湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



WHRA
(West Hill Radio Archive)
(カナダ)


Music&Arts社がディストリビューションを行うWHRA(WEST HILL RADIO ARCHIVES)は、好音質の放送録音をセット物でリリースしています。


※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
WHRA-6001(3CD)
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 ラウリッツ・メルヒオール(トリスタン)、
キルステン・フラグスタート(イゾルデ)、
フリードリヒ・ショル(クルヴェナール)、
カリン・ブランツェル(ブランゲーネ)、
ルートヴィヒ・ホフマン(マルケ王)
アントゥール・ボダンツキ(指)
メトロポリタン歌劇場O&cho

録音:1935年3月9日
WHRA-6002(2CD)
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(2種の演奏) (1)エリーザベト・レートベルク(サントウッツァ)、
シドニー・レイネ(トゥリッドゥ)、
カルロ・モレッリ(アルフィオ)、
イッラ・ペティナ(ローラ)他、
ジェンナーロ・パピ(指)メトロポリタン歌劇場O&cho

(2)ジンカ・ミラノフ(サントウッツァ)、
リチャード・タッカー(トゥリッドゥ)、
クリフォード・ハーヴォー(アルフィオ)、
マーサ・リプトン(ローラ)他、
アルベルト・エレーデ(指)
メトロポリタン歌劇場O&cho

録音:(1)1937年4月10日ボストン、(2)1951年3月3日ニューヨーク
※共に初出音源。
WHRA-6007(2CD)
モーツァルト:歌劇「魔笛」(英語版) ブルーノ・ワルター(指)メトロポリタン歌劇場O、cho、
パミーナ:ルシーン・アマーラ(S)、
夜の女王:ロバータ・ピーターズ(S)、
パパゲーナ:ローレル・ハーリー(S)、
タミーノ:ブライアン・サリヴァン(T)、
モノスタートス:ポール・フランク(T)、
パパゲーノ:セオドア・アプマン(Br)、
ザラストロ:ジェローム・ハインズ(Bs)、
弁者:ジョージ・ロンドン(Bs)、
三人の婦人:ハイディ・クロール(S)、
マドレーヌ・チェンバース(S)、
サンドラ・ウォルフィールド(S)

録音:1956年3月3日 メトロポリタン歌劇場ライヴ
宇野功芳氏書下ろしライナーノート付。宇野功芳氏が、その著書で事あるごとに絶賛を惜しまない、ワルター指揮の「魔笛」。初CD化です。今回の音質については、書下ろしライナーノートで「今まで耳にしたLPやCDのどれよりもすばらしい音質、いや段違いにリフレッシュされた録音に接し、初めてこの演奏が放送されたときの大感動を思い出した。まことに嬉しさを禁じ得ない」と太鼓判。演奏内容は定評あるもので、体力気力が充実したワルターによる、歌に満ちた音楽は時として豪快な鳴りっぷりを見せ、時として繊細そのもの。豊かな響きの中に焦燥感さえ感じられる序曲の指揮ぶりからして、英語歌唱というハンデを乗り越えて、聴き手をワルター+モーツァルトの世界へ引きずり込んでしまいます。リハーサル時の写真やアーサー・ブルームフィールド氏による演奏分析付き。
WHRA-6008(4CD)
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」(2種の演奏) ブルーノ・ワルター(指)メトロポリタン歌劇場O&cho

【1941年2月22日 メトロポリタン歌劇場ライヴ】
レオノーレ:キルステン・フラグスタート(S)、
フロレスタン:ルネ・メイソン(T)、
ドン・ピツァロ:ユリウス・ヒューン(Bs)、
ロッコ:アレクサンダー・キプニス(Bs)、
マルツェリーネ:マリタ・ファレル(S)、
ヤキーノ:カール・ラウフケッター(T)、
ドン・フェルナンド:ヘルベルト・ジャンセン(Br)他

【1951年3月10日 メトロポリタン歌劇場ライヴ】
レオノーレ:キルステン・フラグスタート(S)、
フロレスタン:セット・スヴァンホルム(T)、
ドン・ピツァロ:ポール・シェフラー(Bs)、
ロッコ:デジュ・エルンスター(Bs)、
マルツェリーネ:ナディヌ・コナー(S)、
ヤキーノ:ペーター・クライン(T)、
ドン・フェルナンド:ジェローム・ハインズ(Br)他
ワルターの二種類の「フィデリオ」(どちらもフラグスタート主演・もちろんドイツ語歌唱)というマニアックなカプリングです。今回も宇野功芳氏書下ろしライナーノート付、直輸入盤です。渡米直後のワルターと題されたライナーノートで、41年の演奏について、“まず「序曲」冒頭の全く色気のない、きりりとした速さを聴け。主部の気迫もすごい。金管のアクセントが効き、途中のたたみこむテンポや、コーダのあせるような追い込みとトロンボーンの最強奏は、これぞ鬼神にとりつかれたワルターの姿だ。幕が開くと、第1曲の二重唱からドラマ全開、戸を叩く音ではテンポの加速、その後のマルツェリーネが自分を口説く若者に同情する場面(彼女はフィデリオを愛しているので)では逆に遅くするなど、その手綱さばきは実に見事。二人の歌手はワルターにあおられっぱなしである”と絶賛。さらに、“第14曲などは一つの頂点で、ティンパニーの連打、トランペットの痛烈なクレッシェンド、緊迫したテンポなど凄まじい表現が連続、そして第16番のフィナーレの前に「レオノーレ第3番序曲」が演奏される。いやー、すごい!たたきつけるような和音で開始されるそれは、速いテンポの主部へと進み、随所にかかる加速はティンパニーの強打を伴って悪魔的だ。だいたい悪魔的などという言葉ほどワルターに似つかわしくないものはあるまい。プレストのスピード!火の中に飛び込んでゆくようなアッチェレランド!演奏終了後の聴衆の興奮は拍手の音で分かる。ワルターのメトロポリタン・デビュー大成功の場面といえよう。そして、まるで戦争のようなフィナーレが続くのである“と驚きを隠しません。
WHRA-6009(3CD)
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」(2種の演奏) (1)ビドゥ・サヤオ、アルマンド・トカチャン、
アンナマリー・ディッキー、ジュゼッペ・デ・ルカ、
ジョージ・チェハノスフスキー、エツィオ・ピンツァ他
ジェナロ・パピ(指)メトロポリタン歌劇場O&cho

(2)ビドゥ・サヤオ、フェルッチョ・タリアビーニ、
ミミ・ベンツェル、ジョン・ブラウンリー、
ヒュー・ハンプソン、ニコラ・モスコーナ他 
ジュゼッペ・アントニチェリ(指)
メトロポリタン歌劇場O&cho

録音:(1)1940年2月10日、(2)1948年1月31日
ブラジル出身の比類なきソプラノ、ビドゥ・サヤオが生涯得意にした「ラ・ボエーム」のミミ。1935年に渡米し、タリアヴィーニとの名コンビでも知られます。音質良好。
WHRA-6010(2CD)
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」 エミール・クーパー(指)
メトロポリタン歌劇場O&cho、
ステラ・ロマン、L.ウォレン、M.ハーショー、
J.ビョルリング、G.ヴァーギ、L.オリヴィエロ
I.マンスキ、J.ベイカー

録音:1947年12月27日 メトロポリタン歌劇場
WHRA-6011(3CD)
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 チェーザレ・シェピ(ドン・ジョヴァンニ)、
エリナー・スティーバー(ドンナ・アンナ)、
リーザ=デラ・カーザ(ドンナ・エルヴィラ)、
フェルナンド・コレナ(レポレロ)、
カール・ベーム(指)メトロポリタン歌劇場O

録音:1957年12月14日ライヴ
元気溌剌のベームがメトに登場した素晴らしい演奏。デモーニッシュな冒頭の轟音から、わくわくして参ります。錬達のベームは手際よくアンサンブルをまとめ、緩急自在のドライヴがどの瞬間も心地よく、シエピ・ステーバー、ピアース、デラ・カーザなど名歌手を揃え、危なげない快演です。音質最良。
WHRA-6012(2CD)
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1911年版)、
R・シュトラウス:「ばらの騎士」組曲*、
フランク
:「プシュケ」組曲**、
ブラームス
:ピアノ協奏曲第1番#、
ストラヴィンスキー
:「プルチネルラ」組曲##
ピエール・モントゥー(指)ボストンSO、
レオン・フライシャー(P)#

録音:1953年4月11日ライヴ、1953年4月11日ライヴ*、1954年1月29日ライヴ**、1954年1月28日ライヴ#、1957年1月19日ライヴ##
抜群のコンヴィネーションを誇ったモントゥー+ボストン響の完全初出ライヴです。このころの巨匠は、ゆったりとしたテンポをとって、コクのある濃厚な表現に特筆するべきものがあります。ロマンティック極まりない「薔薇の騎士」組曲の見事さ、ブラームスの協奏曲における乾坤一擲の迫力など魅力満載です。
WHRA-6013(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」 ビバリー・シルズ(ルチア)、
アルフレド・クラウス(エドガルド)、
ジャン・ピエロ・マストロメイ(エンリケ)、
ジュアン・エミリオ・マルティン(指)テアトロ・コロンO

録音:1972年7月4日ライヴ(ステレオ)
シルズとアルフレード・クラウスという魅惑の組合せによる「ルチア」テアトロ・コロンの歴史でも高名な名演となった貴重な舞台がCDで初登場です。しかもステレオ!
WHRA-6014(5CD)
ミュンシュ/ベートーヴェン録音集
(1)交響曲第6番「田園」、(2)交響曲第7番
(3)ピアノ協奏曲第3番、(4)ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(5)交響曲第3番「英雄」、(6)弦楽四重奏曲第16番〜第3楽章
(7)ヴァイオリン協奏曲、(8)レオノーレ序曲第2番
(9)ヴァイオリン協奏曲、(10)献堂式序曲
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO

(3)クララ・ハスキル(P)、
(4)クラウディオ・アラウ(P)
(7)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、
(9)フランチェスカッティ(Vn)

録音:(1)1956.12/8、(2)1954.10/15、
(3)1956.11/2、(4)(5)1957.11/30、
(6)1956.10/26、(7)1955.11/25、
(8)1956.1/21、(9)(10)1955.9/30

WHRA-6015(7CD)
ミュンシュ&ボストン響/初期ライヴ集
ドビュッシー:イベリア(1953年10月30日)、
ラヴェル:クープランの墓(1953年10月17日)、
オネゲル:死の舞踏(1952年12月19日)
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死(1952年10月11日)、
シューベルト:交響曲第5番(1952年10月11日)、交響曲第8番「未完成」(1952年12月13日)
オーベール:「ポルティチの唖娘」序曲(1953年12月26日)、
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」(1952年11月1日)、
シューマン:交響曲第2番(1955年11月12日)
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕より(1953年1月24日)、
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」(1952年12月26日)、
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/レリア・グソー(P)(1952年10月18日)
ベートーヴェン:交響曲第2番(1953年10月17日)、交響曲第3番「英雄」(1953年10月30日)
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン」(1954年1月1日)、
ラロ:スペイン交響曲/ルス・ポセル(Vn)(1953年12月11日)、
イベール:フルート協奏曲/ドロワ・アンソニー(Fl)(1954年1月9日)
ワーグナー:「ファウスト」序曲(1954年2月26日)、
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(1953年11月21日)、ピアノ協奏曲第2番/クラウディオ・アラウ(P)(1953年1月9日)
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO
全て初出音源。就任直後の凄絶なライヴ集。美麗BOX入り。ボストン時代のライヴ録音がここまでまとまったのは初めてです。アラウとの協奏曲や珍しいモーツァルトなど、どれも新鮮!ライヴで燃え上がる一発芸的な天才指揮者ミュンシュの本領が余すことなく納められております。メーカーによると音質に不満はなく凄演を楽しむには万全、とのことです。
WHRA-6016(3CD)
ルス・ポセルの芸術
CD1
ブロッホ:ユダヤ神秘主義生活の三つの絵/リチャード・バージン(指)フロリダ市立CO[1967年10月17日ライヴ・ステレオ]、
エドワード・バーリンゲイム・ヒル:ヴァイオリン協奏曲/クーセヴィツキー(指)ボストンSO[1938年11月11日世界初演ライヴ]、
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ、
ヴィラ=ロボス:五つのメロディ、
フェルナンデス・アルボス:タンゴ

CD2
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲/リチャード・バージン(指)ボストンSO[1955年10月28日ライヴ]、
ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲/ラッセル・スタンガー(指)ハーヴァード・ラドクリフO[1951年3月25日ライヴ]、インタビュー抜粋

CD3
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲/リチャード・バージン(指)スプリングフィールドSO[1944年5月7日ライヴ]、
バーバー:ヴァイオリン協奏曲/リチャード・バージン(指)ボストンSO[1962年4月13日ステレオ・ライヴ]
ルス・ポセル(Vn)
ルス・ポセル(1911-2007)は、アメリカを代表する女性ヴァイオリニストで、クーセヴィツキーから高く評価され、共演を重ねました。パリではティボーにも師事し、その後ボストン響のコンサートマスター兼補助指揮者のリチャード・バージンと結婚し、活動の場を全米に広げました。

WHRA-6017(5CD)
ミュンシュ&ボストン響/「新世界」他

CD1
シューマン:チェロ協奏曲/ピエール・フルニエ(Vc)[1957年12月6日ライヴ]、
 交響曲第4番[1956年10月26日ライヴ]、
R・シュトラウス:交響詩「死と変容」[1951年10月6日ライヴ]

CD2
ブラームス:二重協奏曲/フランチェスカッティ(Vn)、マイエス(Vc)[1956年4月13日ライヴ]、
 交響曲第2番[1955年9月30日ライヴ]

CD3
ブラームス:大学祝典序曲[1957年12月6日ライヴ]、
 ピアノ協奏曲第1番/ルドルフ・ゼルキン(P)[1956年1月20日ライヴ]

CD4
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界」[1954年10月8日ライヴ]、
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」[1955年9月30日ライヴ]

CD5
R・シュトラウス:4つの最後の歌/ゼーフリート(S)[1954年11月12日ライヴ]、
 交響詩「英雄の生涯」[1957年2月15日ライヴ]、
 ディヴェルティメント[1953年7月26日ライヴ]
全て、シャルル・ミュンシュ(指)
ミュンシュのロマン派レパートリーライヴ。初出レパートリーも多く、豪快で輝かしいミュンシュの芸風にぴったりであろう「英雄の生涯」、「四つの最後の歌」など痺れる選曲ばかりです。WHRAならではの好企画でマスターテープを細心な処理を施しマスタリングしたと発表されています。

WHRA-6018(4CD)
ジョージ・セル/米オケ・デビュー・コンサート
CD1
アメリカ国歌*、ベートーヴェン:交響曲第7番*、
スメタナ
:モルダウ*、
ワーグナー
:「タンホイザー」序曲*、
スーザ
:星条旗よ永遠なれ* [以上1943年7月4日ニューヨーク・フィル・デビュー・ライヴ]

CD2
アメリカ国歌ウェーバー:「オベロン」序曲、
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、
R・シュトラウス:ドン・ファン、
ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー/ユージン・リスト(P)[以上1943年7月11日]

CD3
スメタナ:「売られた花嫁」序曲、
スメタナ
(セル編):弦楽四重奏曲「我が生涯」、
R・シュトラウス
:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯
[以上1944年11月2日クリーヴランド管・デビュー・ライヴ]、
シューマン:交響曲第4番*[1945年3月18日]

CD4
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲[1957年12月7日]、
プロコフィエフ
:ヴァイオリン協奏曲第1番*/ヨゼフ・シゲティ(Vn)[1945年3月18日]、
ブラームス:交響曲第2番[1957年12月28日]
ジョージ・セル(指)クリーヴランドO、NYO*
WHRA-6019(4CD)
ジョージ・セル/ライヴ録音集
CD1
ラロ:スペイン交響曲*/アルフレッド・カンポーリ(Vn)、NYO[1953年12月6日]、
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番*/クリフォード・カーゾン(P)、NYO[1953年1月]、

CD2
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲[1957年12月14日]、
ワーグナー:「パルジファル」〜前奏曲と聖金曜日の音楽、
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」[以上1957年4月21日]

CD3
ハイドン:交響曲第97番[1957年12月14日]、
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲、
シューベルト:交響曲第9番「グレート」[1957年12月21日]

CD4
フランク:交響曲*[1953年12月6日]、
シベリウス:交響曲第2番*[1953年1月18日]
ジョージ・セル(指)クリーヴランドO、NYO*
セル・ファンでなくても必携のアイテムの第1集です。何とニューヨークフィル、クリーヴランド管デビューのコンサートが聴けるとは夢のようです。活動の拠点をアメリカに移し、じっくりと腰を据えてオケを鍛えると同時に自らの芸術を比類無きまでに高めていった巨匠。初出演奏がずらりと並び、曲目もセルでこそ聞きたくなる名曲にして得意レパートリーばかりです。他レーベルでは不可能なWHRAならではの好企画です。
WHRA-6020(4CD)
ビョルリンク出演のプッチーニ・オペラ
(1)プッチーニ:「ラ・ボエーム」(全曲)
(2)プッチーニ:「マノン・レスコー」(全曲)
ユッシ・ビョルリンク(T)、
(1)ビドゥ・サヤン(S)、ミミ・ベンゼル(S)、
F.ヴァレンティノ(Br)他、
アントニチェリ(指)メトロポリタン歌劇場O&cho

(2)R.アルバネーゼ(S)、F.グァレラ(Br)、
F.コレナ(B)、T.ヘイウォード(T)他、
ミトロプーロス(指)メトロポリタン歌劇場O&cho

録音:(1)1948年12月25日、(2)1956年3月31日
WHRA-6021(3CD)
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」 シュティードリー(指)
メトロポリタン歌劇場O&cho、
チェザーレ・シエピ(フィリッポ2世)、
ユシ・ビョルリンク(ドン・カルロ)、
ロドリーゴ(ロバート・メリル)、
エリザベッタ(デリア・リガル)、
フェドーラ・バルビエリ(エボリ公女)他

録音:1950年11月11日ライヴ
名人ワード・マーストンによる復刻です。完全初出のメトのドンカル。豪華キャスティングはドルの力にモノを言わせた結果でしょう。ヒロイックに歌い上げる健康的な「ドン・カルロ」です。

WHRA-6022(8CD)
モントゥー&ボストン響50年代のライヴ集
(1)メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
(2)ハイドン:交響曲第94番「驚愕」
シューベルト:交響曲第9番「グレート」
(3)シューマン:交響曲第3番「ライン」
(4)チャイコフスキー:交響曲第5番
(5)エルガー:エニグマ変奏曲(
(6)ストラヴィンスキー:「春の祭典」
(7)「ペトルーシュカ」
(8)チャイコフスキー:幻想曲「ハムレット」
(9)モーツァルティアーナ
(10プロコフィエフ:古典交響曲
(11)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
(12)ダンディ:イスタール変奏曲
(13)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
(14)シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番
(15)ワーグナー:「パルジファル」前奏曲
ドビュッシー:「聖セバスチャンの殉教」
ワーグナー:「神々の黄昏」ラインへの旅/葬送行進曲
ドビュッシー:映像〜ジーク/イベリア
(16)チャイコフスキー:交響曲第4番
(17)ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」
全て、ピエールモントゥー(指)ボストンSO

(1)録音:1957年4月13日
(2)録音:1956年2月24日
(3)録音:1955年1月28日
(4)録音:1957年4月12日
(5)録音:1957年1月18日
(6)録音:1957年4月13日
(7)録音:1955年1月28日
(8)録音:1955年2月4日
(9)録音:1955年2月4日
(10)録音:1958年1月3日ステレオ
(11)録音:1955年2月4日
(12)録音:1956年2月17日
(13)トシスピヴァコフスキー(Vn)、録音:1954年2月6日
(14)ロマントーテンベルク(Vn)、録音:1955年1月28日
(15)録音:1951年12月1日
(16)録音:1958年1月3日
(17)録音:1958年1月3日ステレオ
モントゥーの音楽性、特にその表現の大きさを再認識するのにはうってつけのセット。凡演など一つも存在しませんが、中でもシューベルト、シューベルト、チャイコフスキーの「第5番」の各交響曲は圧倒的な名演奏!
シューベルトの「グレート」は第1楽章序奏のチェロのフレーズの優美さにイチコロ。序奏から主部への移行や、第2主題への移行時のテンポ設定の鮮やかさ、終結部の容赦ないイン・テンポと高揚の相乗効果も絶妙の極み。第2楽章は速めのテンポを基調とし、憂いに浸るそぶりを見せずに大きな愛でパワーを投与。「くよくよしたって何も始まらない」という前向きなスタンスに徹した解釈は、それだけで刺激的。後半7:19移行の激しさにも言葉を失います。第3楽章も一心不乱。ミュンシュを上回る劇的な演奏ですが、音楽は終始晴れやかで愛の塊り!終楽章はテンポこそ標準的なものですが、心血を注ぎ尽くしたリズムの躍動自体が素晴らしく、その弱拍の末端まで感じきっているのが手に取るように分かります。コーダの白熱ぶりも尋常ではありません。しかしそれでも、音楽のフォルムは高潔さが保たれているのです。終生枯れることを知らなかったモントゥーですが、この演奏は単に音楽が若々しいとだけでなく、注入する表現意欲の想像を絶するほどの旺盛さとその徹底ぶりに驚くばかりです。
シューマンの「ライン」も大スケールで圧倒。特に終楽章の内容の濃密さ、鳴りの強烈さは驚異的。
チャイコフスキーの交響曲は後期の3曲が揃っていますが、なんと言っても十八番の「第5番」がダントツの素晴らしさ。こちらで詳述しています。
ハイドンは元気一杯。ビーチャムのスタイルにも似ており、音もリズムも自体が翳りを寄せ付けない明るさに満ちています。第2楽章後半の物凄いリズムの蹴り上げ、第3楽章の瑞々しい躍動感など聴きどころ満載。
エルガーも音楽自体が巨大。ニュアンスの幅のとてつもなく広く、改めてモントゥーの妥協のない職人芸に打たれます。終曲は壮麗の極み。
でな内容無意味な音がどこにもなく、いで、音楽自体下yとごれ、への
チャイコフスキーの協奏的幻想曲でソロを務めるフランチェスキは、37歳の若さで白血病で亡くなったイタリア系アメリカ人の女流ピアニスト。そのタッチの美しさと、華麗なテクニックを堪能できるのもありがたい限り。
ステレオ録音]による「古典交響曲」と「ペトルーシュカ」は、予想をはるかに上回る高音質で、モントゥーの色彩センスを改めて痛感。特に「ペトルーシュカ」は、表情が精彩に富んでいることはもちろんですが、スタジオ録音]以上に音楽が艶やかなのに驚かされます。
なお、この種のライヴ音源を集めたセットは音質にばらつきがあるものも存在しますが、その点このセットは、当時の水準並みでどれも明瞭です。【湧々堂】
WHRA-6023
リヒテル/ブタペスト・ライヴ1958
シューベルト
:ピアノ・ソナタハ短調D.958、
シューマン:トッカータハ長調、
ムソルグスキー:展覧会の絵、
ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調、
ドビュッシー:前奏曲第1巻〜アナカプリの丘、
 映像〜葉陰の鐘の音
スビャトスラフ・リヒテル(P)

録音:1958年 ブタペスト・ライヴ
リヒテル伝説のブタペストライヴ1958が、全曲網羅で発売されるのは今回が初めてです。リヒテルが西側に出る前ですから、まだ幻の存在であった頃の超名演です。展覧会の絵以降の曲を聴けば如何に当時の聴衆の度肝を抜いたかが判る気がします。
WHRA-6024(6CD)
フリッツ・ライナーの芸術
(1)ドビュッシー:小組曲、
 バルトーク
:2つのルーマニア舞曲、
 ラヴェル
:クープランの墓、
 R・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯
(2)ーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」、
 バルトーク
:中国の不思議な役人
(3)ムソルグスキー:ボリス・ゴドゥノフ〜三場面
(4)ロッシーニ:「セミラミーデ」序曲、
 R・シュトラウス
:「ドン・キホーテ」
(5)モーツァルト:「劇場支配人」序曲、
 ブラームス
:交響曲第4番、
 J・シュトラウス
:ウィーン気質
(6)プロコフィエフ:キージェ中尉、
 ショスタコーヴィチ
:交響曲第6番
(7)オネゲル:小ピアノ協奏曲
(8)ヒンデミット:交響曲「画家マティス」、
 ベルリオーズ
:「ローマの謝肉祭」、
 ヴィラ・ロボス
:ブラジル風バッハ〜アリア
 バルトーク:三つのハンガリーの肖像、
 ファリャ
:三角帽子より舞曲、
 プッチーニ
:「蝶々夫人」よりある晴れた日に*
 J・シュトラウス
:「こうもり」序曲
全て、フリッツ・ライナー(指)

(1)録音:1952年1月19日
(2)録音:1946年12月15日]、
(3)アレクサンダー・キプニス(Bs)、NYO
 録音:1944年7月23日
(4)フランク・ミラー(Vc)、
 カールトン・クーリー(Va)、
 ミッシャ・ミシャコフ(Vn)、NBC響
 録音:1942年3月10日
(5)NBC響、録音:1947年1月5日
(6)クリーヴランドO
 録音:1945年12月14日
(7)コロンビアSO
 録音:1949年7月6日コロンビアへのスタジオ録音
(8)ビドゥ・サヤオ(S)、
 フランク・ミラー(Vc)、NBC響
 録音:1950年6月11日
RCAへのスタジオ録音が網羅的な上に秀演ばかりなので、あまりライヴ録音の発掘が進まない巨匠フリッツ・ライナー。活躍の場が戦後はアメリカ中心だったことも放送録音のリリースが困難な理由かもしれません。当シリーズは待望のライヴ録音の登場で、度々指揮台にあがったNBCSOとの共演が中核を担っています。トスカニーニのレパートリーも多く重なります。「ドン・キホーテ」、ブラ4などを聴くと実はライナーはトスカニーニよりも厳格だったのでは?と思わせる位厳しい表情を見せています。全て音質良好なモノラル録音。当時の技術も見上げたものです。
WHRA-6026(4CD)
ビーチャム&アトロ・コロンのフレンチ・オペラ
ビゼー:歌劇「カルメン」、
サン=サーンス
:歌劇「サムソンとダリラ」*
全て、トーマス・ビーチャム(指)
テアトロ・コロンO&cho
エクトル・バルビエリ(モラレス)、
セシ・ブロジーニ(ミカエラ)、
ジュゼッペ・モデスティ(ズニガ)、
ジャン・マデイラ(カルメン)、
コンスエロ・ラモス(フラスキータ)、
ジュゼッペ・タッデイ(エスカミリオ)
、レイモン・ヴィナイ(サムソン)*、
ブランシェ・テボム(ダリラ)*、
ジュゼッペ・モデスティ(ヘブライの老人)*、他

録音:1958年7月18日ライヴ、1958年8月3日*
1958年というとビーチャムも相当高齢のはずですが、イキが良い名演です。特に「カルメン」は名演の誉れ高いもので、ファン垂涎の復活と言えましょう。「サムソン」におけるサン=サーンスらしいゴージャスな音響絵巻もビーチャムの享楽的な指揮が見事にはまって楽しい仕上がりになっています。いずれも既出盤を大きく上回る音質です。
WHRA-6027(6CD)
ミュンシュ&ボストン響〜フランス音楽ライヴ
(1)ベルリオーズ:「海賊」序曲
(2)ベルリオーズ:「ベアトリスとベネディクト」序曲
(3)ラヴェル:序奏とアレグロ
(4)ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」
(5)ベルリオーズ:「夏の夜」、
(6)ドビュッシー:「選ばれし乙女」
(7)ルーセル:組曲Op.33
(8)ドビュッシー:「遊戯」
(9)ドビュッシー:交響詩「海」、「映像」*
(10)ラヴェル:優雅にして感傷的なワルツ
 ラ・ヴァルス
(11)ミヨー:交響曲第6番
(12)ラヴェル:スペイン狂詩曲
(13)フランク:交響曲ニ短調
(14)ダンディ:フランス山人の交響曲
(15)ラヴェル:ピアノ協奏曲
(16)フォーレ:レクイエム
全て、シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO

(1)1958年11月29日録音、
(2)「1954年7月23日録音、
(3)1955年10月8日録音、
(4)ジョセフ・パスキエ(Va)、1954年4月2日録音
(5)(6)(ロス・アンヘレス(S)、1955年4月9日録音
(7)1955年4月9日録音
(8)1958年4月12日録音、
(9)1958年10月4日録音、1957年11月22日録音*、
(10)1958年11月29日、
(11)1955年10月8日、
(12)1955年10月8日
(13)1957年3月9日、
(14)1958年3月15日
(15)ニコル・アンリオ(P)、14958年3月15日録音、
(16)フアデレ・アディソン(S)、ドナルド・グラハム(Bs)、ラドシフ合唱協会、ハーバード・グリークラブ、1956年2月13日録音
WHRAならではの好企画です。評判高いミュンシュライヴ集の続編は極めつめのフランス音楽集です。思い切りの良いオーケストラ・ドライヴで、輝かしい音色も相俟って光彩陸離の名演ばかりです。

WHRA-6032(6CD+DVD)
ピアティゴルスキーの芸術

(1)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
(2)シューマン:チェロ協奏曲
(3)エルガー:チェロ協奏曲
(4)R・シュトラウス:ドン・キホーテ
(5)ブロッホ:シェロモ
(6)ヒンデミット:チェロ協奏曲
(7)ピアティゴルスキー:パガニーニの主題による変奏曲
(8)サン=サーンス:白鳥
(8)サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート
(9)ルービンシュタイン:メロディ
(10)ウェーバー:アダージョとロンド
(11)ラヴェル:ハバネラ
(12)マスネ:エレジー
(13)クライスラー(ラフマニノフ編):美しい人よ、私の為に歌わないで
(14)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番抜粋
(15)ボッケリーニ:ソナタ・ハ長調
(16)ウェーバー:ソナタイ調
(17)ベートーヴェン:12の変奏曲Op.66
(18)ベートーヴェン:ソナタ第2番
(19)ブラームス:チェロ・ソナタ
(20)グリーグ:チェロ・ソナタ
(21)ドビュッシー:チェロ・ソナタ
(22)バーバー:チェロ・ソナタ
(23)プロコフィエフ:チェロ・ソナタ
(24)ダヴィドフ:ロマンツェ
(25)ポッパー:蝶々
(26)サラサーテ:サパティアード
(27)ベートーヴェン:トリオOp.1−3メヌエット
(28)イッポリトフ・イワノフ:コーカサ組曲から
(29)グリンカ:エレジー
(30)マスネ:タイスの瞑想曲
(31)メンデルスゾーン:無言歌〜五月の虻
(32)モシュコフスキ:ギターラ
(33)ポッパー:村の歌
(34)チャイコフスキー:悲しい心のみ
(35)フランクール:ソナタ
(36)チャイコフスキー:感傷的なワルツ
(37)ショパン:夜想曲
(38)ピアティゴルスキー:前奏曲、プロセッション
(39)ブロッホ:祈りを捧げる者
(40)プロコフィエフ:子供のための音楽〜行進曲、ワルツ、ロメオとジュリエット〜仮面
(41)スクリャービン:ロマンス
(42グラナドス:ゴイエスカス〜間奏曲
(43)ルーカス・フォス:カプリッチオ

■ボーナスDVD…テレビ映像など、演奏風景
グレゴル・ピアティゴルスキー(Vc)

(1)ヒルスベルク(指)フィラデルフィアO、1949年4月10日コロンビア未発表録音、
(2)ライナー(指)NYO、1943年4月4日ライヴ、
(3)バルビローリ(指)NYO、1940年11月10日ライヴ
(4)ウォーレンステイン(指)LAPO、1955年1月13日ライヴ
(5)ウォーレンステイン(指)LAPO、1955年1月23日ライヴ
(6)ヒンデミット(指)CBS響、1943年12月15日ライヴ)、
(7)ヴォールヒース(指)NBC響、1945年5月11日ライヴ
(8)ヴォールヒース(指)NBC響、1951年6月18日ライヴ、
(8)ヴォールヒース(指)NBC響、1944年10月16日ライヴ
(9)ヴォールヒース(指)NBC響、1951年6月18日、
(10)ヴォールヒース(指)NBC響、1945年10月16日ライヴ
(11)コステラネッツ(指)CBS響、1943年4月4日、
(12)ヴォールヒース(指)NBC響、ジェニー・トウレル、1944年10月16日ライヴ、
(13)ジャン・ピアース+コステラネッツ(指)CBS響、1943年4月4日、
(14)ヴォールヒース(指)NBC響、1951年6月18日
(15)ラルフ・ベルコヴィッツ(P)、1940年代、
(16)イボル・ニュートン(P)、1930年代HMV録音、
(17)ルーカス・フォス(P) 1955年6月14日 RCA録音、
(18)シュナーベル(P)、1934年HMV録音、
(19)ルービンシュタイン(P)、1936年HMV録音
(20)ラルフ・ベルコヴィツ(P)、1945年6月8日、コロンビア録音、
(21)ラルフ・ベルコヴィツ(P)、1947年12月9日、
(22)ラルフ・ベルコヴィツ(P)、1947年5月29日、
(23)ラルフ・ベルコヴィツ(P)、1953年8月RCA録音
(24)ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1925年ポリドール録音、
(25)カロル・スレーター(P)、1925年ノルディックポリフォン録音、フォン・ゲンズ/カロル・スレーター(P)、1924年ボックス録音、
(26)カロル・スレーター(P)、1925年ポリフォン録音、
(27)レオニード・クロイツァー(P)、ヨゼフ・ヴォルフシュタール(Vn)、1925年ポリドール録音、
(28)エディット・ローランドO、1924年パルロフォン録音、
(29)カロル・スレーター(P)?、ジョルジュ・ブーランジェ(Vn) 1927年ボックス録音、
(30)カロル・スレーター(P)、ダジョス・ベラ(Vn)、1927年パルロフォン録音、
(31)カロル・スレーター(P)、1929年オデオン録音、
(32)モカロル・スレーター(P)、1927年パルロフォン録音
(33)カロル・スレーター(P)、1927年オデオン録音、
(34)カロル・スレーター(P)、1927年オデオン録音、
(35)イヴォル・ニュートン(P)、1934年HMV録音、
(36)イヴォル・ニュートン(P)、1933年HMV録音、
(37)イヴォル・ニュートン(P)、1934年HMV録音、
(38)1947年コロンビア録音、
(39)ラルフ・ベルコヴィッツ(P)、1947年コロンビア録音、
(40)ラルフ・ベルコヴィッツ(P)、1945年コロンビア録音、
(41)ラルフ・ベルコヴィッツ(P)、1950年録音、
(42)ラルフ・ベルコヴィッツ(P)、1950年RCA録音、
(43)ルーカス・フォス(P)、1950年RCA録音
ピアティゴルスキー(1903〜1976)は、ハイフェッツ、ルービンシュタインとの「百万ドルトリオ」で知られるロシア出身、最終的にアメリカ人となった名チェリストです。元来はフルトヴェングラー時代のベルリンフィル首席でもあり、オーケストラの経験も豊富で室内楽にも目覚しい功績を残しました。音色は大らかで華麗、アメリカで受けたのも頷けます。WHRAでは、未発表のライヴ放送録音を中心にここまで演奏を集大成。空前絶後のピアティゴルスキー・プレミアム・コレクションと申せましょう。ヒンデミットが自ら伴奏したチェロ協奏曲など今なお、これを超す演奏はないのではないでしょうか。慎重なマスタリングが施され、良い音質です。
WHRA-6033(4CD)
ジョン・バルビローリ・イン・ニューヨーク
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲*
エルガー:ジェロンディアスの夢#
 序奏とアレグロ**
ハイドン:交響曲第88番ト長調##
マーラー:交響曲第1番##
バルビローリ編:エリザベス組曲(フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブックより)##
ホルスト:組曲「惑星」〜火星/金星/水星/天王星/木星]+
ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第8番++
ジョン・バルビローリ(指)NYO
バール・セノフスキ(Vn)*
R.ルイス(T)#、M.フォレスター(A)#、
M.メレディス(Br)#、ウェストミンスターcho#
J.コリリアーノ(Vn)**、L.リブ(Vn)**、
W.リンサー(Va)**、L.ヴァルガ(Vc)**

録音:1959.1/18*、1959.1/25#、
1959.1/3** 、1959.1/10##、
1959.1/18+、1959.1/3++
カーネギー・ホールでのライヴ
1936-41年常任を務めていたニューヨーク・フィルをバルビローリが振った、1959年1月にカーネギー・ホールで行われたライヴ。得意のマーラーやイギリス物がずらりと並んでいる。ちなみにエルガー作品に登場するヴァイオリンのジョン・コリリアーノは作曲家ジョン・コリリアーノの父。
WHRA-6034(11CD)
ほとんどステレオ!モントゥー&ボストン響〜1958-1959年
■CD1
(1)ベートーヴェン(ワインガルトナー編):大フーガ
(2)ドビュッシー:聖セバスティアンの殉教
R.シュトラウス:(3)死と変容、(4)ドン・ファン
■CD2
ブラームス:(1)ヴァイオリン協奏曲
 (2)大学祝典序曲
(3)ラヴェル:ラ・ヴァルス
(4)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
■CD3
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(2)ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
■CD4
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:交響曲第4番
ミヨー:エウメニデス
ドビュッシー:夜想曲
■CD5
ワーグナー:「パルジファル」前奏曲/「私は子供を見た」
「ローエングリン」前奏曲/エルザの夢
「リエンツィ」序曲
「さまよえるオランダ人」序曲/ゼンダのバラード
「ジークフリート」〜森のささやき
「タンホイザー」〜「厳かなこの広間よ」
ワルキューレの騎行
■CD6
ベートーヴェン:(1)「プロメテウスの創造物」(抜粋)
 (2)ヴァイオリン協奏曲
 (3)「レオノーレ」序曲第3番
■CD7
(1)ブラームス:悲劇的序曲
(2)ヒンデミット:気高き幻想
(3)R.シュトラウス:ドン・キホーテ
(4)R=コルサコフ:「金鶏」〜序奏と行進曲
■CD8
(1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(2)ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲
(3)チャイコフスキー:交響曲第5番
■CD9
(1)バッハ(レスピーギ編):パッサカリアとフーガ.ハ短調
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(3)ブラームス(トンプソン編):コラール前奏曲Op.122
■CD10
メンデルスゾーン:(1)交響曲第4番、
 (2)ピアノ協奏曲第1番
(3)シューマン:「マンフレッド」序曲
(4)序奏とアレグロ・アパッショナート
■CD11
ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲、
 交響曲第6番「田園」、第5番「運命」
全てピエール・モントゥー(指)ボストンSO

■CD1
録音:(1)-(3)1958年1月10日、
(4)1959年7月24日

■CD2
(1) レオニード・コーガン(Vn)、
  録音:(1)1958年1月10日、
(2)1958年7月20日、
(3)1958年7月25日、
(4)1959年8月1日

■CD3
(1)レオン・フライシャー(P)、
録音:1958年7月20日

■CD4
録音:1958年7月25日

■CD5
マルガレット・ハーショウ(S)
録音:1958年8月3日

■CD6
(2)バール・セノフスキー(Vn)
  録音:1958年8月9日

■CD7
(3)サミュエル・メイエ(Vc)
  ジョセフ・デ・パスクァーレ(Va)
録音:(1)-(3)1959年1月23日、
    (4)1959年7月19日

■CD8
(2)ニコル・ヘンリット・シュヴァイツァー(P)
録音:1959年7月19日

■CD9
(2) アイザック・スターン(Vn)
録音:1959年7月24日

■CD10
(1)(4)ルドルフ・ゼルキン(P)
  録音:1959年8月1日

■CD11
録音:1959年8月8日

※CD5、CD6-(1)のみモノラル。他は全てステレオ録音(一部、左右チャンネル逆)

WHRA-6035(2CD)
リヒテル〜ボストン・デビュー
ベートーヴェン:プロメテウスの創造物Op.43
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
(放送のアナウンスも収録)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
シャルル・ミュンシュ(指)
ボストンSO

録音:1960年11月1日ライヴ
エンジニア:キット・ヒッギンソン
(オリジナル・モノラル・ハイファイ・テープから初商品化、演奏会の演目全て収録)
1958年ミュンシュ&ボストン響がソ連へ楽旅した際に、ミュンシュは初めてリヒテルに会い、演奏を聴きました。いたく感激したミュンシュは早速ボストン響に客演するよう提案し、2年後ようやく実現したのが、この演奏会です。ベートーヴェンの協奏曲は、このコンサートの翌日RCAがsession録音も行っています。
この記念碑的演奏会が、今回初めてオリジナル・テープから復刻されることになりました。
WHRA-6036(4CD)
ユッシ・ビョルリンク/放送演奏会1937-1960
(1)シューベルト:シルヴィアに(英語)
マスネ:「マノン」−目を閉じると
フォスター:金髪のジェニー
フロトー:「マルタ」−夢のように(イタリア語)

(2)ロンバーグ:「五月の時」−覚えているかい?
ギール:君だけに
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」−あの音は…

(3)グリーグ:君を愛す
ゴダール:ジョスランの子守歌(英語)
ダルドロ:ビコーズ
ハーバート:「パット姫」−ナポリの愛の歌

(4)グノー:「ファウスト」−この清らかな住まい
ペッテション=ベリエル:菩提樹の陰の乙女
アルテン:祝福の地よ/ツアーズ:我が母

(5)プッチーニ:「ボエーム」−ああ愛らしい娘

(6)レオンカヴァッロ:「道化師」−衣装を着けろ

(7)プッチーニ:「ボエーム」−冷たい手,ああ愛らしい娘
マスネ:「マノン」−消え去れ、優しい面影よ/
グノー:「ロメオとジュリエット」− 結婚の夜

(8)ポンキエッリ:「ジョコンダ」−空と海
トスティ:暁は光から闇を分け
プッチーニ:「トスカ」−星は光ぬ
グノー:「ロメオとジュリエット」− 結婚の夜

(9)セーデルマン:魔法の湖
アルヴェーン:森は眠る
ラングストレム:トリスタンの死
トスティ:暁は光から闇を分け
ペッテション=ベリエル:菩提樹の陰の乙女

(10)レオンカヴァッロ:朝の歌
ラフマニノフ:リラの花(英語)
モーガン:クロリンダ
マスネ:「マノン」−消え去れ、優しい面影よ

(11)シューベルト:セレナード
ハーバート:「パット姫」−ナポリの愛の歌
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」−母さん、この酒は強いね

(12)R.シュトラウス:セレナード
フォスター:金髪のジェニー
プッチーニ:「ボエーム」−冷たい手

(13)マイヤベーア:「アフリカの女」−おお楽園よ(イタリア語)
ラフマニノフ:密かな夜のしじまの中で(英語)
R.シュトラウス:献呈
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」−五月の晴れた日のように

(14)マスネ:「マノン」−目を閉じると
ペッテション=ベリエル:菩提樹の陰の乙女
ギール:君だけに
プッチーニ:「マノン・レスコー」−見たことのない美人

(15)プッチーニ:「ボエーム」第1幕から


(16)プッチーニ:「トスカ」−妙なる調和
マイヤベーア:「アフリカの女」−おお楽園よ(イタリア語)
ヴェルディ:「運命の力」−この厳かな時に
グノー:「ファウスト」−清らかな天使(ビョルリンクのみスウェーデン語)

(17)レオンカヴァッロ:「道化師」−衣装を着けろ/
ヴェルディ:「アイーダ」−清きアイーダ
グローヴァー:トラリーのバラ

(18)ゴダール:ジョスランの子守歌(英語)

(19)ワーグナー:「ローエングリーン」−遥かな国から(スウェーデン語)
ペッテション=ベリエル:暗い森を一人歩く時
ヌードクヴィスト:海で
アダン:クリスマスの賛美歌(スウェーデン語)

(20)セーデルマン:魔法の湖
アルテン:祝福の地よ
ミレッカー:「乞食学生」−僕にはお金が無いが(スウェーデン語)

(21)アルヴェーン:君に憧れ
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」−私の青春はどこに行ってしまったのだ
ワーグナー:「ローエングリーン」−遥かな国から(スウェーデン語)
ユッシ・ビョルリンク(T)

(1)ハワード・バーロウ(指)ファイアストーンO
 録音:1945年11月19日ヴォイス・オブ・ファイアストーン
(2)エレノア・スティーバー(S)、
 ハワード・バーロウ(指)ファイアストーンO
 録音:1946年1月21日ヴォイス・オブ・ファイアストーン
(3)ハワード・バーロウ(指)ファイアストーンO、
 録音:1946年3月25日ヴォイス・オブ・ファイアストーン
(4)フリッツ・ライナー(指)フォードSO
 録音:1946年5月12日フォード・サンデー・イヴニング・アワー
(5)リチア・アルバネーゼ(S)、
 カール・クリッツ(指)サンフランシスコ歌劇場O
 録音:1949年9月25日(ライヴ)
(6)録音:1951年2月16日ウィ・ザ・ピープル
(7)アンナ=リサ・ビョルリンク(S)、
 ガエターノ・メローラ(指)サンフランシスコ歌劇場O
 録音:1949年10月23日、スタンダード・アワー
(8)ビドゥ・サヤン(S)、
 ガエターノ・メローラ(指)サンフランシスコ歌劇場O
 録音:1951年9月30日、スタンダード・アワー
(9)ジェイムズ・W.キリアン(P)
 録音:1949年4月11日カーネギーホール
(10)ドナルド・ヴーヒーズ(指)ベル・テレフォンO
 録音:1948年3月15日ベル・テレフォン・アワー
(11)ドナルド・ヴーヒーズ(指)ベル・テレフォンO、
 録音:1949年4月4日、ベル・テレフォン・アワー
(12)ドナルド・ヴーヒーズ(指)ベル・テレフォンO
 録音:1949年11月7日ベル・テレフォン・アワー
(13)ドナルド・ヴーヒーズ(指)ベル・テレフォンO
 録音:1950年10月23日ベル・テレフォン・アワー
(14)ドナルド・ヴーヒーズ(指)ベル・テレフォンO
 録音:1951年1月8日、ベル・テレフォン・アワー
(15)レナータ・テバルディ(S ミミ)、
 マックス・ルドルフ(指)メトロポリタン歌劇場O
 録音:1956年1月30日プロデューサーズ・ショーケース
(16)グレイス・ムーア(S)、
 ドナルド・ディクソン(Br)、
 エルノ・ラペー(指)ゼネラルモーターズSO
 録音:1937年12月5日ゼネラルモーターズ・コンサート
(17ドナルド・ヴーヒーズ(指)ベル・テレフォンO
 録音:1951年3月12日ベル・テレフォン・アワー
(18)ニルス・グレヴィリウス(指)ストックホルム演奏会協会O
 録音:1949年8月11日、HMV未発表録音
(19)ハリー・エバート(P)
 録音:1954年12月20日
(20)ハリー・エバートo
 録音:1952年5月25日スカンセンでの野外コンサート
(21)ニルス・グレヴィリウス(指)イェーテボリSO
 録音:1960年8月5日イェーテボリ・コンサートホール
20世紀半ばの偉大なテノール、ビョルリンク(1911-1960)の様々な放送録音をCD4枚に集めたもの。しかもただ音楽を抜き出しただけでなく、番組のオープニング、エンディング、曲間のアナウンスなどを盛り込み、極力当時の放送の雰囲気を再現しているのが大きな特徴である。半世紀の時を越えて、ビョルリンクのラジオ番組を聞いている気分にさせてくれます。フリッツ・ライナーが伴奏指揮の珍しい録音も含まれています。1960年のイェーテボリ録音は、残されたビョルリンク最後の録音で、このおよそ一ヵ月後の9月9日に心臓発作で亡くなりました。もちろんビョルリンクの美声はどの歌でも天下一品。オペラからのアリア、重唱はもちろんのこと、お国もののスウェーデンの作曲家の歌曲、またフォスター、ロンバーグ、ハーバートといった米国の作曲家の作品まで、いずれも素晴らしいものです。
WHRA-6037(2CD)
アラウ&セルのカーネギー・ホール・ライヴ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
ショパン:ピアノ協奏曲第2番*
R.シュトラウス:ブルレスケ#
ウェーバー:コンツェルト・シュトゥックOp.79#
リスト:ピアノ協奏曲第2番#
クラウディオ・アラウ(P)
ジョージ・セル(指)NYO

録音:1945年11月11日、1955年1月9日*、1945年3月11日# 以上、カーネギー・ホール・ライヴ

WHRA-6038(6CD)
グールド・イン・コンサート 1951-1960

■CD1
(1)バッハ:ゴルトベルク変奏曲*
(2)バッハ:クラヴィア協奏曲第1番ニ短調BWV.1052*
(3)バッハ:クラヴィア協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056

■CD2
(1)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050*
(2)ピアノ・ソナタ変ホ長調Hob.XVI-49*
(3)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番*

■CD3
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19*
(2)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
(3)ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」

■CD4
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」*
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番
(3)ウェーバー:演奏会用小品ヘ短調Op.79

■CD5
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番*
(2)シェーンベルク:ピアノ協奏曲Op.42*

■CD6
(1)シェーンベルク:3つのピアノ小品Op.11*
(2)シェーンベルク:「架空庭園の書」Op.15*
(3)シェーンベルク:ピアノ組曲Op.25*
(4)ウェーベルン:変奏曲集Op.27*
(5)クシェネク:ピアノ・ソナタ第3番Op.92-4*
グレン・グールド(P)

■CD1
(1)1958年7月23日、ヴァンクーヴァー
(2)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)スウェーデンRSO(1958年10月5日、ストックホルム)
(3)ニコラス・ゴルトシュミット(指)CBC響(1957年9月11日、トロント)
■CD2
(1)ミッシャ・ミシャコフ(Vn),アルバート・ティプトン(Fl)
ポール・パレー(指)デトロイトSO(1960年10月13日)
(2)1958年7月23日、ヴァンクーヴァー
(3)レナード・バーンスタイン(指)NYO(1959年4月4日、ニューヨーク)
■CD3
(1)ポール・パレー(指)デトロイトSO(1960年10月13日、デトロイト)
(2)レナード・ローズ(Vc)(1960年8月7日、ストラットフォード)
(3)オスカー・シュムスキー(Vn)、レナード・ローズ(Vc)(1960年8月7日、ストラットフォード)
■CD4
(1)ヨーゼフ・クリップス(指)バッファローPO(1960年11月6日、バッファロー)
(2)1957年6月7日、ウィーン
(3)アーネスト・マクミラン(指)トロントSO(1951年3月6日、トロント)
■CD5
(1)ヴィクター・フェルドビル(指)ウィニペグSO(1959年10月8日、ウィニペグ)
(2)ルイス・レイン(指)クリーヴランドO(1959年11月26日、クリーヴランド)
■CD6
(1)1952年10月4日、トロント
(2)ケルスティン・マイヤー(Ms)(1960年8月2日、ヴァンクーヴァー)
(3)1952年10月4日、トロント
(4)1957年5月19日、レニングラード
(5)1957年5月19日、レニングラード

*印=初出音源(メーカー記載による)
((2010年アルバート・フランツによるデジタル修復・マスタリング)
初出を中心にグールドの貴重なライヴ録音が一挙6枚組で発売!

WHRA-6039(8CD)
バーバーの歴史的録音集〜1935-1960

(1)歌劇《ヴァネッサ》Op.32(第1幕〜第3幕)

(2)歌劇《ヴァネッサ》Op.32(第4幕)

(3)《メデア》組曲Op.23

(4)《メデアの瞑想曲と復讐の踊り》Op.23a

(5)序曲《悪口学校》Op.5

(6)単一楽章の交響曲(交響曲第1番)Op.9(原典版)

(7)単一楽章の交響曲(交響曲第1番)Op.9(改訂版)

(8)弦楽のためのアダージョOp.11

(9)管弦楽のためのエッセイ第1番Op.12

(10)管弦楽のためのエッセイ第2番Op.17
(11)コマンド・マーチ

(12)交響曲第2番《フライト・シンフォニー》Op.19(原典版)

(13)交響曲第2番《フライト・シンフォニー》Op.19(改訂版)

(14)交響曲第2番《フライト・シンフォニー》Op.19(改訂版)のリハーサル風景

(15)《クリスマスに》Op.37

(16)《キルケゴールの祈り》Op.30

(17)ヴァイオリン協奏曲Op.14(原典版)

(18)ヴァイオリン協奏曲Op.14(改訂版)

(19)《カプリコーン協奏曲》Op.21

(20)チェロ協奏曲Op.22
(21)チェロ・ソナタOp.6
(22)弦楽四重奏曲ロ短調Op.11(原典版)

(23)《遠足》Op.20

(24)組曲《思い出》Op.28

(25)《ドーヴァー・ビーチ》Op.3

(27)《ノックスヴィル1915年夏》Op.24(ピアノ伴奏版)

(28)《ノックスヴィル1915年夏》Op.24(改訂版)

(29)管弦楽伴奏つき歌曲集(この輝く夜に、夜想曲、私は兵隊の足音を聞く)

(30)バーバー生誕70年におけるジャン・カルロ・メノッティのスピーチ

(31)ジェームズ・フェイセットによるサミュエル・バーバーへのインタビュー
(1)(2)エレノア・スティーバー、ニコライ・ゲッダ、ロサリンド・エリアス、他
ディミトリ・ミトロプーロスshi
メトロポリタン歌劇場O/録音:1959年2月1日ライヴ
(3作曲者(指)ロンドン新SO/録音:1950年12月12日ロンドン(Decca)*
(4)ミトロプーロス(指)NYO/録音:1958年3月16日カーネギー・ホール・ライヴ
(5)ワーナー・ジャンセン(指)ロサンジェルス・ジャンセンSO
録音:1942年3月11日(Victor)*
(6)アルトゥール・ロジンスキ(指)NBCSO/ 録音:1938年4月2日/ライヴ
(7)ブルーノ・ワルター(指)NYO/録音:1944年3月12日カーネギー・ホール/ライヴ
(8)アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBCSO/録音:1938年11月5日/ライヴ
(9)アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響/録音:1938年11月5日/ライヴ
(10)B.ワルター(指)NYO/録音:1942年4月16日カーネギー・ホール/ライヴ
(11)セルゲイ・クーセヴィツキー(指)ボストンSO/録音:1943年10月30日ボストン・シンフォニー・ホール/ライヴ
(12)セルゲイ・クーセヴィツキー(指)ボストンSO/録音:1944年3月4日ボストン・シンフォニー・ホール/ライヴ*
(13)作曲者(指)ロンドン新SO/録音:1950年12月13日(Decca)
(14)作曲者(指)ボストンSO/録音:1951年4月6日〜7日
(15《シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO/録音:1960年12月23日ボストン・シンフォニー・ホール・ライヴ
(16)レオンタイン・プライス(S)、ジーン・クラフト(MS)、エドワード・マンロ(T)、シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO、ボストン・チェーチリア協会cho/録音:1954年12月3日ボストン・シンフォニー・ホール・ライヴ
(17)アルバート・スポルディング(Vn)、オーマンディ(指)フィラデルフィアO/録音:1941年2月7日フィラデルフィア音楽アカデミー/ライヴ
(18)ルース・ポッセルト(Vn)、セルゲイ・クーセヴィツキー(指)ボストンSO/録音:1949年1月7日ボストン・シンフォニー・ホール/ライヴ
(19)J.ベーカー(Fl)、M.ミラー(Ob)、H.フライシュタット(Tp)、作曲者(指)CBS管/録音:1945年5月2日WABC番組「音楽への招待」からのライヴ
(20)ザラ・ネルソヴァ(Vc)、作曲者(指)ロンドン新SO/録音:1950年12月11日(Decca)*
(21)オーランド・コール(Vc)、ウラディミール・ソコロフ(P)/録音:1973年1月28日カーティス音楽院ライヴ*(曲の前にコールのスピーチあり)
(22)カーティスQ団/録音:1938年3月14日カーティス音楽院ライヴ
(23)ルドルフ・フィルクスニー(P)/録音:1950年11月17日(Columbia)*
(24)アーサー・ゴールド&ロバート・フィッツデール(P)/録音:1952年8月15日(Columbia)
(25)作曲者独唱(Br)、カーティスQ/録音:1935年5月13日(Victor)*
(26)アイリーン・ファレル(S)、バーナード・ハーマン(指)CBS響/録音:1949年6月19日放送
(27)エレノア・スティーバー(S)、エドワード・ビルトクリフ(P)/録音:1958年10月カーネギー・ホール・ライヴ(VAI)*
(28)レオンタイン・プライス(S)、トーマス・シッパーズ(指)NYO/録音:1959年11月15日カーネギー・ホール・ライヴ
(29)ジェニー・トゥーレル(Ms)、作曲者(指)CBS管/録音:1945年5月2日・WABC番組「音楽への招待」からのライヴ
(30)録音:1980年3月9日カーティス音楽院のコンサートにて
(31)録音:1958年5月16日NYOのコンサートの休憩時間におけるインタビュー
これはアメリカ音楽の好きな人にとってはまさに垂涎、快挙といってもよい、貴重も貴重な画期的セットです。 昨年2010年はサミュエル・バーバー生誕百年だったのにも関わらず日本では全くと言ってよいほど騒がれず、それが日本におけるバーバー受容の程度と言えましょうが、有名な「弦楽のためのアダージョ」に代表されるようにバーバーの音楽は程よくモダンな要素を持ちながらどこまでもロマンティックで聴き手の期待を決して裏切らないエンターテイメント性と芸術性を備えています。 1930年代から1950代にかけてのアメリカでバーバーがどれほどアメリカのクラシックの演奏家から支持されていたかはアルバムに記された演奏家の名前からも察せられましょう。トスカニーニ、ワルター、ロジンスキー、ミトロプーロス、ミュンシュ、クーセヴィツキー。さらにオーケストラ伴奏つき歌曲《ノックスヴィル1915年夏》では多くのヒッチコック映画や「タクシー・ドライバー」の音楽を担当した巨匠バーナード・ハーマンの名前も見ることが出来ます。またソプラノのアイリーン・ファレル、エレノア・スティーバー、レオンタイン・プライス、ヴァイオリンのアルバート・スポルディング、チェロのゾラ・ネルソヴァ、ピアノのウラディミール・ソコロフの名前も見逃せません。 多くが何らかの形で既にリリースされたことのある音源ですが、現在入手出来るディスクは殆どない上、今回世界初出の音源も加わっているので、このリリースを逃すと次はいつ入手出来るかわかりません。バーバーの音楽が好きな方、アメリカ音楽ファンの方はぜひお手元に置いておいて損のないセットです。遅ればせながら昨年のバーバー生誕百年と今年没後30年をこのディスクで一度に祝いましょう。

WHRA-6040(6CD)
ジュリアード四重奏団初期録音集〜1949-52
(1)バルトーク:弦楽四重奏曲全集(全6曲)
(2)シェーンベルク:弦楽四重奏曲
(3)ベルク:抒情組曲
(4)ベルク:弦楽四重奏曲Op.3
(5)ウェーベルン:5つの断章Op.5
ジュリアードSQ
【ロバート・マン(Vn)、ロバート・コフ(Vn)、ラファエル・ヒリヤー(Va)、アーサー・ウィノグラッド(Vc)】

(1)録音:1949年コロンビアLP、ML4278/79/80
(2)(4)(5)録音:1951-52年コロンビアLP、SL188)
(3)録音:1950年コロンビアLP、ML2148
(4)録音:年コロンビアLP、ML2148
ADD、TT 6:00:07
1946年ジュリアード音楽院の校長ウィリアム・シューマンとヴァイオリニスト、ロバート・マンにより設立されたジュリアード弦楽四重奏団。その後の活躍はファンのみならず知られることになります。このセットはそんな彼らの初期録音集でLPからの復刻になります。当初より彼らの得意としたバルトークや新ウィーン楽派の作品集です。
WHRA-6042(4CD)
エマヌエル・フォイアマン/全アコースティック録音(1921-26)とライヴ録音(1938-41)
■CD1
(1)ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調〜アダージョ,アレグロ
(2)ショパン:夜想曲 変ホ長調 Op.9-2
(3)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
(4)シューマン:トロイメライ,晩の歌
(5)シューマン:トロイメライ,晩の歌
 バッハ:管弦楽組曲第3番〜エア
 グノー:アヴェ・マリア
 ドヴォルザーク:ロンド
 不詳:古いイタリア民謡
 キュイ:カンタービレ
 ポッパー:セレナーデ
(6)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲〜アダージョ・マ・ノン・トロッポ
 ポッパー:ハンガリー狂詩曲
(7)ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
■CD2
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
(2)ドヴォルザーク:森の静けさ Op.68-5,ロンド Op.94
 ブロッホ:シェロモ
■CD3
(1)ポッパー:ハンガリー狂詩曲 Op.68
(2)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲〜アダージョ・マ・ノン・トロッポ
(3)ダルベール:チェロ協奏曲 Op.20
(4)レイハ:チェロ協奏曲 イ長調 Op.4-1
(5)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番(抜粋)
(6)ショパン:夜想曲Op.9-2
 ファリャ:ホタ
■CD4
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
(2)R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」
エマヌエル・フォイアマン(Vc)

■CD1
(1)(7)フリーダー・ヴァイスマン(指)ベルリン国立歌劇場O
((1)1921年12月15日,(7)1930年1月27日録音)
(2)マックス・ザール(Hrp)
(3)フリーダー・ヴァイスマン(P)
(4)フリーダー・ヴァイスマン(指)O、カール・シュタベルナック(Org)
((2)-(4)1922年4月8日録音)
(5)フリーダー・ヴァイスマン(P)、フリッツ・オールマン(Org)、マックス・ザール(Hrp)、(1924年6月4日録音)
(6)ミヒャエル・タウベ(指)ベルリン国立歌劇場O(1926年3月25日録音)
■CD2
(1)ハンス・ランゲ(指)CSO(1941年1月9日録音)
(2)レオン・バージン(指)ナショナル・オーケストラル・アソシエーション(1940年11月10日録音)
■CD3
(1)パウル・クレツキ(指)BPO(1932年9月2日録音)
(2)トスカニーニ(指)NBC響(1940年2月25日録音)
(3)(4)レオン・バージン(指)ナショナル・オーケストラル・アソシエーション
((3)1940年4月22日、(4)1940年1月27日録音)
(5)アルバート・ハーシュ(P)(1941年2月2日録音)
(6)T.サイデンバーグ(P)(1940年8月22日録音)
■CD4
(1)レオン・バージン(指)ナショナル・オーケストラル・アソシエーション(1940年1月27日録音)
(2)トスカニーニ(指)NBC響(1938年10月22日録音)
20世紀前半の偉大なチェリスト、フォイアマン(1902-42)の初期録音とライヴ録音をCD4枚に収録。フォイアマンは39歳という若さで亡くなってしまったことと、ユダヤ系だったため第二次世界大戦で米国へ亡命を余儀なくされたことから、残された録音は決して多くない。特に1940年代のライヴ録音は、フォイアマンの実像を伝えるものとして貴重です。しかも初期録音、ライヴ録音とも、今回初めてCD化される音源が18種も発掘されている。フォイアマン・ファン、チェロ・マニアは必携。
WHRA-6043
リヒテル・プレイズ・リスト 1958-61ライヴ
(1)愛の夢第2番S.541-2
(2)愛の夢第3番S.541-3
(3)忘れられたワルツ第1番S.215-1
(4)忘れられたワルツ第2番S.215-2
(5)忘れられたワルツ第3番S.215-3
(6)メフィスト・ワルツ第1番S.110-2
(7)ハンガリー幻想曲S.123
(8)ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125
(9)「詩的で宗教的な調べ」〜「葬送」S.173-7
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
ヤーノシュ・フェレンチク(指)
ハンガリー国立SO

録音:(1)-(6)1958年2月5日ライヴ,モスクワ
(7)(8)1961年7月27日ライヴ,ブダペスト
(9)1958年2月11日ライヴ,ブダペスト
モノラル録音(2012年オーディオ修復:キット・ヒッギンソン)
20世紀最大のピアニストと言われ、未だ絶大な人気を誇るリヒテル(1915-1997)。このディスクには有名なDGによる録音が行われた前後のモスクワとブダペストでのライヴ録音が収められている。まだ40代の脂の乗り切った時期に得意としていたリストの録音ばかり集めた注目盤です。またモノラル録音ですが、2012年の新リマスタリングが施され、とても聴きやすい音に仕上がっています。
WHRA-6044
ワーグナー:楽劇トリスタンとイゾルデ」第2幕(コンサート形式ライヴ/第2幕全曲のアメリカ初演) ジョン・バルビローリ(指)NYO
キルステン・フラグスタート(イゾルデ)、
アイヴィンド・ラホルム(トリスタン)、
エニド・サーントー(ブランゲーネ)、
ジョン・ガーニー(マルケ王)、
ダニエル・ハリス(クルヴェナール、メロート)

録音:1939年4月16日カーネギー・ホール(ライヴ)
※デジタル変換:2012年(復元エンジニア:アーロン・Z・スナイダー)、バルビローリ協会との共同制作
すでにいくつかのヒストリカル復刻レーベルよりリリースされている名演の最新リマスター盤。放送に使われた音源のため、はじめに指揮者を紹介する簡単なアナウンスが収録されています。

WHRA-6045(5CD)
モーツァルト:2つのオペラ

(1)「ドン・ジョヴァンニ」
(2)「フィガロの結婚」*
ブルーノ・ワルター(指)
メトロポリタン歌劇場O&cho
(1)エツィオ・ピンツァ(Bsドン・ジョヴァンニ),
 アレクサンダー・キプニス(Bsレポレッロ)
 ローザ・バンプトン(Sドンナ・アンナ),
 チャールズ・クルマン(Tドン・オッターヴィオ)
 ヤルミラ・ノヴォトナ(Sドンナ・エルヴィーラ),
 ビドゥ・サヤン(Sゼルリーナ)
 マック・ハーレル(Brマゼット),
 ノーマン・コードン(Bs騎士長)
(2)エツィオ・ピンツァ(Bsフィガロ),
 ビドゥ・サヤン(Sスザンナ)
 ジョン・ブラウンリー(Brアルマヴィーヴァ伯爵),
 エリノー・スティーバー(Sアルマヴィーヴァ伯爵夫人)
 ヤルミラ・ノヴォトナ(Sケルビーノ),
 イラ・ペーティナ(Msマルチェッリーナ),
 サルヴァトーレ・バッカローニ(Bsドン・バルトロ),
 アレッシオ・デ・パオリス(Tドン・バジーリオ),
 ルイス・ダンジェロ(Brアントーニオ)
 マリタ・ファーレル(Sバルバリーナ),
 ジョン・ガリス(Tドン・クルツィオ)

録音:1942年3月7日ニューヨーク、1944年1月29日ニューヨーク*
デジタル変換:2012年(復元エンジニア:ウォード・マーストン)
伝説的なブルーノ・ワルターがメトロポリタン歌劇場で指揮したモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」と「フィガロの結婚」が良好な音源から復活。ワルター(1876-1962)はヨーロッパ時代には、バイエルン国立歌劇場の音楽監督を務めるほどオペラ指揮者として名をなした人物だったが、1939年の米国移住以降、オペラを指揮する機会は決して多くなく、録音は僅かしか残らなかった。ここに収録されている1942年の「ドン・ジョヴァンニ」と1944年の「フィガロの結婚」は、ワルターが得意としたモーツァルトのオペラなだけに、オペラ指揮者ワルターを今日に伝える貴重なものである。しかもどちらも当時のメトのオールスター・キャストである。「ドン・ジョヴァンニ」は、エツィオ・ピンツァのタイトルロールが圧倒的に魅力的で、他のキャストにも隙がない。ワルターの指揮は、近年の「ドン・ジョヴァンニ」よりも遥かに明と案、諧謔と熾烈な厳しさの対比が強いもので、あちこちで観客から笑いが漏れる一方、地獄落ちの場面の激しさは空前絶後といってもよい。生の快楽と死の恐怖が表裏一体になった「ドン・ジョヴァンニ」の世界観を見事に引き出している。「フィガロの結婚」では、ピンツァの伊達なフィガロ、ビドゥ・サヤンの可愛らしくも賢いスザンナ、名バッソ・ブッフォ、サルヴァトーレ・バッカローニのドン・バルトロに加え、当時まだ29歳の新鮮なエリノー・スティーバーなど、歌手が全員一流。もちろんワルターの指揮はまさに自家薬籠中のもの、モーツァルトの描く人間模様が生き生きとした音楽になっている。どちらの録音も電波に乗る前の信号がディスクに録音されたもので、1940年代のライブとしては十分に聞きやすい音で残されている。これをウォード・マーストンが丁寧に修復しているので、従来のいくつかのCDよりは音質はだいぶ改善されている。なお「ドン・ジョヴァンニ」には中継アナウンサーの解説も随所に含まれている。

WHRA-6046(4CD)
トスカニーニ&BBC響〜凄演ライヴ
(1)ケルビーニ:「アナクレオン」序曲
ワーグナー:ファウスト序曲
 「神々の黄昏」〜ジークフリートの死と葬送行進曲
 「パルジファル」〜第1幕前奏曲/聖金曜日の音楽
ブラームス:交響曲第4番
エルガー:エニグマ変奏曲

(2)ジェミニアーニ:コンチェルト・グロッソ.ト短調 Op.3-2
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
ベートーヴェン:交響曲第7番
ロッシーニ:「セミラーミデ」序曲
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」 〜夜想曲/スケルツォ
ドビュッシー:交響詩「海」

(3)ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
BBC響

(1)録音:1935年6月3、5日
(2)録音:1935年6月12、14日
(3)録音:1939年6月1日
全てクイーンズ・ホールにおけるライヴ録音,デジタル変換:2012年(復元エンジニア:ジェネ・ゴーデット)
偉大な指揮者アルトゥーロ・トスカニーニは、1930年代、ニューヨークを拠点にしつつ、夏はヨーロッパ各地で活動するのが常だった。これに目をつけた英国の名指揮者、エイドリアン・ボールトが、1935年の夏に、首席指揮者を務めるBBC交響楽団にトスカニーニを招聘することに成功、創立から僅か5年ながらボールトに鍛えられたBBC交響楽団をトスカニーニが大いに気に入ったことから、さらに1937、1938、1939年と夏の客演が続いた。当時70歳前後のトスカニーニは指揮者としての絶頂にあり、これらBBC交響楽団との共演の録音は、晩年のトスカニーニ以上にこの大指揮者の本領が発揮されたものとしてマニアの間では人気が高い。 このCDには、最初の客演となった1935年の2回のプログラム4日のライヴ録音と、1939年の1曲が収録されている。1935年の客演ではトスカニーニはレコード録音を許可しなかったが、EMI社のフレッド・ガイスバーグが密かにマイクからの音声を回線でアビーロードスタジオまで引いて録音していた。演奏はいずれも60代のトスカニーニのライヴの物凄さが存分に発揮されたもので、ことにお得意のベートーヴェンの第7交響曲は、数種あるトスカニーニの録音の中でももっとも燃焼度の激しい名演である。ジェミニアーニは初出。従来出回っていた盤よりスクラッチノイズが大幅に軽減されている。
WHRA-6047
アラウの未発表ベートーヴェン:協奏曲集
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」*
クラウディオ・アラウ(P)
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO
ピエール・モントゥ(指)ボストンSO*

録音:1961年8月18日タングルウッド(ステレオ)
1960年7月23日タングルウッド(モノラル)*
未発表録音、デジタル変換:2012年(復元エンジニア:ジェネ・ゴーデット)
クラウディオ・アラウがタングルウッド音楽祭に出演したベートーヴェンの協奏曲を2曲収録。驚くべきことに1961年の4番は、1961年の非商業用ライブ録音としてはかなり高レベルの良好なステレオ収録で、アラウの造型確かなピアノ、ミュンシュの厚く情熱的な指揮、さらには終演後のどよめき混じりの大喝采までたっぷり楽しめます。「皇帝」はモノラルで音の状態もそれほど良くはないが、モントゥが復帰するとボストン交響楽団が張り切るのが常で、第1楽章から異様なほど充実したまま最後まで突き進む演奏が素晴らしい。

WHRA-6048
(11CD)
レナード・バーンスタイン/歴史的放送録音1946−1961年

(1)シューマン:交響曲第2番
(2)ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 「レニングラード」−リハーサル
(3)ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 「レニングラード」
(4)マーラー:交響曲第2番「復活」−リハーサル
(5)モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番−リハーサル
(6)メシアン:トゥランガリラ交響曲−リハーサル
(7)マーラー:交響曲第2番「復活」
(8)ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調−リハーサル
(9)コープランド:荘厳な儀式のための序言
(10)ショスタコーヴィチ:国連行進曲(映画音楽「呼応計画」 Op.33 からの編曲)
(11)ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
(12)ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」−第4楽章の一部
(13)バルトーク:弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽
(14)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
(15)バーンスタイン:交響曲第2番 「不安の時代」
(16)ストラヴィンスキー:春の祭典
(17)ワイル:「三文オペラ」(ブリッツスタイン英訳版)
(18)コープランド:交響曲第2番 「短い交響曲」
(19)ハリス:アメリカの信条
(20)ピストン:管弦楽のための協奏曲
(21)ファイン:厳かな歌
(22)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 −録音セッション
(23)コープランド:組曲「ビリー・ザ・キッド」−録音セッション
(24)チャベス:交響曲第4番 「シンフォニア・ロマンティカ」
(25)マーラー:私はやわらかな香りをかいだ/私はこの世に忘れられ/浮き世の生活/真夜中に
(26)ダイアモンド:交響曲第8番
全て、レナード・バーンスタイン(指)
+解説文章用CD-ROM
(1)ボストンSO/録音:1946年3月22日

(2)(3)ボストンSO/録音:1948年12月22日

(4)(5)レナード・バーンスタイン(P)、ボストンSO/録音:1949年11月21日

(6)ボストンSO/録音:1949年11月28日

(7)アデル・アディソン(S)、ナン・メリマン(Ms)、ボストンSO/録音:1949年11月25日

(8)レナード・バーンスタイン(P)、ボストンSO/録音:1949年12月5日

(9)(10)(11)(12)ローレンス・オリヴィエ(語り)、レナード・バーンスタイン(P)、イルマ・ゴンザレス(S)、ナン・メリマン(Ms)、ロール・ジョバン(T)、ニコラ・モスコーナ(Bs) 、ボストンSO、大学生Cho/録音:1949年12月10日

(13)(14)レナード・バーンスタイン(P)、NYO/録音:1950年2月19日

(15)ルーカス・フォス(P)、NYO/録音:1950年2月26日

(16)NYO/録音:1951年2月18日

(17)ロッテ・レーニャ(ジェニー)、ジョー・サリヴァン(ポリー)、デイヴィッド・ブルックス(マックヒース)、マーク・ブリッツスタイン(語り)、管弦楽団/録音:1952年6月14日

(18)NYO/録音:1957年1月27日

(19)NYO/録音:1959年2月7日

(20)NYO/録音:1959年2月15日

(21)NYO/録音:1959年4月19日

(22)(23)NYO/録音:1959年10月20日

(24)(25)ジェニー・トゥーレル(Ms)、NYO/録音:1960年2月8日

(26)NYO/録音:1961年10月9日
2013年に生誕95周年を迎えるレナード・バーンスタイン(1918−1990)は、多数の録音を残した一方で、初期の録音、ことにライヴ録音はあまり発掘されていません。今回、WEST HILL RADIO ARCHIVESは、多数の一般発売初出音源を含む、実に12時間半に及ぶ若き日のバーンスタインの録音集を刊行。セルゲイ・クーセヴィツキの弟子として縁のあったボストンSOを指揮しての録音は、30歳前後の青年バーンスタインの演奏が聞けるというだけでも貴重。しかも彼の得意中の得意であるマーラーの復活交響曲の全曲が含まれています。1949年12月10日のカーネギー・ホールにおける演奏会は、国連人権の日の記念演奏会。コープランドの「荘厳な儀式のための序言」はこれが初演です。1950年代の、音楽監督就任前のニューヨーク・フィルとの共演も興味深いもの。最も「歴史的」な音源は、1952年の「三文オペラ」。既に人気の途絶えていたこのワイルのドイツ語の風刺オペラを、マーク・ブリッツスタインが当時の米国でうけるように英訳したものですが、このブランダイス大学での上演は大成功を収め、マック・ザ・ナイフはこのブリッツスタインの訳詩でジャズやポピュラーで歌われる定番人気曲になった。その他、バーンスタインという芸術家を愛するなら必聴の音源ばかりです。

WHRA-6049(2CD)
クーセヴィツキー、ニューヨーク・フィルを振る
(CD1)
コレッリ(ピネッリ編):弦楽のための組曲
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」組曲第2番
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
(CD2)
ドビュッシー:交響詩「海」
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
セルゲイ・クーセヴィツキー(指) NYO

録音:(CD1)1942年2月22日、(CD2)1942年3月1日、全てカーネギー・ホール
ボストン交響楽団の音楽監督を四半世紀近く務めたことで知られるセルゲイ・クーセヴィツキー(1874-1951)。近年は指揮者としての功績よりも、数々の20世紀の名作を委嘱したことや、バーンスタインを始めとする後進の育成が話題になることが多いが、しかし彼はやはりまず第一に大指揮者。今回WHRAが発売するCD2枚組は、クーセヴィツキーが1942年にニューヨーク・フィルに客演した際のライヴ録音。すべて今回が初出音源とのことです。2月22日の演奏会は、前半にラヴェルの「ダフニスとクロエ」組曲第2番、後半にショスタコーヴィチの交響曲第5番という非常にヘヴィなプログラムに驚かされます。「ダフニスとクロエ」はクーセヴィツキーのお得意だけに非常に盛り上がる熱い演奏。一方しばしばショスタコーヴィチを指揮し録音していたクーセヴィツキーですが、第5番はこれが唯一の録音かもしれません。神経質なところのない剛健なショスタコーヴィチです。3月1日の演奏会では、クーセヴィツキーの得意中の得意、チャイコフスキーの交響曲第5番が濃厚なロシア・ロマンティシズムを大胆な緩急でこの上なく高めた名演である。多少の乱れを構わず力強く突き進む豪快さは、まさにクーセヴィツキーの魅力全開。前半のドビュッシーの海も味付けの濃厚なものです。
1942年のライヴということからするとだいぶ聞きやすい音である。ラニ・スパーの修復。なお英文解説には、クーセヴィツキーがニューヨーク・フィルの指揮台に上がるに際しての、米国音楽家連盟総裁ジェームズ・シーザー・ペトリロとの確執や、公演直前の愛するナタリー夫人の突然の死など、興味深い内容が含まれています。

WHRA-6050
クラウディオ・アラウ/ドイツでの協奏曲集
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
シューマン:ピアノ協奏曲*
クラウディオ・アラウ(P)
マッシモ・プラデッラ(指)バイエルンRSO
ラファエル・クーベリック(指)NDR放送響*

録音:1960年3月9日、ミュンヘン
1962年5月31日ケルン (共にステレオ)
20 世紀の偉大なピアニスト、クラウディオ・アラウ(1903−1991)が1960 年代初頭にドイツで演奏した協奏曲を2 曲収録。どちらも50 代後半のアラウの充実した演奏が楽しめる。クーベリックの伴奏によるシューマンは完全に初出と思われる。ショパンはLPでイタリアの海賊盤が同じ指揮者、オーケストラで4 月12 日の日付で発売されたことがあり、同一かもしれない。


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