湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



YARLUNG RECORD
(アメリカ)


エンジニア、ボブ・アティエーによって設立された新興クラシック・レーベル。ロサンジェルスを本拠に若手ミュージシャンを発掘し、デビューCDを録音、発表。そのアルバムの完成度の高さでグラミー賞を受賞しています。20世紀、21世紀の新しいレパートリーから、バロック、古典、ロマン派までの音楽を幅広く取り揃え、演奏家にも聴き手にも大いなる喜びを与えるこのレーベルは、スタジオでの録音を行わず、音響に優れたウォルト・ディズニー・コンサートホールやロサンジェルス・アンバサダー・ホールでの録音を原則としています。音質を追求するため、レコーディングはアナログテープとデジタルメディアの両方で同時収録する方式を採用、アナログマスターからCD化された作品も多数リリースされています。




※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
YR-5785
バーガンディ宮廷の音楽
1.プノワ(?-1478):グローリア
2.デュファイ(1397-1474):祝福されしイェルサレムの町
3.作者不詳:馬に乗れ、みな馬に乗れ
4.チコーニア(1370-1412):Una panthera in compagnia de Marte
5.チコーニア:Doctorum principem
6.チコーニア:愛しい人よ
7.グリマス:A l'arme - A l'arme - Tru tru
8.ピキーニ(1364-1389):Plasanche or tost
9.ジル・バンショワ(1400-1460):落胆した女のように
10.アグリコラ(1446-1506):落胆した女のように
11.アグリコラ:落胆した女のように
12.ギルバート:Cancon de' pifari dicto El ferrarese I
13.作者不詳:Je suis d'Alemagne
14.作者不詳:Roti boully ioyeulx
15.ギルバート:Cancon de' pifari dicto El ferrarese II
16.ギルバート:Improvisation over La spagna
17.ジョスカン・デ・プレ(1455-1521):ラ・スパーニャ
18.作者不詳:La franchoise nouvelle
19.ヒセリン(1455-1507):わたしは恋におち
20.作者不詳:わたしは恋におち
21.イザーク(1555-1517):わたしは恋におち
22.ギルバート:ロマネスカ
23.アルリコラ/イザーク/ピナロール/アグリコラ:絶望した運命の女神
アダム・ナイト・ギルバート&ロテム・ギルバート(指)
チャラメッラ

録音:2008年6月9-16日アルフレード・ニューマン・ホール
バーガンディ=ブルゴーニュ。色の名前としてもおなじみであり、またワインの産地としても世界的に有名なこのフランス東部の地域は、温暖な気候と恵まれた自然条件を持つ、耕作に適した土地として知られてます。中世初期にゲルマン人の一派ブルグント族に支配されたため、この名前がありますが、16世紀に男系が絶え、ヴァロア朝フランスに併合されました。このアルバムは14世紀から16世紀にこの土地で流行した音楽を収録。即興的なスタイルと甘いメロディが交錯する楽しい音楽で、時に騒々しく、また説得力に富んだ響きが魅力的です。

YR-5787
ペトリ・イーヴォネン〜アート・オブ・ザ・ヴァイオリン
イザイ:ヴァイオリン・ソナタ.イ短調Op.27-2
サッリネン:カデンツァOp.14
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ.ト短調
イザイ:ヴァイオリン・ソナタ.ホ短調Op.27-4
レフコヴィッツ(1964-):エリ・エリ(オリジナル・メロディ付き)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004
ペトリ・イーヴォネン(Vn)
ケヴィン・フィッツ=ジェラルド(P)

録音:2008年6月9-16日ロスアンジェルス,アルフレード・ニューマン・ホール
フィンランド出身のヴァイオリニスト、イーヴォネン。彼は2008年にYARLUNGのプロデューサー、ボプが見出した才能です(ボブの元に彼を紹介したのは、やはり名ヴァイオリニストであるハガイ・シャハムでした)。このCDは彼のデビュー盤であり、ボブが心底感心したというイザイのソナタの冒頭の美音から、ぞくぞくするほどの興奮が伝わってきます。考え抜かれたバッハ、そして彼のために作曲されたレフコヴィッツの作品をはじめ、色彩的なドビュッシーとサリネンにおける溢れる感情の世界をお楽しみいただけます。

YR-7498
フレデリック・ロセレット〜チェロ・リサイタル集
ベリオ:言葉は消える
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009/
リゲティ:無伴奏チェロ・ソタ
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV1008
デュティユー:ザッヒャーの名による3つのストローフェ
フレデリック・ロセレット(Vc)

録音:2011年6月20-23日ロスアンジェルスアルフレード・ニューマン・ホール
チェリスト、フレデリック・ロセレットの演奏は決して派手ではありませんが、堅実なる技術と表現は、過去の偉大な巨匠に匹敵するものと言えるでしょう。このアルバムはベリオ、リゲティ、デュティユーの3人の近現代作曲家の無伴奏作品と、この分野における聖書ともいえるバッハの「無伴奏」を組み合わせたもの。この演奏のためにロセレットが選んだ楽器は2004年にカルロス・モレノによって復刻された「1725年Guranchino」のコピー。バロック式の楽器から豊かな音色を引き出しています。


YR-14148
サーシャ・クック〜アリアと歌曲を歌う
ジョン・アダムス(1947-):ドクター・アトミック〜「私はあなたの光」
ショーソン:愛と海の詩Op.19
ヘンデル:歌劇「アリオダンテ」HWV33〜「不実な女…戯れよ」
 歌劇「セルセ」〜オン・ブラ・マイ・フ
マーラー:リュッケルト歌曲集<私は快い香りを吸いこんだ/美しさをあなたが愛するなら/私の歌をのぞき見しないで/私はこの世に捨てられて>/11.真夜中に
サーシャ・クック(Ms)
イェフダ・ジラッド(指)コロンビアO

録音:2012年2月5-7日コルバーン・スクール,ジッパー・ホール
サーシャ・クックは、あのアダムスの問題作「ドクター・アトミック」でオッペンハイマーの妻キティを歌ったことで、強烈な印象を与えたす。このアルバムにもアリア「私はあなたの光-AmIinYourLight?」が収録されていますが、緊迫感溢れる全曲中、ふんわりと優しいこのアリアはとりわけ心に残るものであり、このCDのプロデューサーも、これを聴いたからこそ彼女のデビュー・アルバムを制作したいと強く願ったのだそうです。そんな製作者の強い思いを秘めたこの1枚は、確かに豊かな感情と色彩感に満ちたもので、しっとりとした彼女の歌声と、それを支えるオーケストラの響きは、聴き手に大いなる喜びを与えることでしょう。リュッケルト歌曲集の録音は2012年ニューポートで行われた博覧会において、オーディオ賞を獲得してます。

YR-15195
VANISH-消える
アヴナー・ドーマン(1975-):UdacrepAkubrad
ディエゴ・スキッシ(1969-):時計のゲーム
エルネスト・トッホ(1987-1964):地理のフーガ(打楽器編)
デレク・ティウォニウク:サイコを通して-第5番:私は消える、私が見えますか?
ラフマニノフ:晩祷Op.37-招詞(打楽器編)
マーク・アップルバウム(1967-):キャットフィッシュ
ラフマニノフ:晩祷Op.37-「わが霊や主をほめあげよ」(打楽器編)
アレハンドロ・ビニャオ(1951-):溝の書より「溝の色」
 溝の書より「溝の漂流の踊り」
武満徹:フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム
ラフマニノフ:晩祷Op.37-「アヴェ・マリア」(打楽器編)
スモーク&ミラーズ・パーカッション・アンサンブル
若きミニマリスト・アーティストたちのアンサンブル「スモーク&ミラーズ・パーカッション・アンサンブル」の注目のアルバムです。真空管マイクから直接2つのトラックにレコーディングするという拘りの録音は、彼らの素晴らしいサウンドを全て捉え、色彩的な音と鋭いリズムを余すことなく再現しています。パーカッションの楽しさを体感させてくれる魅力的な1枚です。

YR-25668(1LP)
NX-E01
ジェイムズ・マセソン(1970-):弦楽四重奏曲
【SideA】
第1楽章:All leap and no faith
【SideB】
第2楽章:Y'heart' X -
第3楽章:Pure chocolate energy
カラー・フィールドSQ
【メンバー】
ベアード・ドッジ(Vn)/ジーナ・ディベロ(Vn)
サン・ウェイジン(Va)/シン・イ(Vc)

録音:2015年11月1-4日 Samueli Theater,
45RPM、180g重量盤
CD盤(YAR25670)からの抜粋。より良い音を求めるため、180グラムの重量盤、かつ45回転というオーディオ・マニア向けに仕上げた1枚。
YR-25669(1LP)
NX-E01
ジェイムズ・マセソン(1970-):タイムズ・アローン
【SideA】
第1番:I have walked along many roads
第2番:Last night, as I was sleeping
第3番:Clouds ripped open
【SideB】
第4番:The wind, one brilliant day
第5番:Is my soul asleep?
ローラ・ストリックリング(S)
トーマス・ザウアー(P)

45RPM、180g重量盤
CD盤(YAR25670)からの抜粋。アイオワ生まれの作曲家マセソンの歌曲集「タイムズ・アローン」のライヴ録音です。声とピアノが織りなす神秘的な世界が広がります。
YR-25670
NX-C01
ジェイムズ・マセソン(1970-):作品集
弦楽四重奏曲
ヴァイオリン協奏曲*
タイムズ・アローン
カラー・フィールドSQ
ベアード・ドッジ(Vn)
エサ=ペッカ・サロネン(指)CSO
ローラ・ストリックリング(S)
トーマス・ザウアー(P)

録音:2015年11月1-4日ライヴ…
2011年12月15日 Chicago Symphony Ochestra Hall,USA ライヴ*
1970年、アイオワ州に生まれた作曲家マセソンの作品集。2005年から2007年にニューヨークのニューミュージック・ニュー・ フェスティヴァルのエグゼクティヴ・プロデューサーを務め、その後、2009年9月よりロサンゼルス・フィルのコンポーザー・フェロー シップ・プログラムのディレクターを務めています。彼の作品はシカゴSOやアルバニーSOをはじめ、数多くのオーケ ストラ、アンサンブルで演奏されており、アメリカ国内で高い人気を獲得しています。このアルバムには2011年にエサ=ペッカ・ サロネンの指揮、ベアード・ドッジのヴァイオリンで世界初演された「ヴァイオリン協奏曲」と、2015年に演奏された2つの作品を 収録。アイデア豊かな楽想に彩られた作品を、素晴らしい演奏と音質で楽しむことができます。
YR-27517
アントニオ・リジー/チェロ・リサイタル
ヒナステラ:パンペアーナ第2番Op.21
ホレ・ブラガート(1915-):グラシエラとブエノス・アイレス
ヒナステラ:5つのアルゼンチン民謡集より第2番,第3番
ゴリホフ(1960-):オマラモル
ピアソラ:オブリビオン(忘却)
ヒナステラ:プネーニャ第2番「パウル・ザッハーへのオマージュ」Op.45
ピアソラ:天使のミロンガ
 ル・グラン・タンゴ
ラロ・シフリン(1932-):パンパス
アントニオ・リジー(Vc)
フィリップ・レヴィ(Vn)
ブリャン・ペッツォーネ(P)
パブロ・モッタ((Cb)
キャピトル・アンサンブル

録音:2009年6月8-9日サンタモニカブロード・ステージ
ヒナステラ、ピアソラ、ゴリホフなど、名作曲家たちがアルゼンチンの民族音楽の伝統からインスピレーションを得たであろう作品を収録。ソロ楽器としてのチェロを強調し、魅力的な音色を存分にいかしたこれらの「アルゼンチン・タンゴ」はどれも輝かしく躍動的なものばかりです。はるか彼方に聞こえるアメリカ・インディアンたちの音楽と、クレオール(中南米やカリブ海生まれのスペイン人)たちの心の声を描き出した情熱的な演奏です。
YR-29262(1LP)
NX-E01
DIALOGHI
【SideA】
ファリャ:アストゥリアーナ
ルトスワフスキ:グラーヴェ
スティーヴン・スタッキー(1949-2016):ディアローギ
【SideB】
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
エリノア・フレイ(Vc)
デイヴィッド・フン(P)
録音:2007年11月19-21日

45RPM、180g重量盤
2008年に発売されたアルバム「DIALOGHI」(YAR78876)からの抜粋LP盤。「非のうちどころなきチェリスト」とカナダの新 聞La Presseで絶賛されたチェリスト、フレイによる見事な小品集で、様々な時代の作品が収録された興味深いアルバムで したが、ここではその中から4曲を選び、より高音質が楽しめる45回転LP盤として再発。迫力あるチェロの響きとまろやかなピ アノの音色の"親密な対話"が克明に捉えられています。

YR-41014
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 ジェラード・シュワルツ(指)コルバーンO

録音:2011年12月3日アンバサダー・オーディトリウム
NAXOSの一連のアルバムでもおなじみの名指揮者ジェラード・シュワルツがYarlung Recordsレーベルに登場。彼はロサンゼルス室内O、シアトルSOの音楽監督を長らく務め、それぞれのオーケストラの能力を飛躍的に高め、また数多くの録音を成し遂げました。今回のマーラー(1860-1911)の第5番の録音は、コルバーンOとの共演です。コルバーンOは2012年-2013年に10周年のシーズンを迎えた「コルバーン音楽院」のオーケストラ。音楽監督はイェフダ・ギラッドが務め、アメリカ各地でコンサートを開催しています。様々な指揮者やソリストと共演し、その素晴らしい演奏が高く評価されています。共演後、シュワルツも「迷うことなく、世界でも有数のオーケストラである」と評価しています。熱いマーラーをどうぞ。

YR-44638
スリョダヤ
バダル・ロイ(1945-):カルカッタ・サンライズ
クプタ:ラーガ・ジョーンプリ
作者不詳:イスタンピッタ「悦びのはじまり」
ビーバー(1644-1704):パッサカリア
ハービソン(1938-):4つの孤独の歌
ペレイラ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
グプタ:ラーガ・ルドゥクス
:ロバート・ヴィジェイ・グプタ(Vn)
バダル・ロイ(タブラ)

録音:2011年7月5-6日ロスアンジェルスウォルト・ディズニー・ホール
ロバート・ヴィジェイ・グプタは2007年、19歳の時にロサンゼルス・フィルのオーディションに最年少で合格。以来、最も活気に満ちたメンバーの一人として活躍してます。彼はそれ以前にエール大学で音楽学の修士号、マリスト大学から生物学の学士号を取得し、平行してアイザック・スターンなど錚々たる名手に教えを受けながら、マンハッタン音楽学校とジュリアード音楽院で学ぶという溢れる才能の持ち主です。最も、8歳から様々なオーケストラと共演し、11歳の時にはメータの指揮でイスラエル・フィルと共演し、テルアビブでソロ・コンサートを開催したほどの神童であり、音楽の道に進むことに迷いはなかったのですが、医学を学ぶことで自身の進むべき道をはっきりと自覚。音楽療法の可能性についても日夜研究しているという人でもあります。彼は映画「路上のソリスト」で知られる総合失調症の音楽家ナサニエル・エアーズの実際の師でもあり、ここでも更なる可能性を追求しているとのことです。

YR-52069
thepiano-傲慢から謙遜へ
リスト:巡礼の年第3年-エステ荘の噴水
 ピアノ・ソナタ.ロ短調
バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻第22番前奏曲とフーガ変ロ短調BWV867
ラヴェル:水の戯れ/ラ・ヴァルス
 亡き王女のためのパヴァーヌ
デイヴィッド・フン(P)

録音:2005年6月27.28日コルバーン・スクール,ジッパー・ホール
アメリカのピアニスト、デイヴィッド・フンのデビュー・アルバムです。彼は2004年に開催されたドイツの国際ピアノ・サマーフェスティバル・コンクールで優勝し、めきめきと力をつけました。このアルバムは全てを1テイクで録音完了。その完成度の高さは驚くべきもので驚異的な彼のテクニックも含め、まさに前人未到の域に達する1枚と言えるでしょう。タイトルの「傲慢から謙遜へ」は彼自身の言葉であり控えめな表現からは逆に「大いなる自信」を感じさせる挑戦的な一言ともいえそうです。
YR-52635
NX-C01
佐々木美歌〜ピアノ・リサイタル
クララ・シューマン:1.スケルツォ 第2番 ハ短調 Op.14
 3つの前奏曲とフーガ Op.16
 ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 嬰ヘ短調 Op.20
ブラームス:シューマンの主題による16の変奏曲 嬰ヘ短調 Op.9
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22
マックス・グラーフェ(1988-):Obsidian Liturgy 黒曜石の典礼
クララ・シューマン:音楽の夜会 Op.6-第2曲 ノットゥルノ
佐々木美歌(P)
ペトリ・イーヴォネン(Vn)

録音:2016年3月28日-4月1日
アトランタで生まれ、ニュージーランドと東京で活動、現在はニューヨークに拠点を置くピアニスト、佐々木美歌。レパートリーは 幅広く、特にロマン派から近現代作品を得意とする彼女、このアルバムでは、クララ・シューマンの没後120年を記念し、その 作品を中心に演奏しています。クララとブラームスが、同じロベルトの主題を用いて作曲した変奏曲をメインに、クララの繊細 な小品と、佐々木の親友の現代作曲家グラーフェがこのアルバムのために作曲したドラマティックで神秘的な「Obsidian 黒 曜石」。佐々木はこれらの作品をまとめて一つの物語として、ライブでも演奏、クララとロベルトへのオマージュとしました。
YR-52638(2CD)
NX-C01
シベリウス・ピアノ三重奏団〜フィンランド建国100周年記念アルバム
ディエゴ・スキッシ(1969-):ネーネ
ディヴィッド.S.レフコヴィッツ(1964-):ルミネーションズ
シベリウス:ピアノ三重奏曲 ニ長調「コルポ」JS209
 ピアノ三重奏曲 イ短調「ハフトラスク」JS207
ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-):Paarme
サーリアホ(1952-):私は第二の心を感じる
シベリウス:ピアノ三重奏曲 ハ長調「ロヴィサ」JS208
シベリウス・ピアノ三重奏団
【メンバー】
ペトリ・イーヴォネン(Vn)
ユーホ・ポーヨネン(P)
サムエル・ペルトネン(Vc)

録音:2016年3月
2017年のフィンランド建国100周年を記念して制作されたアルバム。シベリウス・ピアノ三重奏団は設立されたばかりのアン サンブルで、3人の若きソリストたちによって構成されています。 2枚組のアルバムには、シベリウスのトリオを中心に、サーリアホやヴェンナコスキ、スキッシ、レフコヴィッツの近現代作品を収 録。フィンランドの多彩な音楽を、瑞々しく刺激的な演奏で楽しめます。

YR-62375
夕べの対話
モーツァルト:幻想曲ハ短調K475
ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調遺作
タン・ドゥン(1957-):水彩による8つの思い出
ラフマニノフ:13の前奏曲Op.32より<第8番イ短調/第9番イ長調/第10番ロ短調/第11番ロ長調/第12番嬰ト短調>
シューマン:アラベスクハ長調Op.18
 子どもの情景Op.15
スカルラッティ:ソナタ.ニ短調K34/L.S7/P15
 ソナタ.ニ短調K141/L422/P271
 ソナタ.ニ短調K32/L423/P14
ディヴィッド・フン(P)

録音:2006年3月27-29日コルバーン・スクール,ジッパー・ホール
2005年録音の「傲慢から謙遜へ」(YAR52069)で大胆かつ見事なピアノを聞かせた若手、デビッド・フン。この2枚目のアルバムでは一転、繊細かつ抒情的なピアノを聞かせます。彼の音色は多彩でありニュアンスに満ちていて、どれもがウィットに富み、とても空想的です。ドラマティックなモーツァルトで始まり、悲しみに満ちたショパンの夜想曲、そして得意とするタン・ドゥンの表情豊かなピース、ラフマニノフとシューマンの重厚な感情の揺れを感じさせ、最後はさらっとスカルラッティで風のように去っていく。そんなクールなアルバムです。
YR-62376
デビュー〜ジャナキ弦楽三重奏団
ペンデレツキ:弦楽三重奏曲
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲ハ短調Op.9-3
ジェイソン.V.バラッバ:弦楽三重奏曲
レフコヴィッツ(1964-):ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲
ペンデレツキ:弦楽三重奏曲(ライヴ録音)
ジャナキ弦楽三重奏団

録音:2006年2月13-14日、3月15-16日ロスアンジェルスコルバーン・スクール,ジッパー・ホール
このジャナキ弦楽三重奏団は、2005年初めにロサンゼルスのコルバーン音楽学校の学生によって設立、まもなく第59回コールマン室内楽コンクールで優勝し、BMI財団の賞を獲得、その後は数々の会場、ホールで演奏し力をつけてきた団体です。2007年にカーネギー・ホールのワイル・リサイタル・ホールでニューヨーク・デビュー・リサイタルを行い、こちらも大好評を得ています。新鮮なエネルギーと成熟した音楽性で、ベートーヴェンから現代まで幅広いレパートリーを有し、瑞々しい音楽を聞かせる期待のアンサンブルです。

YR-65004
Sophisticated Lady
ジェローム・カーン:You Were Never Lovelier: I'm old fashioned
アンドリュー・ボイル:Gone
デューク・エリントン:Isfahan
アンドリュー・ノーマン:For Andrew
エイベル・ミーアポル:Strange Fruit
ミシャ・ビゴス:Ropes of Sand
ミシャ・ビゴス:Finale
アンドリュー・ボイル:Green Eyed Monster
ゲイリー・ウィック:Night Night
デューク・エリントン:Sophisticated Lady
ゲイリー・ウィック:Weightless
ミシャ・ビゴス: Fields of Kurdistan
ソフィスティケイト・レディ・ジャズ・クァルテット
このアンサンブル名「ソフィスティケイト・レディ」は“洗練された女性”の意味。デューク・エリントンの名曲をそのまま用いています。その名の通り、実にエレガントなジャズを奏するグループです。4人のミュージシャンは各々が卓越した技術を持ち、ソリストとしても優れていますが、4人の音が溶け合うことで更に素晴らしい気分にさせてくれます。全ての曲は1テイクで録音されています。
YR-65005(1LP)
NX-E01
ジェイムズ・マセソン(1970-):ヴァイオリン協奏曲
【SideA】
第1楽章:Caprice
【SideB】
第2楽章:Chaconne
第3楽章:Dance
ベアード・ドッジ(Vn)
エサ=ペッカ・サロネン(指)
シカゴSO
2011年12月15日 Chicago Symphony Ochestra Hall,USA ライヴ

45RPM、180g重量盤
CD盤(YAR25670)からの抜粋。オーケストラの音色をフルに用いたマセソンの作品は、オーディオの追求にもふさわしいということで製作されたLP盤。すべてのパートの響きを余すことなく捉え、それを再現しようという意気込みが伝わります。

YR-67893
マーティン・チャリフォー〜ヴァイオリン・リサイタル
スティーヴン・スタッキー(1949-):3つのピンチャー
ルトスワフスキ:チェーンU
エサ=ペッカ・サロネン:Lachenverlernt-笑いを忘れて
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
マーティン・チャリフォー(Vn)
ジョアン・ピアース・マーティン(P)
アンドレイ・ボレイコ(指)ロサンゼルスPO

録音:ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール
2003年にこけら落としが行われたウォルト・ディズニー・コンサート・ホールはその音響効果の素晴らしさで(日本の豊田泰久が音響を担当)知られ、現在LAフィルとロサンゼルス・マスター・コラールの本拠地となっています。プロデューサーであるボブ・アッティユーはこのホールを大変気に入っており、この録音を最良のものとするために、チャリフォーが使用する楽器に至るまで(1716年製のストラディヴァリなどいくつもの名器を用意)入念の準備を行いました。モーツァルトから現代にいたるまでの広範囲の時代に渡る音楽を息をのむような素晴らしさで再現しています。サロネンの作品はこのアルバムが初演であり、こちらも興味深いものです。

YR-76721
アート・オブ・ソナタ
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001
フランク:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調
レフコヴィッツ(1964-):ミニチュアVIII「
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
ペトリ・イーヴォネン(Vn)
ケヴィン・フィッツ=ジェラルド(P)

録音:2008年6月9-16日ロスアンジェルスアルフレード・ニューマン・ホール
1987年生まれのヴァイオリニスト、イーヴォネンは4歳の時にヘルシンキ音楽院でヴァイオリンを学び始めたという神童です。彼は1997年からトーマス・ハーパネンとハガイ・シャハムに師事しその才能を磨いてきました。2010年にはズービン・メータの指揮でチャイコフスキーの協奏曲を演奏。こちらも非常に高い評価を受けています。類い稀なる美音に加え、音を完璧に制御することで見事な音楽を作り出す彼のヴァイオリンをお聞きください。ピアノの流麗な演奏はカナダの名手ケビン・フィッツ=ジェラルドです。


YR-78873
オリオン・ウェイス〜ピアノ・リサイタル
バッハ:フランス風パルティータ(序曲)ロ短調BWV831
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番嬰ヘ長調Op.53
モーツァルト:パイジェッロの主題による6つの変奏曲K398(416e)
エリオット・カーター:ピアノ・ソナタ
オリオン・ウェイス(P)

録音:2007年9月1-4日コルバーン・スクール,ジッパー・ホール
アメリカのピアニスト、オリオン・ウェイスによる4つの作品集。バッハでの落ち着いた風情がスクリャービンになると一転、炎のような情念を燃やす様が見事です。すべての曲が驚異的なテクニックに支えられており、厳格なる完璧主義で曲が構成されていますが、時として溢れるが如く感情が表出。そのギャップもたまらないピアニストです。アメリカの評論家、マイケル・ファーマーは彼の音楽性を名指揮者グスタヴォ・ドゥダメルと比較して論じていますが、さて聴き手の耳には、この若き才能の音楽がどのように感じられるでしょうか。
YR-78874
デヴィッド・ハワード〜クラリネット・リサイタル
1.スティーヴン・スタッキー(1949-):瞑想と踊り
2-4.ウストヴォルスカヤ(1919-2006):クラリネット三重奏曲
5-8.エサ=ペッカ・サロネン(1958-):夜の歌
9-12.ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
デヴィッド・ハワード(Cl)
ヴィッキ・レイ(P…1-8)
リンドン・ジョンソン・テイラー(Vn…9-12)
クリスティーネ・ヘッドウォール(Vn…9-12)
ジョン・ヘイハースト(Va…9-12)
グロリア・ラム(Vc…9-12)

録音:ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール&コルバーン・スクール,ジッパー・ホール
ブラームスのクラリネット五重奏曲を中心とした、深く瞑想的な作品を配した1枚。夕暮れから闇に至るまでの空の色を映し出したかのような、ハワードの美しいクラリネットの音色は印象的であり、またこれを取り巻く独特の空気感も、きりりとした美しさを備えたものです。ロシアの「幻の女性作曲家」ウストヴォルスカヤのクラリネット三重奏曲が聴けるのもファンにとって嬉しい限りです。
YR-78876
Dialoghi-対話
ファリャ:アストゥリアーナ
黛敏郎:文楽
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
クリストファー・ラウズ(1949-):リコルダンツァ
スタッキー(1949-):Dialoghi-対話
ブリテン:テーマ「ザッハー」
ルトスワフスキ:ザッヒャー変奏曲
 グラーヴェ
マショー(レオナン編):愛と完璧な美
カイヤ・サーリアホ:7羽の蝶々
ファリャ:ナーナ
エリノー・フレイ(Vc)
ディヴィッド・フン(P)

録音:2007年11月19-21日コルバーン・スクール,ジッパー・ホール
「非のうちどころなきチェリスト」とカナダの新聞LaPresseで絶賛されたチェリスト、フレイによる見事な小品集。このレーベルの特徴とも言える、「現代と古典の融合」がここでも美しく花開いています。セレクトされた作品は本当に書かれた時代が様々ですが、どの曲からも共通の美意識が漂う洗練された音楽性が感じられます。
YR-79577
ライアン・マクエヴォイ・マカラフ〜リサイタル
ドビュッシー:版画〜第3番「雨の庭」,第1番「パゴダ」
ミロシュ・マギン(1929-1999):5つの前奏曲
ハイドン:ピアノ・ソナタ第33番ハ短調Hob.XVI:20
バッハ:平均律クラヴィア曲集第2巻〜第1番「前奏曲とフーガ」ハ長調BWV870
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101
シューベルト:4つの即興曲Op.142-1
ライアン・マクエヴォイ・マカラフ(P)

録音:2008年2月ロスアンジェルスコルバーン・スクール
ボストンで生まれ、カリフォルニア州北部のレッドウッド近郊で育ったピアニスト、マカラフ。彼はソリストとしてリサイタルで活躍するだけでなく、室内楽は歌曲の伴奏者としても多彩な活躍をするほか、作曲家、指揮者としての才能にも恵まれた類い稀なる音楽家のひとりです。2008年はとりわけ彼にとっても目覚ましい年であり、アンバサダー・ホールで行われたベートーヴェンの協奏曲第4番の演奏や、ラフマニノフの2番の演奏などで大成功をおさめ、また、コルバーン音楽学校でリサイタルを行うなど多彩な演奏活動を行ったのでした。この録音は当時の彼の演奏を収録したもので、ドビュッシーからシューベルトへ至る彼の音楽観がよくわかるコンセプト・アルバムとなっています。

YR-79580
ジョアン・ピアース・マーティン〜ピアノ・リサイタル
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K332
ジョン・アダムス(1947-):中国の門
マーク・カールソン(1952-):沈黙するもののために/
ヨーゼフ・ホフマン(1876-1957):子守歌Op.20-5
メイヤー・クプファーマン(1926-2003):ディスタンス
メンデルスゾーン:無言歌集〜Op.19-1ホ長調/Op.67-4「紡ぎ歌」
ムチンスキ(1929-2010):6つの前奏曲よりOp.6-2
ゲルノット・ウォルフガンク(1957-):ナイト・シフト
ショパン:夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
 夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2
ジョアン・ピアース・マーティン(P)

録音:コルバーン・スクール,ジッパー・ホール
ここでピアノを演奏するジョアン・ピアース・マーティンはロサンゼルス・フィルの首席ピアノ奏者であり、ジョン・アダムスの60歳の誕生記念に「チャイナ・ゲイツ」をパフォーマンス込みで演奏し話題を呼ぶなど、なかなか刺激的な活動を行い、また、アメリカ、ヨーロッパの多くのオーケストラに定期的に客演を行う実力派です。このアルバムは激しいショパンの後に優しいモーツァルトが置かれるなど、選曲からピアニストの個性がかなり強くでており、一連の物語として聞くものありと思わせる1枚です。

YR-80167
NX-C01
チェロによる南アメリカの音楽集
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
ピアソラ:天使の復活(エミリオ・コロン編)
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのためのデュオ Op.7
カザルス:3人の王
ヴィラ=ロボス:ジェット・ホイッスル
バッハ:平均律ピアノ曲集第1集〜前奏曲 第22番 変ロ短調(ヴィラ=ロボス編)
ココ・トリビソンノ:Volver
 Divina/Yo Te Bendigo
マルシア・ディクスタイン・フォーグラー(ハープ)
アルベルト・リジー(Vn)
アナスタシア・ペタノーヴァ(Fl)
ココ・トリビソンノ(バンドネオン)
アントニオ・リジー(Vc)
グラミー賞受賞経験のあるチェリスト、アントニオ・リジーによる南米の音楽集。YARLUNGの素晴らしい録音技術により、 チェロの重厚な響きがリアルにとらえられた1枚です。今作ではバンドネオン奏者ココ・トリビソンノが参加した他、2001年に録 音されていたリジーの父でヴァイオリニスト、アルベルトとのデュオも新たなマスタリングを施して収録。情熱が迸る躍動的なアル バムです。
YR-80173
NX-C01
カリフォルニア州立フラトン大学シンガーズ
ペルト:Nunc dimittis
ニューステッド:O crux Op.79
アメージング・グレイス(E.エセンヴァルズ編)
ハウエルズ:レクイエム
マグリン:メディア・ヴィータ
パヴェル・チェスノコヴ:Spaseniye sodyelal Op.25-5
ウラディーミル・マルティノフ:Zapovedi blazhenstv
タリク・オレガン:Alleluia, laus et gloria
マンティヤルヴィ:Pseudo-yoik
ブラームス:モテット「神よ、私の中に清い心を造ってください」Op.29-2
My Soul’s Been Anchored in the Lord(M.ホーガン編)
カリフォルニア州立フラトン大学シンガーズ
ロバート・イスタッド(音楽監督)
マシュー・キャラウェイ&ディヴィッド・ウェルズ(アシスタント・コンダクター)
ハウエルズの「レクイエム」とブラームスの「モテット」を中心に、ヨーロッパ、ロシア、アメリカの様々な宗教曲を選び、スウェーデ ン、タリン、ヘルシンキ、サンクトベテルブルクの4か所で演奏会を行ったアメリカの合唱団カリフォルニア州立フラトン大学シン ガーズの美しい歌声を収録した1枚。平和への祈りが込められた感動的な演奏です。 指揮者ロバート・イスタッドは、現代のアメリカ合唱指揮者の中でも、最もエキサイティングな一人。彼は2017/18のシーズン からカリフォルニア屈指の合唱団「パシフィック・コラール」の芸術監督に就任し、更なる活躍を続けています。
YR-87598
SMOKE&MIRRORS
ライヒ:ナゴヤ・マリンバ
 木片のための音楽
ルー・シルバー・ハリソン(1917-2003):カンティクル第3番
ウィテカー(1970-):スリーブ
デレク・ティモニウク:思いがけない出来事
武満徹:雨の樹
ラヴェル:ソナチネ
スモーク&ミラーズ・パーカッション・アンサンブル

録音:2011年6月7-10日コルバーン・スクール,ジッパー・ホール
まるでたった一人で演奏しているかのような、完璧な統制を誇るこのパーカッション・アンサンブル「スモーク&ミラーズ」。ここに収録された曲はどれもが独自の個性を持ち、打楽器の限りない可能性を示唆する興味深いものばかりです。激しく効果的な体験を創造するリズムの応酬と、音程、音色はとても刺激的であり、それはライヒのようなミニマル・ミュージック(これは楽しい)でも、異国情緒あふれるルー・ハリソンの作品でも変わることなく、聞き手の感覚に直接訴えかけてきます。音の一つ一つが磨き上げられているかのような武満の作品も聴きどころです。
YR-88328
デイヴィッド・S・レフコヴィッツ:作品集
1-3.ディープ・ドリーム
4-7.精神の積み木
8.エ・デュオ・ウヌム/9.内なる声
10.償い
11.ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏教
12.中で/外で
:エリノー・フレイ(Vc)…1-3
デイヴィッド・フン(P)…1-3
アンドレア・ティーレ(Hp)…4-7
ジュリー・ロン(Fl)…4-7.12
カーター・デューベリー(Vc)…4-7
ポール・コレッティ(Va)…8
シル・フェイ(Va)…8.9
ラルフ・ウィリアムズ…10
セレナ・マッキンリー(Vn)…11
ケティ・カダラウチ(Va)…11
リン・ヴァータン(マリンバ)…12

録音:コルバーン・スクール,ジッパー・ホール&UCLAシェーンベルク・ホール
「内なる世界」。この言葉にどれほど多くの人が想像力を刺激されることでしょう。詩人、画家、彫刻家、そして偉大なる音楽家たちは、この小さな空間から驚くほど多くのものを引き出し、形として見せてくれているのはご存知の通りです。このアルバムは作曲家レフコヴィッツ(1964-)の「内なる世界」です。ニューヨーク出身、コーネル大学とイーストマン音楽学校とペンシルバニア大学でサミュエル・アドラー、ジョージ・クラムらに作曲を学び、世界各国でその作品が高く評価されている人です。数多くの賞を受賞したのはもちろん、録音も数多く存在します。ここに収録された7つの曲はどれもエキゾチックであり、また深い静けさを持つ独創的なもの。静かに聴きたい1枚です。


YR-94004
マーティン・チャリフォー〜ヴァイオリン・リサイタル
プーランク:フルート・ソナタFP164(M.チャリフォーによるヴァイオリンとピアノ編)
シェーンベルク:あなたと同じように*
 辻馬車の歌*/太陽は輝き*
ドビュッシー:レントよりもおそく
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ.ト長調
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ〜ロシアの踊り#
ストラヴィンスキー:「火の鳥」#〜子守歌/スケルツォ
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番(R.シューマンによるヴァイオリンとピアノ編)
マーティン・チャリフォー(Vn)
ジョアン・ピアース・マーティン(P)
マイア・ジャスパー(Vn)*
ブリアン・ペッツォーネ(P)#

録音:2008年6月2-3日ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール
ロサンゼルス・フィルの首席ヴァイオリニストとして活躍するマーティン・チャリフォーのリサイタル・アルバム。彼自身がとりわけ愛するというプーランクのフルート・ソナタを彼自身がヴァイオリン版に編曲して演奏するなど、随所にこだわりが感じられます。また他の共演者たちの親密な共感溢れる演奏も魅力的。バランスのよい選曲にもセンスの良さが伺えます。これは素晴らしい1枚です。

YR-96337
ピエール・フルニエを讃えて
マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番H277*
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ホ短調
RV40(P.バズレール編)
F.クープラン:コンセールのための5つの小品(P.バズレール編)
マルティヌー:チェロ協奏曲第1番H196(1955年版)
ジョン・ワルツ(Vc)
エディス・オルロフ(P)*
ポール・フリーマン(指)チェコ・ナショナルSO

録音:2007年10月3日コルバーン・スクール,ジッパー・ホール、2006年5月4.5日プラハ
チェリスト、ジョン・ワルツは音楽の才能に加えて「ショーマン」としての才能も素晴らしく、作品を楽しく聴かせることについては、他の誰にもが真似できないほどのテクニックと表現力を持っているようです。マルティヌーでの機知に富む音楽と、クープランやヴィヴァルディでの端正な表現は、まるで違ったものとして耳に届くことでしょう。このコントラストは曲のすみずみまで浸透し、どの作品にもはっきりとした方向性を示しているのがさすがです。


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