湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Seattle Symphony Media
(アメリカ)


シアトルSOによる自主制作レーベル。ワシントン州シアトルを拠点にするシアトルSOは1903年に最初の演奏会を行い、以降、歴代の音楽監督としては、トーマス・ビーチャム、マニュエル・ロザンタール、ジェラード・シュワルツらがこの任を務めていました。2011年にシュワルツが退任した後は、フランスの指揮者ルドヴィーク・モルローが音楽監督に就任。更なるレパートリーの拡大を目指しています。同楽団には第一バイオリンの蒲生彩子、ビオラの小久保さやか、トロンボーンの山本浩一郎が在籍していることで知られ、日本でも人気の高いオーケストラです。楽団が拠点としているベナロヤ・ホールは1998年に開館。2500人のキャパシティを誇る大ホールは、内装、響きの素晴らしさに加え、壮大なパイプオルガンも設置されるなど、音響の面でも注目されるスポットです。


※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
SSM-1001
デュティユー:交響曲第1番
チェロ協奏曲「遥かなる遠い世界」
.時の影
グザヴィエ・フィリップ(Vc)
ベンジャミン・リチャードソン(Boy-S)
ケプラー・スワンソン(Boy-S)
アンドリュー・トーガソン(Boy-S)
リュドヴィク・モルロー(指)シアトルSO

録音:2012年11月14-18日ワシントン,S.マーク・テーパー財団オーディトリアム,ベナロヤ・ホール
現在シアトル交響楽団の音楽監督を務めているのは、フランス生まれの指揮者リュドヴィ ク・モルローです。彼は常にこの交響楽団と革新的な演奏会を試み、地域社会との連携に も力を尽くしています(彼はまた、モネ劇場交響楽団で首席指揮者を務めていて、こちら のオーケストラとも斬新かつ素晴らしいコンサートを実施しています)。そんな彼による このシアトル交響楽団との一連の演奏は、現在の音楽市場にとても意味深いものとして投 入されることでしょう。最初のアルバムは、モルローとも個人的に関わりの深い作曲家、 デュテュー(1916-2013)の交響曲第1 番とチェロ協奏曲、そして「時の影」という意欲 的で、かつ難易度の高い曲が選ばれています。古典的な形式を用いながらも、多くの試み がなされている「交響曲第1 番」での色彩感溢れる躍動的な響き、冒頭のチェロの響きが 悩ましさを誘う「チェロ協奏曲」、小澤征爾の委嘱によって書かれた神秘的な「時の影」。 このオーケストラの力量と、モルローの好みを伺い知ることができる見事なアルバムとし て仕上がっています。
SSM-1002
ラヴェル&サン=サーンス:作品集
ラヴェル:道化師の朝の歌
 亡き王女のためのパヴァーヌ
 スペイン狂詩曲
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」*
ジョセフ・アダン(Org)
リュドヴィク・モルロー(指)シアトルSO

録音:2013年9月19-21日、2013年6月27-30日* ワシントン,S.マーク・テーパー財団オーディトリアム,ベナロヤ・ホール
1998年にオープンしたベナロヤ・ホールは、シアトルSOの本拠地であり、4489本のパイプを有する壮大なオルガンが備え付けられていることでも知られています。このフランス音楽集は、メインの曲にサン=サーンスの交響曲第3番を置くことで、その素晴らしいオルガンをフィーチャーした魅力的なサウンドを楽しむことができるというものです。もちろん、ラヴェルの数々の曲も実に色彩豊かであり、またどの曲も明快なリズムの切れが感じられるものであり、このフランス風ともスペイン風とも言える微妙な色合いを的確に塗り分けた演奏は、本当に高く評価されるものでありましょう。ライブ収録のため曲の終わりには拍手が入っていますが、これがまた親密で熱狂的なものです。
SSM-1003
アイヴズ/カーター/ガーシュウィン:作品集
アイヴズ:交響曲第2番
エリオット・カーター:インスタンス*
ガーシュウィン:パリのアメリカ人#
リュドヴィク・モルロー(指)シアトルSO

録音:2012年6月14-17日、2013年2月7-10日*、2011年9月17.29日,10月1日#
ワシントン,S.マーク・テーパー財団オーディトリアム,ベナロヤ・ホール
20世紀のアメリカ音楽集。こういう音楽では指揮者のバランス感覚とリズム感が問われるものですが、その点でもモルローは文句なしの素晴らしさを見せます。様々な曲のコラージュであり、下手すると「とりとめなく」曲が進んでしまうアイヴズの交響曲も全ての面をびしっと締めたスマートな演奏が楽しめます。到底一度聞いただけでは判別しにくいほどの対位法が張り巡らされているカーターの「インステンス」は1世紀を超えて生きた大家の最後の管弦楽作品であり、この演奏が世界初公演となったのでした。ガーシュウィンでの自然な息遣いも聞き所でありこのオーケストラの底力を見せてくれる名演です。
SSM-1004
フォーレ:作品集
.組曲「マスクとベルガマスク」Op.112
幻想曲Op.7(Y.タルミによるフルートと管弦楽版)*
組曲「ペレアスとメリザンド」Op.80
子守歌Op.16/エレジーOp.24#
組曲「ドリー」Op.56(H.ラボーによる管弦楽版)
パヴァーヌOp.50(合唱と管弦楽版)
イーフェ・バルタチグル(Vc)#
ダマーレ・マクギル(Fl)*
シアトルSO&Cho
リュドヴィク・モルロー(指)
フォーレ(1845-1924)の優しく流麗な音楽は、ラヴェルやサン=サーンスとはまた違った肌触りを持っています。ここに収録された作品は、比較的珍しいものが多く、例えば本来ピアノ連弾版として書かれた組曲「ドリー」は、アンリ・ラボーがオーケストラ用に編曲した版を使い、もともとの精緻で愛らしい雰囲気を存分に生かした、躍動感溢れる音楽として描いています。パヴァーヌも、あまり聞くことのない合唱付きヴァージョンが選ばれています。ソロを担当しているのは、各々オーケストラの首席奏者であり、ここを聞くだけでもオーケストラの技術の高さを存分に味わうことができるでしょう。全てにおいて満足のいく素晴らしいフォーレです。
SSM-1005
アレクサンドル・ラスカトフ(1953-):ピアノ協奏曲「夜の蝶」
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」*
向井山朋子(P)
リュドビック・モルロー(指)シアトルSO

録音:2014年3月20,22,23日、2014年7月19,21日* シアトルベナロヤ・ホール
モスクワ生まれの作曲家、アレクサンドル・ラスカトフはモスクワ音楽院で学び、1982年に大学院を終了後、ドイツでしばらく活動し、1990年代からはフランスに移住。映画音楽の分野をはじめ、多方面で活躍している作曲家です。世界中で彼の作品が上演され、高い人気を誇っているラスカトフですが、このピアノ協奏曲「夜の蝶」は、シアトル交響楽団の委嘱作品で、詩的で劇的な作風を持っています。もちろんここで演奏している日本のコンテンポラリー・ピアニスト向井山朋子の存在なくしては生まれなかった作品であり、彼女の卓越した技巧が存分に生かされた革新的な音楽です。カップリングは「春の祭典」で、こちらも素晴らしいパフォーマンスとなっています。リュドビック・モルローのパワフルな指揮は、今回も健在です。
SSM-1006
「新世界」&「アメリカ」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):アメリカ
シアトルSO
リュドヴィク・モルロー(指)

録音:2011年9月29日.10月1日、2014年10月2-4日
リュドウィク・モルローとシアトルSOによる「アメリカ作品集」といえば、アイヴズの交響曲第2番を中心としたアルバム(SSM-1003)があり、こちらも実に素晴らしい演奏ですが、今回のアルバムはアメリカそのものを題材とした2つの作品を収録したという、興味深い1枚です。イギリスの小説家アーノルド・ベネットが1911年に初めてアメリカを訪れたときに、立ち並ぶニューヨークの高層ビルを見て興奮し、文章を綴ったのと同じ頃、多くの音楽家たちも様々な理由でアメリカを訪れ、各々の感想を音にしています。ドヴォルザークは「新世界より」で独特の哀愁に満ちた交響曲を。そしてヴァレーズはもっと写実的な作品を。雰囲気こそ違え、どちらも「当時のアメリカ」の姿を包括的に伝えるものであり、過去から未来へと繋がる記念碑的な作品なのです。
SSM-1007
アンリ・デュティユー:作品集
メタボール(1964)
ヴァイオリン協奏曲「夢の樹」
交響曲第2番「ル・ドゥーブル」
オーガスティン・ハーデリッヒ(Vn)
ルドヴィク・モルロー(指)シアトルSO

録音:2014年9月25.27.28日ライヴ、,2014年11月4.7日、2014年6月5.7日 ワシントン、シアトルベナロヤ・ホール
フランス人指揮者モルローとシアトルSOの良好な関係を示す、デュティユー(1916-2013)の2枚目のアルバムの登場です。第1集(SSM1001)はシアトルSO自主制作レーベルとしても第1弾のCDで、ここに収録されていた「交響曲第1番」と「チェロ協奏曲」「時間の影」では、モルローの素晴らしい手腕が存分に披露されたものであり、今回の第2弾は、一層の発展を見せています。収録された3つの作品…「ル・ドゥーブル=二重に」と題された、交響曲第2番の複雑な編成から浮かび上がる音のタペストリーの美しさ、そしてさらに神秘的な「ヴァイオリン協奏曲」、デュティユーの代表作である「メタボール」…時にはジャズ風味も感じさせるデュティユーの音楽へのモルローの愛情がひしひしと伝わってくる名演です。


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