湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



PHILHARMONIA BAROQUE
(アメリカ)


1981年に創設された“フィルハーモニア・バロック・オーケストラ”はバロック、古典派、初期ロマン派時代の音楽を、当時使われていたであろう楽器やヴォーカル・テクニックを用いて演奏。この独特 の響きを世界中の聴衆に提示することを目的にしています。そして演奏会やレコーディングを行い、音楽を共有しながら、次世代の音楽家を育てるための教育やトレーニング・プログラムを通じて、 積極的に新しい聴衆にアプローチしています。 現在、ニコラス・マギーガンが音楽監督を務めるこのアンサンブルは、サンフランシスコでの定期演奏会を始め、国際的なツアーを行い成功を収めるとともに、アメリカ国内の「アンサンブル・オブ・イ ヤー」をはじめ、数多くの賞を獲得。2011年からはアルバムの自主制作を始め、ハイドン:交響曲集第1集(PBP02)はグラミー賞の“ベスト・オーケストラ・パフォーマンス賞”にもノミネートされるな ど高い評価を受けています。



※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
PBP-01
NX-B07
ロレイン・ハント・リーバーソン〜オペラ・アリア集
ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」Op.7

ヘンデル:アリア集
歌劇「エジプトのジュリオ・チェザーレ」HWV17より
 第2幕:父を虐殺した仇への復讐を
 第2幕:怒りの蛇は決して休まない
歌劇「ゲルマニアの王オットーネ」HWV15より
 第2幕:理由を、マチルダ
 第2幕:おお、息子よ
歌劇「クレタのアリアンナ」HWV32-第1幕:私を見て
歌劇「エジプトのジュリオ・チェザーレ」HWV17-第3幕:今や正義が
矢を弓につがえ
歌劇「ラダミスト」HWV12-第2幕:わが妻のいとしい霊よ
歌劇「アグリッピーナ」HWV6-どんな風が吹いても
歌劇「ダラミスト」HWV12-第3幕:船が失われても
ロレイン・ハント・リーバーソン(Ms)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:1991年10月19日、1995年11月11-12日
伝説の名メゾ・ソプラノ、ロレイン・ハント・リーバーソン。26歳の時にヴィオラ奏者から歌手へと転向、現代音楽と古楽の両面で活躍 を始めた頃に、マギーガンと出会いました。そしてマギーガンが指揮する一連のヘンデル歌劇で名をあげた彼女は、以降、歌手としての 輝かしい経歴を積みながら、古楽オペラの復興にいそしむとともに、情熱的な恋愛に落ちるなど波乱に満ちた生涯を送り、52歳の若 さで病に倒れ、その生涯を閉じてしまいました。数多いエピソードとともに、今でも愛されている彼女の歌唱を永遠に残すために、マ ギーガンはレーベルにおける最初のアルバムとして、この曲集を選びました。彼女にとって、初録音となったふくよかで美しいベルリオーズ はもちろんのこと、凛とした表現が素晴らしいヘンデル。マギーガンにとっても大切な記録です。
PBP-02
NX-B07
ハイドン:交響曲集
交響曲 第104番ニ長調「ロンドン」Hob.I:104
交響曲 第88番 ト長調 「V字」 Hob.I:88
交響曲 第101番 ニ長調 「時計」 Hob.I
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2009年9月12-13日
2011年に創立30周年を迎えた「フィルハーモニア・バロック・オーケストラ」の方向性がはっきりと示されたハイドンの一連の交響曲集。 エキサイティングな響きと、マギーガンの熟考の解釈を聞くことができます。 このアルバムは、巧みな構成で知られる第88番「V字」、幻想的で精緻な第104番「ロンドン」、そしてユーモラスな第101番「時計」 の3曲が収録されています。ハイドンの見事な作曲技法も目の当たりにできます。
PBP-03
NX-B07
ヴィヴァルディ:「四季」他
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「春」 Op.8-1RV269
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「夏」 Op.8-2 RV315
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「秋」 Op.8-3 RV293
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「冬」 Op.8-4 RV297
ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV375
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調「お気に入り」Op.11-2 RV269
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「恋人」RV271
エリザベス・ブルーメンストック(Vn)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2010年12月9-11日
様々な解釈、速度、表現方法で演奏されるヴィヴァルディの名曲「四季」。だからこそソリストにとっては「何か新しいもの」を自身の演 奏に取り入れることは至難の技です。ブルーメンストックの演奏、例えば“春”ではまるで鳥のさえずりをそのまま再現しているかのよう な、装飾音も含め生き生きとした表現です。マギーガンの伴奏も、弾むリズム、そして絶妙なアコーギクと、これまでこの作品を数多く 聴いてきた愛好家にも、新しい発見をもたらす革新的な演奏です。
PBP-04(2CD)
NX-C03
ヘンデル:歌劇「アタランタ」HWV35 アタランタ・・・ドミニク・ラベッレ(S)
メレアグロ・・・スサンネ・ライデン(S)
イレーネ・・・セシル・ヴァン・デ・サント(Ms)
アミンタ・・・マイケル・スラッテリー(T)
ニカンドーロ・・・フィリップ・カットリップ(Br)
メルキューリオ・・・コリー・マッカーン(Br)
フィルハーモニア・コラール(合唱指揮・・・ブルース・ラモット)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)
1736年に作曲されたヘンデルの歌劇「アタランタ」はギリシャの牧歌劇。王女アタランタは親の決めた婚約が気に入らず、羊飼いの娘 に扮して山で暮らしています。彼女の許婚メレアグロは、それを知りながら、羊飼いに扮し、彼女の本心を探ります。そこに本物の羊飼 いのカップルが絡み、ちょっとした恋のさや当てが起きるという物語です。初演時は好評を博しましたが、その後はほとんど演奏されず、 20世紀になってようやく注目されたというこの作品、マギーガンをはじめ、歌手たちが、活気に満ちた音楽を美しく演奏しています。
PBP-05
NX-B07
ブラームス:セレナード集
セレナード 第2番 イ長調 Op.16
セレナード 第1番 ニ長調 Op.11
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2012年3月10-11日、2010年2月13-14日ライヴ
ブラームスの時代の楽器を用いて演奏された2曲のセレナード。どちらも20代に書かれた若々しい作品で、これらはブラームスが、当 時デトモルトの領主に招かれ、館で仕事をしていた時に、モーツァルトやハイドン時代の「セレナード」を模して書かれたとされています。 優雅な雰囲気の中にも、後年のブラームスの作風を思わせる翳りもどことなく感じられる名作を、マギーガンは歯切れのよいリズムで闊 達に演奏しています。
PBP-06
NX-B07
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第7番イ長調 Op.92*
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2012年11月10-11日、2009年9月12-13日* 以上ライヴ
この第4番が演奏された時、サンフランシスコの新聞紙上におけるクラシック批評で「ウィットに富み、バランス感覚に優れた完璧な演 奏」と絶賛されたというほど、アメリカ国内で話題を呼んだライヴを収録。 第7番も、輝かしく生き生きとした演奏です。
PBP-07
NX-B07
ヘンデル:歌劇「テゼオ」(ハイライト) メデア・・・ドミニク・ラベッレ(S)
テッソ・・・アマンダ・フォーサイス(S)
アギレア・・・エイミー・フレストン(S)
エゲオ・・・ドリュー・ミンター(C.T)
アルカーネ・・・ロビン・ブレイズ(C.T)
クリツィア・・・セリーヌ・リッチ(S)
ミネルヴァの司祭・・・ジェフリー・フィールズ(Br)
コロス・・・ジョナサン・スマッカー(T)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2013年4月13.14日ライヴ
マギーガンがこよなく愛するヘンデルの歌劇。彼は、あまり演奏される機会のない秘曲を取り上げることが多く、この「テゼオ」も初演後 は、ほとんど再演されることなく20世紀まで埋もれていた作品です。ヘンデル作品には珍しく5幕構成の大作ですが、ここでは全曲がコ ンパクトに纏められ、テンポの良い作品として演奏されています。歌手たちの力強く輝かしい歌唱も聴き所です。
PBP-08
NX-B07
ハイドン:交響曲第57番ニ長調 Hob.I:57
交響曲第68番変ロ長調 Hob.I:68*
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2014年10月4-5日、2014年2月8-9日*
交響曲集第1集(PBP01)が2011年のグラミー賞にノミネートされるなど、高い評価を受けたマギーガンのハイドン。こちらの第2集は 1770年代に作曲された3曲の交響曲を収録。整然としたオーケストレーションの中に、時々意表を突くメロディが出現するところは、 いかにも中期のハイドンらしい作風ですが、マギーガンはこれらを丁寧に拾いあげ、きわめて楽しい作品として演奏しています。
PBP-09(2CD)
NX-C03
A・スカルラッティ:セレナータ「春の栄光」 プリマヴェーラ・・・ダイアナ・ムーア(Ms)
エスターテ・・・スザーナ・オグライェンシェク(S)
アルトゥンノ・・・クリント・ファン・デア・リンデ(C.T)
インヴェルノ・・・ニコラス・パーン(T)
ギオーヴェ・・・ダグラス・ウィリアムズ(Bs-Br)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2015年10月4.10日
多数の鍵盤作品で知られるドメニコ・スカルラッティの父、アレッサンドロ・スカルラッティ。ナポリ楽派の始祖とされ、初期バロック期の声 楽音楽の発展に尽力した人です。とは言え、彼の作品は現在あまり演奏される機会がなく、この「春の栄光」に至っては、すっかり忘 れ去られており、このマギーガンによる2015年の演奏が復活蘇演であり、もちろん世界初録音となるものです。 これは、スペイン継承戦争後に王位を得たカール6世(1685-1740)が、ようやく継承者である男子ジョン・レオポルドを授かった際 に、スカルラッティに祝典の曲の作曲を依頼し、「神聖ローマ帝国における継承者誕生の知らせを受けた4つの季節『春』『夏』『秋』 『冬』が、国の歴史と喜びを歌っていく」という内容の作品が出来上がったのですが、不幸なことに、ジョン・レオポルドは1歳の誕生日を 待つことなく夭逝、そのためこの作品自体も封印されてしまったという経緯があり、今回の上演はとても貴重です。


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