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プロコフィエフ/PROKOFIEV |
ピアノ・ソナタ第5番、風刺、「ロメオとジュリエット」の10の小品、他 | |||
エカテリーナ・ノヴィツカヤ(P) | 1969年、1976年 ステレオ録音 | ||
BMG(Melodiya) 74321-33218 |
“師匠オボーリンも驚愕!知られざる天才・ノヴィツカヤの究極芸!!” | ||
ノヴィツカヤは、1968年にエリザベート・コンクールで優勝。オボーリンの弟子のなかでも特に驚異的な才能を示しながら、ベルギー人と結婚してからは西側へ移住したため、録音は極めて希少です。これをあえてCD化に踏み切ったBMG(Melodiya)の見識には、全く頭が下がります。最大の聴きものは「ロメ・ジュリ」!とても容姿からは想像できない強靭なタッチは、並ぶものがありません! |
VENEZIA CDVE-04343(1CD) |
プロコフィエフ:ピアノ作品集 子供の音楽(12のやさしい小品)op.65、「ピーターと狼」(ニコラーエワ編)op.67*、 バレエ音楽「ロメオとジュリエット」〜10の小品op.75# |
イーゴリ・ジューコフ(P)、タチアーナ・ニコラーエワ(P)*、エカテリーナ・ノヴィツカヤ(P)*
録音:1959年、1964年*、1976年# (全てステレオ) 「殿堂入り名演」が復活!最初に子供の為の作品が2曲収録されていますが、この「ロメ・ジュリ」だけは子供に聴かせてはあまりにも危険です。ノヴィツカヤは、1968年にエリザベート・コンクールで優勝。オボーリンの弟子のなかでも特に驚異的な才能を示しながら、ベルギー人と結婚してからは西側へ移住したため、録音は極めて希少です。かつてBMG(Melodiya)によって初CD化されましたが、それも束の間。BMGがMelodiyaの扱いを停止してしまったことはご承知のとおりです。それ以来の復活となるノヴィツカヤの「ロメ・ジュリ」は、良く知られるジューコフやニコラーエワの名演とはやはり桁違いの衝撃!そのタッチは刃金そのもの。アルゲリッチのパッション、ユージナの濃密さ、リヒテルの同系凝縮力をギュッと凝縮したようなその打鍵の威力は筆舌に尽くしがたく、作品への一途な共感どころか、自滅も厭わないなような決死の緊張感を前にして、細部のニュアンスについて云々するのは無理な話ですが、第1曲冒頭の切り込みの鋭利さ、第3曲「メヌエット」の重量感とレガートを絶やさず大地の舐め回すような粘着力、中間部のエレガントながら黒光りする色彩の妙、「モンターギュー家とキャピュレット家 」の中間部のアルペジョ風の上声部の艶めかしさ、そして終曲は最後の一音と共にその場で気を失ったかのような虚無感が。まさにピアノという楽器の機能性全開なのですが、その仕方がピアノに対する拷問ではなく、ピアノ自らが心を開いて迫るような独特のニュアンス!その霊妙な技をご堪能下さい! 【湧々堂】 |
ピアノ・ソナタ第8番、ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第2番、ババジャニャン:ピアノのための構築 | |||
ユーリ・エゴロフ(P) | 1981年、1983年、1986年 ステレオ・ライヴ録音 | ||
Cannel Classics CG-9215 |
“エゴロフ特有の潔癖なダイナミズム溢れるロシア作品集!” | ||
プロコフィエフは、最初のハーモニーのゆらめきから、一気に恍惚の世界へと誘う魔力を発揮!第1楽章は、パリからソビエトに戻り、社会の体制が変化しているのを目の当たりにして、茫然自失になった彼自身を映し出すような空気が全体を支配。第2楽章のパリの街並みを思わせる風情に微妙に翳りを落とす色彩表出の冴え、第3楽章にはより凶暴な演奏もありますが、音圧で圧倒せず、精緻な構築と緊張の凝縮を貫き、全ての音が精神的な葛藤の次元にまで高められた演奏として、不滅の価値を放っており、超一級の芸術品に触れたという感銘で、聴後はすぐに立ち直れない程です。録音の多くないショスタコーヴィチも貴重。強靭な打鍵の裏に必至のもがきを感じさせる凄演で、第1楽章ののどかなフレーズが灼熱の炎と化す様、第2楽章の不安の色合いに戦慄が走ります。ババジャニャンは、アルメニア出身の作曲家。この曲は1965年の作品で、3曲目の“トッカティーナ”や終曲のいきり立つ強打鍵の応酬が聴きもの! |
子供の音楽、シューマン:森の情景、ラフマニノフ:舟歌、チャイコフスキー:ハプサールの思い出、 バッハ:(ブゾーニ編曲):パッサカリアBMV.582 |
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イーゴリ・ジューコフ(P) | 1959年〜1977年 モノラル録音、ステレオ録音 | ||
BMG(Melodiya) 74321-33214 |
“剛腕ジューコフが見せる意外な微笑み!” | ||
ネイガウス門下の逸材ジューコフも、日本ではスクリャービンの全集を完成させたことくらいしか認識されず、その骨張った顔つきのイメージもあってか、大音量で冷徹な演奏に徹する人と思われがちですが、さにあらず!単にそれだけの人だったら、プロコフィエフの「子供の音楽」3曲目のような、それこそ子供でも弾けそうなシンプルな曲に、こんなに深い詩情を込められるでしょうか?ジューコフは、この種のかわいらしい曲を芸術的なところにまで高めることにかけては、他の追随を許しません! |
「ロメオとジュリエット」(10曲)、「3つのオレンジへの恋」(3曲)、「シンデレラ」〜3つの小品、10の小品 前奏曲とフーガ(原曲:ブクステフーデ)、「シェエラザード」(原曲:R.コルサコフ)、ワルツ組曲(原曲:シューベルト) |
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レフ・ヴィノコウル(P) | デジタル録音 | ||
Arte Nova 74321-636362 (2CD) |
“鮮烈な説得力!プロコフィエフのピアノ編曲作品の全て!” | ||
ヴィノコウルは、なんと13歳で、ムラヴィンスキーの指揮でショスタコーヴィチの第2協奏曲を演奏するという栄誉を与えられた凄いピアニスト!鋭利に研ぎ澄まされたタッチを打楽器的に駆使しながら、背後に柔らかな詩情も感じさせ、フレージングも微妙な陰影を湛えていて伸びやか。まさに理想のピアニズムとはこのことです。中でも最大の聴きものは、全4楽章を9分にまとめた「シェエラザード」!最後は“難破”せずに、しっとりしたまま終わるところがミソ! |
ピアノ・ソナタ第2番ニ短調Op.14、第6番イ長調Op.82、サルカズムOp.17 | |||
マリエ=ノエル・ダミアン(P) | ステレオ録音 | ||
TUXEDO TUXCD-2016(1CD) |
“恐るべきヴォルテージで圧倒しまくり!” | ||
これは驚異的!、ただ指が良く回るだけでなく、鬼気迫る打楽器的タッチが異常な緊迫感を生んでおり、これらの曲を弾くためのピアニズムと言いたいほどです。硬質に研磨し尽くした打鍵も、耳を直撃!この呪縛、病みつきになる方も多いことでしょう。ダミアンは、ブリュッセル王立音楽院の教授を務めているそうですが、ちょっとこの才能は尋常ではありません。録音も極上! |
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