湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



United Archives
(ベルギー)



2006年にスタートしたものの、2008年に突然廃業したレーベル。それが再び蘇りました。真っ赤なジェケット・デザインは変わりませんが、品番は以前のものとは異なります。また全てのタイトルが復活するかどうかは未定です。
2013年現在、全て入手不可能です。


品番 内容 演奏者


NUA-01(8CD)
(旧品番:UAR-001)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 ブダペストQ
【ジョセフ・ロイスマン、アレクサンダー・シュナイダー(Vn)、ボリス・クロイト(Va)、ミッシャ・シュナイダー(Vc)】

録音:1951-1952年
*オリジナルLP:ML4576〜ML4587(コロンビア盤)
ブダペスト四重奏団はハンガリーで創立された弦楽四重奏団で、1917年に第1回演奏会を開き、以降メンバー交代もありながら50年ほど活動を続けた名門四重奏団です。この録音当時は、第2代目のリーダー、ロイスマンがリードしていた頃のもので、まっすぐな輝きに満ちた完璧なアンサンブルの団体として、世界的に名声を得ていました。ブダペスト四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲の録音は、1951〜1952年にかけてコロンビアで録音されたものと1958〜1961年にかけてソニーで録音された二種類あり、今でもソニーのものはCDでも流通していますが、コロンビア盤はop.18以外はCD化されておらず、聴くすべがありませんでした。そんな貴重なコロンビア盤のCD盤。当時の室内楽界のみならず音楽界をもリードする存在であったブダペスト弦楽四重奏団の、音よし、演奏よし、アンサンブルよし、すべてそろった全曲録音をおたのしみください。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲集は今や数多の録音がありますが、原点のひとつといえるこの名盤にたちかえってみると、また新しい発見があります。(Ki)

NUA-02(6CD)
(旧品番:UAR-019)
ベートーヴェン:交響曲全集
[CD1]
(1)交響曲第1番ハ長調Op.21
(2)交響曲第2番ニ長調Op.36

[CD2]
(1)交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
(2)交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」

[CD3]
(1)交響曲第4番変ロ長調Op.60
(2)交響曲第7番イ長調Op.92

[CD4]
(1)交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」*
(2)交響曲第8番ヘ長調Op.93
(3)交響曲第9番「合唱」#

[ボーナスCD]
(1)交響曲第3番変「英雄」
(2)交響曲第5番「運命」
ブルーノ・ワルター(指)
NYO、フィラデルフィアO*
フランシス・イーンド(S)#
マルタ・リプトン(A)#
デイヴィッド・ロイド(T)
マック・ハレル(Bar)
ウェストミンスターcho#

[CD1]
(1)1947年11月29日カーネギーホール
(2)1952年3月17日30th Street Studio
[CD2]
(1)1949年3月21日、4月16日、5月4日、30th Street Studio
(2)1950年2月13日30th Street Studio
[CD3]
(1)1952年3月24日30th Street Studio
(2)1951年3月12日30th Street Studio
[CD4]
(1)1946年1月10&12日アカデミー・オブ・ミュージック
(2)1949年3月13日カーネギーホール
(3)1949年4月16日&1953年3月7日(終楽章)
[ボーナスCD]
(1)1941年1月20日リーダークランツ・ホール
(2)1941年12月15日リーダークランツ・ホール
王道中の王道、ワルター&ニューヨーク・フィルのベートーヴェン全集。ワルターは、1930年代からニューヨーク・フィルをしばしば指揮していたワルターが、いよいよ同オーケストラを手中におさめたのが1940年代半ばでした。宇野功芳氏も「円熟、円満のかぎり」と手放しで絶賛している、1949年の「英雄」をはじめ、オケを手足のように自由に操っているさまは、今聴いてもやはり圧巻です。第7番は、「彼のいわゆるデュオニュソス的な一面を披瀝した演奏」と宇野氏が評価している、爆発系の名演奏。さらに、1941年の貴重な音源をボーナスCDとして収録しているのはファンにとっても嬉しいかぎりです。至れり尽くせりのボックスセットとなっています。(Ki)


NUA-03(8CD)
(旧品番:UAR-018)
ワンダ・ランドフスカ/ヨーロッパ録音集1928−1940

[CD1]
(1)バッハ:ゴルトベルク変奏曲
(2)バード:ウォルシーの荒野
(3)バッハ:イギリス組曲第3番より「ガヴォット」
(4)ランドフスカ:オーヴェルニュのブレー第2番
(5)ダカン:かっこう
(6)バッハ:ファンタジーハ短調BWV906
(7)バッハ:イギリス組曲第5番より「パスピエ」
(8)クープラン:恋のうぐい

(9)スカルラッティ:ソナタニ短調L.413

[CD2]
クープラン:クラヴサン曲集〜(1)第8組曲より「パッサカリア」
(2)第3組曲より「お気に入り」
(3)第6組曲より「収穫をする人々」「心地よい恋やつれ」「さえずり」「牧歌(ロンドー)」「おしゃべり女」「羽虫」
(4)第11組曲より「貴族とメネストランディーズ会員」「ヴィエール弾きと乞食」「熊と猿を連れたジョングルールと軽業師と大道芸人」
(5)第13組曲より「純潔」「恥じらい」「希望」「忍耐」「媚」「年老いた伊達男と時代後れの守銭奴」「気のよいかっこう」「無言の嫉妬」「狂乱、または絶望」
(6)第15組曲より「子守歌、またはゆりかごの中のいとし子」「居酒屋のミュゼット」「花咲く果樹園」
(7)第18組曲より「修道女モニク」
(8)第19組曲より「信心男と信心女、または小屋芝居の一こま」
(9)第20組曲より「タンブラン」,
ラモー:(11)クラヴサン曲集第3組曲より「歓喜(ロンドー)
(11)第5組曲より「トリコテ」「メヌエット」「雌鶏」「未開人」,
シャンボニエール:(12)チャコーナヘ長調(13)ロンドーヘ長調,
ダカン:(14)クラヴサン組曲第1巻第2組曲より「つばめ」,
リュリ(ダングルベール編):(15)Les Songes Agreables d'Athis

[CD3]
(1)スカルラッティ:20のソナタ≪ト長調L.232/ト短調L.488/ハ長調L.104/ヘ短調L.438/イ長調L.132/ヘ長調L.384/ヘ短調L.475/ロ短調L.263/ニ長調L.463/嬰へ短調L.294/ニ長調L.208/ホ短調L.257/嬰ハ短調L.256/ホ長調L.375/ト長調L.527/ト短調L.338/変ホ長調L.142/ホ長調L.23/ヘ長調L.474/ヘ長調L.479
(2)ヘンデル:組曲第2番ヘ長調
(3)ヘンデル:組曲第5番ホ長調

[CD4]
ヘンデル:(1)組曲第7番ト短調
(2)組曲第10番ニ短調
(3)組曲第14番ト長調,
バッハ:(4)パルティータ第1番変ロ長調BWV825
(5)6つの小プレリュードBWV933-938
(6)半音階的幻想曲とフーガBWV903
[CD5]
バッハ:(1)トッカータニ長調BWV912
(2)フランス組曲第6番ホ長調BWV817
(3)イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
(4)小プレリュードハ長調BWV924
(5)小プレリュードハ長調BWV939
(6)プレリュードハ短調BWV999
(7)小フーガハ短調BWV961
(8)イギリス組曲第2番イ短調BWV807,
パッヘルベル:(9)第2旋法によるマニフィカト(ト短調)
(11)第8旋法によるマニフィカト(ト長調)

[CD6]
(1)ヘンデル:チェンバロ協奏曲Op.4-6変ロ長調/ウジェーヌ・ビゴー(指)
(2)ハイドン:チェンバロ協奏曲Hob.XVIII-11ニ長調/ウジェーヌ・ビゴー(指)
(3)モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」(カデンツァ:ランドフスカ)/ワルター・ゲール(指)

[CD7]
(1)ヘンデル:アリアと変奏変ロ長調
(2)ハイドン:ソナタ嬰ハ短調Hob.XVI.36(第49番)〜メヌエット
(3)ハイドン:BalloTedesco(Hob.GR.IXno.22)
(4)モーツァルト:幻想曲ニ短調K.397
(5)ラモー:組曲ホ短調
(6)バッハ:チェンバロ協奏曲第1番/ウジェーヌ・ビゴー(指)

[CD8]
スカルラッティ
:20のソナタ≪ニ長調L.206/ロ短調L.449/ニ長調L.213/ハ長調L.102/イ短調L.138/ヘ短調L.382/ヘ長調L.suppL.20/ニ短調L.422/ト短調L.49/ニ短調L.423/ニ長調L.418/ニ長調L.14/ニ長調L.461/変ロ長調L.497/ヘ長調L.228/ヘ短調L.187/ト長調L.103/ハ長調L.255/ニ長調L.56/変ロ長調L.97
全て、ワンダ・ランドフスカ(Cemb)

[CD1]
録音:(1)1933年11月18,19,20日、
 (2)−(5)1928年4月、
 (6)−(9)1930年4月

[CD2]
録音:(1)(4)1934年4月、
 (2)&(5)−(15)1934年4月10日、
 (3)1934年4月10日&6月27日

[CD3]
録音:(1)1934年9月10、11,12日、
 (2)1935年2月25日、
 (3)1935年2月25、26日

[CD4]
録音:(1)1935年2月1日、
 (2)1935年2月26&3月1日、
 (3)1935年3月1日、
 (4)1935年7月9日、1935年10月17日
 (5)1935年7月11&16日
 (6)1935年7月17&10日

[CD5]
録音:(1)1936年9月28日、
 (2)1936年9月24日、
 (3)1936年9月25&26日、1935年7月17日
 (4)−(7)1936年9月25日、
 (8)1936年9月23&25日、
 (9)(11)1936年9月26日

[CD6]
録音:(1)1937年4月21日、
 (2)1937年4月19日、(3)1937年3月

[CD7]
録音:(1)-(3)1937年4月21日、
 (4)1937年3月、(5)1938年7月5、6日、
 (6)1938年12月2、5、6日

[CD8]
録音:1939年1月9,11,12日、
 1940年3月8,9日
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)は、ほぼ絶滅していたチェンバロという古楽器を20世紀に復活させた立役者にして、この楽器の女王。彼女がチェンバロで奏でるバッハを聴き、ショックを受けた有名人にはブゾーニ、トルストイ、チュルリョーニスといった鋭敏な感受性を持つ芸術家も多く、世の中への多大な影響という点で、まさにチェンバロ革命を行なったと申せましょう。彼らも聴いたほど太古に生きたランドフスカの録音は、数が多いわりにクオリティが低く、せっかくの神業がイマひとつ実感できずにきました。しかし、ユナイテッド・アーカイヴ社が入念なマスタリングを施した結果、驚くほど鮮明な音質に蘇り、トルストイが聴いた音楽を私たちも体験できることとなりました。チェンバロという楽器は音量に乏しく、音色の変化もない欠点があったため、ランドフスカはプレイエル社に特注して、ピアノの機能を応用したモダン・チェンバロを生み出しました。これは今日古楽関係者たちから忌み嫌われていますが、典雅で艶のあるチェンバロの音が、ある時にはオルガンのように壮麗に、ある時はピアノのように表情豊かに変幻する様は、あたかも魔術のよう。また、ランドフスカならではのリズム感の良さとフレージングの斬新な切り方が、超新鮮に響きます。まさに神業と申せましょう。ランドフスカが珍しくピアノを演奏しているモーツァルトの戴冠式協奏曲も、音が格段に明快となり、繊細な表情の変化など、モシュコフスキ門下だったランドフスカの名人芸がたっぷり味わえます。 (Ki)

NUA-05(14CD)
バッハ:オルガン作品全集
[CD1]
トリオ・ソナタBWV525、529(録音:1967年)
[CD2]
トリオ・ソナタBWV530/BWV590、568、588、584、579、582、572、589(録音:1967年)
[CD3]
BWV565、574、566、551、570、578、583、575、563、569、564(録音:1967年)
[CD4]
BWV538、546、541、539、543、545&534(録音:1967、68年)
[CD5]
BWV542、537、536、544、549、550、533&531(録音:1967、68年)
[CD6]
BWV540、532、535、562、547、548(録音:1967、68年)
[CD7]
オルガン小曲集BWV599、644(録音:1968年)
[CD8、9]
クラヴィーア練習曲集第3部BWV552、669、689、BWV802、805
カノン風変奏曲BWV769
クリスマスのためのコラール集BWV701、700、738、713、699、724、703、698、704、722、697、729、696、732、710(録音:1969年)

[CD10、11]
ライプツィヒ・コラール集BWV651、668a/コラール・パルティータBWV766、768(録音:1966、1969年)
[CD12]
コラール集BWV720、714、727、690/691、728、737、735、736、725、734、706、730/731、721、709、726(録音:1969年)
[CD13]
協奏曲BWV592、596
シュープラー・コラールBWV645、650(録音:1970年)
[CD14]
様々なコラールBWV733、715、711、717、694、712、718、695、653b、741
作品集BWV591、1027a、573、586、587、577/OLammGottes/プレリュード、トリオとフーガ変ロ長調
幻想曲ハ短調(録音:1970年)
ミシェル・シャピュイ(Org)

オリジナル盤プロデューサー:ミシェル・ベルンシュタイン
リマスタリング:Art&Sons,パリ
[CD1,2,3,7,10,11]Redeemer教会(コペンハーゲン)/アンデルセン・オルガン
[CD4,5,6]聖ミヒャエル教会(オランダ)/アルプ・シュニットガーオルガン
[CD8,9]聖ポール教会(ウェストファリア)/ベッケラート・オルガン
[CD12]聖ニコラス教会(アルテンブルク)/クラップマイヤー・オルガン
[CD13,14]聖ベネディクト教会(デンマーク)/アンデルセン・オルガン

録音:1966-1970年
フランスの宝、国宝級オルガニスト、ミシェル・シャピュイによる幻のバッハ・オルガン作品全集の復刻盤の登場!このボックスセットは、1966〜1970年にかけてヴァロワ(Valois/現在はナイーブ傘下)がリリースしたもの。1999年に一度ナイーブでも復刻リリースされましたが、その後まもなく入手不可能となり、実に10年以上お蔵入りになっていたものです。まさにこれしかないと思わせるストップの選び方、フレージングの見事さ、ドラマチックな色彩感、目のくらむようなテクニック、そして各声部の横の動きと縦の和声の動きがくっきりとした、他では得られない名演奏。ユナイテッド・アーカイブスの丁寧な仕事ぶりが光るリマスタリングも見事です。ブックレットはBWV順、タイトル順のインデックスもついており、使い勝手もよい充実のボックスです。=ミシェル・シャピュイ=1930年フランスのドールに生まれ,11歳にしてフランスの歴史的なオルガンを有するコレギアル教会のオルガニストに就任。17歳で数々の賞を受賞。パリの主要な教会のオルガニスト,ストラスブール音楽院,スコラ・カントルム,ブザンソン音楽院,パリ国立高等音楽院の教授を歴任。ヴェルサイユ宮殿礼拝堂名誉オルガニスト。(Ki)

NUA-11(5CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
第1番 ヘ長調op.18-1
第2番 ト長調 「挨拶する」op.18-2
第4番 ハ短調op.18-4 
第5番 イ長調op.18-5
第7番 ヘ長調「ラズモフスキー 第1番」op.59-1
第8番 ホ短調「ラズモフスキー 第2番」op.59-2
第9番 ハ長調「ラズモフスキー 第3番」op.59-3
第10番 変ホ長調「ハープ」op.74
第14番 嬰ハ短調op.131
第15番 イ短調op.132
第16番 ヘ長調op.135
パガニーニQ
【第1Vn:アンリ・テミアンカ、
第2Vn:グスターヴ・ロッセール
Va:ロベール・クールト(Nos. 4, 5, 7, 8, 9, 16)、
va:シャルル・フォアダール(Nos. 1, 2, 10, 14, 15)
Vc:ロベール・マス(Nos. 7, 8, 9, 16)、
Vc:アドルフ・フレジン(Nos. 1, 2, 4, 5, 10, 14, 15)

録音:1947-1953年
1940-60年代のアメリカで活躍した名門アンサンブル団体、パガニーニ四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲の名録音の初CD化、ファン必携 の希少盤が、お買得価格で登場です!デビュー直後の1946年にベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集をリリースしたことを皮切りに、RCA Victorレーベ ルの下で弦楽四重奏曲の録音を数多く残してきたパガニーニ弦楽四重奏団。今回リマスタリングされたのは全集の発売後、1947年から1953年の間に収 録されたものになります。いずれのオリジナルLPも現在は価格高騰のために入手が困難になってしまっているだけに、この初CD化は嬉しい限り、まさに 待望の発売といえましょう!
パガニーニ四重奏団はアメリカの弦楽四重奏団。アンリ・テミアンカ(1906-92/ティボー、イザイ,フーベルマンらの流れを汲む)によって1946年に 結成されました。ミヨーの作品などの初演も手掛けた団体で、66年に解散しました。団体名の由来はパガニーニが選んだ4つのストラディヴァリ(2Vn, Vla, Vc/通称パガニーニ・カルテット)に由来しています(現在、このパガニーニ・カルテットの楽器は東京クヮルテットが日本音楽財団の貸与で使用)。 メンバーのうち3人はベルギーで学んでおり、アメリカで生まれたカルテットながら、「ベルギー宮廷の四重奏団」と称されたプロ・アルテ弦楽四重奏団の 流れを汲む四重奏団とも言われます。また、彼らが活動した時期は、ブッシュSQ、カルヴェSQ、レナーSQ、ブダペストSQといった戦前の歴史的な弦 楽四重奏団と、ジュリアードSQといった戦後のアンサンブル団体のちょうど間にあたり、ベートーヴェンの弦楽四重奏という非常に重要な室内楽作品の、 解釈の歴史の貴重な記録ともいえるでしょう。
パガニーニ弦楽四重奏団の演奏は芯の通った溌溂とした音色が素晴らしく、激しいパッセージにおいても揺るがぬ堅固なアンサンブルに圧倒されます。 技巧的なパッセージでは名手テミアンカの鮮烈なソロが圧巻。一方、柔らかな旋律部分では、情感あふれた暖かい響きが絶品です。パガニーニ弦楽四重奏 団といえば1949年にA.ルービンシュタインと行ったシューマンのピアノ五重奏曲の録音も名高いですが、このアルバムではその響きとはまた違った、ベー トーヴェンならではの重々しくも流麗な響きを堪能することができます。 (Ki)


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