湧々堂HOME 新譜速報:交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



ZMI
(アメリカ)



キューバ出身のピアニストのフアナ・サヤス(b.1940)のレーベル。サヤスは長年MUSIC&ARTS レーベルに録音を行っており、このZMI レーベルもMUSIC&ARTS によりディストリビュートされています。
■フアナ・サヤス(ピアノ)
1940年、キューバ出身。母親からピアノの手ほどきを受け、4歳の頃には連弾をするほどであった。ペイラード音楽院、パリ音楽院で学ぶ。ピアノをジョゼフ・ベンヴェヌーティに、室内楽をルネ・ルロワに師事。ジュネーヴ国際ピアノコンペティションで優勝する。現在はアメリカを拠点に国際的に活躍している。 スタインウェイ・アーティストとして各地でリサイタルを数多く開催している。また協奏曲のソリストとして、オランダ放送フィル、スペイン放送交響楽団、ベネズエラ交響楽団、サンディエゴ交響楽団、ロチェスター・フィルなどと共演している。



※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
ZMICD-101
フアナ・サヤス・イン・ リサイタル
バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調KV. 330
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
リスト:2つの伝説
ドビュッシー:喜びの島
フアナ・サヤス(P)

録音:1999年9月15-18日 アメリカ芸術文学アカデミー
バロック、古典からロマン派まで幅広い選曲がされたアルバムで、サヤスの多彩な音色を堪能さ せてくれる好企画盤です。バッハ、モーツァルトではクリアで見通しの良さで聴かせてくれるが、ベ ートーヴェン、リスト、ドビュッシーでは持ち味である多彩な音色を存分に発揮して楽しませてくれ る。力で無理に押し込むような所も無く、流れるように最後まで聴くことができた。拡がりのあるサウン ドステージを捉えた録音も好ましい。選曲の多彩さで聴かせるリサイタル・アルバムとしては非常に 高い完成度といえます。
ZMICD-102
フサナ・サヤス・プレイズ・ショパン
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1
3つの新練習曲[第1番へ短調/第3番変イ長調/第2 番変ニ長調)
子守歌Op.57
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
フアナ・サヤス(P)

録音:1999年9月15-18日 アメリカ芸術文学アカデミー
ショパンの名曲集は既に数多くリリースされているが、このサヤスのアルバムは大変意欲的なもの と言えます。プログラムの始めと終わりにピアノ・ソナタの2 番と3番を配して、中に夜想曲、3つの新練 習曲、子守歌が収録されています。実によく考えられた選曲であり、リサイタル・アルバムとしての完成 度が高く聴き手を退屈させない仕上がりとなっています。単なるソナタ集、名曲集に止まらないアルバ ムとなっています。
ZMICD-103
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第11番イ長調KV.331「トルコ行進曲付き」
ピアノ・ソナタ第12番へ長調KV.332
ロンド イ長調KV.511
ピアノ・ソナタ第8番イ短調KV.310
フアナ・サヤス(P)

録音:2005年4月22-27日 アメリカ芸術文学アカデミー
多彩な音色で大変洗練された演奏が素晴らしい。停滞感の無い、流れるように曲が進んで見通 しの良いサウンドステージが展開されています。濁りのない透明感のある音はペダルコントロールの 秀逸さから生まれたものと想像されます。選曲のセンスも非常に好く聴き手を退屈させる事がない。 アルバムとしての完成度が高い。
ZMICD-105(2CD)
イタリアの夕べ
D・スカルラッティ:ソナタ集[ニ長調K.1、ト長調K. 2、ニ短調K.9、 ト短調K.8、へ長調K.17、へ短調K. 19、 ホ長調K.20、ロ短調K.27、ニ長調K.23、 ト長調K.14、ニ長調K.29、イ長調K.24]
バッハ:イタリア風協奏曲
クレメンティ:ピアノ・ソナタハ長調Op.34- 1
ショパン:舟唄Op.60
ショパン:タランテラ Op.43(※ライナーにはOp.48と誤記)
リスト:パガニーニによる超絶技巧練習曲集〜 W.ホ長調/V.嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」
バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」
フアナ・サヤス(P)

録音:2009年9月28日-10月1日 アメリカ芸術文学アカデミー
多彩な音色と音楽性で楽しませてくれるサヤスだが、今回はイタリアをキーワードとした2枚組の アルバムです。しかも1枚ごとに選曲の拘りを感じる。スカルラッティとバッハは同い年、ハイドン、 モーツァルト、ベートーヴェンらと関わりのあるクレメンティに始まる2枚目は、ロマン派のショパン、 リストと続きバッハ=ブゾーニで締め括るという中々凝った選曲がされています。どれを聴いても見事 なタッチとペダルのコントロールが行き届いており、聴いていて飽きることも無く耳の疲れも感じな い。現在の年齢を思うと新しい録音というのは難しいかも知れないが、アーカイヴのリリースを大い に期待したいピアニストです。


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