湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
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器楽曲C



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シャブリエ/CHABRIER
絵画的小品集、きまぐれなブーレ、即興曲、小品集(遺作)、ラヴェル:シャブリエ風に
アラン・プラネス(P) 1993年 デジタル録音
H.M.F
HMC-901465
“『ふざけた天使』シャブリエの痛快なピアニズムをたっぷり凝縮!”
ダンディからそのようなあだ名を付けられたシャブリエの音楽の魅力を、名手プラネスが余すところなく伝えてくれます。それにしても、ここでのプラネスのノリの良さは何と言ったらよいのでしょう!自ら全身でシャブリエの音楽を楽しみながら、曲のスパイスとなる部分を実に分かりやすい形で押し広げてくれるのですから、聴き手もワクワクです。「絵画的小品」を10曲通して聴くだけでも、かなりハイな気分になれること請け合い!1曲目のリズムのふざけっぷり、後半に突然出現するオクターブ跳躍のしてやったりといった表情には、まんまとはハマッてしまいます。第3曲のエンディングの皮肉たっぷりの切り上げ方、管弦楽化もされた第6曲に漂うウィット、第9曲では音が割れんばかりに才気を炸裂させるなど、R.シュトラウス同様に、「聴いてすぐ聴き手を引き付ける」ことを信条としたシャブリエの音楽の魅力が満載です。「気まぐれなブーレ」「即興曲」での、プラネスの目の覚めるような打鍵の放射も聴きもの!特に「即興曲」の出だしで、悪魔が一瞬高笑いするようなパンチは痛烈!当分の間、この全身シャブリエ・モードのプラネスの演奏を超える演奏は出てこないのではないでしょうか?おまとしてラヴェルの曲を置いているのも気が利いていますが、こちらもプラネスの曇りのないクリスタルなタッチが生かされ、しゃれたニュアンスを醸し出している素敵な演奏です。



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