湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



TAFELMUSIK
(カナダ)



ドイツ語で「食卓の音楽」という意味を持つ「TAFELMUSIK」。 この名前を団体名にしてしまったカナダの名バロックOの自主制作レーベルです。1979年に設立、1981年よりジーン(ジャンヌ)・ラモンがコンサート・マスターを務め、国内外の演奏旅行を行うとともに、ヴィヴァルディや バッハなどの主要なバロック音楽の録音を始めました。これらのほとんどは SONY などのレーベルから発売され高く評価されていましたが、2012年に自主制作レーベルを設立。過去のアーカイブ音源の再発と、新録音の発売を平行して行う予定になっています。


※表示価格は、全て税込定価。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
TMK-1001E
(1CD+1DVD)
ガリレオ・プロジェクト〜天球の音楽
<DVD>
天体のハーモニー T
ガリレオの時代の音楽
アイザック・ニュートンの時代の音楽
惑星のドレスデン・フェスティヴァル
天体のハーモニー U

<CD…サウンド・トラック>
ヴィヴァルディ:2台のヴァイオリンのための協奏曲 イ長調 Op.3-5-アレグロ,ラルゴ
リュリ:歌劇「フェアトン」<序曲/組曲「四季の踊り」-春/組曲「四季の踊り」-夏/組曲「四季の踊り」-秋/組曲「四季の踊り」-冬/復讐の三女神フュリーのアントレー/シャコンヌ>
モンテヴェルディ:チャッコーナ「西風が戻り」
メールラ:チャッコーナ
ミケランジェロ・ガリレイ(1575-1631):トッカータ
マリーニ(1594-1663):パッサカリア
モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」-モレスカ
パーセル:「アブデラザール」-ロンド
ラモー:「イポリートとアリシー」-ジュピターのアントレー
ヘンデル:合奏協奏曲 ニ長調 Op.3-6-アレグロ
ラモー:「愛の驚き」-ヴェヌスのアントレー
テレマン:4台のヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調-アレグロ
ゼレンカ:ソナタ.ヘ長調 ZWV181/1-アダージョ・マ・ノン・トロッポ
ラモー:「プラテー」-メルキュールのアントレー
リュリ:歌劇「フェアトン」-サテュルヌの従者たちのためのエア
ヴァイス:リュートのための協奏曲 ハ長調-アレグロ(L.ハリスによる再構築)
バッハ:「輝く暁の星、いと美しきかな」BWV1-シンフォニア
 「神よ、われら汝に感謝す」BWV29-シンフォニア
ジーン・ラモン(指)
ターフェルムジーク・バロックO
ショーン・スミス(ナレーター)

録音: 2010年5月/収録時間:86'47"
音声:STEREO AC3/字幕:なし
画面:4:3/REGION All(Code:0)
1609年、ガリレオ・ガリレイ(1564-1642)が自身で望遠鏡を制作し、1610年には木星の衛星を発見。「メディチ家の星」と名付け発表しました。その、最初の公開デモンストレーションから400 年を経た2010 年に行われたイヴェントは「ガリレオ・プロジェクト」と名づけられ、17 世紀と18 世紀の科学と文化の融合を探ることで、その時代がいかに想像力に富んでいたかを再認するものとなりました。贅を凝らしたDVD では、NASA やハッブル望遠鏡、カナダの天文学者らの天体映像をバックに、当時の有名、無名の作品の数々をターフェルムジーク・バロックOが次々と演奏。名優ショーン・スミスのナレーションが花を添えます。この映像はカナダの90th Parallel productions に拠って制作されたものです。
TMK-1004D(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1 番-第6番 ジーン・ラモン(指)
ターフェルムジーク・バロックO

録音1993年、1994年
※原盤 Sony Classical S2K66289
1995年、カナダの権威ある音楽賞で、アメリカのグラミー賞にも相当すると言われる「ジュノー賞」の大編成のアンサンブル部門にて大賞を受賞したことでも知られる名盤です。明晰で爽快な解釈、そして優れた音質は、バッハ当時の精神をストレートに伝えるものであり、現在でも、これを凌駕する演奏はなかなか現れません。
TMK-1007B
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
シンフォニア ロ短調 RV169「聖なる墓に」
4台のヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 Op.3-10 RV580
ターフェルムジーク・バロックO
ジーン・ラモン(ソロ・ヴァイオリン&指)

録音:1991年
※原盤 Sony Classical SK48251
1994年、イギリスのペンギンガイド「Highest Accolade(最高栄誉)」受賞!ピリオド楽器を使用しているのに、ピッチが通常のものと変わらないということで話題になった演奏です。なんでも、当時のヴェネツィアではa=415(…古楽のピッチ)ではなく、もっと高い音を使っていたのでは、という研究を基にしたため、響きは明るく、鮮やかな表現が可能になったというもの。エレガントで威厳のあるパフォーマンスは発売後20年を経過しても全く色あせることがありません。
TMK-1008D(DVD)
ヘンデル:「メサイア」〜みんなで歌いましょう
Produced by 90th Parallel Productions for a Bravo! Telecast メサイア…抜粋 Sinfonia/Handel's Introduction/Comfort ye/Ev'ry valley/Handel's Instructions to the audience/And the glory of the Lord/Thus saith the Lord/But who may abide/Chorus: For unto us a child is born/Pifa /<There were shepherds>/Glory to God/Rejoice greatly/All they that see him/He trusted in God/They rebuke/<Behold and see>/He was cut off/<But thou didst not leave>/Hallelujah/I know my redeemer liveth/Behold, I tell you/<The trumpet shall sound>/Chorus: Worthy is the Lamb/Amen
■ボーナス・トラック
モンドンヴィル(1711-1772):グラン・モテ-「主は王となられる」
ヴィヴァルディ:グローリア RV579-「地には平和を」
バッハ:グローリア W|BWV191-「父と子と聖霊に栄光がありますように」
ヘンデル:メサイア-「だが、その来る日には、だれが耐え得よう」
 メサイア-「一人のみどりごが我らのために生まれた」
スージー・ル・ブラン(S)
ダニエル・テーラー(C.T)
ルーファス・ミュラー(T)
ロッキー・チャン(Br)
ターフェルムジーク・バロックO&室内Cho
イヴァース・タウリンス(指)

収録 2010年1月/収録時間:76'20"
音声:STEREO AC3/字幕:なし
画面:4:3/REGION All(Code:0)
粉をはたいた鬘と、18世紀の服装に身を包んだ老ヘンデル(別名、イヴァース・タウリンス)が登場。ターフェルムジークとソリストたちを見事に率いて素晴らしい演奏を聴かせます。1000人の聴衆は皆ターフェルムジークのファンであり、今回の合唱団の一員でもあります。カナダのトロントで毎年開催されるこの観客参加型合唱祭は、すでに25 年近く開催されていて、前売り券は全て売り切れるほどの人気を誇り、評判を聞きつけ日本からも参加する人がいるなど、実に興味深い催し物となっています。このフィルムはもともとテレビ放送用に制作され、指揮者のタウリンス・・・いやいや、ヘンデルはジェミニ・アワードにもノミネートされたほどの話題作となりました。挿入されるジョークに観客は大笑いですが、演奏はいたって正統派。おなじみのジーン・ラモンは合唱団の一員に紛れ込んでいますし、奏者たちにも知っている顔がちらほら。見どころたっぷりの映像です。
TMK-1009B
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲集
チェロ協奏曲 イ短調 RV418
弦楽のための協奏曲 ハ長調 RV117
弦楽のための協奏曲 へ短調 RV143
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 変ロ長調 RV547
2台のヴァイオリンと2 台のチェロのための協奏曲 ト長調 RV575
4台のヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 RV549
チェロ協奏曲 ト長調 RV413
弦楽のための協奏曲 ホ短調 RV134
弦楽のための協奏曲 イ長調 RV 159
アンナー・ビルスマ(Vc)
クリスティーナ・マーラー(Vc)
スティーヴン・マーヴィン(Vn)
シャンタル・レミラール(Vn)
シンシア・ロバーツ(Vn)
ジーン・ラモン(指)
ターフェルムジーク・バロックO

録音: 1990 年 SONY
原盤…SK48044
「スリリングなアンサンブルの音色とダイナミックなセンスに彩られたこの1 枚!」【アメリカン・レコード・ガイド】
「四季」で知られるヴィヴァルディはあらゆる楽器のために数多くの協奏曲を作曲しましたが、ここではチェロを中心としたレパートリーをお聴きいただけます。チェロを演奏するビルスマは、バロック・チェロの第1 人者であり、ここでもテンポよく音楽を進めていきます。ターフェルムジークの「調和のとれたアンサンブル」に小さい嵐を巻き起こすような、目の覚める演奏が耳にも刺激的です。
TMK-1010B
パーセル:劇場のためのエア
歌劇「予言者、またはダイオクリージャンの物語」-組曲
歌劇「アーサー王、またはイギリスの偉人」-組曲
歌劇「妖精の女王」-組曲
歌劇「インドの女王」-組曲
ジーン・ラモン(指) ターフェルムジーク・バロックO

録音 1993年、1994年
Sony Classica 原盤
たった36年という短い生涯だったにも拘わらず、パーセル(1659-1695)が残した400 曲以上の作品は、どれもがイギリス音楽の特徴に、当時流入してきたイタリア、フランスの風味が加わった独自の世界観を有したものです。このアルバムに収録されているのは、彼が残した劇付随音楽から管弦楽部分を抜粋したもので、歌は入っていないものの、その部分はきちんと管弦楽でカヴァー。これだけで存分に劇を味わうことができると言う優れものです。演奏はもちろん申し分なし。牧歌的な雰囲気と、絶妙な緊張感がマッチした素晴らしい世界が広がります。
TMK-1011B
ヘンデル:王宮の花火の音楽 HWV351
二重協奏曲第2番 ヘ長調 HWV333
二重協奏曲第1番 変ロ長調 HWV332
二重協奏曲第3番 ヘ長調 HWV334
ジーン・ラモン(指)
ターフェルムジーク・バロックO

録音:1997年
Sony Classical 原盤
1748年にオーストリア継承戦争終結のために「エクス・ラ・シャペル(アーヘン)」で署名された講和条約を祝すために書かれた「王中の花火の音楽」は、当時のイギリス王ジョージ2 世の意向を汲み、勇壮さを演出するために「管楽器と打楽器」のみの編成で書かれました。これは、ヘンデル(1686-1750)の生涯の中でもとりわけ多くの聴衆を集めたと言いますが、ヘンデル自身は、弦楽器を使うことを要求していました。この演奏はヘンデルが望んだ「弦楽器付」ヴァージョンで、祝祭的かつ勇壮で華やかな音楽が朗々と展開されます。
TMK-1012B
ラモー:抒情悲劇「ダルダニュス」(1739)
オペラ・バレ「栄光の殿堂」(1745)
ジーン・ラモン(指)
ターフェルムジーク・バロックO

原盤 2001年 CBC Records
ラモーの2 つの舞台作品から、管弦楽組曲を抜き出した興味深い1 枚です。「ダルダニュス」に含まれる「タンブーラン」はバロック音楽の名作として、良く知られている作品ですが、逆に言えば、他の曲を聴く機会はほとんどありませんでした。しかしながら、こんな面白い作品を知らないとは勿体ないの一言です。18 世紀中ごろのヨーロッパの知識人たちの間で起こった「ブフォン論争」の中心人物であったラモーの作品は、イタリア・オペラの愛好者から「こんな不自然な音楽はない」と批判されてしまいます(反ラモーの先鞭を執ったのは、これまた有名なジャン=ジャック・ルソーでした)。この「ダルダニュス」はそんな批判を最高潮に盛り上げた問題作だったのです。この論争はラモーがなくなるまで続いたのですが、今になって聴いてみると、前述のようにとにかく面白い!炸裂するリズム、ノリノリの音楽。もちろん、これらを見事に演奏するターフェルムジークも最高です。
TMK-1013D(2CD)
ハイドン:パリ交響曲集
交響曲第82番ハ長調「熊」 Hob.1-82
交響曲第83番ト短調「めんどり」 Hob.1-83
交響曲第84番変ホ長調 Hob.1-84
交響曲第85番変ロ長調「王妃」 Hob.1-85
交響曲第86番ニ長調 Hob.1-86
交響曲第87番イ長調 Hob.1-87
ブルーノ・ヴァイル(指)
ターフェルムジーク・バロックO

録音:1993-1994年
原盤 Sony Classical
現代のハイドン学者たちが挙って高く評価する、このパリ交響曲は、確かにどれもがウィットに富み、聴けば聴くほどの楽しみをもたらしてくれるものですが、良い演奏でないと、この曲の真価を引き出すことは困難でした。そんな時、あの辛口批評で知られる重鎮が「古楽のオーケストラでハイドンを聴くならプティット・バンドかターフェルムジークが良いといえよう」と言ったのだそうです。その言葉が牽引となってか、どのメディアでも大絶賛となり、一躍「ヴァイルは凄い」と言われた伝説のハイドンです。

TMK-1034(6CD)
NX-D07
ベートーヴェン:交響曲全集 ブルーノ・ヴァイル(指)
ジークリート・プルンドリヒ(S)、マリー=エレン・ネジ(Ms)、コリン・バルツァー(T)、ジモン・ティシュラー(Bs-Br)
ターフェルムジーク室内cho
ターフェルムジーク・バロックO

録音:2004年 ジョージ・ウェストン・リサイタルホール…第5番&第6番
2008年 ジョージ・ウェストン・リサイタルホール…第7番&第8番
2012年 Koerner Hall…第3番&第4番
2013年 Koerner Hall…第1番&第2番
2016年…第9番
「これらの音楽がまるで昨日作曲された曲であるかのように、また、この演奏が最初のパフォーマンスであるかのように、私たち はこれらの作品に取り組みました」…ブルーノ・ヴァイル
カナダのトロントを本拠地とする「ターフェルムジーク・バロック管弦楽団」。1979年に設立され、1981年よりジーン・ラモンが 音楽監督兼コンサートマスターを務めています。またバロック期と古典派の音楽を得意とする指揮者ブルーノ・ヴァイルとは長 年共演しており、これまでの数多くの録音でも「透明感に満ちた響きと、力みなく自然に流れる音楽」が高く評価されていま す。 ヴァイルとターフェルムジーク管によるベートーヴェンは、これまで第1番-第4番(2枚組)と第9番のみがリリースされていました が、このBOXで2004年から2016年までに録音された全曲が揃うことになります。躍動感に満ちた表現、風通しの良いサウ ンドは、現代のピリオド・アプローチによる演奏の基本でありながら、新鮮な驚きにも満ちています。


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