湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



RPO
(イギリス)


ロイヤル・フィルの自主製作盤。Orchid Classicsレーベルの一部です。


※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
RPO-017
ハリウッドの黄金時代第1集
ジェローム・モロス(1913-1983):大いなる西部-メインテーマ
マックス・スタイナー):カサブランカ-組曲
ミクローシュ・ロージャ:ピアノ協奏曲「白い恐怖」
バーナード・ハーマン:「サイコ」から<前奏曲/階段/殺人者/終曲>
ディミトリ・ティオムキン(1894-1979):ナヴァロンの要塞
ロージャ:「ベン・ハー」より<愛のテーマ/勝利のパレード>
ハーマン:タクシー・ドライバー-メイン・テーマ
コルンゴルト:シーホーク-メイン・テーマ
アディンセル:危険な月光-ワルソー・コンチェルト
スタイナー:風と共に去りぬ-タラのテーマ
エルマー・バーンスタイン:荒野の七人-序曲
フィル・トッド(アルトSax)
ロードリック・エルムス(P)
ホセ・セレブリエール(指)ロイヤルPO

録音:2005年9月15-16日ロンドンワットフォード・コロセウム
コルンゴルトがウィーン世紀末の芳醇な音色を持ち込んだことで、独特の発展を遂げたハリウッドの映画音楽。コルンゴルトの書いたシンフォニック・スコアを基礎とした絢爛華麗な響きは、現代の映画音楽にも強い影響を与えています。このアルバムに含まれている2つの「ピアノ協奏曲」も、独立した名曲として大きな人気を誇る作品です。指揮者はホセ・セレブリエール。作曲家としても活躍するだけあって、曲の隅々までに手が届くような納得の演奏です。
RPO-019
アメリカン・クラシック
ガーシュウィン:パリのアメリカ人
コープランド:組曲「ビリー・ザ・キッド」
バーンスタイン:ウェスト・サイド物語〜シンフォニック・ダンス
ジョン・ボルティモア(指)ロイヤルPO

録音:2006年7月
RPO-022
ハリウッドの黄金時代第2集
バーナード・ハーマン:「めまい」から<前奏曲/ナイトメア/愛の情景>
 北北西に進路を取れ-メイン・タイトル
マックス・スタイナー(1888-1971):ケイン号の叛乱-マーチ
ハーマン:市民ケーン-前奏曲とフィナーレ
コルンゴルト:組曲「ロビン・フッドの冒険」-第4楽章
エルマー・バーンスタイン:組曲「アラバマ物語」
ロージャ:ヴァイオリン協奏曲Op.24-第2楽章
ワックスマン(1906-1967):組曲「サンセット大通り」
 組曲「陽のあたる場所」
ディミトリ・ティオムキン(1894-1979):ダイヤルMを廻せ-テーマ
ニーノ・ロータ:「ゴッド・ファーザー」から<シチリアの牧歌/マイケルとケイ/愛のテーマ>
ホセ・セレブリエール(指)ロイヤルPO

録音:2007年1月9-10日ロンドンカドガン・ホール
第2集も、めまいがするほどに素晴しい音の饗宴が楽しめます。もちろんコルンゴルトの作品も収録されていて、ルーツを辿りたい人にも満足をお届けできることでしょう。ハーマン、スタイナーなどの初期の作曲家や、クラシックの分野でも人気の高いロージャ、そして極め付け。ニーノ・ロータの「ゴッド・ファーザー」からの曲など、何も考えずに聴くだけで楽しい1枚です。
RPO-023
ハリウッドの黄金時代第3集
レナード・バーンスタイン:交響組曲「波止場」
エルマー・バーンスタイン:組曲「終身犯」
 組曲「黄金の腕」
ディヴィッド・ローズ(1910-1990):ブルレスケ-ストリッパー
オーリック/ヴィクター・ヤング:ローマの休日-メイン・タイトル
ヤング:シェーン-前奏曲
 八十日間世界一周-序曲
ロドニー・ベネット(1936-):オリエント急行殺人事件-ワルツ
モーリス・ジャール(1924-):パリは燃えているか-ア・ラ・ヴァルス
フランツ・ワックスマン(1906-1967):組曲「フィラデルフィア物語」
デイヴィッド・ラクシン(1912-2004):ローラ殺人事件
ミクローシュ・ロージャ(1907-1995):組曲「深夜の告白」組曲<前奏曲-ナレーション-ミーティング-恋人たち-殺人者-フィナーレ>
リチャード・バーナス(指)ロイヤルPO

録音:2010年1月26-27日ロンドンカドガン・ホール
第3集もドキドキするような名作揃いです。2人のバーンスタイン、レナードとエルマーの聴き比べや、「八十日間世界一周」「ローマの休日」など誰もが聴いたことのある名作、つい声をかけたくなるような「シェーン」など素晴らしい響きを堪能してください。指揮者のバーナスはニューヨークに生まれ、現在はロンドンに拠点を置いて活躍している人で、とりわけアメリカ音楽の伝道者として広く知られています。
RPO-24
ハリウッドの黄金時代-映画音楽集 第4集
マックス・スタイナー(1888-1971):キー・ラーゴ(1948)-組曲
モーリス・ジャール(1924-2009):ライアンの娘(1970)-ロージーのテーマ
エルマー・バーンスタイン(1922-2004):ワイルド・サイドを歩け(1962)-組曲
モリコーネ(1928-):荒野の用心棒(1964)-メイン・テーマ
ワックスマン(1906-1967):裏窓(1957)-組曲
マノス・ハジダキス(1925-1994):日曜はダメよ(1960)-メイン・テーマ
ヴィクター・ヤング(1900-1956):シェーン(1953)-遙かなる山の呼び声
ミクロシュ・ロージャ:失われた週末(1945)-組曲
アルフレード・ニューマン(1901-1970):嵐が丘(1939)-キャシーのテーマ
ワックスマン:われは海の子(1937)-組曲
ジャール:インドへの道(1984)-アデラのテーマ(エンド・タイトル)
ジェリー・ゴールドスミス(1929-2004):チャイナタウン-組曲
ディミトリ・ティオムキン(1894-1979):OK 牧場の決闘(1957)-バラード
デイヴィッド・ファーマン(指)
ロイヤルPO

録音: 2013年1月30-31日 ハートフォードシャー,ワトフォード・コロッセウム
大好評シリーズ第4 弾。ハリウッドの名作映画に欠かせない音楽を、現代最高のオーケストラ、ロイヤル・フィルが豪華に再現しました。良く知られた映画から、日本ではあまりなじみのない映画まで取り揃えられていて、新鮮な気分でお楽しみいただけます。何より素晴らしいのは、弦の蕩けるような音色と、要所要所に使われて音楽を最大限に盛り上げるハープの響き。これこそがハリウッドサウンドの極みと言えるのではないでしょうか?

RPOSP-005(2CD)
モーツァルト:管楽協奏曲集
クラリネット協奏曲 イ長調 K622
ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K495
ディヴェルティメント ニ長調 K136
フルート協奏曲第1番 ト長調 K313
オーボエ協奏曲 ハ長調 K314
ファゴット協奏曲 変ロ長調 K191
マイケル・ホワイト(Cl)
マーティン・オウエン(Hr)
アンドルー・ニコルソン(Fl)
ジョン・アンダーソン(Ob)
ダニエル・ジェミソン(Fg)
※以上ロイヤル・フィルの首席奏者
ニコラス・クロウバリー(指)ロイヤルPO

録音:2005年1月、4月
RPOSP-006(2CD)
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」(全曲) デイヴィッド・マニノフ(指)ロイヤルPO
RPOSP-009(DVD)
NX-B03
「ラスト・ナイト・オブ・プロムス」
CD1.
1.ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」-第1幕 序曲-フィナーレ
2.チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」-花のワルツ
3.スーザ:自由の鐘
4.ブリテ:青少年のための管弦楽入門
5.マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」-間奏曲
6.ブリス:組曲「来たるべき世界」-第6曲 行進曲
7.ヴォーン・ウィリアムズ:「グリーンスリーヴス」による幻想曲(R.グリーヴズによる管弦楽編)
8.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
9.エルガー:行進曲「威風堂々」第4番
CD2.
1.スッペ:喜歌劇「軽騎兵」序曲
2.エルガー:変奏曲「エニグマ」-第9変奏「ニムロッド」
3.ホルスト:組曲「惑星」〜「木星」
4.オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」-カンカン
5.ウッド:ルール・ブリタニア
6.パリー:イェルサレム
7.エルガー:行進曲「威風堂々」第1番
8.チャイコフスキー:祝典序曲「1812年」
ルーシー・パーハム(P)・・・CD1:8,CD2:8
ゴールドスミス・コラール・ユニオン・・・CD2:3.6
ロイヤルPO
フィリップ・エリス(指)・・・CD1:1.3.5.7.8、CD2:1.2.4.7.8
デイヴィッド・アーノルド(指)・・・CD1:2
ロビン・ステープルトン(指)・・・CD1:4.6.9、CD2:5
オウェイン・オーウェル・ヒューズ(指)・・・CD2:3.6

録音:2002年1月7-10日・・・CD1:1.3.5.7、CD2:1.2.4.7
2002年5月22-23日・・・CD1:2
2003年5月7日・・・CD1:8、CD2:8
2003年5月6-7日、10月2日・・・CD2:3.6
2006年4月20日・・・CD1:4.6.9、CD2:5
1895年の夏、「クラシック音楽をもっと気楽に聴いてもらおう」とロバート・ニューマンが提唱し、指揮者ヘンリー・ウッドが演奏した “BBCプロムス”。ロイヤル・アルバート・ホールを中心に2ヶ月間に渡って開催される100年以上の歴史を持つこの音楽祭、なかでも 最終夜の「ラスト・ナイト・オブ・プロムス」での盛り上がりは素晴らしく、激しいチケット争奪戦に敗れた人は、テレビの前で歓声を上 げるのが慣わしとなっています。エルガーの「威風堂々 第1番」は必ず演奏される曲で、合唱の入る部分はアンコールされるのが決 まりです。 プロムスでの演奏はBBC交響楽団が中心ですが、同じく英国を代表するオーケストラであるロイヤル・フィルも、これらの名曲に強い 愛着を抱いており、本家BBC交響楽団とはまた違うアプローチで華麗に演奏しています。
RPOSP-012
バレエ音楽「誰がかまうものか」(原曲:ガーシュウィン、H.ケイ編)
ストライク・アップ・ザ・バンド*
ギター弾きの恋*/Somebody loves me*
Bidin' my time*/ス・ワンダフル*
ドゥ・ドゥ・ドゥ*/ザ・マン・アイ・ラヴ*
ステアウェイ・トゥ・パラダイス*
mbraceable You*/Fascinatin' Rhythm*
誰がかまうものか*/My One and Only*
リザ*/アイ・ガット・リズム*
プロムナード〜ウォーキング・ザ・ドッグ#
「ポーギーとベス」交響的情景(R.ベネット編)#
キューバ序曲+
ヴィヴ・マクリーン(P)*
サイモン・リー(指)(*/#)
ジョン・ボルティモア(指)
ロイヤルPO

録音:2007年
RPOSP-013
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
マリオ・ガレアーニ(P)
グジェゴシュ・ノヴァク(指)ロイヤルPO

録音:2007年
RPOSP-014(2CD)
シューマン:交響曲全集 グジェゴシュ・ノヴァク(指)ロイヤルPO

録音:2008年2月4日-5日/2009年1月6日-7日
RPOSP-015
スペイン・ギター音楽集
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲*
バカリッセ:コンチェルティーノ.イ短調〜第2楽章*
ビゼー:カルメン組曲第1番〜抜粋
ロドリーゴ:ある貴紳の為の幻想曲*
モレノ=トローバ:ギター・ソナチネ(ギターと管弦楽編)*
ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」序曲
ローランド・サード(G)
フアト・マンスロフ(指)ロイヤルPO

録音:2007年12月12日-13日
RPOSP-017
ベスト・オブ・ジェームズ・ボンド
ジェイムズ・ボンドのテーマ(1962)
ダイヤモンドは永遠に/サンダーボール作戦
ゴールドフィンガー
ゴールドフィンガー〜フォート・ノックスへの夜明けの襲撃/美しき獲物たち/黄金の銃を持つ男/私を愛したスパイ/ロシアより愛をこめて/消されたライセンス/ユア・アイズ・オンリー/私を愛したスパイ/死ぬのは奴らだ/007は二度死ぬ/カジノ・ロワイヤル/トゥモロー・ネバー・ダイ
カール・デイヴィス(指)ロイヤルPO

録音:2008年
RPOSP-018
モーツァルト:3台のピアノの為の協奏曲 ヘ長調 K242*
2台のピアノの為の協奏曲 変ホ長調 K365#
ロンド ニ長調 K382
ロンド イ長調 K386
デレク・ハン(P)
ウー・ハン(P)*,#
ペーター・アシモフ(P)*
マッシモ・クアルタ(指)ロイヤルPO

録音:2008年9月12日-13日
RPOSP-020C(3CD)
ドヴォルザーク:交響曲第6番ニ長調Op.60B.112
交響曲第7番ニ短調Op.70B.14
交響曲第8番ト長調Op.88B.163
交響曲第9番ホ短調「新世界より」
序曲「謝肉祭」Op.92B169
グジェゴシュ・ノヴァーク(指)
ロイヤルPO

録音:2009年10月-2010年1月、2009年1月 ロンドンカドガン・ホール
ロイヤル・フィエルの首席准指揮者であるノヴァークによるドヴォルザークの4つの交響曲です。彼は「エルネスト・アンセルメ指揮者コンクール」で第1位を獲得した他、数多くのコンクールで優秀な成績を収め、またヴァイオイリニストとしても優れた才能を発揮しています。このドヴォルザークは、若々しい感性を生かした爽やかな解釈が際立つもので、随所ではじける金管や、滑らかな弦の音色が大変魅力的な演奏です。
RPOSP-025
SYMPHONIC SGT.PEPPER
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
With A Little Help From My Friends
Lucy in the Sky with Diamonds
Getting Better/Fixing a Hole
She's Leaving Home
Being for the Benefit of Mr. Kite!
Within You Without You
When I'm Sixty-Four/Lovely Rita
Good Morning Good Morning
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
A Day in the Life /14.Penny Lane
Strawberry Fields Forever
All You Need Is Love/
Yesterday/Can't Buy Me Love
メトロ・ヴォイシス
ニック・デイヴィス(指)ロイヤルPO

録音:2009年7月21-22日ロンドンエンジェル・スタジオ
ロイヤル・フィルのお家芸とも言える「シンフォニック」シリーズ。こちらについては、もう何も申し上げる必要もないでしょう。見事な合唱が歌い上げるレノンヤマッカートニーの名曲は、まさにGleeの世界。ゴージャスです。
RPOSP-026B(2CD)
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」Op.20 クリオ・グールド(ソロVn)
ロイヤルPO/ニコレ・モルドヴォヌ(指)

録音:2009年7月13-15日キャドガン・ホール
ルーマニア生まれの指揮者モルドヴォヌは、20代でスイスに移住し、チューリヒ芸術大学とバーゼル音楽アカデミーで学びます。その後ベルン芸術大学でホルスト・シュタイン、ラルフ・ヴァイケルト、アンタル・ドラティらに指揮を学び、チェリビダッケのマスタークラスにも参加しています。その後はロンドンで研鑽を重ね、2002年にロンドン・モーツァルト・プレイヤーに客演しています。その後はイギリスのオーケストラを始め、ヨーロッパの著名な楽団と共演し、高く評価されています。この「白鳥の湖」はまさに模範的な演奏であり、チャイコフスキー(1840-1893)の音楽の魅力を存分に味わうことが可能です。
RPOSP-028
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
マリオ・ガレアーニ(P)
グルジェゴルス・ノヴァーク(指)
ロイヤルPO

録音:2010年1月11-12日ロンドンカドガン・ホール
イタリア、メッシーナ生まれのピアニスト、マリオ・ガレアーニをソリストに迎えたベートーヴェンのピアノ協奏曲集です。ノヴァークの冷静沈着な解釈は、現代のベートーヴェン演奏の風潮(どちらかというと軽やか系)とは一線を画すものであり、聴き手に良い意味での安心感をもたらすものでもあります。
RPOSP-030B(2CD)
チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」 クリオ・グールド(ソロVn)
ジェシカ・バロウズ(ソロVc)
ロイヤルPO
バリー・ワーズワース(指)

録音:2010年5月31日-6月2日キャドガン・ホール
ャイコフスキー(1840-1893)の最大の傑作である「眠りの森の美女」をイギリスの名指揮者バリー・ワーズワースが振った納得の2枚組。やはりチャイコフスキーはゴージャスな音で聴きたいものです。
RPOSP-031
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
ヴォカリーズOp.34-14(Vc&P版)*
ファハルド・バダルベイリ(P)*
ドミートリー・ヤブロンスキー(指,Vc*)
ロイヤルPO

録音:2010年7月12-13日ロンドンカドガン・ホール
2004年に新しくオープンしたコンサート・ホールであるカドガン・ホールは、もともと約100年前ほどに建てられた教会で、信者減少のためにイギリス国教会が放棄することを決定したところ、教会の音響の良さに感動したCadoganEstateという会社が買収することで蘇ったというものです。4年間の改装を経て生まれ変わったホールは、その響きの良さにロック・ミュージシャンやジャズ・バンドも魅了されているほどで、聴衆からも愛されているところです。ロイヤルフィルハーモニー管はここの常連であり、RPOレーベルからも一連のシリーズとして、このホールでの録音をリリースしています。このラフマニノフは、名手ヤブロンスキーの指揮を得て、ふっくらとした響きを持ちながらも、スマートな解釈によって、きりりと引き締まった現代的な表情を以っています。ヴォカリーズではチェロも演奏するというサービスぶりも微笑ましいところです。
RPOSP-032
ヴェリー・ベスト・オブ・ロジャース&ハマースタイン
リチャード・ロジャース:「オクラホマ」〜<序曲/おお、なんて美しい朝/全てかゼロか>
 「サウンド・オブ・ミュージック」〜<サンド・オブ・ミュージック/私のすきなもの/全ての山を登れ>
 「回転木馬」〜<ミスター・スノウ/もし私があなたを愛していたら/あなたは決して一人で歩くことはない>
 「王様と私」〜<私は夢を持つ/シャル・ウィ・ダンス/あなたと知り合いになる方法>
 「南太平洋」〜<あの人を忘れたい/春よりも若く/ステキな人/二つの告白-魅惑の宵>
メアリー・カレウェ(S)
リア・ジョーンズ(Vo)
グラハム・ビックリー(Vo)
マイケル・ドール(T)
デイヴィッド・ファーマン(指)ロイヤルPO

録音:2011年1月24-25日エンジェル・スタジオ
作曲家、リチャード・ロジャースと作詞家、オスカー・ハマースタインのコンビによる数々の名ミュージカルから集めたとびきりの歌集です。2011年に行われたライブ録音で、歌っているのはイギリスが誇るソプラノ、カレウェで、彼女はミュージカルだけでなく、キャバレー・ソングや演劇など幅広く「現代の音楽」を手掛けていて、録音でもひっぱりだこの若手です。声に独特の響きがあり、これがまた独特の味わいを出しているといえましょう。指揮者のファーマンはイギリスにおける最高のミュージカル指揮者で、エビータ、キャッツ、シカゴ、オペラ座の怪人など数多くの名作を制作から手掛け、世に送り出しています。心から幸せになれそうな1枚です。
RPOSP-033D
(3CD)
フィルム・ミュージック・ガラ
エンドゥリング・ラブ(Jの悲劇)〜パストラーレとフィナーレ
ダンス・ウィズ・ウルヴス〜ジョン・ダンバーのテーマ
ロメオとジュリエット〜バルコニーの情景
スター・ウォーズ,エピソードU〜星を越えて
グリーン・ディステニー〜エターナル・ヴォウ
ピアノ・レッスン〜楽しみを希う心
オペラ座の怪人〜これが私があなたに求めることの全て
アルフィー〜アルフィー
ラブ・アクチュアリー〜グラスゴーの愛のテーマ
アルセーヌ・ルパン〜序曲
ラヴェンダーの咲く庭で〜Ladiesin Lavender
ネバーランド〜Impossible Opening
エデンより彼方に〜組曲
真珠の耳飾りの少女〜グリエットのテーマ
ハムレット〜Sweetstothe Sweet Farewell
WITNESS(刑事ジョン・ブック目撃者)〜Buildingthe Barn
インディ・ジョーンズ魔宮の伝説〜エンド・タイトル組曲
真夜中のカウボーイ〜メイン・テーマ
ウォレスとグルミット〜テーマと追いかけっこ
DEAD POETS SOCIETY(いまを生きる)〜フィナーレ
ステージ・ビューティ〜組曲
THE TRUTH ABOUT LOVE(トゥルー・ラブ)〜組曲
ロッキー〜テーマ
オリヴァー・ツイスト〜Fagin in Prison/エンド・タイトル
カリブの海賊/呪われた海賊たち〜メイン・テーマ
ロメオとジュリエット〜愛のテーマ
ステップフォード・ワイフ〜メイン・タイトル
ストーンズ〜制御不能
ヴァリアント〜組曲
バットマン・ビギンズ〜Eptesicus
ゴースト〜愛のテーマ/宇宙戦争〜組曲
荒鷲の要塞〜メイン・テーマ
リブの海賊〜デッドマンズ・チェスト
コレルリ大尉のマンドリン〜Pelagia’sSong
ジョーズ〜メイン・テーマ
ジュラシック・パーク〜組曲
高慢と偏見〜ミセス・ダーシー
炎のランナー〜メイン・テーマ
フォー・ウェデイング〜愛の情景
大脱走〜メイン・テーマ
ある日どこかで〜メイン・テーマ
ズール戦争〜メイン・テーマ
ディア・ハンター〜カヴァティーナ
ハリー・ポッターと炎のゴブレット〜冬のハリー
将軍たちの夜〜全員の踊り/ヴェルサイユのテラスにて
ムーラン・ルージュ〜いつか私は飛び立つわ
ミュンヘン〜平和への祈り
ショーシャンクの空に〜エンド・タイトル
スーパーマン・リターンズ〜組曲
ロイヤルPO、
様々な指揮者たち
あの有名映画から、日本ではほとんどなじみのない映画まで、いろいろと取り揃えた楽しい3枚組。演奏は全てゴージャスなロイヤル・フィル。何も言わずにただただ幸せになれるセットです。
RPOSP-034(2CD)
ハリウッド・ブロックバスターズ
<CD1>
1.ラロ・シフリン:ミッション・インポッシブル‐メイン・テーマ/2.ジェームズ・ホーナー:アヴァター‐アイ・シー・ユー/3.レイチェル・ポートマン:チョコレート組曲/4.ハンス・ジマー:グラディエーター-メイン・テーマ/5.フォレスト・ガンプ‐フィーザーのテーマ/6.ジョン・バリー:愛と哀しみの果て‐メイン・テーマ/7.ハンス・ジマー:ダ・ヴィンチ・コード‐聖杯の騎士/8.ヘンリー・マンシーニ:ピンク・パンサー‐メイン・テーマ/9.アレクサンドル・デスプラ:ペンジャミン・バトン数奇な人生‐ポストカード‐デイジーのバレエ・キャリア/10.ミシェル・ルグラン:華麗なる賭け‐風のささやき/11.ジェームズ・ホーナー:タイタニック‐メイン・テーマ/12.ジョン・バリー:007消されたライセンス‐メイン・テーマ/13.ジェームズ・ホーナー:ビューティフル・マインド‐数学の万華鏡/14.マイケル・ジアッキーノ:レミーのおいしいレストラン‐メイン・テーマ
<CD2>
1.ヘンリー・マンシーニ:ピーター・ガン‐ピーター・ガンのテーマ/2.ハワード・ショア:ロード・オブ・ザ・リング‐メイン・テーマ/3.スティーヴン・ウォーベック:恋におちたシェイクスピア‐組曲/4.フランシス・レイ:ある愛の詩‐メイン・テーマ‐スロー・フロリック/5.ダニー・エルフマン:バットマン‐メイン・テーマ/6.ディヴィッド・アーノルド:007慰めの報酬‐ナイト・アット・ジ・オペラ/7.G.F.ヘンデル:バリー・リンドン‐サラバンド/8.エンニオ・モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス‐メイン・テーマ/9.マーヴィン・ハムリッシュ:追憶‐メイン・テーマ/10.ダリオ・マリアネッリ:つぐない‐ダンカークのためのエレ/11.ジョン・ウィリアムズ:シンドラーのリスト‐メイン・テーマ/12.ドリー・パートン:ボディガード‐オールウェイズ・ラヴ・ユー/13.ハンス・ジマー:キング・アーサー‐テル・ミー・ナウ/14.ジョン・ウィリアムズ:ハリー・ポッターと賢者の石‐ヘドウィグのテーマ/15.ジョン・ウィリアムズ:ハリー・ポッターと賢者の石‐ハリーの不思議な世界
ロイヤルPO
ニック・イングマン(指)…CD1:1.4.6.10.11,CD2:2.3.5.11.12.14.15
ニック・レイン(指)…CD1:2.3.5.7.8.9.12,CD2:1.4.6.7.8.9.10.13

録音:2002年9月16-17日…CD1:1.4.6.10.11,CD2:2.3.5.11.12.14.15,2009年6月30日,2010年3月8日…CD1:2.3.5.7.8.9.12,CD2:1.4.6.7.8.9.10.13,不明…CD1:13.14UKロンドン,エンジェル・スタジオ
2015年6月にロンドンで行われた「ロイヤル・フィル:映画音楽コンサート」と同じ曲目であり、ここでの販売用として製作された2枚組です。全ての世代に愛される映画音楽…往年の名作から最近の話題作まで…を2時間のコンサートに凝縮いたしました。

RPOSP-035
エルガー:コケイン、エニグマ他
序曲「コケイン」Op.40
エニグマ変奏曲Op.36
行進曲「威風堂々」Op.39(全5曲)
バリー・ワーズワース(指)ロイヤルPO

録音:2011年6月21-22日ロンドンカドガン・ホール
“現代イギリスの品格を象徴するエルガー名曲・名演集!”
BBCコンサートO桂冠指揮者、ワーズワースは、1990年代にも「ラスト・ナイト・オヴ・ザ・プロムスという極めて説得力の高い小品アルバムをリリースしていました、ここではエルガーの最もポピュラーな3曲において、手慣れた棒裁きで品格ある名演奏をきかせます。「コケイン」はもっとストレートに鳴らし切った演奏もありますが、ワーズワースの構えすぎずにふわっとした格調を保つニュアンスは今や貴重と言えましょう。
「エニグマ」は、多くの英国指揮者がどこか神妙な態度でこの作品に接することが多い中で、ワーズワースは最後まで自然な共感一本で勝負。その結果、伸びやかで人間的な温かみを宿した名演奏に仕上がっています。第1変奏でも明らかなように甘美な詩情が心を捉えて離さず、単に綺麗に歌わせただけの演奏とは違う慈愛の響きがたまりません。第7変奏や11変奏もスケール感、瞬発力を保ちながらも、響きが鋭利になりすぎる一歩手前で止めて「含み」を持たせるのがいかにも英国流。終曲コーダの盛り上げも実に自然体。
「威風堂々」は、それこそお手の物。しかし惰性に流れることなく、控えめなこだわりが作品を引き締め、毅然としたイギリス精神を謳歌させますが、決して「王室御用達作品」のように構えることなく、市民目線の雰囲気を湛えている(特に第1番,第4番)のが特徴的。「第1番」で中間部に差し掛かる前にいささかもテンポを落とさずに突入しますが、これがメカニックな響かないところが味!「第1番」は「威風堂々」というタイトルとは裏腹に少しづつテンポが速くなっている傾向があるようですが、ワーズワースのまさに「最適なテンポ」はそれだけで安心感をもたらします。しかしそれは懐古趣味的なものではなく、ボールトともバルビローリとも明らかに時代が異なること実感させる現代感覚がベースとなっているので、瑞瑞しい印象いますが、これがカッコイイこと!!ここまで鎧を取り払った演奏も珍しいでしょう。
極めてクリアな録音も演奏の雰囲気を一層リアルに伝えます。【湧々堂】
RPOSP-037
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
祝典序曲Op.96
グジェゴシュ・ノヴァーク(指)
ロイヤルPO

録音:2011年1月13-14日ロンドンカドガン・ホール
ロイヤル・フィルの首席準指揮者ノヴァークによるショスタコーヴィチ。思いの外「濃厚」で熱い演奏です。祝典序曲のまったりさもなかなかです。ショスタコーヴィチに狂気を感じたくない人にオススメしたい1枚です。
RPOSP-038(5CD)
ブラームス:交響曲全集&管弦楽作品集
交響曲第1番〜第4番
大学祝典序曲Op.80
悲劇的序曲Op.81
ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
セレナーデ第1番ニ長調Op.11
グルジェゴルス・ノヴァーク(指)ロイヤルPO

録音:2010年1月4-8.13.15日ロンドンカドガン・ホール
ロイヤル・フィルの首席準指揮者ノヴァークによるブラームス。今回もひたすら真面目にブラームスを熱演しています。最近の尖ったブラームスではなく、オーソドックスで安心できるブラームス。じっくりと音楽そのものを聴きたい人にオススメです。

RPOSP-039
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(S.ゴルチャコフ編)
禿山の一夜(リムスキー=コルサコフによる改訂版)
歌劇「ホヴァーンシチナ」より(リムスキー=コルサコフによる管弦楽版)
<第1幕:前奏曲「モスクワ川の夜明け」/第4幕:ペルシャ奴隷の踊り/第5幕:ゴリーツィンの旅>
.歌劇「ソロチンスクの定期市」より(リャードフによる管弦楽版)<序奏/第1幕:ゴパック>
ロイヤルPO
グルジェゴルス・ノヴァーク(指)

録音:2009年11月25日カドガン・ホール、2010年2月15日カドガン・ホール、2012年4月5日ヘンリー・ウッド・ホール、,2010年2月15日カドガン・ホール,2012年4月5日ヘンリー・ウッド・ホール…21-22
「展覧会の絵」は、ラヴェル版ではなく、よりロシア風の響きがすることで知られる、セルゲイ・ゴルチャコフの編曲。1954年に編曲されたこの版は、モスクワ音楽院の作曲家教授を務めていたゴルチャコフによるもので、彼は当時一般的に流布していたリムスキー=コルサコフが改訂した「展覧会の絵」のピアノ譜ではなく、1931年に校訂出版された「原典版」をできるだけ忠実に編曲したというもので、原典版の荒々しさを強調するために打楽器が多く使われるなど、ラヴェル版とは異なった、ロシア風の趣を持つことで知られる版なのです。最近はこの版による演奏もいくつか出ていますが、ロイヤル・フィルハーモニーの華麗な音色で聴くのは、また格別の味わいがあるものです。
RPOSP-040
バート・バカラックの音楽集
1.序曲 OVERTURE
2.マジック・モーメンツ MAGIC MOMENTS
3.サン・ホセへの道 DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
4.ドント・メイク・ミー・オーバー DON'T MAKE ME OVER
5.恋するハート ANYONE WHO HAD A HEART
6.素晴らしき恋人たち WIVES AND LOVERS
7.小さな願い I SAY A LITTLE PRAYER
8.オールウェイズ・サムシング・ゼア (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME
9.ウォーク・オン・バイ WALK ON BY
10.遙かなる影 (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
11.何かいいことないか仔猫チャン? WHAT’S NEW PUSSYCAT?
12.自由への道/雨にぬれても SOUTH AMERICAN GETAWAY/RAINDROPS KEEP FALLIN'ON MY HEAD
13.プロミス・プロミス PROMISES,PROMISES
14.恋よさようなら I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
15.ウィッシング・アンド・ホーピング/ハウス・イズ・ノット・ホーム WISHIN'AND HOPIN'/ A HOUSE IS NOT A HOME
16.タルサからの24時間 TWENTY-FOUR HOURS FROM TULSA
17.カジノ・ロワイヤル CASINO ROYALE
18.愛の面影/ディス・ガール THE LOOK OF LOVE/THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU
19.涙でさようなら MAKE IT EASY ON YOURSELF
20.アルフィー ALFIE
21.愛のハーモニー THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR
22.ニューヨーク・シティ・セレナーデ ARTHUR'S THEME(BEST THAT YOU CAN DO)
23.世界は愛を求めている WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
グラハム・ビックリー(ヴォーカル)
メアリー・カレウェ(ヴォーカル)
アリソン・ジーアル(ヴォーカル)
サラ・ラーク(ヴォーカル)
リチャード・バルコンブ(指)
ロイヤルPO

録音:2012年7月9-10日,9月3-5日,10月16日エンジェル・スタジオ
おなじみ、ロイヤル・フィルの「クラシックアレンジ集」。新作はなんとバート・バカラック!今更紹介の必要のない名曲の数々をゴージャスなアレンジでお楽しみください!
RPOSP-041
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27-2
マリオ・ガレアーニ(P)
グルツェゴルツ・ノヴァーク(指)
ロイヤルPO

録音:2012年4月3-4日ロンドンキャドガン・ホール
イタリア、メッシーナ生まれのピアニスト、マリオ・ガレアーニはイタリア国内のみならず、世界中のオーケストラと共演する他、室内楽、リサイタルで活躍するヴェテランです。彼はすでにロイヤル・フィルとの共演で、ベートーヴェン(1770-1827)の協奏曲を4曲録音していますが(1.2番…RPOSP028,4.5番…RPOSP013)、このアルバムでは残った第3番を荘厳に演奏。ここでも安定感に満ちた演奏を聞かせます。同時収録の「月光ソナタ」がこれまた表情豊かな演奏で、このピアニストの懐の深さを存分に感じさせてくれるものです。
RPOSP-042
ジョン・バリー〜伝説の映画音楽
野生のエルザ〜メイン・テーマ/TheLionsAtPlay
国際諜報曲〜孤独な男
キングコング(1976)〜前奏曲と愛のテーマ
ダンス・ウィズ・ウルヴズ〜ジョン・ダンバーのテーマ
チャプリン〜エンド・タイトル
キング・ラット〜行進曲
エニグマ〜エンド・タイトル
ズール戦争〜メイン・テーマ
クイン・メリー
愛と悲しみの生涯〜メリーの道
真夜中のカウボーイ〜メイン・テーマ
スペシャリスト〜組曲-メイン・タイトル/呼びました?
ある日どこかで〜メイン・テーマ
さらばベルリンの灯〜水曜日の子ども
ナック〜メイン・テーマ
幸福の条件〜メイン・テーマ
ダンディ2
華麗なる冒険〜メイン・テーマ
白いドレスの女〜メイン・テーマ
愛と哀しみの果て〜メイン・テーマ
ニック・レーン(指)
ロイヤルPO他
イギリス出身の作曲家ジョン・バリー(1933-2011)。幼い頃から音楽に親しむも、正式な音楽教育よりは、ジャズ・バンドでの活動や編曲などで力を蓄え、1957年にEMIレコードと契約を交わしてからは、テレビの音楽やアレンジを手掛けるようになります。その後ピーター・セラーズの映画のスコアを書いたことで、本格的に映画音楽に手を染め、ついには007のジェームズ・ボンドのテーマで脚光を浴びるのです。幼い頃から映画に親しんでいた彼は、この分野にとても力を注ぎ、数多くの印象的なスコアを残しました。どこか気になるメロディが彼の真骨頂であり、例え元の映画を知らずとも、楽しんでいただけることは間違いありません。
RPOSP-044
N・パレムスキ/チャイコフスキー&とラフマニノフ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
ナターシャ・パレムスキ(P)
ファビエン・ゲーベル(指)
ロイヤルPO

録音:2012年12月5-6日ロンドンヘンリー・ウッド・ホール
こちらに向かって嫣然と微笑む美女。彼女はモスクワ生まれの若いピアニストナターシャ・パレムスキです。4歳でピアノを始め、8歳でアメリカに移住。サンフランシスコ音楽院で学び、9歳でデビュー・コンサートを果たしています。15歳でロサンゼルス・フィルハーモニー管との共演で世界的な注目を浴び、以降、多数のオーケストラと共演。その演奏は映像やCDとしてリリースされ一層のファンが拡大しているところです。彼女は現代曲も得意ですが、ここではラフマニノフとチャイコフスキーというロシアの王道に挑戦。繊細かつ豪快な演奏は、聴き手の耳を捉えて離しません。
RPOSP-045
シマノフスキ、ルトスワフスキ他:作品集
パウル・クレツキ(1900-1973):ヴァイオリン協奏曲ト長調Op.19
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番Op.61
ルトスワフスキ:ヴァイオリンと管弦楽のためのパルティータ
ロバート・ダヴィドヴィチ(Vn)
グルツェゴルツ・ノヴァーク(指)
ロイヤルPO

録音:2013年1月10-11日ロンドンキャドガン・ホール
ポーランドの3人の作曲家による3曲のヴァイオリン協奏曲集。パウル・クレツキはどちらかというと指揮者として知られ、マーラーとベートーヴェンの一連の録音で高い評価を得ています。そんなクレツキ、実は作曲家としても素晴らしい才能を持っていて、交響曲「イン・メモリアム」を始めとした聞き応えのある作品を書いていたのですが、戦時中に作曲を続ける意思を失い、それ以降は指揮者として活躍したのでした。このヴァイオリン協奏曲は、どことなくコルンゴルトを思わせる甘さを持った美しい作品です。シマノフスキのヴァイオリン協奏曲は、作曲年代はクレツキのものよりも少しだけ後ですが、曲想はもっと神秘的であり、いかにもシマノフスキらしい幽玄な響きに満ちています。ルトスワフスキの作品は色彩的で流動的。とはいえ血も涙もない現代作品とは違った、なんともいえない面白さに溢れた曲です。ここでヴァイオリンを演奏しているロバート・ダヴィドヴィチ。彼は2004年から2006年までの2年間、大阪フィルのコンサートマスターを務めたことでも知られる人。卓越した技巧と幅広いレパートリーを持ち、どんな曲でも容易く演奏してしまいます。
RPOSP-046
ハチャトゥリアン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調Op.35
キム・ユンヒ(Vn)
バリー・ワーズワース(指)ロイヤルPO

録音:2013年4月19-20日ロンドンキャドガン・ホール
韓国・済州島生まれの若き女性ヴァイオリニスト、キム・ユンヒ。彼女は3歳でヴァイオリンをはじめ、すぐに才能を発揮。数々の演奏会に出演し、なんと4歳でウィーン大学の最年少の音楽学生として認められたという経歴の持ち主です。5歳でハンガリーのオーケストラと共演、2011年には韓国の「最優秀ヤングアーティスト賞」を受賞。その実力は広く認められたのです。もちろん有名オーケストラとの共演も多く、また数々の国際コンクールにも優勝。将来を嘱望されている若手です。このアルバムにはハチャトゥリアンとチャイコフスキーという、キャラクターの違う2つの作品が収録されていますが、どちらの曲も、雄弁な表現力と、力強い音色に満たされた彼女ならではの音楽を聴くことが可能です。特にハチャトゥリアンでは技巧と表現が炸裂!
RPOSP-047
ペク・ジュヤン:ペンデレツキとシマノフスキを弾く
ペンデレツキ:ヴァイオリン協奏曲第2番「メタモルフォーゼン」
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番Op.35
ペク・ジュヤン(Vn)
グルジェゴルス・ノヴァーク(指)ロイヤルPO
韓国に生まれ、ソウル芸術高等学校卒業後、アメリカに留学し、カーティス音楽院にて、アーロン・ローザンドに師事した才能ある若手ヴァイオリニスト、ペク・ジュヤン。もちろん数々のコンクール受賞歴を持ち、世界中のオーケストラとの共演を重ね、名門ソウル大学音楽学部では20歳代で教授職に就任、こちらも韓国国内で大きな話題を呼びました。新日本フィルハーモニーとブラームス&ブルックの協奏曲を録音し、また無伴奏作品のアルバムもリリースしている彼女ですが、今回はロイヤルPOと、ペンデレツキとシマノフスキという2つのポーランドの近現代作品を演奏しています。1995年に書かれたペンデレツキの作品はもともとアンネ=ゾフィ・ムターのために書かれた作品で、すでに作風がロマン派に回帰した時期の曲で、難解さを取り除いてしまった現代曲といった風情であり、ヴァイオリニストの持ち味が存分に生かされるといえるでしょう。シマノフスキの作品は、きらびやかで捉えどころのない始まり方に魅了されます。こちらは妖艶な魅力に溢れた曲といえるでしょうか。
RPOSP-049
メンデルスゾーン&ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ロバート・ダヴィドヴィチ(Vn)
ロイヤルPO
グルジェゴルス・ノヴァーク(指)

録音:2013年10月カドガン・ホール
ルーマニア系アメリカ人ヴァイオリニスト、ロバート・ダヴィドヴィチによるヴァイオリン協奏曲集です。彼はオイストラフに学んだ後、ニューヨークのジュリアード音楽院に入学。1972年にヘッセンで開催されたナウムブルク国際コンクールで1位を獲得し、1983年にはアメリカ音楽国際コンクールでも最優秀賞を獲得しています。これまで国内でも、ヴァイオリン編曲による「ショパンの夜想曲」や小品集などがリリースされており、その卓越した音楽性と美しい音色で多くのファンを獲得しているダヴィドヴィチですが、ロイヤル・フィルとの録音は、グレツキ、シマノフスキ、ルトワフスキの協奏曲集(RPOSP045)に続く2枚目となります。抒情的なメンデルスゾーン、快活なベートーヴェン、それぞれの作品にふさわしい演奏です。

RPOSP-051
NX-B03
ハリウッドクラシック音楽の黄金時代
偉大なるミュージカル集

ジューリー・スタイン(1905-1994):Gypsy: Overture(R.バルコンビ編)
ラルフ・ブレイン(1914-1995):Meet Me in St.Louis: The Trolley Song(R.バルコンビ編)
コール・ポーター(1891-1964):Can-Can: Let's Do It(R.バルコンビ編)
フランク・レッサー(1910-1969):Guys and Dolls: Luck Be a Lady(R.バルコンビ編)
ライオネル・バート(1930-1999):Oliver!: Reviewing the Situation(R.バルコンビ編)
リチャード・ロジャース(1902-1979):Cinderella: A Lovely Night(R.バルコンビ編)
ノエル・ゲイ(1898-1954):Me and My Girl: Leaning On a Lamp Post(R.バルコンビ編)
ロジャース:The Boys from Syracuse: This Can't Be Love-Falling In Love with Love(R.バルコンビ編)
アルトゥール・シュワルツ(1900-1984):The Band Wagon: Dancing in the Dark(R.バルコンビ編)
ロジャース:The Sound of Music: Something Good(R.バルコンビ編)
ポーター:High Society: You're Sensational(M.ウィリアムズ編)
ロジャース:Carousel: June Is Bustin' Out All Over(R.バルコンビ編)
デヴィッド・ヘネカー:Half a Sixpence: Flash, Bang, Wallop!(R.バルコンビ編)
バート:Blitz!: Far Away(R.バルコンビ編)
フレデリック・ロウ(1901-1988):Brigadoon: Heather on the Hill(R.バルコンビ編)
レスリー・ブリッカス(1931-):The Roar of the Greasepaint-The Smell of the Crowd: On a Wonderful
Day Like Today(R.バルコンビ編)
ポーター:High Society: True Love(M.ウィリアムズ編)
ポーター:Anything Goes: You're the Top(R.バルコンビ編)
サイ・コールマン(1929-2004):Sweet Charity: Overture(R.バルコンビ編)
リア・ジョーンズ(ヴォーカル)
グレアム・ビックリー(ヴォーカル)
リチャード・バルコンビ(指)
ロイヤルPO

録音:2015年7月9-10日
ロイヤル・フィルハーモニーによるゴージャスな音で聴く、ハリウッドの映画音楽シリーズ。今回のアルバムは様々なミュージカル からの音楽。コール・ポーターやフレデリック・ロウなどおなじみの作曲家による名曲を収録しています。リア・ジョーンズとグレア ム・ビックリーのヴォーカルもムードたっぷりです。
RPOSP-052
NX-B03
カルウォヴィチ(1876-1909):管弦楽作品集
寄せては返す波 Op.9
交響詩「永遠の歌」 Op.10
リトアニア狂詩曲 Op.11
交響詩「ビアンカ・ダ・モレナ」 Op.6
グルジェゴルス・ノヴァーク(指)
ロイヤルPO

録音:2015年2月15-16日
若いポーランドの作曲家たちで構成された音楽サークル「若きポーランド」の中心人物であり、才能を嘱望されていたカルウォ ヴィチが、32歳と2か月の若さで、突然この世を去ったのは、タトラ山脈でスキー中に雪崩に巻き込まれてのことでした。 彼が残した作品は数こそ多くないものの、どれもが甘美な叙情性をもつ旋律と、半音階的な和声が特徴的な管弦楽法によ る重厚なハーモニーを持ち、現代の人々にも広く愛されています。ロイヤル・フィルハーモニーのレパートリーとしては珍しい作 品ですが、グルジェゴルス・ノヴァークは刺激的なアプローチにより、これらの曲の新しい魅力を引き出しています。


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