湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック



Phil.harmonie
(ドイツ)



≪Phil.harmonie≫は、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーが結成した様々なアンサンブルや、ベルリンで活躍する音楽家の演奏を中心にリリースするベルリン発のレーベル。



※「単価=¥0」と表示されるアイテムは廃盤です。

PHIL-06001
ラヴェル:クープランの墓(ヴォルフガング・レンツ編〜Fl,Ob,Cl,Hrn,Fg,2Vn,2Vla,Vc,Cb)
ムソルグスキー:展覧会の絵(ヴォルフガング・レンツ編/Fl,Ob,Cl,Hrn,Fg,2Vn,2Vla,Vc,Cb〜(ヴォルフガング・レンツ編)
アンサンブル・ベルリン
【町田琴和(Vn)、
クリストフ・フォン・ナーメル(Vn)、
マルティン・フォン・ナーメル(Vla)、
ヴェロニカ・パッシン(Vla)、
クレメンス・ヴァイゲル(Vc)、
ウルリヒ・ヴォルフ(Cb)、
パーミン・グレール(Fl)、
クリストフ・ハルトマン(Ob)、
ギュンター・フォルストマイヤー(Cl)、
フランツ・ドラクシンガー(Hrn)、
マリオン・ラインハルト(Fg)】

録音:2006年10月/バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)
アンサンブル・ベルリンによる「クープランの墓」、「展覧会の絵」の登場。このアンサンブルの編成にあわせた編曲を手掛けたのは、アウグスブルク・フィルハーモニー管弦楽団のオーボエ奏者ヴォルフガング・レンツ。彼は、長年の奏者としての経験を活かしながら、アンサンブル・ベルリンのためにこれらの作品の編曲を手掛けました。他にシューベルトの歌曲集やシューマンのピアノ曲などを違う編成に編曲しています。「クープランの墓」では、ラヴェル自身の管弦楽編曲版では除かれた「フーガ」「トッカータ」の楽章が含まれているのがポイント。各楽器の音色も声部間の受け渡しも見事、急速なトッカータでは各楽器の一音一音の発音が極めてクリアで、この作品をピアノで学んでいる方には曲の新しい側面を発見できるかもしれません。「展覧会の絵」は、冒頭「プロムナード」の有名なファンファーレがクラリネットで登場。続く各曲も楽器選択の妙が活きており、ラヴェル編の大規模なものとは一味違い、和音進行や曲の雰囲気を親密な雰囲気で楽しめます。管弦楽というより室内楽といったほうがぴったりくるかもしれない、興味深いものとなっております。メンバー全員の力の均整もとれていて、しかもそのレベルが高いことを実感できる、文句無しの出来栄えといえるでしょう。 (Ki)
PHIL-06002
シューマン:「詩人の恋」op.48
「リーダークライス」op.39*
マルティン・シュテーグナー(Va)
高橋朋子(P)

録音:2007年12月、2009年3月*
PHIL-06003
ヴィヴァルディ:協奏曲集
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調RV548
チェロ協奏曲ロ短調RV424
ヴィオラ・ダモーレの為の協奏曲イ短調RV397
協奏曲集「四季」
ライナー・クスマウル(Vn)、ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ・ダモーレ)、ゲオルク・ファウスト(Vc)、ヨナタン・ケリー(Ob)
ベルリン・バロック・ゾリステン【ライナー・クスマウル(Vn、音楽監督)、ゾルタン・アルマジ(Vn)、町田琴和(Vn)、ゼバスティアン・ヘーシュ(Vn)、リューディガー・リーバーマン(Vn)、ベルンハルト・フォルック(Vn)、ライマー・オルロフスキー(Vn)、クリストフ・シュトロイリ(Vn)、ターニャ・クリスト(Va)、ヴァルター・キュッスナー(Va)、ゲオルク・ファウスト(Vc)、クラウス・シュトール(コントラバス)、クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(Vc/RV548のみ)、ラファエル・アルパーマン(Cemb)】

録音:【四季/1998年9月】【RV424,RV397/2004年6月】【RV548/2009年9月】イエス・キリスト教会(ベルリン)
このグループに対して「アンサンブルの妙」という言葉はあまりにもありきたりかもしれませんが、やはり素晴らしいメンバーが集結したベルリン・バロック・ゾリステンの奏でるハーモニーはひときわ輝きを放っているといえるでしょう。四季の音源は以前CD化されていたものですが、いまや入手困難となっており、めでたくここに収録されたもの。他の協奏曲はすべてCD初登場、ソリストもアンサンブルも直球勝負の心地よい演奏を展開しています。 (Ki)
PHIL-06004
シュールホフ:作品集
(1)フルート,ヴィオラ,コントラバスのためのコンチェルティーノ(小協奏曲)(1925年)WV.75
(2)フルート・ソナタWV86*
(3)弦楽六重奏曲#
 
(1)アンドラシュ・アドリアン(Fl)、
 ヴァルター・キュッスネル(Va)、
 クラウス・シュトル(Cb)
(2)アンドラシュ・アドリアン(Fl)、
 占部由美子(P)
(3)ベルリン弦楽六重奏団
【リュディゲル・リーベルマン(Vn)
ベルンハルト・ハルトーク(Vn)、
ヴァルター・キュッスナー(Va)
マシュー・ハンター(Va)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、
アンスガル・シュナイダー(Vc)】

録音:2009年10月、2009年12月*、2009年6月#
アンサンブルの妙が魅力のシュールホフ作品集。@のコンチェルティーノでは、各人の巧さが際立ちます。Aのフルート・ソナタは占部由美子の確かなピアノが光ります。ベルリン・フィルのメンバーが大半を占めるベルリン弦楽六重奏団によるBの弦楽六重奏曲では、ベルリン・フィル首席チェロ奏者ゲオルク・ファウストがアンサンブルを引き締めています。 (Ki)
PHIL-06005
ストラヴィンスキー:「兵士の物語」(ドイツ語) コリヤ・ブラッハー(Vn)、
ドミニク・ホルヴィッツ(語り)
アレクサンデル・バーデル(Cl)
マルクス・ヴァイドマン(Fg)
ガボール・タルケヴィ(Tp)
クリストハルト・ゲスリング(Tb)
ペーテル・リーゲルバウアー(Cb)
ヤン・シュリヒテ(Perc)

録音:2009年12月/スタジオP4(ベルリン)
コリヤ・ブラッハー率いる「兵士の物語」の登場。ストラヴィンスキーによるドライなリズムで書かれたアンサンブルを、ベルリン・フィルの首席トロンボーン奏者と首席トランペット奏者をはじめ、豪華メンバーが奏でます。語りのホルヴィッツは、舞台俳優として活躍する傍ら映画出演(スターリングラード)なども果たしている実力派。生き生きと台詞まわしに情景感たっぷり。ストラヴィンスキーのドライな世界を完璧な技術で奏でています。 (Ki)
PHIL-06006
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988 ピ=シェン・チェン(P)

録音:2001年9月
ピ=シェン・チェンは、台湾出身で、10歳からケルン音楽院で研鑽をつみ、ハンス・レイグラフ、タチアナ・ニコラーエワ、ゲザ・アンダ、W.ケンプ、アラウら歴史的巨匠の薫陶を受けています。そんな彼女によるゴルトベルクは極めてまっすぐなもの。装飾などもごく最低限で、シンプルで迷いのない演奏です。冒頭のアリアでのさくさくと歩むテンポ、16変奏での序曲風リズム楽章での絶妙なゆったり感など、どの楽章でも適切なテンポを熟考して採用しています。 (Ki)
PHIL-06007
バッハ:パルティータ第2番ニ短調BWV1004
パルティータ第3番ホ長調BWV1006
コリヤ・ブラッハー(Vn/使用楽器:1730年製ストラディヴァリウス「トリトン」/キミコ・パワーズ氏より貸与)
フランク・アーノルド(朗読)

録音:2009年11月25-26、12月9日/StudioP4(ベルリン)
ベルリン生まれのベルリン・フィル元コンサート・マスター・ブラッハーと、朗読などで特に定評のある俳優、フランク・アーノルドによる、バッハとその同時代のドイツの詩人たちの芸術の融合をみる1枚。アーノルドは、「バッハは偉大な芸術家として歴史に名を残しているけれど、同じくらいに優れた同時代のドイツの詩人たちの評価はあまりに低いと言わざるを得ない。ここでバッハの優れた音楽と、彼の同時代人の優れた詩の音読を同時に聴くことにより、両方ともが素晴しく響く」と述べています。ブラッハーのヴァイオリンが素晴らしいことはいうまでもありません。シャコンヌでも直球勝負、泣きの表情も絶妙に入っており、ズシリと響く名演です。 (Ki)
PHIL-06008
ディッタースドルフ:ヴァイオリン協奏曲第1番変ホ長調
ホフマイスター:ヴァイオリン協奏曲第1番変ホ長調
ヴァンハル:コントラバス協奏曲 変ホ長調
エディクソン・ルイス(Cb)
クリスティアン・ヴァスケス(指)
シモン・ボリバルSO

録音:2009年10月
ここでソリストを務めるエディクソン・ルイスは1985年ベネズエラのカラカス生まれ、11歳で初めてコントラバスを手に取り、めきめきとその才能をあらわしました。エル・システマで学び、17歳でベルリン・フィルに入団。南米人として初めての同楽団メンバーの上、オーケストラ史上最年少での入団でした。コントラバス協奏曲の代名詞的存在ともいえるヴァンハルの協奏曲のほか、ヴァイオリンのために書かれた協奏曲でも自在に飛翔する音楽性はまばゆいほどです。シモン・ボリバルの爽やかな伴奏が彩りを添えています。 (Ki)
PHIL-06009
ゲオルク・アブラハム・シュナイダー(1770-1839):ヴァイオリンとヴィオラのためのデュオ変ロ長調Op.44/1
フルート四重奏曲ト短調Op.69/3
2つのコントラバスのためのデュオ(クラウス・シュトールによるアレンジ)
フルート四重奏曲ト長調 Op.52/3ト長調Op.52/3
アドリヤン四重奏団
【アンドラーシュ・アドリヤン(Fl)、
ガブリエル・アドリヤン(Vn)、
ヴァルター・キュスナー(Va)、
ダヴィド・アドリヤン(Vc)、
クラウス・シュトール(Cb)、
エディソン・ルイス(Cb)】

録音:2010年、ベルリン
ゲオルク・アブラハム・シュナイダーは、ベートーヴェンと同年の1770年、ドイツのダルムシュタットに生まれた音楽家。作曲家、マネジメント、ホルン奏者として活躍し、19世紀初頭ベルリンの音楽界の重鎮の一人でしたが、その手稿譜の多くは未だベルリン国立図書館に眠っており、日の目を見ていません。そのような中で、今回取り上げられた1810年前後に作曲されたとされるフルート四重奏曲(作品52/3、69/3)は、モーツァルトのフルート四重奏曲の影響を強く受けており、中心的な位置を占めるフルートの軽快さと弦の温かみのある兼ね合いが調和を究めています。どちらの作品も、三楽章構成となっており、メヌエットがありませんが、これは当時のベルリンの音楽界における趣向に合わせたものです。古のベルリンの重鎮の作品の真価を、ベルリン・フィルのメンバーたちが極めつけんの名演で世に問う注目盤です! (Ki)
PHIL-06010
新しく生まれ変わった伝説のロック
レッド・ツェッペリン:カシミール(編曲:ヤン・カズダ)
ハートブレーカー(編曲:ヤン・カズダ)
ベイブ・アイム・ゴナ・リーブ・ユー(編曲:ヤン・カズダ)
胸いっぱいの愛を(編曲:ヤン・カズダ)
レイクハースト(編曲:ヤン・カズダ)
レイン・ソング(編曲:ヤン・カズダ)
ブラック・ドッグ(編曲:ヤン・カズダ)
聖なる館(編曲:ヤン・カズダ)
コミュニケーション・ブレイクダウン(編曲:ヤン・カズダ)
移民の歌(編曲:ヤン・カズダ)
天国への階段(編曲:ヤン・カズダ)
アフターオール(編曲:ヤン・カズダ)
ヤン・カズダ、インディゴSQ

録音:2009年11月
六弦のベースと弦楽四重奏団によって、あの1970年代の伝説ロックミュージック、レッド・ツェッペリンが新しく生まれ変わりました。ロック特有の怒涛の響きはありませんが、ジャンルを超えてクラシック・ファンやポップ・ファンにも楽しめる、より馴染みやすい内容となっております。ヤン・カズダは、あえて両極端のジャンルを組み合わせる試みに挑戦し、ロックミュージックを見事クラシカルに編曲しています。懐かしい昔の思い出に浸りたいときは、是非!
ヤン・カズダはスウェーデンのロックバンド、セリオンに属すベーシスト。セリオンは結成当時、デスメタル色の強いバンドでしたが、次第にクラシックやオペラを取り入れた音楽に傾倒し、今ではシンフォニックメタルというジャンルに大きく貢献するバンドまで成長しました。インディゴ四重奏団は20年前に結成され、ヤン・カズダと組んで既に「ソングス・フロム・ザ・ニーバーフッド」という優れたアルバムをリリースしています。音楽のジャンルをも超えた意欲的な活動を展開中です。 (Ki)

PHIL-06011
シューマン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 WoO23*
ヴァイオリン・ソナタイ短調 Op.105
3つのロマンスOp.94
コーリャ・ブラッハー(Vn&指*)マーラーCO
ヴァシリー・ロバノフ(P)

録音:2007年11月7-8日*、2010年9月26-27日
名手ブラッハーによる、シューマンの名曲集。ヴァイオリン協奏曲では、名門マーラー室内管を率いてブラッハーが弾き振りを行っています。前奏部分からただならぬ雰囲気の中、ブラッハーが歌心全開のソロで聴かせます。室内楽作品では、巨匠リヒテルとも組んでいた名手ヴァシリー・ロバノフをピアニストに迎え、揺れる情熱の旋律を、作品の感情に溺れることなく見事に弾き切っています。ロマンスでも、ヴァイオリンとピアノの温かみのある音色がどこまでも広がっており、実に魅力あふれる1枚となっています。 (Ki)

PHIL-06012
ウェーバー(ヴォルフガング・レンツ編):七重奏曲(Ob,Fg,2Vn,Vla,Vc,Cb)〜ピアノ・ソナタ第4番ホ短調Op.27
ベートーヴェン(カール・カイム編):五重奏曲(2Vn,Vla,Vc,Cb)〜ホルン・ソナタ ヘ長調Op.17
アントニオ・パスクッリ(ヴォルフガング・レンツ編):協奏的大七重奏(Ob,Vnと弦のための)〜ロッシーニの「ウィリアム・テル」による
アンサンブル・ベルリン
【クリストフ・ハルトマン(Ob)、
フィリップ・ボーネン(Vn)、
アンドレアス・ブシャッツ(Vn)、
マルティン・フォン・デア・ナーメル(Va)、
クレメンス・ヴァイゲル(Vc)、
ウルリヒ・フォルフ(Cb)、
モル・ビロン(Fg)】

録音:2009年9月、ベルリン
ウェーバー、ベートーヴェン、パスクッリの歌心に溢れた美しい作品たちの華麗なる編曲集。ウェーバーのピアノ・ソナタは、自身オーボエ奏者として活躍したヴォルフガング・レンツにより七重奏曲へと姿を変えました。憂いのある美しい音色のオーボエから始まり、最初の一音から思わず聴き入ってしまいます。終楽章でもオーボエを中心に実に華麗なアンサンブルが展開されています。ベートーヴェンのホルン・ソナタ(ベートーヴェン自身の手によるチェロ版も存在)は、弦楽五重奏として生まれ変わり、チェロが主役として大活躍しています。編曲したのはベートーヴェンと同時代に生きたボヘミアの名オーボエ奏者、カール・カイム。この他にも、ベートーヴェンのクラリネット三重奏曲op.11やピアノ三重奏曲op.1-2などの編曲も手掛けています。最後に収録されている「ウィリアム・テル」に基づく協奏曲的大七重奏曲は、もともとはパスクッリが弦楽三重奏のために編曲したものを、レンツがより大きな編成へと変身させたもの。室内にいながら、彼のオペラに思いを馳せることのできる、特別な心地よい時間を提供してくれるでしょう。ベルリン・フィルのメンバーを中心に結成されたアンサンブル・ベルリンの豪華な名人芸を心行くまで堪能できる1枚です。 (Ki)
PHIL-06013
コルンゴルト:作品集
組曲『から騒ぎ』op.11より(「花嫁の部屋の乙女」、「野生リンゴとリンボク酒」、「庭の風景」、「仮面舞踏会」)
バレエ『雪人形』より「雪人形」
ピアノ『おとぎ話の絵』op.3より「幻想的カプリス」
オペラ『死の都』より「マリエッタの歌」、「ピエロの踊り歌」
弦楽六重奏曲op.10(1914-15)*
ダニエル・ゲーデ(Vn)、
セッシュ・リュー(P)
ベルリン・フィル弦楽六重奏団*
【ベルンハルト・ハルトーク(Vn)、
リュディゲル・リーベルマン(Vn)
ヴォルフラム・クリスト(Va)、
ヴァルター・キュッスナー(Va)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、
アンスガル・シュナイダー(Vc)】

録音:2011年5月21-22日、スタジオ4(ベルリン
0代から完成度の高い作品を多く輩出し、“ヴォルフガング” という共通の名を持つことから「モーツァルトの再来!」とも言われた早熟の天才音楽家、 エーリヒ・ウォルフガング・コルンゴルト(1897-1957)。本アルバムではアメリカ亡命前、彼が神童と注目されていた10代の頃の作品を中心に収録。
メロディ・メーカーとしてのコルンゴルトの魅力満載のヴァイオリン作品は、様々な自曲からの編曲。甘い旋律が魅力の「雪人形」は、もともとはコルン ゴルトが11歳で作曲したバレエ音楽「雪人形」の一部。甘い旋律が魅力で、後にハイフェッツも好んで演奏しました。他にも組曲「から騒ぎ」からの抜 粋や、自身のヒット作「死の都」からのメロディなど、コルンゴルトの甘いメロディが魅力の作品が並びます。
弦楽六重奏曲は17歳の頃に作られた作品で、若者らしい瑞々しい旋律に満ち溢れたもの。軽やかかつ優雅なソロの掛け合いが美しく、洗練されたア ンサンブルに聴き入ります。
演奏陣の豪華さも本アルバムの注目されるところ。1994?2000年にウィーン・フィルのコンサートマスターを務めていたダニエル・ゲーデの演奏は 流石の一言。多彩な曲調を含む小品集を見事に弾きこなし、繊細かつ優雅な音色でしっとりと聴かせてくれます。弦楽六重奏曲を演奏するベルリン・フィ ル弦楽六重奏団はベルリン・フィルのメンバー、元メンバーからなるアンサンブル団体。ソリストとしても活躍する名手らによる極上のアンサンブルは見事 です。 (Ki)
PHIL-06014
バロックから近現代まで/低音の魅力
フレスコバルディ:カンツォーナ(ホセ・ヴィトーレス編)
ディエゴ・オルリッツ(1525-1561):第1 リチェルカーダ(シュトール編)
ヴィターリ:ヴァイオリンのためのパルティータ
中国の無名の作曲家(1725頃):ビヤン・イン・バール
ジョン・ケージ:竜安寺(1984)
シュールホフ:Der goettliche Funke kann, wie in einer Leberwurst auch in einem Kontrabass vorhanden sein…
シュールホフ:バス=ナイチンゲール( シュトール編)
マルヴィン・P・ファインスミス:ヘブライ風練習曲第2番
クルターク(b.1926):メッセージ=コンソレーション
グラナドス:インテルメッツォ(ゴイェスカスより)(シュトール&ヴィトーレス編)
レクエーナ(1931-2010):ペルテーニョ・ペル・コントラバス
カバルコス(b.1950):ポエマ・アン・グリス
ダノエル・ブオーノ(b.1956):タンゴ練習曲第5番
シビリス(b.1948):インセルン
ホセ・ヴィトーレス:コントラバスとギターのためのCansion sin Palabras(1962)
クラウス・シュトール(Cb、朗読)、
ホセ・ヴィトーレス(G)

録音:2011年4月13-15日、ベルリン
ベルリン・フィルの元首席コントラバス奏者クラウス・シュトールが、ギターリストであり作曲家でもあるホセ・ヴィトーレスと組み、バロックより近現代まで網羅した数々のコントラバスの名曲を披露。コントラバス独奏或いはコントラバス・ギター用にアレンジした作品もあります。途中では、チェコ出身でユダヤ系ドイツ人の作曲家エルヴィン・シュールホフによる、「バス・ナハティガル」へのプロローグを、シュトールがドイツ語で朗読します。ケージの奇作「竜安寺」にも、変幻自在な音色で迫ります。 (Ki)
PHIL-06015(2CD)
J.S.バッハ:6つのパルティータ
第2番ハ短調BWV.826/第3番イ短調BWV.827
第4番ニ長調 BWV.828/第1番変ロ長調BWV.825
第5番ト長調BWV.829/第6番ホ短調BWV.830
ピ=シェン・チェン(P)

録音:2011年6月7-8日、アッテンバッハ(ベルクノイシュタット、ドイツ)
H.レイグラフ、T.ニコラーエワ、W. ケンプら巨匠に師事し、世界的に活躍する台湾の女流ピアニスト、ピ=シェン・チェンによるJ.S.バッハの6つの パルティータ。シェーンベルクやケージといった前衛音楽作品の演奏・録音にも積極的なピ=シェン・チェンですが、J.S.バッハもまた彼女の主たるレパー トリーの一つといえましょう。ゴルドベルク変奏曲(PHIL 06006)でも好評を博した迷いのないシンプルな演奏は今回も健在。過度な装飾や情感を排 した誠実な演奏が心に真っ直ぐ響きます。全体的に堅実なテンポを保っている印象がありますが、第6番のサラバンドなどでは適度な情感を込めた演奏 でじっくりと聴かせてくれます! (Ki)

PHIL-06018
バボラークによる超絶のテレマン
ゼレンカ:2つのホルン,2つのオーボエ,ファゴット,弦楽と通奏低音のためのカプリッチョ第3番ヘ長調ZWV184
テレマン:ホルンと弦楽のための協奏曲ニ長調TWV51:D8
 2つのホルン、2つのヴァイオリンと弦楽のための協奏曲変ホ長調TWV54:Es1
 2つのホルンと弦楽のための協奏曲ニ長調TWV52:D2
 序曲(組曲)ト短調『ミュゼット』
ラデク・バボラーク(Hrn)
アンドレイ・ジュスト(Hrn)
ライマール・オルロフスキー(Vn)
ベルンハルト・フォルク(Vn&指)
ベルリン・バロック・ゾリステン

録音年:2011年3月の幾つかのコンサート・ライヴより抜粋
バボラーク&ベルリン・バロック・ゾリステンという豪華布陣によるゼレンカ&テレマン作品集。テレマンのホルン協奏曲でのバボラークの巧さには圧倒されます。どんなパッセージもらくらくと吹きこなしており、さすがです。2つのホルンのための作品でバボラークと並んで演奏するのは、2011年9月からベルリン・フィルのメンバーとなったアンドレイ・ズスト(1974年生まれ)。マーラー・ユーゲント管などでも活躍しており、ベルリン・フィル・アカデミーを経ての入団となりました。バボラーク(1976年生まれ)に全くひけをとらず、丁々発止のアンサンブルを展開しており、こちらの新しい逸材も見ものです。ベルリン・バロック・ゾリステンのアンサンブルが素晴しいのは言うまでもなく、洗練された美しいサウンドによるきわめて雄弁な音楽を味わうことができます。 (Ki)
PHIL-06019
シュニトケ:弦楽三重奏曲(1985)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調op.80
 5つのメロディーop.35
コリヤ・ブラッハー(Vn)、
ヴァルター・キュスナー(Va)、
ヨハネス・モーザー(Vc)、
ヴァシリー・ロバノフ(P)

録音:2011年6月、ベルリン
本CDは、ソ連時代に生まれたシュニトケ、プロコフィエフの名曲に光を当てたもの。シュニトケの弦楽三重奏曲は、ベルク生誕100年を記念して、ウィーンのアルバン・ベルク協会が委嘱し、作曲されたもので、後にユーリー・バシュメットが弦楽のための「トリオ・ソナタ」(1987)に編曲もしています。病中にありながら創作された同曲は、ほとばしる鬱屈した感情が、弦楽の重厚な響きによって、まるで吹き荒れるかのようです。プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1番は、プロコフィエフの数ある作品の中でも最も憂鬱且つ情熱的であり、ソナタ第2番に比べてよりロマンティズムが濃くなっています。両極端の結びに聞こえるヴァイオリンの滑り落ちるような音階を、プロコフィエフは「墓を抜ける風」と呼びました。5つのメロディーは、エレガントに包まれたヴァイオリンの音色が、各曲の曲想に応じて時に繊細に、時に情熱的にと変化します。夢幻的に縦横に変化するプロコフィエフ独特の美しいロマンティズムを存分に堪能できます。 (Ki)


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