湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Ysaye Records
(フランス)


1984年に結成されたフランスの四重奏団「イザイ弦楽四重奏団」による自主レーベル。


※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
IM-01
ドビュッシー:「映像」100%

(1)映像第1集〜第1曲「水の反映」

(2)映像第1集〜第2曲「ラモーを讃えて」

(3)映像第1集〜第3曲「運動」

(4)映像第2集〜第1曲「葉末を渡る鐘の音」

(5)映像第2集〜第2曲「そして月は荒れた寺院に落ちる」

(6)映像第2集〜第3曲「金の魚」
(1)イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(P)[1926年録音]、
マリウス=フランソワ・ガイヤール(P)[1928年録音]
 ワルター・ギーゼキング(P)[1936年録音]、
 ジャン・ドワイヤン(P)[1943年録音]、
 アルトゥール・ルービンシュタイン(P)[1945年録音]、
アルトゥール・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)[1948年録音]
(2)ジャン・ドワイヤン(P)[1943年録音]、
 マルセル・メイエ(P)[1947年録音]
(3)ジャン・ドワイヤン(P.1943年)、
 クラウディオ・アラウ(P.1949年)
(4)ワルター・ギーゼキング(P)[1948年録音]、
 クラウディオ・アラウ(P)[1949年録音]、
(5)マルセル・メイエ(P)[1947年録音]
(6)リカルド・ビニェス(P)[1930年録音]  ワルター・ギーゼキング(P)[1937年録音]、
 アルトゥール・ルービンシュタイン(P)[1945年]、
 マルセル・メイエ(P)[1947年録音]
ドビュッシーのピアノ曲中でも、印象主義的筆致が魔術的高みに達している「映像」。これをピアノ音楽史上の巨匠たちが弾いた古いもののみを集めたアルバム。古くはパデレフスキ、ビニェスといった歴史上の大物から若き日のルビンシュタイン、ミケランジェリまで盛りだくさんで復刻も鮮明。ドビュッシー資料センター、フランス国立図書館、イザイ・レコードの共同で蘇りました。   (Ki)

NS-01
★★
メンデルスゾーン:弦楽四重奏Op.44-1
シューマン:弦楽四重奏Op.41-1
ヴォルフ:イタリアン・セレナーデ
アメデオ・モディリアーニSQ
アメデオ・モディリアーニ弦楽四重奏団はパリ国立高等音楽院出身の若い音楽家で構成されています。イザイ四重奏団のメンバーに師事し、ニューヨークやパリで行われたコンサートでも評価が高く、急速に成長している注目の四重奏団です。メンデルスゾーンの弦楽四重奏Op.44 は3 曲からなり、これらの作品は円熟した書法をみせているものの、評価としてはあまり高くはありません。特にここで収録されている作品44-1 は演奏の機会も少ない作品です。しかしアメデオ・モディリアーニ弦楽四重奏団はこの作品の魅力を伝えるべく生き生きと鮮やかに奏しています。またウォルフの「イタリアン・セレナーデ」はウォルフ自身のイタリアに対する強い憧憬を表現したもの。曲調は抒情豊かで鮮烈な色彩を帯びています。興奮と鎮静を繰り返しアグレッシブに演奏しています。 
NS-02
★★
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」ピアノのための10の小品 OP.75
シューマン:交響的練習曲
アルベルト・ノーゼ(P)
ユンディ・リが優勝した弟14回ショパン・コンクールで5位入賞を果たしたイタリア出身の若きピアニスト、アルベルト・ノーゼのデビュー・アルバム。2006 年は多くの作曲家がアニバーサリー・イヤーを迎え、没後150年のロベルト・シューマンもその一人。数あるシューマンのピアノ曲の中でも、シューマンらしい抒情と壮大な技巧を要する難曲。同じイタリアの巨匠ピアニスト、マウリツィオ・ポリーニのようなテクニシャン、ノーゼのピアノが冴え渡ります。
NS-03
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.27(全曲) ファニー・クラマジラン(Vn)

録音:2006年12月2-8日、2007年1月9-15日
ファニー・クラマジランは1984年4月12日パリ生まれ。幼少の頃からメキメキと才能を現し、ジャン・ジャック・カントロフとパヴェル・ヴェルニコフらに師事。2005年クライスラー国際コンクール優勝、第2回モンテカルロ・ヴァイオリン・マスターズ優勝、2003年イフラ・ニーマン国際コンサクール第3位と輝かしい受賞歴を持つ今後注目のヴァイオリニスト。イザイ弦楽四重奏団のミゲル・ダ・シルヴァも彼女の才能を高く買っており、強い個性と卓越した技巧が求められるイザイの無伴奏の録音にあたり彼女を選んだということです。
NS-04
シューベルト:弦楽四重奏曲第8番変ロ長調D.112,Op.168
弦楽四重奏曲第12番ハ短調D.703「四重奏断章」
弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」
ヴォーチェQ[サラ・デイヤン(1stVn)、セシル・ルーバン(2ndVn)、ギヨーム・ベケール(Va)、ジュリアン・ドゥコワン(Vc)]

録音:2008年10月26.31日フランス、サルテ、プリューレ・ド・ヴィヴォアン(セッション・ステレオ)
2006年10月に行われた第61回ジュネーヴ国際音楽コンクールで弦楽四重奏部門の最高位に輝いたヴォーチェ四重奏団。2008年1月には日本デビューも果たし、一躍その名を知られるところとなりましたかれらが恩師であるイザイ四重奏団のレーベルより、いよいよアルバム・デビューを果たします。「フランスのクァルテットの世界ですでに欠かせない存在であり、素晴らしい音楽性を持ち、つねに豊かな好奇心をもって音楽に取り組む彼らは、若手の中でもとりわけ魅力的なクァルテットであり、彼らの指導は私にとっても大きな喜びだ」と語るのはイザイ四重奏団のヴィオラ奏者ミゲル・ダ・シルヴァ。すべてシューベルトで固められたプログラムは、とめどなく溢れ返る歌と若々しい感性が弾けて、師の言葉をそのまま裏付ける内容となっています。

【ヴォーチェ四重奏団】…2004年にパリ国立高等音楽院の卒業生により結成されたフランス新進のアンサンブル。2005年第8回クレモナ国際弦楽四重奏コンクール第3位、フランスのノルマンディー地方で開催された「フォーラム・ミュージカル・ド・ノルマンディー」コンクール優勝、同時にドビュッシーの演奏に対して「音楽の遺産賞」を授与される。2006年第61回ジュネーヴ国際音楽コンクールで最高位(第2位)を獲得。2007年第3回ヨーゼフ・ハイドン国際室内楽コンクール(ウィーン)第3位入賞。2007年夏に開催された第5回ボルドー弦楽四重奏国際コンクールでは、現代音楽作品の優れた演奏に対して「SACEM賞」と、モーツァルトの優れた演奏に対し「セルゲ・デン・アレント賞」を授与される。結成直後よりフランス内外の音楽祭やコンサートで演奏を重ねるのと並行して、プロ・クァルテット=ヨーロッパ室内楽センターの推薦により、2005年からはパリ国立高等音楽院でイザイ四重奏団の指導を受ける。またヴァレンティン・エルベン、ヴァルター・レヴィン(ラサール四重奏団)、アルテミス・カルテットなどにも師事する。さらに、クリストフ・コワン(モザイク・クァルテット)、マーティン・ロヴェット(アマデウス四重奏団)、ジャン・ムイエール(ヴィア・ノヴァ四重奏団)、フランソワ・サルク、ターリヒ四重奏団から度々アドバイスを受けている。 (Ki)
NS-06
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
ヤナーチェク:おとぎ話
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ.ハ長調Op.119
イシュトヴァーン・ヴァールダイ(Vc)
シモン・ガウデンツ(指)ジュネーヴCO
バラージュ・フュレイ(P)

録音:2009年6月22.26日スイス・ジュネーヴ、スイス・ロマンド放送、
アンセルメ・スタジオ(セッション・ステレオ)
2008年10月に行われた第63回ジュネーヴ国際音楽コンクール「チェロ部門」の覇者、イシュトヴァーン・ヴァールダイ。グートマンやシュタルケルらの薫陶を受けたハンガリーの気鋭は、エルガーをはじめ、すべてのナンバーで美しくのびやかな音色とスケール豊かな音楽が際立つ魅力。ペレーニなど、多くの優秀なチェリストを輩出してきたハンガリーのチェロ楽派にあって、まことに継承者たるにふさわしい逸材の登場といえるでしょう。【イシュトヴァーン・ヴァールダイ】…1985年ハンガリー生まれ。2004年よりフェレンツ・リスト音楽院でラースロー・メジェーに師事。2005年にウィーン音楽アカデミーでラインハルト・ラツコーのクラスを受講。また、ナターリャ・グートマン、ナターリャ・シャホフスカヤ、ヤーノシュ・シュタルケル、フランス・ヘルメルソンに学ぶ。2007年チャイコフスキー国際音楽コンクール第3位、併せて特別賞受賞。2008年10月に行われた第63回ジュネーヴ国際音楽コンクール「チェロ部門」で優勝、併せて3つの特別賞「オーディエンス賞」「ピエール・フルニエ賞」「CoupdeCoeurBreguet賞」をも獲得。1998年にハーグでデビュー以来、これまでにロンドン、フィレンツェ、プラハ、神戸、フランクフルト、モスクワ、ミュンヘン、サンクト・ペテルブルク、ニューヨーク、中国と世界的な舞台へと飛躍する期待のチェリスト。 (Ki)
NS-07
ポリーナ・パスティルシャク
R.シュトラウス:4つの最後の歌
ショスタコーヴィチ:アレクサンドル・ブロークの詩による7つのロマンスop.127(ロシア語歌唱)
バルトーク:8つのハンガリー民謡(ハンガリー語歌唱)
コダーイ:2つのハンガリー民謡
ポリーナ・パスティルシャク(S)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム、
アレクサンダー・ラハバリ(指)
アレクサンドラ・サーシャ・コズロフ((P)

録音:2010年6月21-24日
ポリーナ・パスティルシャクは、1982年ブダペストの生まれ。ロシア人の母とハンガリー人の父をもち、幼い頃から歌を愛し、またフルートを演奏していました。フレーニのもとでも研鑽をつみ、2009年ジュネーブ国際音楽コンクールで優勝、同時にスイスの高級時計会社ブレゲ賞も受賞し、ブレゲのサポートでこのCDの録音が実現しました。R.シュトラウスでみせる深い世界にまず驚かされます。民謡で見せる可愛らしい表情もたまらない魅力に溢れています。愛らしくも変幻自在な声と美貌をあわせもつ新時代のスターがここに誕生しました。「すべての器楽奏者たちは人間の歌声のような音楽を目指すが、その完璧な理想図がこのポリーナの声だ」と世界が絶賛してやまない美声をご堪能下さい。
NS-10
ハイドン:弦楽四重奏曲Op.20第5番ヘ短調 Hob.V:35
ベートーヴェン:弦楽四重奏第12番変ホ長調Op.127
エルメスSQ
【オメール・ブシェーズ(Vn)
エリーゼ・リュウ(Vn)
ユン-シン・チャン(Va)
アンソニー・コンドウ(Vc)】

録音:2012年6月3-8日ラ・ショー=ド=フォン音楽ホール(スイス)
フランスの若手カルテット、エルメス弦楽四重奏団。2008年に設立し、リヨン国立音楽院のゾルタン・トートと北浜玲子(ラヴェル弦楽四重奏団)の クラスで結成されたカルテットです。若手音楽家の登竜門2011年ジュネーヴ国際音楽コンクールで優勝、クー・ド・クール・ブレゲ賞に輝いた実力派です。 瑞々しいハイドン、そしてベートーヴェンの深遠な精神世界を見事描いています。 (Ki)

NS-11
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 KV 491*
ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 WoO 80
ブラームス:3つの間奏曲 op.117
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第9番「黒ミサ」op.68
ロレンツォ・スーレ(P)
シモン・ゴーデン(指)ジュネーヴCO

録音:2013年6月16-17日*、2013年6月29日(スイス・ロマンド放送アンセルメスタジオ(セッション))
スーレは、リヨンの音楽的家庭に生まれました。3歳からピアノを始め、ケルンでエマールらに師事。さらに、並行してアリシア・デ・ラローチャのもと でイベリア全曲を学んでもいます。2012年、20歳で受けた初めての世界的コンクールがジュネーヴ国際音楽コンクールでした。ここで彼は選考会ごとに、 霊感と輝かしさに満ちた演奏で聴衆と審査員を魅了し、第1位および聴衆賞、ヤング・オーディエンス賞、エール・フランス・KLM賞などすべての賞を獲得。 世界の注目を一身に受けた逸材です。 ここに収録されたモーツァルトの協奏曲の第2楽章冒頭のソロの美しさは格別。モーツァルトやベートーヴェンなどの古典は非常にきっちりとした、し かし固すぎない好感のもてる演奏を聞かせ、ブラームスでは20歳の若者とは思えないようないぶし銀のような渋い音で枯淡の境地ともいえるような抑え の効いた世界を聞かせ、そしてスクリャービンでもひとつひとつのハーモニーを噛んで含めるように奏でています。決して自己主張には陥らず、それでいて スーレにしか展開できない世界をもっていて、音楽作品の最良の代弁者としての才能を垣間見ることのできる1枚です。 (Ki)

NS-12
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
郷古廉(Vnン;1682年製ストラディヴァリウス「Banat」)、
上田晴子(P)

録音:2013年12月27-30日/パリ
日本語解説付
人気実力を兼ね備えた若手ヴァイオリニスト郷古廉によるブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲が堂々のリリースです。2007年12月のデビュー以 来着実にキャリアを積み表現の幅を広げている郷古。20歳を迎えた2013年12月に収録したこのブラームスでも驚くほど成熟した演奏を聴かせてくれ ます。この豊潤なヴァイオリンの響きは安定した技術と圧倒的な表現力を兼ね備えた郷古だからこその演奏と言え、その才能には驚かずにはいられません。 無駄な力が一切抜けた運弓から奏でられるブラームスは天下一品で、一音一音の敬愛を込めた粒立ちのよい演奏です。名ピアニスト、上田晴子の好サポー トのもと極上のブラームス・アルバムが完成しました。 (Ki)
■郷古廉(ヴァイオリン)
1993年12月生まれ。宮城県多賀城市出身。2006年第11回ユー ディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門 第1位(史上最年少優勝)。2007年12月のデビュー以来、新 日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモ ニー交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、 大阪フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、仙台フィルハーモ ニー管弦楽団などと共演。これまでに、ゲルハルト・ボッセ、パヴェ ル・ヴェルニコフの各氏に師事。国内外の音楽祭でジャン・ジャック・ カントロフ、アナ・チュマチェンコの各氏のマスタークラスを受ける。

YR-03(2CD)
フランク:弦楽四重奏曲ニ長調、
ピアノ五重奏曲へ短調、
ヴァイオリン・ソナタ イ長調
パスカル・ロジェ(P)、
イザイQ[ギヨーム・シュートル(Vn1)、ュク=マリー・アグエラ(Vn2)、ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)、ハン・マルコヴィッチ(Vc)]
これはまたなんとも素敵なアルバムが登場します。熟成された極上のアンサンブルで評判のイザイ・カルテットの最新録音は、 不朽の名作ヴァイオリン・ソナタほかフランクによる室内楽作品集。ソナタと五重奏でピアノを受け持つのは、過去にもショー ソンの協奏曲やフォーレのピアノ四重奏などのアルバムを共に作り上げて、たいへん親密な関係にあるフランスの名手ロジェ。 いずれも循環形式という特徴的な作風で書かれたフランクの室内楽。弟子オルメスへの激しい思いに全曲が染め上げられたピア ノ五重奏に、和声と対位法のすべてが結実した最後の室内楽作品である弦楽四重奏。そして、作曲者の友人で、同郷の大ヴァイ オリニスト、イザイに献呈されたヴァイオリン・ソナタ。 パブロ・カザルス曰く“ウジェーヌ・イザイの名前によって、わたしたちはいつももっとも純粋ですばらしい芸術上の理想を具 現化できるのだ”と。他ならぬイザイこそ、当アンサンブルにとってはその名を冠していることからも分かるように特別な存在。 彼らがこのアルバムに込めた意味の大きさが伺い知れるというものです。 フルカラー88ページに及ぶブックレットのこだわりの装丁も手にする喜びを与えてくれます。
YR-07
★★
ハイドン:弦楽四重奏曲「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」Op.51 イザイSQ〔ギヨーム・シュートル(Vn),リュク=マリー・アグエラ(Vn),ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)、ヨハン・マルコヴィッチ(Vc)〕
ハイドンは、十字架に架けられ死を目前としたイエス・キリストの七つの言葉「十字架上の七つの言葉」に基づいた作品をスペインのカディス聖堂より依頼され作曲。演奏時間は1 時間を越える大作ですが、一音たりとも忽せにしない切れ味の素晴らしい演奏。この作品を長年温めてきたという、イザイ四重奏団のあまりに高度な音楽性に圧倒されます。また、豪華ブックレット仕様でミシェル・セールの詩とジェラール・ロンドーによる多数の写真が掲載されています。
YR-08
★★
モーツァルト:ピアノ四重奏第1番、第2番 イザイQ〔ギヨーム・シュートル(Vn),リュク=マリー・アグエラ(Vn),ミゲル・ ダ・シルヴァ(Va),フランソワ・サルク(Vc)〕
ジャン=クロード・ペネティエ(P)
イザイ四重奏団が自ら立ち上げたレコード会社、イザイレコード。これまでもハルモニア・ムンディ・フランス傘下のエオン・レーベルから素晴らしい録音をいくつかリリースしていましたが、今回はイザイレコード・レーベルとしての発売。モーツァルトのピアノ四重奏曲はピアノ四重奏という形式を最初に生み出したといえます。(室内楽の大先輩のハイドンすら踏み入れていない領域)第1番は「フリーメイスンのための葬送音楽」の直後、2番変ホ長調番は「フィガロの結婚」直後に相次いで作曲されています。調性もト短調と変ホ長調と対照的でモーツァルトの音楽の核に迫ることの出来る作品です。生気に満ちた勢いのある演奏が魅力のイザイ四重奏団。ピアノのペネティエとぴったりと息のあった演奏で爽快に気持ちよく奏でています。 
YR-09
ブラ−ムス:弦楽四重奏第3番Op.67
シェ−ンベルク:浄夜 Op.4(弦楽六重奏版)*
イザイQ
〔ギヨーム・シュートル(Vn)
リュク=マリー・アグエラ(Vn)
ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)
ヨハン・マルコヴィッチ(Vc)〕
イザベル・カリシウス(Va)*、
ヴァレンティン・エルベン(Vc)*

録音:2006年3月3日、2011年12月19-20日* ル・マン(フランス)
ランスの名門カルテット、イザイ四重奏団。確かな技巧とアンサンブルが求められるブラームス弦楽四重奏第3番と、それぞれの強い個性がぶつかり 合うシェーンベルクの「浄夜」を収録したアルバムが発売されます。ブラームスの成熟期に作曲された弦楽四重奏第3番。古典的作風の作品を生き生き とした美しいアンサンブルで聴かせます。そしてシェーンベルクの「浄夜」では、アルバン・ベルク四重奏団で演奏していたヴィオラのイザベル・カリシウ スとチェロのヴァレンティン・エルベンが加わりオリジナル弦楽六重奏版で収録。厚みと深みのある響きで、各楽器の鮮烈でスリリングな音色と響きを堪 能できる演奏です。 イザイ四重奏団の伝統と挑戦の異なる一面を垣間見ることのできる1枚です。 (Ki)

YR-501
ハイドン:3つの弦楽四重奏曲op.54
第1番ト長調 第2番ハ長調、第3番ホ長調
イザイSQ
[ギヨーム・シュートル(Vn)、リュク=マリー・アグエラ(Vn)、ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)、フランソワ・サルク(Vc)]

録音:2003年3月、ル・マン(フランス)、エポ大修道院の修道士共同寝室にて
※旧品番:AE0422
AEONからリリースされていた音源の再発売シリーズ。ラ・フォル・ジュルネでも来日し、本物の室内楽の響きを聞かせてくれると日本でも評判のイザイ弦楽四重奏団。フランスの名門団体として、世界中で幅広く活躍をしている今注目の演奏団体の一つです。以前AE0313として発売されていたこちらのアルバムが、自ら立ち上げたレーベルであるイザイレコーズからのリリースされることになりました。今回収録された3つの弦楽四重奏団は第1トスト四重奏曲とも呼ばれ、全体的に優雅で軽やかな雰囲気に包まれた作品。イザイ弦楽四重奏団の柔らかくも芯のある音色が、この作品の魅力を見事に表現しています。優れた演奏技術と、豊かな表現力を併せ持つ彼らだからこそ生み出せる卓越したアンサンブル力も健在。堅牢に組まれたアンサンブルの中にも遊びの要素が垣間見え、ぴったりと息の合った彼らのアンサンブルは圧巻の一言です!
YR-502
シューマン:3つの弦楽四重奏曲 op.21
第1番イ短調、第2番ヘ長調、第3番イ長調
イザイSQ

録音:2003年ル・マン(フランス)、エポ大修道院の修道士共同寝室にて
※旧品番:AE0533
AEONからリリースされていた音源の再発売シリーズ。イザイレコードからリリースされたイザイ弦楽四重奏団による、シューマンの弦楽四重奏曲。当時の各地で開催されていた室内楽演奏会に触発され、3曲とも短期間のうちに書き上げられたといわれます。彼の情熱にあふれたこの3曲は、その後メンデルスゾーンに献呈されました。各曲にはそれぞれ異なる魅力があるものの、全体的にシューマンらしい幻想的な雰囲気とロマンティックな抒情性に満ち溢れた名曲。シューマン自身、この作品には並々ならぬ自信を持っていたようです。アンサンブルだけでなくソロでの見せ所も多い本作品においては、イザイ弦楽四重奏団の各々が持つ実力の高さが存分に活かされています。ユニゾンの美しさと、流麗なソロの響きを堪能できるおすすめの名演です。 (Ki)
YR-504
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
ケーゲルシュタット・トリオ変ホ長調K.498
アダージョとフーガK.546
ミシェル・ポルタル(Cl)、
ジャン=クロード・ペヌティエ(P)、
イザイSQ

録音:2004年6月、ル・マン(フランス)、エポ大修道院の修道士共同寝室にて
※旧品番:AE0422
AEONからリリースされていた音源の再発売シリーズ。モーツァルトの気品に溢れたメロディとクラリネットのふくよかな音色を堪能できる1枚。複雑なアンサンブルと多彩に展開する曲調の変化が美しい名曲クラリネット五重奏では、演奏者達の卓越したテクニックと表現力に圧倒されます。「ケーゲルシュタット・トリオ」はピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲の別名。クラリネットの美しいメロディに隠れがちですが、ヴィオラのパートも素晴らしいものです。柔らかくも深い音色のアンサンブルは絶品です!アダージョとフーガは弦楽四重奏編成での演奏。エネルギッシュな曲調に、イザイ四重奏団の生気あふれる演奏が映えます。本CDは、稀代の名手たちの豪華共演にも注目されます!クラリネットを演奏するミシェル・ポルタルはクラシックだけでなく、ジャズや映画音楽の分野でも多彩な活動を展開する注目の奏者。これまでフランスのジャズ・クラシック界を牽引してきた名手の1人といえましょう。ペネティエはラ・フォル・ジュルネにも来日し、日本でも注目されるピアニスト。イザイ四重奏団とは何度か共演し、その息のあったアンサンブルは大きな評価を得ています。名手たちの豪華共演による名演が収録された、おすすめの名盤です! (Ki)
YR-505
マニャール:弦楽四重奏曲op.16
フォーレ:弦楽四重奏曲op.121
イザイSQ

録音:2004年6月および9月、ル・マン(フランス)、エポ大修道院の修道士共同寝室にて
※旧品番:AE0426
AEONからリリースされていた音源の再発売シリーズ。アルベリック・マニャール(1865-1914)は、近代フランス音楽にドイツ後期ロマン派の語法を取り入れた音楽家。第一次世界大戦期、別荘で作曲活動に没頭していたマニャールは侵入してきたドイツ兵と戦闘になり、家ごと焼き殺されてしまった悲劇の作曲家でもあります。多くの作品が失われてしまいましたが、本CDでは彼の残された作品の中でも重要な弦楽四重奏を収録。時に印象主義を想起させるようなフランス的な響きによって生み出される流麗な旋律と、ドイツ的な形式美を併せ持つマニャール独特の魅力を堪能できます。マニャールと共に収録されたのは、フォーレの最後の室内楽曲といわれる弦楽四重奏。最晩年のフォーレの音楽性が凝縮された名曲です。対位法的に組み合わされたメロディは複雑に絡み合いながら流麗に展開されていきます。楽器から楽器へとめまぐるしく受け継がれていく主題の迫力には圧巻です! (Ki)
YR-506
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲と弦楽のための希少な作品集
弦楽五重奏曲ハ長調 op.29
フーガニ長調op.137
弦楽四重奏の断片ロ短調(世界初録音)
メヌエットHess33
前奏曲とフーガHess30
ヘンデルのオラトリオ「ソロモン」の序曲主題によるフーガHess36
弦楽四重奏曲 Hess34(ピアノ・ソナタ第9番 op.14-1の編曲)
イザイSQ
シュリ・ウォーターマン(Va)

録音:2004年11月
※旧品番:AE0533
AEONからリリースされていた音源の再発売シリーズ。「弦楽五重奏と、弦楽のための希少な作品集」というタイトル通り、かねてより人気のある名曲から、演奏されることの稀な作品にいたるまで、ベートーヴェンの弦楽の魅力がたっぷり収録された1枚。注目は3曲目に収録された弦楽四重奏の断片。1999年に発見されるまで全くその存在が知られていなかった作品で、ベートーヴェンが完成させることを諦めてしまったため、たった数小節にわたる主題しか残されていません。演奏時間にしてわずか32秒の短いものですが、それだけで十分にも感じてしまうような音楽の濃密さには圧倒されます。そのほかにも多数の作品を収録。ベートーヴェンファンは決して見逃せない名盤です!今回の収録のためにイザイ四重奏団がヴィオラ奏者として共演者に選んだのは、イスラエル出身の名手シュリ・ウォーターマン。アヴィヴ四重奏団で創立当時よりメンバーとして活躍するウォーターマンが、イザイ四重奏団と息の合ったアンサンブルで魅せてくれます。生気あふれるイザイ四重奏団とウォーターマンの渾身の演奏によって生み出される、重厚かつ迫力に満ちた響きは圧巻です! (Ki)
YR-510
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op18-3
弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.74「ハープ」
弦楽四重奏曲第16番 Op. 135*
イザイQ
〔ギヨーム・シュートル(Vn)
リュク=マリー・アグエラ(Vn)
ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)
ヨハン・マルコヴィッチ(Vc)〕

録音:2008年3月29-30日、4月19-20日* オルセー美術館、 オーディトリウム
2008年に録音されたイザイQ.のベートーヴェン弦楽四重奏曲集。ベートーヴェンが最初に完成させた弦楽四重奏曲である第3番は、古典的な作風 で明るい雰囲気に溢れた曲。そして「ハープ」の名で親しまれている第10番は、中期から後期への過渡期にあたり、小規模ながら伸び伸びとした楽想 が味わい深い作品。最後の弦楽四重奏曲の作品135、最晩年の作品ですが颯爽とした音楽でありながらも、ベートーヴェンらしい深淵な部分も携えた魅 力的な作品です。ベートーヴェンが描いた音楽を忠実に再現した濃密な表現は、イザイQ.の音楽性の高さを感じさせます。 (Ki)


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