと管弦楽の為の作品集 イザベル・ペラン(Hp)
パリ II 四重奏団
ブルターニュO
INTEG-221133
ヴァイオリンと室内管弦楽の為の作品集
ショーソン:詩曲Op.25
フォーレ:子守歌Op.16
エルガー:気まぐれな女
マスネ:タイスの瞑想曲
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ=カプリス
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
チャイコフスキー:カンツォネッタOp.35
ドリゴ:ヴァルス・ブリュエット(火花のワルツ)
ヴィターリ:シャコンヌ
マキシム・トランス(Vn)
アルマン・ジョルダン(指)
アンサンブル・アペルト
フランスものを中心としたヴァイオリン名曲集です。一曲目のショーソンの「詩曲」の色彩豊かな和声感は見事です。8曲目のドリゴの「火花のワルツ」は、バレエ音楽『億万長者の道化師』中の曲。憂いを帯びたけだるげな魅力をもつ、ゆったりとしたワルツで、SP世代の方々には馴染み深い、CDではなかなか手に入らない隠れた名曲のひとつです。  (Ki)
INTEG-221134
ミレッカー:「乞食学生」〜抜粋(フランス語) アンヌ=マリー・サニエ
ユゲット・ブーランジェオ
リナ・ダシャリ
アドルフ・シベール(指)
フランス放送リリークO&cho

録音:1972年3月
INTEG-221135
17世紀スペインの舞踊音楽
ガスパール・サンス、
ホアン・イダルゴ、
ホアン・セロキラ・デ・リマ、
セバスティアン・デュロン、
ヨゼフ・ガス、他の作品
クリスティアン・マンドーズ(指)
アンサンブル・ムジカ・
アンティカ・プロヴァンス
ジャテリーヌ・バド(S)
INTEG-221136
J・シュトラウス:喜歌劇「ジプシー男爵」〜抜粋(フランス語版) リナ・ダシャリ(サッフィ)
ジャニーヌ・カプドル(チプラ)
クロディーヌ・コラール(アルゼーナ)
ミシェル・カロン(バリンカイ) 他
アドルフ・シベール(指)
フランス放送リリークO&cho

録音:1968年
ミレッカーの「乞食学生」抜粋(INTEG.221134)に続く、アドルフ・シベール(1899-1991)指揮によるフランス語のウィンナ・オペレッタ。歌手は日本で知られている人はいないですが、皆パリのオペレッタやオペラコミークで活躍していた筋金入りの人たちです。フランス語歌唱。 (Ki)
INTEG-221137
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 「皇帝」
ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 Op.10-1
エリック・ハイドシェック(P)
ジャン=ジャック・ウェルナー(指)
レオン・バージンO

録音:2004年2月、ライヴ
INTEG-221138
ドゥシーク(デュセック;1760-1812):ピアノ・ソナタ集
変ロ長調 Op.23
変イ長調 Op.64「パリへの帰還」
変ホ長調 Op.44「告別」]
イレーヌ・ポーリャ(P)
デジタル録音ボヘミア出身のピアニスト兼作曲家ヤン・ラジスラフ・ドゥシーク(デュセック) (1760-1812)は、当時人気を誇り、マリー・アントワネットからも高く評価されました。揺籃期だったピアノの機能革新に貢献し、今日では当たり前のピアノを舞台横向きに配置することも彼が始めました。彼の音楽は古典派ながら、すでにロマン派の香りを感じさせます。ハンガリー出身の女流ピアニスト、ポーリャは切れ味の良いタッチが魅力です。 (Ki)
INTEG-221139
ミシェル・メルレ:室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ Op.6(1963)
ノアンでのある夜(チェロとピアノの為の;1979)
弦楽三重奏の為の組曲 Op.24(1990)
ジャン=ジャック・カントロフ(Vn)
フィリップ・ミュラー(Vc)
パスカル・ドワイヨン(P)
ケルビーニSQ団員
[クリストフ・ポッペン(Vn)
ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va)
マヌエル・フィッシャー=ディースカウ(Vc)]
エリック・ハイドシェックが録音して話題となった24 の前奏曲(INTEG.221124)に続くミシェル・メルレのCD。今回は室内楽曲で、ジャン=ジャック・カントロフを筆頭に、フィリップ・ミュラー、パスカル・ドワイヨン、ケルビーニ四重奏団員と、こちらも負けず豪華で、メルレの人望の厚さがうかがえます。ミシェル・メルレは1966 年のローマ大賞を受賞したフランスの作曲家。1988 年からパリのエコール・ノルマール・デ・ミュジークの教授です。ヴァイオリン・ソナタは1963 年、ノアンでのある夜は1979 年、弦楽三重奏曲のための組曲は1990 年の作品。いずれも現代的感性に基づきつつ、印象派から連なる近代フランス音楽の色彩が豊かな美しい作品です。マヌエル・フィッシャー=ディースカウは大歌手の三男坊。 (Ki)
INTEG-221141
ベートーヴェン〜若き日の室内楽曲
フルート,ヴァイオリン,ヴィオラのためのセレナーデ ニ長調Op.25
2つのオブリガート眼鏡付きのヴィオラとチェロのための二重奏曲変ホ長調WoO32
ヴィオラとピアノのためのノットゥルノ(ウィリアム・プリムローズ編曲)
パトリック・ガロワ(Fl)
ピエール・レネル(Va)、ジェフ・コエン(P)
フレデリク・ラロク(Vn)、シリル・ラクロウ(Vc)
ノットゥルノは弦楽三重奏の「セレナード」Op.8の他人による編曲(ヴィオラとピアノによる)をベートーヴェン自身が校訂したものをさらにウィリアム・プリムローズがチェロとピアノに編曲したもの。 (Ki)
INTEG-221142
ラフマニノフ:2台4手の為のピアノ作品集
組曲第2番 Op.17
組曲第1番「幻想的絵画」Op.5
6つの小品 Op.11
ロランス&ダニエル・ベンザコウン(P)
ピアノ学習者たちがデュオを組む時、必ずといってよいほど取り組む組曲第2 番。最終楽章のタランテッラは難曲として知られていますが、息のあった二人によって迫力満点の見事な演奏を楽しむことができます。 (Ki)
INTEG-221143
ヴェラチーニ:フルートと通奏低音の為のソナタ集 ムジカ・アンティクァ・プロヴァンス
INTEG-221144(2CD)
ジョルジュ・ミゴ(1891-1976):黄道十二宮
[宝瓶宮(みずがめ座)/双魚宮(うお座)/白羊宮(おひつじ座)/金牛宮(おうし座)/双児宮(ふたご座)/巨蟹宮(かに座)/獅子宮(しし座)/処女宮(おとめ座)/天秤宮(てんびん座)/天蠍宮(さそり座)/人馬宮(いて座)/磨羯宮(やぎ座)
ジャクリーヌ・エイマール(P)
占星術の起源は古く、すでに古代バビロニアで宮廷付きの占星術師が存在していました。これはアカデミックな教育を受けた作曲家の手になる、占星術で用いられる黄道十二宮の各星座にインスピレーションを受けた珍しい作品です。ミゴ(1891〜1976) はパリ音楽院でヴィドールやダンディに学びましたが、楽壇とは一線を画しわが道を歩んだ孤高の作曲家でした。絵画や彫刻にも才能を発揮した多彩な人で、当時フランス六人組(プーランク、ミヨー、オネゲル他)が脚光を浴びていたのに対抗して「一人組」を称していたということで、なかなかの変わり者であったようです。12 星座の音楽はそれぞれの星座の本質を描いた印象的なもので、ドラマティックな曲想のものがあれば、緊密なフーガもあるという多彩な世界を楽しめます。 (Ki)
INTEG-221145
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第6番「田園」
遥かなる恋人に寄す Op.98
ジャン=ベルナール・ヒュプマン(P)
INTEG-221148
サン=ジョルジュ&モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.3
モーツァルト:弦楽四重奏曲第7番 変ホ長調 K.160
サン=ジョルジュ(1739頃-1799):弦楽四重奏曲集
[ト長調 G.071/変ロ長調 G.072/ヘ長調 G.070/ハ長調 G.069]
アンタレ SQ
[ルッジェーロ・カプラニーコ、
ダニア・ドラーガ(Vn)
エレーヌ・プラトーヌ(Va)
セシル・ニコラ(Vc)]

録音:2004年10月
ジョセフ・ブーローニュ・サン・ジョルジュ(1739 〜 1799)はカリブ海に浮かぶグァドループ島の農場主ブーローニュ伯爵と、農場で働く娘との間に生まれました。通例ならこの島の農場で一生を過ごすはずのところを、父親は彼をことのほかかわいがり、フランスに連れて行き高等教育を受けさせたところ、この天分に恵まれた浅黒い肌の青年はみるみる本領を発揮し、剣を取ればフランス1の剣士、ヴァイオリンを手に取ればサロンの寵児という具合に文武両道で才能を如何なく発揮しはじめたのでした。やがてあのマリー・アントワネットの目に留まり楽界の要職を任命されるが、当時の人種的偏見の摩擦から辞任することに。その後勃発したフランス革命の際には自ら軍を組織して参加するも、事はならず追放され、失意のままパリで亡くなりました。そんな数奇な運命を辿ったサン・ジョルジュの音楽からは、黒いモーツァルトと称されるようにフレーズの端々から才気がきらめいています。モーツァルトの作品が併録されているので聴き比べもできます。 (Ki)
INTEG-221150
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第4番
シランダとシランダィーニャ
マリア・イネス・ギマラーエス:ヴィラ=ロボス&クルターク讃
クルターク:ピアノのための遊びより
マリア・イネス・ギマラーエス(P)
マリア・イネスはブラジルのピアニスト、作曲家兼音楽学者でヴィラ=ロボス、クルタークの研究家。 (Ki)
INTEG-221153
ピエルネ:ヴァイオリン作品集
ミュージック・ホールの印象Op.47、
ヴァイオリンとピアノのためのソナタOp.36
バスク風幻想曲Op.49、
ワルツ形式の夜想曲、
ヴァイオリンとピアノのためのスペインの踊り子、
幻想的即興
ガエターヌ・プルヴォスト(Vn)、ローラン・カバッソ(P)
INTEG-221154
バッハ:パルティータ第5番、2番、6番 ブルーノ・プロコーピオ(Cemb)
米Fanfare,仏Diapason,Repertoire誌で絶賛されたCD,ついに日本登場!
INTEG-221155
ドビュッシー:ピアノ三重奏曲ト長調
 「選ばれし乙女」前奏曲
 巷に雨が降るごとく(Vn&P版)、
 組曲「春」より(ピアノ三重奏版)、
リリー・ブーランジェ:春の朝に(ピアノ三重奏版)、
 悲しみの夕べに(ピアノ三重奏版)
 夜想曲(Vn&P)、行列(Vn&P)、
 古い庭で(P)、明るい庭で(P)
ジュルジュ・サンド三重奏団[
ヴィルジニー・ビュスカイユ(Vn)、
ナディーヌ・ピエール(Vc)、
アンヌ=リーズ・ガスタルディ(P)]
フランス放送響のメンバーを中心に結成されたジュルジュ・サンド三重奏団による、パリ音楽院ローマ大賞受賞組作曲家シリー ズの第1弾。近年注目の夭折の天才リリー・ブーランジェは声楽作品の素晴らしさもさることながら、室内楽も驚きの水準。不 思議な透明感のうちの、うら若き美少女の手によるとは信じ難い情念と慟哭が込められています。
INTEG-221156
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調K453/第10番、
バッハ
:2台のピアノによる協奏曲ハ短調BWV1060
エリック・ハイドシェック(P)、
タニア・ハイドシェック(P)、
田部井剛(指)カメラータ・ジオン

録音:2005年6月26日、トッパンホール、ライヴ
独奏の17番ももちろん素晴らしいですが愛妻タニア夫人との2 台ピアノもまさに琴瑟相和し、楽しく愉快に盛り上がっていく様はまさに聴き物です。 (Ki)
INTEG-221157
テレマン:組曲 イ短調
フルート協奏曲 イ短調
組曲 ト長調「いたずらっ子」
6声のコンチェルト ヘ長調
クリスティアン・
マンドーズ(Fl)(指)
ムジカ・アンティクワ・プロヴァンス
INTEG-221158
サン・ジョルジュ:弦楽四重奏曲Op.14-1〜6、
モーツァルト
:弦楽四重奏曲第5番
アンタレスQ
INTEG-221159
フランス・ハープ作品集
グランジャニー:子供の時間、
ピエルネ:即興的奇想曲、
カプレ:フランス風ディヴェルティメント、スペイン風ディヴェルティメント、
フォーレ:塔の中の姫君、即興曲
ルーセル:即興曲、
トゥルニエ:ソナチネ
イザベル・ペラン(Hp)

録音:2005年5月
フランス国立管弦楽団のハープ奏者として活躍中のイザベル・ペラン女史による19世紀後半から20世紀前半のフランスのハープ作品集。柔らかく透明感ある音色が美しく響き渡ります。イザベル・ペランはエコールノルマル音楽院教授でもあり、後進の指導にも力を入れています。  (Ki)
INTEG-221160
ティエリー・ペクー(1965-):水を渡る者たち(アマゾンのカンタータ) ティエリー・ペクー(指)
アンサンブル・ゼリーグ
ヤキ・カンドルー(Vo)

録音:2005年12月
INTEG-221161
ルイーズ・ファランク(1804-1875):ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ソナタ第1番ハ短調、第2番イ長調、スイスの主題による協奏的変奏曲
ガエターヌ・プルヴォスト(Vn)、
ローラン・カバッソ(P)

録音:2007年
日本語訳付。
19世紀のフランス女流作曲家、ルイーズ・ファランク。ファランク作品は彼女の存命中に広く流布し、夫アリスティドの楽譜出版社によって出版されていましたが、彼女の死後は演奏される機会がほとんどありませんでした。このアルバムには、世界初録音のソナタ第1番を含むヴァイオリンとピアノの作品を収録。 (Ki) 
INTEG-221162
ドビュッシー:2台ピアノ作品集
牧神の午後への前奏曲、白と黒で、
リンダラハ、夜想曲(ラヴェル編曲)、
イベリア(カプレ編曲)
ベンザクン・デュオ(ローラン・カルセンティ、ダニエル・ベンザクン)(P)
「非常に明瞭で率直な演奏」(仏「ピアニスト」誌)
INTEG-221163
ヴィヴァルディ:協奏曲集
チェロ協奏曲RV406/RV412、
フルート協奏曲RV428
「ごしきひわ」RV439「夜」
RV433「海の嵐」
ヴァイオリン協奏曲RV230/265、
弦楽のための協奏曲RV128/RV169
クリスチャン・メンドーズ(指&Fl)
ムジカ・アンティカ・プロヴァンス
INTEG-221164
ムソルグスキー:展覧会の絵
ショパン:幻想曲Op.49、
子守唄Op.57、4つのマズルカOp.33、英雄ポロネーズOp.53
マリラン・フラスコーヌ(P)

日本語解説付。
「ディアパゾン」の評より:これらの名曲にはラスコーヌの色彩豊かなピアニズムによって独自の魅力が与えられています。繊細な彼女のピアニズムは多くのピアニストが力まかせで押し付けがましくなりやすいところでも、実に美しく音楽を表現しています。 
INTEG-221165
ハイドシェックのブラームス
創作主題による変奏曲Op.21-1、
6つの小品Op.118、
シューマンの主題による変奏曲Op.23(連弾)*
エリック・ハイドシェック(P)、
ターニャ・ハイドシェック(P)*

録音:2008年4月パリ
ハイドシェックが昨年4月にパリで行った最新録音。彼は近年とみにブラームスへの親近感を見せていますが、ここでも自信作を誰にも真似の出来ぬ至芸で聴かせてくれます。ことにブラームス最晩年の寂寥感に満ちた「6つの小品」の語り口の巧さはまさに神業、つぶやきのようなピアニッシモから爆発するようなエネルギーまでボルテージの高さはハイドシェックならでは。またそれほど弾かれる機会の多くない「創作主題による変奏曲」も非常に感動的。何と良い曲だろうかと聞き惚れてしまいます。ターニャ夫人との連弾による「シューマンの主題による変奏曲」も聞きもの。シューマンが精神病院で書きとめた旋律によるこの変奏曲からしみじみとした物語を引き出しています。   (Ki)
INTEG-221166
フランコ・ベルギー派のヴァイオリン
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番、
 アンダンテ(1885)
フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調アンダンティーノ・クイエトーソOp.6
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、
 ワルツ形式の練習曲(イザイ編曲)
スヴェトリン・ルセフ(Vn)、
エレーネ・ロザノヴァ(P)
18世紀イタリアのヴィオッティに源流を辿る「フランコ・ベルギー派」のヴァイオリン奏者。イザイ、ティボー、エネスコ、ヌヴー、グリュミオー、フェラス、ボベスコに至る演奏家たちに連なる新たなヴァイオリニストの登場です。 (Ki)
INTEG-221167
フランセ:ラブレーの「ガルガンチュワ物語」による音楽劇 アリー・ヴァン・ビーク(指)オーヴェルニュO
ガブリエル・バッキエ(語り)
フランス、ルネッサンスの巨人、ラブレーの「ガルガンチュワとパンタグリュエル」のガルガンチュワをフランセが音楽劇にしたもの。 (Ki)
INTEG-221168
マリラン・フラスコーヌ
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
ラヴェル:夜のガスパール
マリラン・フラスコーヌ(P)
INTEG-221169
16〜18世紀スペインのどんちゃん騒ぎ〜ヴァリアシオンと田舎躍り
ディエゴ・オルティス(1510-1570)、
プラツィオ・ベッキ(1550-1605)、
ビアージョ・マリーニ(1587-1663)、
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739)らの舞曲、
カンツォネッタ、シャコンヌ
クリスティアン・マンドーズ(Fl)(指)
ムジカ・アンティクワ・プロヴァンス
INTEG-221171
エリック・ハイドシェック〜50年の調べ
ハイドン:ピアノソナタ第59番変ロ長調
ベートーヴェン:6つのバガテルOp.126
シューベルト:4手のための大ロンド.イ長調Op.107*
フォーレ:夜想曲Op.104/Op.119/Op.99
ハイドシェック:5つの前奏曲
エリック・ハイドシェック(P)、
ターニャ・ハイドシェック(P)*

録音:2009年
1960年にアメリカデビューを果たし、以来半世紀にわたり個性的な演奏で人気の巨匠ハイドシェック。その芸歴50周年記念CD。とはいっても全曲2009年の新録音で、円熟の巨匠芸を味わえます。ハイドシェックが非常なこだわりを持つという、非常に個性的なベートーヴェンのバガテル集から、ターニャ夫人との連弾によるシューベルトなど彼のさまざまな芸風を俯瞰できます。興味津々なのがハイドシェック作曲による「5つの前奏曲」。現代フランス風の色彩的かつ感覚的な世界が独特。ハイドシェック・ファン必携の一枚と申せましょう。日本語解説付き。 (Ki)
INTEG-221172
バッハ:ハープ組曲 ホ短調BWV.996
 フルートとハープのためのソナタ ト短調BWV.1020
 フルートとハープによるポロネーズ、
 バディネリ(管弦楽組曲第2番より)
 アリア(管弦楽組曲第3番より)
C.P.E.バッハ:ハープ・ソナタト長調
イザベル・ペラン(Hp)、工藤重典(Fl)
フルートとハープ界を代表する当代の第一人者、二人による大バッハとC.P.E.バッハのフルートとハープによる編曲集。フルートとハープの二つの楽器の組み合わせこそはモーツァルトの協奏曲に代表されるように、まさしく18世紀、ロココの精華ともいうべき流麗、華麗、典雅の極致と申せましょう。バロックを集大成した大バッハの音楽もフルートとハープのこの組み合わせで聴くと、重厚、謹厳、厳粛、といった装いを脱ぎ捨てて軽やかに涼やかに響いてくるようです。 (Ki)
INTEG-221173
チェコのヴァイオリン・ソナタ集
スーク:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品Op.17
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ、ドゥムカ
マルティヌー:ヴァイオリン・ソナタ第3番
ミレーナ・ドリノヴァ(1856?-1891)クリストフ・マラトカ(1972-):チャールダーシュIII
マリアンヌ・ピケティ(Vn)、
ダナ・チョカルリエ(P)
チェコの民族音楽、伝統音楽にインスピレーションを得たスーク、ヤナーチェク、マルティヌーの作品と19世紀後半、中央ヨーロッパの民謡を採譜し続けた音楽家、ドリノヴァの採譜したチャールダーシュを1972年、プラハ生まれのマラトカが編曲したボヘミアの香りたっぷりなCD。 (Ki)
INTEG-221174
マリリン・フラスコーヌ〜幻想曲集
シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
モーツァルト:幻想曲ニ短調K.397
ベートーヴェン:幻想曲ト短調Op.77
スクリャービン:幻想曲Op.28
ホロヴィッツ:カルメン幻想曲
マリリン・フラスコーヌ(P)
フランス人でありながらモスクワのチャイコフスキー音楽院で研さんを積んだ美貌の若手女流ピアニスト、フラスコーヌの「幻想曲」集。 (Ki)
INTEG-221176
「電車男」がフランスで音楽化
パスカル・ザヴァロ:チェロ協奏曲 (2007)
電車男【電車内で/インターネット/出会い】〜ピアノ三重奏のための(2009)
アリア (2001)*/喜び (2003)#
アンリ・ドマルケット(Vc)、
エリザベート・グラブ(Vn)*、
ヴァーン・マルディロシアン(P)#、
ファイサル・カルイ(指)
ベアルン地方ポーO

録音:2007年2月、3月、2009年4月、2010年11月(ライヴ)
スカル・ザヴァロ (1959-) はフランスの作曲家兼打楽器奏者。少年時代よりロック・バンドでドラムスを担当してきただけに、非クラシック的な激し いビート感とポップな感覚が独特です。フランスではマンガをはじめとする日本文化が若者の心をとらえているとのことですが、ここではあの「電車男」を 音楽化。タイトルもずばり「Densha Otoko」で、主人公が美女エルメスを見染め、恋が成就するまでを描いています。日本のオタク文化恐るべしと申せ ましょう。フォル・ジュルネ音楽祭でもお馴染みの美系チェリスト、アンリ・ドマルケットがノリの良さを見せてくれます。
INTEG-221177
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ第3番イ短調WoO27
ソナタ第2番ニ短調Op.121
ソナタ第1番イ短調Op.105
ジャン・ジャック・カントロフ(Vn)、
ピエール・アラン・ヴォロンダット(P)

録音:2010年
シューマンの名曲ヴァイオリン・ソナタをお届けします。それぞれ作られた時代によって全く様相が違い、モーツァルト的なバロックの要素や、ベートーヴェンのクロイツェルに非常に似た冒頭からの展開など、シューマンの生きた時代精神を様々に体現しています。この中でも、第3番はシューマンだけではなく、アルベルト・ディートリッヒやブラームスとの合作で、一度クララによって破棄されたものの、後に初演のスコアを基に復活させられた不朽の名作です。ジャン・ジャック・カントロフは、1945年カンヌ生まれ。カール・フレッシュ国際コンクールやパガニーニ国際コンクールなど、数々の権威あるコンクールに優勝を果たし、今や世界的ヴァイオリニストの第一人者です。ヴァイオリンだけではなく、指揮や後進の指導などにも活動を広げています。フランス人でありながら、そのドイツ・ロマン派の演奏には定評があります。 (Ki)
INTEG-221180
シマノフスキ:練習曲Op.4の3
変奏曲Op.3/9の前奏曲Op.1
マズルカOp.50-1/前奏曲とフーガ
幻想曲Op.14
フレデリック・ヴァイセ=クニッテル(P)
フレデリック・ヴァイセ=クニッテルはポーランドの血を引くフランスのピアニスト。パリ音楽院で学んだ期待の若手で、アレクサンドル・タローとサン・テティエンヌで音楽祭を運営するなど活躍中。このアルバムは彼の父祖の地ポーランドの大作曲家シマノフスキの作品集。意外に録音のない「前奏曲とフーガ」や「幻想曲」が魅力。颯爽とした解釈が非常に魅力的です。 (Ki)
INTEG-221181
ハンガリー・チェロ作品集
ドホナーニ:チェロ・ソナタOp.8
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
 チェロ・ソナタOp.4
ラファエル・ピドゥー(Vc)
エマニュエル・シュトロッセ(P)

録音:2010 年9月
トリオ・ワンダラーやロトの手兵オーケストラ「レ・シエクル」のチェロ奏者としても活躍するラファエル・ピドゥー。彼がフォル・ジュルネ音楽祭でも お馴染みの名ピアニスト、エマニュエル・シュトロッセと近代ハンガリーのチェロソナタに取組みました。厳しい精神性にあふれたコダーイの無伴奏ソナタ はさすがに名作。ピアノ伴奏付きの 2 篇は柔和で親しみやすく、両作曲家の旋律美を堪能できます。 (Ki)
INTEG-221182
ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調op.24,J.138
告別op.81,J.Anhang105
ドゥシーク(1760-1812):フランス王妃の受難op.23C.98、
ピアノ・ソナタ嬰ヘ短調
プロイセンのルイ・フェルディナント王子の死に寄せる悲歌」op.61,C.211
リサ・ユイ(P)

録音:2010年12月
19世紀ロマンティシズムの先駆者として変革の時代を生きたウェーバーとドゥシーク。当時のヨーロッパを風靡した彼らのピアノ作品を、リサ・ユイが蘇らせます。リサ・ユイはニューヨークを中心に幅広い活動を行っているピアニスト。7歳でプロデビューした後、セニガリエ国際ピアノコンクールにおいて最年少で最高位入賞を果たすなど数々の賞を受賞し、今なお大きな注目を集めています。
ウェーバーからは、現存する最初のソナタと、遺作とされるソナタを収録。減7和音の響きによって印象的に始まるソナタ第1番は、穏やかな第1楽章と幸福に満ちた叙情的な第2楽章に対し、第3楽章では一変して不安を誘う躍動的なスケルッツォが姿を見せます。軽快な響きに満ちた最終楽章は、まるで歌劇の終わりの大団円を演出しているかのよう。彼が生み出した数々の名歌劇を彷彿とさせるドラマティックな響きが魅力的な作品です。一方の「告別」は遺作とされていますが、その作品名や疑わしい作品番号から、ドレスデン宮廷歌劇場におけるウェーバーの後任者ライシガーによる偽作の疑いもある作品。しかし、本作品にはウェーバーらしい様式の痕跡が多く含まれており、ウェーバーがもたらした当時の影響の大きさを知ることを窺い知る事が出来る作品といえます。
ドゥシークからは、パトロンの喪に服して作曲された作品を収録。18世紀末、マリー・アントワネットの寵愛を受けていたドゥシークはフランス革命の激動に直面します。彼女が処刑台へと送られた年に作曲された「フランス王妃の受難」は、この悲劇の王妃への憐憫の情に溢れた作品。しかし、その曲調はドラマティックな悲壮感に満ちているというよりも、むしろ堂々とした気品に溢れたもの。処刑される寸前まで気高くあったという王妃の内面を見事に表現した作品といえましょう。もう1作品はプロイセン皇太子ルートヴィヒ・フェルディナントの死に捧げた作品。皇太子の死後の幸福を祈って作曲され、彼の冥福を祈って書かれたような嬰ヘ長調の穏やかな終止が美しい名曲です。 (Ki)
INTEG-221186
エリック・ハイドシェック:「ラ・マルセイエーズの主題による23のパラフレーズ」
ミシェル・ベナールの詩「砂丘」よりプレリュード
フランソワ・ヴィヨンの詩「過ぎし日の令夫人たちのバラード」よりロンド
エリック・ハイドシェック(P)、
タニア・ハイドシェック(P)

録音:1988年12月ストラスブール(フランス)、2010年3月パリのスコラ・カントゥルム音楽院にて
2011年11月に来日し、今後ますますの活躍が期待される世界的ピアニスト、エリック・ハイドシェック。彼自身が作曲し、好評を博したラ・マルセイエーズ・パラフレーズがついに再発売されます!ブラジルで行ったコンサートで、アンコールにフランス国歌を演奏したことがきっかけとなって生まれた作品。バッハ、モーツァルト、リストなど、時代も国籍も多種多様な音楽家風にラ・マルセイエーズの変奏が展開されていきます。今回は1988年に行った既存の録音に、1992年に追加作曲されたヒンデミット風変奏曲を加え(こちらは2010年録音)、23曲にも及ぶヴァリエーションを堪能できます。本CDには2008年に作曲された新曲2曲も収録。共演者には妻のタニア氏を迎え、ハイドシェック夫婦の息の合った演奏が収録されています。今回収録された新曲2曲は、11月来日公演においても演奏される予定です!(Ki)
INTEG-221187
セラフィモヴァ・デビューCD
モーツァルト(ラット編):きらきら星変奏曲 K.265
フォーネイロン:逃走
マントヴァーニ:モワ・ジュ
ドゥーテジェ:サックスとパーカッションのためのデュオ
フォーネイロン:理由
アルシーナ:テーメン
フォーネイロン:出発
アルシーナ:影
フォーネイロン:帰宅
ジャクノ(ラット編):レクタングル
ヴァシレヴァ・セラフィモヴァ(Perc)
パーカッション界期待の若手実力派セラフィモヴァが、待望のファーストCDをリリース!マリンバの名手として知られる彼女ですが、本CDではマリンバ、 ヴィブラフォン、太鼓、シンバルなど数多のパーカッションを華麗に使いこなしています。注目はモーツァルトの「きらきら星変奏曲」!グランドピアノの弦 上にゴムや金属などを置いたピアノ(プリペアド・ピアノ)とパーカッションのために編曲された、強烈に個性的な作品です!誰もが知る名曲だけに、イン パクトも絶大。オルゴールのような金属音から打楽器のような雑音混じりの音色まで愉快な響きを持つプリペアド・ピアノとマリンバとのアンサンブルは必 聴の面白さ!1980年代フランス・ポップ界を風靡したジャクノの代表作「レクタングル」では、ジャクノ独特の抑揚感ある作風がパーカッションによって 生き生きと表現されています。これら愉快な曲調だけでなく、アルシーナやマントヴァーニなど現代音楽界に注目される作品も数多く収録。セラフィモヴァ の力強くも繊細な超絶技巧の連続に圧倒されます。
ヴァシレヴァ・セラフィモヴァは1985年ブルガリア生まれのパーカッション奏者。最年少のソリストとして数々のコンサートで華々しいデビューを飾っ た後、2008年にはシュツットガルト世界マリンバ・コンクールで最優秀賞を受賞。J.S.バッハから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、常にパーカッショ ンの表現の限界に挑戦し続ける意欲的な活動を行っています。現在はフランスを中心にヨーロッパ各地で活躍しており、今後注目必至のアーティストとい えましょう! (Ki)
INTEG-221188
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 植山けい(Cemb)

録音:2011年10月26-28日
【使用楽器:J.ルッカース製チェンバロ(1632/1745年)】
フランスを中心に世界的に活躍の幅を広げている新進気鋭のチェンバリスト植山けいが、INTEGRALレーベルより待望のファーストアルバムをリリース しました!収録曲はJ.S.バッハの傑作、ゴルトベルク変奏曲。一音一音をしっかりと響かせる丁寧かつ優美な演奏で、薫り高いチェンバロの音色を存分に 聴かせてくれます。使用楽器はスイス・ノイシャテル博物館所蔵の1634年製J.ルッカースです。――バロック時代の作曲家をより深く理解するために4 か国で探究し続け、やっと出会ったのがこの宝石の様な1634年J.ルッカース。ゴルトベルク変奏曲と伝説的なルッカースが融合したら一体どのような世 界が生まれるのだろう?――植山けい自身そう語るこだわりの名器の響きは、繊細かつ煌びやかな響き。シンプルながらも底知れぬ奥深さを持つゴルトベ ルク変奏曲の音楽世界を、名器の響きでたっぷりと堪能できるおすすめの1枚です。(日本語解説付)
植山けいはロンドン生まれ東京育ちのチェンバロ奏者。ピーター・サイクス、クリストフ・ルセら名手達にチェンバロを師事した後、2001年にボストン と東京でJ.S.バッハのゴルトベルク変奏曲を演奏し、チェンバロ奏者としてデビュー。2010年には名門レ・シエクル、プロメテウス21のJ.S.バッハチェ ンバロ協奏曲及びブランデンブルク協奏曲全曲演奏ツアーのソリストとして出演し、フランスを中心に大きな注目を集めました。現在はパリ・東京を活動 拠点としながらソリスト、通奏低音奏者として世界各国で意欲的な活動を行っています。2012年4月にはフランス古楽界を代表するチェリスト、ラファエル・ ピドゥー、パスカル・ジョパールらと共に来日公演も予定しており、今後さらなる注目必至のチェンバリストといえましょう! (Ki)
INTEG-221189
J-P.デュポール(1741-1818):通奏低音付きチェロ・ソナタ op.4(全6曲)
第4番ヘ長調/第6番ニ長調/第5番イ長調第3番ハ長調/第2番ホ短調/ニ長調
ラファエル・ピドゥー(Vc)、
パスカル・ジョパール(Vc)、
植山けい(Cemb)

録音:2010年9月、ポール・ロワイヤル・デ・シャン大修道院(フランス)
フランスを中心に活躍するピドゥー、ジョパール、植山けいのトリオによるジャン=ポール・デュポール(1741-1818)のチェロ・ソナタ集!現在では殆 ど演奏・録音されることのない埋もれた名曲を収録した注目の新譜です。J.P.デュポールは1741年にパリに生まれ、ヨーロッパ各地で幅広く活躍したチェ ロの名手。かのロストロポーヴィチが用いたストラディヴァリ「デュポール」に名を残す、ジャン=ルイ・デュポールの兄にあたります。弟と同じくヴィルトゥ オーゾであったデュポールはヨーロッパ各地で公開演奏会を行い、1786年からはフリードリヒ大王が治める宮廷楽団の首席チェリスト及び王のチェロ教 師も務めました。彼の作品は、技巧的かつ上品な装飾に富んだ優雅な旋律が魅力的。本CDでは全6曲からなるチェロ・ソナタが収録されており、歴史 と共に埋もれてしまった珠玉の作品に触れる希少なアルバムといえましょう!
ラファエル・ピドゥーはトリオ・ワンデラーのメンバーとしても活躍する世界的チェリスト。今回の収録には、ゴフレット・カッパ製作の1680年製チェ ロを使用しています。共にチェロを務めるパスカル・ジョパールはパリを中止に活動するチェロ奏者兼ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。レ・シエクルやパリ管 弦楽団など著名なオーケストラで活躍しています。今回の収録でジョパールは18世紀に製作されたローマ派のチェロを使用。ピドゥーと共に、優しくも 洗練されたハーモニーを作り上げています。ゴルトベルク変奏曲(INTEG 221188)でも注目される植山けいは日本人注目のチェンバリスト。3人は4 月に来日公演も控えており、その演奏会では本CDに収録されたチェロ・ソナタの日本初演も行われる予定!名手トリオの演奏はもちろんのこと、その内 容にも注目されるおすすめ盤です! (Ki)

INTEG-221190
ラフマニノフ:絵画的作品集 第6番イ短調Op.39-6
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.3
悲歌Op.3-1/前奏曲嬰ハ短調Op.3-2
前奏曲ニ短調(遺作)
コレッリの主題による変奏曲 Op.42
マリリン・フラスコーヌ(P)
2009年に来日し、エネルギッシュな演奏で日本においても注目を集めたフランスのピアニスト、マリリン・フラスコーヌによるラフマニノフのピアノ作品集。 モーツァルトからホロヴィッツにいたる様々な幻想曲集を集めたアルバム(INTEG-221174)に引き続く今回は、ラフマニノフのロマンティックかつドラマ ティックなピアノ作品に焦点を当てたアルバムになっています。最初の「絵画的作品集第6番」から、フラスコーヌの持ち味ともいえる情熱的な演奏が炸裂。 可憐な外見からは想像も出来ないほどのパワフルな演奏に一気にひきよせられます。ピアノ・ソナタ第2番ではダイナミックに響かせるフォルテと、柔らか くも儚いピアノとのコントラストが見事です。
フランス生まれのピアニスト、マリリン・フラスコーヌは12歳で早くもコンサート・デビューを果たした早熟の名手。1995年にチェコで開催された マリエンバード・ショパン国際コンクールで優勝を果たした後、世界各国のフェスティヴァルに参加、リサイタルを行うなど積極的な活動を行っています。 2009年にハイドシェックと来日した際は、そのパワフルな演奏で注目を集めました。今後の再来日にも期待が寄せられる、注目のアーティストです。(一部日本語解説付) (Ki)
INTEG-221191
プロコフィエフ(ボリゾフスキー編):バレエ音楽『ロメオとジュリエット』(全8曲)
チャイコフスキー(ボリゾフスキー編):
ミニョンの歌op.25-3
舞踏会のざわめきの中で
ドン・フアンのセレナードop.38-1 
狂おしい夜op.60-6
嵐の中の子守歌op.54-10
子守歌
ドビュッシー(ボリゾフスキー編):ロマンス 
星月夜/ピエロ/出現/麦の花
美しき夕べ
ピエール・レネール(Va)
ジェフ・コーエン(P)

録音:2011年6月、オペラ・バスティーユ(パリ)
ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタのヴィオラ編曲版(INTEG 221243)を演奏し注目を集めた名手ピエール・レネールが、再びヴィオラの編曲作品 を取り上げた新譜をリリース!ヴィオラのために生涯をかけて250以上もの作品を編曲したロシアのヴィオラ奏者、ボリゾフスキーの編曲作品が収録され ています。プロコフィエフのバレエ音楽『ロメオとジュリエット』は、原曲から「前奏曲」「街の目覚め」「少女ジュリエット」「メヌエット-客人たちの登場」 「騎士たちの踊り」「謝肉祭」「マーキュシオの死」「ジュリエットの死」の8曲を抜粋・編曲したもの。ピッチカートやフラジオレットといった様々な演奏 技法が鏤められ、多彩な管弦楽の響きがヴィオラ1本の中に見事に詰め込まれています。さらに、チャイコフスキーとドビュッシーの歌曲を編曲した作品 を多く収録。メッゾ歌手が深々と歌い上げているような、ヴィオラならではの艶やかな音色に聴き入る1枚です。 (Ki)
INTEG-200224
ネリー・ドゥカン:24 Aout ネリー・ドゥカン(G)
ケヴィアン・ケミラニ
(zarb/udu/daf)
ジャン=パスカル・キレ(G)
INTEG-221225
クロード・ブシャール:メタモルフォーズ〜自由なオルガン即興演奏の天地を揺るがす壮大な調べ クロード・ブシャール(Org)
INTEG-221227
ティエリー・エスケシュ(1965-):3つのつかの間の幻影(1994)
ラーション(1908-1986):4つのテンポ(1968)
タファネル(1844-1908):木管のための五重奏曲
ヒルボルイ(1954-):木管五重奏のための6つの小品(2007/2008)
イベール:3つの小品(1930
ストックホルム王立木管五重奏団
[ピーター・フリートホルム(Fl)、
フレデリク・セーングレン(Ob)、
スタッファン・モルテンセン(Cl)、
ハンス・ラーション(Hrn)、
フレデリク・エクダール(Fg)]
INTEG-221228
ルシアン・ゲリネル(1930-):ピアノ三重奏曲〔第1番/第2番〕*
2つのチェロの為の組曲#
トリオ・デゾルネ*
[オリヴィエ・ショウズ(P)
ジャン=フランソワ・コルヴェシエ(Vn)
ローラン・ラガルド(Vc)#]
フランソワ・ロバン(Vc)#
INTEG-221229(2CD)
シューベルト:ピアノ・ソナタ変ロ長調D960、
ピアノ・ソナタト長調D894
ロール・コルダン(P)
※使用楽器フィリップ・モリトール製、ヨーゼフ・アンクスト・1825年製
オーストリアの古楽器界の重鎮、ヨハネス・カルダ修復によるピアノフォルテでシューベルト晩年のピアノソナタを弾いたもの。モリトールはナポリで製作されたものでアントン・ワルターと同じ響版支柱。アンクストは1825年のモデルでビーダーマイアー自体に典型的なウィーンの大型モデル。 (Ki)
INTEG-221230
バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番
オッフェンバック:2つのチェロのための組曲ト短調
ポッパー:超絶技巧の小品
ラファエル・ピドゥ(Vc)
ブルーノ・フィリップ(Vc)
エロディ・スラール(Accordeon)
独奏チェロ、チェロ2台、チェロとアコーディオンという珍しい組み合わせ。 (Ki)
INTEG-221232
ドミニク・プロープスト:歌劇「コルベ神父」〜イヨネスコの台本による オリヴィエ・ホルト(音楽監督)
アンドレア・スナルスキ、
ポール・ゲリモン、
ピエール・ダネ、
ヴィンチェンツォ・サンソ
INTEG-221235
ファリャ:火祭りの踊り、
 スペイン舞曲第1番
フォーレ:夢のあとに
サン=サーンス:白鳥
チャイコフスキー:感傷的なワルツOp.51-6
パガニーニ:モーゼ ファンタジー
グラナドス:オリエンタル*、ビリャネスカ*
アルベニス:タンゴOp.165-2**
ジャゾット:アルビノーニのアダージョ*
ボッケリーニ:グラーヴェ・アッサイ*、
 ファンダンゴ〜ギター五重奏曲G.448*
ソル:「グラン・ソロ」ソナタOp.14
ディオニソ・アグアド・イ・ガルシア(1784-1849):ロンド・ブリランテOp.2-3
エマニュエル・ロスフェルダー(G)
ラファエル・マタ(G)*、トリスタン・コルヌ(Vc)*
5歳でギターを始め、エクサンプロバンスのコンセルバトワールを卒業後、パリ国立音楽学院のアレキサンドル・ラゴヤ氏のクラスに、ギタリストとしては歴代最年少の14歳で入学し、数々のコンクールで入賞したフランスで大人気のギタリスト、ロスフェルダーと若き弟子(録音当時2010年、13歳)ラファエル・マタのギターデュオに加うるに、ジャン=ギアン・ケラスのこれも若き弟子(26歳)トリスタン・コルヌのチェロの三つ巴CDでございます。ジャケットのマタ少年は八重歯のかわいい紅顔の美少年。師匠のロスフェルダーはフランスでは「ギリシャ彫刻を思わせる」と評されるイケメン。 (Ki)
INTEG-221243
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ.ニ短調 op.40(レネールによるヴィオラとピアノ編曲版)
ヴィオラ・ソナタ op.147
ピエール・レネール(Va)、
エリアンヌ・レイエ(P)

録音:2011年9月、オペラ・バスティーユのロルフ・リーバーマンホール(パリ)
パリ国立オペラ座管弦楽団が誇るソリスト、ピエール・レネール&世界的ピアノ奏者エリアンヌ・レイエがショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタ2曲を 収録した新譜をリリース!本アルバムで何より注目されるのは、ショスタコーヴィチ夫人に許可を得てレネール自身がヴィオラとピアノ用に編曲したという チェロ・ソナタニ短調でしょう!同じ弦配列を持ち、共に深い音色を持つチェロとヴィオラ。音域の差はあれど、原曲がチェロの高音域を駆使する超絶技 巧の印象が強いためか、ヴィオラ・ソロでの演奏でも意外と違和感がありません。レネールが使用するヴィオラが非常に深みのある音色を持っていること もあり、高音域の旋律も耳に心地よく、原曲の雰囲気は保ちつつもさらに洗練された印象があります。さらに、本アルバムではショスタコーヴィチ最後の 作品であるヴィオラ・ソナタを収録。ヴィオラが小さく見えるほど大柄なレナールの演奏はダイナミックで、超絶技巧部分の熱演は息を呑むほどの圧巻さ。 レイエのピアノ伴奏も素晴らしく、卓越した2人のアンサンブルに安心して聴き入ることができます。 (Ki)
INTEG-221248
帝政ロシア、ツァーリ時代の歌曲集
チャイコフスキー:初春の日々
 なぜ? 
グリンカ:ヒバリ
リムスキー=コルサコフ:八行詩
 たなびく雲は薄くなり
 ばらのとりこになったナイチンゲール
バラキレフ:グルジアの歌
ムソルグスキー:ばあや、お話して
ラフマニノフ:思い
 いや、お願いだ、行かないで 
 わが子よ、おまえは花のように美しい!
 おお悲しまないで
 私は彼女の家に行った
 夜の静けさに
 あなたは皆に愛される
 彼女は真昼のように美しい
私は哀しい恋をした
チャイコフスキー:「四季」〜3月ヒバリの歌/7月草刈り人の歌/8月収穫
マリー=シルヴィ・ベーア(MS-)
ダナ・ショカリー(P)

録音:2009年12月18日
ロシア人を父に持つメッゾ、マリー=シルヴィ・ベーアによるロシアの歌曲集。「ツァーリ時代の歌曲集」というアルバムのタイトル通り、チャイコフスキー、 グリンカ、リムスキー=コルサコフ、ラフマニノフといった、19世紀の帝政ロシアに活躍した作曲家の作品を集めた内容となっております。厳しい冬の雪 解けを喜ぶ歌あり、愛しい人を讃える歌あり、悲恋や失恋に慟哭する歌あり……どこか郷愁の念を駆り立てられる、物哀しくも美しいピアノの伴奏に乗っ て響く、ロシア語ならではの柔らかくも深い歌声に静かに聴き入ります。さらに、アルバムの最後には、伴奏を務めたダナ・ショカリーによるチャイコフス キーのピアノ独奏曲「四季―12の性格的描写」を抜粋・収録。月刊雑誌「ヌーヴェリスト」の各月号に、季節にちなんだロシア語の詩とともに曲を掲載 する企画として作曲された連作で、本アルバムでは3月の「ヒバリの歌」、7月の「草刈り人の歌」、8月の「収穫」が選曲されています。プログラム全体 を通して、帝政ロシアの大地に息づくメロディを存分に堪能できるアルバムに仕上がっています! (Ki)
INTEG-221330
ティエリー・ペク(1965-):室内楽曲集
風の翼のもとで
マダガスカルの祭り
ティエリー・ペク(P)(指)
アンサンブル・ゼリック
INTEG-221331
シューマン:交響的練習曲 Op.13
スクリャービン:左手の為の2つの小品 Op.9
 ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調 Op.19「幻想ソナタ」
ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ
プロコフィエフ:トッカータ.ハ長調 Op.11
ヴァンサン・ラルドレ(P)

録音:2001年9月
ヴァンサン・ラルドレはフランス、サン=エティエンヌ出身のおそらくまだ20 代後半の若いピアニスト。パリでカルロス・セブロ、ヴラド・ペルルミュテール、ベルナール・リンゼイサン、パスカル・ドゥヴァイヨン、ロジェ・ミュラロ、ブルーノ・リグット、セルジョ・ペルティカローリ、そしてブルーノ・レオナルド・ゲルバーといった人たちの元で修行し、ここ数年めきめきと頭角をあらわしています。フランスでのコンサートも全て好評。  (Ki)
INTEG-221335
エネスコ:ヴィオラとピアノのための演奏会用小品、
フランセ
:ラプソディ、
ミヨー
:4つの顔、
 ヴィオラ・ソナタ第1番、
 ヴィオラ・ソナタ第2番
ピエール・レネール(Va)
※使用楽器:1865年ジャン=バティスト・ヴュイヨーム製、セドリック・ティベルギアン(P)

録音:2006年3月
ヴィオラ音楽の発展に大きく貢献したモーリス・ヴューに捧げられたアルバム。彼はヴィオラのソロ楽器としての地位を確立させ、優秀なヴィオラ奏者を育て、レパートリーを増やした功労者の一人といって良いでしょう。エネスコはモーリス・ヴューと同世代、多くのヴィオラ作品を残したミヨー、フランセとヴィオラの魅力を堪能できる1枚です。パリ国立オペラ座管弦楽団のスーパー・ソリスト、ヴィオラの貴公子ピエール・レネールと1998年ロン・ティボー国際コンクール優勝し数々の有名オーケストラと共演、ハルモニア・ムンディ・フランスの録音も高い評価を得ている、こちらもピアノの貴公子セドリック・ティベルギアンのフランス音楽界注目の二人による演奏。  (Ki)
INTEG-221342
ファゴット&ピアノ小品集
グリンカ:ソナタ(未完)(原曲:ヴィオラ・ソナタ) 
L.ミルデ:ロマンツェ/アンダンテ
E.ブルドー:プルミエ・ソロ
 ドゥジエーム・ソロ
エルガー:ロマンス
サン=サーンス:ファゴット・ソナタop.168
ピエルネ:演奏会用独奏曲 op.35
 演奏会用前奏曲
デュティユー:サラバンドとコルテージュ
ジャン=ミシェル・アルエ(バソン)、
ベルナール・ボエット(P)
フランスを中心に活動するバソンの名手ジャン=ミシェル・アルエによるファゴットとピアノのための作品集。バソンによる演奏のみを収録したCDがリリー スされることは数少なく、まさにファン待望の希少なアルバムといえましょう!1840年〜1940年に活躍したヨーロッパ各地を代表する音楽家の珠玉の 小品が集められています。ルートヴィッヒ・ミルデ(1849-1913)はファゴットのための作品を多く残したことで知られ、彼が作曲した「25のエチュード」 は今もなおファゴット奏者たちに愛用されています。他にもブルドーのプルミエ・ソロ、エルガーのロマンス、サン=サーンスのソナタなど、ファゴットの ために書かれた作品として代表的な名曲の数々を収録。本CDの収録にあたり、ジャン=ミシェル・アルエは老舗の管楽器メーカ、ビュッフェ・クランポ ンのバソンを使用。全体的に情感あふれる美しい旋律に満ちた作品を収録し、バソン特有の薫り高い音色をたっぷりと堪能できる1枚となっています! (Ki)
INTEG-2212407(7CD)
ヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812):ピアノのためのソナタ集op.6、op15、op28、op33、op.27、op54、大ソナタ
ピアノとハープのための二重奏曲
ピアノとチェロとヴァイオリンのための三重奏曲
ロール・コラダン(P)
カトリーヌ・ミシェル(Hp)
エリザベス・バルマ(Vn)、
デヴィッド・シンプソン(Vc)
使用楽器:フィリッポ・モリトル製ピアノフォルテ使用

録音年:1987年
18世紀ヨーロッパを風靡したヴィルトゥオーゾ、ヴェルフルの魅力の詰まった豪華7枚組アルバムがついに発売。演奏するのは国から勲章も授与されたフランス屈指のピアニスト、ロール・コラダン。ヴェルフルの演奏の牽引者でもある彼女が、1987年から2001年にかけて録音した珠玉の演奏の数々を一度に堪能できます!高名な調律師、夫ヨハンネス・カルダのコレクションである18世紀モリトル製ピアノフォルテの優しくも芯のある音色も大きな魅力。
ベートーヴェンとほぼ同時代を生きたピアニストのヴェルフル。長身かつイケメンという美男子ぶりによって、当時はベートーヴェンよりも人気を集めたといわれます。もちろん、優れているのは外見だけではありません。幼少期からレオポルト・モーツァルトとミヒャエル・ハイドンに学んだ後、ワルシャワで名声を確立。そこで演奏家・作曲家・教師と幅広く音楽活動を展開。ベートーヴェンの好敵手として高い人気を得ていました。ウェーバーを先取りしたようなロマン的で技巧的なピアノ作品が有名ですが、他にも室内楽曲やアンサンブル曲、オペラなど幅広いジャンルに作品を残しています。 (Ki)
INTEG-527992
ボッケリーニ:6つの弦楽三重奏曲 Op.14 トリオ・シベリウス
[なんば・ひろえ(Vn)
フランソワ・シュミット(Va)
ジャン=マリー・トロトゥロー(Vc)]


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