湧々堂HOME 新譜速報:交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Musica Ficta
(ベルギー)






※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
MF-8011
ジェンキンズ:4声のコンソート・ミュージック集
ファンタジー第7番/ファンタジー第6番/ファンタジー第3番/ファンタジー第12番/ファンタジー第9番/ファンタジー第14番/パヴァン/ファンタジー第13番/ファンタジー第11番/ファンタジー第5番/ファンタジー第8番/ファンタジー第15番/ファンタジー第2番/ファンタジー第16番
スピリット・オヴ・ガンボ

録音:2009年2月
ジョン・ジェンキンズ(1592−1678)は、バードからパーセルに至るイギリスの器楽黄金時代を生き、ヴィオール・コンソートのための傑作を数多く遺すなど、ヴィオール作品の発展に大きな影響を与えた音楽家である。スピリット・オヴ・ガンボは、ヴィオールの名手フレーク・ボルストラップを中心として"ガンバの魂"の名を持つオランダのヴィオール・コンソート。ジェンキンズの音楽の優れた調性感が表現された美しいアンサンブルを聴かせてくれています。
MF 8013
ドゥランジュ:ソナタと3声のソナタ集(世界初録音)
3声のソナタ第5番ハ長調
ソナタ第2番ト長調(Op.1より)
ソナタ第5番ニ長調(Op.1より)
3声のソナタ第2番イ短調
ソナタ第1番ハ長調(Op.1より)
ソナタ第3番ロ短調(Op.1より)
3声のソナタ第6番ニ長調
アンサンブル・ソルスティス

録音:2010年9月&2011年3月
18世紀のリエージュで活躍した音楽家エルマン=フランソワ・ドゥランジュ(1715−1781)の世界初録音となる「ソナタ集」。タルティーニやイタリア、ナポリの音楽からの影響を感じさせる「ソナタ」には、トラヴェルソが奏でる牧歌的で柔らか響きの旋律など、ドゥランジュの知られざる才能、音楽的魅力が存分に発揮されています。ベルギーのピリオド・アンサンブル、アンサンブル・ソルスティスの丁寧で完成度の高い演奏も好印象。
MF-8014
ルイ13世時代のフランスにおけるイタリア語のアリア集
ムリニエ:Non ha sott'il Cie、O stelle homicide
ボエセ:Segua chi vuoi, iniquo amore
バタイユ:Credi tu per fugire
フレスコバルディ:カンツォーナ「ラ・スペルバ」
ムリニエ:Dove ne vai, crudele?
ボエセ:Se vedessi le piague、Non speri pieta
サンス:カナリオス
ムリニエ:Orilla del claro Tajo、O che gioia ne sento mio bene
バラール:Premiere Entree
ボエセ:L'Anemone fastosa
バタイユ:El bajel esta en la playa 
Passava Amor
ムリニエ:Seguir piu non voglio
イル・フェスティーノ

録音:2011年7月&8月
ルイ13世時代のフランスで、1608年から1643年にかけて出版されたエティエンヌ・ムリニエ(1599−1676)とアントワーヌ・ボエセ(1586−1643)の音楽をメインとするイタリア語のアリア集。タブラチュア譜のギターとリュートの伴奏の上で、ソプラノのダグマール・サスコヴァの凛とした歌声が様々な感情を見せてくれます。
MF-8015
ゼンフル:歌曲と器楽作品集
我不幸にさからうを望まず/
森で夜が明ける/イ調のカルメン
タンデルナーケン
フォルトゥナ・アド・ヴォーチェス・ムジカレス/他
トア・トム・デニス(T)、ラ・カッチャ

録音:2012年2月
ルートヴィヒ・ゼンフル(ca.1486−ca.1543)は、ハインリヒ・イザークの愛弟子であり、マルティン・ルターの友人。またフランドル楽派の音楽、作曲技法をドイツに伝えるという重要な役割を果たしたドイツ・ルネサンスの作曲家。ハイペリオン(Hyperion)でお馴染みのルネサンス・ヴォーカル・アンサンブル、チンクエチェントのメンバーでもあるベルギーのテノール、トア・トム・デニスの歌声、同じくベルギーのピリオド・アンサンブル、ラ・カッチャのサウンド、バランスも絶妙。ディスク全体のクォリティの高さが光ります。
MF-8016
ド・マシ:ヴィオール曲集
組曲ニ短調、組曲ト長調、
組曲ニ長調、組曲ト短調
ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:2012年5月27日、29日、ベルギー
※使用楽器:Basse de viole 7 cordes modele francais, Walter Schmidt, Vienne, 2002.
生没年や経歴など謎に包まれながら、太陽王ルイ14世の宮廷に仕え、マレやフォルクレに大きな影響を与えたと伝わるヴィオール奏者、ド・マシ。「ヴィオール概論」の著者ジャン・ルソーと、"ヴィオールを演奏する真の方法"をめぐって、熱い論争を交わした人物として知られています。1685年パリで出版され、ド・マシの評価を決定づけた重要作「ヴィオール曲集」を弾くのは、オーストリア生まれの若きガンビスト、ロミーナ・リシュカ。古楽大学の総本山、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムではパオロ・パンドルフォにガンバを学び、若手古楽アンサンブル「ル・ジャルダン・セクレ」や、2012年のラ・フォル・ジュルネに来日した「リチェルカーレ・コンソート」などのメンバーとして活躍するロミーナ。師のパンドルフォもCDとして残した謎多き作曲家、ド・マシの組曲集に挑みます。
MF-8017
パオロ・ダ・フィレンツェ:バラッタとマドリガーレ集 クラブメディイーヴァル

録音:2012年
パリのフランス国立図書館に所蔵されていた写本から蘇ったイタリア中世&ルネサンスの作曲家、音楽理論家、パブロ・ダ・フィレンツェ(ca.1355−1436)のバラッタとマドリガーレ。クラブメディイーヴァルはベルギー、ブリュッセルに7ヶ国から集まった若き古楽奏者たちによるアンサンブル。中でも中世後期の音楽の演奏、研究への評価が高い。
MF-8018
ルクレール:6つのトリオ・ソナタ集 アンサンブル・ロザソリス
ヘンデル:モテットとソナタ・ダ・キエザ(MF-8008)やペルゴレージ&ポルポラ〜カンタータと室内ソナタ(シンフォニア)集(MF-8012)で好演を聴かせてくれたアンサンブル・ロザソリス。2003年にパリとリヨンの国立高等音楽院出身のメンバーで結成されるフランスの古楽演奏団体、17世紀から18世紀の器楽作品や室内楽作品をレパートリーとする彼らが今回選んだ題材は、18世紀フランスのヴァイオリン演奏の巨匠、ジャン=マリー・ルクレール(1697−1764)の「6つのトリオ・ソナタ」。フランス=ベルギー・ヴァイオリン楽派の創始者のソナタを華麗なアンサンブルで。
MF-8019
ジェンキンズ:4声のコンソート・ミュージック集 Vol.2
ファンタジア第6番ニ短調/ファンタジア第26番イ短調/ファンタジア第10番イ短調/エアー第13番ハ長調/パヴァン第27番イ短調/ファンタジア第15番ハ長調/ファンタジア第1番ハ短調/エアー第1番ト短調/パヴァン第9番ヘ長調/ガリヤード第24番ニ長調/パヴァン ニ短調/ファンタジア第31番/エアー第2番ト短調/ファンタジア第17番ヘ長調
スピリット・オヴ・ガンボ
1580年から1650年に亘るイギリスのコンソート・ミュージックの黄金時代を生き、他作品と比較できない程の完成度でヴィオール・コンソートのための傑作を数多く遺すなど、ヴィオール作品の発展に大きな影響を与えた作曲家、ジョン・ジェンキンズ(1592−1678)。前作の第1巻(MF-8011)がフランスのディアパソン・ドールを受賞。ヴィオールの名手フレーク・ボルストラップを中心としたオランダのヴィオール・コンソート、スピリット・オヴ・ガンボ。期待も大きい第2巻でもジェンキンズの音楽の優れた調性感が表現された美しいアンサンブルを聴かせてくれます。
MF-8020
ボワモルティエ:ディヴェルティスマン・ドゥ・カンパーニュ レ・ムニュ=プレジール・デュ・ロワ、
ステファン・ファン・ダイク(T)

録音:2012年9月19日−21日、ベルギー
バロック・ミュゼットやフルートと通奏低音のためのディヴェルティスマン・ドゥ・カンパーニュ(田舎のディヴェルティメント) Op.49や、独奏フルートのための6つの組曲 Op.35を含む、ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689−1755)の組曲集。カトリーヌ・ダロンの吹くあたたかいトラヴェルソの音色、ボワモルティエの美しい旋律と心地良いリズムは、バロック・フルート・ファン注目。
MF-8021
ステファーノ・ランディ:アリア集 イル・フェスティーノ

録音:2014年4月24日−27日、ベルギー
イタリア・バロックの作曲家、ステファーノ・ランディ(1587−1639)のアリアを中心に、フレスコバルディ、ルッツァスキ、カプスベルガーらの作品をハイクオリティな歌と器楽で聴かせてくれます。チリ生まれのリュート&ギター奏者マヌエル・デ・グランヘ率いるイル・フェスティーノは、チリ、フランス、チェコ、キューバなど多国籍のメンバーで構成される古楽アンサンブル。チェンバリストとしては、バロック・ヴァイオリニストのヨハネス・プラムゾーラーとの共演でも知られるフィリップ・グリスヴァールがメンバーとして名を連ねています。
MF-8022
クリストファー・タイ:コンソート・ミュージック〜イン・ノミネ スピリット・オヴ・ガンボ、
クラロン・マクファーデン(S)

録音:2014年6月16日−19日、オランダ
ヴィオールの名手フレーク・ボルストラップを中心とした、"ガンバの魂"の名を持つオランダのヴィオール・コンソート、スピリット・オヴ・ガンボ。16世紀イギリスの重要な作曲家の一人であり、ヴィオール・コンソートのための音楽を最初に作曲したクリストファー・タイ(ca.1505−ca.1573)の代表作、「イン・ノミネ」を主としたヴィオール・コンソートのための音楽。
MF-8024
マレ:2つのヴィオールのための組曲集
組曲ト長調/人間の声
組曲ニ短調/メリトン氏のトンボー
トゥー・ヴィオールズ・エスガル
〔ジョナサン・ダンフォード(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、シルヴィア・アブラモヴィツ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、トーマス・ダンフォード(アーチリュート)〕

録音:2014年9月−10月
栄華を極めたルイ14世の宮廷のヴィオール奏者としても活躍したマレン・マレの「2つのヴィオール」のための作品集。バーゼルでジョルディ・サバールの教えを受けた2人の実力派ガンビストのデュオが、華麗なるフランス・バロック、マラン・マレの音楽を繰り広げてゆきます。ピッチはa=409hzを採用。
MF-8023
アントニー・プール:ソナタ、ディヴィジョンと舞曲
3声のソナタ/聖ユスティノス/ディヴィジョン・エアーT/ディヴィジョン・エアーV/グラウンドへのディヴィジョン/ディヴィジョン・エアーW/ディヴィジョン・エアーX/ディヴィジョン・エアーY/ファンタジア/グラウンド・バスによるディヴィジョン第2番/前奏曲とアリア/クーラント/サラバンド/アルマン/グラウンド・バスによるディヴィジョン/シャコンヌ
トランスポーツ・パブリックス〔トーマス・バエテ(バス・ヴィオール&音楽監督)、アンネリーズ・デコック(バロック・ヴァイオリン)、エリザベス・ザイツ(ハンマーダルシマー)、ゲジーナ・リードマイアー(ヴィオローネ)、ヤン・ファン・オートリヴ(アーチリュート&シターン)、コーネル・ベルノレ(ヴァージナル)〕、フリーク・ボルストラップ(バス・ヴィオール)

録音:2014年7月30日−8月1日、アミューズ(アントワープ、ベルギー)
アントニー・プール(c.1629−1692)は、17世紀の器楽音楽、特にヴィオールのための音楽の発展に寄与したイギリスの作曲家兼ヴィオール奏者。フランスの舞踏組曲、スティルス・ファンタスティクス(幻想様式)など様々な様式からの影響、優雅で洗練された旋律、芸術的な即興性を併せ持ったプールの音楽は、イギリス・バロックの知られざる傑作です。トランスポーツ・パブリックスの創設者であるトーマス・バエテ(1978−)は、クイケンやサヴァールに師事し、グランドラヴォアやカピラ・フラメンカなどの中心メンバーとして活躍するベルギーの実力派ピリオド楽器奏者。17世紀のヴィオール・コンソート音楽のスペシャリストです。グロッサ(Glossa)などで数々の名演に携わってきたマヌエル・モヒノがアート・ディレクター、サウンド・エンジニアを担当!演奏、音質ともに古楽ファン要注目の優秀録音です!
MF-8025
ヘンデル:クラヴサン組曲集
ヘンデル:組曲第9番変ロ長調 HWV.434、
 組曲ニ短調 HWV.437
バベル:ヘンデルの「リナルド」から 「私を泣かせてください」
ヘンデル:歌劇「ラダミスト」より ドルチェ・ベーネ
バベル:ヘンデルの「リナルド」から「私は戦いを挑み」
ヘンデル:組曲ホ長調 HWV.430、
 組曲ヘ長調 HWV.427、
 シャコンヌ ト長調 HWV.435
パオロ・ザンズ(ハープシコード)

録音:2015年9月14日−15日、サン=レミ教会(フラン=ワレ、ベルギー)
古楽界で頭角を現すチェンバリストが、1995年にパリでアンソニー・サイディとフレデリック・バルによって製作されたゴットフリード・ジルバーマン(1735年頃)・モデルのジャーマン・チェンバロで、名曲「調子の良い鍛冶屋」を含むヘンデルのクラヴサン組曲と、ヘンデルと同世代のイギリスの作曲家ウィリアム・バベル(ca.1690−1723)の編曲による「リナルド」の名旋律を奏でた珠玉のヘンデル・プログラム!1984年、イタリアのカリアリ出身のパオロ・ザンズは、2010年のブルージュ国際古楽コンクールのチェンバロ部門で第3位入賞を果たし、2011年にはブリュッセル王立音楽院の通奏低音科の教授に就任。ルーヴル宮音楽隊、イングリッシュ・バロック・ソロイスツなどで通奏低音奏者として活躍するのと同時に、レザール・フロリサンではウィリアム・クリスティのアシスタントを務め、2016年にはリュリのコメディ=バレ「プルソニャック氏」(新演出)を指揮して絶賛を博すなど、古楽界で大きな注目を集めている俊英です。
様々な古楽系レーベルやアーティストからの信頼が厚い名プロデューサー、マニュエル・モヒノの存在も古楽ファンならば見逃せないポイントです。
MF-8027
ミシェル・ランベール&セバスチャン・ル・カミュ:エール・ド・クール イル・フェスティーノ〔ダグマル・シャシュコヴァー(S)、バルバラ・クーサ(S)、フランソワ=ニコラ・ジェスロ(オートコントル)、フランチスコ・ハビエル・マニャリチュ(テノール、ヴィオール)、アルノー・リシャール(Bs)、マヌエル・デ・グランヘ(リュート、テオルボ、ディレクター)、他〕

録音:2016年7月4日−7日、フランス
チリ生まれのリュート&ギター奏者マヌエル・デ・グランヘ(グランジュ)が2009年に設立したピリオド・アンサンブル、"イル・フェスティーノ"のサード・アルバム。
チリ、フランス、チェコなど多国籍のメンバーによる声楽&器楽の精緻な演奏で、ルイ14世の治世下で重要な作曲家として活躍したミシェル・ランベール(c.1610−1696)とセバスチャン・ル・カミュ(c.1610−1677)のエール・ド・クール(フランスで流行した世俗歌曲)集を歌う。
MF-8028
ザ・ドゥアルテ・サークル〜アントワープ1640
レオノーラ・ドゥアルテ、ジローラモ・フレスコバルディ、ジョン・ブル、チプリアーノ・デ・ローレ、コンスタンティン・ホイヘンス、サロモーネ・ロッシ、他の作品
トランスポーツ・パブリックス、
トーマス・バエテ(ディレクター)

録音:2017年7月25日−27日、AMUZ(アントワープ、ベルギー)
クイケンやサヴァールに師事し、グランドラヴォアやカピラ・フラメンカなどの中心メンバーとして活躍するベルギーの実力派ピリオド楽器奏者、トーマス・バエテが創設したアンサンブル "トランスポーツ・パブリックス"。英グラモフォン誌に好レビューが掲載された前作「アントニー・プール(MF 8023)」に続く新録音は、レオノーラ・ドゥアルテ(1610−1678)と、彼の家で音楽を楽しんだと考えられている作曲家たちの作品集。1640年頃アントワープのハウス・コンサートの模様を現代に再現します。
MF-8029
テレマン:ドレスデンとダルムシュタットからの室内楽の秘宝
ポーランド協奏曲 TWV.43:G7(ドレスデン&ダルムシュタット ca.1720)
協奏曲ニ長調 TWV.deest(ドレスデン ca.1720)
4声の協奏曲ト長調 TWV.43:G8(ダルムシュタット 1716/世界初録音)
協奏曲変ロ長調 TWV.deest(ドレスデン ca.1720/世界初録音)
フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリンとチェンバロのためのイントラーダ ニ長調 TWV.42:10(ダルムシュタット 1710−1740/世界初録音)
4声の協奏曲ニ短調 TWV.43:d2(ドレスデン&ダルムシュタット 1710−1740)
レゼスプリ・アニモ〔パトリシア・ヴィンテム(Cemb)、ハビエル・ルピアネス(ヴァイオリン1)、トモエ・バディアロヴァ(三原朋絵)(ヴァイオリン2)、ダビド・アロンソ・モリナ(Va)、ロベルト・アロンソ・アルバレス(Vc)、エロディ・ヴィロ(トラヴェルソ)〕

録音:2018年4月25日−28日、プロテスタント教会(アイトウェイク、オランダ)
レゼスプリ・アニモ(Les Esprits Animaux)は、日本人ヴァイオリニスト三原朋絵(バディアロヴァ朋絵)他、ポルトガル、スペイン、フランスのミュージシャンからなり、オランダを拠点に活動するアンサンブル。2012年には初来日公演も行い、2016年のオランダのユトレヒト音楽祭で行われた国際ファン・ヴァッセナール・コンクール2016では第1位を受賞しています。 約3000曲(一説には4000曲以上)の作品を書いたテレマンの作品は現代でも新たな発見や蘇演・録音が行われており、このアルバムでは、多くの草稿が残されているというドレスデンとダルムシュタット時代の作品を発掘。比較的よく知られている「ポーランド協奏曲(コンチェルト・アッラ・ポロネーゼ)」を除き、テレマンの他の名曲に隠されてきた知られざる財宝たち(そのうち3曲は世界初録音)を、ヨーロッパの注目アンサンブルが描きます。 第1ヴァイオリンを務めるのは、ハーグ王立音楽院でエンリコ・ガッティに学び、「ヴィヴァルディ:新発見のソナタ集(AYRA 02)」の録音でも話題を呼んだスペインのヴァイオリニスト、ハビエル・ルピアネスです。
MF-8034
ギユマン:四重奏によるソナタ集第2巻 Op.17〔ソナタ第1番〜第6番〕 アンサンブル・ラ・フランセーズ〔オード・レスティエンヌ(芸術監督、フルート)、大野しほ(Vn)、ミリアム・ロウパース(バス・ヴィオール)、ジャン=バプティスト・ヴァルフレ(Vc)、郡司和也(Cemb)〕

録音:2020年7月、リヨン(フランス)
ルイ15世の宮廷で「もっとも速く、もっとも並外れたヴァイオリニスト」と称えられたフランス・バロックの作曲家&ヴァイオリン奏者、ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705−1770)。1756年にパリで出版されたソナタ集第2巻 Op.17は、フルート、ヴァイオリン、バス・ヴィオールと通奏低音のために書かれた6つのソナタで、ギユマンの没後250周年記念として2020年に世界初録音されました。クリエイティヴで複雑なリズムへのアプローチ、フランス的な繊細さと幻想性が美しい作品で、古楽ファンは要注目。
フルート奏者のオード・レスティエンヌをリーダーに、2013年に結成された古楽アンサンブル「アンサンブル・ラ・フランセーズ」は、ベルギーのオイペン・アカデミーで講師を務め、NoEsTangoやProject Boussu、Quatuor Prosperus4など様々なアンサンブルのメンバーとしても活動する大野しほや、ブルージュ国際チェンバロ・コンクールで最高位を受賞し、リヨン国立高等音楽院とリヨン地方音楽院で講師を務める郡司和也ら、ヨーロッパで活躍する優れた日本人古楽奏者が参加しています。
MF-8035
デュポンシェル:アッシジの聖フランチェスコのための晩課
ジョヴァンニ・バッティスタ・ファゾーロ (c.1598-post1664):リチェルカータ第5番
ジャック・デュポンシェル(c.1630-1685):Deus in adiutorium meum intende、Franciscus vir catholicus、Dixit Dominus Domino meo
ジュリアン・ド・スピール(d.c.1250):Coepit sub Innocentio
デュポンシェル:Confitebor tibi Domine
スピール:Hunc sanctus praelegerat
デュポンシェル:Beatus vir qui timet
ファゾーロ:Brevis modulatio loco Antiphonae
デュポンシェル:ほめたたえよ、神のしもべたちよ
スピール:Hic creaturis imperat
デュポンシェル:諸々の国よ,主を褒め称えよ、Beatus vir qui inventus
ファゾーロ:Himnus In Festo Sancti Patris mei Francisci
デュポンシェル:マニフィカト
ファゾーロ:Post Magnificat loco Antiphonae brevis modulatio
フランチェスコ・フォッジャ(1604-1688):サルヴェ・レジーナ
ハルモニア・サクラ、
ヤニック・ルメール(指)

録音:2021年11月23日-26日
フランスのドゥエー出身でフランチェスコ会のオルガン奏者兼作曲家として活躍したジャック・デュポンシェル(ca1630-1685)。デュポンシェルが作曲した声楽作品は主に宗教音楽作品でイタリア様式とフランコ・フランドル楽派の巧みな対位法を組み合わせています。
ハルモニア・サクラは、オーストラリアで作曲を学び、現在はウェールズのカーディフ大学室内合唱団などで指揮者を務めているピーター・リーチが、後期ルネサンス時代、バロック時代、そして近現代の合唱作品の演奏を目的として2009年に創設した室内合唱団(今作では器楽も加えられています)。今作は1665年にローマのアポストリ教会で行われたアッシジの聖フランチェスコのための晩課を再現した世界初録音であり、このアルバムを通してフランチェスコ会の音楽的特徴を聴くことが出来ます。
MF-8036
夢のような夜〜17世紀の夜の音楽
フランチェスコ・トゥリーニ:3声のソナタ
ジョヴァンニ・アントニオ・リガッティ:ヌンク・ディミティス、Ecce nunc
ビアージョ・マリーニ:Sonata Settima sopra a voi do vinto il Cor
アンドレア・マッティオーリ:幸いなるかな天の女王
マウリツィオ・カッツァーティ:バッロ・デッレ・オンブレ
アントニオ・チェスティ:ある夜のこと
サラモーネ・ロッシ:シンフォニア第8番
ルイージ・ロッシ:Ombre, fuggite a voi
ジュゼッペ・スカラーニ:3声のソナタ第13番
カッツァーティ:Alma mater Redemptoris、幸いなるかな天の女王
マッティオーリ:Te lucis ante terminum
アンサンブル・アガメムノーン

録音:2022年10月17日-21日
17世紀に演奏された夜の音楽をソプラノと6人の器楽奏者で演奏しています。宗教的な作品から世俗的な作品まで集めています。聖母への神秘的な響きから魅惑的な響きまでアンサンブル・アガメムノーンの演奏でお楽しみいただけます。
MF-8037
ハープシコード・リサイタル
フランソワ・ロベルデ:フーガ第10番
不詳:無題(Bibliotheque nationale de France:manuscrit Res.1186, fol.4v-5r)
パーセル:前奏曲 ハ長調 Z.666、中国人の男女の踊り(歌劇「妖精の女王」よりシャコンヌ)、組曲第7番 ニ短調 Z.668
不詳:無題(British Library: manuscript Add MS31446, fol.38v)
パーセル:ダブル・オルガンのためのヴォランタリー Z.719
モーリス・グリーン:ヴォランタリー第3番 イ短調
パーセル:パヴァーヌ イ短調 Z.749、3声のソナタ第5番 イ短調 Z.794
ギボンズ:ファンタジア
ジョン・ブロウ:無題(Christ Church, Oxford:manuscript MS1177, fol. 15v)
パーセル:組曲第2番ト短調 Z.661
ダングルベール:アルミードのパッサカリア
パーセル:シャコンヌ ト短調 ZT.680
ジャン=リュク・オー(ハープシコード)

録音:2020年8月1日-2日
パーセルは当時、作曲家としてだけでなく鍵盤奏者としても活躍し、高い評価を受けていました。このアルバムではパーセルとその時代に活躍した作曲家たちの作品を同時に収録しており、聴き比べることによって17世紀のハープシコードの作品をより深く理解することが出来ます。
MF-8038
ムーレ:優美な音楽家
ジャン=ジョゼフ・ムーレ(1682-1738):モテットT「Usquequo Domine」/踊りの歌,第1組曲/モテット[「神の御名をほめたたえよ」/室内コンセール/モテットX「カンターテ・ドミノ」/モテット]「Venite exultemus Domino」抜粋
アンサンブル・ラ・フランセーズ

録音:2023年9月
コンセール・スピリテュエルの音楽監督も務めたフランスのバロック時代の音楽家、ジャン=ジョゼフ・ムーレ(1682-1738)の作品集。フルート奏者のオード・レスティエンヌをリーダーに、2013年に結成された古楽アンサンブル「アンサンブル・ラ・フランセーズ」は、ベルギーのオイペン・アカデミーで講師を務め、NoEsTangoやProject Boussu、Quatuor Prosperus4など様々なアンサンブルのメンバーとしても活動する大野しほや、ブルージュ国際チェンバロ・コンクールで最高位を受賞し、リヨン国立高等音楽院とリヨン地方音楽院で講師を務める郡司和也ら、ヨーロッパで活躍する優れた日本人古楽奏者が参加しています

MF-80323(2CD)
バッハ:イギリス組曲 BWV.806-811 パオロ・ザンズ(Cemb)

録音:2017年&2018年、バプテスト教会(ハールレム、オランダ)
1984年、イタリアのカリアリ出身のパオロ・ザンズは、2010年のブルージュ国際古楽コンクールのチェンバロ部門で第3位入賞を果たし、2011年にはブリュッセル王立音楽院の通奏低音科の教授に就任。ルーヴル宮音楽隊、イングリッシュ・バロック・ソロイスツなどで通奏低音奏者として活躍するのと同時に、レザール・フロリサンではウィリアム・クリスティのアシスタントを務め、2016年にはリュリのコメディ=バレ『プルソニャック氏』(新演出)を指揮して絶賛を博すなど、古楽界で大きな注目を集めている俊英。
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、レザール・フロリサン、モンテヴェルディ合唱団、ル・セルクル・ド・ラルモニーなどで長年活躍したパオロ・ザンズが弾くバッハ・アルバムは、アントニー・サイディ&フレデリック・バルが1995年に製作したゴットフリート・ジルバーマン1735年頃製モデルのジャーマン・ハープシコードを弾いた、「イギリス組曲」の全曲録音。時に荒々しいまでの刺激的なサウンドと生き生きとしたバッハの息吹を、様々な古楽系レーベルやアーティストからの信頼が厚い名プロデューサー、マニュエル・モヒノのレコーディング&マスタリングでお贈りします。


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